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■ セシル・トランブレイ来日記念!
2025年2月19日テイスティングセミナーレポート・・by oisy

 お忍びで・・と言うことでは無かったのですが、この2025年2月にひっそりと忍び足でセシルが来日してくれていました。
 少数人数でテイスティングセミナーを行うので是非・・という事で noisyをご招待してくれたのですが、時はまさに決算真っ最中・・新着も何とかこなさないといけない・・激務中と言うことで noisy は参加を断念・・残念でしたが・・。
 せっかくご招待してくれたので、「noisyは都合付かないけど oisy でも良いか?」と尋ねたら二つ返事でOKが出たので、oisy を派遣することに。
 まぁ・・日本初輸入の時から延々と扱わせていただいて、「こんなに凄い存在になられるとは!」・・とは思っていましたが・・(^^;;
 ただ行かせるのも癪なので、oisyにレポートを書いていただきました。
 1級畑だとばかり思っていたレ・ボーモン・バがグラン・クリュを名乗れる部分を含んでいて驚いた・・とか、醸造の時はどんな風に意識しながら行っているかとか・・
「梗の使用は料理に塩で味をつけるようなもの」
「料理人で例えるなら、プレスは火入れ」
などなど、感触や感覚の部分の細かい部分まで話してくれたようですよ。oisy渾身で書かせていただきました。セシルファンならずとも、ワインにご興味のある方ならきっと必見のコラムです!
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ニコラ・アルターレ

ニコラ・アルターレ

イタリア Nicholas Altare ピエモンテ
● ピエモンテの新しい生産者さんを紹介させていただきます。その名も・・

「ニコラ・アルターレ」

です。

「・・ん?・・アルターレって・・エリオ・アルターレの?」

と思われるかもしれませんが、ニコラのお爺さんとエリオの父が兄弟だと言うことで、アルターレ家の本家筋に当たるようです。なので、

「親類」

ですね。

 イケメンの若いお兄ちゃんなんですが、これがまた生きの良いワインを造るんですよ。乞うご期待!



■新世代が台頭するピエモンテのワイン界
 世界中で新しい世代にワイン造りが継承されていますが、それはピエモンテのワイン界も同様です。ドリアーニに本拠を置くニコラ・アルターレは1990 年生まれのミレニアル世代。2005 年に僅か15 歳で家業のブドウ栽培を引き継ぎました。ニコラは父を病気に陥れた農薬の使用を止め、栽培を完全にビオロジック転換。しかし、父の時代から2014 年まで全てのブドウを売却していたため、ニコラには醸造の経験が全くありませんでした。

■新時代のヴィーノ・ナトゥラーレ
 そこで、彼はピエモンテにおけるヴィーノ・ナトゥラーレのパイオニアであるフェルディナンド・プリンチピアーノの門を叩き、彼の下で栽培と醸造の修行を始めたのです。こうして経験を積んだニコラは2015 年、自分の理想とするワインを求め、自身の手でワイン造りを始めたのです。彼が目指したのは農薬や醸造添加物などを一切使わない真のヴィーノ・ナトゥラーレでした。

■カンティーナについて
 1990 年生まれのニコラ・アルターレは、父の病気により、2005 年、15 歳で家業のブドウ栽培を引き継ぐことになりました。ニコラは農薬が大嫌いでした。なぜなら、ニコラの父は化学薬品が原因で大きな病気になってしまったからです。そこで、ニコラは父に畑のビオロジックへの転換を進言します。最初は反対していた父もニコラの提案を受け入れてくれたため、
2005 年からカンティーナでは除草剤や殺虫剤の使用を完全に止め、ビオロジックによるブドウ栽培を始めました。しかし、カンティーナでは父の時代から2014 年まで、収穫したブドウは全て他の生産者に売却していました。当時のことを振り返り、ニコラは

「自分のブドウが他人に売られるのは心が引き裂かれる思いでした。」

と語っています。

 2012 年、結婚して二人の子供を設けたニコラは、自分の理想とするワインを造りたいと思うようになりました。しかし、醸造の経験がなかったため、家業のブドウ栽培と並行して、ピ
エモンテにおけるヴィーノ・ナトゥラーレのパイオニアであるフェルディナンド・プリンチピアーノの門を叩き、彼の下で栽培と醸造の修行を始めたのです。そこで経験を積んだニコラは、2015 年からカンティーナで栽培するブドウの売却を完全に止め、自分自身の手で理想とするワイン造りを始めたのです。ミレニアル世代のニコラが目指したのは、農薬や醸造添加物
などを一切使わない真のヴィーノ・ナトゥラーレでした。

 ニコラ・アルターレはエリオ・アルターレの甥にあたります。(厳密に言うと、ニコラ・アルターレの祖父とエリオ・アルターレの父(ジュゼッペ)が兄弟。日本語の親族の呼び名で「いとこ違い」になります。)

 そもそもアルターレ家はドリアーニが在所でした。エリオ・アルターレの祖父で、ニコラの曾祖父にあたるジュゼッペが1948 年にバローロのラ・モッラに移り住み、そこで畑を購入してカンティーナを創設したのがエリオ・アルターレのワイナリーの起源です。

 一方、ニコラの家系のアルターレ家は現在でもドリアーニに住み続けています。ニコラの自宅はドリアーニにあり、所有畑は自宅の周囲に広がっています。栽培面積は2.65 ヘクタール。ネッビオーロ、ドルチェット、バルベーラの3 品種を栽培しています。ドルチェットが2ha、ネッビオーロが0.38ha、バルベーラが0.27ha です。2015 ヴィンテージが初ヴィン
テージで、ドリアーニ(ドルチェット)のみが造られました。2017 ヴィンテージからはランゲ・ネッビオーロ、そして、2018 ヴィンテージからはランゲ・バルベーラも手掛け始めました。





2023 Vino Rosato
ヴィノ・ロザート

19264
自然派
ロゼ 辛口
イタリア
ピエモンテ
ニコラ・アルターレ

■エージェント情報
ドルチェット100%

 手摘みで収穫したブドウを完全に除梗して破砕し、果皮とともに一昼夜マセラシオン。圧搾後、ステンレスタンクで野生酵母のみで自発的なアルコール発酵。その後、コンクリートタンクでシュール・リーの状態で自発的なマロ発酵と熟成。SO2やその他の醸造添加物は一切加えずに醸造。収穫翌年の夏から秋に無清澄、ノンフィルターで瓶詰め。SO2は瓶詰め後のワインのネガティブな反応を避けるために、瓶詰め時に限り必要最小限のみ添加。
 2022ヴィンテージの総生産量1.600本。2024年7月時点のSO2トータルは39mg /l。アルコール度数は11度。
*エチケットのデザインは、家族共通の友人で、デザイナーでもあるSimone Gattoシモーネ・ガットが、ブドウの収穫を手伝っているニコラの二人の娘 を描いたものです。
750ML 在庫  完売   ご注文数   本
¥2,880 (外税) 
【春先にぴったり!冷ややかで瑞々しいドルチェット・ロザート!アフターに現れるあまやかさも堪りません⋯!】[ oisy wrote ]
[ oisy wrote ]
 ピュアでバランスの取れた素晴らしいロザートです!ニコラ・アルターレはドルチェットの扱いが本当に・・・上手いですね!

