ピュアで美味しいワインをnoisyがご紹介します。 自然派、ブルゴーニュ、イタリアワインを好きな方は是非ご来訪ください。
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■ セシル・トランブレイ来日記念!
2025年2月19日テイスティングセミナーレポート・・by oisy

 お忍びで・・と言うことでは無かったのですが、この2025年2月にひっそりと忍び足でセシルが来日してくれていました。
 少数人数でテイスティングセミナーを行うので是非・・という事で noisyをご招待してくれたのですが、時はまさに決算真っ最中・・新着も何とかこなさないといけない・・激務中と言うことで noisy は参加を断念・・残念でしたが・・。
 せっかくご招待してくれたので、「noisyは都合付かないけど oisy でも良いか?」と尋ねたら二つ返事でOKが出たので、oisy を派遣することに。
 まぁ・・日本初輸入の時から延々と扱わせていただいて、「こんなに凄い存在になられるとは!」・・とは思っていましたが・・(^^;;
 ただ行かせるのも癪なので、oisyにレポートを書いていただきました。
 1級畑だとばかり思っていたレ・ボーモン・バがグラン・クリュを名乗れる部分を含んでいて驚いた・・とか、醸造の時はどんな風に意識しながら行っているかとか・・
「梗の使用は料理に塩で味をつけるようなもの」
「料理人で例えるなら、プレスは火入れ」
などなど、感触や感覚の部分の細かい部分まで話してくれたようですよ。oisy渾身で書かせていただきました。セシルファンならずとも、ワインにご興味のある方ならきっと必見のコラムです!
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サンティニ・コレクティヴ

サンティニ・コレクティヴ

フランス Santini Collective ブルゴーニュ
● 高級ワインのトレンドから見れば全く異なるブランドでしょう。しかしながら、

「ナチュラルで美味しいブルゴーニュを気軽に飲みたい!」

とか、

「ブルゴーニュワインは飲みたいけれど、高過ぎるのは嫌!」

とか、

「ブルゴーニュは飲みたいけど、農薬や酸化防止剤タップリなのは嫌・・でも美味しくないのはもっと嫌!」

と思われる方は必ずやいらっしゃいますよね。noisy も自分で普段飲むワインを選べと言われたら、「パスグラ」や「コトー・ブルギニヨン」を選ぶかもしれません。・・いや、最近のパスグラ、相当に美味しいんですよ。疲れないし、何よりリーズナブルだし・・最も noisy は、自分が飲むワインの選択の自由はほとんど有りません。自分が売りたいワインの選択権は有りますが、それと「イコール」・・なんですね。

 サンティニ・コレクティヴは、そんな皆さんのお悩みに「バッチリ応えてくれる」、

「気軽に飲めるし疲れないし健康にも良いし懐にも優しい!」

そんなワインでした。


 サンティニ・コレクティヴは、Christopher Santini クリストファー・サンティニが2013 年にブルゴーニュに興したミクロネゴスです。サンティニは、コルシカ出⾝の⽗とアメリカ⼈の⺟との間に1978 年シカゴで⽣まれました。ペンシルヴァニア州で幼少期を過ごしていましたが、毎年コルシカとプロヴァンスの親戚の下で夏のヴァカンスを過ごし、フランスとアメリカの二重国籍で成⼈しました。クリスは放牧や野菜栽培、タバコ栽培の仕事を経験した後、21歳の時にプロヴァンスの叔⽗の下に1年間滞在しました。この時に、まだブラッド・ピットとアンジェリーナ・ジョリーのカップルが所有する前のシャトー・ミラヴァルでブドウ栽培とワイン醸造の仕事を経験しました。そこで、ワイン造りへの情熱が⽣まれたそうです。

 その後、アメリカの大学に戻って学業を修めたサンティニは、2003年に再びフランスに戻り、ボーヌでブドウ栽培とワイン醸造を学びます。当初は1〜2年滞在するだけのつもりでしたが、醸造学校で今の妻と知り合ったこともあり、学業と並⾏してドゥニ・バシュレやフェヴレーなどのブルゴーニュのドメーヌで働き続けていました。そして、2006 年伝説のワイン商『カーミット・リンチ』と出会ったのです。

 ブルゴーニュのドメーヌに精通し、英語もフランス語も流暢に話すクリスを貴重な⼈材と思ったカーミット・リンチは、クリスをカーミット・リンチのボーヌ・オフィスの従業員に採用したのです。その後、クリスはボーヌ・オフィスのマネージャーとなり、カーミット・リンチと共に、コシュ・デュリやアルノー・アント、ヴィレーヌ、メオ、コラン、ラヴノー、ラピエールなどフランス中の超⼀流ドメーヌを訪問して数多くのワインを試飲し、現在もカーミット・リンチで働き続けています。

 しかし、カーミット・リンチで働きながらも、クリスは自分自⾝でワイン造りがしたいとの想いがどんどん膨らんでいったのです。こうして、2013年にミクロネゴス『サンティニ・コレクティヴ』を設⽴したのです。

 初ヴィンテージは2014年で、友⼈であるクリストフ・パカレの醸造所を間借りして僅か200本のワインを造りました。2015年ではシャントレーヴのギョームと栗⼭朋⼦さんのセラーで醸造をしました。2016年からはオークセイ・デュレスに本拠を移して自前の醸造所で本格始動しました。現在は年間約1万2千本のワインを造っています。近年のブルゴーニュの新進気鋭のミクロネゴスは、コート・ドールのグラン・クリュやプルミエ・クリュなどの高額なキュヴェを手掛けるのが主流となっていますが、サンティニ・コレクティヴはそれとは対極のユニークなミクロネゴスです。なぜなら、ヴィラージュやプルミエ・クリュ、グラン・クリュのワインではなく、オート・コートやボージョレ、コトー・ブルギニヨン、コート・シャロネーズ、マコンなどのリージョナル・クラスのワインにのみ焦点を当てているからです。

 もちろん、質の高いテロワールを求めていますが、2010年代に⼊り急激に高騰してしまったコート・ドールの著名な区画のブドウに高額な現⾦を⽀払う凄まじい価格競争はしたくないというのが理由の⼀つです。そして何よりも、クリス自⾝が、カーミット・リンチで働いてフランスのあらゆる高級ワインを味わった結果、最終的に、友⼈など気の置けない⼈達と気軽に楽しめる、喉の渇きを潤してくれる手頃で飲みやすい自然なワイン、いわゆる「ヴァン・ド・ソワフ」を造りたいとの想いに辿り着いたからです。

