ピュアで美味しいワインをnoisyがご紹介します。 自然派、ブルゴーニュ、イタリアワインを好きな方は是非ご来訪ください。
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■ セシル・トランブレイ来日記念!
2025年2月19日テイスティングセミナーレポート・・by oisy

 お忍びで・・と言うことでは無かったのですが、この2025年2月にひっそりと忍び足でセシルが来日してくれていました。
 少数人数でテイスティングセミナーを行うので是非・・という事で noisyをご招待してくれたのですが、時はまさに決算真っ最中・・新着も何とかこなさないといけない・・激務中と言うことで noisy は参加を断念・・残念でしたが・・。
 せっかくご招待してくれたので、「noisyは都合付かないけど oisy でも良いか?」と尋ねたら二つ返事でOKが出たので、oisy を派遣することに。
 まぁ・・日本初輸入の時から延々と扱わせていただいて、「こんなに凄い存在になられるとは!」・・とは思っていましたが・・(^^;;
 ただ行かせるのも癪なので、oisyにレポートを書いていただきました。
 1級畑だとばかり思っていたレ・ボーモン・バがグラン・クリュを名乗れる部分を含んでいて驚いた・・とか、醸造の時はどんな風に意識しながら行っているかとか・・
「梗の使用は料理に塩で味をつけるようなもの」
「料理人で例えるなら、プレスは火入れ」
などなど、感触や感覚の部分の細かい部分まで話してくれたようですよ。oisy渾身で書かせていただきました。セシルファンならずとも、ワインにご興味のある方ならきっと必見のコラムです!
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ロアーニャ

ロアーニャ

イタリア Roagna ピエモンテ
RoagnaDomaine index -- Open All Column
● ロアーニャの新作、およびバックヴィンテージをご紹介させていただきます。

 以前は随分と「特売」をさせていただいたロアーニャですが、この2年ほどはご案内が出来ませんで・・お客様も、

「ロアーニャの案内が無いなぁ・・なんで?」

と思われていたかもしれません。

 そうなんですよ・・どういう訳かハッキリしませんが、以前はそこまで頑張らないでいもいずれあとになってから条件が出たので、

「もう少しリーズナブルになってから仕入しよう・・」

と思って、リリース直後は仕入れずに待っていたんですね。

 ところがいつまで経っても条件が出ず、またリストを見ても出て来ないんです。

 結局のところ、全てリリース時に割り当てで数が無くなっていた・・んだと今は理解しています。昔は数十ケースも・・めちゃリーズナブルで美味しいドルチェットをご案内できましたし、バローロもバルバレスコもリーズナブルにお出しできたんです。

 ですが、やはり今やだれもがピエモンテの最高峰と認知している大樽系のトップになっていますし、国内での認知も進んだと言えるのでしょう。むしろnoisy は昔のまんまで置いて行かれてしまったのかもしれません。

 今回は、昔の価格の倍以上になってしまった2018年のバローロ・ピラの販売価格を下げるために、僅かに残っているのを見つけたバックヴィンテージの価格を上げさせていただきご案内させていただきます。バックヴィンテージはそろそろ飲み始めて良いかと思いますが、2018年ものは・・そりゃぁ良さはビシバシ伝わって来ますが、まだ早すぎるのでさっさと開けてしまうのはご自重ください。

 その代わり、ランゲ・ロッソ(ネッビオーロ)の2018年は今飲んでも滅茶美味しいです!・・並みのバローロ以上のポテンシャルと感動が有ると思います。

 また、ドルチェット2023はネッビオーロ系とは全く異なるピュアでハツラツとした味わいが高いレベルで感じられる素晴らしい味わいです。むしろこのドルチェットを飲むことで、ネッビオーロ系の理解が深まるんじゃないかとも思います。

 そしてネッビオーロを10%ブレンドしたシャルドネの「ランゲ・ビアンコ2022」の圧巻の美味しさ!・・これはもう皆さん、ご存じかと思います。上級キュヴェの「ランゲ・ビアンコ・ソレラ」の廉価版と位置付けも可能ですが、いやいや・・もう充分素晴らしいです!

 そして、入荷数ですが・・完全割り当てになってしまいまして非常に少ないです。お早めにご検討いただけましたら幸いです。どうぞよろしくお願いいたします。



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 ロアーニャです。ま~・・とんでもないことになっています!・・本来ですと、激エレガント系のバルバレスコ、バローロをリリースしているロアーニャのような生産者は、日本から火が付いて世界中に波及する・・そんな道筋を通るのが普通なのかなとは思いますが、思いがけず日本ではコアなファンがいらっしゃるにせよ、また、少しずつファンが増えているのは確かだとしても、

「日本ではロアーニャを今だに知らない方が大勢いらっしゃる」

と言う状況かと感じられます。まぁ・・noisy のお客様にはそれなりに多くのファンがいらっしゃいますが、やはりワイン屋がいけないんですよね。自身でかみ砕いた情報を全く出さないんだから・・。

 そして2016年のロアーニャはもう・・とんでもない状況になってしまっていました。ヴィッキエ・ヴィーティやリゼルヴァは言うに及ばず、

「通常のクリュでさえ98~99ポイント!」

と言う海外メディアの凄い評価が付いています。勿論ですが、V.V.やリゼルヴァ(これは2006年)に至っては、

「100点満点!」

です。


 noisy も今までのヴィンテージでは、出来うる限りテイスティングさせていただき、自身のフィルターを通してにはなりますが、どんなワインであるか、そもそも・・美味いのか・・(^^;; をお知らせして来たつもりでは有ります。

 しかしながら日本よりも海外で火が付いてしまいまして、2016年ものは凄い仕上がりと言うことも有ったのでしょうか・・

「今回ご紹介させていただく2016年ものを中心としたロアーニャは極少量の割り当てだけ!」

と言うことになってしまいました。


 ですので、テイスティングはさせていただきましたがほんの少しだけに留まっています。


 そもそも、このような「激エレガント系」で、しかも「古くからの造りを一切変えない」ことをテーゼにしているロアーニャが・・いや、もっと簡単に申し上げましょう。

「こんなに色の薄い、熟成途中のバローロ、バルバレスコに海外メディアがこんなに高い評価を付けるなんて!」

・・もっと言ってしまえば、彼らは本当に判ってるんだろうか・・(^^;;・・すみません・・上から目線が過ぎたようです。


 彼らの評価文を読む限りにおいては・・ちゃんと判って評価していらっしゃいますね。間違い無いです。

 しかしながら日本人にはちゃんと伝わるのでしょうか。直近の美味しさだけを求めていたのでは、こんな評点は付くはずが無いんですね。比較的近視眼の海外メディア評価者が多い中でも、

「優れた想像力からの真の評価を生む経験を積み上げた評価者」

もいらっしゃる訳です。彼らは自身の将来を掛けて、正確な評価をしようとしています。そんな一部の評価者がロアーニャを長く支持し、そして2016年、それが花開いたヴィンテージとなった・・そう思います。


 是非とも、種を植えて陽に当てて芽を覚まさせ花を咲かせてまた種を収穫する・・そんな生育者のように、ロアーニャのワインを育んで楽しんでいただきたい・・それにはやはり、

「ワインがいつ飲んで欲しいと言っているか?」

と、ワイン主体の考察をしつつ飲んでいただきたいなぁ・・と思います。凄いワインになっています。ご検討くださいませ。

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 「ロアーニャ」です。もう皆さんの方が良くご存知かと思います。noisy も何度かテイスティングし、その深淵で真にナチュラルな味わいは充分に理解していました。いつかやりたいなぁ・・と思っていました。テラヴェールさんからご案内をいただいたので、扱うことにしました。以前にもサンプルをいただいてテイスティングをさせていただいたことも有りまして、今回のご案内になった訳です。


 一言で現わせるような生産者では有りませんが、このような生産者は他にいない・・と言えます。アルターレさんと同時代に、

「これからのピエモンテワインをどうするか?」

を研究し、結局、

「何も変えないことを選んだ」

生産者です。



 普通ならイタリアでは植え替えるようなタイミングの樹の葡萄のみを使用し、柔らかく、しかし深淵で構造の深い凄い味わいのワインを造り出します。

 価格は・・どうでしょう・・個人的には高く無いと思っていますが、誰にでも手を出せる価格帯では無いかもしれません。

 しかしながら、ロアーニャにしか出せない見事な味わいが有ります。是非とも一度、この

「たったひとつの生産者である」

と言えるロアーニャのワインに振れていただければと思います。


■100年以上変わらない『バルバレスコ』

 樹齢50年以上の葡萄しか使わない。ヴェッキエ・ヴィーニュは樹齢80年以上。ロアーニャでしか味わえない芯のある ワイン。アタックではなく中間からアフターを楽しんで欲しい。


 100年変わらない

 「ロアーニャ」の歴史は古く1880年まで遡る。1890年にバルバレスコが初めて造られたので、それ以前から「ロアーニャ」はワインを造っていた。1929年に「モンテフィーコ」、1953年には「パイエ」、 1961年には「アジリ」を取得していった。

『100 年前から何も変えてない。今後も変わらない。 ワイン造りの哲学というより、人生の選択だ』

 現当主は「アルフレッド・ロアーニャ」。1971 年が彼の 最初のヴィンテージで「エリオ・アルターレ」と同世代。 あまり知られていないが、「アルフレッド」は「エリオ」と 共に栽培や醸造を研究していた。

『エリオ・アルターレとは反対に何も変えないことを選 択した。ロアーニャは変わらない』

 2001年からは息子「ルカ」が参加。父親と共にワイン 造りを行っている。2007 年には各畑の樹齢毎に分け て醸造を開始したことで畑毎に「ヴィティ・ヴェッキエ」 と通常の畑名ワインに分類された。

『80 年以上の古樹は強い表現力を持っている。古 い樹の葡萄だけで醸造することで、より畑の個性を 表したワインができあがる』

50年以上の樹齢が必要

 畑では 100 年以上前から化学肥料は勿論、有機肥 料も一度も使ったことがない。春先に刈り込まれる下 草がその役割を果たしてくれる。

『生物多様性を維持することで植物や昆虫、動物、バクテリアが自然と均衡を保つようになる。人間が 環境を整えることはできない』

 彼等の畑のネッビオーロは苗木屋から購入したもの ではない。その畑で育ち順応してきた樹を「マッサル セレクション」で残している。 色々なクローンが混在していることが重要。それぞれ の畑に残っているクローンには意味があると考えてい て、その畑の樹以外の樹を植えない。

『マルゴッタ(プロヴィナージュ)でその畑の樹を増やし ている。危険が伴う増やし方だが、後世に畑の個性 を残す為に必要』

 樹が死んだ場合、隣の樹の枝を地中に潜らせて先端を地表に出しておく。地中の枝から根が伸び、枝が樹に成長していくことで苗木を植樹せずに親樹の個性を残していく。

 「ロアーニャ」の樹齢に対する考え方は他の造り手とは全く違う。樹齢20年以下は彼等にとって「赤ちゃ ん」。ランゲ・ロッソに使われる。 樹齢40年以上の樹のみでバローロ、バルバレスコが 造られる。そして 80 年以上の樹のみが「ヴィティ・ヴ ェッキエ」と呼ばれるキュヴェに使われる。

『一般的には樹齢 30 年を超えると収量が減るので 植え替えられてしまう。僕等は30年以上でないと畑の個性を表現できないと思っている』

100日間長期マセラシオン

 1989 年にはカスティリオーネ・ファレットの「ラ・ピラ」を取得。三方が崖と森に囲まれた畑で砂質土壌。黒く重い砂層は海底が隆起した層で香を嗅ぐと磯の 香がする。白く軽い砂層は石灰を多く含んでいる層で アルプスに由来する層。


『この畑はフィロキセラの被害を受けていないので自 根のネッビオーロが残っている。第2次世界大戦以前の樹も残っている』

 凝固した砂由来の土壌は葡萄の成長に必要な窒素 が極端に少ない。葡萄の成長は粘土質より遅く、収穫も遅れ、複雑味を得る。

 最後に「ロアーニャ」では100日間という他の造り手 では考えられない長いマセラシオンを施している。

『長期のマセラシオンで得たいのは濃さではない。旨 味。30 日を超えると旨味が果皮に戻っていき、その 後戻ってくる』


2022 Langhe Bianco
ランゲ・ビアンコ

19044
自然派
白 辛口
イタリア
ピエモンテ
ランゲ
ロアーニャ

■エージェント情報
 1980年代中盤のシャルドネと少量のネッビオーロをセパージュ。
750ML 在庫  完売   ご注文数   本
¥4,680 (外税) 
【シャルドネにネッビオーロを加えるロアーニャ独自のビアンコ!・・濃密さと膨張力、そしてロッケ・ディ・カステリーネのピラのネッビオーロが持つ繊細な表情を得たシャルドネの深い味わいに驚かれるでしょう!】
 5年前には3千円で購入できたランゲ・ビアンコですが・・それは安過ぎだったと・・きっと飲めば、

「ロアーニャの2023年もののランゲ・ビアンコも非常にリーズナブルだ!」

とご理解いただけると思います。何故って・・それは・・

「ポテンシャルが凄いし、今飲んでも滅茶美味しいから!」

です。

 それに、ロアーニャはベースのキュヴェでも一切、手を抜かない・・と言う意思のようなものが飲んでいて伝わって来ますから、

「また買いたい!」

と思われるのでしょう・・最近はこの手のロアーニャのリーズナブルな価格帯のシリーズは、早々に完売してしまいます・・と言いますか、

「ロアーニャのアイテムは全て割り当てで終了してしまう」

ので、noisy もこの2年ほどは、

「高くなったから半年くらいして条件が出たら仕入れようかな・・」

と思っていたところが全く余らなかったようで・・お陰で少し時間が開いてのご案内になってしまったんですね。なので改めてこの、ネッビオーロをセパージュしたシャルドネをテイスティングさせていただきました。

 ヴィンテージが良いせいでしょうか・・それともフレンチオークの新樽(大樽)が新しい性でしょうか・・色彩も黄色が強く、ワインのポテンシャルが高そうだと期待させます。

 開けたては僅かに閉じ気味なんですが、柑橘や果実の風味が僅かなオーク由来のフレーヴァーに少々抑圧された感覚から始まります。

 ところが5分もするともう・・その柑橘やオーク由来のアロマを押し分けるように膨張し始め、まるでムルソーが熟成して開き始めたかのように、かなりパンパンに膨らんで来るんですね。

 オイリーさも有り、ミネラリティも半端無いワインですから・・そこにネッビオーロと言う淡い色彩の黒葡萄が持つ繊細な風味、表情が現れ始め、

「まさに高級白ワインの深い様相」

をしっかり見せてくれます。

 インポーターさんの資料は簡単なことしか書いてないので全くアテに出来ないのでアチコチ調べてみますと素性が透けて見えて来ました。

 葡萄の6割はロッケ・ディ・カステリオーネのラ・ピラの葡萄で造られ、残りはバルバレスコの葡萄、そして90%のシャルドネに10%のネッビオーロが使用されています。フレンチオークのニュートラルな大樽で21~22ヶ月間、熟成されるとのことで・・

「よほど葡萄のポテンシャルが高く無いと、大樽とは言え21~22カ月もの熟成に耐えないんじゃ?」

と思えるほど、ぶわ~っと膨張し多彩な表情を見せる能力には驚かされます。

 まぁ・・これは飲んでいただきましょう!・・価格は高く無いと・・きっと思っていただけます。超お薦め!お早めにどうぞ。


 以下は以前のレヴューです。
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【あの素晴らしいランゲ・ビアンコ・ソレアの普及版!・・混ぜた黒葡萄のネッビオーロによる深い味わいと膨張力に感動です!】

 ソレア2017とは若干色味の設定が違って写ってしまっていますが、基本的には粘っこくて熟したムルソーのようで、しかも黒葡萄による深みが実に美味しいソレアのセカンドバージョンみたいな存在です。

 このキュヴェは大人気のようでして、入荷しても即完売になってしまうので、価格交渉どころの話しにはならないんですね。

 それでもこのプライスで、あのソレアの子供みたいな見事な味わいを楽しめるのであれば、これは飲まなきゃいけないキュヴェになるんじゃないかと思います。

 noisy も久しぶりに飲ませていただきました。まぁ、日本へは120本の入荷のところ、Noisy wine には12本だと言うので、

「何とか24本、都合付かない?」

と持ちかけましたが、日ごろの行いが良く無い・・いや、担当さんの覚えが目出度くないのが災いしてか、入荷当初に、

「お声掛けしていただいただけでもラッキー」

みたいな感じなのかもしれず、12本のみの入荷です。1本開けてますので11本の販売です。


 僅かにソレアを軽くし、複雑性も実質70%ほどになるかと思われるランゲ・ビアンコです。

 いや~・・やっぱり美味しいですね~。滅茶美味しいです。まだ幾分の若さが有り、フレッシュな柑橘なフレーヴァーと、まったりとやや粘っこさの有るグラな深い味わいです。ソレアほどはネッビオーロ的なタンニンは無いので、その分は飲みやすいですが、反面、10~15分経ってからの圧巻なボディの拡張、膨張も抑え目です。

 それを除きますとソレアとうり二つ・・。ある程度寝かせても良し、今飲んでも美味しいです。

 何より、

「こんなセパージュの滅茶深い味わいの白は他には有り得ないので出会えない!」

部分がポイント高いです。飲んでみて下さい。リーズナブルですが・・相当に高級な白ワインです。お勧めします!


2023 Dolcetto d'Alba
ドルチェット・ダルバ

19043
自然派
赤 フルボディ
イタリア
ピエモンテ
ランゲ
ロアーニャ

■メディア情報
◇2022年もの
 92 Points Vinous
■エージェント情報
 樹齢は平均45年。パイエとアジッリの一部の畑のドルチェットが使用されている。野生酵母のみ。35日間のマセレーション。
750ML 在庫  完売   ご注文数   本
¥4,680 (外税) 
【バルバレスコのクリュの下部に植わったドルチェットの甘さと深みを感じるノーズに笑っちゃうほど素直な果実の美味しさ!・・数多有るドルチェットとは絶対に一緒に出来ないポテンシャルです!】
 noisy も自分のページを見て思い出し、ちょっと吹いちゃいましたが、2017年ものの頃は・・つまり、6年ほど前にはこのロアーニャのドルチェットを特売で、1990円で販売していたんですね。そう・・相当な数を販売させていただいたと記憶しています。言ってみれば、6年前はまだロアーニャの日本における知名度はさほどではなく、途轍もなくリーズナブルなドルチェットをデイリー価格で入手出来た訳です。Noisy wine で2千円しないって、

「ロアーニャの出荷価格って、一体いくらなんだろ?」

と勘ぐってしまいますよね。

 因みにどうでも良い話ですが、フランスやイタリアからリーファーで持ってきたら送料込み、品物代抜きで1本、7~800円ほど掛かります。そこに品物代が入って、日本国内の送料と、インポーターさんと我々の利益が入る訳ですから・・千円のワインって凄いことになっているのがお分かりでしょう?

 で、早速飲ませていただきました。6年前はおそらく数十ケース販売させていただきましたが、2022年ものは・・割り当てが10本だけです。1本飲んじゃいますから・・雀の涙ほどの利益になってしまいますが仕方がありません。

 実はバローロ・ピラ2018年と並べてのテイスティングです。お隣のピラの淡さとオレンジに触れた色彩、その香しさがほんのりと漂いつつ、この深く熟したバルバレスコの畑からのドルチェットの、ピュアで力強いアロマが漂います。

 その深い熟度・・おそらく相当に長いこと成熟させた遅摘みだと思われますが、甘やかなドルチェット種のアロマに、ほんのりと若草のような・・バルバレスコを彷彿させるアロマが混じります。

 口に含むと結構にパワフルで、遅摘みながらも酸はしっかりと存在し、果実のニュアンスをリアルなものにしています。

 中域は適度に締まり、適度に膨張感を持っています。安いドルチェットは・・まぁ・・余り締まりが無く、ダラーっと横方向に拡がり・・すぐに終わってしまいますが、ロアーニャですから・・その辺りは全く妥協していないのが判ります。

 見辛いかもしれませんが、太い涙が結構にグラスにまとわりついています。粘性も有り、ジューシーでも有りますが、「甘い」と言う感覚は無く、ただノーズに熟成させていないラムのような甘やかさが有るだけです。

 ドルチェットとしますと・・これ以上は中々見当たらない熟度と完成度を持っていると思います。

 因みにメディアは・、あまりこのクラスの評点は出さないのがデフォルトなんですが、前年の2022年ものにヴィノスが92ポイント、献上しているようです。ドルチェットに92ポイントも付けてしまうと他はどうなのよ?・・と言うことになってしまいますよね。

 さすがに今回同時ご案内の2018年バローロ・ピラにさっさと手を付ける訳には行かないと思いますが、2018年のランゲ・ロッソでしたら美味しくいただけますので、是非近いタイミングで比較してみてください。きっとロアーニャの素晴らしさを理解していただけると思います。超お薦めです。数量限定につきお早めにどうぞ。


 以下は以前のレヴューです。
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【見かけもテクスチュアも、ピノ・ノワール感・・激的にエレガント!・・こんな瑞々しく愛らしいドルチェットは間違い無くロアーニャだけです!】

 ロアーニャのドルチェット、2020年ものです。以前までは「山ほど」仕入れてあり得ないほどリーズナブルにご案内させていただいてました。なにせワインショップさんはほぼ誰も買わないので・・最初の内は千円台、この間までは2千円台前半でご案内できてました。

 ですが流石に2016年ものバローロ、バルバレスコで大ブレークしてしまいましたので、もう無理ですね。今までが幸せだったと思ってください・・。それでも頑張って2千円台をキープしていますし、何より、激エレガントで単一種、ブルゴーニュのピノよりエレガントで旨いので・・ご容赦ください。

 まぁ・・そうは言いましても、現状はちょっと早いですよ。この暑い夏が終わる頃からグググっとエキスの味わいが乗って来て、中域の膨らみが出てくると思います。

 ・・・などと言いますと、

「・・ホントかぁ?・・また適当にいい加減なことを言ってるんじゃないの?」

と思われるかもしれませんが、これでも立派な予言士・・じゃなかった、立派に長くワインを飲んでいるワイン屋の親父ですから・・間違い無いです。

 もっとも誰が飲んでも「本当に美味しい!」と言えるようになってくるのは冬を超える辺りから・・と言うことになりますが、その頃にはもうどこにも売って無い・・と言う状況になってしまいますので、今から仕入れて慈しむように育んでおくしかない訳です。

 どうしてもすぐにホントかどうか試したい方は、

「少なくとも1時間掛けて飲んでみる」

ことをお薦めします。開けたての硬さがどれだけ解れてくるか・・アロマも味わいも、また膨らみもテクスチュアも・・相当に変わって来ます。


 この2020年もののはVinous のガローニさんが89ポイント付けています。noisy 的には余り信用していないレヴュワーですが、この状態に近い状況でテイスティングされたのでしょうから・・そんな感じで間違いないです。ですが、この方はほとんど近視なので・・そこで止まってしまうんですね。・・この味わいなら90点は付けない・・それで終わりなのでしょう。

 色合いも激的に淡いですが、むしろバローロよりは濃いです・・(^^;; 質の良い美しいタンニンではありますが、酸素を取り込む前はやや硬いんですね。2020年ものですから・・それも近年の造りをしている造り手では有りませんから、

「ワインの状態を見ながら、開いて行くように仕向ける飲み方」

をされますと、今でもさらに美味しく飲めると思います。やり方は、酸素を吸収させる・・温度を(何度か上下に)変化させる・・です。細かいところは今までアチコチに書いてますので、ご自身で挑戦してみてください。

 もはやこのような造り手はロアーニャだけでしょう。葡萄本来のポテンシャルだけで勝負しています。甘みは一切無く、無理に抽出せず、しかし敢えて特殊なことはしていないと感じられます。

 まぁ・・バローロボーイズがフレンチオークの新樽やロータリーファルメンターを使用して大いに受けたのを横目に見ながら、

「何も変えないこと」

を選んだ訳です。それはとても厳しい道だったと思います。


 でもワインの姿・・はきっとそのように、時代にもまれながら変化して行く・・そしてそれに贖う人々がいる訳です。特にバローロ・バルバレスコは、その「ネッビオーロの種子」をどう扱うか、悩まされて来た訳です。そしてこのドルチェットもまた、過熟させると茶色になってしまう、若すぎると香りが青っぽくなってしまって渋い・・だから、安いワインにしかならず、手を多く入れることがし辛らかったんですね。

 それでも他のワイン同様にいつもと同じように・・普通に仕上げることで、こんなに「激エレガントで美しいディテール」を生む瑞々しいワインになります。是非飲んでみて下さい・・あ、涼しくなってから飲むか、変化を楽しんで・・いや、ホントかどうか確かめるように飲むか・・です。ご検討くださいませ。

 以下は以前のレヴューです。
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【The Wine Front は92ポイント、Cellar Tracker は91ポイント...凄い評価です・・が、その凄さはロアーニャのベースワインでもこんなに出来るのか!と感じさせる部分なのでしょう。】

 2017年もののロアーニャのドルチェットを「滅茶安!」な価格でご案内させていただきましたが、ま~・・これが非常に好評でして、エージェントさんの残りを全部いただいても足りない位の勢いでしたし、

「こんなにリーズナブルなのに柔らかくて優しくて、でもちゃんと集中しているんですよね~・・。」

とのお言葉をいただきました。


 まあ・・完全にデイリーな価格でしたので、飲んで驚かれたことかと思います。それに余り・・その辺に普通にあるドルチェットとは、質感そのものが違っていましたよね。そこにロアーニャならではの、ロアーニャ風のナチュラル感がキッチリと美しく入ってくる訳ですから、受けないはずが無いとは思っていました。


 しかしながら在庫はいつか切れるものです。それに今は、プロパーな価格でしたら買えるし販売も出来るんですが、リーズナブルにお出しすることを考えると、相当に苦労してしまいます。

 なので、エージェントさんに相談して2018年もののドルチェットを売らせてくれと・・頼んだんですが、交渉は結構に難航してしまいました。まぁ、3千円上代ですので通常ならどうでしょう・・1割引き+アルファくらいでは何とか行けるんですが、それだと数も厳しいですよね。

 で、結局のところはここまで頑張りました。でも今、このプライスを実現するには、飲んでしまうと相当に上げなくてはならず、

「ザ・ワイン・フロント92点、セラー・トラッカー91点」

と言う評価が上がってますし、2017年をご案内させていただき、まださほどは経過してはいない件を考え併せ、

「じゃぁ・・この価格で取りあえずご案内してみよう」

と言うことになりました。


 なので、今回はテイスティングレヴューは有りません。

 まぁ、ザ・ワイン・フロントの92点は付け過ぎかもしれませんが、ウェブ・クラウド・ソースですから一般人の方の評価が多いセラー・トラッカーが91点を付けているのは、信用しても良いかなぁ・・と。ただしアメリカのサイトですのでその辺も考慮しつつ、でもロアーニャですからね・・。ふんわりと柔らかなテクスチュアに綺麗でふくよかなエキス、そしてちゃんと集中した味わいを見せると思いますので、91点と言うのは良いラインかな・・とも想像してしまいます。

 今回入荷分の価格がこれですので、次回は幾らでご案内できるか不明です。高くなるかもしれないし、安くできるようになるかもしれない・・そこは申し訳ありません、ご了承いただいて・・入荷分が無くなったら終了の予定です。

 でも24%近くの割引価格ですので、かなりお得かと思います。ご検討くださいませ。


 以下は以前のレヴューです。
━━━━━
【超繊細系の膨らみ有るドルチェット!・・非常に美味しいです!】

 ロアーニャです。今回は「激安」です。通常は3千円まで行かない位です。安くても2400円位かと。なので、ロアーニャのナチュラルでふんわり、そして繊細な味わいを確かめるチャンスかと思います。

 赤いですよね~・・ドルチェットって、もう少し茶っぽい色彩が入ることが多いんですが、滅茶美しい色合いです。

 ナトリウムっぽい柔らかなミネラリティがふんだんに有りますが硬くならず、新鮮な果実を品良く感じさせてくれちゃいます。

 まぁ、デイリー価格まで落ちましたんで、きっと売れるに違いないと踏んでいますが・・これでロアーニャのファンになっちゃいますと大変ですよ。バローロもバルバレスコも滅茶美味しいですし、地元品種の白だって、おそらくビックリするほど感動しちゃうんじゃないかと思います。

 とにかくこれは一度飲んでいただかないと。こんなにリーズナブルに出来る機会は早々無いと思いますので・・是非何本か、挑戦してみて下さい。超お勧めします!



 以下はバルバレスコ・パイエ2012年のレヴューです。
━━━━━
【ロアーニャの素晴らしさはボトルとしっかり向き合ってこそ理解出来ます。そしてこの真のナチュラルさ理解したら・・もう離れられないかも!】

 ロアーニャと言ったらやはりこれでしょう。「バルバレスコ・パイエ」です。2012年もので、評価も高いです。勿論ですが、ヴィッキエ・ヴィーニュ・・・現在はヴィッキエ・ヴィティとイタリア語に変更になっています・・・も、そして超古木の「クリケット・パイエ」は垂涎のワインですし、単独所有になったバローロ・ピラは何と「ピエ・フランコ(自根)」で、どのキュヴェも素晴らしいです。

 noisy にとっても久し振りの「パイエ」・・・今回は開けさせていただきました。良い景色ですね・・。イタリアでは普通なら40年を超えるような古木は植え替えられてしまいます。このグラスの色合い、グラデュエーションは古木ならではの深みのある色合いと言えるでしょう。

 味筋は・・・例えば、noisy も好きですが、バルバレスコ・ラバヤのブルーノ・ロッカとは・・正反対です。こちらは「カッチリ」とした・・エッジがしっかりと判る味わいです。

 しかしながらロアーニャのワインは、すべてが、

「グラデュエーション」

です。


 そしてデジタリックでは無く、どこまでも「アナログティック」です。連続で可変して行く感じなんですね・・。

 誰に似ているか?・・・と問われましたら・・、生産地は異なりますが、

「マッサヴェッキア」

でしょう。


 そして、むしろマッサヴェッキアはミネラリティが膨大で、飲んでいてもそれが目立ちますが、ロアーニャはそこも「アナログティック」なんですね・・。


 抜栓すると、もう・・柔らかくフカフカしたニュアンスでアロマが立ち昇ります。妖艶ですが行き過ぎない・・ちょうど、どっちとも取れないベストなポジションです。果実が目立つだけには絶対行かないが、実は呆れるほど存在していて、官能感をも醸し出している感じ・・でしょうか。

 良く出来た飲み頃のブルネッロのように枯れたニュアンスも内包しつつも、「枯れているな」などとは全く感じない「生きの良さ」を感じます。これも中域がたっぷりで、エッジに向かって見事なアナログ的グラディエーションで描かれているから・・だと思います。

 余韻も実に長く、バルバレスコ的なハーブのニュアンスが、キツク無く、適度なバランスでノーズに抜けつつ、旨味のエキスが収束して行きます。そして・・残り香・・これも実に良い・・優しく柔らかくしっとりとしています。

「無いのでは無く、たっぷり有るのに奥ゆかしい」

んですね。


 果実ももう・・知っている果実を次から次へと書きたい位ですが、そんな野暮はしません。スイカとかキンカンとかまで・・感じます。勿論、各種果皮のニュアンスも・・素晴らしい味わいでした。是非飲んでみていただきたい!


 因みに、ワイン評論家さんたちの評価を探してみましたが、最新のものは余り無く、ようなっと見つけたのはアントニオ・ガッローニさんのもので、

「95Points」

でした。


 普通の「パイエ」でこの評価ですんで・・はい。凄いですよね。


 因みに自根の2012年バローロ・ピラは96Points、2008年のバルバレスコ・クリケット・パイエは97Points とのことです。個人的にはガッローニさんのパイエ95ポイントはほぼ同じ意見です。ですがどうも彼は・・noisy には全然判らないんですね。なのであくまで参考と言うことでお願いいたします。


 バルバレスコ・パイエ・ヴェッキエ・ヴィティは、樹齢の高い葡萄のキュヴェのみで仕上げた特別バージョンです。バルバレスコの最高のワインと言って良いかと思います。ガッローニさんは2008年のクリケット・パイエと同じ97Points・・だそうです。

 クリケット・パイエは良年のみリリースされる超限定のバルバレスコです。1999年ものがレスプレッソ誌で満点を獲得し、ロアーニャの名を世に知らしめています。最近では珍しく2007年、2008年と続けてリリースされています。飲んでみたいですよね~・・これは!

 バルバレスコ・アジリ・ヴェッキエ・ヴィーティは、ロアーニャのワインの中では最も力強いと言われる味わいです。まぁ、ロアーニャのワインは女性的・・と言われますが、これはその中でも最強。アマゾネスみたいなワインです。勿論超古木です。ガッローニさんの評価は 95Points で入荷は3本。

 バルバレスコ・モンテフィーコ・ヴェッキエ・ヴィーティは、パイエをさらに繊細にしたような・・感じです。縦伸びする・・と言うか、良く香る・・と言うか、イメージ的には長身の美人さんです。こちらも超古木の限定品です。入荷は3本だけ。

 バローロ・ピラは何と「ピエ・フランコ」です。(ルイージ・)ピラ家がピラ畑を所有していない・・と言うのは、どこか「グッチ」を思い起させますが・・そんなことはどうでも良いですね。カスティリオーネ・ファレットの名畑で、重厚さよりもエレガンス、芳香に振れたバローロです。

 バローロ・ピラ・ヴィッキエ・ヴィティはピラの古木のみで仕上げた限定品です。超古木の80年以上のもので入荷は少なく3本のみです。ガッローニさんは通常のピラが96ポイントでヴィッキエ・ヴィティの評価が見当たらず・・一体、何点付けたのか・・ある意味、興味を持ってしまいました。


 ようやく念願適って、ロアーニャのご案内が出来ました。でも・・白も滅茶苦茶旨くて感動しました。この季節・・美味いんですよ・・白ワインが!是非ご検討くださいませ。さすがの「ロアーニャ」!絶品です。


2018 Langhe Rosso
ランゲ・ロッソ

19042
自然派
赤 フルボディ
イタリア
ピエモンテ
ランゲ
ロアーニャ

■メディア情報
 92 Points CellarTracker

■エージェント情報
 バルバレスコ・パイエの若樹(樹齢 20~25 年)を約 1/3 とバローロ・ピラの若樹(樹齢 20~25 年)を約 2/3 のアッサンブラージュ。他のワインと同じく収量制限、野生酵母での発酵。マセラシオンは約 100 日。後半の 60 日はサマージュ・ド・キャップ(果皮をモスト中に沈めて動かさない)を採用して過度な抽出を避けている。
750ML 在庫  完売   ご注文数   本
¥6,990 (外税) 
【同じ2018年でもバローロ・ピラとのポテンシャル差は歴然!・・しかしながら、早いうちに飲むならこのランゲ・ロッソの方がめちゃ美味しい!と言われるかもしれません。】
 有難いですね。2018年ものの大樽系ネッビオーロを今頃リリースしてくれるのは、流石・・判っていらっしゃると思わざるを得ません。

 まだバリック系で緩やかな強制酸化を施すバローロボーイズ系や、ロータリーファルメンターなどを使用して多量のタンニンを出さない工夫をされていらっしゃる生産者さんのネッビオーロなら近いヴィンテージでリリースされても飲めますが、大樽系はね・・それをやってしまいますと相当渋いですから。

 どうでしょう・・このエッジにオレンジが見える艶やかな色彩!・・もうすでにバローロやバルバレスコが熟し始めている感じに見えないでしょうか?・・何かもう、甘やかさが出て来ているような、そんな美しい色に見えることと思います。

 若いドルチェットとは全く異なる壮年のワインに見えます。甘やかさに官能さが入り、熟した果実と多彩なハーブ、ちょっとドライフルーツ、カモミールなニュアンス。中々のエイジドなニュアンスも有りつつ、エキス系で未開発なパワフルさも僅かに有り、

「先行きの楽しみも取ってあるよ」

と言いたげでも有ります。

 まさにバルバレスコな品格を感じる見事な完成度で、5~10分も経ちますと・・相当複雑で・・しかも伸びが凄い・・めちゃ膨らんで来るんですね。

 今飲んでも充分に楽しめ、しかもこの先10年ほどは行けると踏めるほどのポテンシャルを感じました。旨いです!

 ロアーニャのバローロ、バルバレスコが1万円ほどだった時代なら、ブルゴーニュの1級クラスを購入するようなつもりで楽しめた訳です。実際に「ヴィッキエ・ヴィーティ(ヴィエイユ・ヴィーニュ)」のキュヴェでないなら、その位で購入出来た時代も有ったんですね。ですがすでにV.V.で無くても2万円は超える時代になっていますので、中々ね・・厳しいでしょう?

 しかしこのランゲ・ロッソは、

「プティ・バルバレスコ」

と言って良いレベル・・いや、それ以上でして、並みのバルバレスコやバローロだと全く敵わないです。しかも、

「大樽系、エキス系が持つ、悠久の時を感じさせる雄大さを持つ飲み口」

でも有りますので、飲み終えたら・・また飲みたくなっちゃうんじゃないかと思います。

 因みにこちらも減らされまして、10本だけの入荷です。たった10本ですよ・・一体ワイン屋は・・どうしろ・・っちゅうんでしょうか。

 だんだん厳しい時代に入って来ました。それでも狙い目になっているワインは、リーズナブルで人気が高いから・・こんな割り当てになる訳ですね。ぜひ飲んでみてください!・・さっさと飲んで良し、10年寝かせても良しです。超お薦めです!



 以下は以前のレヴューです。
-----
【バローロ・ピラとバルバレスコ・パイエのそれぞれの若木です。アンスージャストは93ポイント!】

 贅沢なように見えますが、若木ですから・・ある意味、ガイアの「ランゲ何とか」から、「何とか」を外した感じで、むしろ「ランゲ」そのものを思わせる味わいかと思います。

 しかしながら若いうちはやはり「渋い」ですから、

「リーズナブルだからさっさと飲もう!」

と言うのは間違いです。本格的なネッビオーロであることは間違い無いので、

「少なくとも2年ほどは・・」

 寝かせてください。今回はこのリーズナブルクラスでも4本しか来なかったので・・未テイスティングです。申し訳ありません。



 以下は以前のレヴューです。
-----
【バローロ・ピラの若木を2/3、バルバレスコ・パイエの若木1/3で造っているランゲ・ロッソ!・・なるほど・・そう言う事かと良く判る・・かもしれません!】

 古木にこだわるロアーニャの、若木の葡萄で仕上げたランゲ・ロッソです。中身はピラとパイエですから、バローロやバルバレスコを名乗れないとしても・・葡萄のポテンシャルは流石なものが有ります。

 やはり幾分パワフルな味わいで、ピラ(バローロ)の砂地がちょっとバルバレスコっぽいですから( noisy の勝手な思い込み?)、良い生産者が造るバルバレスコみたいな感じにしか思えない・・ニュアンスでは有ります。

 しかし、古木にこだわるロアーニャが若木の葡萄をバローロやバルバレスコに使用しないのが、良~く伝わって来るんですね・・。テクスチュアが滑らか・・までは行かず、ややタンニンが前に出ている感じなんですよ。

 しかしながらそこはロアーニャですから・・タンニンの質がべらぼうに良い・・。なのでこのワイン、酸素と結合して行くと・・つまり時間が経ってくると、非常に甘みが増して来るんですね。甘みは旨味をさらに増やし、徐々に滑らかになって行くんですよ。なので、

「普通に・・バローロ、バルバレスコのニュアンス!」

に取れてしまうんですね。


 ですが、例えば「パイエ」のあの超柔らかで優しく包まれるようなニュアンスまでは、短い間では到達しません。ナチュラルで透明感が有って、そして熟成感も有るパイエですから、

「若々しさ」

も感じるランゲ・ロッソとは、「格の違い」は歴然として有ります。


 今回はグラスの写真を店のカウンターで撮ったので、いつもと見え方が違うかもしれません・・すみません。

 でも何かこう、伝わって来ますよね・・。

「淡いのにエキスは濃いんだろうなぁ・・」

(とても自然なエキスの味わいですけどね・・)

「意外にも明るい色をしているように見えるなぁ・・」

(実際は結構、深淵な色彩をしているように見えますよ・・)

「飲み頃は随分先かな?」

(タンニンの質が良いので北イタリア風肉料理と合わせれば今でも行けると思います・・ワイン単体の美味しさを目指すなら2年置きたいですけどね・・煮込みで一杯!)