 えもすればキャンディのような、明るすぎる果実のニュアンスが出てしまうドルチェットですが、ニコラのドルチェットからはそのようなニュアンスは・・・全くありません!

 「冷ややかな」という印象自体、通常あまりドルチェットに抱かないかもしれませんが、しっかりと「冷ややか」で「ドライ」なエキスです。これだけ冷涼感が伴うと、ドルチェットの明るすぎるキャラクターは鳴りを顰め、「瑞々しい果実のエキス」のみを抽出してくれるんだとわかります。

 液体は非常にピュアでクリーン。ロザートとしては「赤」が綺麗に出ていますが、同時に「クリアー」でもあります。この「クリアーな瑞々しさ」がニコラのドルチェット一番の特徴かと思います。「グビッ」といきたくなるほど瑞々しいのに、果実の充足感があり、物足りなさが・・・ないんですよね・・・

 これにはツヤ感からもわかる通り、満ち足りたミネラリティと「良いぶどう」のピュアなエキス、そしてピュアで「快活な酸」がしっかりあるから成り立っている・・・!と強く感じます。

 そして飲み込んだ後の「還り」にはピュア果実の「あまやかさ」がフワッと戻ってきます!まるで

「ピュア果実の結晶」

・・・これが堪らない!ロゼでこのニュアンスがあるワインはそう多くはないはずです。ナチュールにカテゴライズされる造りであり、SO2も必要最小限ながらこれ以上ないほどに安定した造りなのも驚きです!

 まだ少し先ですが、桜の開花とともにご用意されてみてはいかがでしょうか?甘じょっぱい 桜の葉の塩漬けを巻いた桜餅との相性とか、良さそうな予感がします。さらにこの瑞々しさはロゼでありながら魚系との相性も良さそうです。鰆の塩焼きや、酢味噌で食べるホタルイカなんかも・・・いいんじゃないでしょうか!?これから春先にかけて一本持っておきたいロゼです。ぜひご検討ください!


[ noisy wrote ]
 以下は以前のレビューです。
--------
【・・あの・・黒くて茶色い姿しか思い浮かばないドルチェットから、赤色のドライな超エレガントな味わいのロゼが生まれるとは!・・これは旨いです!】
「これは・・ロゼなんでしょうか?・・赤ではないの?」

と疑問が出るんじゃないかと思うほど、果皮のニュアンス、美味しさをエレガントに閉じ込めた素晴らしい出来のロゼです。

 しかもこの2022年ものはドルチェットのみで仕込まれています。思うに・・余り深く熟させず、しかしちょうど良い収穫期を狙って収穫し破砕、丸一日掛けて葡萄を漬け込んで、フレッシュでエレガントな果皮のニュアンスを果汁に溶け出させてから圧搾し、醸造したものです。

 タンニンはほんの僅か・・気付かないレベルで存在していますが、それがまた・・実に質が良く、ちょっと赤ワインのニュアンスを感じさせてくれるんですね。

 そして葡萄のフレッシュさからの・・陽気で健康的なニュアンスと、渋くは無いけれど味幅を狭めないような微妙なレベルで漬け込んでいる・・その、

「塩梅の良さ!?」

が、この美味しいナチュール系ワインの「肝」だと感じます。

 だから軽快だけれど、そこそこに重みが有ります。でもそれって相当に難しいはず・・常に気を張っていないと・・目を離さないようにしていないと出来ないことだと思います。彼はちょっと見た目がヤンチャに見えますが・・相当細やかな神経の持ち主なのかな・・と想像しています。

 それにしても2~3代前は同じ・・と言うアルターレの家系だそうで、でも、たったそれだけで・・これほどまでに・・

「造りの系統は全く違う!」

のは驚きでも有ります。

 noisy は昔、エリオ・アルターレさんにはお会いしています。エリオさんのワインも大好きでした。まぁ・・安くはなかったですが大御所ですから・・お会いした時にはラ・ヴィッラのボトルを抱えて飲んでました。めちゃ美味しかったです~・・。

 ですが、このロゼのようにニコラ・アルターレの健康的でピュアでナチュラル感の高いビオ系の味わいも大好きです。決して「危うい感じには陥らない」レベルのナチュールですが、ワインの美しい色彩をも目で楽しみながら、

「あっけらかん」

とした・・でも結構に深い味わいを見せることに驚きを感じます。


 また、畑も素晴らしいですよね・・畝にレンゲソウや・・何でしょう?・・草花がしっかり生えています。時期が来たら土と一緒に掘り返すのでしょう。ある意味、ものすごい仕事量になりますから、所有畑が広かったり大きな造りでは成しえないワインだと思います。ぜひ飲んでみてください。超お勧めします!


2022 Dogliani
ドリアーニ

19265
自然派
赤 フルボディ
イタリア
ピエモンテ
ニコラ・アルターレ

■エージェント情報
ドルチェット100%

 手摘みで収穫したブドウを除梗して、ステンレスタンクで野生酵母のみで自発的にアルコール発酵。マセレーションはルモンタージュで約2週間。その後、引き続きコンクリートタンクでシュール・リーの状態で自発的なマロ発酵と熟成。SO2やその他の醸造添加物は一切加えずに醸造。収穫翌年の夏から秋に無清澄、ノンフィルターで瓶詰め。SO2は瓶詰め後のワインのネガティブな反応を避けるために、瓶詰め時に限り必要最小限のみ添加。
 2022ヴィンテージの総生産量9.200本。2024年7月時点のSO2トータルは53mg /l。アルコール度数は13度。
*エチケットは、アルターレの友人で、カッシーナ・タヴィンのエチケット・デザインを手掛けている(弊社のロゴも手掛けて頂きました)Gianluca Cannizzoジャンルカ・カニッゾのデザインによるものです。
750ML 在庫  完売   ご注文数   本
¥3,480 (外税) 
【上辺だけではない「果実の奥」から上がってくるエキスのあまやかさ、ドルチェットにして、ほのかな妖艶さあり!】[ oisy wrote ]
[ oisy wrote ]
「ニコラのドルチェットはめちゃくちゃ旨い!」

 ロザートも飲んで思いましたが、もうこれは間違いないと思います。ドルチェットの扱いが素晴らしいです。

 ドルチェットってなかなかどうして難しい品種だと思います。キャッチーなフローラルで独特の赤い果実のドルチェット香は、えもすればキャンディ香のようにハイトーンで鼻につく香りになってしまいます。で、そのハイトーンな香りが一度気になってしまうとその奥を覗きにいくのがなかなか難しくなってしまうんですよね。しかしニコラのドルチェットからはそのハイトーン過ぎる香りが・・・「全く」無いんです!

