● プティット・モンターニュ・ド・ランスの新鋭生産者をご紹介させていただきます。いや・・ヴィヴィットさん、このところの新規生産者さんの扱いは凄いですね。目の付け所も素晴らしいですし、テイスティングさせていただいても納得するしかない・・と言うのがちょっと悔しいですが、バイヤーさんも相当頑張っておられるのが目に浮かぶようです。
90年代終わりからの自然派の台頭は、今や当たり前になった感が有ります。勿論ですが昔から延々と・・農薬とは無縁の生産をしていたヴィニュロンもいた訳ですが、70年代以降の栽培は化学肥料と化学薬品にまみれた生産者さんがほとんどだったんですね。
今回ご紹介させていただくこのペリンヌ・フレヌさんも、まだ33歳ほどの若手で・・しかも女性です。承継と同時に無農薬へと舵を切り、ビオ系へと転身中とのことですが、飲めばもう・・柔らかなテクスチュアのスピードの速い、そして良く香るアロマが自然派シャンパーニュをモロに感じさせてくれます。
それに加えて・・ただ自然派と言う立ち位置に留まっていないのが・・凄いんですね・・。滅茶美味しいんですよ・・しかも今回の入荷分はプルミエ・クリュのベースのキュヴェだそうで!
いやはや・・このところの30代は恐ろしいです。新人類・・まぁ・・Noisy wine にもおりますが、だいぶ違うかな・・(^^;; ですがこのペリンヌ・フレヌのシャンパーニュは半端無いですから・・それは保障します。是非飲んでみてください!
■ プティット・モンターニュの新世代女性グローワー

◇ 独自のプロジェクトで家業を継承
シャンパーニュにまた新たな女性クローワーがデビューしました。プティット・モンターニュ・ド・ランス地区の最南端の村セルミエに本拠を置くペリンヌ・フレヌです。1990 年生まれのペリンヌは、2019 年に父から畑を引き継いで、2020 ヴィンテージから自身のシャンパーニュの醸造を始めました。父親からブドウ栽培の情熱と知識を受け継いだペリンヌは、家業に新しい風を吹かせたいという想いから、父とは異なる独自のプロジェクトとして自分名義のシャンパーニュを造ることを決断したのです。
◇ セルミエのテロワールを表現するデビュー・ヴィンテージ
ペリンヌが所有する畑の大部分はセルミエにあります。栽培ブドウの2/3 を売却し、その年の最上の出来の厳選した1/3 のみの収穫ブドウをドメーヌで醸造しています。デビュー・ヴィンテージとなるキュヴェは、セルミエの村へのオマージュとして、セルミエのブドウ100%のキュヴェです。直後からオランダ、デンマーク、スウェーデン、イタリア、スイス、英国などのインポーターで争奪戦が始まりました。弊社は2022 年の6 月にドメーヌを訪問し、いち早く割り当てを確保しました。最新鋭の女性グローワー・シャンパーニュです。ご期待下さい。
◇ ドメーヌについて
PERRINE FRESNE ペリンヌ・フレヌは、プティット・モンターニュ・ド・ランス地区の最南端の村セルミエに本拠を置く新世代の女性グローワーです。ペリンヌは、協同組合が大部分を占めるこの村において、数少ないグローワーの1人です。1990年生まれのペリンヌは2019年、29歳の時に2.98haの畑を父から引き継いで、2020ヴィンテージから自身のシャンパーニュの醸造を始めました。隣村のシャムリーとエキュイユにはグローワーがひしめいていますが、セルミエでは.年元詰めをしていたグローワーはペリンヌの父のRene Fresne ルネ・フレーヌしかいませんでした。しかし、数軒隣に位置するエミリアン・フヌイユが2015ヴィンテージから自身のシャンパ-ニュを造り始めて、元詰めグローワーは2軒になりました。しかし、ペリンヌの父は2019年に引退。ペリンヌは家業のドメーヌを絶やしたくないとの想いから、ドメーヌを継承したのです。
父親からブドウ栽培の情熱と知識を受け継いだペリンヌは、家業に新しい風を吹かせたいという想いから、父とは異なる独自のプロジェクトとして自分名義のシャンパーニュを造ることを決断したのです。ペリンヌが所有する畑は僅か2.98ha。その大部分の2.72haがセルミエにあり、残りの0.26haは隣村のVillersaux-Noeuds ヴィレール・オー・ヌーにあります。どちらの村もプティット・モンターニュ・ド・ランス地区の北向き斜面の涼しい場所にあるプルミエ・クリュで、森に覆われた台地と呼ぶにふさわしい丘陵の斜面にブドウ木が栽培されています。

