ピュアで美味しいワインをnoisyがご紹介します。 自然派、ブルゴーニュ、イタリアワインを好きな方は是非ご来訪ください。
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■ セシル・トランブレイ来日記念!
2025年2月19日テイスティングセミナーレポート・・by oisy

 お忍びで・・と言うことでは無かったのですが、この2025年2月にひっそりと忍び足でセシルが来日してくれていました。
 少数人数でテイスティングセミナーを行うので是非・・という事で noisyをご招待してくれたのですが、時はまさに決算真っ最中・・新着も何とかこなさないといけない・・激務中と言うことで noisy は参加を断念・・残念でしたが・・。
 せっかくご招待してくれたので、「noisyは都合付かないけど oisy でも良いか?」と尋ねたら二つ返事でOKが出たので、oisy を派遣することに。
 まぁ・・日本初輸入の時から延々と扱わせていただいて、「こんなに凄い存在になられるとは!」・・とは思っていましたが・・(^^;;
 ただ行かせるのも癪なので、oisyにレポートを書いていただきました。
 1級畑だとばかり思っていたレ・ボーモン・バがグラン・クリュを名乗れる部分を含んでいて驚いた・・とか、醸造の時はどんな風に意識しながら行っているかとか・・
「梗の使用は料理に塩で味をつけるようなもの」
「料理人で例えるなら、プレスは火入れ」
などなど、感触や感覚の部分の細かい部分まで話してくれたようですよ。oisy渾身で書かせていただきました。セシルファンならずとも、ワインにご興味のある方ならきっと必見のコラムです!
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ヴィノ・ルネサンサ

ヴィノ・ルネサンサ

スロヴェニア Vino Renesansa シュタイエルスカ
● なんと・・あのヴェロニク・ド・マクマオンのアントワーヌが、20年余の時を超えて復活しました!・・

「・・って・・誰だっけ?」

と言われてしまうに違い無いんですが・・それでも、Noisy wine の古いお客様は、

「・・えっ?・・あのマクマオンが?!」

と言っていただけると思うんですよね。

 まぁ、今度この造り手さんを引っ張って来た、今やだれもが注目しているに違い無い「オルヴォー」さんですから・・。そりゃぁ・・黙って見逃す手は無いと思いません?

 因みにオルヴォーさんは、マクマホンとおっしゃっていますが、noisy 的には「マクマオン」です。そもそもヴェロニク・ド・マクマオンとは言っても、その造り手自体は、

「アントワーヌ・ヴェルシェールさん」

です。


「・・・ん?・・ヴェルシェール?・・じゃぁ?」

 そうなんですね・・あのローヌの「ジャブレ・ヴェルシェール」「ポール・ジャブレ・エネ」の血筋なんですね・・。マクマオンと言うのは姻族の血筋で、「ド」が付く・・伯爵家のご出身です。・・だから、ドメーヌ・ド・何とかと名乗りが有ったら「ド」は略さないでね・・と昔はHPでお願いしていました。

 で、アントワーヌさんの写真も見つけたんですが、ちょっと使用権の問題が出そうなので今回はすみません。代わりに、2019年~2020年頃の・・

「・・みんなある意味、超驚いた・・味わいにも価格にも!」

と言う貴重な写真?を再度調整してアップさせていただきます。・・これです!・・さすがにもう持っていらっしゃる方はいないでしょうね・・。


 下の大きめの写真は、少量だけ残っていたムルソー・メイ=シャボーを再度取り直して再掲載した時の写真でしょう。昔は非常に小さな写真でやっていたんですよ・・ネットも創世記でしたから・・。

 ま、ある意味・・ネットで写真付きでワインを販売しはじめたのは、決して・・X天さんじゃ有りませんで、noisy が初です。エライ苦労して・・出始めたばかりの映りの悪いデジカメを駆使して、騙し騙し小さな写真でやっていたのが1990年代後半です。このワインはその少し後になってから、ラシーヌさんが輸入したものでした。

 まるでエネルギーの塊を口にしているようなワインでした。その頃、少し前から正体が判明しつつあった、

「自然派ワイン」

ですね。

 まぁ・・ポール・ジャブレ、ジャブレ=ヴェルシェールですから・・その流れも有ったのかと・・今になっては理解出来ます。

 そしてそのアントワーヌは5年ほどドメーヌを閉じてしまったんですが・・

「その原因がここに在った!」

そうです。


 まさにエネルギーをミネラリティで包み込んだ素晴らしいリーズリングやケルナー、シャルドネ、ヴェルシュリースリングです!