 非常にエキス的で果実のあまやかさがあり、香水のような妖艶さのある香り。まるでブルゴーニュワインのような香りです。黒を含んだ赤い果実で、深くから上がってくるような、上辺だけではない「果実の奥から」の香りがあります。ドルチェットでこのニュアンスが出せるんだ・・・

 味わいも基本ドライなんですが、果実のエキス感とピュアな果実味があるのでドライなのにあまやかさのある、素晴らしいバランスです!

 ドルチェットはやはり果実味一辺倒になりがちですが、ここには深みがあり、グラデーションのある果実の旨みとピュアなジューシー感があります。オイジー史上デイリークラスのドルチェットでは最も旨い、とっても過言では・・・ありません。

 また果実のニュアンスだけではなく、「森」や「土」のようなニュアンスがアクセントとして存在していて、それが複雑性を押し上げています。しっかりと深みもあるんですよね・・・

 「酸」のピュア感も素晴らしい。還りに感じる果実のあまやかさも「ピュアな酸の結晶」と捉えて間違いないかと思います。

 そしてやはりこれだけナチュラルな造りをしているのに全くの危なげがない、素晴らしい安定感。現時点で若干還元のニュアンスはありますが、現時点でも抜栓して30分ほどで無くなるレベルです。これもすぐに無くなるでしょう。

 ドルチェットもこのスタイルだとマリアージュの幅が


2022 Langhe Barbera
ランゲ・バルベーラ

19266
自然派
赤 フルボディ
イタリア
ピエモンテ
ニコラ・アルターレ

■エージェント情報
バルベーラ100%

 手摘みで収穫したブドウを除梗して、ステンレスタンクで野生酵母のみで自発的にアルコール発酵。マセレーションはルモンタージュで約3週間。その後、セメントタンクでシュール・リーの状態で自発的なマロ発酵と熟成。SO2やその他の醸造添加物は一切加えずに醸造。収穫翌年の夏から秋に無清澄、ノンフィルターで瓶詰め。SO2は瓶詰め後のワインのネガティブな反応を避けるために、瓶詰め時に限り必要最小限のみ添加。
 2022ヴィンテージの総生産量1.300本。2024年7月時点のSO2トータルは48mg /l。アルコール度数は13度。
750ML 在庫  完売   ご注文数   本
¥3,680 (外税) 
【残糖はほぼないのにドライな「キツさ」がない・・?極上なピュア感に惚れ惚れする成長も楽しみなエレガントバルベーラです!】[ oisy wrote ]
[ oisy wrote ]
 昨今のブルゴーニュ高騰から、一部ではネクストブルゴーニュを探せ!みたいな動きがあることをなんとなく感じています。とは言え、ブルゴーニュの個性と全く同じものは不可能ですが、これは・・・いいんじゃない?と思える産地がちらほらと見つかるようになってきました。そしてその中でもオイジーが最も可能性を感じるエリアの一つがピエモンテ、とりわけランゲ周辺であります・・・

 オイジーが知っていた10年前のピエモンテ、ランゲのワインというのはイタリアの中で言えば洗練された方の地域であったのかもしれませんが、やはりブルゴーニュと比べると「粗野」な印象を持つことが多かったです。

 しかしロアーニャをはじめ、その他造り手のワインを見るに非常に高いレベルで「洗練」されていると感じます。そしてこの一年試飲会やさまざまな場所でテイスティングをして「10年前とは全くの別物」として捉えた方が良い!という結論に至りました・・!

 とはいえネッビオーロばかり飲んでおりましたので、ニコラのワインを飲んで「ついに、洗練されたドルチェットやバルベーラにも出会った・・!!」と胸が高まりました・・

 このバルベーラは非常にドライです。「残糖はほぼ無い」といって差し支えないかと思います。昔のドライなワイン(残糖がほぼ無いワイン)というのはタンニンと絡み、舌がすぼむような、「キシッ・・」とするような、ネガティブなドライさがあったと思うんです。しかし昨今の良い造り手に見受けられる、ピュアな果実のエキスを極めて丁寧に抽出したワインには、これほど残糖がなくともドライ(舌がすぼむような)には感じさせないものがあります。

 ドライな中にキレイに積層された果実エキスがあり、これは明らかにピュアで健康な果実があってこそだと思います。エキスは赤~深い赤へのグラデーションがあり、透明感と輝きのあるミネラリティを持っています。そこにバルベーラ特有フラワリーなスミレのような香りが加わり、冷ややかでチェリッシュな質感の良い酸があります。

 この造りとミネラリティ・・・少し寝かせたら面白


2022 Langhe Nebbiolo
ランゲ・ネッビオーロ

19267
自然派
赤 フルボディ
イタリア
ピエモンテ
ニコラ・アルターレ

■エージェント情報
ネッビオーロ100%

 手摘みで収穫したブドウを除梗して、ステンレスタンクで野生酵母のみで自発的にアルコール発酵。マセレーションはルモンタージュで約3週間。その後、スロヴェニアンオークの大樽でシュール・リーの状態で自発的なマロ発酵と熟成。SO2やその他の醸造添加物は一切加えずに醸造。収穫翌年の夏から秋に無清澄、ノンフィルターで瓶詰め。SO2は瓶詰め後のワインのネガティブな反応を避けるために、瓶詰め時に限り必要最小限のみ添加。
 2022ヴィンテージの総生産量2.000本。2024年7月時点のSO2トータルは42mg /l。アルコール度数は12.5度。
750ML 在庫  完売   ご注文数   本
¥4,780 (外税) 
【これぞ「ランゲ・ネッビオーロの最適解」!? エキスに富んだネッビオーロの旨さは半端ない!】[ oisy wrote ]
[ oisy wrote ]
 なんでしょう・・最近のネッビオーロってこんなに旨いんでしょうか・・?

 とりわけランゲのネッビオーロが非常に「旨く」なっていると感じます。これには二つの要素があると思っておりまして、一つはやはり「温暖化」による影響かなと。10年前のランゲ・ネッビオーロはやはり酸の角が経ち、どこかギスギスした感じも持ち合わせていたように思うんですが、その辺のニュアンスが皆無なんですよね。これは別にニコラに限らず、ランゲの良い造り手に共通するんですが、やはりこれは熟度が上がることによって、バローロのように長期の熟成をせずともネッビオーロのエレガンスの表現ができるようになってきた・・?などということもありえるのでは無いかと思います。

 もう一つは「造り手の変化」であると思います。恐らくこっちの方が影響が大きい。やはりしっかりしたボディ感のある造りからブルゴーニュ的な、エレガントな造りに変化している造り手が多いように感じます。ネッビオーロの渋みを抽出し過ぎることなく、骨格を支えるに留まり、結果として非常にバランスの良いワインになっているのではないかと。言うてもピエモンテはブルゴーニュから3、400kmしか離れていません。東京から名古屋くらいの距離ですから、ワイン作りにおいても文化的な交流がより盛んになっていてもおかしくないと思います。

 「淡い」。

このワインを見たときのファーストインプレッションは多くの人がそう感じる色合いだと思います。ただし薄いわけではありません。非常に中身のある、ミネラリティの充実した淡さです。今時点で旨いですが、熟成のポテンシャルも十二分にあります。

