サロン
サロン
フランス Salon シャンパーニュ
● サロンです。ジャック・セロスとタイマン張りそうな味わいですが、太さはサロンに軍配が上がるかもしれません。精緻さはやっぱりセロスかな?
今回は正規品では有りませんが、コンディションは良いと思われます。
それにしても高くなりましたよね。もう上代9万円だそうで・・普通に1990年のサロンを何度も開けていたnoisyはビックリで・・貨幣価値の低下を嘆くどころか、人間の価値にさえ言及されているかのような幻視感・・何か残念ですね。
● 2004 Champagne le Mesnil S Blanc de Blanc Brut
シャンパーニュ・ル・メニル・エッス・ブラン・ド・ブラン・ブリュット
【たった??5万5千本の零細グラン・マルク!?・・特別価格です!】
ル・メニル(特級畑)のシャルドネの一番絞り果汁のみ使用、という贅沢な逸品です。あくまでエレガントな部分を強調した端麗派ですが、年月を経て始めて気高い表情に熟成の風味をプラスして行くタイプのブラン・ド・ブランです。
そうは言いましても、この10~15年ほどのサロンの価格上昇は凄まじいものが有ります・・。ほぼ5倍程度上がっていると・・思います。
noisy も、1990年のサロンをリリース直後に飲み、強烈な酸でただただ酸っぱく、しかし、何の化粧も施されていない「ピュア」な姿を見ました。そして5年ほど経ってから再度、その1990年と出会い、ピュアな姿の中に仰天するような品格と味わいの素晴らしさを感じました。判っていたこととは言え実際に経験すると、シャンパーニュがどのような成長をボトルの中でして行くのか、もしくは、造り手として完成品をリリースするのか、または、最終的なエルヴァージュを顧客に委ねるのか・・・など、色々と考えさせられます。
そんな中では、現状でスタイルとして一番近いのは、ダヴィッド・レクラパールかな・・と思います。彼の場合はプルミエ・クリュですが、キュヴェ・ラポートルはサロンに引けを取らないでしょう。
偉大なヴィンテージになり、最強とも思える2002年のサロンに続く評価になった2004年です。Wine Enthusiast が 98ポイント、Falstaff Magazin は97 ポイント、La Revue du Vin de France と Bettane et Desseauve が18.5/20 ポイントと言うような評価でした。まだ少し早いですかね。ご検討よろしくお願いいたします。
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