 このようなことから、サンティニ・コレクティヴでは、リジョナル・レベルで興味深い個性的なテロワールの畑で、環境に配慮してビオロジックでブドウを栽培している造り手からブドウを購⼊し、その個性的なテロワールがワインに100%表現されるように、全房のブドウを野⽣酵⺟で自然に発酵させたヴァン・ド・ソワフのナチュラルワインを造っています。

 クリストファー・サンティニは、畑も所有しておらず、普段はカーミット・リンチでの仕事があるため栽培にも関与していませんが、毎年、ブドウを購⼊する造り手の区画の収穫には必ず参加して、その場でブドウを選果して購⼊しています。保冷⾞でオークセイ・デュレスの醸造に運び込まれたブドウは、温度管理せずに、野⽣酵⺟のみで自発的に発酵させ、SO2 やその他の醸造添加物は⼀切加えずに醸造されます。そして、無清澄、ノンフィルターで瓶詰めされます。

 赤ワインは全房発酵、アンフュージョンもしくは足によるピジャージュでのソフトなマセレーションと短い抽出で、タンニンの少ない、ボディよりも芳醇なアロマが備わっているワインを造っています。SO2 は瓶詰め後のワインのネガティブな反応を避けるために、瓶詰め時に限り必要最小限ののみ添加されます。サンティニのワインはプレゼンテーションも非常に個性的で、オールディーズ調のボトルに同じくオールディーズスタイルのエチケットとなっています。これは1940〜50 年代、クリスの祖⽗の時代にフランスで楽しまれていたワインのパッケージを復刻したものだそうです。

 当時は、まだ農薬や現代的醸造設備がない時代で、ワインも自然な造りのいわゆるヴァン・ド・ソワフであったことから、その時代へのオマージュとしてこのようなデザインにしたそうです。日本では言えば昭和、アメリカで言えば古き良きアメリカと呼ばれるベトナム戦争前の60 年代のような、どこかノスタルジーやレトロっぽさを感じさせる魅⼒的なデザインとなっています。

 ちなみにワインのリッター瓶は⽣産者が少なくなってきており年々⼊手が難しくなっているそうです。サンティニ・コレクティヴのワインは、イギリス、ドイツ、デンマーク、ノルウェー、フィンランド、カナダ、またカーミット・リンチ自⾝の目にも留まりアメリカの主要な州にも輸出されています。


2023 Bourgogne Grand Ordinaire
ブルゴーニュ・グラン・ドルディネール

19305
自然派
赤 ミディアムボディ
フランス
ブルゴーニュ
サンティニ・コレクティヴ

■エージェント情報
◇4つのリューディのアッサンブラージュからなるキュヴェ
アペラション:AC Bourgogne Grand Ordinaire ブルゴーニュ・グラン・オルディネール
品種:ピノ・ノワール1/2、ガメィ1/2
現行ヴィンテージ:2023 年
以下の4 つの区画のアッサンブラージュ
・オーセイ=デュレスの粘土石灰質土壌の区画。栽培面積0.17ha。ルロワのアリゴテの
畑の隣にある樹齢30 年のガメイ。
・シルーブルにある砂岩の土壌の区画。栽培面積0.3ha。樹齢30 年のガメイ。
・ショレイ=レ=ボーヌにある粘土石灰土壌の区画。栽培面積0.3ha。樹齢40 年のピ
ノ。
・マコンのマンセイにある粘土石灰土壌の区画。栽培面積0.1ha。樹齢3 年のピノ。

醸造: 区画ごと別々に、フロッタイゾンの手法で醸造。手摘みで収穫したブドウの1/2 を
全房でタンクに入れ、残りの1/2 のブドウをダイレクトプレスして、ブラン・ド・ノワールのマストにして、全房のブドウが入ったタンクを満たす。温度管理は行わずに、ダイレクトプレスした果汁(マスト)の中で、野生酵母のみで自発的にマセラシオン・カルボニックによる発酵。

 マセラシオンの期間は約3 週間。引き続き、ステンレスタンクでシュール・リーの状態で自発的なマロ発酵と熟成。醸造添加物は一切加えずに醸造。この4 つのロットを瓶詰め前にアッサンブラージュして、無清澄、ノンフィルターで瓶詰め。SO2 は瓶詰め後のワインのネガティブな反応を避けるために、瓶詰め時に限り必要最小限のみ添加。

 2023 ヴィンテージの収穫日がオーセイの区画が9/7、シルーブルの区画が9/8、マンセイの区画が9/10、ショレイの区画が9/14。総生産量2.500 本。アルコール度数は.12 度。2024年10 月時点のSO2 トータルは36mg /l。
750ML 在庫  完売   ご注文数   本
¥4,390 (外税) 
【こりゃぁ・・旨い!・・絶妙な具合で仕上げた感性が光るブルゴーニュ!・・ルロワのアリゴテの畑に接する樹齢30年のガメがきっと、良い味を出しているような・・見事な出来です!】
 2023年もののピノ・ノワールとガメ半々の、ブルゴーニュほぼ全域・・80%位でしょうか・・に渡るブルゴーニュ赤です。

 まぁ・・グラン・ドルディネールと言う格になったのは様々あるのでしょうが、その格だけを見て想像したものと、このワインの出来は・・

「釣り合わない」

です。

 つまり、

「グラン・ドルディネールと言う格を超えた仕上がり!」

だと思っていただいて結構です。

 アルコール分は12度で激エレガント系です。しかもガメが半分入ってますが・・

「そんな色には見えない」

でしょう?