セルミエのテロワールは、気温が低く、白亜の母岩に砂と粘土の表土の軽い土壌であるため、特にムニエの栽培比率が高いのが特徴です。ドメーヌの栽培品種はムニエ1.46ha、ピノ・ノワール1.03ha、シャルドネ0.49haで、11のリュー・ディの26の区画に細分化されています。
ペリンヌは子供の頃から父親のブドウ栽培を手伝って育ちました。当初は別の分野のことを学んでいましたが、家業への興味が深まり、アヴィーズでワインマーケティングの学位とドメーヌ経営の学位を取得。その後、ノミネ・ルナールのオフィスで5年間働きながら、WSETのLevel2とLevel3を取得しました。醸造に関しては、独学で学びました。彼女は、別のグローワーで輸出マネージャーをしているパートナーのKevin ケヴィン、そして父の手助けを受けながら、ほぼ一人でドメーヌを運営しています。
ペリンヌは、特にアヴィーズのエティエンヌ・カルサックのシャンパーニュから多くのインスピレーションを受けたそうです。彼女の目標は、女性的なアプローチで、セルミエのテロワールを表現した“グランヴァン”と呼べるシャンパーニュを造ることだそうです。
栽培に関しては、父から畑を継承した後、すぐに農薬の使用を止め、ビオロジックに転換しました。畑では、ビオディナミのアプローチを含めて、様々なテストを行いながら、将来的により自然な栽培方法へと進化できるように試行錯誤しています。認証に関しては、認証機関やその過度な制限に縛られたくないため、取得するつもりはないそうです。現在、栽培ブドウの2/3をメゾンに売却し、1/3の収穫ブドウ(ペリンヌがその年の出来が最上と判断
した厳選した複数の区画のブドウ)のみをドメーヌで醸造しています。今後は、ヴィレール・オー・ヌーのリュー・ディのブドウによるロゼ・ト・マセラシオンのキュヴェや、セルミエのリュー・ディのムニエ100%のキュヴェなど、続々とリリースになる予定です。
【ん~・・新人類、恐るべし・・滅茶旨いです!・・しかもリーズナブル!・・柔らかくも深い構造と緻密な構成の本格派です!】-----以前のレヴューを掲載しています。

シャルドネとピノ・ノワールがベースにムニエを補助的に使用した、プルミエ・クリュ・セルミエです。
最近・・もう凄く気になってしまっているんですが、ワイン屋さんと思しきサイトの紹介を見ても・・・例えばこのワイン・・
「シャンパーニュ・サルマット・アン」
としか書いて無いんですよね。下手をすると「サルマット・アン」としか書いておらず・・確かに「泡もの」のククリにはなっているんですが、そこは「スパークリング・ワイン」と言うククリ。
「・・本当にそれで・・良いのか?」
と言いたくなってしまいます。おまけにエージェントさんのコピーだけ貼り付けて有って・・まぁ、エージェントさんの資料に「サルマット・アン」としか書いて無いから結果的に全てがそうなる訳ですが、
「少しは・・自分を何とかしたら?」
と余計なお世話、迷惑なお説教に聞こえるのでしょうが、まぁ・・うちにも何度言い聞かせても「シャンパーニュ・サルマット・アン」としかデータを入れない新人類が一人居りますから・・苦悩は消えない訳ですし、noisy が何でそんなことをネットで調べるかと言いますと、
「他の方がどう評価しているのか知りたいから」
に他ならない訳ですが、数が無いのかやる気が無いのか判りませんが、誰一人として自身の言葉にしている方は見当たらなかったのは残念です。
この、見事に黒葡萄の影をワインに写し取った発色をした色彩・・良いでしょう?・・2020年ものと若いですが、親父さんの頃のリザーヴを加えているようですから、それもまたこの味わいに出ているのかもしれませんで、
「思ったよりも非常にこなれている」
んですね。