 上級キュヴェを比較すれば元気いっぱいな感じですが、

「他の生産者とここまで違うのか!」

と思わせる上級キュヴェに対し、

「他の生産者のバローロ、バルバレスコと同じくらいのポテンシャル」

と思わせてくれますので、むしろ、

「上級キュヴェの仕上げ、相当頑張っているんだなぁ・・」

などとも思わせてくれます。面白い存在だと思います。是非ご検討くださいませ!



2018 Barolo Pira
バローロ・ピラ

19041
自然派
赤 フルボディ
イタリア
ピエモンテ
バローロ
ロアーニャ

■海外メディア情報
 97 Points Bruce Sanderson / Wine Spectator
 95+ Points Audrey Frick / JebDunnuck.com
 94+ Points Antonio Galloni / Vinous


■エージェント情報
 カスティリオーネ・ファレットに位置する。3 方向を森と崖に囲まれた孤立した畑で砂質が主体(石灰質、青色粘土質、トゥーフォ)というバローロでは珍しい土壌。1989 年に購入したロアーニャのモノポール。この畑のネッビオーロはマルゴッタでオリジナルのクローンを残していて、ほぼ全てが自根。4.88ha で他の畑と面していないので独自のテロワールが残されている。
750ML 在庫  完売   ご注文数   本
¥21,580 (外税) 
【2018年のヴィッキエ・ヴィーティとは1ポイント差でした。大噴火までもう少し掛かるだろうと思わせる凄いバローロ!・・しかもほとんどがフラン・ド・ピエで台木接ぎ木無しの・・ある意味、本物の偉大なワインです!】
 「フラン・ド・ピエ」「ピエ・フランコ」と聞いて・・どのような感情が呼び起こされるでしょうか。

 まぁ・・そんな言葉に特別なものをお持ちで無いのが・・普通でしょう。それにその意味も良く知らない方も多くいらっしゃいます。

 しかしながら長い間ワインファンでいらっしゃり、何かの機会に・・フラン・ド・ピエの素晴らしいキュヴェ、特に古酒ですね・・出会ったことが有る方になりますと、

「ちょっと感傷的な心持ちになるかも・・」

と言うような方もおられるはずです。

 西暦1900年より少し前位でしょうか。ヨーロッパを中心にフィロキセラと言う根に付くアブラムシが蔓延しました。その性でフランスもイタリアも、ワイン産地は大きな打撃を受けました。根を齧られた葡萄の樹は樹勢を落とし、やがて枯れてしまった訳です。

 ですが、アメリカ産の葡萄の樹はフィロキセラに耐性が有るのが判り、それからはアメリカ産の台木に接ぎ木をすることで、ヨーロッパの葡萄・・ピノ・ノワールもシャルドネも、様々な種の葡萄が生き残ることが出来たんですね。でも・・それで本当に良かったのか?

「・・ワインの味わいはフィロキセラ以前と以後では、何も変わっていないのか?」

と言う疑問が投げかけられた訳です。

「ん?・・そんなの、100年以上前の話しだから比較のしようが無いじゃん?」

と思われるかもしれません。

 あの・・世界最高のワインと言われるD.R.C.のロマネ=コンティやラ・ターシュのピノ・ノワールも、台木への植え替えや接ぎ木に消極的で、1950年台まで植え替えず、毎年収量を減らしながら頑張りましたが、ついにその時が来たわけです。

 ですが・・そんな経緯が有りますから、例えば1930~1940年代のD.R.C.のワインと、ようやく凝縮した実を付けるようになった1980年台のものとの比較も可能な訳ですね。なので、そのような比較は・・ワインファンの間で行われていたんです。・・いや、もちろんD.R.C.のワインだけの話しでは有りません。

 ですから、そんな台木無し、接ぎ木無しのフラン・ド・ピエのワインを飲むと、あぁ・・なんて心地良い伸びなんだ!・・と感じてしまう訳です。これを、

「フィロキセラが生んだ大罪」

と・・noisy は呼んでいます。

 ですが幸か不幸か・・世の中にはフィロキセラに蝕まれること無く残っている稀な畑が有ります。それらの多くは、砂地で有ったり、砂地の土地に周りを囲われている・・とか、岩場に囲まれ、周りに土が無いとか・・そんな畑です。シャンパーニュのボランジェのヴィエイユ・ヴィーニュ・フランセーズは有名ですよね。

 で、このロアーニャのラ・ピラもまた、そんなピエ・フランコの畑がほとんどです。一部そうでない部分もあるようですが・・。

 なのでこのラ・ピラこそ・・そんな・・noisy が言う「意味」を伝えてくれる希少なポテンシャルの高い畑でもあるんですね。

 深い・・とにかく深い、複雑な味わいです。凝縮感も半端無く、しっかりと溶け込んだミネラリティとタンニンに・・ピエ・フランコが守られています。

 大樽系のバローロが持つ雄大なスケール感と悠久の時間を湛えており、縦にも横にも、全方向に対して膨大な伸びを持つベクトルが有ります。

 バローロがネッビオーロが生む傑作であるならば、やはりこのラ・ピラこそ・・その頂点に有ると思いたいし、実際にそう感じます。単に濃いのでは無いんです。甘い訳でも無い・・。でも濃い・・し、とんでもなく甘美な味わいを持っています。

 だからこそ、このラ・ピラにはnoisy も特別な感情が有りますから・・是非とも成長を見守りつつ、ご自身で良いだろうと思われるタイミングで飲んでみて欲しい訳なんですね。

 あ・・言っておきますが・・この2018年もの、まだ早いですよ。決して早飲み厳禁です。どうしても早く飲まれたいのでしたら、今回は古めのヴィンテージもご案内させていただいてますのでそちらから・・まだ渋みもしっかりあります。グラスの写真の色彩を見ても、

「非常に美しいがどう見ても閉じた印象は拭えないはず」

とnoisy は見ています。

 ですのでこのラ・ピラ、素晴らしいヴィンテージだと思いますが、何せ高くなってしまいまして・・上代は26000円なんですね。一般的な掛け率では無いので、仮にそれを反映しますと28000円以上です。

 流石にそれでは厳しいだろうと言うことで、noisy も無い頭をフル稼働し、面倒な利益計算をして・・何とかこのプライスまで持ってきました。おそらく最低価格だと思います。

 ということで、noisy の思惑が上手く行かないようでしたら、ネットから下げることもあるかと思いますので、どうぞご理解よろしくお願いいたします。

「考え得る最高のバローロの一つ」

です。お薦めします!






 以下は2016年もののバローロ・ピラのレヴューです。
-----
【何と・・フラン・ド・ピエのモノポールですが、V.V.でもReservaでも無いシンプルのクリュが98ポイント!・・ビックリです!】

 入荷数が少ないんですが、それでも何とか・・と思いまして、アンスージャストで98ポイントも付いたバローロ・モノポールの「2016 ピラ」を開けてしまいました!

 いや・・これに98ポイントを付けることが出来る人がいたんだ!・・と、ちょっと見直してしまいました!・・おっと。また悪い癖が出てしまいましたね。すみません。

 見るからに「落ち着いてないのが判る」ので、ちょっと恥ずかしいんですが・・まぁ・・ワイン屋で有ってただのファンでは無いので、どんな状況でも飲んで理解できるようにしていないと・・とは思っています。最も、余りに暴れすぎてるとお手上げの場合も有りますが。

 どうでしょうかね・・見た目は熟し始めの普通のパスグラかガメ?・・に見えるかもしれない位に淡いです。昨今は勘違いされている方が多いようなので言ってしまいますが、

「バローロ、バルバレスコなどのネッビオーロは、本来は淡い色合いになるのが普通」

です。

 抽出を何らかの方法で強くすると濃く成る訳ですね。現在はそのようなバローロ、バルバレスコが多いです。

 そんなバローロ、バルバレスコに非常に高い評価を付けていた海外メディアでは有りますが、この10年位の間に・・noisyも、

「・・えっ?」

と思うような状況になって来ていました。なので、

「・・ホント?・・」

と、何度も同じ評価を探してネットを徘徊しなくてはならなくなるんです。


 非常に精緻で自然な味わい・・そして瑞々しいです。自然と言っても「自然派」をイメージさせるものでは有りません。どちらかと言うなら、

「人間の関与を余り感じさせない」

と言う意味合いです。

 僅かに酸化熟成の色合いをグラス・エッジに見ることが出来ます。しかしながら、

「まだまだ子供」

です。この状態だけ見ますと、それでもnoisy には美味しい訳ですが、95ポイントまでしか付けることができません。そこからの伸びを見ると・・いや、結構に伸び率が大きく残っているんですね・・。

 非常に複雑です。でも一本筋の通った味わいです。この「ピラ」は砂地なのかな?・・ちょっとそのニュアンスを含みますが、砂だとフィロキセラは入って来れないのでフラン・ド・ピエ、つまり自根での栽培が可能になります。

 そもそも自根のバローロとしては滅茶価格は安いと思いますが、評価がここまで付いてもこんな価格ですから、

「そりゃぁ・・誰しもが欲しい!」

のが人間の心理でしょう。


 ただし、今飲んだとしても、ポテンシャルを取る飲み方を普段していらっしゃる方だと、美味しく飲んでいただけると思いますが、どうしても直近の味わいからの表情を強く受け取られる方は、

「5年以上置いてから戴くのが正しい」

と思います。


 希少なワインです。自根のモノポールの、最良のヴィンテージです。ブルゴーニュのグラン・クリュだと思ってください。お勧めします!


2015 Barbaresco Gallina
バルバレスコ・ガッリーナ

16137
自然派
赤 フルボディ
イタリア
ピエモンテ
バルバレスコ
ロアーニャ

■メディア情報
 97 Points Wine Spectator
 94 Points CellarTracker
■エージェント情報
 ネイヴェに位置。標高は190-290m。ちょうどアルベッサーニ畑の南に隣接している。土壌は、主に泥灰土で細かい砂を多く含む。ワインはエレガントで香りも繊細。タンニンは3D的で強調的ではあるが、決して暴れることはない。
750ML 在庫  完売   ご注文数   本
¥20,980 (外税) 
【素晴らしいエキス感!・・漲るものでは無く、じんわりと・・しかし確実に包み込まれる、静かなる魅力な表情をお楽しみください!】----- 以前のレヴューを掲載しています。
 いや~・・美味しいですね~・・そして、今回はクリュ・クラスは「パイエ」と「ファセット」をテイスティングさせていただきましたが、

「・・これほどまでに性格が違うか!」

と思えるほどにアロマ、表情が異なっていました・・。上の写真がパイエ2015、下がファセット2015です。

 パイエは、ほぼ真円を描くようなパレットで、豊かです。エキス感が素晴らしく・・いや、そう書いてしまうと「派手な味わい」に思えるかもしれませんが、全く異なります。ロアーニャを飲まれたことが有る方ならお判りかと思いますが、決して出しゃばりはしないんですね。非常に静かで穏やかです。

 抽出が強い・・なんて感じることは有りません。バローロ、バルバレスコのワインでは、時にそのように感じさせるものが多いかもしれませんが・・そうじゃないんですよね。

 それでいて、タンニンが目立たないか?・・と言うと、そうでもない。ちゃんと存在しているんです。ただし、そのタンニンがまた「美味しい」んですよ。極上のタンニンと言いたいですね。シルキーでフワフワとしていて、静かにその味わいをも、今のタイミングでの美味しさの一つとして感じさせてくれます。

 エキス感も、

「・・エキスが凄~い!」

 なんていう感じでは無い・・しかし幾ばくかの液体を飲み込んだ後に、その静かに押してくる見事なエキス感に圧倒されてしまっている訳です。


 パイエ2015はまだ、アロマとしては強く香って来ません。しかし、その存在感たるや半端無いです。やられちゃいます・・二度見ならぬ、二度飲みしてしまいますよ・・はい。

 ファセット2015はふんわりと官能的に結構香ります。優しいですね・・。なのにしっかり押しがあるアロマです。とても濡れていてしなやかです。パイエ2015はまだそこまで来ていない?感じです。味わいは鉄分やマンガンなど金属系の押し味や口中香がノーズに戻って来ますが、縦方向には膨らみはあるものの、横方向へは余り膨らんで来ないので、少しタイトな感じです。

 言ってみれば、パイエは「モレ=サン=ドニ、ヴォーヌ=ロマネタイプ」で、ファセットは「ジュヴレ=シャンベルタンタイプ」でしょうか。どちらも最低、1級格の味わいが有りますが、ブルゴーニュのピノ・ノワールのようなスタイリッシュなボディでは無く、もう少し厚みが有ります。それがまたふんわりとしていて、複雑性が有って、エキスの押し味が有って・・優しく自然に香る訳ですね。

 まぁ、ロアーニャのこのクラスは常に96点くらいは付いているので、2015年ものは普通っちゃ・・普通なのかもしれません。でも、熟成感はどちらも結構に有り、あとは輸入の疲れを取ってあげて・・楽しむだけと言うことかもしれません。

 今回飲めなかったアルベサーニは、柔らかな「パイエ」をさらに女性的にしたかのような味わいになりそうです。海外メディアもまだ余り評価を出していませんので・・すみません。飲めたら追加で記載させていただきます。

 また、「ガッリーナ」も飲めてはいません。アルベサーニとは盆地を挟んで南側に有るので、北面と言うこともあってか、骨太で男っぽい感じがするかと思います・・が、そもそもロアーニャは女性的なしなやかで柔らかなワインですから(・・いや、個人的に・・)、飲まれる方によって印象が異なるかもしれません。

 素晴らしい出来でした!・・パイエV.V.は99点ですから飲みたかったんですが・・数も無いので流石に躊躇してしまいました。是非ご検討くださいませ。超お勧めします!





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【ロアーニャの素晴らしさはボトルとしっかり向き合ってこそ理解出来ます。そしてこの真のナチュラルさ理解したら・・もう離れられないかも!】

 ロアーニャと言ったらやはりこれでしょう。「バルバレスコ・パイエ」です。2012年もので、評価も高いです。勿論ですが、ヴィッキエ・ヴィーニュ・・・現在はヴィッキエ・ヴィティとイタリア語に変更になっています・・・も、そして超古木の「クリケット・パイエ」は垂涎のワインですし、単独所有になったバローロ・ピラは何と「ピエ・フランコ(自根)」で、どのキュヴェも素晴らしいです。

 noisy にとっても久し振りの「パイエ」・・・今回は開けさせていただきました。良い景色ですね・・。イタリアでは普通なら40年を超えるような古木は植え替えられてしまいます。このグラスの色合い、グラデュエーションは古木ならではの深みのある色合いと言えるでしょう。

 味筋は・・・例えば、noisy も好きですが、バルバレスコ・ラバヤのブルーノ・ロッカとは・・正反対です。こちらは「カッチリ」とした・・エッジがしっかりと判る味わいです。

 しかしながらロアーニャのワインは、すべてが、

「グラデュエーション」

です。


 そしてデジタリックでは無く、どこまでも「アナログティック」です。連続で可変して行く感じなんですね・・。

 誰に似ているか?・・・と問われましたら・・、生産地は異なりますが、

「マッサヴェッキア」

でしょう。


 そして、むしろマッサヴェッキアはミネラリティが膨大で、飲んでいてもそれが目立ちますが、ロアーニャはそこも「アナログティック」なんですね・・。


 抜栓すると、もう・・柔らかくフカフカしたニュアンスでアロマが立ち昇ります。妖艶ですが行き過ぎない・・ちょうど、どっちとも取れないベストなポジションです。果実が目立つだけには絶対行かないが、実は呆れるほど存在していて、官能感をも醸し出している感じ・・でしょうか。

 良く出来た飲み頃のブルネッロのように枯れたニュアンスも内包しつつも、「枯れているな」などとは全く感じない「生きの良さ」を感じます。これも中域がたっぷりで、エッジに向かって見事なアナログ的グラディエーションで描かれているから・・だと思います。

 余韻も実に長く、バルバレスコ的なハーブのニュアンスが、キツク無く、適度なバランスでノーズに抜けつつ、旨味のエキスが収束して行きます。そして・・残り香・・これも実に良い・・優しく柔らかくしっとりとしています。

「無いのでは無く、たっぷり有るのに奥ゆかしい」

んですね。


 果実ももう・・知っている果実を次から次へと書きたい位ですが、そんな野暮はしません。スイカとかキンカンとかまで・・感じます。勿論、各種果皮のニュアンスも・・素晴らしい味わいでした。是非飲んでみていただきたい!


 因みに、ワイン評論家さんたちの評価を探してみましたが、最新のものは余り無く、ようなっと見つけたのはアントニオ・ガッローニさんのもので、

「95Points」

でした。


 普通の「パイエ」でこの評価ですんで・・はい。凄いですよね。


 因みに自根の2012年バローロ・ピラは96Points、2008年のバルバレスコ・クリケット・パイエは97Points とのことです。個人的にはガッローニさんのパイエ95ポイントはほぼ同じ意見です。ですがどうも彼は・・noisy には全然判らないんですね。なのであくまで参考と言うことでお願いいたします。


 バルバレスコ・パイエ・ヴェッキエ・ヴィティは、樹齢の高い葡萄のキュヴェのみで仕上げた特別バージョンです。バルバレスコの最高のワインと言って良いかと思います。ガッローニさんは2008年のクリケット・パイエと同じ97Points・・だそうです。

 クリケット・パイエは良年のみリリースされる超限定のバルバレスコです。1999年ものがレスプレッソ誌で満点を獲得し、ロアーニャの名を世に知らしめています。最近では珍しく2007年、2008年と続けてリリースされています。飲んでみたいですよね~・・これは!

 バルバレスコ・アジリ・ヴェッキエ・ヴィーティは、ロアーニャのワインの中では最も力強いと言われる味わいです。まぁ、ロアーニャのワインは女性的・・と言われますが、これはその中でも最強。アマゾネスみたいなワインです。勿論超古木です。ガッローニさんの評価は 95Points で入荷は3本。

 バルバレスコ・モンテフィーコ・ヴェッキエ・ヴィーティは、パイエをさらに繊細にしたような・・感じです。縦伸びする・・と言うか、良く香る・・と言うか、イメージ的には長身の美人さんです。こちらも超古木の限定品です。入荷は3本だけ。

 バローロ・ピラは何と「ピエ・フランコ」です。(ルイージ・)ピラ家がピラ畑を所有していない・・と言うのは、どこか「グッチ」を思い起させますが・・そんなことはどうでも良いですね。カスティリオーネ・ファレットの名畑で、重厚さよりもエレガンス、芳香に振れたバローロです。

 バローロ・ピラ・ヴィッキエ・ヴィティはピラの古木のみで仕上げた限定品です。超古木の80年以上のもので入荷は少なく3本のみです。ガッローニさんは通常のピラが96ポイントでヴィッキエ・ヴィティの評価が見当たらず・・一体、何点付けたのか・・ある意味、興味を持ってしまいました。


 ようやく念願適って、ロアーニャのご案内が出来ました。でも・・白も滅茶苦茶旨くて感動しました。この季節・・美味いんですよ・・白ワインが!是非ご検討くださいませ。さすがの「ロアーニャ」!絶品です。



2015 Barolo Pira
バローロ・ピラ

17649
自然派
赤 フルボディ
イタリア
ピエモンテ
バローロ
ロアーニャ

■エージェント情報
96 Points / Drink:2022~2030 Wine Enthusiast
95 Points Wine Spectator
93 Points CellarTracker

■エージェント情報
 カスティリオーネ・ファレットに位置する。3 方向を森と崖に囲まれた孤立した畑で砂質が主体(石灰質、青色粘土質、トゥーフォ)というバローロでは珍しい土壌。1989 年に購入したロアーニャのモノポール。この畑のネッビオーロはマルゴッタでオリジナルのクローンを残していて、ほぼ全てが自根。4.88ha で他の畑と面していないので独自のテロワールが残されている。
750ML 在庫  完売   ご注文数   本
¥21,580 (外税) 
【静かに燃え滾るようなロアーニャならではの素晴らしい表情!フラン・ド・ピエの葡萄の樹こそが見せるシームレス感覚!・・飲み頃に入って来ました!バック・ヴィンテージです!】
 半端無い出来だった2016年を陰陽の「陽」とするなら、静寂の中で音もたてずにエネルギーを放出する「炭」のように、実は物凄い熱量を感じさせてくれる「陰(いん)」の感覚を、ロアーニャならではのさらなる「静寂の世界」で包み込んでいるバローロはカスティリオーネ・ファレットのピラです。

 そもそもロアーニャでは樹齢50年以上の樹しか使用しないですから、通常のカンティーナで言ってしまえば、これも「ヴィエイユ・ヴィーニュ」です。ロアーニャの言う古木は「ヴィッキエ・ヴィーニュ」もしくは「ヴィッキエ・ヴィーニュ」で80年以上..イタリア中部の産地では有り得ない樹齢です。

 しかもこの「ピラ」はプロヴィナージュでフィロキセラ以前からの葡萄のDNAを今に伝えていますし、当然のように「フラン・ド・ピエ」ですから、

「接ぎ木無し・・台木を使わない」

ので、自根なんですね。


 恐ろしいことに・・「自根なんだ」と自身に言い聞かせている性ももしかしたら有るのかもしれませんが、本当に下から上まで、

「手術根が見当たらない!」

どころか、

「一直線に上昇するシームレス感覚!」

も感じてしまいます・・人によるかもしれませんが・・。

 何故か今頃になってバックヴィンテージの案内をいただいたので、2015年は仕入れずに飲んでいないと言うことに気付き、慌ててオーダーを入れさせていただきました。

 今はロアーニャのご案内をすると・・いや、そもそも入荷量が凄く少ないのもあるのでしょう、すぐに完売してしまいますが、2014年もののご案内後に・・

「2014年のピラが売れずに結構残っていた」

ので、おそらく2015年ものをオーダーしなかったんだと思うんですね。

「ロアーニャ、めっちゃ美味しいです!」

と頑張ってコラムを書いてもスルーされてしまうほど、その頃はまだまだ知名度が無かったんだと思います。2016年ものは海外メディアの評価もグッと上がったので、それ以降はほぼ残らない状況になったのかなと分析しています。

 確かに、非常に判りやすい美味しさを見せる2016年ものでした。ですので、

「ワビサビ系の陰系の生産者が造る陽系の味わい!」

だと思います。

 ですが2015年ものは・・

「ワビサビ系の陰系の生産者が造る、さらに陰系の味わい!」

です・・(^^;;・・が!


 明るいところで明るいものが見え辛いように、暗いからこそ、エナジーの細かな部分まで見える訳ですね。

 ですからこの2015年ものはまぁ・・良く見えます。静かに燃え滾っている備長炭!・・みたいに・・。

 やや鉄分感覚を感じさせるジュヴレ的なニュアンスに、ふんわりと妖艶さが生まれ始めています。スイカとかメロンとかの緑や薄い赤、薄い黄色のエレガントな果実、赤なんだけれどもそこには非常に透明な・・言ってみれば、イチゴを葛で包み込んだような感覚を感じます。

 膨らみもしっかり有りますが、「ぶわっ!」となんぞ表現できる「滾る」ものでは無いのに、「じわっ」とゆっくり・・でも確実に静かに膨らんでくれます。バローロの持つ五味~六味も分別して感じさせつつバランスにも優れ、余韻も非常に長く・・静かに消えて行きます。

 その際のパレットには、全く何も「途切れる部分」が無い・・まさにフラン・ド・ピエを彷彿させる感じがします。素晴らしいバローロでした!


 ただし!


 決して冷やさないでお楽しみくださいね・・時折、余りにおっしゃることが意味不明なので、よくよく伺ってみると、

「冷蔵庫で冷やして飲んでいます」

なんて方もいらっしゃいまして、いやいや・・それじゃ味も香りもしないでしょう・・と・・。


 ですので、

「ブルゴーニュ・ピノ・ノワールよりも1度上の品温で!」

お楽しみください。素晴らしいバローロです!お勧めします!


2019 Langhe Bianco Solea
ランゲ・ビアンコ・ソレア

17003
自然派
白 辛口
イタリア
ピエモンテ
ランゲ
ロアーニャ

■エージェント情報
 ソレアに使われる葡萄は全てバローロ・ピラの畑から来ている。ピラの最下部に植えてある樹齢 30 年以上のシャルドネが主体で、数パーセントだけネッビオーロのモストをアッサンブラージュしている。10 日間程度の自然発酵。2 年間大樽で熟成。年産 1.000 本程度の少量生産。赤ワイン同様に長期熟成が可能。
750ML 在庫  完売   ご注文数   本
¥8,490 (外税) 
【この、ネッビオーロまでもセパージュした、僅かに赤みの在る液体!?・・飲まれた方なら知っている、圧巻の美味しさ!・・僅少です!】
 あれだけリーズナブルに沢山ご紹介させていただけていた「ソレア」でさえ、片手に余る数しか入りませんでした。世の中一体、どうなっちゃってるんでしょう。たった1年ほどの間に・・まぁ、本当に映画のように、大きなことがいきなり起きる時代にいますから、そんなことは織り込み済みで生活していかなければいけないのかもしれません。ハッキリ言って、お先真っ暗・・(^^;; 予想など全くできません。

 目を閉じて、そっと口に含むと・・確かに感じる黒葡萄の余韻・・みたいな素晴らしい「白」です。希望数が買えていたらおそらく余っているはずなので、これも全部いただいちゃおうと思っていましたが、とらぬ狸の皮算用でした。

 基本シャルドネですが、むしろ赤のパイエよりずっと判りやすく、美味しくなるのが速いです。半年ほど置いた方が美味しいと思います。ご検討くださいませ。


 以下は以前のレヴューです。
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【アドヴォケイトもヴィノスも92ポイントと太鼓判のネッビオーロ入りの白!・・でも noisy 的にはポテンシャル点をもっと上げます!今回も特売です・・売り切れ御免!】

 2017年ものは30%もネッビオーロを混ぜた様ですよ・・。2016年もの、滅茶美味しかったでしょう?・・ちょうど良い位の開き具合で、目を瞑って飲めば、

「そこはもう赤ワインの世界!?」

かと思えるほどの深~い味わいです。


 2016年ものほどの熟成度は出ていないんですが、でもそのある種の「若さ」がまた、時系列での変化に物凄い「彩」を感じさせてくれるんですよ。

 まるで程好く熟したムルソーか?・・と思わせるほどの好ましい「粘っこさ」・・そしてそこから昇ってくる質の高い「蜜」のニュアンス。まるで赤ワインかと思えるようにサイド方向に拡がろうとする円形パレット・・。時間を掛けるとそこから球体へとさらなる膨らみ・・。

 これ、もしかしたら、物凄いワインなのかもしれないと・・思いません?

 前回の2016年ものは相当な条件をいただいて・・でも本数が無く、20本程度だったので飲めた方は少ないはず・・

 だとしたら、今回の2017年ものは、是非是非・・飲んでみていただきたいんですよ。勿論、白ワインファンのみならず、赤ワインファンの方にも・・むしろ

「ブルゴーニュワインが大好きな方!」

にこそ、この素晴らしい味わいに振れていただきたい・・そう願っています。


 今回も頑張って交渉してこのプライスです。前回ほどには下げられませんでしたが、それでも3割ほどは安いんじゃないかと思います。ご検討くださいませ。超お勧めです!


 以下は以前のレヴューです。
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【滅茶苦茶美味しいです!!黒葡萄のネッビオーロまでセパージュしてこの味わいを創り出しています。飲んだらもうビックリ確実!しかも今回のみの特売価格です!】

 いや~・・ロアーニャ、半端無いです。やってることも凄いですが、出来たワインの美味しさったら・・もうこの「ソレア」を2度飲んでいますが、そのたびに、旨い旨い・・言ってます。

 例えば・・いや、ここでブルゴーニュを出すのは「反則」に近いものが有るとしても、その方が伝わりやすいかと思うので、「販促」に変えて・・(^^ ご容赦ください。

 改めて、例えばブルゴーニュのシャルドネの名産地、ムルソーには、大きく分けると3つ、タイプが有るかと思うんですね。その中の大きな流れだと思えるのが、コント・ラフォン・タイプと言える

「滑らかオイリーな樽を適度に利かせたタイプ」

と、コシュ=デュリのような、

「酸の美しい、ムルソー版ピュリニータイプ」

です。いや、相当偏見も入ってるかもしれません。特にコシュ=デュリに関しては、コシュ=デュリが独特だとも言えますしね。


 コシュ=デュリの美しい、キラキラした輝いているような酸、これが凄いんですよ。ピュリニーのような豪奢な感じも有るし、時に「バター」のような凄いニュアンス・・バタール=モンラッシェとか・・熟成してくるとそんなニュアンスも出すキュヴェも有ります。


 で、このソレア2016ですが・・そんなコント・ラフォンの「滑らかマッタリオイリー」な本格ムルソー的味わいの中に・・コシュ=デュリの輝いているかのような見事なキラキラ酸が感じられるんですね。

 このソレア2016をブラインドで飲んで、

「ランゲだね!」

と言える方がもしいらっしゃるのなら、是非お会いしたい!・・


 もう非常に高質です。今飲んでも滅茶苦茶美味しい!しかも今回は条件をいただけたので「激安い」です。


 この夏はコロナで出歩くのも自重しないと・・そんな時、奥さんとシンミリ飲んでみましょう。

「・・何これ!・・とても美味しい!」

と、きっと夫婦仲も向上するんじゃないかと思いますよ。ご検討くださいませ。超お勧めです!



 以下は以前のレヴューです。
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【ランゲ最高の白ワイン!・・これは素晴らしい!実は・・物凄いポテンシャルです!】

 今まで飲んできたロアーニャは赤ばかりで、白はおそらく・・テイスティングさえしていないと思います。今回初めて扱うことにしましたので、入荷数は少ないですし、ソレア、ティモラッソとも、6本ずつのみの入荷なので悩みましたが、とりあえず「ソレア」を開けることにしました。

 まったく気取りのないエチケット・・と言うよりも、ペラペラな質感の薄い紙が貼ってあるだけですので、セラーから出した時のわずかな温度上昇でもエチケットにシワが寄りそうです。

 しかしながら、その存在感は中々のものでして、オーラのようなものを感じます。そしてグラスに注ぐと・・

「(・・おっ!)」

 良いですね~。美しい色です。ほんのりと淡く緑掛かった色合いに粘性が見て取れます。柔らかで膨らみの有るアロマが立ち昇って来ます。

 グラスを振るとさらにふっくらとしつつ、粒子の非常に細やかな・・と言うよりも、粒子を感じないほどの細やかなものですね・・風船のよう・・と言っても良いかもしれませんが、やはり淡い緑を印象付けさせるミネラリティがパンパンになって感じられます。

 口に含むと・・あ、これはシャルドネにネッビオーロをセパージュしているそうですが、ふんわかと柔らかいながら、少し内向的な表情です。

 しかしながら5分~10分ほどしますと、徐々にそのモンスター振りを発揮し始めます。

 ネッビオーロのコラムでも書きましたが、このロアーニャのような、ファーストタッチからかなり柔らかい印象を与えるワインは、飲み手にとっては、

「・・大したポテンシャルでは無いな・・」

とか、

「先行きはあまり変わらないだろう・・」

と言うような先入観を抱かせます。


 似たタイプに、トスカーナのマッサヴェッキアが有りますね・・いや、味わいが似ているのではなく、そのテクスチュアのソフトさとミネラルの膨大さが合わさりつつ、ポテンシャルをこれ見よがしにしないタイプ・・と言うことです。マッサヴェッキアも、

「(・・ん・・価格もそこそこに高いし・・こう言うタイプは受け入れられるんだろうか・・?)」

と悩みつつ、それでも紹介し続けようとしましたが、中々販売には結びつかず・・ほぼ諦めた以降、いきなり売れ始めたのには驚きました。


 そして20分もしますと・・かなり膨らみ、外向的な表情になってきます。こうなると・・もう、誰でも、

「うわ~・・美味しい!」

となるのは間違い無いですね。


 特にネッビオーロまで入っていると言うシャルドネ主体のセパージュですから、その個性的な味わいや香りも有るかと思います。普通に、

「ブルゴーニュのシャルドネが持つ、キリっとした表情などは見せない」

のに、

「深淵で繊細で柔らか。時間と共にどんどん膨らみ、たおやかな柑橘系フレーヴァーを放ち出す」

ワインなんですね。


 これ、相当・・美味いです。ブルゴーニュ好きの方々も、開けた瞬間は・・「?」となるかもしれませんが、10分もしますと「肯定派」に入られるでしょう。

 わざとらしく無く、強い、もしくはエゴイスティックな主張はしないのに・・しっかりと存在するんですね。

「化粧無しのスッピンの超美人」

と言って良いと思います。


 惚れちゃいますよ、きっと!・・エリオ・アルターレさんと同世代の先代が、研究を続けた結果・・


「何も変えないことを選んだ」

のは、正解だった・・のでしょう。今、これほどまでに、真にナチュラルなワインは中々存在しないでしょう。ネッビオーロばかりがおだてられているロアーニャですが、白ワイン・・これは隠れた逸品!是非とも飲んでみてください!



 また、今回はテイスティングを見送りましたティモラッソも、ロアーニャらしいナチュラルさと柔らかさ、優しさに満ちた味わいに違い無いと思われます。是非ご検討くださいませ!


2014 Barolo Pira
バローロ・ピラ

17074
自然派
赤 フルボディ
イタリア
ピエモンテ
バローロ
ロアーニャ

■エージェント情報
96 Points / Drink:2022~2029 Wine Enthusiast
95 Points / Drink:2024~2045 Robert Parker The Wine Advocate
93 Points Wine Spectator
93 Points CellarTracker

■エージェント情報
 カスティリオーネ・ファレットに位置する。3 方向を森と崖に囲まれた孤立した畑で砂質が主体(石灰質、青色粘土質、トゥーフォ)というバローロでは珍しい土壌。1989 年に購入したロアーニャのモノポール。この畑のネッビオーロはマルゴッタでオリジナルのクローンを残していて、ほぼ全てが自根。4.88ha で他の畑と面していないので独自のテロワールが残されている。
750ML 在庫  完売   ご注文数   本
¥21,580 (外税) 
【収穫から10年!・・そろそろ良いんじゃないかと思います。Wine Enthusiast は96 Pointsで2022年から、The Wine Advocate は95 Points で2024年から。クリスマス、お正月にいかがでしょうか。】
 セラーで発見した2014年もののピラです。自根の畑で台木を使用していない希少なバローロです。2018年もののピラや2023年のランゲ・ロッソを直近でテイスティングさせていただきましたが、やはりロアーニャは良いですね~・・若木のランゲ・ロッソでさえ、凄い旨いです。

 あの・・何とも例えようのないハーブの複雑なアロマに甘~~い・・煮詰めたような小果実が数種類も感じられ、どんどん膨らみ・・官能さを増して来ます。

 こちらはタンニンも完全に溶け込んでボディも出て来ているはず。2018年もののピラが余りに高くなったので、何とか価格を下げられないか調整しようと・・あ、そうそう・・どこかにロアーニャ、残ってなかったっけ?・・と言うことで探したところ数本見つかった・・内の1本です。ご検討いただけましたら幸いです。自根ならではのシームレスな味わいが複雑さと相まった時にどうなるか・・きっと素晴らしいはずだと・・どうぞよろしくお願いいたします。

 以下は以前のレヴューです。
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【・・2022年9月現在、めっちゃ成長して来ました!素晴らしいです!・・ほぼフラン・ド・ピエの「継ぎ目の無い足」のバローロ・ネッビオーロの・・そして、ロアーニャならではの水溶き片栗粉風の透明感、ほんのり見え始めた官能さをお楽しみください!】

 良いですね~・・素晴らしいです!バローロが持つ力強さも有り、その中にカスティリオーネ・ファレットらしいエレガントさ、フラワリーさ、赤っぽい粘土のニュアンスが見え、クリュ・ピラの特徴なのでしょうか・・わずかに集中した・・ほんのりとした甘やかなニュアンスが、果実や無機物に溶け込みつつ感じられます。しかも、

「これがフラン・ド・ピエの表情かも?」

 と思わせてくれるような、低域から高域へと「ぐいーっ」と伸びて行くような伸びやかなニュアンス・・しかも、葡萄自身の根(足)の継ぎ目を感じさせないような超低域から・・なんですね。それでいて、エレガンスを損なうような力業は一切見せない・・訳です。

 抜栓直後は13度のセラーから持ち出してすぐの性か、テクスチュアにわずかなイガイガっぽさが有ったものの、10分もして品温が上がり始めますと・・もう・・めちゃ素晴らしいです!