 味わいはドライです。ニコラのワインは基本的に残糖をあまり残さないスタイルなんでしょうね。ブルゴーニュで言えば、ギイヤールとかのスタイルに近いかもしれません。しかし果実のエキス感からのあまやかさがありますので、「ドライゆえのキツさ」みたいなものはありません。

 酸も冷ややかで、冷涼感に富んでいるのですが、「濡れ感」といいますか「しっぽり感」が備わっており、非常に


2022 Vino Rosato
ヴィノ・ロザート

18136
自然派
ロゼ 辛口
イタリア
ピエモンテ
ニコラ・アルターレ

■エージェント情報
ドルチェット100%

 手摘みで収穫したブドウを完全に除梗して破砕し、果皮とともに一昼夜マセラシオン。圧搾後、ステンレスタンクで野生酵母のみで自発的なアルコール発酵。その後、コンクリートタンクでシュール・リーの状態で自発的なマロ発酵と熟成。SO2やその他の醸造添加物は一切加えずに醸造。収穫翌年の夏から秋に無清澄、ノンフィルターで瓶詰め。SO2は瓶詰め後のワインのネガティブな反応を避けるために、瓶詰め時に限り必要最小限のみ添加。
2022ヴィンテージは9/6に収穫。総生産量1.000本。2023年6月時点のSO2トータルは65mg /l。アルコール度数は11.5度。
750ML 在庫  完売   ご注文数   本
¥2,680 (外税) 
【・・あの・・黒くて茶色い姿しか思い浮かばないドルチェットから、赤色のドライな超エレガントな味わいのロゼが生まれるとは!・・これは旨いです!】
「これは・・ロゼなんでしょうか?・・赤ではないの?」

と疑問が出るんじゃないかと思うほど、果皮のニュアンス、美味しさをエレガントに閉じ込めた素晴らしい出来のロゼです。

 しかもこの2022年ものはドルチェットのみで仕込まれています。思うに・・余り深く熟させず、しかしちょうど良い収穫期を狙って収穫し破砕、丸一日掛けて葡萄を漬け込んで、フレッシュでエレガントな果皮のニュアンスを果汁に溶け出させてから圧搾し、醸造したものです。

 タンニンはほんの僅か・・気付かないレベルで存在していますが、それがまた・・実に質が良く、ちょっと赤ワインのニュアンスを感じさせてくれるんですね。

 そして葡萄のフレッシュさからの・・陽気で健康的なニュアンスと、渋くは無いけれど味幅を狭めないような微妙なレベルで漬け込んでいる・・その、

「塩梅の良さ!?」

が、この美味しいナチュール系ワインの「肝」だと感じます。

 だから軽快だけれど、そこそこに重みが有ります。でもそれって相当に難しいはず・・常に気を張っていないと・・目を離さないようにしていないと出来ないことだと思います。彼はちょっと見た目がヤンチャに見えますが・・相当細やかな神経の持ち主なのかな・・と想像しています。

 それにしても2~3代前は同じ・・と言うアルターレの家系だそうで、でも、たったそれだけで・・これほどまでに・・

「造りの系統は全く違う!」

のは驚きでも有ります。

 noisy は昔、エリオ・アルターレさんにはお会いしています。エリオさんのワインも大好きでした。まぁ・・安くはなかったですが大御所ですから・・お会いした時にはラ・ヴィッラのボトルを抱えて飲んでました。めちゃ美味しかったです~・・。

 ですが、このロゼのようにニコラ・アルターレの健康的でピュアでナチュラル感の高いビオ系の味わいも大好きです。決して「危うい感じには陥らない」レベルのナチュールですが、ワインの美しい色彩をも目で楽しみながら、

「あっけらかん」

とした・・でも結構に深い味わいを見せることに驚きを感じます。


 また、畑も素晴らしいですよね・・畝にレンゲソウや・・何でしょう?・・草花がしっかり生えています。時期が来たら土と一緒に掘り返すのでしょう。ある意味、ものすごい仕事量になりますから、所有畑が広かったり大きな造りでは成しえないワインだと思います。ぜひ飲んでみてください。超お勧めします!


2021 Dogliani
ドリアーニ

18137
自然派
赤 フルボディ
イタリア
ピエモンテ
ニコラ・アルターレ

■エージェント情報
ドルチェット100%

 手摘みで収穫したブドウを除梗して、ステンレスタンクで野生酵母のみで自発的にアルコール発酵。マセレーションはルモンタージュで約2週間。その後、引き続きコンクリートタンクでシュール・リーの状態で自発的なマロ発酵と熟成。SO2やその他の醸造添加物は一切加えずに醸造。収穫翌年の夏から秋に無清澄、ノンフィルターで瓶詰め。SO2は瓶詰め後のワインのネガティブな反応を避けるために、瓶詰め時に限り必要最小限のみ添加。
2021ヴィンテージは9/14に収穫。総生産量15.000本。2023年6月時点のSO2トータルは54mg /l。アルコール度数は13度。
*エチケットは、アルターレの友人で、カッシーナ・タヴィンのエチケット・デザインを手掛けている(弊社のロゴも手掛けて頂きました)Gianluca Cannizzoジャンルカ・カニッゾのデザインによるものです。
750ML 在庫  完売   ご注文数   本
¥3,280 (外税) 
【めちゃ美味しいです・・軽やかで高く伸びて行く自然なアロマが素晴らしいです!ようやくイタリアンもエキス系が大流行り??】
 どうでしょう?・・ニコラ・アルターレを飲んで直ぐにイタリアを感じられるとするなら、相当の猛者か・・余り飲んで来てないか・・すみません・・(^^;;

 まぁ・・noisy なら・・ちょっと時間を掛けてイタリア北部と答えられるかもしれませんが、瞬間で判断してしまうと・・フランスのどこどこ・・と言いだしかねないかもしれません。

 イタリアワインの多くはそれなりに抽出が強いし・・葡萄も良く熟しますから、フレーヴァーもそれなりに濃密になります。その頭でいますと・・フランスと言い兼ねない訳ですね。

 そもそもエレガント系とか、エキス系とかを言い始めたのは noisy ですから・・いや、濃ゆ~いワインも嫌いじゃ無いんですが、それよりも「美しい系」が好きなので、「何とか系」の体系を言い始めた訳です。そしていつの間にか時代が noisy に追い付いたのか、ブルゴーニュワインは全世界で大人気になるわ、濃くて甘いワインは不人気の方向へ進み始めるわ・・、海外メディアさえエレガント系に高い評価を付けるようになるわ・・いや、

「追い付いたのではなく・・完全に追い抜かれた」

のかもしれませんが・・。

 ただしこれは日本人的な感性が長きに渡って輸出され、それが海外の人々に受け入れられた証拠だと・・思うんですね。昨今の日本のインバウンド人気は本物で、日本人になりたい外国人が大挙して来日しています。食べ物は美味しいし水はタダだし人間は優しいし危険は危なく無いし・・(^^;; 、しかも円は弱いから大金持ちになったような気持ちになるのかもしれません・・もっともそのうちの幾つかは勘違い・・と言うこともあるかもしれませんが。

