【2年続けて「スッゴい旨い!」と感じさせてくれたスー=シャトレ、これはもはや本物でしょう!・・でもドヴネ風と言うより、あのムルソーの巨人に似ているような気がします。】

めっちゃ美味しいです!・・これを飲めたら幸せでしょう。でも「マセレ」も凄いんですよね・・。
で、これほどに凄いので、
「きっと誰か評価しているだろう」
と思って散々検索を掛けてみたんですが出て来ず・・
「・・あれ?・・飲んでるのは noisy だけ?・・あとはフィネスさんと・・」
みたいな状況なのかな?・・と思って担当のK君に聞いてみたところ、
「ルイ・トラペのアリゴテは激少の入荷なのでほとんど割り当て出来ていません」
とのこと。
「(・・・そうなのかぁ・・早くXXXXXよ~・・)」
と、思わず名刺の整理をしたくなりました。

どうなんでしょう・・。いただいたサンプルだったので抜栓直後のニュアンスが判らないんですが、
「ん・・ルロワやドヴネと言うよりはコシュ=デュX風?」
そうなんですよ。結構に深く複雑な味わいで、樽は巨人さんよりはるかに少ないとは感じる訳ですが、それでもその緻密さ、密度の高さと味わいの方向性は巨人さんに寄っていると・・感じたんですね。
まぁ、ピノ・ノワールではポマール=ヴォームリアンも造っていますが、確かコシュ=デュXさんも造ってますよね~・・。
お隣さんが凄い人だと、何をどうやっているのか、何を気にしつつ作業しているのか、いつ何をどうやったか・・など、凄い情報がバンバン目に入って来ますから、若いピエールとルイは・・
「きっと目を皿のようにして・・耳をダンボにして・・」
情報を得て、それはどういった意味が有るのかを理解し、自身に生かすことが可能になります。
昨今は・・確かにそのような能力を持っていらっしゃる方も多くいらっしゃいますが、マニュアルが無いと何もできない、何をしたら良いのか判らない方も増えて来たようにも思います。noisy も言ってみれば・・
「自分でやるしかない」
と言う、非常に限定され圧迫された状況の中で、何をどうしてどうしよう・・と常に考えていたように思います。
特にクリエイティブなことが仕事になっていると、そうすることが出来るなら、それは大きな力になることだろうと思います。
先だっての日本でのアリゴターの集会?・・うちの若い人も参加させていただきましたので、どこかにレポートをアップさせていただきます。ご笑味くださいませ。
もし悩むとするなら、この王道のピュア&ナチュールのアリゴテか、マセラシオンのアリゴテか、どっちにしよう・・と言うところでしょうが、どちらも素晴らしいので・・気になった方を是非飲まれて下さい。超お薦めします!
以下は以前のレヴューです。
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【激旨!・・たかがアリゴテでしょう?・・なんて言ってたら、こんなに旨い白を見逃します!そして、あのドメーヌのまさにお隣なのに1/100の価格です!】

驚きました・・これ、めっちゃ美味しいです・・凄いポテンシャル!
この畑ですが、おそらく・・あのドヴネの「ス・シャトレ」と同じ?ですよね。・・隣?・・接しているんでしょうかね?・・
いや、野次馬根性で言ってるんじゃないんですよ。
だって・・考えてみてください。
あの・・今では白ワインのトップ生産者になったユベール・ラニーのクリオ=バタールだって・・そうですよね?
毎日のようにお隣で作業しているのを見ているはずです。そしてラミーも興味を持って、マダムの畑の作業を見ていたはずなんですね。
noisy も大昔、ゴルフなるものをやっていました。20歳台前半頃の話しです。よせば良いのに・・安い会員権を交わされ、毎週末通ってましたから、そこそこには上達しました。
面白いのは・・ちょっと下手な方と回るとスコアが出ないんですね・・神経質なんでしょうかね。でも、自分よりも上手な人と回るとスコアが出るんですよ。
あ、スコアが出ると言うのは、打数が少なくてスコアが低く成績が良いと言うことです。
それに、還って天気が良くて大汗をかく様なドピーカンよりも、小雨が降っていたりした方がボールが止まって良かったように・・思います。
何が言いたいかと言いますと、お上手な方が何をどうやっているのかを見ていて、それを意識してかどうか判りませんが、自分でもやってみているんだと思うんですね。

ですから、
「お隣の畑では同じ品種で100倍の価格のワインを造っている」
のを、
「・・黙ってずっと見過ごすことの方が難しい」
と言うことなんですね。
今、さ~っと検索を掛けたら、テラダさんのラ・ヴィネさんサイトで 2017ブルゴーニュ・アリゴテ スー・シャトレ ドーヴネが80万円(税別)で出ていました。・・凄いですね・・。
「まさにお隣では100倍・・!」
です。
ですが、このアリゴテ・スー・シャトレ2021、それこそ20年前のドーヴネのアリゴテよりも美味しいと・・(^^;; 思ってしまうんですね。
激繊細でミネラリティも半端無い・・のに、アリゴテを強く感じさせるものは無く、柑橘の中にリンゴや、ややファットなバナナのノーズ・・いや、甘くないし、酸も美しいので勘違いしないでくださいね。そして高質なメロン・・わずかに蜜・・。
滅茶美味しいです!・・飲んでみてください・・アリゴテだからと拒否してしまうとダメですよ。どうぞよろしくお願いいたします。