 「大樽で仕込まれた感」がビシバシ伝わってくるかのような、「大船に乗っているかのようなゆったり感」が基調。仮に自分が焦っていたり、苛ついていたりしても・・そこにはゆるやかな時の流れが演出されます。

 そして、決して「派手な演出ではない」・・もし俳優に例えるのなら・・

「・・(演技が)上手い!」

などと思わず声を上げてしまいそうになる・・のでは無く、

「いつの間にかそのシュチュエーションに自分が引き込まれていて、気付いたら涙していた・・」

 みたいな・・その演者の存在・・とか、わずかな表情の変化や仕草、動作・・に、まるで自身がその場でその世界を体験しているかのように感じてしまう・・そんなリアリティを与えてくれる感じです。

 ですから、今飲んでも充分に納得できる、素晴らしいバランスをしていますが・・どうでしょう・・アドヴォケイトが言うように、

「2024年から・・」

と言うのはドンピシャかもしれません。

 かといってアンスージャストの2022年から・・と言うのもひとつの見方として間違いではなく、

「美味しく飲める期間」

と言うのであれば、これはもう間違いではないどころか、当たりだと思います。

 最もアンスージャストの飲み頃評価、2022年から2029年は大外れで、これを見た・・感化されやすいワインファンを、

「大きな判断間違いや、判断基準を植え付ける」

ことに繋がってしまうと危惧します。・・考えてみてください・・バローロが収穫念から15年で飲み頃期間を終える・・と言う判断・・それではまるで、バローロとして失格だと言っているようにも思えてしまいます・・この味わい、アロマ、ブケを取ってしまえば、

「いや~・・まだまだ・・行けるでしょう!?」

と思わざるを得ない訳ですね。


 さりとて女性ライターのイタリアワイン専門家さんが評価されたようですが、96ポイントと言うのは中々鋭いところを突いているとも思えます。まぁ・・早飲みがお好きなんですね・・と思うことにします。

 で、価格ですが・・すごくリーズナブルだと思いますよ。例えば・・

「2012年のバローロ・ピラの新着時の価格は9.980円!」

でした。2014年ものはそれから2年後にリリースされていますから、

「2012年ものよりもたった1000円高くなっただけ・・!」

です。


 ちなみに Noisy wine としましては、この2014年のバローロ・ピラは・・・スルーしたんですね。なぜって・・

「おそらく・・より評価の高かったバルバレスコ類を山ほど仕入れてしまって、予算が厳しかった・・」

んですね・・。

 でもそのお陰で、今もエージェントさんに在庫が残っていたとも言えます。


 このバローロ・ピラ2014年は・・是非買っておきましょう。このまま行きますと、ロアーニャのワイン自体・・滅茶高くなってしまうと思います。クリケット・パイエはすでに10万円!・・って・・信じられません。飲んでみてください!滅茶旨い!・・しかもこの先も相当に長い、なだらかなラインを描くピーク期間を持っていると思います。お勧めです!




 以下はこのワインの、最新ヴィンテージ2016年などのレヴューです。
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【何と・・フラン・ド・ピエのモノポールですが、V.V.でもReservaでも無いシンプルのクリュが98ポイント!・・ビックリです!】

 入荷数が少ないんですが、それでも何とか・・と思いまして、アンスージャストで98ポイントも付いたバローロ・モノポールの「2016 ピラ」を開けてしまいました!

 いや・・これに98ポイントを付けることが出来る人がいたんだ!・・と、ちょっと見直してしまいました!・・おっと。また悪い癖が出てしまいましたね。すみません。

 見るからに「落ち着いてないのが判る」ので、ちょっと恥ずかしいんですが・・まぁ・・ワイン屋で有ってただのファンでは無いので、どんな状況でも飲んで理解できるようにしていないと・・とは思っています。最も、余りに暴れすぎてるとお手上げの場合も有りますが。

 どうでしょうかね・・見た目は熟し始めの普通のパスグラかガメ?・・に見えるかもしれない位に淡いです。昨今は勘違いされている方が多いようなので言ってしまいますが、

「バローロ、バルバレスコなどのネッビオーロは、本来は淡い色合いになるのが普通」

です。

 抽出を何らかの方法で強くすると濃く成る訳ですね。現在はそのようなバローロ、バルバレスコが多いです。

 そんなバローロ、バルバレスコに非常に高い評価を付けていた海外メディアでは有りますが、この10年位の間に・・noisyも、

「・・えっ?」

と思うような状況になって来ていました。なので、

「・・ホント?・・」

と、何度も同じ評価を探してネットを徘徊しなくてはならなくなるんです。


 非常に精緻で自然な味わい・・そして瑞々しいです。自然と言っても「自然派」をイメージさせるものでは有りません。どちらかと言うなら、

「人間の関与を余り感じさせない」

と言う意味合いです。

 僅かに酸化熟成の色合いをグラス・エッジに見ることが出来ます。しかしながら、

「まだまだ子供」

です。この状態だけ見ますと、それでもnoisy には美味しい訳ですが、95ポイントまでしか付けることができません。そこからの伸びを見ると・・いや、結構に伸び率が大きく残っているんですね・・。

 非常に複雑です。でも一本筋の通った味わいです。この「ピラ」は砂地なのかな?・・ちょっとそのニュアンスを含みますが、砂だとフィロキセラは入って来れないのでフラン・ド・ピエ、つまり自根での栽培が可能になります。

 そもそも自根のバローロとしては滅茶価格は安いと思いますが、評価がここまで付いてもこんな価格ですから、

「そりゃぁ・・誰しもが欲しい!」

のが人間の心理でしょう。


 ただし、今飲んだとしても、ポテンシャルを取る飲み方を普段していらっしゃる方だと、美味しく飲んでいただけると思いますが、どうしても直近の味わいからの表情を強く受け取られる方は、

「5年以上置いてから戴くのが正しい」

と思います。


 希少なワインです。自根のモノポールの、最良のヴィンテージです。ブルゴーニュのグラン・クリュだと思ってください。お勧めします!


2020 Dolcetto d'Alba
ドルチェット・ダルバ

16983
自然派
赤 ミディアムボディ
イタリア
ピエモンテ
ロアーニャ

■エージェント情報
 2008年ヴィンテージは葡萄の葉が落ち始めてから収穫するという特徴的な年となった。これは樹がその植物サイクルを完遂したという点からも重要。このような年は1958年に一度きりということ。樹齢は平均45年。パイエ畑とアジッリの一部の畑のドルチェットが使用されている。野生酵母のみ。35日間のマセレーション。
750ML 在庫  完売   ご注文数   本
¥2,890 (外税) 
【見かけもテクスチュアも、ピノ・ノワール感・・激的にエレガント!・・こんな瑞々しく愛らしいドルチェットは間違い無くロアーニャだけです!】
 ロアーニャのドルチェット、2020年ものです。以前までは「山ほど」仕入れてあり得ないほどリーズナブルにご案内させていただいてました。なにせワインショップさんはほぼ誰も買わないので・・最初の内は千円台、この間までは2千円台前半でご案内できてました。

 ですが流石に2016年ものバローロ、バルバレスコで大ブレークしてしまいましたので、もう無理ですね。今までが幸せだったと思ってください・・。それでも頑張って2千円台をキープしていますし、何より、激エレガントで単一種、ブルゴーニュのピノよりエレガントで旨いので・・ご容赦ください。

 まぁ・・そうは言いましても、現状はちょっと早いですよ。この暑い夏が終わる頃からグググっとエキスの味わいが乗って来て、中域の膨らみが出てくると思います。

 ・・・などと言いますと、

「・・ホントかぁ?・・また適当にいい加減なことを言ってるんじゃないの?」

と思われるかもしれませんが、これでも立派な予言士・・じゃなかった、立派に長くワインを飲んでいるワイン屋の親父ですから・・間違い無いです。

 もっとも誰が飲んでも「本当に美味しい!」と言えるようになってくるのは冬を超える辺りから・・と言うことになりますが、その頃にはもうどこにも売って無い・・と言う状況になってしまいますので、今から仕入れて慈しむように育んでおくしかない訳です。

 どうしてもすぐにホントかどうか試したい方は、

「少なくとも1時間掛けて飲んでみる」

ことをお薦めします。開けたての硬さがどれだけ解れてくるか・・アロマも味わいも、また膨らみもテクスチュアも・・相当に変わって来ます。


 この2020年もののはVinous のガローニさんが89ポイント付けています。noisy 的には余り信用していないレヴュワーですが、この状態に近い状況でテイスティングされたのでしょうから・・そんな感じで間違いないです。ですが、この方はほとんど近視なので・・そこで止まってしまうんですね。・・この味わいなら90点は付けない・・それで終わりなのでしょう。

 色合いも激的に淡いですが、むしろバローロよりは濃いです・・(^^;; 質の良い美しいタンニンではありますが、酸素を取り込む前はやや硬いんですね。2020年ものですから・・それも近年の造りをしている造り手では有りませんから、

「ワインの状態を見ながら、開いて行くように仕向ける飲み方」

をされますと、今でもさらに美味しく飲めると思います。やり方は、酸素を吸収させる・・温度を(何度か上下に)変化させる・・です。細かいところは今までアチコチに書いてますので、ご自身で挑戦してみてください。

 もはやこのような造り手はロアーニャだけでしょう。葡萄本来のポテンシャルだけで勝負しています。甘みは一切無く、無理に抽出せず、しかし敢えて特殊なことはしていないと感じられます。

 まぁ・・バローロボーイズがフレンチオークの新樽やロータリーファルメンターを使用して大いに受けたのを横目に見ながら、

「何も変えないこと」

を選んだ訳です。それはとても厳しい道だったと思います。


 でもワインの姿・・はきっとそのように、時代にもまれながら変化して行く・・そしてそれに贖う人々がいる訳です。特にバローロ・バルバレスコは、その「ネッビオーロの種子」をどう扱うか、悩まされて来た訳です。そしてこのドルチェットもまた、過熟させると茶色になってしまう、若すぎると香りが青っぽくなってしまって渋い・・だから、安いワインにしかならず、手を多く入れることがし辛らかったんですね。

 それでも他のワイン同様にいつもと同じように・・普通に仕上げることで、こんなに「激エレガントで美しいディテール」を生む瑞々しいワインになります。是非飲んでみて下さい・・あ、涼しくなってから飲むか、変化を楽しんで・・いや、ホントかどうか確かめるように飲むか・・です。ご検討くださいませ。

 以下は以前のレヴューです。
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【The Wine Front は92ポイント、Cellar Tracker は91ポイント...凄い評価です・・が、その凄さはロアーニャのベースワインでもこんなに出来るのか!と感じさせる部分なのでしょう。】

 2017年もののロアーニャのドルチェットを「滅茶安!」な価格でご案内させていただきましたが、ま~・・これが非常に好評でして、エージェントさんの残りを全部いただいても足りない位の勢いでしたし、

「こんなにリーズナブルなのに柔らかくて優しくて、でもちゃんと集中しているんですよね~・・。」

とのお言葉をいただきました。


 まあ・・完全にデイリーな価格でしたので、飲んで驚かれたことかと思います。それに余り・・その辺に普通にあるドルチェットとは、質感そのものが違っていましたよね。そこにロアーニャならではの、ロアーニャ風のナチュラル感がキッチリと美しく入ってくる訳ですから、受けないはずが無いとは思っていました。


 しかしながら在庫はいつか切れるものです。それに今は、プロパーな価格でしたら買えるし販売も出来るんですが、リーズナブルにお出しすることを考えると、相当に苦労してしまいます。

 なので、エージェントさんに相談して2018年もののドルチェットを売らせてくれと・・頼んだんですが、交渉は結構に難航してしまいました。まぁ、3千円上代ですので通常ならどうでしょう・・1割引き+アルファくらいでは何とか行けるんですが、それだと数も厳しいですよね。

 で、結局のところはここまで頑張りました。でも今、このプライスを実現するには、飲んでしまうと相当に上げなくてはならず、

「ザ・ワイン・フロント92点、セラー・トラッカー91点」

と言う評価が上がってますし、2017年をご案内させていただき、まださほどは経過してはいない件を考え併せ、

「じゃぁ・・この価格で取りあえずご案内してみよう」

と言うことになりました。


 なので、今回はテイスティングレヴューは有りません。

 まぁ、ザ・ワイン・フロントの92点は付け過ぎかもしれませんが、ウェブ・クラウド・ソースですから一般人の方の評価が多いセラー・トラッカーが91点を付けているのは、信用しても良いかなぁ・・と。ただしアメリカのサイトですのでその辺も考慮しつつ、でもロアーニャですからね・・。ふんわりと柔らかなテクスチュアに綺麗でふくよかなエキス、そしてちゃんと集中した味わいを見せると思いますので、91点と言うのは良いラインかな・・とも想像してしまいます。

 今回入荷分の価格がこれですので、次回は幾らでご案内できるか不明です。高くなるかもしれないし、安くできるようになるかもしれない・・そこは申し訳ありません、ご了承いただいて・・入荷分が無くなったら終了の予定です。

 でも24%近くの割引価格ですので、かなりお得かと思います。ご検討くださいませ。


 以下は以前のレヴューです。
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【超繊細系の膨らみ有るドルチェット!・・非常に美味しいです!】

 ロアーニャです。今回は「激安」です。通常は3千円まで行かない位です。安くても2400円位かと。なので、ロアーニャのナチュラルでふんわり、そして繊細な味わいを確かめるチャンスかと思います。

 赤いですよね~・・ドルチェットって、もう少し茶っぽい色彩が入ることが多いんですが、滅茶美しい色合いです。

 ナトリウムっぽい柔らかなミネラリティがふんだんに有りますが硬くならず、新鮮な果実を品良く感じさせてくれちゃいます。

 まぁ、デイリー価格まで落ちましたんで、きっと売れるに違いないと踏んでいますが・・これでロアーニャのファンになっちゃいますと大変ですよ。バローロもバルバレスコも滅茶美味しいですし、地元品種の白だって、おそらくビックリするほど感動しちゃうんじゃないかと思います。

 とにかくこれは一度飲んでいただかないと。こんなにリーズナブルに出来る機会は早々無いと思いますので・・是非何本か、挑戦してみて下さい。超お勧めします!



 以下はバルバレスコ・パイエ2012年のレヴューです。
━━━━━
【ロアーニャの素晴らしさはボトルとしっかり向き合ってこそ理解出来ます。そしてこの真のナチュラルさ理解したら・・もう離れられないかも!】

 ロアーニャと言ったらやはりこれでしょう。「バルバレスコ・パイエ」です。2012年もので、評価も高いです。勿論ですが、ヴィッキエ・ヴィーニュ・・・現在はヴィッキエ・ヴィティとイタリア語に変更になっています・・・も、そして超古木の「クリケット・パイエ」は垂涎のワインですし、単独所有になったバローロ・ピラは何と「ピエ・フランコ(自根)」で、どのキュヴェも素晴らしいです。

 noisy にとっても久し振りの「パイエ」・・・今回は開けさせていただきました。良い景色ですね・・。イタリアでは普通なら40年を超えるような古木は植え替えられてしまいます。このグラスの色合い、グラデュエーションは古木ならではの深みのある色合いと言えるでしょう。

 味筋は・・・例えば、noisy も好きですが、バルバレスコ・ラバヤのブルーノ・ロッカとは・・正反対です。こちらは「カッチリ」とした・・エッジがしっかりと判る味わいです。

 しかしながらロアーニャのワインは、すべてが、

「グラデュエーション」

です。


 そしてデジタリックでは無く、どこまでも「アナログティック」です。連続で可変して行く感じなんですね・・。

 誰に似ているか?・・・と問われましたら・・、生産地は異なりますが、

「マッサヴェッキア」

でしょう。


 そして、むしろマッサヴェッキアはミネラリティが膨大で、飲んでいてもそれが目立ちますが、ロアーニャはそこも「アナログティック」なんですね・・。


 抜栓すると、もう・・柔らかくフカフカしたニュアンスでアロマが立ち昇ります。妖艶ですが行き過ぎない・・ちょうど、どっちとも取れないベストなポジションです。果実が目立つだけには絶対行かないが、実は呆れるほど存在していて、官能感をも醸し出している感じ・・でしょうか。

 良く出来た飲み頃のブルネッロのように枯れたニュアンスも内包しつつも、「枯れているな」などとは全く感じない「生きの良さ」を感じます。これも中域がたっぷりで、エッジに向かって見事なアナログ的グラディエーションで描かれているから・・だと思います。

 余韻も実に長く、バルバレスコ的なハーブのニュアンスが、キツク無く、適度なバランスでノーズに抜けつつ、旨味のエキスが収束して行きます。そして・・残り香・・これも実に良い・・優しく柔らかくしっとりとしています。

「無いのでは無く、たっぷり有るのに奥ゆかしい」

んですね。


 果実ももう・・知っている果実を次から次へと書きたい位ですが、そんな野暮はしません。スイカとかキンカンとかまで・・感じます。勿論、各種果皮のニュアンスも・・素晴らしい味わいでした。是非飲んでみていただきたい!


 因みに、ワイン評論家さんたちの評価を探してみましたが、最新のものは余り無く、ようなっと見つけたのはアントニオ・ガッローニさんのもので、

「95Points」

でした。


 普通の「パイエ」でこの評価ですんで・・はい。凄いですよね。


 因みに自根の2012年バローロ・ピラは96Points、2008年のバルバレスコ・クリケット・パイエは97Points とのことです。個人的にはガッローニさんのパイエ95ポイントはほぼ同じ意見です。ですがどうも彼は・・noisy には全然判らないんですね。なのであくまで参考と言うことでお願いいたします。


 バルバレスコ・パイエ・ヴェッキエ・ヴィティは、樹齢の高い葡萄のキュヴェのみで仕上げた特別バージョンです。バルバレスコの最高のワインと言って良いかと思います。ガッローニさんは2008年のクリケット・パイエと同じ97Points・・だそうです。

 クリケット・パイエは良年のみリリースされる超限定のバルバレスコです。1999年ものがレスプレッソ誌で満点を獲得し、ロアーニャの名を世に知らしめています。最近では珍しく2007年、2008年と続けてリリースされています。飲んでみたいですよね~・・これは!

 バルバレスコ・アジリ・ヴェッキエ・ヴィーティは、ロアーニャのワインの中では最も力強いと言われる味わいです。まぁ、ロアーニャのワインは女性的・・と言われますが、これはその中でも最強。アマゾネスみたいなワインです。勿論超古木です。ガッローニさんの評価は 95Points で入荷は3本。

 バルバレスコ・モンテフィーコ・ヴェッキエ・ヴィーティは、パイエをさらに繊細にしたような・・感じです。縦伸びする・・と言うか、良く香る・・と言うか、イメージ的には長身の美人さんです。こちらも超古木の限定品です。入荷は3本だけ。

 バローロ・ピラは何と「ピエ・フランコ」です。(ルイージ・)ピラ家がピラ畑を所有していない・・と言うのは、どこか「グッチ」を思い起させますが・・そんなことはどうでも良いですね。カスティリオーネ・ファレットの名畑で、重厚さよりもエレガンス、芳香に振れたバローロです。

 バローロ・ピラ・ヴィッキエ・ヴィティはピラの古木のみで仕上げた限定品です。超古木の80年以上のもので入荷は少なく3本のみです。ガッローニさんは通常のピラが96ポイントでヴィッキエ・ヴィティの評価が見当たらず・・一体、何点付けたのか・・ある意味、興味を持ってしまいました。


 ようやく念願適って、ロアーニャのご案内が出来ました。でも・・白も滅茶苦茶旨くて感動しました。この季節・・美味いんですよ・・白ワインが!是非ご検討くださいませ。さすがの「ロアーニャ」!絶品です。


2016 Barolo Pira
バローロ・ピラ

16998
自然派
赤 フルボディ
イタリア
ピエモンテ
バローロ
ロアーニャ

■海外メディア情報
98 Points Wine Enthusiast
95 Points Vinous

■エージェント情報
 カスティリオーネ・ファレットに位置する。3 方向を森と崖に囲まれた孤立した畑で砂質が主体(石灰質、青色粘土質、トゥーフォ)というバローロ
では珍しい土壌。1989 年に購入したロアーニャのモノポール。この畑のネッビオーロはマルゴッタでオリジナルのクローンを残していて、ほぼ全てが自根。4.88ha で他の畑と面していないので独自のテロワールが残されている。
750ML 在庫  完売   ご注文数   本
¥14,580 (外税) 
【何と・・フラン・ド・ピエのモノポールですが、V.V.でもReservaでも無いシンプルのクリュが98ポイント!・・ビックリです!】
 入荷数が少ないんですが、それでも何とか・・と思いまして、アンスージャストで98ポイントも付いたバローロ・モノポールの「2016 ピラ」を開けてしまいました!

 いや・・これに98ポイントを付けることが出来る人がいたんだ!・・と、ちょっと見直してしまいました!・・おっと。また悪い癖が出てしまいましたね。すみません。

 見るからに「落ち着いてないのが判る」ので、ちょっと恥ずかしいんですが・・まぁ・・ワイン屋で有ってただのファンでは無いので、どんな状況でも飲んで理解できるようにしていないと・・とは思っています。最も、余りに暴れすぎてるとお手上げの場合も有りますが。

 どうでしょうかね・・見た目は熟し始めの普通のパスグラかガメ?・・に見えるかもしれない位に淡いです。昨今は勘違いされている方が多いようなので言ってしまいますが、

「バローロ、バルバレスコなどのネッビオーロは、本来は淡い色合いになるのが普通」

です。

 抽出を何らかの方法で強くすると濃く成る訳ですね。現在はそのようなバローロ、バルバレスコが多いです。

 そんなバローロ、バルバレスコに非常に高い評価を付けていた海外メディアでは有りますが、この10年位の間に・・noisyも、

「・・えっ?」

と思うような状況になって来ていました。なので、

「・・ホント?・・」

と、何度も同じ評価を探してネットを徘徊しなくてはならなくなるんです。


 非常に精緻で自然な味わい・・そして瑞々しいです。自然と言っても「自然派」をイメージさせるものでは有りません。どちらかと言うなら、

「人間の関与を余り感じさせない」

と言う意味合いです。

 僅かに酸化熟成の色合いをグラス・エッジに見ることが出来ます。しかしながら、

「まだまだ子供」

です。この状態だけ見ますと、それでもnoisy には美味しい訳ですが、95ポイントまでしか付けることができません。そこからの伸びを見ると・・いや、結構に伸び率が大きく残っているんですね・・。

 非常に複雑です。でも一本筋の通った味わいです。この「ピラ」は砂地なのかな?・・ちょっとそのニュアンスを含みますが、砂だとフィロキセラは入って来れないのでフラン・ド・ピエ、つまり自根での栽培が可能になります。

 そもそも自根のバローロとしては滅茶価格は安いと思いますが、評価がここまで付いてもこんな価格ですから、

「そりゃぁ・・誰しもが欲しい!」

のが人間の心理でしょう。


 ただし、今飲んだとしても、ポテンシャルを取る飲み方を普段していらっしゃる方だと、美味しく飲んでいただけると思いますが、どうしても直近の味わいからの表情を強く受け取られる方は、

「5年以上置いてから戴くのが正しい」

と思います。


 希少なワインです。自根のモノポールの、最良のヴィンテージです。ブルゴーニュのグラン・クリュだと思ってください。お勧めします!


2016 Langhe Rosso
ランゲ・ロッソ

17001
自然派
赤 フルボディ
イタリア
ピエモンテ
ランゲ
ロアーニャ

■海外メディア情報
93 Points Wine Enthusiast
■エージェント情報

バルバレスコ・パイエの若樹(樹齢 20~25 年)を約 1/3 とバローロ・ピラの若樹(樹齢 20~25 年)を約 2/3 のアッサンブラージュ。他のワインと同じく収量制限、野生酵母での発酵。マセラシオンは約 100 日。後半の 60 日はサマージュ・ド・キャップ(果皮をモスト中に沈めて動かさない)を採用して過度な抽出を避けている。
750ML 在庫  完売   ご注文数   本
¥4,990 (外税) 
【バローロ・ピラとバルバレスコ・パイエのそれぞれの若木です。アンスージャストは93ポイント!】
 贅沢なように見えますが、若木ですから・・ある意味、ガイアの「ランゲ何とか」から、「何とか」を外した感じで、むしろ「ランゲ」そのものを思わせる味わいかと思います。

 しかしながら若いうちはやはり「渋い」ですから、

「リーズナブルだからさっさと飲もう!」

と言うのは間違いです。本格的なネッビオーロであることは間違い無いので、

「少なくとも2年ほどは・・」

 寝かせてください。今回はこのリーズナブルクラスでも4本しか来なかったので・・未テイスティングです。申し訳ありません。



 以下は以前のレヴューです。
-----
【バローロ・ピラの若木を2/3、バルバレスコ・パイエの若木1/3で造っているランゲ・ロッソ!・・なるほど・・そう言う事かと良く判る・・かもしれません!】

 古木にこだわるロアーニャの、若木の葡萄で仕上げたランゲ・ロッソです。中身はピラとパイエですから、バローロやバルバレスコを名乗れないとしても・・葡萄のポテンシャルは流石なものが有ります。

 やはり幾分パワフルな味わいで、ピラ(バローロ)の砂地がちょっとバルバレスコっぽいですから( noisy の勝手な思い込み?)、良い生産者が造るバルバレスコみたいな感じにしか思えない・・ニュアンスでは有ります。

 しかし、古木にこだわるロアーニャが若木の葡萄をバローロやバルバレスコに使用しないのが、良~く伝わって来るんですね・・。テクスチュアが滑らか・・までは行かず、ややタンニンが前に出ている感じなんですよ。

 しかしながらそこはロアーニャですから・・タンニンの質がべらぼうに良い・・。なのでこのワイン、酸素と結合して行くと・・つまり時間が経ってくると、非常に甘みが増して来るんですね。甘みは旨味をさらに増やし、徐々に滑らかになって行くんですよ。なので、

「普通に・・バローロ、バルバレスコのニュアンス!」

に取れてしまうんですね。


 ですが、例えば「パイエ」のあの超柔らかで優しく包まれるようなニュアンスまでは、短い間では到達しません。ナチュラルで透明感が有って、そして熟成感も有るパイエですから、

「若々しさ」

も感じるランゲ・ロッソとは、「格の違い」は歴然として有ります。


 今回はグラスの写真を店のカウンターで撮ったので、いつもと見え方が違うかもしれません・・すみません。

 でも何かこう、伝わって来ますよね・・。

「淡いのにエキスは濃いんだろうなぁ・・」

(とても自然なエキスの味わいですけどね・・)

「意外にも明るい色をしているように見えるなぁ・・」

(実際は結構、深淵な色彩をしているように見えますよ・・)

「飲み頃は随分先かな?」

(タンニンの質が良いので北イタリア風肉料理と合わせれば今でも行けると思います・・ワイン単体の美味しさを目指すなら2年置きたいですけどね・・煮込みで一杯!)


 上級キュヴェを比較すれば元気いっぱいな感じですが、

「他の生産者とここまで違うのか!」

と思わせる上級キュヴェに対し、

「他の生産者のバローロ、バルバレスコと同じくらいのポテンシャル」

と思わせてくれますので、むしろ、

「上級キュヴェの仕上げ、相当頑張っているんだなぁ・・」

などとも思わせてくれます。面白い存在だと思います。是非ご検討くださいませ!



2016 Barbaresco Paje
バルバレスコ・パイエ

16994
自然派
赤 フルボディ
イタリア
ピエモンテ
バルバレスコ
ロアーニャ

■海外メディア情報
98 PointsDrink 2026~2046 Wine Enthusiast
96 Points Wine Spectator
95 Points Vinous

■エージェント情報
 ラバヤの丘からバルバレスコ村に向かう途中の小さなすり鉢状の斜面の中央部がパイエ。南南西を向く急斜面で所有者は非常に少ない。60
年以上ロアーニャ家が所有するロアーニャの代名詞的存在。大きなワインではなく、バルバレスコ的で女性的なワインだが、時間と共に多層的な奥深さが出てくる。クリケット・パイエはパイエの中央部の急斜面。
750ML 在庫  完売   ご注文数   本
¥14,580 (外税) 
【2015年ものに95ポイントを付けたワイン・アンスージャストはこの2016年ものに98ポイント、Drink 2026~2046と大盤振る舞い!・・しかし割り当ては激減・・お早めにどうぞ!】
「パイエだけは毎年のめるだろうから定点観測用に!」

と思ってオーダーさせていただいたものの、たったの2本ですからね・・。今までの実績など顧みることなく、ただ合計本数だけで割り当てたんだろうと思っています。やはり人間関係って・・難しいですよね・・。

 なので、同じようにアンスージャストの評価が付いた「ピラ」を飲ませていただきましたので、申し訳ない・・定点観測は途切れました。

 ですが、パイエはクリケット・パイエの周りの畑ですからね・・さすがにクリケットパイエは中々飲めませんし、入荷も厳しいですし、何より・・

「クリケット・パイエはパイエの10年遅れ(位?)でリリースされる」

ので、比較するのが難しいんですね。

 ですがグレートイヤーに間違いなさそうな2016年もののロアーニャのクリュは、どれか1本でも入手出来れば・・大成功では無いかと思います。是非ご検討くださいませ。少なくとも5年ほどは置きましょう。


 以下は以前のレヴューです。
-----
【素晴らしいエキス感!・・漲るものでは無く、じんわりと・・しかし確実に包み込まれる、静かなる魅力な表情をお楽しみください!】

 いや~・・美味しいですね~・・そして、今回はクリュ・クラスは「パイエ」と「ファセット」をテイスティングさせていただきましたが、

「・・これほどまでに性格が違うか!」

と思えるほどにアロマ、表情が異なっていました・・。上の写真がパイエ2015、下がファセット2015です。

 パイエは、ほぼ真円を描くようなパレットで、豊かです。エキス感が素晴らしく・・いや、そう書いてしまうと「派手な味わい」に思えるかもしれませんが、全く異なります。ロアーニャを飲まれたことが有る方ならお判りかと思いますが、決して出しゃばりはしないんですね。非常に静かで穏やかです。

 抽出が強い・・なんて感じることは有りません。バローロ、バルバレスコのワインでは、時にそのように感じさせるものが多いかもしれませんが・・そうじゃないんですよね。

 それでいて、タンニンが目立たないか?・・と言うと、そうでもない。ちゃんと存在しているんです。ただし、そのタンニンがまた「美味しい」んですよ。極上のタンニンと言いたいですね。シルキーでフワフワとしていて、静かにその味わいをも、今のタイミングでの美味しさの一つとして感じさせてくれます。

 エキス感も、

「・・エキスが凄~い!」

 なんていう感じでは無い・・しかし幾ばくかの液体を飲み込んだ後に、その静かに押してくる見事なエキス感に圧倒されてしまっている訳です。


 パイエ2015はまだ、アロマとしては強く香って来ません。しかし、その存在感たるや半端無いです。やられちゃいます・・二度見ならぬ、二度飲みしてしまいますよ・・はい。

 ファセット2015はふんわりと官能的に結構香ります。優しいですね・・。なのにしっかり押しがあるアロマです。とても濡れていてしなやかです。パイエ2015はまだそこまで来ていない?感じです。味わいは鉄分やマンガンなど金属系の押し味や口中香がノーズに戻って来ますが、縦方向には膨らみはあるものの、横方向へは余り膨らんで来ないので、少しタイトな感じです。

 言ってみれば、パイエは「モレ=サン=ドニ、ヴォーヌ=ロマネタイプ」で、ファセットは「ジュヴレ=シャンベルタンタイプ」でしょうか。どちらも最低、1級格の味わいが有りますが、ブルゴーニュのピノ・ノワールのようなスタイリッシュなボディでは無く、もう少し厚みが有ります。それがまたふんわりとしていて、複雑性が有って、エキスの押し味が有って・・優しく自然に香る訳ですね。

 まぁ、ロアーニャのこのクラスは常に96点くらいは付いているので、2015年ものは普通っちゃ・・普通なのかもしれません。でも、熟成感はどちらも結構に有り、あとは輸入の疲れを取ってあげて・・楽しむだけと言うことかもしれません。

 今回飲めなかったアルベサーニは、柔らかな「パイエ」をさらに女性的にしたかのような味わいになりそうです。海外メディアもまだ余り評価を出していませんので・・すみません。飲めたら追加で記載させていただきます。

 また、「ガッリーナ」も飲めてはいません。アルベサーニとは盆地を挟んで南側に有るので、北面と言うこともあってか、骨太で男っぽい感じがするかと思います・・が、そもそもロアーニャは女性的なしなやかで柔らかなワインですから(・・いや、個人的に・・)、飲まれる方によって印象が異なるかもしれません。

 素晴らしい出来でした!・・パイエV.V.は99点ですから飲みたかったんですが・・数も無いので流石に躊躇してしまいました。是非ご検討くださいませ。超お勧めします!





-----
【ロアーニャの素晴らしさはボトルとしっかり向き合ってこそ理解出来ます。そしてこの真のナチュラルさ理解したら・・もう離れられないかも!】

 ロアーニャと言ったらやはりこれでしょう。「バルバレスコ・パイエ」です。2012年もので、評価も高いです。勿論ですが、ヴィッキエ・ヴィーニュ・・・現在はヴィッキエ・ヴィティとイタリア語に変更になっています・・・も、そして超古木の「クリケット・パイエ」は垂涎のワインですし、単独所有になったバローロ・ピラは何と「ピエ・フランコ(自根)」で、どのキュヴェも素晴らしいです。

 noisy にとっても久し振りの「パイエ」・・・今回は開けさせていただきました。良い景色ですね・・。イタリアでは普通なら40年を超えるような古木は植え替えられてしまいます。このグラスの色合い、グラデュエーションは古木ならではの深みのある色合いと言えるでしょう。

 味筋は・・・例えば、noisy も好きですが、バルバレスコ・ラバヤのブルーノ・ロッカとは・・正反対です。こちらは「カッチリ」とした・・エッジがしっかりと判る味わいです。

 しかしながらロアーニャのワインは、すべてが、

「グラデュエーション」

です。


 そしてデジタリックでは無く、どこまでも「アナログティック」です。連続で可変して行く感じなんですね・・。

 誰に似ているか?・・・と問われましたら・・、生産地は異なりますが、

「マッサヴェッキア」

でしょう。


 そして、むしろマッサヴェッキアはミネラリティが膨大で、飲んでいてもそれが目立ちますが、ロアーニャはそこも「アナログティック」なんですね・・。


 抜栓すると、もう・・柔らかくフカフカしたニュアンスでアロマが立ち昇ります。妖艶ですが行き過ぎない・・ちょうど、どっちとも取れないベストなポジションです。果実が目立つだけには絶対行かないが、実は呆れるほど存在していて、官能感をも醸し出している感じ・・でしょうか。

 良く出来た飲み頃のブルネッロのように枯れたニュアンスも内包しつつも、「枯れているな」などとは全く感じない「生きの良さ」を感じます。これも中域がたっぷりで、エッジに向かって見事なアナログ的グラディエーションで描かれているから・・だと思います。

 余韻も実に長く、バルバレスコ的なハーブのニュアンスが、キツク無く、適度なバランスでノーズに抜けつつ、旨味のエキスが収束して行きます。そして・・残り香・・これも実に良い・・優しく柔らかくしっとりとしています。

「無いのでは無く、たっぷり有るのに奥ゆかしい」

んですね。


 果実ももう・・知っている果実を次から次へと書きたい位ですが、そんな野暮はしません。スイカとかキンカンとかまで・・感じます。勿論、各種果皮のニュアンスも・・素晴らしい味わいでした。是非飲んでみていただきたい!


 因みに、ワイン評論家さんたちの評価を探してみましたが、最新のものは余り無く、ようなっと見つけたのはアントニオ・ガッローニさんのもので、

「95Points」

でした。


 普通の「パイエ」でこの評価ですんで・・はい。凄いですよね。


 因みに自根の2012年バローロ・ピラは96Points、2008年のバルバレスコ・クリケット・パイエは97Points とのことです。個人的にはガッローニさんのパイエ95ポイントはほぼ同じ意見です。ですがどうも彼は・・noisy には全然判らないんですね。なのであくまで参考と言うことでお願いいたします。


 バルバレスコ・パイエ・ヴェッキエ・ヴィティは、樹齢の高い葡萄のキュヴェのみで仕上げた特別バージョンです。バルバレスコの最高のワインと言って良いかと思います。ガッローニさんは2008年のクリケット・パイエと同じ97Points・・だそうです。

 クリケット・パイエは良年のみリリースされる超限定のバルバレスコです。1999年ものがレスプレッソ誌で満点を獲得し、ロアーニャの名を世に知らしめています。最近では珍しく2007年、2008年と続けてリリースされています。飲んでみたいですよね~・・これは!

 バルバレスコ・アジリ・ヴェッキエ・ヴィーティは、ロアーニャのワインの中では最も力強いと言われる味わいです。まぁ、ロアーニャのワインは女性的・・と言われますが、これはその中でも最強。アマゾネスみたいなワインです。勿論超古木です。ガッローニさんの評価は 95Points で入荷は3本。

 バルバレスコ・モンテフィーコ・ヴェッキエ・ヴィーティは、パイエをさらに繊細にしたような・・感じです。縦伸びする・・と言うか、良く香る・・と言うか、イメージ的には長身の美人さんです。こちらも超古木の限定品です。入荷は3本だけ。

 バローロ・ピラは何と「ピエ・フランコ」です。(ルイージ・)ピラ家がピラ畑を所有していない・・と言うのは、どこか「グッチ」を思い起させますが・・そんなことはどうでも良いですね。カスティリオーネ・ファレットの名畑で、重厚さよりもエレガンス、芳香に振れたバローロです。

 バローロ・ピラ・ヴィッキエ・ヴィティはピラの古木のみで仕上げた限定品です。超古木の80年以上のもので入荷は少なく3本のみです。ガッローニさんは通常のピラが96ポイントでヴィッキエ・ヴィティの評価が見当たらず・・一体、何点付けたのか・・ある意味、興味を持ってしまいました。


 ようやく念願適って、ロアーニャのご案内が出来ました。でも・・白も滅茶苦茶旨くて感動しました。この季節・・美味いんですよ・・白ワインが!是非ご検討くださいませ。さすがの「ロアーニャ」!絶品です。


2016 Barbaresco Faset
バルバレスコ・ファセット

16996
自然派
赤 フルボディ
イタリア
ピエモンテ
バルバレスコ
ロアーニャ

■海外メディア情報
94 Points Wine Enthusiast
93 Points Vinous>/span>
■エージェント情報

タナロ川に最も近く、アジリとガヤのソリ・ティルディンに挟まれた小さな畑。川からの冷気を強く受ける。標高は 270-290m。土壌はカルシウム、
マグネシウム、マンガンが豊かで、少し砂質も混じっている。ワインは果実よりもミネラル分が豊富で凛とした美しさがある。華やかな香りとエレガ
ントな飲み口が特徴。
750ML 在庫  完売   ご注文数   本
¥13,550 (外税) 
【素晴らしいエキス感!・・漲るものでは無く、じんわりと・・しかし確実に包み込まれる、静かなる魅力な表情をお楽しみください!】
 いや~・・美味しいですね~・・そして、今回はクリュ・クラスは「パイエ」と「ファセット」をテイスティングさせていただきましたが、

「・・これほどまでに性格が違うか!」

と思えるほどにアロマ、表情が異なっていました・・。上の写真がパイエ2015、下がファセット2015です。

 パイエは、ほぼ真円を描くようなパレットで、豊かです。エキス感が素晴らしく・・いや、そう書いてしまうと「派手な味わい」に思えるかもしれませんが、全く異なります。ロアーニャを飲まれたことが有る方ならお判りかと思いますが、決して出しゃばりはしないんですね。非常に静かで穏やかです。

 抽出が強い・・なんて感じることは有りません。バローロ、バルバレスコのワインでは、時にそのように感じさせるものが多いかもしれませんが・・そうじゃないんですよね。

 それでいて、タンニンが目立たないか?・・と言うと、そうでもない。ちゃんと存在しているんです。ただし、そのタンニンがまた「美味しい」んですよ。極上のタンニンと言いたいですね。シルキーでフワフワとしていて、静かにその味わいをも、今のタイミングでの美味しさの一つとして感じさせてくれます。

 エキス感も、

「・・エキスが凄~い!」

 なんていう感じでは無い・・しかし幾ばくかの液体を飲み込んだ後に、その静かに押してくる見事なエキス感に圧倒されてしまっている訳です。


 パイエ2015はまだ、アロマとしては強く香って来ません。しかし、その存在感たるや半端無いです。やられちゃいます・・二度見ならぬ、二度飲みしてしまいますよ・・はい。

 ファセット2015はふんわりと官能的に結構香ります。優しいですね・・。なのにしっかり押しがあるアロマです。とても濡れていてしなやかです。パイエ2015はまだそこまで来ていない?感じです。味わいは鉄分やマンガンなど金属系の押し味や口中香がノーズに戻って来ますが、縦方向には膨らみはあるものの、横方向へは余り膨らんで来ないので、少しタイトな感じです。

 言ってみれば、パイエは「モレ=サン=ドニ、ヴォーヌ=ロマネタイプ」で、ファセットは「ジュヴレ=シャンベルタンタイプ」でしょうか。どちらも最低、1級格の味わいが有りますが、ブルゴーニュのピノ・ノワールのようなスタイリッシュなボディでは無く、もう少し厚みが有ります。それがまたふんわりとしていて、複雑性が有って、エキスの押し味が有って・・優しく自然に香る訳ですね。

 まぁ、ロアーニャのこのクラスは常に96点くらいは付いているので、2015年ものは普通っちゃ・・普通なのかもしれません。でも、熟成感はどちらも結構に有り、あとは輸入の疲れを取ってあげて・・楽しむだけと言うことかもしれません。

 今回飲めなかったアルベサーニは、柔らかな「パイエ」をさらに女性的にしたかのような味わいになりそうです。海外メディアもまだ余り評価を出していませんので・・すみません。飲めたら追加で記載させていただきます。

 また、「ガッリーナ」も飲めてはいません。アルベサーニとは盆地を挟んで南側に有るので、北面と言うこともあってか、骨太で男っぽい感じがするかと思います・・が、そもそもロアーニャは女性的なしなやかで柔らかなワインですから(・・いや、個人的に・・)、飲まれる方によって印象が異なるかもしれません。

 素晴らしい出来でした!・・パイエV.V.は99点ですから飲みたかったんですが・・数も無いので流石に躊躇してしまいました。是非ご検討くださいませ。超お勧めします!