 あ・・因みに「ジャンシス・ロビンソンさん」の評点を掲載していますが、

「まったく同意できない評点」

でした。点の高低についてではなく、どのワインが白眉な仕上がりか・・と言う一点です。やはり価格も一番高い、

「2021 レンシュキ・リーズリング 」

は、頭一つ抜けています・・とんでもなく素晴らしい出来です!


 他のキュヴェも素晴らしいですが、レンシュキには追い付かないのが事実です。なのでジャンシスさんの評点には惑わされないよう・・お願いいたします。彼女はワインにミネラルは内包していない・・などと言っていたので・・noisyは個人的にイマイチです。

 安くないにせよ、高くないです。レンシュキ・リーズリングを今飲めば、どなたでも・・

「半端ない出来だ!・・素晴らしい!」

と言っていただけるでしょう。

 その他のキュヴェは、比較しますと現時点では幾分判り辛いかもしれませんが、1996~2001年あたりのヴェロニク・ド・マクマオンのワインに親しまれた方なら全く問題なく、ご理解いただけるはずです。ぜひご検討くださいませ。お勧めします!(Noisy wine の登録としましては、1996年シャサーニュ=モンラッシェ・アビィ・ド・モルジョも有りました・・)


■ エージェント情報

 ブルゴーニュのバブルとも言える狂乱の高騰が続く中、ブルゴーニュで研鑽を磨いた造り手たちが新天地を求めて旅立ちました。今やワインにおける国境すら感じさせない珠玉のワインを造り出しています。

 ブルゴーニュ、オーセイ・デュレスの地で唯一無二の個性とも言えるワインを造り出していた Veronique de Mac Mahon(ヴェロニク・ド・マク=マホン)、わずか5年程度のリリースしかなかったためご存知の方は多くはないかと思います。

 貴族の名門に生まれたアントワーヌ・ヴェルシェール氏は2000年にドメーヌを設立しましたが、2005年に家庭の事情で已む無く畑を手放すこととなりました。そして今、スロベニアの地で、現代的ブルゴーニュが失った個性を輝くように放つワインをリリースしました。

 当時、長期の樽熟成に由来するエネルギーに満ちた個性は先端を走るどの造り手にも類似していなかったように記憶しています。

 ルネサンサを試飲して、内に秘めた巨躯、圧倒的なダイナミズムと静謐さ、現代的な造りには無い樽香を纏うような荘厳な存在感に打ちのめされました。
2007年のワイナート誌で当時の主筆である田中克幸氏はヴェロニク・ド・マクマホンのワインについてこう書いています。


『高い凝縮度と、うねりのあるエネルギー感と、芯の強いミネラルと、全体を貫く品位のレベルが違う。これが村名格付けとは信じがたい。やはりこれは造り手の個性だ』。

 ルネサンサの畑は既にビオロジック転換が始まっているとはいえこれがアントワーヌ氏による初ヴィンテージとは思えないほどの完成度です。力みのない凝縮感、精緻な構成ながら緊張感を強いない余韻。ブルゴーニュが高騰したと嘆く愛好家の方、それでもやっぱりブルゴーニュから離れられない僕のような方にはこの上ない朗報です。

 入荷数量が非常に少ないため、限定での案内になってしまい申し訳ございません。未来に向けて是非ともお力添えをいただければ幸いです。



 先述したワイナート誌には続きがあります。スロベニア、マリボルの地を見出すことを予見するようなことばでした。

アントワーヌ氏の才能を認める田中克幸氏に対して。


『それより僕はウィーンに住みたい。オーストリアに畑を買ってワインを造りたい。リースリングが好きだ。どの産地がいいだろう。姉ふたりの娘の教育にもウィーンがいいと思う……』。


ブルゴーニュにリースリングを植えたら?

