佐多宗二商店
佐多宗二商店
日本 Sata Souji Syouten 鹿児島
● 蒸留方法にこだわった造りをしている佐多宗二商店さんをご紹介させていただきます。
何とイタリアから蒸留器を輸入されているそうで・・直接的に熱を入れ蒸留したり、間接的な熱入れで蒸留したり・・は、他の生産者さんは余りやっていないようです。
■ (N.V.) Sengokusaikyou Juujimon
戦国最強 十字紋
■ (N.V.) Sengokusaikyou Juujimon
戦国最強 十字紋
【ネットを検索しても余り情報は無い・・でもあの、「島津の退き口」で有名な島津義弘の流れをくむ加治木島津家と佐多宗二商店のコラボ企画で生まれた芋焼酎です。】
限定数量で仕入れたので・・飲んでいません。非常にバランスの良い香りと味わいのようです。
まぁ、「戦国最強」とは・・凄い名前ですよね~。おまけに「十字紋」ですから・・。
でも詳しいことは知りませんが、丸に十文字が島津の家紋・・としますと、単に「十」と毛筆体で書かれたのは加治木島津家の家紋なのかな?・・と思います。
島津の退き口・・有名ですよね。noisy でもその位は知ってます。関ヶ原の戦いで西軍(豊臣方)につくことになった島津義弘は、兄義久と仲違いしながらも少数の兵を集めて陣を張った訳ですが、小早川秀秋の裏切りで西軍が総崩れ・・もはやこれまで!・・のところを家臣団に止められ、戦場のど真ん中から脱出する・・と言う話しです。
東軍の家康の本陣めがけて突進、福島正則と刀を合わせた直後、その脇を通り抜け、捨て奸(すてがまり)と言う戦法で大将を逃がすと言う・・決死の脱出を図った訳です。
まぁ、生きて薩摩に戻れたのは80名余りだったようです。「捨て奸」は興味があったらお調べください。
関ケ原の合戦は島津義弘にとっては負け戦では有りますが、島津氏(義久)にとっては決して家康に弓を引いた訳では無く、義弘は加治木に隠居(蟄居?)したようです。
それに島津氏は九州を大方丸めた大大名ですし、家康は島津氏を結局潰せなかった訳で・・九州の戦国最強は島津氏・・と言うことなのでしょうね。
そんなところで、地元の縁でしょうか、加治木島津家と佐多宗二商店のコラボでこの芋焼酎が生まれたようですので、余り出回っていないようです。価格も決して高くなく、バランスの良い味わいで「臭く無い」方の芋のようです。ご検討くださいませ。
■ (N.V.) XX Seikouudoku
XX 晴耕雨読
【直接加熱蒸留の芋、南薩産黄金千貫と間接加熱蒸留の米をブレンド、香り豊かで適度なコクですっきり・・を狙っています?】
蒸留方法の違いで味わいが異なる・・確かにそれは間違い無いでしょう。ウイスキー等も蒸留器、ポットスティルで大きくことなりますし・・いや、その熱の入れ方が問題だよ・・ってことなのかもしれませんしね。あの天使のグラッパで一世を風靡したロマーノ・レヴィ翁も、日がな一日、直火蒸留器の前に陣取って、のんびりと蒸留していたそうで、今時そんなことは誰も出来ない・・とも言えますが、その火の入れ方・・それに、彼の場合は、
「搾りかす(ワイン)の搾りかす(グラッパ)・・を感想させて火にくべていた」
と聞きますから、そんなのんびりとしながらも細かな調整をしていたのかもしれません。
こちらは(おそらく)直接加熱蒸留の黄金千貫と、間接加熱蒸留の米を、8対2でブレンドしたもののようです。直接加熱蒸留ですと、蒸気が混じりますので、若干淡く仕上がるようです。間接加熱ですと蒸気が混ざらないので、コクが出るようで・・すなわち、
「スッキリ系の芋+コクの米」
と言うラインなのかな?・・と想像しています。
すみません・・焼酎まで飲んでるとその辺で倒れてしまうので飲めていません。想像が違ってたらすみません・・
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