 で、イタリアでこのようなワインが生まれるのも、結局必然だったと・・思うんですね。

 決して無理に濃くはせず、自然と仲良く、ちょうど良い「塩梅」にして、その元も味わいを大事にする・・和食の味わいですね。

 で、このドルチェットによるドリアーニですが、ま~・・我々が良く知る「ドルチェット・なんとか」とはもう・・圧倒的に異なります。一言でいえば・・

「美しいエキス!」

です。

 もちろん、テクスチュアも美しいです。ざらつく・・なんてことはありません。非常に滑らかです。言ってしまえば・・これも和食です。美しい味わいの出汁を引いたお料理そのものです。

 ですから、様々なお料理にもバッチリ合うと思います。お寿司でも・・良いんじゃないかと・・

「イタリアワインでお寿司?・・マジすか?」

と思われるかもしれませんが、新鮮なネタでマリアージュさせたら、とても美味しいと思いますよ・・よっぽど匂いが特徴の食材で無い限り。

 ですから・・このところのユーロ高がうらめしいんですね。これ、1年半前だったら2600~2800円で仕上がったはずです。為替も天井を付けた感じがしますので、これ以上は弱くはならないと想像していますが・・。

 鈍重ではなく、軽やかで、エキスが綺麗に出た、美しい系、エレガント系のドルチェットです。どうぞよろしくお願いいたします。お勧めです!



 以下は以前のレヴューです。
-----
【かなり本格派!?・・スパイシーで縦伸び系・・これから膨らみを得てどんどん美味しくなってくるはずです!】

 ドリアーニです。一般にはドルチェット・ディ・ドリアーニと言うD.O.C.G.ワインになります。

 このニコラさん、ちゃんとD.O.C.G.を申請してクリアしているんですね。昨今の自然派の方々は、

「そんなの関係ね~」(注:古っ)

とばかりに、余り縛られたくない・・自由・・を言いたいのかもしれませんが、ニコラさんのお父さんも農薬で病気になったのを見ているだけに、

「農薬は使わないナチュールで仕上げる。でもやるべきことはちゃんとやる。SO2 も出来る限り減らす。」

と言うような意志が感じられますね。結構、ちゃんとした方なのかなぁ・・と思っています。

 造り手紹介のコラムの一番下の写真・・・良いですね・・ちゃんと基本をやる方なんですね・・。この後、草花をすき込むんですね・・。

 飲ませていただきました。結構に男っぽくごつさも在る感じ・・でも外向さはちゃんと有って、ナチュールらしい柔らかさも感じます。

 スパイシーで・・これは土壌由来のアロマかな?・・と思えるような複雑なミネラリティ構成による味わい、アロマを感じます。

 透明なミネラリティがかなりしっかり有って・・例えばあの六角形の水晶原石をイメージさせるような縦伸び系です。

 ただし、入荷は2021年11月初旬、テイスティングも同時期に行っていますので、そろそろ飲み始めて良い頃だと思います。縦伸びだけでなく、横にも膨らみ始めると思います。

 味わいは完全にエキスになっている感じで、非常に好ましいです。エリオ・アルターレ風の濃密な感じにはなっていないですね・・。

「全く異なる」

とも言えると思います。

 以前、エリオ・アルターレさんの御子息が造られた、ビオ系の白・・をご案内したことが有りました。ラシーヌさんから仕入れたものでした。

 届いた当初は・・

「。。・・なんだ・・ごりゃ?」

とバッキバキでバランスが滅茶苦茶、まるで正体不明で何も判断できなかったんですが、半年ほど置いて再テイスティングしてみましたら・・偉い美味しくなっていました。

「エリオの息子さんも自然派で頑張るのか・・」

と安心していましたところ、ラシーヌさんとの折り合いが悪く成ってしまい・・他のインポーターさんに移ってしまったんですね。残念でしたが仕方が有りません。難しいですね・・


 ですが、アルターレ家の本家筋の若者が、また新しいトライをしてくれています。是非飲んでみて下さい。結構に複雑性を持った縦伸び系ドリアーニです。お勧めします。



2021 Langhe Barbera
ランゲ・バルベーラ

18138
自然派
赤 フルボディ
イタリア
ピエモンテ
ニコラ・アルターレ

■エージェント情報
バルベーラ100%

 手摘みで収穫したブドウを除梗して、ステンレスタンクで野生酵母のみで自発的にアルコール発酵。マセレーションはルモンタージュで約3週間。その後、セメントタンクでシュール・リーの状態で自発的なマロ発酵と熟成。SO2やその他の醸造添加物は一切加えずに醸造。収穫翌年の夏から秋に無清澄、ノンフィルターで瓶詰め。SO2は瓶詰め後のワインのネガティブな反応を避けるために、瓶詰め時に限り必要最小限のみ添加。
2021ヴィンテージは9/25に収穫。総生産量2.500本。2023年6月時点のSO2トータルは50mg /l。アルコール度数は13度。
750ML 在庫  完売   ご注文数   本
¥3,580 (外税) 
【エリオ・アルターレもニコラ・アルターレも何故か・・バルベーラが超旨い!・・味筋は全く異なりますが!】
 エリオ・アルターレと言えば、丘の頂上の最も良いと思われる畑に植えたバルベーラで造る「ラリジ」が有名です。濃密で脳幹直結の、ズキンと来るような果実の味わいです。

 このニコラ・アルターレのバルベーラは低域から高域まで・・グラデュエーションを持っているかのような、バルベーラ本来のピュアな味わいを感じさせてくれる、これまた素晴らしい出来のランゲ・バルベーラです。

 低域もちゃんと在りながらも大きな張り出しは無く、中域にかけて横へと膨らみ、高域に掛けてまた徐々に帯域を狭めながら、果実、花、蕾、緑の弦を感じさせてくれる優れものです。

 また色彩もそれなりには濃く見えますが、充実してはいても濃いとは言えないレベルです。瑞々しく、ピュアでナチュラル感がしっかり在り、そして・・

「超ドライ!」

なんですね。甘さには、まったく頼らない構成・・素晴らしいです!

 もちろん、エキス系で美しい系です。エレガントさはありますが、ドルチェットのドリアーニほどではありませんで、果実感をしっかり持っている分・・エレガントさと言う部分は抑え気味です。

 しなやかでテクスチュア良く、伸びやかです。普段飲むのはこんなワインが良いんですよね・・と思っていたら、間違えて2本も開けちゃいました。エチケッタが似ているので・・持ち帰った時には気付いたんですが・・美味しいからまぁ・・良いか・・と。赤い味わいがしっかり在り、ドライなのにしっかりバランスの取れた旨味を持ち、非常に瑞々しいです。

 そして・・ワインが冷えた場合ですね。冬のこの季節、どうしても品温が下がります。

 甘さと言いますか、残糖分がそれなりに在りますと冷えてもそれが支えてくれますので何とかなる訳ですが、少ないとなりますと・・冷えるのは厳しい訳です。

 ところがですね・・このランゲ・バルベーラが持つ「酸の構成バランス」が優れるために、冷え目の状態でも美味しく飲めちゃうんですね・・。

 素晴らしい出来だと思います。まだニコラ・アルターレを飲んだことが無ければ・・価格もリーズナブルです。飲んでみてください。超お勧めします!