 そんな妄想に答えを出すようなワインを造ってくれました。どうぞよろしくお願い致します。

(村岡)


 ボーヌで醸造の勉強をし、イタリアのFranciacorta(フランチャコルタ)で6ヶ月間スタージュをしたAntoine Jaboulet-Vercherre(アントワーヌ・ジャブレ=ヴェルシェール)はブルゴーニュのオーセイ・デュレスで白ワイン(Meursault. Auxey-Duresses. Bourgogne Grand ordinaire. Bourgogne Aligoté)を造っていました。初ヴィンテージは2000 年でした。順調に経験を重ねてはいましたが、家族の事情で畑を売らなければならないことになり、ブルゴーニュでのワイン造りには終止符を打つこととなったのです。それから10年。パリの不動産業で働いていたアントワーヌは再びワインの世界に戻ることを決意しました。新しい機会を探していたアントワーヌはスロベニアを訪れ、その国の進歩に驚きました。

 20年前、アントワーヌはスロベニアに恋に落ちていました、そして白ワインに相応しい畑をこのMaribor(マリボル)に見出したのです。彼はパートナーとスロベニアでワイン畑を探し、ここでワインを造り住むことを決意しました。レンシュキ・リースリング(Renski Rizling). ラシュキ・リースリング(Laski Rizling)、シャルドネ、 ケルナー(Kerner)、彼の2.5 ヘクタールのブドウ畑はおよそ35年前に植樹された古木の畑です。コロナ渦の影響でスタートは遅くなってしまったが、2021 年には本格的に栽培を始めることが出来ました。ブルゴーニュでの経験同様、すぐにビオ栽培への変換を進めています。


栽培:2.5 ヘクタールの畑には4 品種植えています。去年の夏に追加で5 ヘクタールにブドウを植えることが許可され、今から2年間かけて進めていきたいと考えています。畑では化学肥料は一切使用せず、手摘み作業で収穫を行っています。畑には雑草を生やしています。醸造::手摘みで収穫したブドウは全房で空気圧搾機でプレス。その後タンクに入れ、軽いデブルバージュをしてから木樽に移します。バトナージュとルモンタージュを行う。温度調節あり、マロラクティック発酵あり。フィルター掛けをし、ワインのPH に応じてSO2わずかに添加します。



2021 Renski Rizling Z.G.P. Stajerska
レンシュキ・リーズリング Z.G.P.シュタイエルスカ

18407
自然派
白 辛口
スロヴェニア
シュタイエルスカ
ヴィノ・ルネサンサ
2024/03/20(水)より出荷可能です。

◆◆◆ 最終入荷です。2024/03/20(水)より出荷可能です。
■ メディア情報
 Jancis Robinson guide note: 16.5/20
■ 造り手情報
 Bright fruit. lime marmalade.Bitter orange. green apricot.Alcohol: 13%
■ エージェント情報
レンシュキ・リーズリング・シュタイエルスカ
葡萄:レンシュキ・リーズリング(ライン・リースリング)100%
畑・土壌:大陸性気候、Stajerska(シュタイエルスカ)の粘土石灰質、シスト。南東向き。標高350M。
醸造:除梗せず。タンク内で自然に前清澄。全房のまま直接圧搾。天然酵母で発酵。
熟成: 500L、1.200Lのブルゴーニュ樽で12カ月熟成。瓶詰めの前にSO2わずかに添加。
味わい:ライムのジャムやビターなオレンジ、フレッシュなアプリコットも香り。酸味がはっきりとしており、バランスの綺麗なワイン。

 白い花、花束、ストーンフルーツ、わずかに重なるバニラの花。口の脇を引き締めるビビッドな酸、わずかにビターなレモン。恐ろしく細い果実の糸がアスリートの筋肉のように束ねられ収縮、躍動。酸が浮くこともなく果実と同調して余韻まで真っ直ぐに疾走感。
巨大なエネルギーを持った果実が口の中を駆け抜けるような錯覚。酒質の高さ、アントワーヌ氏が描いたリースリングはドイツやアルザス、オーストリアの最上のものとはまた異なる。ブルゴーニュ的な視点で描きながら、無理矢理当て嵌めた歪さのない長い長い余韻。初年度とは信じられない完成度でした。
(2024年1月 村岡)
750ML 在庫  完売   ご注文数   本
¥9,290 (外税) 
【これを飲んでしまうと「リースリングが造りたいんだ!」と言うアントワーヌの気持ちがダイレクトに伝わってきます。圧巻の美味しさ!・・おそらくこんなリースリングに出会ったことは無いでしょう!】
 ぜひともブルゴーニュワインファンにこそ飲んでいただきたい・・