 そして、そのガメは大部分が、

「オーセ=デュレッスにあるルロワ(ドヴネ?)のアリゴテの畑のお隣に接する(らしい)」

と言うんですね。

 noisy も飲むまでは・・そんなに期待はしてなかったんですね・・でもアロマの柔らかさとスピード、しっとり感を受け取ってから、いきなりモチベーションが爆上がりしました。

 で、口に含みますと・・激エレガントなんですが、

「え~・・これ、ガメ・・入ってるの?」

と・・。とてもじゃないが、

「ピノ・ノワールを薄める形でのガメ使用では無い!」

と・・後で思いました。何せテクニカルを読まないので判らないんですね。


 しかも・・半分はブラン・ド・ノワール風に最初に圧搾しちゃうと言う訳ですからね。まぁ・・それをスターターのようにして全房発酵に持ち込むのでしょう。

 さらにはそれを、

「(収穫日も異なる)区画ごとにフロッタイゾンする」

と言う手の込みよう。

 サンティニ・コレクティブのワインはフロッタイゾンと言う、半量を全房、半量を圧搾してそれを満たす・・手法を取っているようで、

「それが伸びやかさと(鈍重さを避けた)絶妙の軽やかさ」

に繋がっていると言えそうです。

 中盤も適度に膨らみ、余韻も滋味深~~いエレガントな味わいです。高質なチェリーの果実に引き締まっていつつも膨らんでくれる表情がグッと来ます!


「これ、相当旨いぞ?!」

と、思わずにはいられませんでした。


 派手では無いですが、出るところが出て、凹むところがキュッとしまる・・しかも質感が伴うと言うエレガントタイプです!滅茶美味しいのでこれは是非!超お薦めです。


2023 Champlitte V.d.F.
シャンプリット V.d.F.

19304
自然派
赤 ミディアムボディ
フランス
ブルゴーニュ
サンティニ・コレクティヴ

■エージェント情報
 フランシュ・コンテ地方の Champlitte シャンプリットで栽培されたブドウを造られるキュヴェ。昨年までは、Au Vin Rouge!オー・ヴァン・ルージュ!というキュヴェ名でしたが、シャンプリットという当初の名前に戻りました。

アペラション:Vin de France ヴァン・ド・フランス
品種:ピノ・ノワ-ル1/2、シャルドネ1/2
現行ヴィンテージ:2023 年
醸造:2品種を一緒にフロッタイゾンの手法で醸造。手摘みで収穫したピノ・ノワールのブ
ドウを全房でステンレスタンクに入れ、ダイレクトプレスしたシャルドネの果汁でタンクを満たす。ダイレクトプレスしたシャルドネの果汁(マスト)の中で、ピノ・ノワールのブドウがマセラシオン・カルボニックで自発的に発酵。同時にシャルドネの果汁の自発的なアルコール発酵。温度管理は行わずに、野生酵母で発酵。マセラシオンの期間は21 日間。圧搾後、引き続き、ステンレスタンクでシュール・リーの状態で自発的なマロ発酵と熟成。醸造添加物は一切加えずに醸造。無清澄、ノンフィルターで瓶詰め。SO2 は瓶詰め後のワインのネガティブな反応を避けるために、瓶詰め時に限り必要最小限のみ添加。

 2023 ヴィンテージの収穫日はピノ・ノワールが9/18、シャルドネが9/25。総生産量は2.000本。アルコール度数は11 度。2024 年10 月時点のSO2 トータルは21mg /l。
Champlitte シャンプリットは、ディジョンの北東60km の場所にある村。ブルゴーニュ地方のコート・ドール県とジュラ地方のオート・ソーヌ県、シャンパーニュ地方のオート・マルヌ県のちょうど境界にある村です。このキュヴェが、シャンプリット村で栽培されたブドウから造られることから、シャンプリット村へのオマージュとしてキュヴェの名前になっています。
750ML 在庫  1   ご注文数   本
¥4,750 (外税) 
【鮮やかなピンクの色彩が美しい、昨今、流行の黒葡萄と白葡萄を混ぜて醸造したワイン!・・一応、赤ワインとしておきますが、エレガントで縦にとんでもなく伸びやかで旨いです!】
 以前ご紹介させていただいた時は1000MLのボトルでしたので、

「・・ん~・・ちょっと・・売り辛い・・」

と思っていたんですが、750MLになって・・しかも、

「ピノ・ノワールとシャルドネが半々」

になっての到着です。

 目にも鮮やかなショッキングピンク?・・まぁ、隣のグラスがグラン・ドルディネールですから、色彩の違いはかなりものです。グラン・ドルディネールはほとんど、

「普通のエレガント系ブルゴーニュ・ピノ・ノワールと同レベル」

の見た目ですが、こちらは完全に、

「淡い!・・でも、全体がやや白っぽく見える」

とは思われないでしょうか?

 伸びやかな酸は縦延び系で、やや硬質の白っぽいミネラリティが豊富に感じられます。

 さくらんぼ・・チェリーと言うよりも「さくらんぼ」の印象です。完熟する直前のさくらんぼのイメージで、快活な酸味と熟し始めの滑らかさが同居しています。

 その上で前述の「縦延び系」の酸味が有り、非常に伸びやかなんですね。

 この、黒白ブレンドは昨今の流行のようです。随分と見るようになってきました。ですが、単純なブレンドでは無くて・・

「フロッタイゾン」

と言う手法なんですね。

 このワインの場合、ピノ・ノワールを全房のままタンクに入れ、シャルドネを絞ってタンクに満たす・・と言うことになります。まぁ・・

「1週間の収穫日の違い」

をどうしたのか?・・と疑問も無くは無い訳ですが、おそらく・・低温で漬け込んで・・この美しい色彩を引き出したのかなと想像しています。


 このフランシュ=コンテの地域はブルゴーニュのほぼ北東隣で、シャンパーニュとジュラに挟まれた感じの地域です。緯度的にはシャブリより少しだけ南です。なので、シャブリ的な冷涼さを持った美しい酸味を持っていて、それが縦延びで感じられると思ってください。サクランボ系の果実か旨いです!