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【ロアーニャの素晴らしさはボトルとしっかり向き合ってこそ理解出来ます。そしてこの真のナチュラルさ理解したら・・もう離れられないかも!】

 ロアーニャと言ったらやはりこれでしょう。「バルバレスコ・パイエ」です。2012年もので、評価も高いです。勿論ですが、ヴィッキエ・ヴィーニュ・・・現在はヴィッキエ・ヴィティとイタリア語に変更になっています・・・も、そして超古木の「クリケット・パイエ」は垂涎のワインですし、単独所有になったバローロ・ピラは何と「ピエ・フランコ(自根)」で、どのキュヴェも素晴らしいです。

 noisy にとっても久し振りの「パイエ」・・・今回は開けさせていただきました。良い景色ですね・・。イタリアでは普通なら40年を超えるような古木は植え替えられてしまいます。このグラスの色合い、グラデュエーションは古木ならではの深みのある色合いと言えるでしょう。

 味筋は・・・例えば、noisy も好きですが、バルバレスコ・ラバヤのブルーノ・ロッカとは・・正反対です。こちらは「カッチリ」とした・・エッジがしっかりと判る味わいです。

 しかしながらロアーニャのワインは、すべてが、

「グラデュエーション」

です。


 そしてデジタリックでは無く、どこまでも「アナログティック」です。連続で可変して行く感じなんですね・・。

 誰に似ているか?・・・と問われましたら・・、生産地は異なりますが、

「マッサヴェッキア」

でしょう。


 そして、むしろマッサヴェッキアはミネラリティが膨大で、飲んでいてもそれが目立ちますが、ロアーニャはそこも「アナログティック」なんですね・・。


 抜栓すると、もう・・柔らかくフカフカしたニュアンスでアロマが立ち昇ります。妖艶ですが行き過ぎない・・ちょうど、どっちとも取れないベストなポジションです。果実が目立つだけには絶対行かないが、実は呆れるほど存在していて、官能感をも醸し出している感じ・・でしょうか。

 良く出来た飲み頃のブルネッロのように枯れたニュアンスも内包しつつも、「枯れているな」などとは全く感じない「生きの良さ」を感じます。これも中域がたっぷりで、エッジに向かって見事なアナログ的グラディエーションで描かれているから・・だと思います。

 余韻も実に長く、バルバレスコ的なハーブのニュアンスが、キツク無く、適度なバランスでノーズに抜けつつ、旨味のエキスが収束して行きます。そして・・残り香・・これも実に良い・・優しく柔らかくしっとりとしています。

「無いのでは無く、たっぷり有るのに奥ゆかしい」

んですね。


 果実ももう・・知っている果実を次から次へと書きたい位ですが、そんな野暮はしません。スイカとかキンカンとかまで・・感じます。勿論、各種果皮のニュアンスも・・素晴らしい味わいでした。是非飲んでみていただきたい!


 因みに、ワイン評論家さんたちの評価を探してみましたが、最新のものは余り無く、ようなっと見つけたのはアントニオ・ガッローニさんのもので、

「95Points」

でした。


 普通の「パイエ」でこの評価ですんで・・はい。凄いですよね。


 因みに自根の2012年バローロ・ピラは96Points、2008年のバルバレスコ・クリケット・パイエは97Points とのことです。個人的にはガッローニさんのパイエ95ポイントはほぼ同じ意見です。ですがどうも彼は・・noisy には全然判らないんですね。なのであくまで参考と言うことでお願いいたします。


 バルバレスコ・パイエ・ヴェッキエ・ヴィティは、樹齢の高い葡萄のキュヴェのみで仕上げた特別バージョンです。バルバレスコの最高のワインと言って良いかと思います。ガッローニさんは2008年のクリケット・パイエと同じ97Points・・だそうです。

 クリケット・パイエは良年のみリリースされる超限定のバルバレスコです。1999年ものがレスプレッソ誌で満点を獲得し、ロアーニャの名を世に知らしめています。最近では珍しく2007年、2008年と続けてリリースされています。飲んでみたいですよね~・・これは!

 バルバレスコ・アジリ・ヴェッキエ・ヴィーティは、ロアーニャのワインの中では最も力強いと言われる味わいです。まぁ、ロアーニャのワインは女性的・・と言われますが、これはその中でも最強。アマゾネスみたいなワインです。勿論超古木です。ガッローニさんの評価は 95Points で入荷は3本。

 バルバレスコ・モンテフィーコ・ヴェッキエ・ヴィーティは、パイエをさらに繊細にしたような・・感じです。縦伸びする・・と言うか、良く香る・・と言うか、イメージ的には長身の美人さんです。こちらも超古木の限定品です。入荷は3本だけ。

 バローロ・ピラは何と「ピエ・フランコ」です。(ルイージ・)ピラ家がピラ畑を所有していない・・と言うのは、どこか「グッチ」を思い起させますが・・そんなことはどうでも良いですね。カスティリオーネ・ファレットの名畑で、重厚さよりもエレガンス、芳香に振れたバローロです。

 バローロ・ピラ・ヴィッキエ・ヴィティはピラの古木のみで仕上げた限定品です。超古木の80年以上のもので入荷は少なく3本のみです。ガッローニさんは通常のピラが96ポイントでヴィッキエ・ヴィティの評価が見当たらず・・一体、何点付けたのか・・ある意味、興味を持ってしまいました。


 ようやく念願適って、ロアーニャのご案内が出来ました。でも・・白も滅茶苦茶旨くて感動しました。この季節・・美味いんですよ・・白ワインが!是非ご検討くださいませ。さすがの「ロアーニャ」!絶品です。



2016 Barbaresco Gallina
バルバレスコ・ガッリーナ

16992
自然派
赤 フルボディ
イタリア
ピエモンテ
バルバレスコ
ロアーニャ

■海外メディア情報
95 Points Cellar Tracker
94 Points Wine Enthusiast
94 Points Vinous

■エージェント情報

 ネイヴェに位置。標高は 190-290m。アルベッサーニの1つ南の丘陵。土壌は、主に泥灰土で細かい砂を多く含んでいる。昼夜の寒暖差が大きく、ワインは上品だが骨格はしっかりしている。タンニンは大きく量も多めなのでアルベッサーニとは全く違う男性的な力強さも感じさせる。長期熟成に向く。
750ML 在庫  完売   ご注文数   本
¥13,550 (外税) 
【素晴らしいエキス感!・・漲るものでは無く、じんわりと・・しかし確実に包み込まれる、静かなる魅力な表情をお楽しみください!】---未テイスティングです。以前のレヴューを掲載しています。申し訳ありません。
 いや~・・美味しいですね~・・そして、今回はクリュ・クラスは「パイエ」と「ファセット」をテイスティングさせていただきましたが、

「・・これほどまでに性格が違うか!」

と思えるほどにアロマ、表情が異なっていました・・。上の写真がパイエ2015、下がファセット2015です。

 パイエは、ほぼ真円を描くようなパレットで、豊かです。エキス感が素晴らしく・・いや、そう書いてしまうと「派手な味わい」に思えるかもしれませんが、全く異なります。ロアーニャを飲まれたことが有る方ならお判りかと思いますが、決して出しゃばりはしないんですね。非常に静かで穏やかです。

 抽出が強い・・なんて感じることは有りません。バローロ、バルバレスコのワインでは、時にそのように感じさせるものが多いかもしれませんが・・そうじゃないんですよね。

 それでいて、タンニンが目立たないか?・・と言うと、そうでもない。ちゃんと存在しているんです。ただし、そのタンニンがまた「美味しい」んですよ。極上のタンニンと言いたいですね。シルキーでフワフワとしていて、静かにその味わいをも、今のタイミングでの美味しさの一つとして感じさせてくれます。

 エキス感も、

「・・エキスが凄~い!」

 なんていう感じでは無い・・しかし幾ばくかの液体を飲み込んだ後に、その静かに押してくる見事なエキス感に圧倒されてしまっている訳です。


 パイエ2015はまだ、アロマとしては強く香って来ません。しかし、その存在感たるや半端無いです。やられちゃいます・・二度見ならぬ、二度飲みしてしまいますよ・・はい。

 ファセット2015はふんわりと官能的に結構香ります。優しいですね・・。なのにしっかり押しがあるアロマです。とても濡れていてしなやかです。パイエ2015はまだそこまで来ていない?感じです。味わいは鉄分やマンガンなど金属系の押し味や口中香がノーズに戻って来ますが、縦方向には膨らみはあるものの、横方向へは余り膨らんで来ないので、少しタイトな感じです。

 言ってみれば、パイエは「モレ=サン=ドニ、ヴォーヌ=ロマネタイプ」で、ファセットは「ジュヴレ=シャンベルタンタイプ」でしょうか。どちらも最低、1級格の味わいが有りますが、ブルゴーニュのピノ・ノワールのようなスタイリッシュなボディでは無く、もう少し厚みが有ります。それがまたふんわりとしていて、複雑性が有って、エキスの押し味が有って・・優しく自然に香る訳ですね。

 まぁ、ロアーニャのこのクラスは常に96点くらいは付いているので、2015年ものは普通っちゃ・・普通なのかもしれません。でも、熟成感はどちらも結構に有り、あとは輸入の疲れを取ってあげて・・楽しむだけと言うことかもしれません。

 今回飲めなかったアルベサーニは、柔らかな「パイエ」をさらに女性的にしたかのような味わいになりそうです。海外メディアもまだ余り評価を出していませんので・・すみません。飲めたら追加で記載させていただきます。

 また、「ガッリーナ」も飲めてはいません。アルベサーニとは盆地を挟んで南側に有るので、北面と言うこともあってか、骨太で男っぽい感じがするかと思います・・が、そもそもロアーニャは女性的なしなやかで柔らかなワインですから(・・いや、個人的に・・)、飲まれる方によって印象が異なるかもしれません。

 素晴らしい出来でした!・・パイエV.V.は99点ですから飲みたかったんですが・・数も無いので流石に躊躇してしまいました。是非ご検討くださいませ。超お勧めします!





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【ロアーニャの素晴らしさはボトルとしっかり向き合ってこそ理解出来ます。そしてこの真のナチュラルさ理解したら・・もう離れられないかも!】

 ロアーニャと言ったらやはりこれでしょう。「バルバレスコ・パイエ」です。2012年もので、評価も高いです。勿論ですが、ヴィッキエ・ヴィーニュ・・・現在はヴィッキエ・ヴィティとイタリア語に変更になっています・・・も、そして超古木の「クリケット・パイエ」は垂涎のワインですし、単独所有になったバローロ・ピラは何と「ピエ・フランコ(自根)」で、どのキュヴェも素晴らしいです。

 noisy にとっても久し振りの「パイエ」・・・今回は開けさせていただきました。良い景色ですね・・。イタリアでは普通なら40年を超えるような古木は植え替えられてしまいます。このグラスの色合い、グラデュエーションは古木ならではの深みのある色合いと言えるでしょう。

 味筋は・・・例えば、noisy も好きですが、バルバレスコ・ラバヤのブルーノ・ロッカとは・・正反対です。こちらは「カッチリ」とした・・エッジがしっかりと判る味わいです。

 しかしながらロアーニャのワインは、すべてが、

「グラデュエーション」

です。


 そしてデジタリックでは無く、どこまでも「アナログティック」です。連続で可変して行く感じなんですね・・。

 誰に似ているか?・・・と問われましたら・・、生産地は異なりますが、

「マッサヴェッキア」

でしょう。


 そして、むしろマッサヴェッキアはミネラリティが膨大で、飲んでいてもそれが目立ちますが、ロアーニャはそこも「アナログティック」なんですね・・。


 抜栓すると、もう・・柔らかくフカフカしたニュアンスでアロマが立ち昇ります。妖艶ですが行き過ぎない・・ちょうど、どっちとも取れないベストなポジションです。果実が目立つだけには絶対行かないが、実は呆れるほど存在していて、官能感をも醸し出している感じ・・でしょうか。

 良く出来た飲み頃のブルネッロのように枯れたニュアンスも内包しつつも、「枯れているな」などとは全く感じない「生きの良さ」を感じます。これも中域がたっぷりで、エッジに向かって見事なアナログ的グラディエーションで描かれているから・・だと思います。

 余韻も実に長く、バルバレスコ的なハーブのニュアンスが、キツク無く、適度なバランスでノーズに抜けつつ、旨味のエキスが収束して行きます。そして・・残り香・・これも実に良い・・優しく柔らかくしっとりとしています。

「無いのでは無く、たっぷり有るのに奥ゆかしい」

んですね。


 果実ももう・・知っている果実を次から次へと書きたい位ですが、そんな野暮はしません。スイカとかキンカンとかまで・・感じます。勿論、各種果皮のニュアンスも・・素晴らしい味わいでした。是非飲んでみていただきたい!


 因みに、ワイン評論家さんたちの評価を探してみましたが、最新のものは余り無く、ようなっと見つけたのはアントニオ・ガッローニさんのもので、

「95Points」

でした。


 普通の「パイエ」でこの評価ですんで・・はい。凄いですよね。


 因みに自根の2012年バローロ・ピラは96Points、2008年のバルバレスコ・クリケット・パイエは97Points とのことです。個人的にはガッローニさんのパイエ95ポイントはほぼ同じ意見です。ですがどうも彼は・・noisy には全然判らないんですね。なのであくまで参考と言うことでお願いいたします。


 バルバレスコ・パイエ・ヴェッキエ・ヴィティは、樹齢の高い葡萄のキュヴェのみで仕上げた特別バージョンです。バルバレスコの最高のワインと言って良いかと思います。ガッローニさんは2008年のクリケット・パイエと同じ97Points・・だそうです。

 クリケット・パイエは良年のみリリースされる超限定のバルバレスコです。1999年ものがレスプレッソ誌で満点を獲得し、ロアーニャの名を世に知らしめています。最近では珍しく2007年、2008年と続けてリリースされています。飲んでみたいですよね~・・これは!

 バルバレスコ・アジリ・ヴェッキエ・ヴィーティは、ロアーニャのワインの中では最も力強いと言われる味わいです。まぁ、ロアーニャのワインは女性的・・と言われますが、これはその中でも最強。アマゾネスみたいなワインです。勿論超古木です。ガッローニさんの評価は 95Points で入荷は3本。

 バルバレスコ・モンテフィーコ・ヴェッキエ・ヴィーティは、パイエをさらに繊細にしたような・・感じです。縦伸びする・・と言うか、良く香る・・と言うか、イメージ的には長身の美人さんです。こちらも超古木の限定品です。入荷は3本だけ。

 バローロ・ピラは何と「ピエ・フランコ」です。(ルイージ・)ピラ家がピラ畑を所有していない・・と言うのは、どこか「グッチ」を思い起させますが・・そんなことはどうでも良いですね。カスティリオーネ・ファレットの名畑で、重厚さよりもエレガンス、芳香に振れたバローロです。

 バローロ・ピラ・ヴィッキエ・ヴィティはピラの古木のみで仕上げた限定品です。超古木の80年以上のもので入荷は少なく3本のみです。ガッローニさんは通常のピラが96ポイントでヴィッキエ・ヴィティの評価が見当たらず・・一体、何点付けたのか・・ある意味、興味を持ってしまいました。


 ようやく念願適って、ロアーニャのご案内が出来ました。でも・・白も滅茶苦茶旨くて感動しました。この季節・・美味いんですよ・・白ワインが!是非ご検討くださいませ。さすがの「ロアーニャ」!絶品です。



2016 Barbaresco Albesani
バルバレスコ・アルベサニ

16991
自然派
赤 フルボディ
イタリア
ピエモンテ
バルバレスコ
ロアーニャ

■海外メディア情報
97 Points Wine Enthusiast
94 Points Vinous

■エージェント情報
 ネイヴェ村。土壌は石灰を含む赤い粘土質土壌。少し砂も含む。標高は 160-270m でサント・ステファノ丘の南側の傾斜で南側にはガッリーナの丘があるので盆地のような形状になっている。暖かい空気が溜まるので葡萄は早く熟す。厳しさよりも柔らかく、シナモンのような甘い香が特徴的。香りやタンニンのバランスが良いワインに仕上がる。
750ML 在庫  完売   ご注文数   本
¥13,550 (外税) 
【ワイン・アンスージャストは97ポイント!・・V.V.では無いクリュは、ほぼ97~98のラインに入ってます!】
 比較的早く飲めるようになると思われるアルベサーニです。長く待てない方には・・お勧めでしょうか。一般には、バローロよりもバルバレスコの方が早めに熟し、さらにクリュよりクリュ以外の方が早めに熟し、クリュの中でも畑によって・・と言うことになろうかと思います。

 2016年ものは、このアルベサーニを飲むつもりではいたんですが、これも数量激減でどうにもならず申し訳ありません。

 しかしながら、パイエやピラが98点も付けているとしても、このアルベサーニの97点は・・早く美味しくなるとするなら、アルベサーニに分が有る時間帯が先に来るとも言えます。

 また、バルバレスコもバローロも・・熟してくると何とも「甘美さ」が出て来て、ブケも非常に深く拡がりますから・・この激繊細系バルバレスコもご期待いただけると思います。ご検討くださいませ。


 以下は以前のレヴューです。
-----
【物凄い出来になったと思われる2014年を中心にお届けいたします!】

先だっての「ドルチェット」はいかがだったでしょう?・・2千円は安いですよね。それでもロアーニャの、ロアーニャならではの味わい、香りはしっかり感じることが出来たと思います。

 ロアーニャが持つ何とも柔らかで、優しい色彩を連想させる有機な味わいが非常に好ましいですが、ここまで海外で評価されているとは気付かず・・ちょっとどころか大いにビックリしています。

 まぁ、ワイン・アンスージャストは直売もやっているようですので、そのままストレートに受け取るのはどうかとも思うんですが、古木のバルバレスコ・・つまり、「ヴィッキエ・ヴィーティ」を名乗るキュヴェは軒並み98点以上、名乗らないキュヴェでも97点がほとんどと言う、異常とも思える評価なんですね。

 なので、それを少し(1~2点?)差し引いたぐらいが妥当なんじゃないかと想像はしています。それにしても・・ビックリです。コムーネのバローロだって94点ですよ。

 なので、ヴィッキエ・ヴィーティの各キュヴェは相当にお買い得ですし、新しくリリースし、初めて日本に入って来たファセット、アルベサーニ、ガッリーナなどは評価も高いし価格も妥当・・非常に興味深いと思います。

 また、最高の区画のV.V.で造る2011年のクリケット・パイエは、流石に価格も良い感じでは有りますが、日本に24本しか入っていないそうですので・・激レアは変わりません。

 今回はテイスティング出来る量が来ていませんので、ほぼ特売価格で頑張って値付けしました。是非ご検討くださいませ!
 
 以下は以前のレヴューです。
━━━━━
【ロアーニャの素晴らしさはボトルとしっかり向き合ってこそ理解出来ます。そしてこの真のナチュラルさ理解したら・・もう離れられないかも!】

 ロアーニャと言ったらやはりこれでしょう。「バルバレスコ・パイエ」です。2012年もので、評価も高いです。勿論ですが、ヴィッキエ・ヴィーニュ・・・現在はヴィッキエ・ヴィティとイタリア語に変更になっています・・・も、そして超古木の「クリケット・パイエ」は垂涎のワインですし、単独所有になったバローロ・ピラは何と「ピエ・フランコ(自根)」で、どのキュヴェも素晴らしいです。

 noisy にとっても久し振りの「パイエ」・・・今回は開けさせていただきました。良い景色ですね・・。イタリアでは普通なら40年を超えるような古木は植え替えられてしまいます。このグラスの色合い、グラデュエーションは古木ならではの深みのある色合いと言えるでしょう。

 味筋は・・・例えば、noisy も好きですが、バルバレスコ・ラバヤのブルーノ・ロッカとは・・正反対です。こちらは「カッチリ」とした・・エッジがしっかりと判る味わいです。

 しかしながらロアーニャのワインは、すべてが、

「グラデュエーション」

です。


 そしてデジタリックでは無く、どこまでも「アナログティック」です。連続で可変して行く感じなんですね・・。

 誰に似ているか?・・・と問われましたら・・、生産地は異なりますが、

「マッサヴェッキア」

でしょう。


 そして、むしろマッサヴェッキアはミネラリティが膨大で、飲んでいてもそれが目立ちますが、ロアーニャはそこも「アナログティック」なんですね・・。


 抜栓すると、もう・・柔らかくフカフカしたニュアンスでアロマが立ち昇ります。妖艶ですが行き過ぎない・・ちょうど、どっちとも取れないベストなポジションです。果実が目立つだけには絶対行かないが、実は呆れるほど存在していて、官能感をも醸し出している感じ・・でしょうか。

 良く出来た飲み頃のブルネッロのように枯れたニュアンスも内包しつつも、「枯れているな」などとは全く感じない「生きの良さ」を感じます。これも中域がたっぷりで、エッジに向かって見事なアナログ的グラディエーションで描かれているから・・だと思います。

 余韻も実に長く、バルバレスコ的なハーブのニュアンスが、キツク無く、適度なバランスでノーズに抜けつつ、旨味のエキスが収束して行きます。そして・・残り香・・これも実に良い・・優しく柔らかくしっとりとしています。

「無いのでは無く、たっぷり有るのに奥ゆかしい」

んですね。


 果実ももう・・知っている果実を次から次へと書きたい位ですが、そんな野暮はしません。スイカとかキンカンとかまで・・感じます。勿論、各種果皮のニュアンスも・・素晴らしい味わいでした。是非飲んでみていただきたい!


 因みに、ワイン評論家さんたちの評価を探してみましたが、最新のものは余り無く、ようなっと見つけたのはアントニオ・ガッローニさんのもので、

「95Points」

でした。


 普通の「パイエ」でこの評価ですんで・・はい。凄いですよね。


 因みに自根の2012年バローロ・ピラは96Points、2008年のバルバレスコ・クリケット・パイエは97Points とのことです。個人的にはガッローニさんのパイエ95ポイントはほぼ同じ意見です。ですがどうも彼は・・noisy には全然判らないんですね。なのであくまで参考と言うことでお願いいたします。


 バルバレスコ・パイエ・ヴェッキエ・ヴィティは、樹齢の高い葡萄のキュヴェのみで仕上げた特別バージョンです。バルバレスコの最高のワインと言って良いかと思います。ガッローニさんは2008年のクリケット・パイエと同じ97Points・・だそうです。

 クリケット・パイエは良年のみリリースされる超限定のバルバレスコです。1999年ものがレスプレッソ誌で満点を獲得し、ロアーニャの名を世に知らしめています。最近では珍しく2007年、2008年と続けてリリースされています。飲んでみたいですよね~・・これは!

 バルバレスコ・アジリ・ヴェッキエ・ヴィーティは、ロアーニャのワインの中では最も力強いと言われる味わいです。まぁ、ロアーニャのワインは女性的・・と言われますが、これはその中でも最強。アマゾネスみたいなワインです。勿論超古木です。ガッローニさんの評価は 95Points で入荷は3本。

 バルバレスコ・モンテフィーコ・ヴェッキエ・ヴィーティは、パイエをさらに繊細にしたような・・感じです。縦伸びする・・と言うか、良く香る・・と言うか、イメージ的には長身の美人さんです。こちらも超古木の限定品です。入荷は3本だけ。

 バローロ・ピラは何と「ピエ・フランコ」です。(ルイージ・)ピラ家がピラ畑を所有していない・・と言うのは、どこか「グッチ」を思い起させますが・・そんなことはどうでも良いですね。カスティリオーネ・ファレットの名畑で、重厚さよりもエレガンス、芳香に振れたバローロです。

 バローロ・ピラ・ヴィッキエ・ヴィティはピラの古木のみで仕上げた限定品です。超古木の80年以上のもので入荷は少なく3本のみです。ガッローニさんは通常のピラが96ポイントでヴィッキエ・ヴィティの評価が見当たらず・・一体、何点付けたのか・・ある意味、興味を持ってしまいました。


 ようやく念願適って、ロアーニャのご案内が出来ました。でも・・白も滅茶苦茶旨くて感動しました。この季節・・美味いんですよ・・白ワインが!是非ご検討くださいませ。さすがの「ロアーニャ」!絶品です。



2016 Barbaresco Paje Vecchie Viti
バルバレスコ・パイエ・ヴェッキエ・ヴィーティ

16995
自然派
赤 フルボディ
イタリア
ピエモンテ
バルバレスコ
ロアーニャ

■海外メディア情報
97 Points Wine Enthusiast
96 Points Vinous
■エージェント情報

 ラバヤの丘からバルバレスコ村に向かう途中の小さなすり鉢状の斜面の中央部がパイエ。南南西を向く急斜面で所有者は非常に少ない。60年以上ロアーニャ家が所有するロアーニャの代名詞的存在。大きなワインではなく、バルバレスコ的で女性的なワインだが、時間と共に多層的な奥深さが出てくる。クリケット・パイエはパイエの中央部の急斜面。
750ML 在庫  完売   ご注文数   本
¥29,980 (外税) 
【ヴィッキエ・ヴィーティがノーマルより低い97ポイントって・・有りなの??】
 何とも不可思議です。一般にはあり得ない・・現象ですが、どうやら情報としては間違い無いようです。

 そうなってくると・・

「確かめなければ!」

と、Noisy wine の得意・・いや、特異とするところですから両方開けてしまうんですが、今回はそんなことは全くできません。入荷が少な過ぎです・・国内への入荷が60本、Noisy wine へは 1本...1本??です。本来なら蹴っ飛ばしてしまうんですが、総数としましては納得できないもののまぁまぁな数にはなる・・なので、切れる前に止まりました。

 ですので、よほど尋常でない方は除き、1ポイント多いノーマルのパイエ2016をお薦めします・・でも、多分数年経過したら、

「なんだ・・やっぱりV.V.の方が旨いじゃん・・」

と言うことで落ち着くんじゃないかと想像しています。ご検討くださいませ。


 以下は以前のレヴューです。
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【バルバレスコ・ヴィッキエ・ヴィーティ3兄弟のうち2人がワイン・アンスージャスト99ポイントと言う快挙です!?】

 2012年のトップ・キュヴェ、「クリケット・パイエ」は98ポイントですから、2015年のV.V.3兄弟は同じ評価か、もしくは超えてしまっている訳ですよね。たしか、2014年のパイエV.V.は98ポイントだったと思いますので、ある意味、

「3兄弟で(2012年の)トップ・キュヴェ超え!」

をしてしまった訳ですが、そもそも「パイエ」で96点、「パイエV.V.」で99点と言うことは、

「2015年のクリケット・パイエには何点付けるのか?・・どう評価する(つもりな)のか?」

と、先行きのことを考えていないようなワイン・アンスージャストの評価に、少し心配している訳です。


 時折言っていると思うんですが、

「99点と100点の評価の差に正当な意味はまず無い」

と思っています。


 そして、このトップ・キュヴェとそれに続くキュヴェの、同じヴィンテージでの各々の海外メディアの評価が逆転することは、非常に良く有ることです。noisy 的には、その評価はまぁ・・間違いで有る場合と正解で有る場合が半々ほどかなぁ・・などとは思っていますが、海外メディアの評価者の皆さんには、そこまで深くは考えていないような気もしています。実際にnoisy も、そのような評価をしたことが有りますしね。


 でも、99点って・・非常に微妙ですよね。ある意味、

「100点はクリケット・パイエ2015のために開けておいた!」

とも見えちゃう訳です。


 noisy としましては、今のところは「パイエ」「ファセット」のクリュクラスまでのテイスティングに留まっています。それでも、

「パイエ2015の余りの美味しさに愕然」

としている訳ですし、

「ファセット2015の柔らかくも重厚なミネラリティの表情にビックリ」

させられた訳で、そこから「パイエ・ヴィッキエ・ヴィーティ2015」の99点は、結構に遠く感じるのに、パイエ2015の96点は低いんじゃない?・・とも思える訳です。


 やはりワインは飲まないと何も判らない・・と言うことなのでしょう。追加が効くようでしたら何としても飲みたいと思っています。ご検討くださいませ。




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【物凄い出来になったと思われる2014年を中心にお届けいたします!】

 先だっての「ドルチェット」はいかがだったでしょう?・・2千円は安いですよね。それでもロアーニャの、ロアーニャならではの味わい、香りはしっかり感じることが出来たと思います。

 ロアーニャが持つ何とも柔らかで、優しい色彩を連想させる有機な味わいが非常に好ましいですが、ここまで海外で評価されているとは気付かず・・ちょっとどころか大いにビックリしています。

 まぁ、ワイン・アンスージャストは直売もやっているようですので、そのままストレートに受け取るのはどうかとも思うんですが、古木のバルバレスコ・・つまり、「ヴィッキエ・ヴィーティ」を名乗るキュヴェは軒並み98点以上、名乗らないキュヴェでも97点がほとんどと言う、異常とも思える評価なんですね。

 なので、それを少し(1~2点?)差し引いたぐらいが妥当なんじゃないかと想像はしています。それにしても・・ビックリです。コムーネのバローロだって94点ですよ。

 なので、ヴィッキエ・ヴィーティの各キュヴェは相当にお買い得ですし、新しくリリースし、初めて日本に入って来たファセット、アルベサーニ、ガッリーナなどは評価も高いし価格も妥当・・非常に興味深いと思います。

 また、最高の区画のV.V.で造る2011年のクリケット・パイエは、流石に価格も良い感じでは有りますが、日本に24本しか入っていないそうですので・・激レアは変わりません。

 今回はテイスティング出来る量が来ていませんので、ほぼ特売価格で頑張って値付けしました。是非ご検討くださいませ!
 
 以下は以前のレヴューです。
━━━━━
【ロアーニャの素晴らしさはボトルとしっかり向き合ってこそ理解出来ます。そしてこの真のナチュラルさ理解したら・・もう離れられないかも!】

 ロアーニャと言ったらやはりこれでしょう。「バルバレスコ・パイエ」です。2012年もので、評価も高いです。勿論ですが、ヴィッキエ・ヴィーニュ・・・現在はヴィッキエ・ヴィティとイタリア語に変更になっています・・・も、そして超古木の「クリケット・パイエ」は垂涎のワインですし、単独所有になったバローロ・ピラは何と「ピエ・フランコ(自根)」で、どのキュヴェも素晴らしいです。

 noisy にとっても久し振りの「パイエ」・・・今回は開けさせていただきました。良い景色ですね・・。イタリアでは普通なら40年を超えるような古木は植え替えられてしまいます。このグラスの色合い、グラデュエーションは古木ならではの深みのある色合いと言えるでしょう。

 味筋は・・・例えば、noisy も好きですが、バルバレスコ・ラバヤのブルーノ・ロッカとは・・正反対です。こちらは「カッチリ」とした・・エッジがしっかりと判る味わいです。

 しかしながらロアーニャのワインは、すべてが、

「グラデュエーション」

です。


 そしてデジタリックでは無く、どこまでも「アナログティック」です。連続で可変して行く感じなんですね・・。

 誰に似ているか?・・・と問われましたら・・、生産地は異なりますが、

「マッサヴェッキア」

でしょう。


 そして、むしろマッサヴェッキアはミネラリティが膨大で、飲んでいてもそれが目立ちますが、ロアーニャはそこも「アナログティック」なんですね・・。


 抜栓すると、もう・・柔らかくフカフカしたニュアンスでアロマが立ち昇ります。妖艶ですが行き過ぎない・・ちょうど、どっちとも取れないベストなポジションです。果実が目立つだけには絶対行かないが、実は呆れるほど存在していて、官能感をも醸し出している感じ・・でしょうか。

 良く出来た飲み頃のブルネッロのように枯れたニュアンスも内包しつつも、「枯れているな」などとは全く感じない「生きの良さ」を感じます。これも中域がたっぷりで、エッジに向かって見事なアナログ的グラディエーションで描かれているから・・だと思います。

 余韻も実に長く、バルバレスコ的なハーブのニュアンスが、キツク無く、適度なバランスでノーズに抜けつつ、旨味のエキスが収束して行きます。そして・・残り香・・これも実に良い・・優しく柔らかくしっとりとしています。

「無いのでは無く、たっぷり有るのに奥ゆかしい」

んですね。


 果実ももう・・知っている果実を次から次へと書きたい位ですが、そんな野暮はしません。スイカとかキンカンとかまで・・感じます。勿論、各種果皮のニュアンスも・・素晴らしい味わいでした。是非飲んでみていただきたい!


 因みに、ワイン評論家さんたちの評価を探してみましたが、最新のものは余り無く、ようなっと見つけたのはアントニオ・ガッローニさんのもので、

「95Points」

でした。


 普通の「パイエ」でこの評価ですんで・・はい。凄いですよね。


 因みに自根の2012年バローロ・ピラは96Points、2008年のバルバレスコ・クリケット・パイエは97Points とのことです。個人的にはガッローニさんのパイエ95ポイントはほぼ同じ意見です。ですがどうも彼は・・noisy には全然判らないんですね。なのであくまで参考と言うことでお願いいたします。


 バルバレスコ・パイエ・ヴェッキエ・ヴィティは、樹齢の高い葡萄のキュヴェのみで仕上げた特別バージョンです。バルバレスコの最高のワインと言って良いかと思います。ガッローニさんは2008年のクリケット・パイエと同じ97Points・・だそうです。

 クリケット・パイエは良年のみリリースされる超限定のバルバレスコです。1999年ものがレスプレッソ誌で満点を獲得し、ロアーニャの名を世に知らしめています。最近では珍しく2007年、2008年と続けてリリースされています。飲んでみたいですよね~・・これは!

 バルバレスコ・アジリ・ヴェッキエ・ヴィーティは、ロアーニャのワインの中では最も力強いと言われる味わいです。まぁ、ロアーニャのワインは女性的・・と言われますが、これはその中でも最強。アマゾネスみたいなワインです。勿論超古木です。ガッローニさんの評価は 95Points で入荷は3本。

 バルバレスコ・モンテフィーコ・ヴェッキエ・ヴィーティは、パイエをさらに繊細にしたような・・感じです。縦伸びする・・と言うか、良く香る・・と言うか、イメージ的には長身の美人さんです。こちらも超古木の限定品です。入荷は3本だけ。

 バローロ・ピラは何と「ピエ・フランコ」です。(ルイージ・)ピラ家がピラ畑を所有していない・・と言うのは、どこか「グッチ」を思い起させますが・・そんなことはどうでも良いですね。カスティリオーネ・ファレットの名畑で、重厚さよりもエレガンス、芳香に振れたバローロです。

 バローロ・ピラ・ヴィッキエ・ヴィティはピラの古木のみで仕上げた限定品です。超古木の80年以上のもので入荷は少なく3本のみです。ガッローニさんは通常のピラが96ポイントでヴィッキエ・ヴィティの評価が見当たらず・・一体、何点付けたのか・・ある意味、興味を持ってしまいました。


 ようやく念願適って、ロアーニャのご案内が出来ました。でも・・白も滅茶苦茶旨くて感動しました。この季節・・美味いんですよ・・白ワインが!是非ご検討くださいませ。さすがの「ロアーニャ」!絶品です。


2016 Barolo Pira Vecchie Viti
バローロ・ピラ・ヴェッキエ・ヴィーティ

17000
自然派
赤 フルボディ
イタリア
ピエモンテ
バローロ
ロアーニャ
お一人様1本限定

■エージェント情報
100 Points Wine Enthusiast
97 Points Vious

■エージェント情報
 カスティリオーネ・ファレットに位置する。3 方向を森と崖に囲まれた孤立した畑で砂質が主体(石灰質、青色粘土質、トゥーフォ)というバローロ
では珍しい土壌。1989 年に購入したロアーニャのモノポール。この畑のネッビオーロはマルゴッタでオリジナルのクローンを残していて、ほぼ全てが自根。4.88ha で他の畑と面していないので独自のテロワールが残されている。
750ML 在庫  完売   ご注文数   本
¥29,980 (外税) 
【胸のつかえが取れた!・・良い響きですね・・100ポイントです!】
 ワイン・アンスージャスト100点・・です。いつも99点とか、98点・・で、

「ん~・・99点なんて付けないで・・98点とか100点、どちらかにせい!」

とも思ってしまうんですが、同じテイスターとしますと、

「満点には惜しくも届かない、僅かな曇りが有る・・」

と思ってしまったら・・それは減点せざるを得ず、・・でもね・・その際は多分、99+ ポイントとか、100- ポイントとか・・(^^;; noisy ならそうすると思うんですね。

 まぁ、リアルワインガイドのテイスティングでは一度だけ、その手を使ったんですね~・・94マイナス だったかなぁ・・まぁ、テイスターの皆さんには非常に受けましたが、編集長には、

「・・はいはい・・93 プラスね・・」

と冷たくあしらわれてしまいました。


 しかしながら 93+ と 94- 、もしくは 93.5 って一緒なんでしょうかね。多分その時は、

「94点付けたいけれど、惜しくも届かないと決断した」

 から94マイナス・・なんですね・・あ、つまらないこと書いてますね。これは正真正銘の満点、100点です。お早めにどうぞ。



 以下は以前のレヴューです。
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【ロアーニャの素晴らしさはボトルとしっかり向き合ってこそ理解出来ます。そしてこの真のナチュラルさ理解したら・・もう離れられないかも!】

 ロアーニャと言ったらやはりこれでしょう。「バルバレスコ・パイエ」です。2012年もので、評価も高いです。勿論ですが、ヴィッキエ・ヴィーニュ・・・現在はヴィッキエ・ヴィティとイタリア語に変更になっています・・・も、そして超古木の「クリケット・パイエ」は垂涎のワインですし、単独所有になったバローロ・ピラは何と「ピエ・フランコ(自根)」で、どのキュヴェも素晴らしいです。

 noisy にとっても久し振りの「パイエ」・・・今回は開けさせていただきました。良い景色ですね・・。イタリアでは普通なら40年を超えるような古木は植え替えられてしまいます。このグラスの色合い、グラデュエーションは古木ならではの深みのある色合いと言えるでしょう。

 味筋は・・・例えば、noisy も好きですが、バルバレスコ・ラバヤのブルーノ・ロッカとは・・正反対です。こちらは「カッチリ」とした・・エッジがしっかりと判る味わいです。

 しかしながらロアーニャのワインは、すべてが、

「グラデュエーション」

です。


 そしてデジタリックでは無く、どこまでも「アナログティック」です。連続で可変して行く感じなんですね・・。

 誰に似ているか?・・・と問われましたら・・、生産地は異なりますが、

「マッサヴェッキア」

でしょう。


 そして、むしろマッサヴェッキアはミネラリティが膨大で、飲んでいてもそれが目立ちますが、ロアーニャはそこも「アナログティック」なんですね・・。


 抜栓すると、もう・・柔らかくフカフカしたニュアンスでアロマが立ち昇ります。妖艶ですが行き過ぎない・・ちょうど、どっちとも取れないベストなポジションです。果実が目立つだけには絶対行かないが、実は呆れるほど存在していて、官能感をも醸し出している感じ・・でしょうか。

 良く出来た飲み頃のブルネッロのように枯れたニュアンスも内包しつつも、「枯れているな」などとは全く感じない「生きの良さ」を感じます。これも中域がたっぷりで、エッジに向かって見事なアナログ的グラディエーションで描かれているから・・だと思います。

 余韻も実に長く、バルバレスコ的なハーブのニュアンスが、キツク無く、適度なバランスでノーズに抜けつつ、旨味のエキスが収束して行きます。そして・・残り香・・これも実に良い・・優しく柔らかくしっとりとしています。

「無いのでは無く、たっぷり有るのに奥ゆかしい」

んですね。


 果実ももう・・知っている果実を次から次へと書きたい位ですが、そんな野暮はしません。スイカとかキンカンとかまで・・感じます。勿論、各種果皮のニュアンスも・・素晴らしい味わいでした。是非飲んでみていただきたい!