泡質も細やかで持続します。流石に一緒にご案内のアントワーヌ・シュヴァリエには負けますが、それでも実に良い感じの高質さと細やかさ、持続性を持っています。
2枚目の写真は注いでから25~30秒後ほどだと思われますが、この時点でもまだ泡がしっかり沸いてきていますから・・普通ならもう・・このブルゴーニュグラスでは、泡は完全に引けているでしょう。特に若いノンヴィンのシャンパーニュはほぼそうなります。
黒葡萄からの赤み・・が実に色っぽいです。ノーズは柔らかで黒葡萄の果皮のニュアンスにほんのりとベリー系のアロマと、細やかな石灰のアロマが混じります。
味わいは・・これはちょっと・・言い過ぎかもしれませんが、
「予想以上に・・滅茶バランスが良く、しかも構造深く、複雑な構成をしていて、しかもバラけずにまとまっている」
んですね。
若いシャンパーニュの場合は・・もうほとんどがバラバラと言いますか、
「ん~・・時間は掛かるけど・・ポテンシャルは高いよね」
としか言えないんですね。
ですがこの「サルマット・アン」・・恐るべき「まとまり」を感じさせてくれます。そして、シャルドネのスッキリさ、ピノ・ノワールの旨味と華やかさ、ムニエが創り出すコアと深み・・が、
「すでに滅茶美味しく飲めるほどにバランスしている!」
んです。そしてその味わいは、
「王道そのものの本格派!」
で有りながら、ナチュール系の栽培とSo2の少ない柔らかな味わいが、その「味わいバランス」をまとめ上げているような感じに思います。
まぁ・・どこのショップさんもほぼ完売状態の希少なシャンパーニュなんでしょうから、誰もが飲んでみたいと思われるでしょう。飲んでみてください・・
新人類、やる気があれば物凄い!
のっけから字余りですみません。ご検討くださいませ。
【ん~・・新人類、恐るべし・・滅茶旨いです!・・しかもリーズナブル!・・柔らかくも深い構造と緻密な構成の本格派です!】

シャルドネとピノ・ノワールがベースにムニエを補助的に使用した、プルミエ・クリュ・セルミエです。
最近・・もう凄く気になってしまっているんですが、ワイン屋さんと思しきサイトの紹介を見ても・・・例えばこのワイン・・
「シャンパーニュ・サルマット・アン」
としか書いて無いんですよね。下手をすると「サルマット・アン」としか書いておらず・・確かに「泡もの」のククリにはなっているんですが、そこは「スパークリング・ワイン」と言うククリ。
「・・本当にそれで・・良いのか?」
と言いたくなってしまいます。おまけにエージェントさんのコピーだけ貼り付けて有って・・まぁ、エージェントさんの資料に「サルマット・アン」としか書いて無いから結果的に全てがそうなる訳ですが、
「少しは・・自分を何とかしたら?」
と余計なお世話、迷惑なお説教に聞こえるのでしょうが、まぁ・・うちにも何度言い聞かせても「シャンパーニュ・サルマット・アン」としかデータを入れない新人類が一人居りますから・・苦悩は消えない訳ですし、noisy が何でそんなことをネットで調べるかと言いますと、
「他の方がどう評価しているのか知りたいから」
に他ならない訳ですが、数が無いのかやる気が無いのか判りませんが、誰一人として自身の言葉にしている方は見当たらなかったのは残念です。
この、見事に黒葡萄の影をワインに写し取った発色をした色彩・・良いでしょう?・・2020年ものと若いですが、親父さんの頃のリザーヴを加えているようですから、それもまたこの味わいに出ているのかもしれませんで、
「思ったよりも非常にこなれている」
んですね。

泡質も細やかで持続します。流石に一緒にご案内のアントワーヌ・シュヴァリエには負けますが、それでも実に良い感じの高質さと細やかさ、持続性を持っています。
2枚目の写真は注いでから25~30秒後ほどだと思われますが、この時点でもまだ泡がしっかり沸いてきていますから・・普通ならもう・・このブルゴーニュグラスでは、泡は完全に引けているでしょう。特に若いノンヴィンのシャンパーニュはほぼそうなります。
黒葡萄からの赤み・・が実に色っぽいです。ノーズは柔らかで黒葡萄の果皮のニュアンスにほんのりとベリー系のアロマと、細やかな石灰のアロマが混じります。
味わいは・・これはちょっと・・言い過ぎかもしれませんが、
「予想以上に・・滅茶バランスが良く、しかも構造深く、複雑な構成をしていて、しかもバラけずにまとまっている」
んですね。
若いシャンパーニュの場合は・・もうほとんどがバラバラと言いますか、
「ん~・・時間は掛かるけど・・ポテンシャルは高いよね」
としか言えないんですね。
ですがこの「サルマット・アン」・・恐るべき「まとまり」を感じさせてくれます。そして、シャルドネのスッキリさ、ピノ・ノワールの旨味と華やかさ、ムニエが創り出すコアと深み・・が、
「すでに滅茶美味しく飲めるほどにバランスしている!」
んです。そしてその味わいは、
「王道そのものの本格派!」
で有りながら、ナチュール系の栽培とSo2の少ない柔らかな味わいが、その「味わいバランス」をまとめ上げているような感じに思います。
まぁ・・どこのショップさんもほぼ完売状態の希少なシャンパーニュなんでしょうから、誰もが飲んでみたいと思われるでしょう。飲んでみてください・・
新人類、やる気があれば物凄い!
のっけから字余りですみません。ご検討くださいませ。