 以下は以前のレヴューです。
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【なんと・・ピノ・ノワール75%にシャルドネ25%をセパージュした、これも今までに無かった滅茶伸びやかな味わいです!】

 フランシュ=コンテ産の葡萄のようですね。ここはスイス国境近くでピノ・ノワールも栽培されているブルゴーニュに非常に良く似た味わいになる地区ですが・・面白いことを考えますね~・・ブルゴーニュの生産者なら、ブルゴーニュならピノはピノオンリー、わざわざシャルドネをセパージュすることは、

「毛頭ない!・・考えもしない!」

でしょう。


 しかも・・おそらくですが、A.O.C.で使用できるクラスのも葡萄を使用していると想像されますので、

「決して安い造りでは無い!」

のでしょう。


 色合いは・・まさに、やや淡いです。・・いや、アメリー・ベルトーの2013年のブルゴーニュ・ルージュよりは濃いかもしれません。

 飲んでみますと・・これもちょっと今まで経験の無いレベルの味わいです。

 シャルドネが持っている「酸」の伸びやかな美味しさと、シャルドネが大地から得る透明系のミネラリティが、1000MLの方のピノ・・・・シャロネーズに加わったかのようなニュアンスなんですね。

 なので、シャロネーズや750MLのブルゴーニュよりも酸度もミネラリティも豊富に感じますし、ピノ・ノワールの持っている中低域の充実度に加え、シャルドネが持っている中域の充実度が合わさったような、かなり球体に近い酸のバランスになっています。

 まるでバルーンのように膨らんで行く感じで、果実もそれに伴い、はち切れんばかりに膨らんでくる感じがします。

 ま~・・ブルゴーニュの生産者だったとしたら、絶対にやらないですよね。シャルドネが貴重なニュイの生産者は尚更ですし、ボーヌだって赤と白は混ぜないでしょう。サンティニさんならではの、

「美味しいブルゴーニュワインの姿!」

を導き出したと言うことなんでしょう。

 その答えは・・結構に良い感じですよ。和食にも合わせやすいです。マロの滑らかさはやや抑え気味で、ピュアな果実を感じさせてくれます。その分、他のキュヴェにある「シミジミ感」は薄れるかもしれません。是非飲んでみて下さい!お勧めします。


2023 Bourgogne Cote Chalonnais les Champs Pernin
ブルゴーニュ・コート・シャロネーズ ・レ・シャン・ペルナン

19306
自然派
赤 ミディアムボディ
フランス
ブルゴーニュ
サンティニ・コレクティヴ

■エージェント情報
 ジヴリーとの境界を跨いでいる標高420mのMont Avril モン・アヴリル台地の南向きのリューディ(Les Champrs Pernin) レ・シャン・ペルナンで栽培されたピノ・ノワールから醸造。平均樹齢30 年の0.25 ヘクタールの区画。石灰質土壌。
アペラション:AC Bourgogne Côte Chalonnaise ブルゴーニュ・コート・シャロネーズ
品種:ピノ・ノワール100%
ヴィンテージ:2023 年
醸造:フロッタイゾンの手法で醸造。手摘みで収穫したブドウの1/2 を全房でタンクに入れ、残りの1/2 のブドウをダイレクトプレスして、ブラン・ド・ノワールのマストにして、全房のブドウが入ったタンクを満たす。温度管理は行わずに、ダイレクトプレスした果汁(マスト)の中で、野生酵母のみで自発的にマセラシオン・カルボニックによる発酵。マセラシオンの期間は約3週間。引き続き、ステンレスタンクでシュール・リーの状態で自発的なマロ発酵と熟成。醸造添加物は一切加えずに醸造。無清澄、ノンフィルターで瓶詰め。SO2 は瓶詰め後のワインのネガティブな反応を避けるために、瓶詰め時に限り必要最小限のみ添加。
 2023 ヴィンテージの収穫日は9/11。総生産量は2.000 本。アルコール度数は12.5 度。
2024 年10 月時点のSO2 トータルは26mg /l。
750ML 在庫  完売   ご注文数   本
¥4,980 (外税) 
【昨今注目されつつあるシャロネーズの・・と言うよりも、モンタニーのフイヤ・ジュイヨから北に6キロ向かった「モン・タヴリル」台地のキュヴェ!・・中々の傾斜地で、「モンタニーの赤」みたいな感覚です!】
 こちらは本格派です。フイヤ・ジュイヨの素晴らしいモンタニー(白)を飲まれた方は、きっとファンになられた方も多いはずですが、

「リーズナブルなのに超高質!」

と思っていただいたはずです。

 何せ昔は・・モンターニは、

「(シャルドネは)熟した年は村のどこでとれても1級を名乗って良し!」

と言う・・とんでもない条件を持っていた畑なんですね。

 裏を返せば、

「(残念ながら)10年に一度程度しか熟さない」

と言う、厳しい土地柄でも有った訳です。

 ところが近年の温暖化の影響でしょうか、毎年しっかり熟すようになった訳ですが、そうなってくると・・以前のような放置は出来ず、しっかりと畑に格付けされています。

 そしてシャルドネがほとんど、ピノ・ノワールは村名にはならず、A.C.ブルゴーニュになり、おそらく、

「ブルゴーニュ・コート・シャロネーズ」

と言うアペラシオンになると思われます。

 実はフイヤ・ジュイヨでも若干のA.C.ブルゴーニュ赤を造っているようですが、余りの若干さなので分けてはいただけないようです。ほとんど現地直売だけで完売だと言う話しです。

 フイヤ・ジュイヨの話しになってしまって申し訳ないのですが、フイヤ・ジュイヨを訪れた方の評判は滅茶凄いですよ。ぜひGoogle map で「Feuillat-Juillot」と入れてみてください。ドンピシャでドメーヌを映し出してくれますし、物凄い傾斜の畑と、訪れた方々の評判まで出て来ます。

 で、フイヤ・ジュイヨのA.C.ブル赤を・・

「何とかして飲めないかなぁ・・」

とインポーターさんにお願いしたんですが無理の様で・・あ、因みに、Google でフイヤ・ジュイヨを検索すると Noisy wine がトップで出て来ます。昔はRoumier と検索するとトップでしたが・・横文字は4ページ目でようやっとヒット。「ジョルジュ・ルーミエ」と日本語で入れるとトップです・・意味不明です。

 で、まずこの2022年のブルゴーニュ・コート・シャロネーズ・レ・シャン・ペルナンをテイスティングさせていただいた訳ですが・・

「・・あれ?・・何だっけこれ・・ん~~・・なんだ?・・判らん・・なんだっけ?」

と。

 散々に記憶の扉を開けようと頑張ったんですが・・出て来ない訳です。最近は、「あれ、これ、それ・・何だっけ?」が多くなったnoisy では有りますが、知っているはずなのに思い出せないのは、ノーズや味わい関連では余り無かったんですね。

 で、相当長い時間は過ぎて・・

「・・あっ!」

 そうなんですよ。フイヤ・ジュイヨのシャルドネです。そのミネラリティに非常に良く似たニュアンスを、このレ・シャン・ペルナンに感じたことに気付いた訳です。

 なので早速Google Map を開いて・・色々と調べてみましたら・・

「6キロか・・同じような急傾斜の丘が連続した土地柄!」

と判ったんですね。

 なので、ま~・・ミネラリティが凄いです。色彩を見ましても、黒葡萄の色素を淡く見せてしまうような、透明~白のミネラリティがギシギシしているように見えます。

 味わいもそう。チェリーが可愛らしく出て来ますが、ミネラルの存在が凄いですね・・。

 あ、また道を少し外れますが、ヨーロッパの方々・・日本にいらっしゃいますと、

「水が旨い!・・それも水道からの水でもめちゃ美味しい!」

と言われるようです。日本人はボルヴィックなどの硬水のボトルを買ってますが!