 以下は以前のレヴューです。
-----
【今回ご案内のニコラ・アルターレのワインで、今飲んで一番美味しいのはこれ!】

 これは良いですね~・・元気いっぱい!若さが漲る!・・でもちゃんとしてる・・(笑

 余り言いたくないんですが、ちゃんとしてる若者たちと、ちょっとどうなの?・・と思ってしまう若者たちとの落差が激しい感じがします・・。

 そうは言っても・・

「それって年齢、関係ねえんじゃね?」

と言われてしまえば、

「・・確かに・・(自省の念を含めて)」

と言わざるをえず自爆してしまう訳ですが・・。


 どうも・・マニュアルに無いことはできない・・とか、しなくて良い・・と思ってしまうのか・・、周りの人とうまくやろうとか・・は思わない方が増えているような気がします。(自身も含めて・・ですよ。)

 色々と観察していれば、一つくらいは何かに気付くものです。勿論気付かずにスルーしてしまって・・

「・・あ・・ああ・・」

みたいなことは多々ある訳ですが。


 ですが、このニコラ君、こんなワインが造れるのね~・・と、嬉しくなってしまうような味わいなんですね。

 ま~・・マニュアルなんかないでしょう。プリンチピアーノで修行したようですが、「気付き」が無ければこんなに素晴らしくピュアでナチュラルで外向的な味わいの「プリン」とした弾ける果実が美味しいワインなんて・・造れるわけがないと思ってしまうんですね。

 なので、このワインは是非飲んでみて欲しいですね。ドリアーニは少しゆっくり目に、休め気味に飲み、ネッビオーロは温度を高めに持って行って楽しむか、少し熟成させた後に飲むか・・が正しいかと思います。

 このニコラ・アルターレの写真を見ていると、結構にビオな栽培だと思われます。醸造はハイブリッドな感じ?・・清潔感バッチリで、でもピエモンテの歴史も大事にする・・大樽を使うなんて、中々若い方には・・特に自分で始めた方には難しいことだと思うんですね。

 トライをする・・だけれどそれにはきちんとした裏付けが必要・・それを得るには普段からの観察から得るものが必要で、それを覚えていて次に生かす能力を養わなければいけないかと思うんですね。

 こんなお若い方・・ちょっと応援したくなってしまいました。是非飲んでみて下さい。偉い旨いです!


2021 Langhe Nebbiolo
ランゲ・ネッビオーロ

18139
自然派
赤 フルボディ
イタリア
ピエモンテ
ニコラ・アルターレ

■エージェント情報
ネッビオーロ100%

 手摘みで収穫したブドウを除梗して、ステンレスタンクで野生酵母のみで自発的にアルコール発酵。マセレーションはルモンタージュで約3週間。その後、スロヴェニアンオークの大樽でシュール・リーの状態で自発的なマロ発酵と熟成。SO2やその他の醸造添加物は一切加えずに醸造。収穫翌年の夏から秋に無清澄、ノンフィルターで瓶詰め。SO2は瓶詰め後のワインのネガティブな反応を避けるために、瓶詰め時に限り必要最小限のみ添加。
 2021ヴィンテージは10/8に収穫。総生産量3.000本。2023年6月時点のSO2トータルは57mg /l。アルコール度数は13度。
750ML 在庫  完売   ご注文数   本
¥4,650 (外税) 
【2021年もののネッビオーロ・・と若いのに、美味しく飲めてしまう!・・エキスの美味しさが光るニコラ・アルターレならではの味わいでしょう!】
 バローロから・・いや、バローロと言っても結構に広域ですから、どこから計測するかにもよりますが、バローロから6~7キロメートルほど南に行ったところに「ドリアーニ」は有ります。飲んでみますと・・ランゲ・ネッビオーロですが、バローロとバルバレスコの中間的な印象・・かな・・と感じます。

 彼のワインのアイテム中では抽出はしっかりされている方だと思うんですが、なんと・・今飲んでも美味しいんですよね・・。

 多くのランゲのネッビオーロ、バローロやバルバレスコなども含めてですが、種の大きなネッビオーロのタンニンをどう処理するか?・・が問題になる訳です。バローロやバルバレスコは、その対応として・・醸造~熟成してからリリースまでの時間を長くとることで対応しました。造り手によりましては、新樽を多く使ったり、ロータリーファルメンターで種をつぶさないように醸造するなど・・もあります。

 ですが、ニコラ・アルターレの場合そんな手段は全く必要とせず、

「葡萄の質を上げ、軽やかに仕上げる」

ことで乗り切っていると感じます。

 ですので、エリオ・アルターレ系のバリック由来の緩やかな酸化をもたらしたやや黒っぽさの入る味わいでは無く、ピュアさを感じさせつつ、タンニンもあるが非常に優しく、かつ、質が良いです。もちろん、熟成期間もバローロなどに比較しますと超短いですから、そんなピュアな味わいにもなりうる訳なのでしょう。

 そして・・複雑性ですね。ちょっとバルバレスコライクな軽やかさをかんじさせます。大樽での熟成ですから・・滑らかにはなったとしても、熟成感はそんなに出ないのでしょう。しかし、

「非常に味わい深い!」

です。ほんのりとキノコっぽい感じもしますし、若い果実のニュアンスと、時間の経過で良く熟した果実のニュアンスにも、ややジャミーさも出てきます。

 そして何より・・

「とてもエレガント!」

です。

 エリオ・アルターレやガイヤのバローロを初めて飲んだ時には、頭を殴られるようなショックを受けました。

「こんなに凄いワインがあるのか・・」

と感じたものです。そして、エレガント系・・大樽系のバローロを一緒に飲むと、

「・・ん・・なんて渋いんだ・・」

とも思いました・・(^^


 しかし noisy もまた、そんなパワフルなバローロも好きですが、大樽系のゆったりとした味わいのバローロに・・いつの間にか、心を惹かれるようになってました。


 その部分から言いましても、

「その中間・・もしくは大樽系寄り」

です・・まぁ・・大樽ですから至極当然なのかもしれません。

 そのタンニンの質、その処理の見事さから、ディテールが凄く良く見えます。そして美しいし・・飲み進めますとどんどん複雑になって行きます。飲んで見てください。バローロ、バルバレスコと渡り合えるネッビオーロです。お勧めします!


 以下は以前のレヴューです。
-----
【こんなに可愛らしい娘っ子がいたら・・お父さん、頑張らない訳には行かないよね・・中々の本格的な仕上がりです!】

 ランゲ・ネッビオーロです。

「・・ん・・頑張ってるなぁ・・」

と、飲んでシミジミ感じます。味わいがシミジミしている訳では有りません。

 それに、

「ナチュラルにネッビオーロを仕上げると・・そう、こうなるよね・・」

 と、いとも簡単に判る味わいです。あ、決して貶している訳では無く、良い意味で言っています。

 元々ネッビオーロは種子が大きいですから、潰して醸造するとタンニンが出易い・・。タンニンが出ると熟して丸くならないと渋い。

 だからこそ、エリオ・アルターレは先祖伝来の大樽を父の前で壊したんですね。そして、そのタンニンを和らげるために・・緩やかな酸化を得るために新樽で仕上げた訳です。

 ですが、本当にそれだけだったのか?