「物凄いリースリング!」

です。

 比較対象が極端に無い・・と思います。アルザス・リースリングとは全く異なる感覚・・アルザスは「熱」を感じますが、こちらは「冷」です。

 じゃぁ・・ドイツのリースリング的か?・・と聞かれますと・・ドイツは「刃」的かな・・あえて言うなら、

「ドイツ系だと言うのであれば、ラインの素晴らしくエレガントなリースリングがモーゼルの硬質なミネラリティと酸を包んでいる」

と言えるかもしれません。

 しかし・・それでも比喩的には今一つの出来で、やはり・・

「唯我独尊のとんでもないリーズリング!」

と言うべきなのでしょう。

 膨大なエネルギーをマクマオン的なバリアで包み込んだリーズリングです。柑橘果実はエレガントだが、

「どれだけ時間が経過しても枯渇しなさそう!」

なエナジーを感じます。

 テクスチュアはとてつもなく滑らかで張りが有り、内容物を透明感の高いミネラリティが分厚くコーティングしているようなイメージです。

 ちゃんとしっかり膨らんでいるが、しっかりコーティングしているミネラリティがそれを抑え込んでいる姿・・それこそポテンシャルの高いワインの表情のひとつでも有ります。

 そして余韻・・。いや~・・途轍も無く・・長い・・しかもエレガンスをしっかり感じながら、物凄いエナジーを感じさせてくれます。

 とても冷ややかなんですが、隠し切れない「熱量」が生む、セクシーなアロマと味わいは、ドイツの偉大なモーゼルでさえ・・そう易々とは生み得ない・・貴重な姿だと感じます。

「こりゃぁ・・ドエライもん、見っけたなぁ・・」

と・・(^^;;

 メディアの評点は16.5/20 で、100点法換算だと93ポイントでしょうか。しかしながら、シャルドネが17.5/20 で95ポイントだとするなら、それは全くの間違いです。意味も根拠も不明でさえ・・有ります。シャルドネが95ポイントなら、こちらは2~3ポイント上です・・まぁ、そこまでは付けられないと思いますので、少なくともシャルドネとこのレンシュキ・リーズリングの評価は逆だと・・思ってください。

 いや、シャルドネも素晴らしいですよ。それは否定しません。

 この、ド太く走る涙が、このワインのボリューミーな姿を感じさせてくれますが、

「アルコール分13%でこの涙!」

です。ブルゴーニュ的でもあり、途轍もなく美味しい!・・今飲んでも・・きっと、減って行き、無くなってしまうのが惜しくなるほど・・気に入っていただけるはずです。

「希少です!・・絶対飲みましょう!」

 超お勧めします!


2021 Laski Rizling Z.G.P. Stajerska
ラシュキ・リーズリング Z.G.P.シュタイエルスカ

18404
自然派
白 辛口
スロヴェニア
シュタイエルスカ
ヴィノ・ルネサンサ

■ メディア情報
 Jancis Robinson guide note: 17.0/20
■ 造り手情報
 Roasted celeriac.Bruised apple. fresh celery. fresh fennel root and at the end. crisp apple and notes of daffodil florals.Alcohol: 12.5%
■エージェント情報
ラシュキ・リーズリング・シュタイエルスカ
葡萄:ラシュキ・リーズリング(ヴェルシュリースリング)100%
畑・土壌:大陸性気候、Stajerska(シュタイエルスカ)の粘土石灰質、シスト。南東向き。
醸造:除梗せず。タンク内で自然に前清澄。全房のまま直接圧搾。天然酵母で発酵。
熟成:500Lのブルゴーニュ樽で12カ月熟成。瓶詰めの前にSO2わずかに添加。
味わい:熟した果実が口いっぱいに広がり、アニスの香りや新鮮なフェンネル、また砕いた洋ナシや爽やかなリンゴ、水仙の花のニュアンスが印象的。