 で、彼らに言わせますと、

「もうずっとヨーロッパの水で生きて来たから、髪さえギシギシになってボサボサになっていたけど、日本に何年か住んだら髪の色も変わり、髪質も指通りが良くなったので嬉しい!」

そうです。

 いきなり戻りますが・・おそらく、とんでもないほどのミネラリティを持った、しかしエレガントで超伸びやかなA.C.ブルです。今飲んでも行けますが、

「2~3年寝かしたら化けるかも!」

とも思っています。

 ポテンシャルはそのミネラリティのお陰で、

「思う以上に高い」

と感じました。ぜひ飲んでみてください。造り手はヴァン・ド・ソワフだと言ってますが・・これ、ちょっと・・凄いかもしれません。




 以下は以前のレヴューです。
-----
【ブルゴーニュ・ルージュよりもややエレガントで果実のアロマの伸びの良さが特徴です。少し高級な・・ピノで仕上げたルイ・ジュリアン?】

 こちらは1000MLで、25%増量タイプです。シャロネーズの最北のA.C.ブルゴーニュの畑になるようです。ここは、コート=ドールの最南端(南西の端)のマランジュとシャロネーズのブーズロンやリュリーとの境になります。

 リュリーっぽいと言えばその通りなんですが、軽過ぎることは無く、むしろ750ML ブティーユのブルゴーニュ・ルージュよりも存在感自体、大きく感じます。果実の付き方もやや多めで、意外や意外、ビッグボトルにつきものの、

「割安感=よりチープ」

と言うような図式は、そのまんまは当てはめられません。むしろ飲み応えも充分で、少しの冷ややかさと伸びの良さは上のようにも感じられます。


 シャロネーズと聞きますと、相当に軽くて、やや酸っぱくて、少し平板なイメージが浮かぶと思いますが、野生酵母由来のナチュラルさなのでしょうか、シャロネーズっぽいと言うよりは、シャンボールのワインをシミジミ系の味わいに持って行ったかのようなニュアンスが、むしろ心地良い感じに取れますので、かなり異なる印象です。もし近い感じがするとするなら、やはり「白っぽい石灰感」だと思います。

 そうそうたるワインを飲んでいるようですし、そんな中で自身が造るワインをイメージし、他人からの供給に頼った葡萄をどのようにワインにして行くのか・・を考えながら醸造する・・そしてこのようなエレガント系のソワフに仕上げる・・

 今までで有りそうで、実は無いワインだと思います。まぁ、言ってみれば・・

「ちょっと高級なルイ・ジュリアン!」

でしょうか。

 それにルイ・ジュリアンだとするなら、ピノ・ノワール単一は無理ですから・・やはり今まで存在しなかったと考えるべきかな?・・と思っています。ご検討くださいませ。


N.V.(2023) Vin Ambre Blanc V.d.F.
ヴァン・アンブレ・ブラン V.d.F.

19303
自然派
白 辛口
フランス
ブルゴーニュ
サンティニ・コレクティヴ

■エージェント情報
 モルゴンのやや南東のボージョレの村、Belleville en Beaujolais ベルヴィル・アン・ボージョレで栽培された樹齢35 年のマルサンヌとルーサンヌを、フロッタイゾンの手法で醸造したアンバーワインのキュヴェ。
アペラション:Vin de France ヴァン・ド・フランス
品種:マルサンヌ1/2、ルーサンヌ1/2
現行ヴィンテージ:2023 年
醸造:2 品種を一緒にフロッタイゾンの手法で醸造。手摘みで収穫したマルサンヌのブドウを全房でステンレスタンクに入れ、ルーサンヌのブドウをダイレクトプレスで、マルサンヌの全房のブドウが入ったタンクを満たす。ダイレクトプレスしたルーサンヌの果汁(マスト)の中で、マルサンヌのブドウがマセラシオン・カルボニックによる発酵。同時にルーサンヌのマストも自発的なアルコール発酵を起こす。温度管理は行わずに、野生酵母で発酵。マセラシオンの期間は10 日間。圧搾後、引き続き、ステンレスタンクでシュール・リーの状態で自発的なマロ発酵と熟成。醸造添加物は一切加えずに醸造。無清澄、ノンフィルターで瓶詰め。SO2は瓶詰め後のワインのネガティブな反応を避けるために、瓶詰め時に限り必要最小限のみ添加。

 2023 ヴィンテージの収穫日は9/14。総生産量は500 本。アルコール度数は11.5度。2024年10 月時点のSO2 トータルは16mg /l。
750ML 在庫  完売   ご注文数   本
¥4,350 (外税) 
【たった500本の、ブルゴーニュのマルサンヌとルーサンヌ!・・noisy も・・「マジすか!?そんなの在ったの??」】
 いや~・・驚きました。

「なんじゃい・・このワインのセパージュは・・」

と、完全にブルゴーニュの生産者さんのワインの頭になっていましたから・・。

 テイスティングの時、リアルワインガイドとか、ブラインドテイスティングの時は、出来る限り頭の中を真っ白にしておいて望む訳ですが、

「思い込みを排除したつもりでテイスティングに望んでいるつもり」

でも、

「だって・・判っちゃってるでしょ?・・ブルゴーニュワインだって・・」

と言う状況になりますと、

「げげっ・・あれ、ブルゴーニュのマルサンヌとルーサンヌのブレンドだったの?」

と・・酷い精神状態に追い込まれてしまう訳ですね。

 まぁ・・ブルゴーニュの南はローヌですから、そんなことも有るのかもしれませんが、

「北ローヌの白はヴィオニエだろ?」

と言うような頭も有ったのかもしれません。・・言い訳です。まぁ・・裏ラベルをきちんと読めば、ちゃんと書いては有ったんですけどね。最近、小さい字が良く見えないので、眼鏡を外したりかけたりが面倒でついつい・・すみません。