 大樽は使い様だと思うんですね。清潔に・・雑菌が繁殖しないように・・と言う視点が必要ですから、より小回りの利くバリックを使用したと言うことも言えるでしょう。

 そのエリオの兄が、このニコラのお爺さんと言うのも中々に面白い・・(^^ 時代の流れって・・たった半世紀で大きく変わってしまうんですね。

 自然酵母でステンレス・・そこから大樽熟成と言う流れが、非常に良く見える味わいです。

 パキッとした輪郭が有り、タンニンも柔らかく質が良いものの決して少なくは無い・・しかし、味わい、アロマとも、非常に好ましい外向さを持っています。

 ドルチェットやバルベーラのグラスの写真を見ていただけますと判りやすいですが、

「ネッビオーロは淡い色合い」

ですよね?


 昨今はお間違いの方が多いんですが、ネッビオーロは皮は決して厚くはなく、濃い色のワインになる訳では無いんですね。エリオ・アルターレと同じバローロ・ボーイズだったサンドローネのネッビオーロは濃いですし、サイのエチケットのネッビオーロも・・濃いので、ネッビオーロは濃い色=果皮が厚いと思われていらっしゃるかもしれませんが違います。

 果皮は薄くて病害に弱い・・ピノ・ノワールと同じような性質を持っているんですね・・種子はネッビオーロの方が大きくタンニン分が豊かだと思います。


 今飲みますと、比較高い温度に持っていって・・16~17度位でしょうか、ちょうど良い感じで脹らんでくれます。それより低いと少しタンニンが前に出ます。ピュアさとナチュラルさを持ち、So2 の少なさが身体への余分な負担を感じさせない・・酔い覚めも軽いです。

 これは少し熟成させたら面白いと思いますよ。重厚では無いものの適度な重さと外向さが、今までの・・あっけらかんとしたネッビオーロに出会えなかったシュチュエーションを変えてくれるでしょう。ニコラ・アルターレ..飲んでみる価値はたっぷりです。お勧めします!


2019 Langhe Nebbiolo
ランゲ・ネッビオーロ

16410
自然派
赤 フルボディ
イタリア
ピエモンテ
ニコラ・アルターレ

■エージェント情報
ネッビオーロ100%
 手摘みで収穫したブドウは100%全房で、温度管理を行わずに、ステンレスタンクで野生酵母のみで自発的にアルコール発酵。マセレーションはルモンタージュで約3週間。その後、スロヴェニアンオークの大樽でシュール・リーの状態で自発的なマロ発酵と熟成。SO2やその他の醸造添加物は一切加えずに醸造。収穫翌年の夏から秋に無清澄、ノンフィルターで瓶詰め。SO2は瓶詰め後のワインのネガティブな反応を避けるために、瓶詰め時に限り必要最小限のみ添加。2019ヴィンテージは10/12に収穫。総生産量2.700本。2021年6月時点のSO2トータルは53mg /l。アルコール度数は13度。
750ML 在庫  完売   ご注文数   本
¥3,980 (外税) 
【こんなに可愛らしい娘っ子がいたら・・お父さん、頑張らない訳には行かないよね・・中々の本格的な仕上がりです!】
 ランゲ・ネッビオーロです。

「・・ん・・頑張ってるなぁ・・」

と、飲んでシミジミ感じます。味わいがシミジミしている訳では有りません。

 それに、

「ナチュラルにネッビオーロを仕上げると・・そう、こうなるよね・・」

 と、いとも簡単に判る味わいです。あ、決して貶している訳では無く、良い意味で言っています。

 元々ネッビオーロは種子が大きいですから、潰して醸造するとタンニンが出易い・・。タンニンが出ると熟して丸くならないと渋い。

 だからこそ、エリオ・アルターレは先祖伝来の大樽を父の前で壊したんですね。そして、そのタンニンを和らげるために・・緩やかな酸化を得るために新樽で仕上げた訳です。

 ですが、本当にそれだけだったのか?

 大樽は使い様だと思うんですね。清潔に・・雑菌が繁殖しないように・・と言う視点が必要ですから、より小回りの利くバリックを使用したと言うことも言えるでしょう。

 そのエリオの兄が、このニコラのお爺さんと言うのも中々に面白い・・(^^ 時代の流れって・・たった半世紀で大きく変わってしまうんですね。

 自然酵母でステンレス・・そこから大樽熟成と言う流れが、非常に良く見える味わいです。

 パキッとした輪郭が有り、タンニンも柔らかく質が良いものの決して少なくは無い・・しかし、味わい、アロマとも、非常に好ましい外向さを持っています。

 ドルチェットやバルベーラのグラスの写真を見ていただけますと判りやすいですが、

「ネッビオーロは淡い色合い」

ですよね?


 昨今はお間違いの方が多いんですが、ネッビオーロは皮は決して厚くはなく、濃い色のワインになる訳では無いんですね。エリオ・アルターレと同じバローロ・ボーイズだったサンドローネのネッビオーロは濃いですし、サイのエチケットのネッビオーロも・・濃いので、ネッビオーロは濃い色=果皮が厚いと思われていらっしゃるかもしれませんが違います。

 果皮は薄くて病害に弱い・・ピノ・ノワールと同じような性質を持っているんですね・・種子はネッビオーロの方が大きくタンニン分が豊かだと思います。


 今飲みますと、比較高い温度に持っていって・・16~17度位でしょうか、ちょうど良い感じで脹らんでくれます。それより低いと少しタンニンが前に出ます。ピュアさとナチュラルさを持ち、So2 の少なさが身体への余分な負担を感じさせない・・酔い覚めも軽いです。

 これは少し熟成させたら面白いと思いますよ。重厚では無いものの適度な重さと外向さが、今までの・・あっけらかんとしたネッビオーロに出会えなかったシュチュエーションを変えてくれるでしょう。ニコラ・アルターレ..飲んでみる価値はたっぷりです。お勧めします!


