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Last Update 2020.10.01  



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ピエール・エマニュエル・ジャヌイクス

フランス Pierre Emmanuel Janoueix ボルドー
● おそらくほとんどの方が知らないポムロールのシャトーをご紹介します。メルロにおいて優れたポテンシャルを示す限られた土地のポムロールにおいては、力の無い造り手は淘汰されつくされていて、もう新たなシャトーは出て来ないんじゃないかとさえ囁かれていましたが、まだ残っていたんですね。

 一時は noisy も浮かれていたシャトー・ラ・ヴィオレットも、

「ずいぶん高くなっちゃったなぁ・・」

と、ポートフォリオから外していましたら、いつの間にかオーナーも代わり、価格もさらに上昇・・もう手の届かないような存在になってしまいました。難しいですよね・・ワインは。

 で、今回評判が良いと言うので飲んでみましたら、ちょっとラ・ヴィオレット(昔の・・ね)を彷彿とさせるような、ムンムンとした果皮が濃密なメルロがバランス良く出迎えてくれました。


『グレート・ランキング・ボルドーワイン2009年版』にてポムロールNo2に格付けされた新星

 シャトー・ピエレムは近年急速に評価を高めているポムロールの新星シャトーです。2000年に醸造所と畑の大規模な改修に着手。醸造所は最新の醸造所に改修され、ワインの品質を最適化し、テロワールの個性を最も良く表現する最新の機能を完備しています。『グレート・ランキング・ボルドーワイン』という新たなボルドーワイン格付けの2009年版において、ペトリュスを抜いて見事ポムロール№2に格付けされたことで更なる注目を集めることになりました。ピエレムは、高額なポムロールの中でも、極めてコストパフォーマンスが高く、お手頃であることが特に評価されています。ピエレムは、ルパンとほぼ同じ1.8ヘクタールの小さな畑で、生産量も8千本という少なさです。このため、手頃な価格にかかわらず、殆ど流通しておりません。シャトー・ピエレムでは、オーセンティックな個性を備えたテロワールへの忠実な奉仕と、職人的気質による仕事への取組みを哲学として、情熱を持ってワイン造りに取り組んでいます。

所有者 :ピエール・エマニュエル・ジャヌイクス
面積:1.8ha
品種:メルロ100%
平均樹齢:約50年
土壌:粘土、砂利、砂
収穫:ハンドピッキング
栽培:リュット・レゾネ
醗酵:温度調整機能付ステンレスタンク使用。4~5週間のマセラシオン。
熟成:新樽100%。15ケ月


2011 Chateau Pierhem A.C. Pomerol
シャトー・ピエレム A.C.ポムロール

12896
自然派
赤 フルボディ
フランス
ボルドー
ピエール・エマニュエル・ジャヌイクス
品種:メルロー100%

温度管理機能付きのステンレスタンクで発酵。果皮浸漬の期間は約30日。マロラクテイック発酵は1/2がバリック、1/2がタンクで行われる。その後、新樽100%で18ヶ月熟成。収穫の2年後の夏に瓶詰め。年間平均生産量8500本。
ブドウの品質とドメーヌのテロワール独自の個性をワインに反映させるために、ブドウに自然に付着している野生酵母のみで醸造を行います。ルモンタージュ、デレスタージュ、ピジャージュなどの作業は全て手作業で行います。
750ML 在庫    ご注文数   本
¥5,550 (外税) 
【重量感もバッチリです!メルロの分厚い粘性有る味わい!かなり良いです!】
 2~3区画も東に行くとサンテミリオンに入ると言うロケーションにあるポムロールのシャトーです。元々はシャトー・グラン・シロン・ガバショと言う名前でしたが2000年にシャトー・ピエレムと改名し、元のシャトー・グラン・シロン・ガバショはセカンドワインのネームになっています。

 まぁ、名前を改めたと言うよりもスペシャル・キュヴェを造った・・ような感じを漂わせたいのかな・・と理解しています。元のシャトー名だとせっかくリファインしても中々、目を付けて貰えない・・と言うことでしょうか。

 早速、期待を込めてテイスティングしてみました。抜栓直後より深いメルロの、黒赤い果実と滅茶美しい土のアロマが「むわ~っ」と漂って来ます。

 こう言う感じはむしろ、ポムロールで珍しい感じに思いますが、カスティヨン辺りの新興シャトーには感じることも有ります。

 しかし、さすがポムロールのワインと言える上質さで、如何に衛星地区のワインが頑張ったところで、この質感は出せないんじゃないかと思います。

 ボルドーのワインに対しては noisy もミネラリティに関して、余り言及しない場合が多いんですが、このピエレムは、その滅茶美しい土や粘土のニュアンスの中に、かなりのパーセンテージのしっかりした石灰系ミネラル感が感じられます。

 ボディを感じる時、その厚いミネラリティが同時に感じられ、タンニンだけに寄っかかりがちなボルドーワインとは異質な感じです。もっとも出来の良いポムロールのワインはミネラリティは豊富ですけどね。もちろん、タンニンの質も甘く柔らかです。なので好みと言うか、飲みたいな・・と思うのかもしれませんね。

 果実感も非常にしっかり有り、果皮のニュアンスが非常に濃いです。しかし甘味はほぼ無く、残糖で飲ませるワインでも在りません。ゴージャスで有り、しかししつこく無く、要素をビシバシ感じさせてくれる、かなり旨いメルロに仕上がっています。

 2011年はポムロールはさほどでは無い・・普通なヴィンテージでは有りますが、しかし、この「ピエレム」にとっては、10年掛けて努力してきたことが報われたヴィンテージになったようで、例えば、ヘヴィーなファンの多いベルギーの雑誌、ヴィノ・マガジンでエクセレント・ワインに選ばれています。

 色合いもまさにポムロール的な彩色で美しいですよね。今飲んでもこの美味しさは見つけやすく、さらに20年持つでしょう。良い仕上がりかと思います。生産は8000本程度ですから、入手は難しいでしょう。これからも楽しみなシャトーです。お勧めします。