 でさらに申し訳ありません・・いつもと写真を撮る場所が異なっていまして、店のセラー内で撮ったものですから、苦労した割にうまく撮れず・・雰囲気だけでも伝わってくれればと思います。

 「ヴァン・アンブレ(アンバー)」ですから・・アンバー色をしている白ワインです。そもそもは、マルサンヌ、ルーサンヌと言っても緑や黄色だけではなくグリ(灰色)も有りますし、結構黒味を持つ粒も有ったりします。結構に最初からアンバーでもある・・と言えなくもありません。

 で、香り高いです・・暖かなニュアンスは若干、しかしふんわりと高貴で、どこかローヌ風でもありますが、酸味はしっかりしている感じのアロマです。

 口に含むと、南国のフルーツ、柑橘に、ややファットなレモン・・一瞬、風邪を引いた時に飲むと良い・・

「はちみつレモンのホット」

みたいな感じで、柑橘と蜜が交じり合った感じのアロマも有ります。キンカンとかビワのニュアンスも有り、マセラシオンしたキュヴェに近い感覚の白です。

 甘くは無くドライで、ブルゴーニュワインのような冷涼な酸味は無く、かと言って、ローヌのワインのような熱をたっぷり感じるような酸の味わいでもありませんでその中間、もしくはブルゴーニュにやや寄った緯度感覚と言うところでしょうか。ちょっとブランデーのようなニュアンスも混じりますが、アルコール分は低く、11.5度なので飲みやすいんですね。

 これは中々に出て来ないのも仕方が無いと思いますよ。

「こんなの・・飲んだこと無い!」

と・・。

 そしてマリアージュですが、低いアルコール分ながらタンニンも少々、味わいは深いので、肉から魚まで結構いけるんじゃないでしょうか。生魚は厳しいかな?・・そちらはもっと北の方のワインが良いかと思います。ぜひ飲んでみてください。こんなの・・初めて!・・です。

 そりゃぁブルゴーニュのマルサンヌ、ルーサンヌなんて・・この先もそうは出会えないと思います。

 何が近いかな?・・と思い、あれこれ探してみましたが中々出て来ず、


2018 Bourgogne Cote Chalonnais les Champs Pernin 4/3
ブルゴーニュ・コート・シャロネーズ ・レ・シャン・ペルナン 4/3

15570
自然派
赤 ミディアムボディ
フランス
ブルゴーニュ
サンティニ・コレクティヴ

■エージェント情報
 ジヴリーとの境界を跨いでいる標高420mのMont Avril モン・アヴリル台地の南向きのリュー・ディLes Champrs Pernin レ・シャン・ペルナンで栽培されたピノ・ノワールから醸造。標高が高く石灰質土壌に由来するエレガントスタイルのキュヴェ。
アペラション︓AC Bourgogne Cote Chalonnais ブルゴーニュ・コート・シャロネーズ
品種︓ピノ・ノワール100%
ヴィンテージ︓2018 年
容量︓1000ml
醸造︓手摘みで収穫したブドウをその場で選果して購⼊。100%全房で温度管理は⾏わずに、野⽣酵⺟のみで自発的に発酵。マセレーションは足によるソフトなピジャージュとアンフュージョンで約8 日間。圧搾後、シュール・リーの状態で熟成。SO2 やその他の醸造添加物は⼀切加えずに醸造。無清澄、ノンフィルターで収穫翌年の初夏に瓶詰め。SO2 は瓶詰め後のワインのネガティブな反応を避けるために、瓶詰め時に限り必要最小限のみ添加。2018 ヴィンテージの収穫日は9 月3 日。総⽣産量は1000 本。2020 年5 月時点のSO2トータルは17mg /l。
味わい︓ミディアムのルビーレッドの⾊合い。梨やサグロ、カシス、クランベリーを思わせる⾹り。瑞々しくフレッシュなアタックで、レッドフルーツや洋ナシ、ブラックベリーのニュアンスを感じる心地良くジューシーな味わい。余韻には⼼地良いザクロのノートが残る。
1000ML 在庫  完売   ご注文数   本
¥3,880 (外税) 
【ブルゴーニュ・ルージュよりもややエレガントで果実のアロマの伸びの良さが特徴です。少し高級な・・ピノで仕上げたルイ・ジュリアン?】
 こちらは1000MLで、25%増量タイプです。シャロネーズの最北のA.C.ブルゴーニュの畑になるようです。ここは、コート=ドールの最南端(南西の端)のマランジュとシャロネーズのブーズロンやリュリーとの境になります。

 リュリーっぽいと言えばその通りなんですが、軽過ぎることは無く、むしろ750ML ブティーユのブルゴーニュ・ルージュよりも存在感自体、大きく感じます。果実の付き方もやや多めで、意外や意外、ビッグボトルにつきものの、

「割安感=よりチープ」

と言うような図式は、そのまんまは当てはめられません。むしろ飲み応えも充分で、少しの冷ややかさと伸びの良さは上のようにも感じられます。


 シャロネーズと聞きますと、相当に軽くて、やや酸っぱくて、少し平板なイメージが浮かぶと思いますが、野生酵母由来のナチュラルさなのでしょうか、シャロネーズっぽいと言うよりは、シャンボールのワインをシミジミ系の味わいに持って行ったかのようなニュアンスが、むしろ心地良い感じに取れますので、かなり異なる印象です。もし近い感じがするとするなら、やはり「白っぽい石灰感」だと思います。

 そうそうたるワインを飲んでいるようですし、そんな中で自身が造るワインをイメージし、他人からの供給に頼った葡萄をどのようにワインにして行くのか・・を考えながら醸造する・・そしてこのようなエレガント系のソワフに仕上げる・・