2019 Langhe Barbera
ランゲ・バルベーラ

16409
自然派
赤 フルボディ
イタリア
ピエモンテ
ニコラ・アルターレ

■エージェント情報
品種:バルベーラ100%
地質:粘土土壌
樹齢:55 年
植樹比率:5000 本/ha
向き:西
標高:300~350 メートル
剪定法:ギヨ式
醸造:手摘みで収穫したブドウは100%全房で、温度管理を行わずに、ステンレスタンクで野生酵母のみで自発的にアルコール発酵。マセレーションはルモンタージュで約3 週間。その後、セメントタンクでシュール・リーの状態で自発的なマロ発酵と熟成。SO2 やその他の醸造添加物は一切加えずに醸造。収穫翌年の夏から秋に無清澄、ノンフィルターで瓶詰め。SO2 は瓶詰め後のワインのネガティブな反応を避けるために、瓶詰め時に限り必要最小限のみ添加。
2019 ヴィンテージは9/20 に収穫。総生産量2.200 本。2021 年6 月時点のSO2 トータル
は60mg /l。アルコール度数は13.5 度。
味わい:ミディアムのルビーレッドの色合い。酸味のあるチェリー、リコリス、ブラックベリー、ドライハーブ、黒胡椒などの香り。サグロ、ラズベリーなどの赤い果物のエレガントな味わい。⾧い余韻。
750ML 在庫  完売   ご注文数   本
¥3,080 (外税) 
【今回ご案内のニコラ・アルターレのワインで、今飲んで一番美味しいのはこれ!】
 これは良いですね~・・元気いっぱい!若さが漲る!・・でもちゃんとしてる・・(笑

 余り言いたくないんですが、ちゃんとしてる若者たちと、ちょっとどうなの?・・と思ってしまう若者たちとの落差が激しい感じがします・・。

 そうは言っても・・

「それって年齢、関係ねえんじゃね?」

と言われてしまえば、

「・・確かに・・(自省の念を含めて)」

と言わざるをえず自爆してしまう訳ですが・・。


 どうも・・マニュアルに無いことはできない・・とか、しなくて良い・・と思ってしまうのか・・、周りの人とうまくやろうとか・・は思わない方が増えているような気がします。(自身も含めて・・ですよ。)

 色々と観察していれば、一つくらいは何かに気付くものです。勿論気付かずにスルーしてしまって・・

「・・あ・・ああ・・」

みたいなことは多々ある訳ですが。


 ですが、このニコラ君、こんなワインが造れるのね~・・と、嬉しくなってしまうような味わいなんですね。

 ま~・・マニュアルなんかないでしょう。プリンチピアーノで修行したようですが、「気付き」が無ければこんなに素晴らしくピュアでナチュラルで外向的な味わいの「プリン」とした弾ける果実が美味しいワインなんて・・造れるわけがないと思ってしまうんですね。

 なので、このワインは是非飲んでみて欲しいですね。ドリアーニは少しゆっくり目に、休め気味に飲み、ネッビオーロは温度を高めに持って行って楽しむか、少し熟成させた後に飲むか・・が正しいかと思います。

 このニコラ・アルターレの写真を見ていると、結構にビオな栽培だと思われます。醸造はハイブリッドな感じ?・・清潔感バッチリで、でもピエモンテの歴史も大事にする・・大樽を使うなんて、中々若い方には・・特に自分で始めた方には難しいことだと思うんですね。

 トライをする・・だけれどそれにはきちんとした裏付けが必要・・それを得るには普段からの観察から得るものが必要で、それを覚えていて次に生かす能力を養わなければいけないかと思うんですね。

 こんなお若い方・・ちょっと応援したくなってしまいました。是非飲んでみて下さい。偉い旨いです!


2019 Dogliani
ドリアーニ

16408
自然派
赤 フルボディ
イタリア
ピエモンテ
ニコラ・アルターレ

■エージェント情報
品種:ドルチェット100%
地質:粘土土壌
樹齢:50 年
植樹比率:5000 本/ha
向き:南西
標高:300~350 メートル
剪定法:ギヨ式
醸造:手摘みで収穫したブドウは100%全房で、温度管理を行わずに、ステンレスタンクで野生酵母のみで自発的にアルコール発酵。マセレーションはルモンタージュで約2 週間。その後、引き続きステンレスタンクでシュール・リーの状態で自発的なマロ発酵と熟成。SO2やその他の醸造添加物は一切加えずに醸造。収穫翌年の夏から秋に無清澄、ノンフィルターで瓶詰め。SO2 は瓶詰め後のワインのネガティブな反応を避けるために、瓶詰め時に限り必要最小限のみ添加。

 2019 ヴィンテージは9/17 に収穫。総生産量14.000 本。2021 年6 月時点のSO2 トータルは38mg /l。アルコール度数は13 度。
味わい:紫のエッジを備えたルビーレッドの色合い。スミレやリコリス、新鮮なレッド・フルーツや紫の果物などを思わせる心地良い香りと風味。アタックは柔らかく、しなやかなタンニンと酸とのバランスが良く取れた味わい。口中には果実の旨味とジューシーさがじんわりと広がり、⾧く心地良い余韻にはアーモンドを感じさせると風味が残る。
750ML 在庫  完売   ご注文数   本
¥2,780 (外税) 
【かなり本格派!?・・スパイシーで縦伸び系・・これから膨らみを得てどんどん美味しくなってくるはずです!】
 ドリアーニです。一般にはドルチェット・ディ・ドリアーニと言うD.O.C.G.ワインになります。

 このニコラさん、ちゃんとD.O.C.G.を申請してクリアしているんですね。昨今の自然派の方々は、

「そんなの関係ね~」(注:古っ)

とばかりに、余り縛られたくない・・自由・・を言いたいのかもしれませんが、ニコラさんのお父さんも農薬で病気になったのを見ているだけに、

「農薬は使わないナチュールで仕上げる。でもやるべきことはちゃんとやる。SO2 も出来る限り減らす。」

と言うような意志が感じられますね。結構、ちゃんとした方なのかなぁ・・と思っています。

 造り手紹介のコラムの一番下の写真・・・良いですね・・ちゃんと基本をやる方なんですね・・。この後、草花をすき込むんですね・・。

 飲ませていただきました。結構に男っぽくごつさも在る感じ・・でも外向さはちゃんと有って、ナチュールらしい柔らかさも感じます。

 スパイシーで・・これは土壌由来のアロマかな?・・と思えるような複雑なミネラリティ構成による味わい、アロマを感じます。

 透明なミネラリティがかなりしっかり有って・・例えばあの六角形の水晶原石をイメージさせるような縦伸び系です。

 ただし、入荷は2021年11月初旬、テイスティングも同時期に行っていますので、そろそろ飲み始めて良い頃だと思います。縦伸びだけでなく、横にも膨らみ始めると思います。

 味わいは完全にエキスになっている感じで、非常に好ましいです。エリオ・アルターレ風の濃密な感じにはなっていないですね・・。

「全く異なる」

とも言えると思います。

 以前、エリオ・アルターレさんの御子息が造られた、ビオ系の白・・をご案内したことが有りました。ラシーヌさんから仕入れたものでした。

 届いた当初は・・

「。。・・なんだ・・ごりゃ?」

とバッキバキでバランスが滅茶苦茶、まるで正体不明で何も判断できなかったんですが、半年ほど置いて再テイスティングしてみましたら・・偉い美味しくなっていました。

「エリオの息子さんも自然派で頑張るのか・・」

と安心していましたところ、ラシーヌさんとの折り合いが悪く成ってしまい・・他のインポーターさんに移ってしまったんですね。残念でしたが仕方が有りません。難しいですね・・


 ですが、アルターレ家の本家筋の若者が、また新しいトライをしてくれています。是非飲んでみて下さい。結構に複雑性を持った縦伸び系ドリアーニです。お勧めします。