 因みに、ワイン評論家さんたちの評価を探してみましたが、最新のものは余り無く、ようなっと見つけたのはアントニオ・ガッローニさんのもので、

「95Points」

でした。


 普通の「パイエ」でこの評価ですんで・・はい。凄いですよね。


 因みに自根の2012年バローロ・ピラは96Points、2008年のバルバレスコ・クリケット・パイエは97Points とのことです。個人的にはガッローニさんのパイエ95ポイントはほぼ同じ意見です。ですがどうも彼は・・noisy には全然判らないんですね。なのであくまで参考と言うことでお願いいたします。


 バルバレスコ・パイエ・ヴェッキエ・ヴィティは、樹齢の高い葡萄のキュヴェのみで仕上げた特別バージョンです。バルバレスコの最高のワインと言って良いかと思います。ガッローニさんは2008年のクリケット・パイエと同じ97Points・・だそうです。

 クリケット・パイエは良年のみリリースされる超限定のバルバレスコです。1999年ものがレスプレッソ誌で満点を獲得し、ロアーニャの名を世に知らしめています。最近では珍しく2007年、2008年と続けてリリースされています。飲んでみたいですよね~・・これは!

 バルバレスコ・アジリ・ヴェッキエ・ヴィーティは、ロアーニャのワインの中では最も力強いと言われる味わいです。まぁ、ロアーニャのワインは女性的・・と言われますが、これはその中でも最強。アマゾネスみたいなワインです。勿論超古木です。ガッローニさんの評価は 95Points で入荷は3本。

 バルバレスコ・モンテフィーコ・ヴェッキエ・ヴィーティは、パイエをさらに繊細にしたような・・感じです。縦伸びする・・と言うか、良く香る・・と言うか、イメージ的には長身の美人さんです。こちらも超古木の限定品です。入荷は3本だけ。

 バローロ・ピラは何と「ピエ・フランコ」です。(ルイージ・)ピラ家がピラ畑を所有していない・・と言うのは、どこか「グッチ」を思い起させますが・・そんなことはどうでも良いですね。カスティリオーネ・ファレットの名畑で、重厚さよりもエレガンス、芳香に振れたバローロです。

 バローロ・ピラ・ヴィッキエ・ヴィティはピラの古木のみで仕上げた限定品です。超古木の80年以上のもので入荷は少なく3本のみです。ガッローニさんは通常のピラが96ポイントでヴィッキエ・ヴィティの評価が見当たらず・・一体、何点付けたのか・・ある意味、興味を持ってしまいました。


 ようやく念願適って、ロアーニャのご案内が出来ました。でも・・白も滅茶苦茶旨くて感動しました。この季節・・美味いんですよ・・白ワインが!是非ご検討くださいませ。さすがの「ロアーニャ」!絶品です。


2016 Barbaresco Asili Vecchie Viti
バルバレスコ・アジリ・ヴェッキエ・ヴィーティ

16997
自然派
赤 フルボディ
イタリア
ピエモンテ
バルバレスコ
ロアーニャ

■海外メディア情報
99 Points Wine Enthusiast
95 Points Vinous

■エージェント情報

 バルバレスコ村を代表する優良畑。標高は 240〜290m。南西向き斜面。石灰と粘土の混じる砂礫質でカルシウムが豊富な土壌。ロアーニャの所有は僅か0.22haという小ささだが、チェレットやブルノ・ジャコーザの畑の上部に位置していて最高の条件が揃っている。ラバヤと同じ斜面だが、ラバヤは力強く、アジリはより繊細で複雑。
750ML 在庫  完売   ご注文数   本
¥29,980 (外税) 
【ワイン・アンスージャストはいつも99ポイント??】
 看板とも取れる「アジリ」です。まぁ・・良さが判りやすい畑・・と言うことなんでしょうね。アンスージャストはいつも99点のような気がします。2016年は、高い評価が結構に揃った・・つまり、良い年だったと言うことなんですね。

 これも国内への入荷は24本、Noisy wine へは1本。史上最少でした。ご検討くださいませ。



 以下は以前のレヴューです。
-----
【バルバレスコ・ヴィッキエ・ヴィーティ3兄弟のうち2人がワイン・アンスージャスト99ポイントと言う快挙です!?】

 2012年のトップ・キュヴェ、「クリケット・パイエ」は98ポイントですから、2015年のV.V.3兄弟は同じ評価か、もしくは超えてしまっている訳ですよね。たしか、2014年のパイエV.V.は98ポイントだったと思いますので、ある意味、

「3兄弟で(2012年の)トップ・キュヴェ超え!」

をしてしまった訳ですが、そもそも「パイエ」で96点、「パイエV.V.」で99点と言うことは、

「2015年のクリケット・パイエには何点付けるのか?・・どう評価する(つもりな)のか?」

と、先行きのことを考えていないようなワイン・アンスージャストの評価に、少し心配している訳です。


 時折言っていると思うんですが、

「99点と100点の評価の差に正当な意味はまず無い」

と思っています。


 そして、このトップ・キュヴェとそれに続くキュヴェの、同じヴィンテージでの各々の海外メディアの評価が逆転することは、非常に良く有ることです。noisy 的には、その評価はまぁ・・間違いで有る場合と正解で有る場合が半々ほどかなぁ・・などとは思っていますが、海外メディアの評価者の皆さんには、そこまで深くは考えていないような気もしています。実際にnoisy も、そのような評価をしたことが有りますしね。


 でも、99点って・・非常に微妙ですよね。ある意味、

「100点はクリケット・パイエ2015のために開けておいた!」

とも見えちゃう訳です。


 noisy としましては、今のところは「パイエ」「ファセット」のクリュクラスまでのテイスティングに留まっています。それでも、

「パイエ2015の余りの美味しさに愕然」

としている訳ですし、

「ファセット2015の柔らかくも重厚なミネラリティの表情にビックリ」

させられた訳で、そこから「パイエ・ヴィッキエ・ヴィーティ2015」の99点は、結構に遠く感じるのに、パイエ2015の96点は低いんじゃない?・・とも思える訳です。


 やはりワインは飲まないと何も判らない・・と言うことなのでしょう。追加が効くようでしたら何としても飲みたいと思っています。ご検討くださいませ。




-----
【物凄い出来になったと思われる2014年を中心にお届けいたします!】

 先だっての「ドルチェット」はいかがだったでしょう?・・2千円は安いですよね。それでもロアーニャの、ロアーニャならではの味わい、香りはしっかり感じることが出来たと思います。

 ロアーニャが持つ何とも柔らかで、優しい色彩を連想させる有機な味わいが非常に好ましいですが、ここまで海外で評価されているとは気付かず・・ちょっとどころか大いにビックリしています。

 まぁ、ワイン・アンスージャストは直売もやっているようですので、そのままストレートに受け取るのはどうかとも思うんですが、古木のバルバレスコ・・つまり、「ヴィッキエ・ヴィーティ」を名乗るキュヴェは軒並み98点以上、名乗らないキュヴェでも97点がほとんどと言う、異常とも思える評価なんですね。

 なので、それを少し(1~2点?)差し引いたぐらいが妥当なんじゃないかと想像はしています。それにしても・・ビックリです。コムーネのバローロだって94点ですよ。

 なので、ヴィッキエ・ヴィーティの各キュヴェは相当にお買い得ですし、新しくリリースし、初めて日本に入って来たファセット、アルベサーニ、ガッリーナなどは評価も高いし価格も妥当・・非常に興味深いと思います。

 また、最高の区画のV.V.で造る2011年のクリケット・パイエは、流石に価格も良い感じでは有りますが、日本に24本しか入っていないそうですので・・激レアは変わりません。

 今回はテイスティング出来る量が来ていませんので、ほぼ特売価格で頑張って値付けしました。是非ご検討くださいませ!
 
 以下は以前のレヴューです。
━━━━━
【ロアーニャの素晴らしさはボトルとしっかり向き合ってこそ理解出来ます。そしてこの真のナチュラルさ理解したら・・もう離れられないかも!】

 ロアーニャと言ったらやはりこれでしょう。「バルバレスコ・パイエ」です。2012年もので、評価も高いです。勿論ですが、ヴィッキエ・ヴィーニュ・・・現在はヴィッキエ・ヴィティとイタリア語に変更になっています・・・も、そして超古木の「クリケット・パイエ」は垂涎のワインですし、単独所有になったバローロ・ピラは何と「ピエ・フランコ(自根)」で、どのキュヴェも素晴らしいです。

 noisy にとっても久し振りの「パイエ」・・・今回は開けさせていただきました。良い景色ですね・・。イタリアでは普通なら40年を超えるような古木は植え替えられてしまいます。このグラスの色合い、グラデュエーションは古木ならではの深みのある色合いと言えるでしょう。

 味筋は・・・例えば、noisy も好きですが、バルバレスコ・ラバヤのブルーノ・ロッカとは・・正反対です。こちらは「カッチリ」とした・・エッジがしっかりと判る味わいです。

 しかしながらロアーニャのワインは、すべてが、

「グラデュエーション」

です。


 そしてデジタリックでは無く、どこまでも「アナログティック」です。連続で可変して行く感じなんですね・・。

 誰に似ているか?・・・と問われましたら・・、生産地は異なりますが、

「マッサヴェッキア」

でしょう。


 そして、むしろマッサヴェッキアはミネラリティが膨大で、飲んでいてもそれが目立ちますが、ロアーニャはそこも「アナログティック」なんですね・・。


 抜栓すると、もう・・柔らかくフカフカしたニュアンスでアロマが立ち昇ります。妖艶ですが行き過ぎない・・ちょうど、どっちとも取れないベストなポジションです。果実が目立つだけには絶対行かないが、実は呆れるほど存在していて、官能感をも醸し出している感じ・・でしょうか。

 良く出来た飲み頃のブルネッロのように枯れたニュアンスも内包しつつも、「枯れているな」などとは全く感じない「生きの良さ」を感じます。これも中域がたっぷりで、エッジに向かって見事なアナログ的グラディエーションで描かれているから・・だと思います。

 余韻も実に長く、バルバレスコ的なハーブのニュアンスが、キツク無く、適度なバランスでノーズに抜けつつ、旨味のエキスが収束して行きます。そして・・残り香・・これも実に良い・・優しく柔らかくしっとりとしています。

「無いのでは無く、たっぷり有るのに奥ゆかしい」

んですね。


 果実ももう・・知っている果実を次から次へと書きたい位ですが、そんな野暮はしません。スイカとかキンカンとかまで・・感じます。勿論、各種果皮のニュアンスも・・素晴らしい味わいでした。是非飲んでみていただきたい!


 因みに、ワイン評論家さんたちの評価を探してみましたが、最新のものは余り無く、ようなっと見つけたのはアントニオ・ガッローニさんのもので、

「95Points」

でした。


 普通の「パイエ」でこの評価ですんで・・はい。凄いですよね。


 因みに自根の2012年バローロ・ピラは96Points、2008年のバルバレスコ・クリケット・パイエは97Points とのことです。個人的にはガッローニさんのパイエ95ポイントはほぼ同じ意見です。ですがどうも彼は・・noisy には全然判らないんですね。なのであくまで参考と言うことでお願いいたします。


 バルバレスコ・パイエ・ヴェッキエ・ヴィティは、樹齢の高い葡萄のキュヴェのみで仕上げた特別バージョンです。バルバレスコの最高のワインと言って良いかと思います。ガッローニさんは2008年のクリケット・パイエと同じ97Points・・だそうです。

 クリケット・パイエは良年のみリリースされる超限定のバルバレスコです。1999年ものがレスプレッソ誌で満点を獲得し、ロアーニャの名を世に知らしめています。最近では珍しく2007年、2008年と続けてリリースされています。飲んでみたいですよね~・・これは!

 バルバレスコ・アジリ・ヴェッキエ・ヴィーティは、ロアーニャのワインの中では最も力強いと言われる味わいです。まぁ、ロアーニャのワインは女性的・・と言われますが、これはその中でも最強。アマゾネスみたいなワインです。勿論超古木です。ガッローニさんの評価は 95Points で入荷は3本。

 バルバレスコ・モンテフィーコ・ヴェッキエ・ヴィーティは、パイエをさらに繊細にしたような・・感じです。縦伸びする・・と言うか、良く香る・・と言うか、イメージ的には長身の美人さんです。こちらも超古木の限定品です。入荷は3本だけ。

 バローロ・ピラは何と「ピエ・フランコ」です。(ルイージ・)ピラ家がピラ畑を所有していない・・と言うのは、どこか「グッチ」を思い起させますが・・そんなことはどうでも良いですね。カスティリオーネ・ファレットの名畑で、重厚さよりもエレガンス、芳香に振れたバローロです。

 バローロ・ピラ・ヴィッキエ・ヴィティはピラの古木のみで仕上げた限定品です。超古木の80年以上のもので入荷は少なく3本のみです。ガッローニさんは通常のピラが96ポイントでヴィッキエ・ヴィティの評価が見当たらず・・一体、何点付けたのか・・ある意味、興味を持ってしまいました。


 ようやく念願適って、ロアーニャのご案内が出来ました。でも・・白も滅茶苦茶旨くて感動しました。この季節・・美味いんですよ・・白ワインが!是非ご検討くださいませ。さすがの「ロアーニャ」!絶品です。


2016 Barbaresco Montefico Vecchie Viti
バルバレスコ・モンテフィーコ・ヴェッキエ・ヴィーティ

16993
自然派
赤 フルボディ
イタリア
ピエモンテ
バルバレスコ
ロアーニャ

■海外メディア情報
99 Points Wine Enthusiast

■エージェント情報

 バルバレスコ村。ロアーニャの所有面積は 0.25ha の極小区画だが斜面中腹の最高の条件に位置している。年産 1000 本程度の生産量。ガッリーナ(南西向)と向かい合う東向き斜面なので朝日を浴びるが西日は浴びないので比較的冷涼な区画と言われる。アジリ(西向)よりも線が細く伸びのあるワインに仕上がる。
750ML 在庫  完売   ご注文数   本
¥29,980 (外税) 
【2015年ものは飲んじゃってますか・・2016年ものは日本に12本だけ、Noisy wine にはたったの1本!・・でもアンスージャストが2年連続で99ポイント!】
 2015年のモンテフィーコV.V....旨かったです・・今見ても、

「すっごい色!」

してますよね~・・。2年連続パーフェクトと同じ・・と言って良い位でしょう。もう、販売しようも無いほどの1本入荷です。ご検討くださいませ。


 以下は以前のレヴューです。
-----
【繊細にして純・・そして官能的!ワイン・アンスージャスト99ポイントも理解できる見事なモンテフィーコV.V.2015でした!】

 樹齢80年以上の古木からのモンテフィーコです。ロアーニャでは年産1000本ほどしかない貴重なクリュです。何故かこのモンテフィーコV.V.が発注から漏れてしまっていまして、

「・・あれ?・・そう言えばモンテフィーコV.V.2015が来てない・・?」

と気付いたのは、ロアーニャ2015(クリケット・パイエは2012)のご案内を書いている時でした。何故か外してしまっていたんですね。

 ワイン・アンスージャストはこの2015年モンテフィーコに何と・・99ポイントと言う、ちょっと信じられないような評価をしています。

 どうもこの頃は、海外メディアの論調や評点も、独自の視点から見て判断したと思われるような感じで、徐々に変わって来ているような気がします。スタイルは全く異なりますが、あのガイアの力強い(はず?)2015年ソリ・サン=ロレンツォは、

ワイン・アンスージャスト 98ポイント
ファルスタッフ・マガジン 98ポイント
ワインスペクテイター 97ポイント
ワイン・アドヴォケイト 95 ポイント

と、アンスージャストは確実にロアーニャに軍配を上げていますし、他者も98ポイント以下です。

 そして面白いのは同じくガイアの「コスタ・ルッシ2015」でして・・

ワイン・アンスージャスト 99ポイント
ワイン・スペクテイター 95ポイント
ファルスタッフ・マガジン 93 ポイント

と言う評価でして、なんとアンスージャストはコスタ・ルッシとモンテフィーコV.V.(パイエV.V.もですが・・)が同じ評価なんですね。そしてスペクテイターとファルスタッフはソリ・サン=ロレンツォを高く評価し、コスタ・ルッシは低い・・と言うものです。

 そもそも・・ガイアとロアーニャでは、相当に質も異なると思いますが、ロアーニャのラインナップの中でも相当に「繊細系」のバルバレスコである「モンテフィーコV.V.」と、ガイアの中でも「繊細系」のコスタ・ルッシですから・・アンスージャストも粋な???評価をしたものだと思っています。

 因みにガイアのもう一つのクリュ、ソリ・ティルディン(・・まぁ、バランスの良いタイプだと思います)は、

ファルスタッフ・マガジン 97ポイント
ワイン・スペクテイター 96ポイント
ワイン・アンスージャスト 95ポイント

と言うものでした。・・ね?・・何となくですが面白いでしょう?


 で、noisy も、パイエV.V.にはまだ手は出せないものの、

「この際だからモンテフィーコV.V. ・・飲んでみようかな・・」

と、開けさせていただきました!


 一枚目の写真は思いっきり寄って、少し横から覗き上げるようなつもりで撮ったものです。この角度が色合いを良く捉えられるので、最近は多用していますが・・良いですよね~?・・このエッジのレンガ・・そこに至る見事なグラデュエーション。素敵です・・。アロマも・・栓を抜いたとたん、ふっくらとしつつ柔らかな果実のニュアンスが立ち昇ります。

 二枚目はもう少し上からのもの・・全景は良く判りますが・・まぁ、似たようなものではあるものの、訴求力は一枚目の方が有る・・写真としたら二枚目の方がマトモでは有ります。

 超繊細です。ここ、モンテフィーコはガッリーナと東向きに向き合う畑ですので冷涼で繊細系だと言われています。

 口に含んでみると、穏やかながらしっかりと・・複雑性に富んだニュアンスが伝わって来ます。細い絹を織り込んだような滑らかなテクスチュア、青みさえ感じるフルーツから紫のものまで・・そして、ハーブやスパイスも穏やかに柔らかく、干し肉っぽくも有り、獣的なものもほんのりと漂います。それでいて非常に瑞々しく冷ややかなんですね・・。

 しかし全体の表情としては決してパワフルなものでは有り得ず、しっとりとして穏やか・・しかしラバヤのようなニュアンスも有って、バルバレスコだなぁ・・と確実に伝わってくる感じです。

 非常に美味しいです!・・今でも実に美味しい・・。最も、ポテンシャルを最大限に発揮するのはもう少し先で有ることは間違い無いでしょう。

 海外メディアがなぜ、これほどまでに高い評価をするようになったのか・・。全然派手では無いし、パワフルでも無い・・当然ながら樽香など一切無い・・。PK さんの呪縛から解き放たれ、自然派やビオの台頭も、少しずつ影響を与えて来たのかもしれませんが、

「繊細系のバルバレスコに99ポイント付けられるような時代になった!」

と言う部分においても、非常に嬉しく感じる noisy です。・・是非飲んでみて下さい。お勧めします!


2016 Barolo Rocche di Castiglione
バローロ・ロッケ・ディ・カスティリオーネ

17002
自然派
赤 フルボディ
イタリア
ピエモンテ
バローロ
ロアーニャ
お一人様1本限定

■海外メディア情報
99 Points Wine Enthusiast
95 Ppoints Vinous

■エージェント情報
 カスティリオーネ・ファレット最高の畑(MGA★★★★★最高評価)と言われるロッケ・ディ・カスティリオーネの初ヴィンテージ。僅か 0.49ha の古い畑で真南を向く理想的環境。樹齢は 50 年以上。初ヴィンテージにしてワイン・エンチュージアストで 99P を獲得するなど世界的話題。
750ML 在庫  完売   ご注文数   本
¥14,880 (外税) 
【なんと・・初リリースで99ポイント!・・話題のバローロです!】
 確かに・・初リリースで99ポイントって、付ける方も付けられる方も・・一体このワイン、どうなの・・?って言うような飲み手の心とは全く関係のないところの話しをしているだけなのかもしれませんが、それでも、

「・・ほ~・・そりゃあもしかしたら凄いことなのかも・・」

などと思ってしまいますよね。


 まぁ・・noisy も確かにそんな気持ちが少し以上に有ったからオーダーしたんだと思うんですが、そもそも今までほとんど減らされることなく、普通に沢山買えていたロアーニャが、

「いきなり激的な割り当て」

になってしまったことに動揺しています。


 Noisy wine としましたら数年計画で取りあえず全アイテムを飲み、毎年1/3~1/4ほどのアイテムをテイスティングしてご紹介して行こうと言うような目論見を持っていたんですが・・


「すでに世界はもっと先を行っていた」

のかもしれません。のんびりはさせてくれませんよね・・ホント、痺れます。どんなワインなのかは判りませんので・・すみません、ご興味がございましたらご検討くださいませ。


2006 Barolo Pira Riserva
バローロ・ピラ・リゼルヴァ

16999
自然派
赤 フルボディ
イタリア
ピエモンテ
バローロ
ロアーニャ
お一人様1本限定

■海外メディア情報
100 Points Wine Enthusiast
97 Points Vinous
96 Points The Wine Advocate

■エージェント情報
 カスティリオーネ・ファレットに位置する。3 方向を森と崖に囲まれた孤立した畑で砂質が主体(石灰質、青色粘土質、トゥーフォ)というバローロ
では珍しい土壌。1989 年に購入したロアーニャのモノポール。この畑のネッビオーロはマルゴッタでオリジナルのクローンを残していて、ほぼ全てが自根。4.88ha で他の畑と面していないので独自のテロワールが残されている。
750ML 在庫  完売   ご注文数   本
¥69,000 (外税) 
【激レアなリゼルヴァです!アンスージャストは満点!】
 2006年のパイエ、リゼルヴァが今、リリースです。満点です。

 因みに2006年のクリケット・パイエはドクターワインが99点・・。まぁ、評価者が異なりますが、クリケット・パイエ超えなのが2006年のリゼルヴァと言うことになります。

 まぁ、非常に良い葡萄が収穫でき、上出来だったので長く熟成させたからこその結果でしょう。激レアです。ご検討くださいませ。


2015 Barbaresco Montefico Vecchie Viti
バルバレスコ・モンテフィーコ・ヴェッキエ・ヴィーティ

16179
自然派
赤 フルボディ
イタリア
ピエモンテ
バルバレスコ
ロアーニャ

■エージェント情報
 バルバレスコ村。アジリと並ぶ優良クリュだがロアーニャの所有面積は0.25haという極小区画。年産1000本程度の生産量。アジリよりも線が細く伸びのあるワインに仕上がる。
Wine Enthusiast 99 Points
750ML 在庫  完売   ご注文数   本
¥22,500 (外税) 
【繊細にして純・・そして官能的!ワイン・アンスージャスト99ポイントも理解できる見事なモンテフィーコV.V.2015でした!】
 樹齢80年以上の古木からのモンテフィーコです。ロアーニャでは年産1000本ほどしかない貴重なクリュです。何故かこのモンテフィーコV.V.が発注から漏れてしまっていまして、

「・・あれ?・・そう言えばモンテフィーコV.V.2015が来てない・・?」

と気付いたのは、ロアーニャ2015(クリケット・パイエは2012)のご案内を書いている時でした。何故か外してしまっていたんですね。

 ワイン・アンスージャストはこの2015年モンテフィーコに何と・・99ポイントと言う、ちょっと信じられないような評価をしています。

 どうもこの頃は、海外メディアの論調や評点も、独自の視点から見て判断したと思われるような感じで、徐々に変わって来ているような気がします。スタイルは全く異なりますが、あのガイアの力強い(はず?)2015年ソリ・サン=ロレンツォは、

ワイン・アンスージャスト 98ポイント
ファルスタッフ・マガジン 98ポイント
ワインスペクテイター 97ポイント
ワイン・アドヴォケイト 95 ポイント

と、アンスージャストは確実にロアーニャに軍配を上げていますし、他者も98ポイント以下です。

 そして面白いのは同じくガイアの「コスタ・ルッシ2015」でして・・

ワイン・アンスージャスト 99ポイント
ワイン・スペクテイター 95ポイント
ファルスタッフ・マガジン 93 ポイント

と言う評価でして、なんとアンスージャストはコスタ・ルッシとモンテフィーコV.V.(パイエV.V.もですが・・)が同じ評価なんですね。そしてスペクテイターとファルスタッフはソリ・サン=ロレンツォを高く評価し、コスタ・ルッシは低い・・と言うものです。

 そもそも・・ガイアとロアーニャでは、相当に質も異なると思いますが、ロアーニャのラインナップの中でも相当に「繊細系」のバルバレスコである「モンテフィーコV.V.」と、ガイアの中でも「繊細系」のコスタ・ルッシですから・・アンスージャストも粋な???評価をしたものだと思っています。

 因みにガイアのもう一つのクリュ、ソリ・ティルディン(・・まぁ、バランスの良いタイプだと思います)は、

ファルスタッフ・マガジン 97ポイント
ワイン・スペクテイター 96ポイント
ワイン・アンスージャスト 95ポイント

と言うものでした。・・ね?・・何となくですが面白いでしょう?


 で、noisy も、パイエV.V.にはまだ手は出せないものの、

「この際だからモンテフィーコV.V. ・・飲んでみようかな・・」

と、開けさせていただきました!


 一枚目の写真は思いっきり寄って、少し横から覗き上げるようなつもりで撮ったものです。この角度が色合いを良く捉えられるので、最近は多用していますが・・良いですよね~?・・このエッジのレンガ・・そこに至る見事なグラデュエーション。素敵です・・。アロマも・・栓を抜いたとたん、ふっくらとしつつ柔らかな果実のニュアンスが立ち昇ります。

 二枚目はもう少し上からのもの・・全景は良く判りますが・・まぁ、似たようなものではあるものの、訴求力は一枚目の方が有る・・写真としたら二枚目の方がマトモでは有ります。

 超繊細です。ここ、モンテフィーコはガッリーナと東向きに向き合う畑ですので冷涼で繊細系だと言われています。

 口に含んでみると、穏やかながらしっかりと・・複雑性に富んだニュアンスが伝わって来ます。細い絹を織り込んだような滑らかなテクスチュア、青みさえ感じるフルーツから紫のものまで・・そして、ハーブやスパイスも穏やかに柔らかく、干し肉っぽくも有り、獣的なものもほんのりと漂います。それでいて非常に瑞々しく冷ややかなんですね・・。

 しかし全体の表情としては決してパワフルなものでは有り得ず、しっとりとして穏やか・・しかしラバヤのようなニュアンスも有って、バルバレスコだなぁ・・と確実に伝わってくる感じです。

 非常に美味しいです!・・今でも実に美味しい・・。最も、ポテンシャルを最大限に発揮するのはもう少し先で有ることは間違い無いでしょう。

 海外メディアがなぜ、これほどまでに高い評価をするようになったのか・・。全然派手では無いし、パワフルでも無い・・当然ながら樽香など一切無い・・。PK さんの呪縛から解き放たれ、自然派やビオの台頭も、少しずつ影響を与えて来たのかもしれませんが、

「繊細系のバルバレスコに99ポイント付けられるような時代になった!」

と言う部分においても、非常に嬉しく感じる noisy です。・・是非飲んでみて下さい。お勧めします!


2015 Langhe Rosso
ランゲ・ロッソ

16143
自然派
赤 フルボディ
イタリア
ピエモンテ
ランゲ
ロアーニャ

■エージェント情報
 100%Nebbiolo このワインとバローロ、バルバレスコの違いは樹齢だけ。樹齢20年以下のブドウ樹は根がまだ短く、複雑味を帯びることは不可能だから。2/3ピラ、1/3パイエの葡萄を使用。
750ML 在庫  完売   ご注文数   本
¥4,800 (外税) 
【バローロ・ピラの若木を2/3、バルバレスコ・パイエの若木1/3で造っているランゲ・ロッソ!・・なるほど・・そう言う事かと良く判る・・かもしれません!】
 古木にこだわるロアーニャの、若木の葡萄で仕上げたランゲ・ロッソです。中身はピラとパイエですから、バローロやバルバレスコを名乗れないとしても・・葡萄のポテンシャルは流石なものが有ります。

 やはり幾分パワフルな味わいで、ピラ(バローロ)の砂地がちょっとバルバレスコっぽいですから( noisy の勝手な思い込み?)、良い生産者が造るバルバレスコみたいな感じにしか思えない・・ニュアンスでは有ります。

 しかし、古木にこだわるロアーニャが若木の葡萄をバローロやバルバレスコに使用しないのが、良~く伝わって来るんですね・・。テクスチュアが滑らか・・までは行かず、ややタンニンが前に出ている感じなんですよ。

 しかしながらそこはロアーニャですから・・タンニンの質がべらぼうに良い・・。なのでこのワイン、酸素と結合して行くと・・つまり時間が経ってくると、非常に甘みが増して来るんですね。甘みは旨味をさらに増やし、徐々に滑らかになって行くんですよ。なので、

「普通に・・バローロ、バルバレスコのニュアンス!」

に取れてしまうんですね。


 ですが、例えば「パイエ」のあの超柔らかで優しく包まれるようなニュアンスまでは、短い間では到達しません。ナチュラルで透明感が有って、そして熟成感も有るパイエですから、

「若々しさ」

も感じるランゲ・ロッソとは、「格の違い」は歴然として有ります。


 今回はグラスの写真を店のカウンターで撮ったので、いつもと見え方が違うかもしれません・・すみません。

 でも何かこう、伝わって来ますよね・・。

「淡いのにエキスは濃いんだろうなぁ・・」

(とても自然なエキスの味わいですけどね・・)

「意外にも明るい色をしているように見えるなぁ・・」

(実際は結構、深淵な色彩をしているように見えますよ・・)

「飲み頃は随分先かな?」

(タンニンの質が良いので北イタリア風肉料理と合わせれば今でも行けると思います・・ワイン単体の美味しさを目指すなら2年置きたいですけどね・・煮込みで一杯!)


 上級キュヴェを比較すれば元気いっぱいな感じですが、

「他の生産者とここまで違うのか!」

と思わせる上級キュヴェに対し、

「他の生産者のバローロ、バルバレスコと同じくらいのポテンシャル」

と思わせてくれますので、むしろ、

「上級キュヴェの仕上げ、相当頑張っているんだなぁ・・」

などとも思わせてくれます。面白い存在だと思います。是非ご検討くださいませ!



2015 Barbaresco Albesani
バルバレスコ・アルベサーニ

16136
自然派
赤 フルボディ
イタリア
ピエモンテ
バルバレスコ
ロアーニャ

■エージェント情報
 ネイヴェに位置。ガッリーナの北部に位置。標高は160-270m。サント・ステファノ丘の南側の傾斜。土壌は石灰を含む赤い粘土質土壌。少し砂も含む。香りやタンニンのバランスが良いワインに仕上がる。
750ML 在庫  完売   ご注文数   本
¥12,990 (外税) 


2015 Barbaresco Faset
バルバレスコ・ファセット

16141
自然派
赤 フルボディ
イタリア
ピエモンテ
バルバレスコ
ロアーニャ

■エージェント情報
 タナロ河流域。アジリに隣接する区域。標高は270-290m。土壌は、カルシウム、マグネシウム、マンガンが豊かで、少し砂質も混じっている。そのため、ワインはミネラルが豊富。色は薄めで、華やかな香りとエレガントな飲み口が特徴。
750ML 在庫  完売   ご注文数   本
¥12,990 (外税) 


2015 Barbaresco Paje
バルバレスコ・パイエ

16138
自然派
赤 フルボディ
イタリア
ピエモンテ
バルバレスコ
ロアーニャ

■エージェント情報
 バルバレスコ村の中心部に位置するすり鉢状の斜面の中央。南南西。60年以上ロアーニャ家が所有するロアーニャの代名詞的な畑で女性的なワインに仕上がる。

■海外メディア情報
96 Points Wine Enthusiast
750ML 在庫  完売   ご注文数   本
¥12,450 (外税) 
【素晴らしいエキス感!・・漲るものでは無く、じんわりと・・しかし確実に包み込まれる、静かなる魅力な表情をお楽しみください!】
 いや~・・美味しいですね~・・そして、今回はクリュ・クラスは「パイエ」と「ファセット」をテイスティングさせていただきましたが、

「・・これほどまでに性格が違うか!」

と思えるほどにアロマ、表情が異なっていました・・。上の写真がパイエ2015、下がファセット2015です。

 パイエは、ほぼ真円を描くようなパレットで、豊かです。エキス感が素晴らしく・・いや、そう書いてしまうと「派手な味わい」に思えるかもしれませんが、全く異なります。ロアーニャを飲まれたことが有る方ならお判りかと思いますが、決して出しゃばりはしないんですね。非常に静かで穏やかです。

 抽出が強い・・なんて感じることは有りません。バローロ、バルバレスコのワインでは、時にそのように感じさせるものが多いかもしれませんが・・そうじゃないんですよね。

 それでいて、タンニンが目立たないか?・・と言うと、そうでもない。ちゃんと存在しているんです。ただし、そのタンニンがまた「美味しい」んですよ。極上のタンニンと言いたいですね。シルキーでフワフワとしていて、静かにその味わいをも、今のタイミングでの美味しさの一つとして感じさせてくれます。

 エキス感も、

「・・エキスが凄~い!」

 なんていう感じでは無い・・しかし幾ばくかの液体を飲み込んだ後に、その静かに押してくる見事なエキス感に圧倒されてしまっている訳です。


 パイエ2015はまだ、アロマとしては強く香って来ません。しかし、その存在感たるや半端無いです。やられちゃいます・・二度見ならぬ、二度飲みしてしまいますよ・・はい。

 ファセット2015はふんわりと官能的に結構香ります。優しいですね・・。なのにしっかり押しがあるアロマです。とても濡れていてしなやかです。パイエ2015はまだそこまで来ていない?感じです。味わいは鉄分やマンガンなど金属系の押し味や口中香がノーズに戻って来ますが、縦方向には膨らみはあるものの、横方向へは余り膨らんで来ないので、少しタイトな感じです。

 言ってみれば、パイエは「モレ=サン=ドニ、ヴォーヌ=ロマネタイプ」で、ファセットは「ジュヴレ=シャンベルタンタイプ」でしょうか。どちらも最低、1級格の味わいが有りますが、ブルゴーニュのピノ・ノワールのようなスタイリッシュなボディでは無く、もう少し厚みが有ります。それがまたふんわりとしていて、複雑性が有って、エキスの押し味が有って・・優しく自然に香る訳ですね。

 まぁ、ロアーニャのこのクラスは常に96点くらいは付いているので、2015年ものは普通っちゃ・・普通なのかもしれません。でも、熟成感はどちらも結構に有り、あとは輸入の疲れを取ってあげて・・楽しむだけと言うことかもしれません。

 今回飲めなかったアルベサーニは、柔らかな「パイエ」をさらに女性的にしたかのような味わいになりそうです。海外メディアもまだ余り評価を出していませんので・・すみません。飲めたら追加で記載させていただきます。

 また、「ガッリーナ」も飲めてはいません。アルベサーニとは盆地を挟んで南側に有るので、北面と言うこともあってか、骨太で男っぽい感じがするかと思います・・が、そもそもロアーニャは女性的なしなやかで柔らかなワインですから(・・いや、個人的に・・)、飲まれる方によって印象が異なるかもしれません。

 素晴らしい出来でした!・・パイエV.V.は99点ですから飲みたかったんですが・・数も無いので流石に躊躇してしまいました。是非ご検討くださいませ。超お勧めします!