 今までで有りそうで、実は無いワインだと思います。まぁ、言ってみれば・・

「ちょっと高級なルイ・ジュリアン!」

でしょうか。

 それにルイ・ジュリアンだとするなら、ピノ・ノワール単一は無理ですから・・やはり今まで存在しなかったと考えるべきかな?・・と思っています。ご検討くださいませ。


2017 Champlitte V.d.F. 4/3
シャンプリット V.d.F. 4/3

15571
自然派
赤 ミディアムボディ
フランス
ブルゴーニュ
サンティニ・コレクティヴ

■エージェント情報
 ディジョンの北⻄30 キロ、コート・ドール県とシャンパーニュのマルヌ県との二つの県の境界にあるフランシュ・コンテ地方の村シャンプリットで1985 年からビオで栽培されている畑のブドウから醸造。シャンパーニュと同じ白亜の石灰質土壌で、ピノ・ノワールとシャルドネが混植されている区画で、フィールドブレンドで2 品種を⼀緒に収穫し、発酵・醸造。やや薄めの⾊合いで白ワインのニュアンスを備えた赤ワイン。
アペラション︓Vin de France ヴァン・ド・フランス
品種︓ピノ・ノワール3/4、シャルドネ1/4
現⾏ヴィンテージ︓2017 年
容量︓1000ml
醸造︓手摘みで収穫したブドウをその場で選果して購⼊。100%全房で温度管理は⾏わずに、野⽣酵⺟のみで自発的に発酵。マセレーションは足によるソフトなピジャージュとアンフュージョンで約8 日間。圧搾後、シュール・リーの状態で熟成。SO2 やその他の醸造添加物は⼀切加えずに醸造。無清澄、ノンフィルターで収穫翌年の初夏に瓶詰め。SO2 は瓶詰め後のワインのネガティブな反応を避けるために、瓶詰め時に限り必要最小限のみ添加。2017 ヴィンテージの収穫日は9 月12 日。総⽣産量は2.781 本。2020 年5 月時点のSO2トータルは47mg /l。
味わい︓薄いチェリーレッドの⾊合い。イチゴや木イチゴ、グレナデンなどを思わせる⾹り。⼝当たりは柔らかく、ジューシーで瑞々しい味わいには果物のリキュールやイチゴタルトを思わ
せるノートが感じられる。余韻にももぎ⽴てのイチゴのニュアンスが⻑く残る。
1000ML 在庫  完売   ご注文数   本
¥3,880 (外税) 
【なんと・・ピノ・ノワール75%にシャルドネ25%をセパージュした、これも今までに無かった滅茶伸びやかな味わいです!】
 フランシュ=コンテ産の葡萄のようですね。ここはスイス国境近くでピノ・ノワールも栽培されているブルゴーニュに非常に良く似た味わいになる地区ですが・・面白いことを考えますね~・・ブルゴーニュの生産者なら、ブルゴーニュならピノはピノオンリー、わざわざシャルドネをセパージュすることは、

「毛頭ない!・・考えもしない!」

でしょう。


 しかも・・おそらくですが、A.O.C.で使用できるクラスのも葡萄を使用していると想像されますので、

「決して安い造りでは無い!」

のでしょう。


 色合いは・・まさに、やや淡いです。・・いや、アメリー・ベルトーの2013年のブルゴーニュ・ルージュよりは濃いかもしれません。

 飲んでみますと・・これもちょっと今まで経験の無いレベルの味わいです。

 シャルドネが持っている「酸」の伸びやかな美味しさと、シャルドネが大地から得る透明系のミネラリティが、1000MLの方のピノ・・・・シャロネーズに加わったかのようなニュアンスなんですね。

 なので、シャロネーズや750MLのブルゴーニュよりも酸度もミネラリティも豊富に感じますし、ピノ・ノワールの持っている中低域の充実度に加え、シャルドネが持っている中域の充実度が合わさったような、かなり球体に近い酸のバランスになっています。

 まるでバルーンのように膨らんで行く感じで、果実もそれに伴い、はち切れんばかりに膨らんでくる感じがします。

 ま~・・ブルゴーニュの生産者だったとしたら、絶対にやらないですよね。シャルドネが貴重なニュイの生産者は尚更ですし、ボーヌだって赤と白は混ぜないでしょう。サンティニさんならではの、

「美味しいブルゴーニュワインの姿!」

を導き出したと言うことなんでしょう。

 その答えは・・結構に良い感じですよ。和食にも合わせやすいです。マロの滑らかさはやや抑え気味で、ピュアな果実を感じさせてくれます。その分、他のキュヴェにある「シミジミ感」は薄れるかもしれません。是非飲んでみて下さい!お勧めします。


2018 Bourgogne Rouge
ブルゴーニュ・ルージュ

15572
自然派
赤 ミディアムボディ
フランス
ブルゴーニュ
サンティニ・コレクティヴ

■エージェント情報
 マランジュの⻄にある村Paris l’Hopital パリ・ロピタル(オート・コート・ド・ボーヌ域内)で栽培された平均樹齢30 年のピノ・ノワールを100%全房発酵で醸造したキュヴェ。
アペラション︓Bourgogne Rouge ブルゴーニュ
品種︓ピノ・ノワール100%
現⾏ヴィンテージ︓2018 年
容量︓750ml
醸造︓手摘みで収穫したブドウをその場で選果して購⼊。100%全房で温度管理は⾏わずに、野⽣酵⺟のみで自発的に発酵。マセレーションは足によるソフトなピジャージュとアンフュージョンで約10 日間。圧搾後、シュール・リーの状態で熟成。SO2 やその他の醸造添加物は⼀切加えずに醸造。無清澄、ノンフィルターで収穫翌年の初夏に瓶詰め。SO2 は瓶詰め後のワインのネガティブな反応を避けるために、瓶詰め時に限り必要最小限のみ添加。2018 ヴィンテージの収穫日は9 月11 日。総⽣産量は2.213 本。2020 年5 月時点のSO2トータルは45mg /l。
味わい︓ルビーレッドの⾊合い。イチゴやカシス、ブラックベリーの⾹り。とても瑞々しくフレッシュな⼝当たり。⼝中はフルーティでジューシーでカシスやブルーベリーのノートが感じられる。余韻にもジューシーな果実の旨味が⻑く残る。
750ML 在庫  完売   ご注文数   本
¥3,190 (外税) 
【やわらかなベリー・チェリー系果実のエキスのしんわり染みてくる美味しさを楽しむブルゴーニュ・ピノ・ノワールです!】
 パカレもこんな一面を持ち合わせていたら良かったのになぁ・・などと思ってしまうほど、心地良い飲み口のA.C.ブルです。