 まろやかでフレッシュな口当たりに旨みや複雑感もあり、長年進化し続けるワイン。リースリングとは全く無関係のラシュキ・リーズリング(ヴェルシュリースリング)。ヨハネス・ツィリンガーも圧倒的なワインを造りましたが、ルネサンサはブルゴーニュ的な筆使いと言うべきベクトル。共通するゆったりとエレガントな樽香。わずかに焼き栗、ゼリー状のアプリコット。タイト、静謐な立ち上がりは指揮者に導かれるように花、果実、蜜がハーモニー。細やかな果実の粒子が口の中で酸と共に突き抜ける。残糖すら想起させる果実の香りを残して大きく大きくパノラマ状に広がる余韻。スペック的にはシャルドネに人気が集中しそうですが、現時点では全く品種による優劣を感じさせません。
(2024年1月 村岡)
750ML 在庫  1   ご注文数   本
¥7,980 (外税) 
【まるで関係無いのに、どこか似ている・・と言う・・ヴェルシュ・リースリング!・・マクマオン的な棒状エナジーに似非リースリング的柑橘がとてもエレガントです!】
 まぁ・・noisy 的にはとても懐かしい造り手です。苦労はしたよなぁ・・と思います。

 なにせ・・

「・・えっ?ブルゴーニュ・グランドルディネールが・・いくらだって?」

と聞き返したくらいです。その場面は覚えています。エライ・・高かったので、

「そんなの・・売れないよ・・」

と・・確か泰子さんに言ったような気がします・・W君だったかな?

 で結局オーセ=デュレッスとムルソー類を扱ったんじゃなかったかなあ・・と思い出します。

 結局ですが、オーセやムルソーを飲んで・・

「ここまでワインの中にエナジーを閉じ込められる造り手がいたんだ!」

と驚いたんですね。高いのも仕方が無いのかと・・。

 で、その頃は・・おそらくですが、「新樽(225L)」を2~3割使用していたかと思います。そして熟成も長かったので、それなりに・・

「樽っぽかった」

です。

 その樽っぽさがほどけて来ると、実に良い感じになってくるんですよね・・。ですが、

「ルネサンサは樽っぽさはほぼ無い」

ですのでお間違いの無きよう。


 で、他のコラムでもご紹介させていただいた、2002~2004年の間位かと思いますが、noisy が書いたコラムを見つけました。こちらは、オーセ=デュレッス・ブラン2001年です。

『 2001 オーセ=デュレッス・ブラン
【彼のワインでは最も楽天的な性格のワインです。 】

 ヴェロニック・ド・マク・マオンのワインを知るので有れば、このワインが最も判りやすいと思います。「古典的」という難しい言葉の意味合い、樽の使い方の絶妙さ、葡萄の健全さを理解するに違い有りません。そしてきっと..3 Ans Fut も飲みたくなるんでしょうね。

 「すくっ」と背筋が伸びた風情で石灰系ミネラルが香り、やや黄色く色づいた小さめの果実、そしてその皮、ナッツ類..。口中でやや粘り、実はリッチさがこんなに有るんだよと呟く..。ミネラルと果実の気配を残しながら、まったりと続く余韻。とても質の高い味わいです。(良くある「さらっ」とした爽やかなオーセ=デュレッスでは有りません。この当たりの表現は、ややもすると勘違いされやすいものになってしまいますが、あくまで、ド・マク・マオンのワインの中での比較である、と考えてください。)

 いや、とても旨いシャルドネです。やや固めの印象が有りますが、飲んでいる内に少しずつ解けてくるでしょう。1~2年の間に熟成し、その後3~5年間美味しく飲めるでしょう。是非とも飲んでみてください。』


 ここから・・ですね、ナッツっぽい感じのニュアンスを除き、高質リースリング的なあの・・何とも心地良いシトラスっぽさ・・でしょうか。そんな果実やドライフルーツ、ハーブのニュアンスを足してゆくと、

「この2021年ラシュキ・リーズリングに近くなる」

と言うようなイメージなんですね。

 いや・・2021年ものですからちょうど20年ほどですよ・・良かった・・まだ覚えていて・・物凄い昔のようで、つい、この間のようです。

 20年前だとしますと2004年ですよね?・・ようやっとネットショッピングが認知され始めた頃です。2000年ころに某モールの楽Ⅹさんがオープンし、雨後の筍みたいに、物凄い勢いで色々なモールが出来ました。