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【ロアーニャの素晴らしさはボトルとしっかり向き合ってこそ理解出来ます。そしてこの真のナチュラルさ理解したら・・もう離れられないかも!】

 ロアーニャと言ったらやはりこれでしょう。「バルバレスコ・パイエ」です。2012年もので、評価も高いです。勿論ですが、ヴィッキエ・ヴィーニュ・・・現在はヴィッキエ・ヴィティとイタリア語に変更になっています・・・も、そして超古木の「クリケット・パイエ」は垂涎のワインですし、単独所有になったバローロ・ピラは何と「ピエ・フランコ(自根)」で、どのキュヴェも素晴らしいです。

 noisy にとっても久し振りの「パイエ」・・・今回は開けさせていただきました。良い景色ですね・・。イタリアでは普通なら40年を超えるような古木は植え替えられてしまいます。このグラスの色合い、グラデュエーションは古木ならではの深みのある色合いと言えるでしょう。

 味筋は・・・例えば、noisy も好きですが、バルバレスコ・ラバヤのブルーノ・ロッカとは・・正反対です。こちらは「カッチリ」とした・・エッジがしっかりと判る味わいです。

 しかしながらロアーニャのワインは、すべてが、

「グラデュエーション」

です。


 そしてデジタリックでは無く、どこまでも「アナログティック」です。連続で可変して行く感じなんですね・・。

 誰に似ているか?・・・と問われましたら・・、生産地は異なりますが、

「マッサヴェッキア」

でしょう。


 そして、むしろマッサヴェッキアはミネラリティが膨大で、飲んでいてもそれが目立ちますが、ロアーニャはそこも「アナログティック」なんですね・・。


 抜栓すると、もう・・柔らかくフカフカしたニュアンスでアロマが立ち昇ります。妖艶ですが行き過ぎない・・ちょうど、どっちとも取れないベストなポジションです。果実が目立つだけには絶対行かないが、実は呆れるほど存在していて、官能感をも醸し出している感じ・・でしょうか。

 良く出来た飲み頃のブルネッロのように枯れたニュアンスも内包しつつも、「枯れているな」などとは全く感じない「生きの良さ」を感じます。これも中域がたっぷりで、エッジに向かって見事なアナログ的グラディエーションで描かれているから・・だと思います。

 余韻も実に長く、バルバレスコ的なハーブのニュアンスが、キツク無く、適度なバランスでノーズに抜けつつ、旨味のエキスが収束して行きます。そして・・残り香・・これも実に良い・・優しく柔らかくしっとりとしています。

「無いのでは無く、たっぷり有るのに奥ゆかしい」

んですね。


 果実ももう・・知っている果実を次から次へと書きたい位ですが、そんな野暮はしません。スイカとかキンカンとかまで・・感じます。勿論、各種果皮のニュアンスも・・素晴らしい味わいでした。是非飲んでみていただきたい!


 因みに、ワイン評論家さんたちの評価を探してみましたが、最新のものは余り無く、ようなっと見つけたのはアントニオ・ガッローニさんのもので、

「95Points」

でした。


 普通の「パイエ」でこの評価ですんで・・はい。凄いですよね。


 因みに自根の2012年バローロ・ピラは96Points、2008年のバルバレスコ・クリケット・パイエは97Points とのことです。個人的にはガッローニさんのパイエ95ポイントはほぼ同じ意見です。ですがどうも彼は・・noisy には全然判らないんですね。なのであくまで参考と言うことでお願いいたします。


 バルバレスコ・パイエ・ヴェッキエ・ヴィティは、樹齢の高い葡萄のキュヴェのみで仕上げた特別バージョンです。バルバレスコの最高のワインと言って良いかと思います。ガッローニさんは2008年のクリケット・パイエと同じ97Points・・だそうです。

 クリケット・パイエは良年のみリリースされる超限定のバルバレスコです。1999年ものがレスプレッソ誌で満点を獲得し、ロアーニャの名を世に知らしめています。最近では珍しく2007年、2008年と続けてリリースされています。飲んでみたいですよね~・・これは!

 バルバレスコ・アジリ・ヴェッキエ・ヴィーティは、ロアーニャのワインの中では最も力強いと言われる味わいです。まぁ、ロアーニャのワインは女性的・・と言われますが、これはその中でも最強。アマゾネスみたいなワインです。勿論超古木です。ガッローニさんの評価は 95Points で入荷は3本。

 バルバレスコ・モンテフィーコ・ヴェッキエ・ヴィーティは、パイエをさらに繊細にしたような・・感じです。縦伸びする・・と言うか、良く香る・・と言うか、イメージ的には長身の美人さんです。こちらも超古木の限定品です。入荷は3本だけ。

 バローロ・ピラは何と「ピエ・フランコ」です。(ルイージ・)ピラ家がピラ畑を所有していない・・と言うのは、どこか「グッチ」を思い起させますが・・そんなことはどうでも良いですね。カスティリオーネ・ファレットの名畑で、重厚さよりもエレガンス、芳香に振れたバローロです。

 バローロ・ピラ・ヴィッキエ・ヴィティはピラの古木のみで仕上げた限定品です。超古木の80年以上のもので入荷は少なく3本のみです。ガッローニさんは通常のピラが96ポイントでヴィッキエ・ヴィティの評価が見当たらず・・一体、何点付けたのか・・ある意味、興味を持ってしまいました。


 ようやく念願適って、ロアーニャのご案内が出来ました。でも・・白も滅茶苦茶旨くて感動しました。この季節・・美味いんですよ・・白ワインが!是非ご検討くださいませ。さすがの「ロアーニャ」!絶品です。


2015 Barbaresco Asili Vecchie Viti
バルバレスコ・アジリ・ヴェッキエ・ヴィーティ

16142
自然派
赤 フルボディ
イタリア
ピエモンテ
バルバレスコ
ロアーニャ

■エージェント情報
 1961 年から所有している0.22ha の畑。標高250m。南東向きの畑で、Asili の丘の中心部に位置する。700 万年前に形成された海の堆積物に由来する土壌で、粘土石灰が主。そこに木目状に砂質が混じる。ワインは力強く男性的。樹齢80年以上。
Wine Enthusiast 98 Points
750ML 在庫  完売   ご注文数   本
¥22,500 (外税) 


2015 Barbaresco Paje Vecchie Viti
バルバレスコ・パイエ・ヴェッキエ・ヴィーティ

16139
自然派
赤 フルボディ
イタリア
ピエモンテ
バルバレスコ
ロアーニャ

■エージェント情報
 バルバレスコの中心に位置。標高230m。南~南東向きの畑。石灰比率が非常に高い歴史的畑で、700 万年前に形成された海の堆積物に由来。泥灰質、と石灰の土壌。パイエの丘はランゲの丘の中でも完璧な場所。周りの丘に守られ、タナロ川からの風が冬の寒さを和らげ、夏の酷暑を和らげる。ロアーニャではすり鉢状の1.83ha にネッビオーロを植え、下部にドルチェットを栽培している。ワインは柔らかく、女性的な印象。樹齢80年以上。
Wine Enthusiast 99 Points
750ML 在庫  完売   ご注文数   本
¥22,500 (外税) 
【バルバレスコ・ヴィッキエ・ヴィーティ3兄弟のうち2人がワイン・アンスージャスト99ポイントと言う快挙です!?】
 2012年のトップ・キュヴェ、「クリケット・パイエ」は98ポイントですから、2015年のV.V.3兄弟は同じ評価か、もしくは超えてしまっている訳ですよね。たしか、2014年のパイエV.V.は98ポイントだったと思いますので、ある意味、

「3兄弟で(2012年の)トップ・キュヴェ超え!」

をしてしまった訳ですが、そもそも「パイエ」で96点、「パイエV.V.」で99点と言うことは、

「2015年のクリケット・パイエには何点付けるのか?・・どう評価する(つもりな)のか?」

と、先行きのことを考えていないようなワイン・アンスージャストの評価に、少し心配している訳です。


 時折言っていると思うんですが、

「99点と100点の評価の差に正当な意味はまず無い」

と思っています。


 そして、このトップ・キュヴェとそれに続くキュヴェの、同じヴィンテージでの各々の海外メディアの評価が逆転することは、非常に良く有ることです。noisy 的には、その評価はまぁ・・間違いで有る場合と正解で有る場合が半々ほどかなぁ・・などとは思っていますが、海外メディアの評価者の皆さんには、そこまで深くは考えていないような気もしています。実際にnoisy も、そのような評価をしたことが有りますしね。


 でも、99点って・・非常に微妙ですよね。ある意味、

「100点はクリケット・パイエ2015のために開けておいた!」

とも見えちゃう訳です。


 noisy としましては、今のところは「パイエ」「ファセット」のクリュクラスまでのテイスティングに留まっています。それでも、

「パイエ2015の余りの美味しさに愕然」

としている訳ですし、

「ファセット2015の柔らかくも重厚なミネラリティの表情にビックリ」

させられた訳で、そこから「パイエ・ヴィッキエ・ヴィーティ2015」の99点は、結構に遠く感じるのに、パイエ2015の96点は低いんじゃない?・・とも思える訳です。


 やはりワインは飲まないと何も判らない・・と言うことなのでしょう。追加が効くようでしたら何としても飲みたいと思っています。ご検討くださいませ。




-----
【物凄い出来になったと思われる2014年を中心にお届けいたします!】

 先だっての「ドルチェット」はいかがだったでしょう?・・2千円は安いですよね。それでもロアーニャの、ロアーニャならではの味わい、香りはしっかり感じることが出来たと思います。

 ロアーニャが持つ何とも柔らかで、優しい色彩を連想させる有機な味わいが非常に好ましいですが、ここまで海外で評価されているとは気付かず・・ちょっとどころか大いにビックリしています。

 まぁ、ワイン・アンスージャストは直売もやっているようですので、そのままストレートに受け取るのはどうかとも思うんですが、古木のバルバレスコ・・つまり、「ヴィッキエ・ヴィーティ」を名乗るキュヴェは軒並み98点以上、名乗らないキュヴェでも97点がほとんどと言う、異常とも思える評価なんですね。

 なので、それを少し(1~2点?)差し引いたぐらいが妥当なんじゃないかと想像はしています。それにしても・・ビックリです。コムーネのバローロだって94点ですよ。

 なので、ヴィッキエ・ヴィーティの各キュヴェは相当にお買い得ですし、新しくリリースし、初めて日本に入って来たファセット、アルベサーニ、ガッリーナなどは評価も高いし価格も妥当・・非常に興味深いと思います。

 また、最高の区画のV.V.で造る2011年のクリケット・パイエは、流石に価格も良い感じでは有りますが、日本に24本しか入っていないそうですので・・激レアは変わりません。

 今回はテイスティング出来る量が来ていませんので、ほぼ特売価格で頑張って値付けしました。是非ご検討くださいませ!
 
 以下は以前のレヴューです。
━━━━━
【ロアーニャの素晴らしさはボトルとしっかり向き合ってこそ理解出来ます。そしてこの真のナチュラルさ理解したら・・もう離れられないかも!】

 ロアーニャと言ったらやはりこれでしょう。「バルバレスコ・パイエ」です。2012年もので、評価も高いです。勿論ですが、ヴィッキエ・ヴィーニュ・・・現在はヴィッキエ・ヴィティとイタリア語に変更になっています・・・も、そして超古木の「クリケット・パイエ」は垂涎のワインですし、単独所有になったバローロ・ピラは何と「ピエ・フランコ(自根)」で、どのキュヴェも素晴らしいです。

 noisy にとっても久し振りの「パイエ」・・・今回は開けさせていただきました。良い景色ですね・・。イタリアでは普通なら40年を超えるような古木は植え替えられてしまいます。このグラスの色合い、グラデュエーションは古木ならではの深みのある色合いと言えるでしょう。

 味筋は・・・例えば、noisy も好きですが、バルバレスコ・ラバヤのブルーノ・ロッカとは・・正反対です。こちらは「カッチリ」とした・・エッジがしっかりと判る味わいです。

 しかしながらロアーニャのワインは、すべてが、

「グラデュエーション」

です。


 そしてデジタリックでは無く、どこまでも「アナログティック」です。連続で可変して行く感じなんですね・・。

 誰に似ているか?・・・と問われましたら・・、生産地は異なりますが、

「マッサヴェッキア」

でしょう。


 そして、むしろマッサヴェッキアはミネラリティが膨大で、飲んでいてもそれが目立ちますが、ロアーニャはそこも「アナログティック」なんですね・・。


 抜栓すると、もう・・柔らかくフカフカしたニュアンスでアロマが立ち昇ります。妖艶ですが行き過ぎない・・ちょうど、どっちとも取れないベストなポジションです。果実が目立つだけには絶対行かないが、実は呆れるほど存在していて、官能感をも醸し出している感じ・・でしょうか。

 良く出来た飲み頃のブルネッロのように枯れたニュアンスも内包しつつも、「枯れているな」などとは全く感じない「生きの良さ」を感じます。これも中域がたっぷりで、エッジに向かって見事なアナログ的グラディエーションで描かれているから・・だと思います。

 余韻も実に長く、バルバレスコ的なハーブのニュアンスが、キツク無く、適度なバランスでノーズに抜けつつ、旨味のエキスが収束して行きます。そして・・残り香・・これも実に良い・・優しく柔らかくしっとりとしています。

「無いのでは無く、たっぷり有るのに奥ゆかしい」

んですね。


 果実ももう・・知っている果実を次から次へと書きたい位ですが、そんな野暮はしません。スイカとかキンカンとかまで・・感じます。勿論、各種果皮のニュアンスも・・素晴らしい味わいでした。是非飲んでみていただきたい!


 因みに、ワイン評論家さんたちの評価を探してみましたが、最新のものは余り無く、ようなっと見つけたのはアントニオ・ガッローニさんのもので、

「95Points」

でした。


 普通の「パイエ」でこの評価ですんで・・はい。凄いですよね。


 因みに自根の2012年バローロ・ピラは96Points、2008年のバルバレスコ・クリケット・パイエは97Points とのことです。個人的にはガッローニさんのパイエ95ポイントはほぼ同じ意見です。ですがどうも彼は・・noisy には全然判らないんですね。なのであくまで参考と言うことでお願いいたします。


 バルバレスコ・パイエ・ヴェッキエ・ヴィティは、樹齢の高い葡萄のキュヴェのみで仕上げた特別バージョンです。バルバレスコの最高のワインと言って良いかと思います。ガッローニさんは2008年のクリケット・パイエと同じ97Points・・だそうです。

 クリケット・パイエは良年のみリリースされる超限定のバルバレスコです。1999年ものがレスプレッソ誌で満点を獲得し、ロアーニャの名を世に知らしめています。最近では珍しく2007年、2008年と続けてリリースされています。飲んでみたいですよね~・・これは!

 バルバレスコ・アジリ・ヴェッキエ・ヴィーティは、ロアーニャのワインの中では最も力強いと言われる味わいです。まぁ、ロアーニャのワインは女性的・・と言われますが、これはその中でも最強。アマゾネスみたいなワインです。勿論超古木です。ガッローニさんの評価は 95Points で入荷は3本。

 バルバレスコ・モンテフィーコ・ヴェッキエ・ヴィーティは、パイエをさらに繊細にしたような・・感じです。縦伸びする・・と言うか、良く香る・・と言うか、イメージ的には長身の美人さんです。こちらも超古木の限定品です。入荷は3本だけ。

 バローロ・ピラは何と「ピエ・フランコ」です。(ルイージ・)ピラ家がピラ畑を所有していない・・と言うのは、どこか「グッチ」を思い起させますが・・そんなことはどうでも良いですね。カスティリオーネ・ファレットの名畑で、重厚さよりもエレガンス、芳香に振れたバローロです。

 バローロ・ピラ・ヴィッキエ・ヴィティはピラの古木のみで仕上げた限定品です。超古木の80年以上のもので入荷は少なく3本のみです。ガッローニさんは通常のピラが96ポイントでヴィッキエ・ヴィティの評価が見当たらず・・一体、何点付けたのか・・ある意味、興味を持ってしまいました。


 ようやく念願適って、ロアーニャのご案内が出来ました。でも・・白も滅茶苦茶旨くて感動しました。この季節・・美味いんですよ・・白ワインが!是非ご検討くださいませ。さすがの「ロアーニャ」!絶品です。


2012 Barbaresco Crichet Paje
バルバレスコ・クリケット・パイエ

16140
自然派
赤 フルボディ
イタリア
ピエモンテ
バルバレスコ
ロアーニャ

■エージェント情報
 最良年のみ造られるクリケット・パイエ。パイエの最上部、最も樹齢が古い2列の葡萄から造られる。
Wine Enthusiast 98Points
750ML 在庫  完売   ご注文数   本
¥89,800 (外税) 
【希少なクリケット・パイエの2012年!・・ワイン・アンスージャストは98ポイントです!】
 この辺りのワインをちゃんとテイスティングしてご案内出来たら良いのに・・と思っていますが、これ、まぁ・・そんなに買わせてもらえないとは言え、仮に12本仕入れて1本飲んでご案内しますと、相当に厳しい仕入になっちゃいますんで・・難しいところです。もう少し営業内容が良くなってくれば、アチコチをてこ入れするともしかしたら

「可能になるかも・・」

などとは思っているんですが、そうしたところで売れるようになると入荷を絞られるのが常なので、結局自分のクビを自分で締めることになってしまうに違いない・・とも感じたりもしています。何とか開けて、テイスティングして・・頑張って販売して・・でも翌年は20~30%減らされて、それが数年続いて結局全キュヴェ併せて1ケースにも満たない数量に・・などとはしょっちゅう有ることです。それでいてエージェントさんのほとんどは、「知らぬ振り」ですから・・

 クリケット・パイエ2012年・・こちらのエージェントさんには6入れが3ケースほどだと思います。非常に希少なワインです。でも、98ポイントって・・中々に微妙な評価では有りますが、実はとんでも無く高い評価だと思うんですね。言っちゃえば、

「ロマネ=コンティやラ・ターシュと同じ!」

な訳ですから・・はい。

 でもまぁ・・2015年のパイエV.V.は99ポイントなので・・何とも微妙では有ります。誰か飲ませてくれないかなぁ・・といつも思っています。ご検討くださいませ。

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【物凄い出来になったと思われる2014年を中心にお届けいたします!】

 先だっての「ドルチェット」はいかがだったでしょう?・・2千円は安いですよね。それでもロアーニャの、ロアーニャならではの味わい、香りはしっかり感じることが出来たと思います。

 ロアーニャが持つ何とも柔らかで、優しい色彩を連想させる有機な味わいが非常に好ましいですが、ここまで海外で評価されているとは気付かず・・ちょっとどころか大いにビックリしています。

 まぁ、ワイン・アンスージャストは直売もやっているようですので、そのままストレートに受け取るのはどうかとも思うんですが、古木のバルバレスコ・・つまり、「ヴィッキエ・ヴィーティ」を名乗るキュヴェは軒並み98点以上、名乗らないキュヴェでも97点がほとんどと言う、異常とも思える評価なんですね。

 なので、それを少し(1~2点?)差し引いたぐらいが妥当なんじゃないかと想像はしています。それにしても・・ビックリです。コムーネのバローロだって94点ですよ。

 なので、ヴィッキエ・ヴィーティの各キュヴェは相当にお買い得ですし、新しくリリースし、初めて日本に入って来たファセット、アルベサーニ、ガッリーナなどは評価も高いし価格も妥当・・非常に興味深いと思います。

 また、最高の区画のV.V.で造る2011年のクリケット・パイエは、流石に価格も良い感じでは有りますが、日本に24本しか入っていないそうですので・・激レアは変わりません。

 今回はテイスティング出来る量が来ていませんので、ほぼ特売価格で頑張って値付けしました。是非ご検討くださいませ!
 
 以下は以前のレヴューです。
━━━━━
【ロアーニャの素晴らしさはボトルとしっかり向き合ってこそ理解出来ます。そしてこの真のナチュラルさ理解したら・・もう離れられないかも!】

 ロアーニャと言ったらやはりこれでしょう。「バルバレスコ・パイエ」です。2012年もので、評価も高いです。勿論ですが、ヴィッキエ・ヴィーニュ・・・現在はヴィッキエ・ヴィティとイタリア語に変更になっています・・・も、そして超古木の「クリケット・パイエ」は垂涎のワインですし、単独所有になったバローロ・ピラは何と「ピエ・フランコ(自根)」で、どのキュヴェも素晴らしいです。

 noisy にとっても久し振りの「パイエ」・・・今回は開けさせていただきました。良い景色ですね・・。イタリアでは普通なら40年を超えるような古木は植え替えられてしまいます。このグラスの色合い、グラデュエーションは古木ならではの深みのある色合いと言えるでしょう。

 味筋は・・・例えば、noisy も好きですが、バルバレスコ・ラバヤのブルーノ・ロッカとは・・正反対です。こちらは「カッチリ」とした・・エッジがしっかりと判る味わいです。

 しかしながらロアーニャのワインは、すべてが、

「グラデュエーション」

です。


 そしてデジタリックでは無く、どこまでも「アナログティック」です。連続で可変して行く感じなんですね・・。

 誰に似ているか?・・・と問われましたら・・、生産地は異なりますが、

「マッサヴェッキア」

でしょう。


 そして、むしろマッサヴェッキアはミネラリティが膨大で、飲んでいてもそれが目立ちますが、ロアーニャはそこも「アナログティック」なんですね・・。


 抜栓すると、もう・・柔らかくフカフカしたニュアンスでアロマが立ち昇ります。妖艶ですが行き過ぎない・・ちょうど、どっちとも取れないベストなポジションです。果実が目立つだけには絶対行かないが、実は呆れるほど存在していて、官能感をも醸し出している感じ・・でしょうか。

 良く出来た飲み頃のブルネッロのように枯れたニュアンスも内包しつつも、「枯れているな」などとは全く感じない「生きの良さ」を感じます。これも中域がたっぷりで、エッジに向かって見事なアナログ的グラディエーションで描かれているから・・だと思います。

 余韻も実に長く、バルバレスコ的なハーブのニュアンスが、キツク無く、適度なバランスでノーズに抜けつつ、旨味のエキスが収束して行きます。そして・・残り香・・これも実に良い・・優しく柔らかくしっとりとしています。

「無いのでは無く、たっぷり有るのに奥ゆかしい」

んですね。


 果実ももう・・知っている果実を次から次へと書きたい位ですが、そんな野暮はしません。スイカとかキンカンとかまで・・感じます。勿論、各種果皮のニュアンスも・・素晴らしい味わいでした。是非飲んでみていただきたい!


 因みに、ワイン評論家さんたちの評価を探してみましたが、最新のものは余り無く、ようなっと見つけたのはアントニオ・ガッローニさんのもので、

「95Points」

でした。


 普通の「パイエ」でこの評価ですんで・・はい。凄いですよね。


 因みに自根の2012年バローロ・ピラは96Points、2008年のバルバレスコ・クリケット・パイエは97Points とのことです。個人的にはガッローニさんのパイエ95ポイントはほぼ同じ意見です。ですがどうも彼は・・noisy には全然判らないんですね。なのであくまで参考と言うことでお願いいたします。


 バルバレスコ・パイエ・ヴェッキエ・ヴィティは、樹齢の高い葡萄のキュヴェのみで仕上げた特別バージョンです。バルバレスコの最高のワインと言って良いかと思います。ガッローニさんは2008年のクリケット・パイエと同じ97Points・・だそうです。

 クリケット・パイエは良年のみリリースされる超限定のバルバレスコです。1999年ものがレスプレッソ誌で満点を獲得し、ロアーニャの名を世に知らしめています。最近では珍しく2007年、2008年と続けてリリースされています。飲んでみたいですよね~・・これは!

 バルバレスコ・アジリ・ヴェッキエ・ヴィーティは、ロアーニャのワインの中では最も力強いと言われる味わいです。まぁ、ロアーニャのワインは女性的・・と言われますが、これはその中でも最強。アマゾネスみたいなワインです。勿論超古木です。ガッローニさんの評価は 95Points で入荷は3本。

 バルバレスコ・モンテフィーコ・ヴェッキエ・ヴィーティは、パイエをさらに繊細にしたような・・感じです。縦伸びする・・と言うか、良く香る・・と言うか、イメージ的には長身の美人さんです。こちらも超古木の限定品です。入荷は3本だけ。

 バローロ・ピラは何と「ピエ・フランコ」です。(ルイージ・)ピラ家がピラ畑を所有していない・・と言うのは、どこか「グッチ」を思い起させますが・・そんなことはどうでも良いですね。カスティリオーネ・ファレットの名畑で、重厚さよりもエレガンス、芳香に振れたバローロです。

 バローロ・ピラ・ヴィッキエ・ヴィティはピラの古木のみで仕上げた限定品です。超古木の80年以上のもので入荷は少なく3本のみです。ガッローニさんは通常のピラが96ポイントでヴィッキエ・ヴィティの評価が見当たらず・・一体、何点付けたのか・・ある意味、興味を持ってしまいました。


 ようやく念願適って、ロアーニャのご案内が出来ました。でも・・白も滅茶苦茶旨くて感動しました。この季節・・美味いんですよ・・白ワインが!是非ご検討くださいませ。さすがの「ロアーニャ」!絶品です。



2018 Langhe Bianco
ランゲ・ビアンコ・ソレア

15522
自然派
白 辛口
イタリア
ピエモンテ
ランゲ
ロアーニャ

■エージェント情報
 1980年代中盤のシャルドネと少量のネッビオーロセパージュ。
750ML 在庫  完売   ご注文数   本
¥2,880 (外税) 
【あの素晴らしいランゲ・ビアンコ・ソレアの普及版!・・混ぜた黒葡萄のネッビオーロによる深い味わいと膨張力に感動です!】
 ソレア2017とは若干色味の設定が違って写ってしまっていますが、基本的には粘っこくて熟したムルソーのようで、しかも黒葡萄による深みが実に美味しいソレアのセカンドバージョンみたいな存在です。

 このキュヴェは大人気のようでして、入荷しても即完売になってしまうので、価格交渉どころの話しにはならないんですね。

 それでもこのプライスで、あのソレアの子供みたいな見事な味わいを楽しめるのであれば、これは飲まなきゃいけないキュヴェになるんじゃないかと思います。

 noisy も久しぶりに飲ませていただきました。まぁ、日本へは120本の入荷のところ、Noisy wine には12本だと言うので、

「何とか24本、都合付かない?」

と持ちかけましたが、日ごろの行いが良く無い・・いや、担当さんの覚えが目出度くないのが災いしてか、入荷当初に、

「お声掛けしていただいただけでもラッキー」

みたいな感じなのかもしれず、12本のみの入荷です。1本開けてますので11本の販売です。


 僅かにソレアを軽くし、複雑性も実質70%ほどになるかと思われるランゲ・ビアンコです。

 いや~・・やっぱり美味しいですね~。滅茶美味しいです。まだ幾分の若さが有り、フレッシュな柑橘なフレーヴァーと、まったりとやや粘っこさの有るグラな深い味わいです。ソレアほどはネッビオーロ的なタンニンは無いので、その分は飲みやすいですが、反面、10~15分経ってからの圧巻なボディの拡張、膨張も抑え目です。

 それを除きますとソレアとうり二つ・・。ある程度寝かせても良し、今飲んでも美味しいです。

 何より、

「こんなセパージュの滅茶深い味わいの白は他には有り得ないので出会えない!」

部分がポイント高いです。飲んでみて下さい。リーズナブルですが・・相当に高級な白ワインです。お勧めします!


 以下はランゲ・ビアンコ・ソレアのレヴューです。
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【アドヴォケイトもヴィノスも92ポイントと太鼓判のネッビオーロ入りの白!・・でも noisy 的にはポテンシャル点をもっと上げます!今回も特売です・・売り切れ御免!】

 2017年ものは30%もネッビオーロを混ぜた様ですよ・・。2016年もの、滅茶美味しかったでしょう?・・ちょうど良い位の開き具合で、目を瞑って飲めば、

「そこはもう赤ワインの世界!?」

かと思えるほどの深~い味わいです。


 2016年ものほどの熟成度は出ていないんですが、でもそのある種の「若さ」がまた、時系列での変化に物凄い「彩」を感じさせてくれるんですよ。

 まるで程好く熟したムルソーか?・・と思わせるほどの好ましい「粘っこさ」・・そしてそこから昇ってくる質の高い「蜜」のニュアンス。まるで赤ワインかと思えるようにサイド方向に拡がろうとする円形パレット・・。時間を掛けるとそこから球体へとさらなる膨らみ・・。

 これ、もしかしたら、物凄いワインなのかもしれないと・・思いません?

 前回の2016年ものは相当な条件をいただいて・・でも本数が無く、20本程度だったので飲めた方は少ないはず・・

 だとしたら、今回の2017年ものは、是非是非・・飲んでみていただきたいんですよ。勿論、白ワインファンのみならず、赤ワインファンの方にも・・むしろ

「ブルゴーニュワインが大好きな方!」

にこそ、この素晴らしい味わいに振れていただきたい・・そう願っています。


 今回も頑張って交渉してこのプライスです。前回ほどには下げられませんでしたが、それでも3割ほどは安いんじゃないかと思います。ご検討くださいませ。超お勧めです!


 以下は以前のレヴューです。
-----
【滅茶苦茶美味しいです!!黒葡萄のネッビオーロまでセパージュしてこの味わいを創り出しています。飲んだらもうビックリ確実!しかも今回のみの特売価格です!】

 いや~・・ロアーニャ、半端無いです。やってることも凄いですが、出来たワインの美味しさったら・・もうこの「ソレア」を2度飲んでいますが、そのたびに、旨い旨い・・言ってます。

 例えば・・いや、ここでブルゴーニュを出すのは「反則」に近いものが有るとしても、その方が伝わりやすいかと思うので、「販促」に変えて・・(^^ ご容赦ください。

 改めて、例えばブルゴーニュのシャルドネの名産地、ムルソーには、大きく分けると3つ、タイプが有るかと思うんですね。その中の大きな流れだと思えるのが、コント・ラフォン・タイプと言える

「滑らかオイリーな樽を適度に利かせたタイプ」

と、コシュ=デュリのような、

「酸の美しい、ムルソー版ピュリニータイプ」

です。いや、相当偏見も入ってるかもしれません。特にコシュ=デュリに関しては、コシュ=デュリが独特だとも言えますしね。


 コシュ=デュリの美しい、キラキラした輝いているような酸、これが凄いんですよ。ピュリニーのような豪奢な感じも有るし、時に「バター」のような凄いニュアンス・・バタール=モンラッシェとか・・熟成してくるとそんなニュアンスも出すキュヴェも有ります。


 で、このソレア2016ですが・・そんなコント・ラフォンの「滑らかマッタリオイリー」な本格ムルソー的味わいの中に・・コシュ=デュリの輝いているかのような見事なキラキラ酸が感じられるんですね。

 このソレア2016をブラインドで飲んで、

「ランゲだね!」

と言える方がもしいらっしゃるのなら、是非お会いしたい!・・


 もう非常に高質です。今飲んでも滅茶苦茶美味しい!しかも今回は条件をいただけたので「激安い」です。


 この夏はコロナで出歩くのも自重しないと・・そんな時、奥さんとシンミリ飲んでみましょう。

「・・何これ!・・とても美味しい!」

と、きっと夫婦仲も向上するんじゃないかと思いますよ。ご検討くださいませ。超お勧めです!



 以下は以前のレヴューです。
━━━━━
【ランゲ最高の白ワイン!・・これは素晴らしい!実は・・物凄いポテンシャルです!】

 今まで飲んできたロアーニャは赤ばかりで、白はおそらく・・テイスティングさえしていないと思います。今回初めて扱うことにしましたので、入荷数は少ないですし、ソレア、ティモラッソとも、6本ずつのみの入荷なので悩みましたが、とりあえず「ソレア」を開けることにしました。

 まったく気取りのないエチケット・・と言うよりも、ペラペラな質感の薄い紙が貼ってあるだけですので、セラーから出した時のわずかな温度上昇でもエチケットにシワが寄りそうです。

 しかしながら、その存在感は中々のものでして、オーラのようなものを感じます。そしてグラスに注ぐと・・

「(・・おっ!)」

 良いですね~。美しい色です。ほんのりと淡く緑掛かった色合いに粘性が見て取れます。柔らかで膨らみの有るアロマが立ち昇って来ます。

 グラスを振るとさらにふっくらとしつつ、粒子の非常に細やかな・・と言うよりも、粒子を感じないほどの細やかなものですね・・風船のよう・・と言っても良いかもしれませんが、やはり淡い緑を印象付けさせるミネラリティがパンパンになって感じられます。

 口に含むと・・あ、これはシャルドネにネッビオーロをセパージュしているそうですが、ふんわかと柔らかいながら、少し内向的な表情です。

 しかしながら5分~10分ほどしますと、徐々にそのモンスター振りを発揮し始めます。

 ネッビオーロのコラムでも書きましたが、このロアーニャのような、ファーストタッチからかなり柔らかい印象を与えるワインは、飲み手にとっては、

「・・大したポテンシャルでは無いな・・」

とか、

「先行きはあまり変わらないだろう・・」

と言うような先入観を抱かせます。


 似たタイプに、トスカーナのマッサヴェッキアが有りますね・・いや、味わいが似ているのではなく、そのテクスチュアのソフトさとミネラルの膨大さが合わさりつつ、ポテンシャルをこれ見よがしにしないタイプ・・と言うことです。マッサヴェッキアも、

「(・・ん・・価格もそこそこに高いし・・こう言うタイプは受け入れられるんだろうか・・?)」

と悩みつつ、それでも紹介し続けようとしましたが、中々販売には結びつかず・・ほぼ諦めた以降、いきなり売れ始めたのには驚きました。


 そして20分もしますと・・かなり膨らみ、外向的な表情になってきます。こうなると・・もう、誰でも、

「うわ~・・美味しい!」

となるのは間違い無いですね。


 特にネッビオーロまで入っていると言うシャルドネ主体のセパージュですから、その個性的な味わいや香りも有るかと思います。普通に、

「ブルゴーニュのシャルドネが持つ、キリっとした表情などは見せない」

のに、

「深淵で繊細で柔らか。時間と共にどんどん膨らみ、たおやかな柑橘系フレーヴァーを放ち出す」

ワインなんですね。


 これ、相当・・美味いです。ブルゴーニュ好きの方々も、開けた瞬間は・・「?」となるかもしれませんが、10分もしますと「肯定派」に入られるでしょう。

 わざとらしく無く、強い、もしくはエゴイスティックな主張はしないのに・・しっかりと存在するんですね。

「化粧無しのスッピンの超美人」

と言って良いと思います。


 惚れちゃいますよ、きっと!・・エリオ・アルターレさんと同世代の先代が、研究を続けた結果・・


「何も変えないことを選んだ」

のは、正解だった・・のでしょう。今、これほどまでに、真にナチュラルなワインは中々存在しないでしょう。ネッビオーロばかりがおだてられているロアーニャですが、白ワイン・・これは隠れた逸品!是非とも飲んでみてください!



 また、今回はテイスティングを見送りましたティモラッソも、ロアーニャらしいナチュラルさと柔らかさ、優しさに満ちた味わいに違い無いと思われます。是非ご検討くださいませ!


2017 Langhe Bianco Solea
ランゲ・ビアンコ・ソレア

15415
自然派
白 辛口
イタリア
ピエモンテ
ランゲ
ロアーニャ

■エージェント情報
 シャルドネとピラ畑のネッビオーロ(マセラシオン無し)をブレンドすることで厳格さ、深みを出している。2014年から大樽で2年間の熟成。
750ML 在庫  完売   ご注文数   本
¥6,990 (外税) 
【アドヴォケイトもヴィノスも92ポイントと太鼓判のネッビオーロ入りの白!・・でも noisy 的にはポテンシャル点をもっと上げます!今回も特売です・・売り切れ御免!】
 2017年ものは30%もネッビオーロを混ぜた様ですよ・・。2016年もの、滅茶美味しかったでしょう?・・ちょうど良い位の開き具合で、目を瞑って飲めば、

「そこはもう赤ワインの世界!?」

かと思えるほどの深~い味わいです。


 2016年ものほどの熟成度は出ていないんですが、でもそのある種の「若さ」がまた、時系列での変化に物凄い「彩」を感じさせてくれるんですよ。

 まるで程好く熟したムルソーか?・・と思わせるほどの好ましい「粘っこさ」・・そしてそこから昇ってくる質の高い「蜜」のニュアンス。まるで赤ワインかと思えるようにサイド方向に拡がろうとする円形パレット・・。時間を掛けるとそこから球体へとさらなる膨らみ・・。

 これ、もしかしたら、物凄いワインなのかもしれないと・・思いません?

 前回の2016年ものは相当な条件をいただいて・・でも本数が無く、20本程度だったので飲めた方は少ないはず・・

 だとしたら、今回の2017年ものは、是非是非・・飲んでみていただきたいんですよ。勿論、白ワインファンのみならず、赤ワインファンの方にも・・むしろ

「ブルゴーニュワインが大好きな方!」

にこそ、この素晴らしい味わいに振れていただきたい・・そう願っています。


 今回も頑張って交渉してこのプライスです。前回ほどには下げられませんでしたが、それでも3割ほどは安いんじゃないかと思います。ご検討くださいませ。超お勧めです!


 以下は以前のレヴューです。
-----
【滅茶苦茶美味しいです!!黒葡萄のネッビオーロまでセパージュしてこの味わいを創り出しています。飲んだらもうビックリ確実!しかも今回のみの特売価格です!】

 いや~・・ロアーニャ、半端無いです。やってることも凄いですが、出来たワインの美味しさったら・・もうこの「ソレア」を2度飲んでいますが、そのたびに、旨い旨い・・言ってます。

 例えば・・いや、ここでブルゴーニュを出すのは「反則」に近いものが有るとしても、その方が伝わりやすいかと思うので、「販促」に変えて・・(^^ ご容赦ください。

 改めて、例えばブルゴーニュのシャルドネの名産地、ムルソーには、大きく分けると3つ、タイプが有るかと思うんですね。その中の大きな流れだと思えるのが、コント・ラフォン・タイプと言える

「滑らかオイリーな樽を適度に利かせたタイプ」

と、コシュ=デュリのような、

「酸の美しい、ムルソー版ピュリニータイプ」

です。いや、相当偏見も入ってるかもしれません。特にコシュ=デュリに関しては、コシュ=デュリが独特だとも言えますしね。


 コシュ=デュリの美しい、キラキラした輝いているような酸、これが凄いんですよ。ピュリニーのような豪奢な感じも有るし、時に「バター」のような凄いニュアンス・・バタール=モンラッシェとか・・熟成してくるとそんなニュアンスも出すキュヴェも有ります。


 で、このソレア2016ですが・・そんなコント・ラフォンの「滑らかマッタリオイリー」な本格ムルソー的味わいの中に・・コシュ=デュリの輝いているかのような見事なキラキラ酸が感じられるんですね。

 このソレア2016をブラインドで飲んで、

「ランゲだね!」

と言える方がもしいらっしゃるのなら、是非お会いしたい!・・


 もう非常に高質です。今飲んでも滅茶苦茶美味しい!しかも今回は条件をいただけたので「激安い」です。


 この夏はコロナで出歩くのも自重しないと・・そんな時、奥さんとシンミリ飲んでみましょう。

「・・何これ!・・とても美味しい!」

と、きっと夫婦仲も向上するんじゃないかと思いますよ。ご検討くださいませ。超お勧めです!