 色合いも淡くて美しいでしょう?・・何となく薄いフィルム状の、僅かに不透明なミネラリティが写真からも伝わって来ると思いますが、アロマはまさにそんな感じです。

 濃いとか薄いとか・・そんな部分は、エキスの濃度がちゃんと有るので、「ちょうど良い」と思っていただけるレベルかと思います。1000MLのシャロネーズやシャンプリットの方が、やや酸が強め・・と言うか、こちらのブルゴーニュ・ルージュの方がやや弱めと言うか・・酸の味わいがどうのと、敢えて言うレベルでは無く、一体化した味わいがそれを気にさせない感じです。

 果実の風味が強い感じでは無く、つまり甘く無く、完全エキスの味ですね。ふんわりとしていて優しく、徐々に風船のように膨らんで行く感じで美味しいです。こちらも、

「ポテンシャルが高くてシャンボール村名と・・」

と言う感じには絶対に成らず、しかしながら、

「マルセル・ラピエールのような優しい飲み口で、さらにカジュアルにしたようなニュアンスなのに・・徐々に取り込まれて行ってしまう・・」

のが特徴でしょう。

 オート=コート・ド・ボーヌの畑の葡萄と言うことなので格落ちなのかな?・・ふんわりとやさしい・・厳しい部分の無い、見事なビオ系ワインでした。また飲みたくなる気軽さの有る味わいです。ご検討くださいませ。


2018 Macon-Village
マコン=ヴィラージュ サンティニ・コレクティヴ

15573
自然派
白 辛口
フランス
ブルゴーニュ
サンティニ・コレクティヴ

■エージェント情報
 マコネー地区シャルドネ村の平均樹齢40 年のブドウから醸造。マコネーでは珍しい標高の高い冷涼なテロワールの区画で栽培されたブドウのため、酸がありアロマティックで、シャルド
ネよりもアリゴテに近いスタイルのキュヴエ。
アペラション︓AC Macon Village マコン・ヴィラージュ
品種︓シャルドネ100%
現⾏ヴィンテージ︓2018 年
容量︓750ml
醸造︓手摘みで収穫したブドウを、その場で選果して購⼊。除梗せずに全房でダイレクトプレス。温度管理は⾏わずに、野⽣酵⺟のみで自発的に発酵。引き続きシュール・リーの状態でマロ発酵(自然に実施)と熟成。SO2 やその他の醸造添加物は⼀切加えずに醸造。無清澄、ノンフィルターで収穫翌年の初夏に瓶詰め。SO2 は瓶詰め後のワインのネガティブな反応を避けるために、瓶詰め時に限り必要最小限のみ添加。
2018 ヴィンテージの収穫日は9 月8 日。総⽣産量は2000 本。2020 年5 月時点のSO2トータルは48mg /l。
味わい︓薄めのイエローの⾊合い。白い花や桃、メロン、⻩⾊いフルーツの⼼地良い⾹りにミネラルを感じさせるノート。アタックは柔らかく、洋梨やアプリコットなどの果物、微かな⾹⾟料のニュアンスとともに、程良いボリューム感のあるフレッシュで豊満な⼝中。余韻には桃の⽪を思わせる心地良いノートとミネラル感が⻑く残る。
750ML 在庫  完売   ご注文数   本
¥3,240 (外税) 
【カジュアル・クラスだけれど超Good!気取らず危険性の無いナチュラルな美味しさです・・が、実は結構にエキスが充実!パカレのワインが陽気さを獲得したらこんな感じ?】
 お初の「サンティニ・コレクティヴ」です。1000ML やら750ML のボトルが混在していますが、750ML の方が少しだけ上級?・・でも無いようです。自分で畑を持たずに、「買い葡萄」オンリーで、しかも最近まで「醸造所さえ持たずに」ワイン造りをしていたそうですよ。

 しかも、借りた醸造所がパカレやらシャントレーヴやら・・ですから、自然派の中堅どころ・・代名詞みたいな造り手たちですよね。そして、ようやっと持った醸造所がオーセ=デュレッスとは・・まるで、ビオのルロワを意識しているようにさえ勘ぐってしまいます。そして今もまだ主のクリストファー・サンティニさんは、アメリカの著名なワイン商である「カーミット・リンチ」に籍を置いているそうですから・・

「お~い・・君の顔が思い出せないんだが~・・」

などと言われてしまいそうな、物凄い変遷をたどりつつ、しかもそれなりの足跡を残したまま・・いや、ワイン屋に籍まで有ると言うのが凄いですよね。そもそも外人がフランスでワイン事業をやる・・と言うだけで相当に大変なんですけどね・・。まぁ、男性版の順子さん並みの機関車パワーが有りそうな方です。

 こちらはマコン=ヴィラージュ・・・シャルドネのブティーユ版です。20年前はぺらっぺらのやや甘い、骨格の無いものが多かったワインで、PKさんがバリック好きなのを見越して、「良いところ割りばしみたいなチップ」をタンクに入れて、そのフレーヴァーを載せたりしたものが随分と店頭に並んでいた安ワインでした。ですが今は相当に良いものが出来るようになって来ています。

 味わいですが、

「しかめっ面のパカレがニッコリとほほ笑んでくれているかのような」

感じのする、外向的でやや軽めに振った、でもミネラリティはバッチリ、ホノボノとした明るさとミネラルの冷ややかさのある、クドク無い、濃すぎない味わいです。飲み心地の良いヴァン・ド・ソワフを目指している・・と言うことですので、やはりそちらには寄っていまして、

「飲んでいて疲れない、自然な味わい」

です。


 有機の美味しい野菜もそうですが、例えば渋みやエグミもあるけれど、新鮮だとむしろ、骨格や味わい深さを感じさせてくれると思うんですね。

 このマコン=ヴィラージュも同様でして、

「軽めだよな~・・飲みやすくって良いな・・」

と言うような、正に軽い気持ちでいたはずなのに、いつの間にか引き込まれてしまっているのに気付く・・そんな感じなんですね。決してA.O.C.がどうの・・と言うワインじゃありませんが、

「そう・・これが正しい在り方!」

と、いつの間にか納得させられていると思いますよ。是非飲んでみて下さい。お勧めします。