 でも Noisy wine は「うちの方がネット開設は早い」とばかりに単独店のまま頑張りました。まだ大企業さんもHPはまともには無かったですし、

「インターネット不要論」

なんて・・ね~・・。インターネットは危ないからやらないようにしよう・・なんて動きが有ったんですね。

 我々がそんな苦労をしている頃、

「アントワーヌはリースリングに魅せられて、たまたま訪れたスロヴェニアに恋してた」

訳で、20年掛けて造ったのがこの「ルネサンサ」な訳です。

 マクマオン的な膨大なエナジーを詰め込んだ見事な味わいです。少しだけ早いですが、それでも美味しく頂けると思います。ご検討くださいませ。


2021 Chardonnay Z.G.P. Stajerska
シャルドネ Z.G.P.シュタイエルスカ

18406
自然派
白 辛口
スロヴェニア
シュタイエルスカ
ヴィノ・ルネサンサ
2024/03/20(水)より出荷可能です。

◆◆◆ 最終入荷です。2024/03/20(水)より出荷可能です。
■ メディア情報
 Jancis Robinson guide note: 17.5/20
■ 造り手情報
 Richly aromatic with layers and layers of flavour and texture on the palate.Mid palate is apples; layers unfold into lemon. praline. crushed hazelnuts. white nougat and peppery spice.Alcohol: 13%
■ エージェント情報
シャルドネ・シュタイエルスカ
葡萄:シャルドネ100% 
畑・土壌:大陸性気候、Stajerska(シュタイエルスカ)の粘土石灰質、シスト。南東向き。標高350M。
醸造:除梗せず。タンク内で自然に前清澄。全房のまま直接圧搾。天然酵母で発酵。
熟成:228L、500L、600L、1.250L、1.800Lのブルゴーニュ樽で12~18カ月熟成。瓶詰めの前にSO2わずかに添加。
味わい:とてもアロマティックで数種類のリンゴの香りが印象的。フレッシュな青りんごや、焼きリンゴの甘味、ジューシーな果実味も感じられ、とてもリッチな口当たり。口に含むと、爽やかなレモン、そしてプラリネ、砕いたヘーゼルナッツ、白いヌガー、コショウのようなスパイスなど、複雑感のある味わい。

 上質なガウンをサラリと羽織るように力みや気負いを感じさせない樽香。そして隠し切れず(隠してもない)瞬間的に理解できる葡萄の質の高さ。温州ミカン、洋ナシ、白桃、オーケストラ的な果実が巨大な塊となって連続性を見せます。毛細血管状に浸透する果実、酸の波状攻撃。恥ずかしながら例えるなら1級レベル。ジュヌヴリエール。情報量が多く、まだその要素の全てが見えないにも関わらず圧倒的。大きく雄大な広がり、香りがいつまでも花の前に残る余韻。
(2024年1月 村岡)
750ML 在庫  完売   ご注文数   本
¥7,980 (外税) 
【ジャンシス・ロビンソンさんは換算95ポイントです・・!】
 硬質なシャルドネです。もちろん、ブルゴーニュっぽさも感じますし、こう言っては何ですが・・

「マクマオンらしい!」

と感じる味わいです。


「・・マクマオンらしい?って・・何が?」

とツッコミが入るのも承知で書いてますから・・一応、逃げ道を一生懸命、探しましたよ・・そうしたら、

「2002~2003年頃に書いたに違いない昔の資料」

が出て来ました・・何か、恥ずかしいですね・・パxツを履いてないお猿さんのような気持ちです・・?。


『 2000 ムルソー・レ・メイ・シャボー トロワ・アン・フュ
【最高のキュヴェ!最高のパフォーマンスです 】

 このキュヴェを口に入れた瞬間から、今までの様々なシャルドネの経験が思い出されます。合田さんも「ラフォンを思い出した」と書かれていますが、noisyとてそれは同じ事..でした。(偉そうでスミマセン..)