 以下は以前のレヴューです。
━━━━━
【ランゲ最高の白ワイン!・・これは素晴らしい!実は・・物凄いポテンシャルです!】

 今まで飲んできたロアーニャは赤ばかりで、白はおそらく・・テイスティングさえしていないと思います。今回初めて扱うことにしましたので、入荷数は少ないですし、ソレア、ティモラッソとも、6本ずつのみの入荷なので悩みましたが、とりあえず「ソレア」を開けることにしました。

 まったく気取りのないエチケット・・と言うよりも、ペラペラな質感の薄い紙が貼ってあるだけですので、セラーから出した時のわずかな温度上昇でもエチケットにシワが寄りそうです。

 しかしながら、その存在感は中々のものでして、オーラのようなものを感じます。そしてグラスに注ぐと・・

「(・・おっ!)」

 良いですね~。美しい色です。ほんのりと淡く緑掛かった色合いに粘性が見て取れます。柔らかで膨らみの有るアロマが立ち昇って来ます。

 グラスを振るとさらにふっくらとしつつ、粒子の非常に細やかな・・と言うよりも、粒子を感じないほどの細やかなものですね・・風船のよう・・と言っても良いかもしれませんが、やはり淡い緑を印象付けさせるミネラリティがパンパンになって感じられます。

 口に含むと・・あ、これはシャルドネにネッビオーロをセパージュしているそうですが、ふんわかと柔らかいながら、少し内向的な表情です。

 しかしながら5分~10分ほどしますと、徐々にそのモンスター振りを発揮し始めます。

 ネッビオーロのコラムでも書きましたが、このロアーニャのような、ファーストタッチからかなり柔らかい印象を与えるワインは、飲み手にとっては、

「・・大したポテンシャルでは無いな・・」

とか、

「先行きはあまり変わらないだろう・・」

と言うような先入観を抱かせます。


 似たタイプに、トスカーナのマッサヴェッキアが有りますね・・いや、味わいが似ているのではなく、そのテクスチュアのソフトさとミネラルの膨大さが合わさりつつ、ポテンシャルをこれ見よがしにしないタイプ・・と言うことです。マッサヴェッキアも、

「(・・ん・・価格もそこそこに高いし・・こう言うタイプは受け入れられるんだろうか・・?)」

と悩みつつ、それでも紹介し続けようとしましたが、中々販売には結びつかず・・ほぼ諦めた以降、いきなり売れ始めたのには驚きました。


 そして20分もしますと・・かなり膨らみ、外向的な表情になってきます。こうなると・・もう、誰でも、

「うわ~・・美味しい!」

となるのは間違い無いですね。


 特にネッビオーロまで入っていると言うシャルドネ主体のセパージュですから、その個性的な味わいや香りも有るかと思います。普通に、

「ブルゴーニュのシャルドネが持つ、キリっとした表情などは見せない」

のに、

「深淵で繊細で柔らか。時間と共にどんどん膨らみ、たおやかな柑橘系フレーヴァーを放ち出す」

ワインなんですね。


 これ、相当・・美味いです。ブルゴーニュ好きの方々も、開けた瞬間は・・「?」となるかもしれませんが、10分もしますと「肯定派」に入られるでしょう。

 わざとらしく無く、強い、もしくはエゴイスティックな主張はしないのに・・しっかりと存在するんですね。

「化粧無しのスッピンの超美人」

と言って良いと思います。


 惚れちゃいますよ、きっと!・・エリオ・アルターレさんと同世代の先代が、研究を続けた結果・・


「何も変えないことを選んだ」

のは、正解だった・・のでしょう。今、これほどまでに、真にナチュラルなワインは中々存在しないでしょう。ネッビオーロばかりがおだてられているロアーニャですが、白ワイン・・これは隠れた逸品!是非とも飲んでみてください!



 また、今回はテイスティングを見送りましたティモラッソも、ロアーニャらしいナチュラルさと柔らかさ、優しさに満ちた味わいに違い無いと思われます。是非ご検討くださいませ!


2018 Dolcetto d'Alba
ドルチェット・ダルバ

15392
自然派
赤 ミディアムボディ
イタリア
ピエモンテ
ロアーニャ

■エージェント情報
 2008年ヴィンテージは葡萄の葉が落ち始めてから収穫するという特徴的な年となった。これは樹がその植物サイクルを完遂したという点からも重要。このような年は1958年に一度きりということ。樹齢は平均45年。パイエ畑とアジッリの一部の畑のドルチェットが使用されている。野生酵母のみ。35日間のマセレーション。
750ML 在庫  完売   ご注文数   本
¥2,290 (外税) 
【The Wine Front は92ポイント、Cellar Tracker は91ポイント...凄い評価です・・が、その凄さはロアーニャのベースワインでもこんなに出来るのか!と感じさせる部分なのでしょう。】
 2017年もののロアーニャのドルチェットを「滅茶安!」な価格でご案内させていただきましたが、ま~・・これが非常に好評でして、エージェントさんの残りを全部いただいても足りない位の勢いでしたし、

「こんなにリーズナブルなのに柔らかくて優しくて、でもちゃんと集中しているんですよね~・・。」

とのお言葉をいただきました。


 まあ・・完全にデイリーな価格でしたので、飲んで驚かれたことかと思います。それに余り・・その辺に普通にあるドルチェットとは、質感そのものが違っていましたよね。そこにロアーニャならではの、ロアーニャ風のナチュラル感がキッチリと美しく入ってくる訳ですから、受けないはずが無いとは思っていました。


 しかしながら在庫はいつか切れるものです。それに今は、プロパーな価格でしたら買えるし販売も出来るんですが、リーズナブルにお出しすることを考えると、相当に苦労してしまいます。

 なので、エージェントさんに相談して2018年もののドルチェットを売らせてくれと・・頼んだんですが、交渉は結構に難航してしまいました。まぁ、3千円上代ですので通常ならどうでしょう・・1割引き+アルファくらいでは何とか行けるんですが、それだと数も厳しいですよね。

 で、結局のところはここまで頑張りました。でも今、このプライスを実現するには、飲んでしまうと相当に上げなくてはならず、

「ザ・ワイン・フロント92点、セラー・トラッカー91点」

と言う評価が上がってますし、2017年をご案内させていただき、まださほどは経過してはいない件を考え併せ、

「じゃぁ・・この価格で取りあえずご案内してみよう」

と言うことになりました。


 なので、今回はテイスティングレヴューは有りません。

 まぁ、ザ・ワイン・フロントの92点は付け過ぎかもしれませんが、ウェブ・クラウド・ソースですから一般人の方の評価が多いセラー・トラッカーが91点を付けているのは、信用しても良いかなぁ・・と。ただしアメリカのサイトですのでその辺も考慮しつつ、でもロアーニャですからね・・。ふんわりと柔らかなテクスチュアに綺麗でふくよかなエキス、そしてちゃんと集中した味わいを見せると思いますので、91点と言うのは良いラインかな・・とも想像してしまいます。

 今回入荷分の価格がこれですので、次回は幾らでご案内できるか不明です。高くなるかもしれないし、安くできるようになるかもしれない・・そこは申し訳ありません、ご了承いただいて・・入荷分が無くなったら終了の予定です。

 でも24%近くの割引価格ですので、かなりお得かと思います。ご検討くださいませ。


 以下は以前のレヴューです。
━━━━━
【超繊細系の膨らみ有るドルチェット!・・非常に美味しいです!】

 ロアーニャです。今回は「激安」です。通常は3千円まで行かない位です。安くても2400円位かと。なので、ロアーニャのナチュラルでふんわり、そして繊細な味わいを確かめるチャンスかと思います。

 赤いですよね~・・ドルチェットって、もう少し茶っぽい色彩が入ることが多いんですが、滅茶美しい色合いです。

 ナトリウムっぽい柔らかなミネラリティがふんだんに有りますが硬くならず、新鮮な果実を品良く感じさせてくれちゃいます。

 まぁ、デイリー価格まで落ちましたんで、きっと売れるに違いないと踏んでいますが・・これでロアーニャのファンになっちゃいますと大変ですよ。バローロもバルバレスコも滅茶美味しいですし、地元品種の白だって、おそらくビックリするほど感動しちゃうんじゃないかと思います。

 とにかくこれは一度飲んでいただかないと。こんなにリーズナブルに出来る機会は早々無いと思いますので・・是非何本か、挑戦してみて下さい。超お勧めします!



 以下はバルバレスコ・パイエ2012年のレヴューです。
━━━━━
【ロアーニャの素晴らしさはボトルとしっかり向き合ってこそ理解出来ます。そしてこの真のナチュラルさ理解したら・・もう離れられないかも!】

 ロアーニャと言ったらやはりこれでしょう。「バルバレスコ・パイエ」です。2012年もので、評価も高いです。勿論ですが、ヴィッキエ・ヴィーニュ・・・現在はヴィッキエ・ヴィティとイタリア語に変更になっています・・・も、そして超古木の「クリケット・パイエ」は垂涎のワインですし、単独所有になったバローロ・ピラは何と「ピエ・フランコ(自根)」で、どのキュヴェも素晴らしいです。

 noisy にとっても久し振りの「パイエ」・・・今回は開けさせていただきました。良い景色ですね・・。イタリアでは普通なら40年を超えるような古木は植え替えられてしまいます。このグラスの色合い、グラデュエーションは古木ならではの深みのある色合いと言えるでしょう。

 味筋は・・・例えば、noisy も好きですが、バルバレスコ・ラバヤのブルーノ・ロッカとは・・正反対です。こちらは「カッチリ」とした・・エッジがしっかりと判る味わいです。

 しかしながらロアーニャのワインは、すべてが、

「グラデュエーション」

です。


 そしてデジタリックでは無く、どこまでも「アナログティック」です。連続で可変して行く感じなんですね・・。

 誰に似ているか?・・・と問われましたら・・、生産地は異なりますが、

「マッサヴェッキア」

でしょう。


 そして、むしろマッサヴェッキアはミネラリティが膨大で、飲んでいてもそれが目立ちますが、ロアーニャはそこも「アナログティック」なんですね・・。


 抜栓すると、もう・・柔らかくフカフカしたニュアンスでアロマが立ち昇ります。妖艶ですが行き過ぎない・・ちょうど、どっちとも取れないベストなポジションです。果実が目立つだけには絶対行かないが、実は呆れるほど存在していて、官能感をも醸し出している感じ・・でしょうか。

 良く出来た飲み頃のブルネッロのように枯れたニュアンスも内包しつつも、「枯れているな」などとは全く感じない「生きの良さ」を感じます。これも中域がたっぷりで、エッジに向かって見事なアナログ的グラディエーションで描かれているから・・だと思います。

 余韻も実に長く、バルバレスコ的なハーブのニュアンスが、キツク無く、適度なバランスでノーズに抜けつつ、旨味のエキスが収束して行きます。そして・・残り香・・これも実に良い・・優しく柔らかくしっとりとしています。

「無いのでは無く、たっぷり有るのに奥ゆかしい」

んですね。


 果実ももう・・知っている果実を次から次へと書きたい位ですが、そんな野暮はしません。スイカとかキンカンとかまで・・感じます。勿論、各種果皮のニュアンスも・・素晴らしい味わいでした。是非飲んでみていただきたい!


 因みに、ワイン評論家さんたちの評価を探してみましたが、最新のものは余り無く、ようなっと見つけたのはアントニオ・ガッローニさんのもので、

「95Points」

でした。


 普通の「パイエ」でこの評価ですんで・・はい。凄いですよね。


 因みに自根の2012年バローロ・ピラは96Points、2008年のバルバレスコ・クリケット・パイエは97Points とのことです。個人的にはガッローニさんのパイエ95ポイントはほぼ同じ意見です。ですがどうも彼は・・noisy には全然判らないんですね。なのであくまで参考と言うことでお願いいたします。


 バルバレスコ・パイエ・ヴェッキエ・ヴィティは、樹齢の高い葡萄のキュヴェのみで仕上げた特別バージョンです。バルバレスコの最高のワインと言って良いかと思います。ガッローニさんは2008年のクリケット・パイエと同じ97Points・・だそうです。

 クリケット・パイエは良年のみリリースされる超限定のバルバレスコです。1999年ものがレスプレッソ誌で満点を獲得し、ロアーニャの名を世に知らしめています。最近では珍しく2007年、2008年と続けてリリースされています。飲んでみたいですよね~・・これは!

 バルバレスコ・アジリ・ヴェッキエ・ヴィーティは、ロアーニャのワインの中では最も力強いと言われる味わいです。まぁ、ロアーニャのワインは女性的・・と言われますが、これはその中でも最強。アマゾネスみたいなワインです。勿論超古木です。ガッローニさんの評価は 95Points で入荷は3本。

 バルバレスコ・モンテフィーコ・ヴェッキエ・ヴィーティは、パイエをさらに繊細にしたような・・感じです。縦伸びする・・と言うか、良く香る・・と言うか、イメージ的には長身の美人さんです。こちらも超古木の限定品です。入荷は3本だけ。

 バローロ・ピラは何と「ピエ・フランコ」です。(ルイージ・)ピラ家がピラ畑を所有していない・・と言うのは、どこか「グッチ」を思い起させますが・・そんなことはどうでも良いですね。カスティリオーネ・ファレットの名畑で、重厚さよりもエレガンス、芳香に振れたバローロです。

 バローロ・ピラ・ヴィッキエ・ヴィティはピラの古木のみで仕上げた限定品です。超古木の80年以上のもので入荷は少なく3本のみです。ガッローニさんは通常のピラが96ポイントでヴィッキエ・ヴィティの評価が見当たらず・・一体、何点付けたのか・・ある意味、興味を持ってしまいました。


 ようやく念願適って、ロアーニャのご案内が出来ました。でも・・白も滅茶苦茶旨くて感動しました。この季節・・美味いんですよ・・白ワインが!是非ご検討くださいませ。さすがの「ロアーニャ」!絶品です。


2012 Barbaresco Paje
バルバレスコ・パイエ

13668
自然派
赤 フルボディ
イタリア
ピエモンテ
バルバレスコ
ロアーニャ

■エージェント情報
 バルバレスコ村の中心部に位置するすり鉢状の斜面の中央。南南西。60年以上ロアーニャ家が所有するロアーニャの代名詞的な畑で女性的なワインに仕上がる。
750ML 在庫  完売   ご注文数   本
¥9,980 (外税) 


2012 Barbaresco Paje Vecchie Viti
バルバレスコ・パイエ・ヴェッキエ・ヴィーティ

13663
自然派
赤 フルボディ
イタリア
ピエモンテ
バルバレスコ
ロアーニャ

■エージェント情報
 バルバレスコ村の中心部に位置するすり鉢状の斜面の中央。南南西。60年以上ロアーニャ家が所有するロアーニャの代名詞的な畑で女性的なワインに仕上がる。樹齢80年以上。
750ML 在庫  完売   ご注文数   本
¥17,480 (外税) 


2012 Barolo Pira Vecchie Viti
バローロ・ピラ・ヴェッキエ・ヴィーティ

13669
自然派
赤 フルボディ
イタリア
ピエモンテ
バローロ
ロアーニャ

■エージェント情報
 カスティリオーネ・ファレットに位置釣る。3方向を森と崖に囲まれた孤立した畑で砂質が主体というバローロでは珍しい土壌。ロアーニャのモノポール。この畑のネッビオーロは全てが自根。樹齢80年以上。
750ML 在庫  完売   ご注文数   本
¥17,480 (外税) 


2012 Barbaresco Montefico Vecchie Viti
バルバレスコ・モンテフィーコ・ヴェッキエ・ヴィーティ

13665
自然派
赤 フルボディ
イタリア
ピエモンテ
バルバレスコ
ロアーニャ

■エージェント情報
 バルバレスコ村。アジリと並ぶ優良クリュだがロアーニャの所有面積は0.25haという極小区画。年産1000本程度の生産量。アジリよりも線が細く伸びのあるワインに仕上がる。樹齢80年以上。
750ML 在庫  完売   ご注文数   本
¥17,480 (外税) 


2012 Barbaresco Asili Vecchie Viti
バルバレスコ・アジリ・ヴェッキエ・ヴィーティ

13664
自然派
赤 フルボディ
イタリア
ピエモンテ
バルバレスコ
ロアーニャ

■エージェント情報
 バルバレスコ村を代表する優良クリュ。ロアーニャの所有は僅か0.22haという小ささだが、チェレットやブルノ・ジャコーザの畑の上部に位置していて最高の条件が揃っている。ワインは力強く男性的。樹齢80年以上。
750ML 在庫  完売   ご注文数   本
¥17,480 (外税) 
【ロアーニャの素晴らしさはボトルとしっかり向き合ってこそ理解出来ます。そしてこの真のナチュラルさ理解したら・・もう離れられないかも!】
 ロアーニャと言ったらやはりこれでしょう。「バルバレスコ・パイエ」です。2012年もので、評価も高いです。勿論ですが、ヴィッキエ・ヴィーニュ・・・現在はヴィッキエ・ヴィティとイタリア語に変更になっています・・・も、そして超古木の「クリケット・パイエ」は垂涎のワインですし、単独所有になったバローロ・ピラは何と「ピエ・フランコ(自根)」で、どのキュヴェも素晴らしいです。

 noisy にとっても久し振りの「パイエ」・・・今回は開けさせていただきました。良い景色ですね・・。イタリアでは普通なら40年を超えるような古木は植え替えられてしまいます。このグラスの色合い、グラデュエーションは古木ならではの深みのある色合いと言えるでしょう。

 味筋は・・・例えば、noisy も好きですが、バルバレスコ・ラバヤのブルーノ・ロッカとは・・正反対です。こちらは「カッチリ」とした・・エッジがしっかりと判る味わいです。

 しかしながらロアーニャのワインは、すべてが、

「グラデュエーション」

です。


 そしてデジタリックでは無く、どこまでも「アナログティック」です。連続で可変して行く感じなんですね・・。

 誰に似ているか?・・・と問われましたら・・、生産地は異なりますが、

「マッサヴェッキア」

でしょう。


 そして、むしろマッサヴェッキアはミネラリティが膨大で、飲んでいてもそれが目立ちますが、ロアーニャはそこも「アナログティック」なんですね・・。


 抜栓すると、もう・・柔らかくフカフカしたニュアンスでアロマが立ち昇ります。妖艶ですが行き過ぎない・・ちょうど、どっちとも取れないベストなポジションです。果実が目立つだけには絶対行かないが、実は呆れるほど存在していて、官能感をも醸し出している感じ・・でしょうか。

 良く出来た飲み頃のブルネッロのように枯れたニュアンスも内包しつつも、「枯れているな」などとは全く感じない「生きの良さ」を感じます。これも中域がたっぷりで、エッジに向かって見事なアナログ的グラディエーションで描かれているから・・だと思います。

 余韻も実に長く、バルバレスコ的なハーブのニュアンスが、キツク無く、適度なバランスでノーズに抜けつつ、旨味のエキスが収束して行きます。そして・・残り香・・これも実に良い・・優しく柔らかくしっとりとしています。

「無いのでは無く、たっぷり有るのに奥ゆかしい」

んですね。


 果実ももう・・知っている果実を次から次へと書きたい位ですが、そんな野暮はしません。スイカとかキンカンとかまで・・感じます。勿論、各種果皮のニュアンスも・・素晴らしい味わいでした。是非飲んでみていただきたい!


 因みに、ワイン評論家さんたちの評価を探してみましたが、最新のものは余り無く、ようなっと見つけたのはアントニオ・ガッローニさんのもので、

「95Points」

でした。


 普通の「パイエ」でこの評価ですんで・・はい。凄いですよね。


 因みに自根の2012年バローロ・ピラは96Points、2008年のバルバレスコ・クリケット・パイエは97Points とのことです。個人的にはガッローニさんのパイエ95ポイントはほぼ同じ意見です。ですがどうも彼は・・noisy には全然判らないんですね。なのであくまで参考と言うことでお願いいたします。


 バルバレスコ・パイエ・ヴェッキエ・ヴィティは、樹齢の高い葡萄のキュヴェのみで仕上げた特別バージョンです。バルバレスコの最高のワインと言って良いかと思います。ガッローニさんは2008年のクリケット・パイエと同じ97Points・・だそうです。

 クリケット・パイエは良年のみリリースされる超限定のバルバレスコです。1999年ものがレスプレッソ誌で満点を獲得し、ロアーニャの名を世に知らしめています。最近では珍しく2007年、2008年と続けてリリースされています。飲んでみたいですよね~・・これは!

 バルバレスコ・アジリ・ヴェッキエ・ヴィーティは、ロアーニャのワインの中では最も力強いと言われる味わいです。まぁ、ロアーニャのワインは女性的・・と言われますが、これはその中でも最強。アマゾネスみたいなワインです。勿論超古木です。ガッローニさんの評価は 95Points で入荷は3本。

 バルバレスコ・モンテフィーコ・ヴェッキエ・ヴィーティは、パイエをさらに繊細にしたような・・感じです。縦伸びする・・と言うか、良く香る・・と言うか、イメージ的には長身の美人さんです。こちらも超古木の限定品です。入荷は3本だけ。

 バローロ・ピラは何と「ピエ・フランコ」です。(ルイージ・)ピラ家がピラ畑を所有していない・・と言うのは、どこか「グッチ」を思い起させますが・・そんなことはどうでも良いですね。カスティリオーネ・ファレットの名畑で、重厚さよりもエレガンス、芳香に振れたバローロです。

 バローロ・ピラ・ヴィッキエ・ヴィティはピラの古木のみで仕上げた限定品です。超古木の80年以上のもので入荷は少なく3本のみです。ガッローニさんは通常のピラが96ポイントでヴィッキエ・ヴィティの評価が見当たらず・・一体、何点付けたのか・・ある意味、興味を持ってしまいました。


 ようやく念願適って、ロアーニャのご案内が出来ました。でも・・白も滅茶苦茶旨くて感動しました。この季節・・美味いんですよ・・白ワインが!是非ご検討くださいませ。さすがの「ロアーニャ」!絶品です。


2016 Bianco Derthona Montemarzino Timorasso
ビアンコ・デルトーナ・モンテマルツィーノ・ティモラッソ

15391
自然派
白 辛口
イタリア
ピエモンテ
ロアーニャ

■エージェント情報
 デルトーナの代表品種ティモラッソを大樽で自然発酵。2年間シュール・リーで熟成するが重さを出すのではないのでバトナージュは無し。繊細さ、フレッシュさ、香りを重視している。
750ML 在庫  完売   ご注文数   本
¥5,990 (外税) 
【近年大注目のティモラッソをロアーニャ独自の解釈で仕上げたモンテマルツィーノ・ビアンコ!・・数量限定の特売です!】
 ようやっと飲めた「ティモラッソ」です。ピエモンテの希少地場品種の白として、再注目されて来ています。一時は絶滅危惧種・・でも有ったようです。

 それでも幾つかの優良生産者たちがティモラッソを栽培するようになり、今に至っています。noisy も、このロアーニャのティモラッソはいつかは飲んでやろうと思っていたんですが、機会に恵まれずにいたところ、条件をいただいて・・ついに飲めることになった訳です。まぁ、以前に2015年ものをご案内させていただいた訳ですが、当時は数量も全然無くて・・確か日本に36本とか、そんな数字かと・・仕入れられた分をただ並べるだけしか無かったんですね。

 写真を見ると、淡い薄緑と黄色がそれなりに入った、高級白ワインのアロマが漂って来そうな感じですよね。勿論マロラクティックも掛かっています。100日間もマセラシオンするのは白も同じなのかな?・・ロアーニャ風の充実した旨味がそれを証明しているかのようでは有ります。

 シャルドネとネッビオーロを混ぜ込んだランゲ・ソレアとはまた違ったニュアンスです。ソレアはもう・・偉大なブルゴーニュ白と安易に区別が付かないほどの見事な味筋です。

 しかしながらこのティモラッソ・・。何と言いますか・・個性なのでしょうが、実に面白いと言うか、

「大、どんでん返し~!」

みたいな時系列を辿った表現をしてくれます。


 あ、あくまで現時点での話しですので・・ティモラッソ、長熟な品種です。


 アロマはもう・・実に見事です。これはブルゴーニュの偉大なシャルドネ風・・まぁ、長期に渡るマセラシオンとマロがそうさせているのでしょう。実に柔らかで、表面張力のある何かに守られているかのような、比較的大きめの粒子がノーズに飛び込んで来ます。非常に心地良いです。

 口入れ直後は、シャルドネを僅かに小さくした感じ、もしくは完全には開いていないがそれなりに放出している若いシャルドネのようなパレットを形成してくれます。白や黄色の果実感もたっぷりです。

 そこからキュッと・・一瞬、そのパレットを縮小したかと思うと・・次の瞬間、また巨大化してきます。ここからが実に良い感じでして、瑞々しい、やや若さを感じる果実感を漂わせながら、一旦急速に縮小化し、ずっと口内に高質感を漂わせながら居座る・・長い余韻が感じられます。


 え~・・誤解を恐れずに言ってしまいますと、まず第一に・・noisy もさほどはティモラッソなどは飲んではいませんが、一般的なティモラッソとはちょっと異なる感じがします。

 第二に・・そうですね・・これを言って良いのかどうかは判りませんが、ロワールのムニュ・ピノのスケールを少し大きくしたようか時系列変化が似ているような気がします。口内に入った後、柑橘をふわっと放出したのち、キュッと締まって行くようなイメージが似ているような気がしています。

 2016年ものは因みにヴィノスで92ポイント、付けていました。2015年ものはセラー・トラッカーが93ポイント、2017年ものはワイン・アンスージャストが94ポイントと言うことですので、やはり相当に評価されていると言えます。

 そんな中で2018年もののドルチェットを今回一緒にご案内していますが、92ポイントも付いちゃってますと・・目立ちますよね~。

 でも今回は相当にリーズナブルな価格になっています。ご検討ください!・・美味しいです!




 以下は2015年ランゲ・ソレアのレヴューです。
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【ランゲ最高の白ワイン!・・これは素晴らしい!実は・・物凄いポテンシャルです!】

 今まで飲んできたロアーニャは赤ばかりで、白はおそらく・・テイスティングさえしていないと思います。今回初めて扱うことにしましたので、入荷数は少ないですし、ソレア、ティモラッソとも、6本ずつのみの入荷なので悩みましたが、とりあえず「ソレア」を開けることにしました。

 まったく気取りのないエチケット・・と言うよりも、ペラペラな質感の薄い紙が貼ってあるだけですので、セラーから出した時のわずかな温度上昇でもエチケットにシワが寄りそうです。

 しかしながら、その存在感は中々のものでして、オーラのようなものを感じます。そしてグラスに注ぐと・・

「(・・おっ!)」

 良いですね~。美しい色です。ほんのりと淡く緑掛かった色合いに粘性が見て取れます。柔らかで膨らみの有るアロマが立ち昇って来ます。

 グラスを振るとさらにふっくらとしつつ、粒子の非常に細やかな・・と言うよりも、粒子を感じないほどの細やかなものですね・・風船のよう・・と言っても良いかもしれませんが、やはり淡い緑を印象付けさせるミネラリティがパンパンになって感じられます。

 口に含むと・・あ、これはシャルドネにネッビオーロをセパージュしているそうですが、ふんわかと柔らかいながら、少し内向的な表情です。

 しかしながら5分~10分ほどしますと、徐々にそのモンスター振りを発揮し始めます。

 ネッビオーロのコラムでも書きましたが、このロアーニャのような、ファーストタッチからかなり柔らかい印象を与えるワインは、飲み手にとっては、

「・・大したポテンシャルでは無いな・・」

とか、

「先行きはあまり変わらないだろう・・」

と言うような先入観を抱かせます。


 似たタイプに、トスカーナのマッサヴェッキアが有りますね・・いや、味わいが似ているのではなく、そのテクスチュアのソフトさとミネラルの膨大さが合わさりつつ、ポテンシャルをこれ見よがしにしないタイプ・・と言うことです。マッサヴェッキアも、

「(・・ん・・価格もそこそこに高いし・・こう言うタイプは受け入れられるんだろうか・・?)」

と悩みつつ、それでも紹介し続けようとしましたが、中々販売には結びつかず・・ほぼ諦めた以降、いきなり売れ始めたのには驚きました。


 そして20分もしますと・・かなり膨らみ、外向的な表情になってきます。こうなると・・もう、誰でも、

「うわ~・・美味しい!」

となるのは間違い無いですね。


 特にネッビオーロまで入っていると言うシャルドネ主体のセパージュですから、その個性的な味わいや香りも有るかと思います。普通に、

「ブルゴーニュのシャルドネが持つ、キリっとした表情などは見せない」

のに、

「深淵で繊細で柔らか。時間と共にどんどん膨らみ、たおやかな柑橘系フレーヴァーを放ち出す」

ワインなんですね。


 これ、相当・・美味いです。ブルゴーニュ好きの方々も、開けた瞬間は・・「?」となるかもしれませんが、10分もしますと「肯定派」に入られるでしょう。

 わざとらしく無く、強い、もしくはエゴイスティックな主張はしないのに・・しっかりと存在するんですね。

「化粧無しのスッピンの超美人」

と言って良いと思います。


 惚れちゃいますよ、きっと!・・エリオ・アルターレさんと同世代の先代が、研究を続けた結果・・


「何も変えないことを選んだ」

のは、正解だった・・のでしょう。今、これほどまでに、真にナチュラルなワインは中々存在しないでしょう。ネッビオーロばかりがおだてられているロアーニャですが、白ワイン・・これは隠れた逸品!是非とも飲んでみてください!



 また、今回はテイスティングを見送りましたティモラッソも、ロアーニャらしいナチュラルさと柔らかさ、優しさに満ちた味わいに違い無いと思われます。是非ご検討くださいませ!


2016 Langhe Bianco Solea
ランゲ・ビアンコ・ソレア

15317
自然派
白 辛口
イタリア
ピエモンテ
ランゲ
ロアーニャ

■エージェント情報
 シャルドネとピラ畑のネッビオーロ(マセラシオン無し)をブレンドすることで厳格さ、深みを出している。2014年から大樽で2年間の熟成。
750ML 在庫  完売   ご注文数   本
¥6,290 (外税) 
【滅茶苦茶美味しいです!!黒葡萄のネッビオーロまでセパージュしてこの味わいを創り出しています。飲んだらもうビックリ確実!しかも今回のみの特売価格です!】
 いや~・・ロアーニャ、半端無いです。やってることも凄いですが、出来たワインの美味しさったら・・もうこの「ソレア」を2度飲んでいますが、そのたびに、旨い旨い・・言ってます。

 例えば・・いや、ここでブルゴーニュを出すのは「反則」に近いものが有るとしても、その方が伝わりやすいかと思うので、「販促」に変えて・・(^^ ご容赦ください。

 改めて、例えばブルゴーニュのシャルドネの名産地、ムルソーには、大きく分けると3つ、タイプが有るかと思うんですね。その中の大きな流れだと思えるのが、コント・ラフォン・タイプと言える

「滑らかオイリーな樽を適度に利かせたタイプ」

と、コシュ=デュリのような、

「酸の美しい、ムルソー版ピュリニータイプ」

です。いや、相当偏見も入ってるかもしれません。特にコシュ=デュリに関しては、コシュ=デュリが独特だとも言えますしね。


 コシュ=デュリの美しい、キラキラした輝いているような酸、これが凄いんですよ。ピュリニーのような豪奢な感じも有るし、時に「バター」のような凄いニュアンス・・バタール=モンラッシェとか・・熟成してくるとそんなニュアンスも出すキュヴェも有ります。


 で、このソレア2016ですが・・そんなコント・ラフォンの「滑らかマッタリオイリー」な本格ムルソー的味わいの中に・・コシュ=デュリの輝いているかのような見事なキラキラ酸が感じられるんですね。

 このソレア2016をブラインドで飲んで、

「ランゲだね!」

と言える方がもしいらっしゃるのなら、是非お会いしたい!・・


 もう非常に高質です。今飲んでも滅茶苦茶美味しい!しかも今回は条件をいただけたので「激安い」です。


 この夏はコロナで出歩くのも自重しないと・・そんな時、奥さんとシンミリ飲んでみましょう。

「・・何これ!・・とても美味しい!」

と、きっと夫婦仲も向上するんじゃないかと思いますよ。ご検討くださいませ。超お勧めです!



 以下は以前のレヴューです。
━━━━━
【ランゲ最高の白ワイン!・・これは素晴らしい!実は・・物凄いポテンシャルです!】

 今まで飲んできたロアーニャは赤ばかりで、白はおそらく・・テイスティングさえしていないと思います。今回初めて扱うことにしましたので、入荷数は少ないですし、ソレア、ティモラッソとも、6本ずつのみの入荷なので悩みましたが、とりあえず「ソレア」を開けることにしました。

 まったく気取りのないエチケット・・と言うよりも、ペラペラな質感の薄い紙が貼ってあるだけですので、セラーから出した時のわずかな温度上昇でもエチケットにシワが寄りそうです。

 しかしながら、その存在感は中々のものでして、オーラのようなものを感じます。そしてグラスに注ぐと・・

「(・・おっ!)」

 良いですね~。美しい色です。ほんのりと淡く緑掛かった色合いに粘性が見て取れます。柔らかで膨らみの有るアロマが立ち昇って来ます。

 グラスを振るとさらにふっくらとしつつ、粒子の非常に細やかな・・と言うよりも、粒子を感じないほどの細やかなものですね・・風船のよう・・と言っても良いかもしれませんが、やはり淡い緑を印象付けさせるミネラリティがパンパンになって感じられます。

 口に含むと・・あ、これはシャルドネにネッビオーロをセパージュしているそうですが、ふんわかと柔らかいながら、少し内向的な表情です。

 しかしながら5分~10分ほどしますと、徐々にそのモンスター振りを発揮し始めます。

 ネッビオーロのコラムでも書きましたが、このロアーニャのような、ファーストタッチからかなり柔らかい印象を与えるワインは、飲み手にとっては、

「・・大したポテンシャルでは無いな・・」

とか、

「先行きはあまり変わらないだろう・・」

と言うような先入観を抱かせます。


 似たタイプに、トスカーナのマッサヴェッキアが有りますね・・いや、味わいが似ているのではなく、そのテクスチュアのソフトさとミネラルの膨大さが合わさりつつ、ポテンシャルをこれ見よがしにしないタイプ・・と言うことです。マッサヴェッキアも、

「(・・ん・・価格もそこそこに高いし・・こう言うタイプは受け入れられるんだろうか・・?)」

と悩みつつ、それでも紹介し続けようとしましたが、中々販売には結びつかず・・ほぼ諦めた以降、いきなり売れ始めたのには驚きました。


 そして20分もしますと・・かなり膨らみ、外向的な表情になってきます。こうなると・・もう、誰でも、

「うわ~・・美味しい!」

となるのは間違い無いですね。


 特にネッビオーロまで入っていると言うシャルドネ主体のセパージュですから、その個性的な味わいや香りも有るかと思います。普通に、

「ブルゴーニュのシャルドネが持つ、キリっとした表情などは見せない」

のに、

「深淵で繊細で柔らか。時間と共にどんどん膨らみ、たおやかな柑橘系フレーヴァーを放ち出す」

ワインなんですね。


 これ、相当・・美味いです。ブルゴーニュ好きの方々も、開けた瞬間は・・「?」となるかもしれませんが、10分もしますと「肯定派」に入られるでしょう。

 わざとらしく無く、強い、もしくはエゴイスティックな主張はしないのに・・しっかりと存在するんですね。

「化粧無しのスッピンの超美人」

と言って良いと思います。


 惚れちゃいますよ、きっと!・・エリオ・アルターレさんと同世代の先代が、研究を続けた結果・・


「何も変えないことを選んだ」

のは、正解だった・・のでしょう。今、これほどまでに、真にナチュラルなワインは中々存在しないでしょう。ネッビオーロばかりがおだてられているロアーニャですが、白ワイン・・これは隠れた逸品!是非とも飲んでみてください!



 また、今回はテイスティングを見送りましたティモラッソも、ロアーニャらしいナチュラルさと柔らかさ、優しさに満ちた味わいに違い無いと思われます。是非ご検討くださいませ!


2017 Dolcetto d'Alba
ドルチェット・ダルバ

15072
自然派
赤 ミディアムボディ
イタリア
ピエモンテ
ロアーニャ

■エージェント情報
 2008年ヴィンテージは葡萄の葉が落ち始めてから収穫するという特徴的な年となった。これは樹がその植物サイクルを完遂したという点からも重要。このような年は1958年に一度きりということ。樹齢は平均45年。パイエ畑とアジッリの一部の畑のドルチェットが使用されている。野生酵母のみ。35日間のマセレーション。
750ML 在庫  完売   ご注文数   本
¥1,990 (外税) 
【超繊細系の膨らみ有るドルチェット!・・非常に美味しいです!】
 ロアーニャです。今回は「激安」です。通常は3千円まで行かない位です。安くても2400円位かと。なので、ロアーニャのナチュラルでふんわり、そして繊細な味わいを確かめるチャンスかと思います。

 赤いですよね~・・ドルチェットって、もう少し茶っぽい色彩が入ることが多いんですが、滅茶美しい色合いです。

 ナトリウムっぽい柔らかなミネラリティがふんだんに有りますが硬くならず、新鮮な果実を品良く感じさせてくれちゃいます。

 まぁ、デイリー価格まで落ちましたんで、きっと売れるに違いないと踏んでいますが・・これでロアーニャのファンになっちゃいますと大変ですよ。バローロもバルバレスコも滅茶美味しいですし、地元品種の白だって、おそらくビックリするほど感動しちゃうんじゃないかと思います。

 とにかくこれは一度飲んでいただかないと。こんなにリーズナブルに出来る機会は早々無いと思いますので・・是非何本か、挑戦してみて下さい。超お勧めします!



 以下はバルバレスコ・パイエ2012年のレヴューです。
━━━━━
【ロアーニャの素晴らしさはボトルとしっかり向き合ってこそ理解出来ます。そしてこの真のナチュラルさ理解したら・・もう離れられないかも!】

 ロアーニャと言ったらやはりこれでしょう。「バルバレスコ・パイエ」です。2012年もので、評価も高いです。勿論ですが、ヴィッキエ・ヴィーニュ・・・現在はヴィッキエ・ヴィティとイタリア語に変更になっています・・・も、そして超古木の「クリケット・パイエ」は垂涎のワインですし、単独所有になったバローロ・ピラは何と「ピエ・フランコ(自根)」で、どのキュヴェも素晴らしいです。

 noisy にとっても久し振りの「パイエ」・・・今回は開けさせていただきました。良い景色ですね・・。イタリアでは普通なら40年を超えるような古木は植え替えられてしまいます。このグラスの色合い、グラデュエーションは古木ならではの深みのある色合いと言えるでしょう。

 味筋は・・・例えば、noisy も好きですが、バルバレスコ・ラバヤのブルーノ・ロッカとは・・正反対です。こちらは「カッチリ」とした・・エッジがしっかりと判る味わいです。

 しかしながらロアーニャのワインは、すべてが、

「グラデュエーション」

です。


 そしてデジタリックでは無く、どこまでも「アナログティック」です。連続で可変して行く感じなんですね・・。

 誰に似ているか?・・・と問われましたら・・、生産地は異なりますが、

「マッサヴェッキア」

でしょう。


 そして、むしろマッサヴェッキアはミネラリティが膨大で、飲んでいてもそれが目立ちますが、ロアーニャはそこも「アナログティック」なんですね・・。


 抜栓すると、もう・・柔らかくフカフカしたニュアンスでアロマが立ち昇ります。妖艶ですが行き過ぎない・・ちょうど、どっちとも取れないベストなポジションです。果実が目立つだけには絶対行かないが、実は呆れるほど存在していて、官能感をも醸し出している感じ・・でしょうか。

 良く出来た飲み頃のブルネッロのように枯れたニュアンスも内包しつつも、「枯れているな」などとは全く感じない「生きの良さ」を感じます。これも中域がたっぷりで、エッジに向かって見事なアナログ的グラディエーションで描かれているから・・だと思います。

 余韻も実に長く、バルバレスコ的なハーブのニュアンスが、キツク無く、適度なバランスでノーズに抜けつつ、旨味のエキスが収束して行きます。そして・・残り香・・これも実に良い・・優しく柔らかくしっとりとしています。

「無いのでは無く、たっぷり有るのに奥ゆかしい」

んですね。


 果実ももう・・知っている果実を次から次へと書きたい位ですが、そんな野暮はしません。スイカとかキンカンとかまで・・感じます。勿論、各種果皮のニュアンスも・・素晴らしい味わいでした。是非飲んでみていただきたい!


 因みに、ワイン評論家さんたちの評価を探してみましたが、最新のものは余り無く、ようなっと見つけたのはアントニオ・ガッローニさんのもので、

「95Points」

でした。


 普通の「パイエ」でこの評価ですんで・・はい。凄いですよね。


 因みに自根の2012年バローロ・ピラは96Points、2008年のバルバレスコ・クリケット・パイエは97Points とのことです。個人的にはガッローニさんのパイエ95ポイントはほぼ同じ意見です。ですがどうも彼は・・noisy には全然判らないんですね。なのであくまで参考と言うことでお願いいたします。


 バルバレスコ・パイエ・ヴェッキエ・ヴィティは、樹齢の高い葡萄のキュヴェのみで仕上げた特別バージョンです。バルバレスコの最高のワインと言って良いかと思います。ガッローニさんは2008年のクリケット・パイエと同じ97Points・・だそうです。

 クリケット・パイエは良年のみリリースされる超限定のバルバレスコです。1999年ものがレスプレッソ誌で満点を獲得し、ロアーニャの名を世に知らしめています。最近では珍しく2007年、2008年と続けてリリースされています。飲んでみたいですよね~・・これは!

 バルバレスコ・アジリ・ヴェッキエ・ヴィーティは、ロアーニャのワインの中では最も力強いと言われる味わいです。まぁ、ロアーニャのワインは女性的・・と言われますが、これはその中でも最強。アマゾネスみたいなワインです。勿論超古木です。ガッローニさんの評価は 95Points で入荷は3本。

 バルバレスコ・モンテフィーコ・ヴェッキエ・ヴィーティは、パイエをさらに繊細にしたような・・感じです。縦伸びする・・と言うか、良く香る・・と言うか、イメージ的には長身の美人さんです。こちらも超古木の限定品です。入荷は3本だけ。

 バローロ・ピラは何と「ピエ・フランコ」です。(ルイージ・)ピラ家がピラ畑を所有していない・・と言うのは、どこか「グッチ」を思い起させますが・・そんなことはどうでも良いですね。カスティリオーネ・ファレットの名畑で、重厚さよりもエレガンス、芳香に振れたバローロです。

 バローロ・ピラ・ヴィッキエ・ヴィティはピラの古木のみで仕上げた限定品です。超古木の80年以上のもので入荷は少なく3本のみです。ガッローニさんは通常のピラが96ポイントでヴィッキエ・ヴィティの評価が見当たらず・・一体、何点付けたのか・・ある意味、興味を持ってしまいました。


 ようやく念願適って、ロアーニャのご案内が出来ました。でも・・白も滅茶苦茶旨くて感動しました。この季節・・美味いんですよ・・白ワインが!是非ご検討くださいませ。さすがの「ロアーニャ」!絶品です。


2014 Barolo del Comune di Barolo
バローロ・デル・コムーネ・ディ・バローロ

15148
自然派
赤 フルボディ
イタリア
ピエモンテ
バローロ
ロアーニャ

◆◆◆Wine Enthusiast 94 Points
Vinous Antonio Galloni 92 Points 2020~2029
750ML 在庫  完売   ご注文数   本
¥10,400 (外税) 


2014 Barbaresco Gallina
バルバレスコ・ガッリーナ

15147
自然派
赤 フルボディ
イタリア
ピエモンテ
バローロ
ロアーニャ

■エージェント情報
 ネイヴェに位置。標高は190-290m。ちょうどアルベッサーニ畑の南に隣接している。土壌は、主に泥灰土で細かい砂を多く含む。ワインはエレガントで香りも繊細。タンニンは3D的で強調的ではあるが、決して暴れることはない。。
Wine Enthusiast 97 Points
Vinous Antonio Galloni 92 Points 2020~2029
750ML 在庫  完売   ご注文数   本
¥10,400 (外税) 


2014 Barbaresco Albesani
バルバレスコ・アルベサニ

15146
自然派
赤 フルボディ
イタリア
ピエモンテ
バローロ
ロアーニャ

■エージェント情報
 ネイヴェに位置。ガッリーナの北部に位置。標高は160-270m。サント・ステファノ丘の南側の傾斜。土壌は石灰を含む赤い粘土質土壌。少し砂も含む。香りやタンニンのバランスが良いワインに仕上がる。
Wine Enthusiast 97 Points
Vinous Antonio Galloni 94 Points 2022~2039
750ML 在庫  完売   ご注文数   本
¥10,400 (外税) 


2014 Barbaresco Faset
バルバレスコ・ファセット

15145
自然派
赤 フルボディ
イタリア
ピエモンテ
バローロ
ロアーニャ

■エージェント情報
 タナロ河流域。アジリに隣接する区域。標高は270-290m。土壌は、カルシウム、マグネシウム、マンガンが豊かで、少し砂質も混じっている。そのため、ワインはミネラルが豊富。色は薄めで、華やかな香りとエレガントな飲み口が特徴。。
Wine Enthusiast 96 Points
Vinous Antonio Galloni 92 Points 2020~2029
750ML 在庫  完売   ご注文数   本
¥10,400 (外税) 


2011 Barbaresco Crichet Paje
バルバレスコ・クリケット・パイエ

15144
自然派
赤 フルボディ
イタリア
ピエモンテ
バルバレスコ
ロアーニャ

■エージェント情報
 最良年のみ造られるクリケット・パイエ。パイエの最上部、最も樹齢が古い2列の葡萄から造られる。
Vinous Antonio Galloni 98 Points
Wine Enthusiast 97Points
Luca Gardini 97 Points
750ML 在庫  完売   ご注文数   本
¥75,800 (外税) 
【物凄い出来になったと思われる2014年を中心にお届けいたします!】
先だっての「ドルチェット」はいかがだったでしょう?・・2千円は安いですよね。それでもロアーニャの、ロアーニャならではの味わい、香りはしっかり感じることが出来たと思います。

 ロアーニャが持つ何とも柔らかで、優しい色彩を連想させる有機な味わいが非常に好ましいですが、ここまで海外で評価されているとは気付かず・・ちょっとどころか大いにビックリしています。

 まぁ、ワイン・アンスージャストは直売もやっているようですので、そのままストレートに受け取るのはどうかとも思うんですが、古木のバルバレスコ・・つまり、「ヴィッキエ・ヴィーティ」を名乗るキュヴェは軒並み98点以上、名乗らないキュヴェでも97点がほとんどと言う、異常とも思える評価なんですね。

 なので、それを少し(1~2点?)差し引いたぐらいが妥当なんじゃないかと想像はしています。それにしても・・ビックリです。コムーネのバローロだって94点ですよ。

 なので、ヴィッキエ・ヴィーティの各キュヴェは相当にお買い得ですし、新しくリリースし、初めて日本に入って来たファセット、アルベサーニ、ガッリーナなどは評価も高いし価格も妥当・・非常に興味深いと思います。

 また、最高の区画のV.V.で造る2011年のクリケット・パイエは、流石に価格も良い感じでは有りますが、日本に24本しか入っていないそうですので・・激レアは変わりません。

 今回はテイスティング出来る量が来ていませんので、ほぼ特売価格で頑張って値付けしました。是非ご検討くださいませ!
 
 以下は以前のレヴューです。
━━━━━
【ロアーニャの素晴らしさはボトルとしっかり向き合ってこそ理解出来ます。そしてこの真のナチュラルさ理解したら・・もう離れられないかも!】

 ロアーニャと言ったらやはりこれでしょう。「バルバレスコ・パイエ」です。2012年もので、評価も高いです。勿論ですが、ヴィッキエ・ヴィーニュ・・・現在はヴィッキエ・ヴィティとイタリア語に変更になっています・・・も、そして超古木の「クリケット・パイエ」は垂涎のワインですし、単独所有になったバローロ・ピラは何と「ピエ・フランコ(自根)」で、どのキュヴェも素晴らしいです。

 noisy にとっても久し振りの「パイエ」・・・今回は開けさせていただきました。良い景色ですね・・。イタリアでは普通なら40年を超えるような古木は植え替えられてしまいます。このグラスの色合い、グラデュエーションは古木ならではの深みのある色合いと言えるでしょう。

 味筋は・・・例えば、noisy も好きですが、バルバレスコ・ラバヤのブルーノ・ロッカとは・・正反対です。こちらは「カッチリ」とした・・エッジがしっかりと判る味わいです。

 しかしながらロアーニャのワインは、すべてが、

「グラデュエーション」

です。


 そしてデジタリックでは無く、どこまでも「アナログティック」です。連続で可変して行く感じなんですね・・。

 誰に似ているか?・・・と問われましたら・・、生産地は異なりますが、

「マッサヴェッキア」

でしょう。


 そして、むしろマッサヴェッキアはミネラリティが膨大で、飲んでいてもそれが目立ちますが、ロアーニャはそこも「アナログティック」なんですね・・。


 抜栓すると、もう・・柔らかくフカフカしたニュアンスでアロマが立ち昇ります。妖艶ですが行き過ぎない・・ちょうど、どっちとも取れないベストなポジションです。果実が目立つだけには絶対行かないが、実は呆れるほど存在していて、官能感をも醸し出している感じ・・でしょうか。

 良く出来た飲み頃のブルネッロのように枯れたニュアンスも内包しつつも、「枯れているな」などとは全く感じない「生きの良さ」を感じます。これも中域がたっぷりで、エッジに向かって見事なアナログ的グラディエーションで描かれているから・・だと思います。

 余韻も実に長く、バルバレスコ的なハーブのニュアンスが、キツク無く、適度なバランスでノーズに抜けつつ、旨味のエキスが収束して行きます。そして・・残り香・・これも実に良い・・優しく柔らかくしっとりとしています。

「無いのでは無く、たっぷり有るのに奥ゆかしい」

んですね。


 果実ももう・・知っている果実を次から次へと書きたい位ですが、そんな野暮はしません。スイカとかキンカンとかまで・・感じます。勿論、各種果皮のニュアンスも・・素晴らしい味わいでした。是非飲んでみていただきたい!


 因みに、ワイン評論家さんたちの評価を探してみましたが、最新のものは余り無く、ようなっと見つけたのはアントニオ・ガッローニさんのもので、

「95Points」

でした。


 普通の「パイエ」でこの評価ですんで・・はい。凄いですよね。


 因みに自根の2012年バローロ・ピラは96Points、2008年のバルバレスコ・クリケット・パイエは97Points とのことです。個人的にはガッローニさんのパイエ95ポイントはほぼ同じ意見です。ですがどうも彼は・・noisy には全然判らないんですね。なのであくまで参考と言うことでお願いいたします。


 バルバレスコ・パイエ・ヴェッキエ・ヴィティは、樹齢の高い葡萄のキュヴェのみで仕上げた特別バージョンです。バルバレスコの最高のワインと言って良いかと思います。ガッローニさんは2008年のクリケット・パイエと同じ97Points・・だそうです。

 クリケット・パイエは良年のみリリースされる超限定のバルバレスコです。1999年ものがレスプレッソ誌で満点を獲得し、ロアーニャの名を世に知らしめています。最近では珍しく2007年、2008年と続けてリリースされています。飲んでみたいですよね~・・これは!

 バルバレスコ・アジリ・ヴェッキエ・ヴィーティは、ロアーニャのワインの中では最も力強いと言われる味わいです。まぁ、ロアーニャのワインは女性的・・と言われますが、これはその中でも最強。アマゾネスみたいなワインです。勿論超古木です。ガッローニさんの評価は 95Points で入荷は3本。

 バルバレスコ・モンテフィーコ・ヴェッキエ・ヴィーティは、パイエをさらに繊細にしたような・・感じです。縦伸びする・・と言うか、良く香る・・と言うか、イメージ的には長身の美人さんです。こちらも超古木の限定品です。入荷は3本だけ。

 バローロ・ピラは何と「ピエ・フランコ」です。(ルイージ・)ピラ家がピラ畑を所有していない・・と言うのは、どこか「グッチ」を思い起させますが・・そんなことはどうでも良いですね。カスティリオーネ・ファレットの名畑で、重厚さよりもエレガンス、芳香に振れたバローロです。

 バローロ・ピラ・ヴィッキエ・ヴィティはピラの古木のみで仕上げた限定品です。超古木の80年以上のもので入荷は少なく3本のみです。ガッローニさんは通常のピラが96ポイントでヴィッキエ・ヴィティの評価が見当たらず・・一体、何点付けたのか・・ある意味、興味を持ってしまいました。


 ようやく念願適って、ロアーニャのご案内が出来ました。でも・・白も滅茶苦茶旨くて感動しました。この季節・・美味いんですよ・・白ワインが!是非ご検討くださいませ。さすがの「ロアーニャ」!絶品です。



2008 Barbaresco Crichet Paje
バルバレスコ・クリケット・パイエ

13670
自然派
赤 フルボディ
イタリア
ピエモンテ
バルバレスコ
ロアーニャ

■エージェント情報
 最良年のみ造られるクリケット・パイエ。パイエの最上部、最も樹齢が古い2列の葡萄から造られる。
750ML 在庫  完売   ご注文数   本
¥65,880 (外税) 
【ロアーニャの素晴らしさはボトルとしっかり向き合ってこそ理解出来ます。そしてこの真のナチュラルさ理解したら・・もう離れられないかも!】
 ロアーニャと言ったらやはりこれでしょう。「バルバレスコ・パイエ」です。2012年もので、評価も高いです。勿論ですが、ヴィッキエ・ヴィーニュ・・・現在はヴィッキエ・ヴィティとイタリア語に変更になっています・・・も、そして超古木の「クリケット・パイエ」は垂涎のワインですし、単独所有になったバローロ・ピラは何と「ピエ・フランコ(自根)」で、どのキュヴェも素晴らしいです。

 noisy にとっても久し振りの「パイエ」・・・今回は開けさせていただきました。良い景色ですね・・。イタリアでは普通なら40年を超えるような古木は植え替えられてしまいます。このグラスの色合い、グラデュエーションは古木ならではの深みのある色合いと言えるでしょう。

 味筋は・・・例えば、noisy も好きですが、バルバレスコ・ラバヤのブルーノ・ロッカとは・・正反対です。こちらは「カッチリ」とした・・エッジがしっかりと判る味わいです。

 しかしながらロアーニャのワインは、すべてが、

「グラデュエーション」

です。


 そしてデジタリックでは無く、どこまでも「アナログティック」です。連続で可変して行く感じなんですね・・。

 誰に似ているか?・・・と問われましたら・・、生産地は異なりますが、

「マッサヴェッキア」

でしょう。


 そして、むしろマッサヴェッキアはミネラリティが膨大で、飲んでいてもそれが目立ちますが、ロアーニャはそこも「アナログティック」なんですね・・。


 抜栓すると、もう・・柔らかくフカフカしたニュアンスでアロマが立ち昇ります。妖艶ですが行き過ぎない・・ちょうど、どっちとも取れないベストなポジションです。果実が目立つだけには絶対行かないが、実は呆れるほど存在していて、官能感をも醸し出している感じ・・でしょうか。

 良く出来た飲み頃のブルネッロのように枯れたニュアンスも内包しつつも、「枯れているな」などとは全く感じない「生きの良さ」を感じます。これも中域がたっぷりで、エッジに向かって見事なアナログ的グラディエーションで描かれているから・・だと思います。

 余韻も実に長く、バルバレスコ的なハーブのニュアンスが、キツク無く、適度なバランスでノーズに抜けつつ、旨味のエキスが収束して行きます。そして・・残り香・・これも実に良い・・優しく柔らかくしっとりとしています。

「無いのでは無く、たっぷり有るのに奥ゆかしい」

んですね。


 果実ももう・・知っている果実を次から次へと書きたい位ですが、そんな野暮はしません。スイカとかキンカンとかまで・・感じます。勿論、各種果皮のニュアンスも・・素晴らしい味わいでした。是非飲んでみていただきたい!


 因みに、ワイン評論家さんたちの評価を探してみましたが、最新のものは余り無く、ようなっと見つけたのはアントニオ・ガッローニさんのもので、

「95Points」

でした。


 普通の「パイエ」でこの評価ですんで・・はい。凄いですよね。


 因みに自根の2012年バローロ・ピラは96Points、2008年のバルバレスコ・クリケット・パイエは97Points とのことです。個人的にはガッローニさんのパイエ95ポイントはほぼ同じ意見です。ですがどうも彼は・・noisy には全然判らないんですね。なのであくまで参考と言うことでお願いいたします。


 バルバレスコ・パイエ・ヴェッキエ・ヴィティは、樹齢の高い葡萄のキュヴェのみで仕上げた特別バージョンです。バルバレスコの最高のワインと言って良いかと思います。ガッローニさんは2008年のクリケット・パイエと同じ97Points・・だそうです。

 クリケット・パイエは良年のみリリースされる超限定のバルバレスコです。1999年ものがレスプレッソ誌で満点を獲得し、ロアーニャの名を世に知らしめています。最近では珍しく2007年、2008年と続けてリリースされています。飲んでみたいですよね~・・これは!

 バルバレスコ・アジリ・ヴェッキエ・ヴィーティは、ロアーニャのワインの中では最も力強いと言われる味わいです。まぁ、ロアーニャのワインは女性的・・と言われますが、これはその中でも最強。アマゾネスみたいなワインです。勿論超古木です。ガッローニさんの評価は 95Points で入荷は3本。

 バルバレスコ・モンテフィーコ・ヴェッキエ・ヴィーティは、パイエをさらに繊細にしたような・・感じです。縦伸びする・・と言うか、良く香る・・と言うか、イメージ的には長身の美人さんです。こちらも超古木の限定品です。入荷は3本だけ。

 バローロ・ピラは何と「ピエ・フランコ」です。(ルイージ・)ピラ家がピラ畑を所有していない・・と言うのは、どこか「グッチ」を思い起させますが・・そんなことはどうでも良いですね。カスティリオーネ・ファレットの名畑で、重厚さよりもエレガンス、芳香に振れたバローロです。

 バローロ・ピラ・ヴィッキエ・ヴィティはピラの古木のみで仕上げた限定品です。超古木の80年以上のもので入荷は少なく3本のみです。ガッローニさんは通常のピラが96ポイントでヴィッキエ・ヴィティの評価が見当たらず・・一体、何点付けたのか・・ある意味、興味を持ってしまいました。


 ようやく念願適って、ロアーニャのご案内が出来ました。でも・・白も滅茶苦茶旨くて感動しました。この季節・・美味いんですよ・・白ワインが!是非ご検討くださいませ。さすがの「ロアーニャ」!絶品です。


2015 Langhe Bianco Solea
ランゲ・ビアンコ・ソレア

13666
自然派
白 辛口
イタリア
ピエモンテ
ランゲ
ロアーニャ

■エージェント情報
 ピラ畑のネッビオーロ(マセラシオン無し)をブレンドすることで厳格さ、深みを出している。2014年から大樽で2年間の熟成。
750ML 在庫  完売   ご注文数   本
¥7,350 (外税) 


2015 Bianco Derthona Montemarzino Timorasso
ビアンコ・デルトーナ・モンテマルツィーノ・ティモラッソ

13667
自然派
白 辛口
イタリア
ピエモンテ
ロアーニャ

■エージェント情報
 デルトーナの代表品種ティモラッソを大樽で自然発酵。2年間シュール・リーで熟成するが重さを出すのではないのでバトナージュは無し。繊細さ、フレッシュさ、香りを重視している。
750ML 在庫  完売   ご注文数   本
¥7,350 (外税) 
【ランゲ最高の白ワイン!・・これは素晴らしい!実は・・物凄いポテンシャルです!】
 今まで飲んできたロアーニャは赤ばかりで、白はおそらく・・テイスティングさえしていないと思います。今回初めて扱うことにしましたので、入荷数は少ないですし、ソレア、ティモラッソとも、6本ずつのみの入荷なので悩みましたが、とりあえず「ソレア」を開けることにしました。

 まったく気取りのないエチケット・・と言うよりも、ペラペラな質感の薄い紙が貼ってあるだけですので、セラーから出した時のわずかな温度上昇でもエチケットにシワが寄りそうです。

 しかしながら、その存在感は中々のものでして、オーラのようなものを感じます。そしてグラスに注ぐと・・

「(・・おっ!)」

 良いですね~。美しい色です。ほんのりと淡く緑掛かった色合いに粘性が見て取れます。柔らかで膨らみの有るアロマが立ち昇って来ます。

 グラスを振るとさらにふっくらとしつつ、粒子の非常に細やかな・・と言うよりも、粒子を感じないほどの細やかなものですね・・風船のよう・・と言っても良いかもしれませんが、やはり淡い緑を印象付けさせるミネラリティがパンパンになって感じられます。

 口に含むと・・あ、これはシャルドネにネッビオーロをセパージュしているそうですが、ふんわかと柔らかいながら、少し内向的な表情です。

 しかしながら5分~10分ほどしますと、徐々にそのモンスター振りを発揮し始めます。

 ネッビオーロのコラムでも書きましたが、このロアーニャのような、ファーストタッチからかなり柔らかい印象を与えるワインは、飲み手にとっては、

「・・大したポテンシャルでは無いな・・」

とか、

「先行きはあまり変わらないだろう・・」

と言うような先入観を抱かせます。


 似たタイプに、トスカーナのマッサヴェッキアが有りますね・・いや、味わいが似ているのではなく、そのテクスチュアのソフトさとミネラルの膨大さが合わさりつつ、ポテンシャルをこれ見よがしにしないタイプ・・と言うことです。マッサヴェッキアも、

「(・・ん・・価格もそこそこに高いし・・こう言うタイプは受け入れられるんだろうか・・?)」

と悩みつつ、それでも紹介し続けようとしましたが、中々販売には結びつかず・・ほぼ諦めた以降、いきなり売れ始めたのには驚きました。


 そして20分もしますと・・かなり膨らみ、外向的な表情になってきます。こうなると・・もう、誰でも、

「うわ~・・美味しい!」

となるのは間違い無いですね。


 特にネッビオーロまで入っていると言うシャルドネ主体のセパージュですから、その個性的な味わいや香りも有るかと思います。普通に、

「ブルゴーニュのシャルドネが持つ、キリっとした表情などは見せない」

のに、

「深淵で繊細で柔らか。時間と共にどんどん膨らみ、たおやかな柑橘系フレーヴァーを放ち出す」

ワインなんですね。


 これ、相当・・美味いです。ブルゴーニュ好きの方々も、開けた瞬間は・・「?」となるかもしれませんが、10分もしますと「肯定派」に入られるでしょう。

 わざとらしく無く、強い、もしくはエゴイスティックな主張はしないのに・・しっかりと存在するんですね。

「化粧無しのスッピンの超美人」

と言って良いと思います。


 惚れちゃいますよ、きっと!・・エリオ・アルターレさんと同世代の先代が、研究を続けた結果・・


「何も変えないことを選んだ」

のは、正解だった・・のでしょう。今、これほどまでに、真にナチュラルなワインは中々存在しないでしょう。ネッビオーロばかりがおだてられているロアーニャですが、白ワイン・・これは隠れた逸品!是非とも飲んでみてください!



 また、今回はテイスティングを見送りましたティモラッソも、ロアーニャらしいナチュラルさと柔らかさ、優しさに満ちた味わいに違い無いと思われます。是非ご検討くださいませ!


2014 Barbaresco Montefico Vecchie Viti
バルバレスコ・モンテフィーコ・ヴェッキエ・ヴィーティ

15143
自然派
赤 フルボディ
イタリア
ピエモンテ
バルバレスコ
ロアーニャ

■エージェント情報
 バルバレスコの中心に位置。標高230m。1929 年から所有している、0.24ha の畑。標高230m。南西向きの畑。700 万年前に形成された海の堆積物に由来する粘土石灰土壌。いくつかの葡萄樹はフィロキセラ出現直後に植えられた。ワインは線の細い伸びのあるワインに仕上がる。樹齢80年以上。
Wine Enthusiast 98 Points
Vinous Antonio Galloni 95 Points 2022~2044
750ML 在庫  完売   ご注文数   本
¥18,580 (外税) 


2014 Barbaresco Asili Vecchie Viti
バルバレスコ・アジリ・ヴェッキエ・ヴィーティ

15142
自然派
赤 フルボディ
イタリア
ピエモンテ
バルバレスコ
ロアーニャ

■エージェント情報
 1961 年から所有している0.22ha の畑。標高250m。南東向きの畑で、Asili の丘の中心部に位置する。700 万年前に形成された海の堆積物に由来する土壌で、粘土石灰が主。そこに木目状に砂質が混じる。ワインは力強く男性的。樹齢80年以上。
Wine Enthusiast 99 Points
Vinous Antonio Galloni 96 Points 2022~2044
750ML 在庫  完売   ご注文数   本
¥18,580 (外税) 


2014 Barbaresco Paje Vecchie Viti
バルバレスコ・パイエ・ヴェッキエ・ヴィーティ

15141
自然派
赤 フルボディ
イタリア
ピエモンテ
バルバレスコ
ロアーニャ

■エージェント情報
 バルバレスコの中心に位置。標高230m。南~南東向きの畑。石灰比率が非常に高い歴史的畑で、700 万年前に形成された海の堆積物に由来。泥灰質、と石灰の土壌。パイエの丘はランゲの丘の中でも完璧な場所。周りの丘に守られ、タナロ川からの風が冬の寒さを和らげ、夏の酷暑を和らげる。ロアーニャではすり鉢状の1.83ha にネッビオーロを植え、下部にドルチェットを栽培している。ワインは柔らかく、女性的な印象。樹齢80年以上。
Wine Enthusiast 98 Points

Vinous Antonio Galloni 96 Points 2022~2041
750ML 在庫  完売   ご注文数   本
¥18,580 (外税) 
【物凄い出来になったと思われる2014年を中心にお届けいたします!】
先だっての「ドルチェット」はいかがだったでしょう?・・2千円は安いですよね。それでもロアーニャの、ロアーニャならではの味わい、香りはしっかり感じることが出来たと思います。

 ロアーニャが持つ何とも柔らかで、優しい色彩を連想させる有機な味わいが非常に好ましいですが、ここまで海外で評価されているとは気付かず・・ちょっとどころか大いにビックリしています。

 まぁ、ワイン・アンスージャストは直売もやっているようですので、そのままストレートに受け取るのはどうかとも思うんですが、古木のバルバレスコ・・つまり、「ヴィッキエ・ヴィーティ」を名乗るキュヴェは軒並み98点以上、名乗らないキュヴェでも97点がほとんどと言う、異常とも思える評価なんですね。

 なので、それを少し(1~2点?)差し引いたぐらいが妥当なんじゃないかと想像はしています。それにしても・・ビックリです。コムーネのバローロだって94点ですよ。

 なので、ヴィッキエ・ヴィーティの各キュヴェは相当にお買い得ですし、新しくリリースし、初めて日本に入って来たファセット、アルベサーニ、ガッリーナなどは評価も高いし価格も妥当・・非常に興味深いと思います。

 また、最高の区画のV.V.で造る2011年のクリケット・パイエは、流石に価格も良い感じでは有りますが、日本に24本しか入っていないそうですので・・激レアは変わりません。

 今回はテイスティング出来る量が来ていませんので、ほぼ特売価格で頑張って値付けしました。是非ご検討くださいませ!
 
 以下は以前のレヴューです。
━━━━━
【ロアーニャの素晴らしさはボトルとしっかり向き合ってこそ理解出来ます。そしてこの真のナチュラルさ理解したら・・もう離れられないかも!】

 ロアーニャと言ったらやはりこれでしょう。「バルバレスコ・パイエ」です。2012年もので、評価も高いです。勿論ですが、ヴィッキエ・ヴィーニュ・・・現在はヴィッキエ・ヴィティとイタリア語に変更になっています・・・も、そして超古木の「クリケット・パイエ」は垂涎のワインですし、単独所有になったバローロ・ピラは何と「ピエ・フランコ(自根)」で、どのキュヴェも素晴らしいです。

 noisy にとっても久し振りの「パイエ」・・・今回は開けさせていただきました。良い景色ですね・・。イタリアでは普通なら40年を超えるような古木は植え替えられてしまいます。このグラスの色合い、グラデュエーションは古木ならではの深みのある色合いと言えるでしょう。

 味筋は・・・例えば、noisy も好きですが、バルバレスコ・ラバヤのブルーノ・ロッカとは・・正反対です。こちらは「カッチリ」とした・・エッジがしっかりと判る味わいです。

 しかしながらロアーニャのワインは、すべてが、

「グラデュエーション」

です。


 そしてデジタリックでは無く、どこまでも「アナログティック」です。連続で可変して行く感じなんですね・・。

 誰に似ているか?・・・と問われましたら・・、生産地は異なりますが、

「マッサヴェッキア」

でしょう。


 そして、むしろマッサヴェッキアはミネラリティが膨大で、飲んでいてもそれが目立ちますが、ロアーニャはそこも「アナログティック」なんですね・・。


 抜栓すると、もう・・柔らかくフカフカしたニュアンスでアロマが立ち昇ります。妖艶ですが行き過ぎない・・ちょうど、どっちとも取れないベストなポジションです。果実が目立つだけには絶対行かないが、実は呆れるほど存在していて、官能感をも醸し出している感じ・・でしょうか。

 良く出来た飲み頃のブルネッロのように枯れたニュアンスも内包しつつも、「枯れているな」などとは全く感じない「生きの良さ」を感じます。これも中域がたっぷりで、エッジに向かって見事なアナログ的グラディエーションで描かれているから・・だと思います。

 余韻も実に長く、バルバレスコ的なハーブのニュアンスが、キツク無く、適度なバランスでノーズに抜けつつ、旨味のエキスが収束して行きます。そして・・残り香・・これも実に良い・・優しく柔らかくしっとりとしています。

「無いのでは無く、たっぷり有るのに奥ゆかしい」

んですね。


 果実ももう・・知っている果実を次から次へと書きたい位ですが、そんな野暮はしません。スイカとかキンカンとかまで・・感じます。勿論、各種果皮のニュアンスも・・素晴らしい味わいでした。是非飲んでみていただきたい!


 因みに、ワイン評論家さんたちの評価を探してみましたが、最新のものは余り無く、ようなっと見つけたのはアントニオ・ガッローニさんのもので、

「95Points」

でした。


 普通の「パイエ」でこの評価ですんで・・はい。凄いですよね。


 因みに自根の2012年バローロ・ピラは96Points、2008年のバルバレスコ・クリケット・パイエは97Points とのことです。個人的にはガッローニさんのパイエ95ポイントはほぼ同じ意見です。ですがどうも彼は・・noisy には全然判らないんですね。なのであくまで参考と言うことでお願いいたします。


 バルバレスコ・パイエ・ヴェッキエ・ヴィティは、樹齢の高い葡萄のキュヴェのみで仕上げた特別バージョンです。バルバレスコの最高のワインと言って良いかと思います。ガッローニさんは2008年のクリケット・パイエと同じ97Points・・だそうです。

 クリケット・パイエは良年のみリリースされる超限定のバルバレスコです。1999年ものがレスプレッソ誌で満点を獲得し、ロアーニャの名を世に知らしめています。最近では珍しく2007年、2008年と続けてリリースされています。飲んでみたいですよね~・・これは!

 バルバレスコ・アジリ・ヴェッキエ・ヴィーティは、ロアーニャのワインの中では最も力強いと言われる味わいです。まぁ、ロアーニャのワインは女性的・・と言われますが、これはその中でも最強。アマゾネスみたいなワインです。勿論超古木です。ガッローニさんの評価は 95Points で入荷は3本。

 バルバレスコ・モンテフィーコ・ヴェッキエ・ヴィーティは、パイエをさらに繊細にしたような・・感じです。縦伸びする・・と言うか、良く香る・・と言うか、イメージ的には長身の美人さんです。こちらも超古木の限定品です。入荷は3本だけ。

 バローロ・ピラは何と「ピエ・フランコ」です。(ルイージ・)ピラ家がピラ畑を所有していない・・と言うのは、どこか「グッチ」を思い起させますが・・そんなことはどうでも良いですね。カスティリオーネ・ファレットの名畑で、重厚さよりもエレガンス、芳香に振れたバローロです。

 バローロ・ピラ・ヴィッキエ・ヴィティはピラの古木のみで仕上げた限定品です。超古木の80年以上のもので入荷は少なく3本のみです。ガッローニさんは通常のピラが96ポイントでヴィッキエ・ヴィティの評価が見当たらず・・一体、何点付けたのか・・ある意味、興味を持ってしまいました。


 ようやく念願適って、ロアーニャのご案内が出来ました。でも・・白も滅茶苦茶旨くて感動しました。この季節・・美味いんですよ・・白ワインが!是非ご検討くださいませ。さすがの「ロアーニャ」!絶品です。


2012 Barolo Pira
バローロ・ピラ

13662
自然派
赤 フルボディ
イタリア
ピエモンテ
バローロ
ロアーニャ

■エージェント情報
 カスティリオーネ・ファレットに位置釣る。3方向を森と崖に囲まれた孤立した畑で砂質が主体というバローロでは珍しい土壌。ロアーニャのモノポール。この畑のネッビオーロは全てが自根。
750ML 在庫  完売   ご注文数   本
¥9,980 (外税) 
【ロアーニャの素晴らしさはボトルとしっかり向き合ってこそ理解出来ます。そしてこの真のナチュラルさ理解したら・・もう離れられないかも!】
 ロアーニャと言ったらやはりこれでしょう。「バルバレスコ・パイエ」です。2012年もので、評価も高いです。勿論ですが、ヴィッキエ・ヴィーニュ・・・現在はヴィッキエ・ヴィティとイタリア語に変更になっています・・・も、そして超古木の「クリケット・パイエ」は垂涎のワインですし、単独所有になったバローロ・ピラは何と「ピエ・フランコ(自根)」で、どのキュヴェも素晴らしいです。

 noisy にとっても久し振りの「パイエ」・・・今回は開けさせていただきました。良い景色ですね・・。イタリアでは普通なら40年を超えるような古木は植え替えられてしまいます。このグラスの色合い、グラデュエーションは古木ならではの深みのある色合いと言えるでしょう。

 味筋は・・・例えば、noisy も好きですが、バルバレスコ・ラバヤのブルーノ・ロッカとは・・正反対です。こちらは「カッチリ」とした・・エッジがしっかりと判る味わいです。

 しかしながらロアーニャのワインは、すべてが、

「グラデュエーション」

です。


 そしてデジタリックでは無く、どこまでも「アナログティック」です。連続で可変して行く感じなんですね・・。

 誰に似ているか?・・・と問われましたら・・、生産地は異なりますが、

「マッサヴェッキア」

でしょう。


 そして、むしろマッサヴェッキアはミネラリティが膨大で、飲んでいてもそれが目立ちますが、ロアーニャはそこも「アナログティック」なんですね・・。


 抜栓すると、もう・・柔らかくフカフカしたニュアンスでアロマが立ち昇ります。妖艶ですが行き過ぎない・・ちょうど、どっちとも取れないベストなポジションです。果実が目立つだけには絶対行かないが、実は呆れるほど存在していて、官能感をも醸し出している感じ・・でしょうか。

 良く出来た飲み頃のブルネッロのように枯れたニュアンスも内包しつつも、「枯れているな」などとは全く感じない「生きの良さ」を感じます。これも中域がたっぷりで、エッジに向かって見事なアナログ的グラディエーションで描かれているから・・だと思います。

 余韻も実に長く、バルバレスコ的なハーブのニュアンスが、キツク無く、適度なバランスでノーズに抜けつつ、旨味のエキスが収束して行きます。そして・・残り香・・これも実に良い・・優しく柔らかくしっとりとしています。

「無いのでは無く、たっぷり有るのに奥ゆかしい」

んですね。


 果実ももう・・知っている果実を次から次へと書きたい位ですが、そんな野暮はしません。スイカとかキンカンとかまで・・感じます。勿論、各種果皮のニュアンスも・・素晴らしい味わいでした。是非飲んでみていただきたい!


 因みに、ワイン評論家さんたちの評価を探してみましたが、最新のものは余り無く、ようなっと見つけたのはアントニオ・ガッローニさんのもので、

「95Points」

でした。


 普通の「パイエ」でこの評価ですんで・・はい。凄いですよね。


 因みに自根の2012年バローロ・ピラは96Points、2008年のバルバレスコ・クリケット・パイエは97Points とのことです。個人的にはガッローニさんのパイエ95ポイントはほぼ同じ意見です。ですがどうも彼は・・noisy には全然判らないんですね。なのであくまで参考と言うことでお願いいたします。


 バルバレスコ・パイエ・ヴェッキエ・ヴィティは、樹齢の高い葡萄のキュヴェのみで仕上げた特別バージョンです。バルバレスコの最高のワインと言って良いかと思います。ガッローニさんは2008年のクリケット・パイエと同じ97Points・・だそうです。

 クリケット・パイエは良年のみリリースされる超限定のバルバレスコです。1999年ものがレスプレッソ誌で満点を獲得し、ロアーニャの名を世に知らしめています。最近では珍しく2007年、2008年と続けてリリースされています。飲んでみたいですよね~・・これは!

 バルバレスコ・アジリ・ヴェッキエ・ヴィーティは、ロアーニャのワインの中では最も力強いと言われる味わいです。まぁ、ロアーニャのワインは女性的・・と言われますが、これはその中でも最強。アマゾネスみたいなワインです。勿論超古木です。ガッローニさんの評価は 95Points で入荷は3本。

 バルバレスコ・モンテフィーコ・ヴェッキエ・ヴィーティは、パイエをさらに繊細にしたような・・感じです。縦伸びする・・と言うか、良く香る・・と言うか、イメージ的には長身の美人さんです。こちらも超古木の限定品です。入荷は3本だけ。

 バローロ・ピラは何と「ピエ・フランコ」です。(ルイージ・)ピラ家がピラ畑を所有していない・・と言うのは、どこか「グッチ」を思い起させますが・・そんなことはどうでも良いですね。カスティリオーネ・ファレットの名畑で、重厚さよりもエレガンス、芳香に振れたバローロです。

 バローロ・ピラ・ヴィッキエ・ヴィティはピラの古木のみで仕上げた限定品です。超古木の80年以上のもので入荷は少なく3本のみです。ガッローニさんは通常のピラが96ポイントでヴィッキエ・ヴィティの評価が見当たらず・・一体、何点付けたのか・・ある意味、興味を持ってしまいました。


 ようやく念願適って、ロアーニャのご案内が出来ました。でも・・白も滅茶苦茶旨くて感動しました。この季節・・美味いんですよ・・白ワインが!是非ご検討くださいませ。さすがの「ロアーニャ」!絶品です。