 このワインには、何故かそうさせる魔力みたいなものが存在します。確かに飲み頃では到底有り得ず、若すぎて固い訳です。また、3 ans fut (3年樽熟成) の通り、嫌みには全く感じませんが、しっかりと樽の大いなる影響を受けています。

 しかしながらその樽香を掻き分けて飛び出してくる張りつめた果実味は膨大でドライ、しかも美しい酸も沢山持っています。時間が過ぎると徐々にボディーは膨らみ始め果実やその皮、木の実のニュアンス、そしてスケールも増大してゆきます。そしてその風味を持続させながらの長い収束を味わえるんですね。最近流行の

「リリース後にすぐ飲んで美味しいフレッシュな果実感を持つ」

 ワインでは有りません。昔からのボーヌ・シャルドネ・ファンを納得させるだけの力が有るワインです。

 2000年のシャルドネは素晴らしい年になりましたが、その恩恵を充分に生かした豪勢な味わいを楽しむことが出来ます。もしこのワインを今飲まれるなら、温度はやや高め、そして時間を掛けてゆっくり楽しんでください。村の西側、オーセ=デュレッスと接する村名畑ですが、ムルソーの高名な1級畑と同等のポテンシャルを有していると思います。ん~、やっぱり昔のラフォンを思い出してしまうなあ..。10年しっかり成長するに違い有りません。思いっきりお薦めです。


『 2001 ムルソー・レ・メイ・シャボー
【 化粧をしない素肌美人??ナチュラルさが旨さを引き立てています..】

 上記の3 Ans Fut とは違うスタイルになっています。樽の影響はかなり弱く、その分美しく「すっ」と伸びる果実味が酸との素晴らしいバランスで存在していますが、現状は幾分固いために2~3年の熟成を必要とします。この当たりは2000年、2001年の葡萄の成熟差によるものだと理解しています。(3年の樽熟は無理だということでしょう)

 あと、これはマク・マオン全てのワインに共通することですが..(こんな言い方が伝わるかどうか..)
 楽器や音で言うと<、

 シャリシャリした耳障りな高音部をきっちりカットしている中低音部の美しい響き..しかし、重要な倍音成分は沢山持ち合わせている..優れたテノールの唄を聞いているようです。..(ちょっと難しい言い方でしょうか)

 まあ、3 Ans Fut が古典的なムルソーとすれば、こちらはその影をどこか持ちながらのニュースタイルなムルソーと言えるでしょう。現状で飲まれる場合は、こちらもやはり少し高めの温度からゆっくり時間を掛けて楽しんでください。美しくもナチュラルなフレーヴァーと対面できるはずです。こちらもお薦めです。』

 どうでしょうか・・2アイテムを拾ってみましたが、1番目の、

「2000 ムルソー・レ・メイ・シャボー トロワ・アン・フュ」

は、今回この下でご案内の、「レンシュキ・リーズリング2021」に近いイメージです。

 そして、「2001 ムルソー・レ・メイ・シャボー」に書いてある内容こそが、

「ヴェロニク・ド・マクマオンのイメージに共通したもの」

かな・・と思っています。


 高音域を閉じ込めたド太いエナジー・・みたいな感じです。

 で、このシャルドネですが、現在は少し「閉じこもりがち」なんですね。ですので、少し休め気味で飲んでいただきたいなぁ・・と思っています。えねじーは物凄いです。余韻が少しビター感が強めですから、ここにもう少しオイリーさが混じってくると良い感じになると思います。

 やはり柑橘ですね・・そしてミネラリティは途方も無い・・です。もちろん、

「トップキュヴェのレンシュキ・リーズリングには及ばない」

ですが、シャルドネでした出せない姿も中々に素晴らしいです。ご検討くださいませ!


2021 Kerner Z.G.P. Stajerska
ケルナー Z.G.P.シュタイエルスカ

18405
自然派
白 辛口
スロヴェニア
シュタイエルスカ
ヴィノ・ルネサンサ

■ メディア情報
 Jancis Robinson guide note: 16.0/20
■ 造り手情報
 Honey and cobnuts on the nose.Taut. green notes of cucumber. green-apple skin. butter lettuce and chervil.Alcohol: 12.5%
■エージェント情報
ケルナー・シュタイエルスカ
葡萄:ケルナー100% 畑・土壌:大陸性気候、Stajerska(シュタイエルスカ)の粘土石灰質、シスト。南東向き。
醸造:除梗せず。タンク内で自然に前清澄。全房のまま直接圧搾。天然酵母で発酵。
熟成:500Lのブルゴーニュ樽で12カ月熟成。瓶詰めの前にSO2わずかに添加。
味わい:スモーキーな香りとハチミツやココナッツのニュアンスが感じられるワインです。メロンや青リンゴ、またセルフィーユやレモンタイムなどのハーブのアロマ。酸味とタンニンが綺麗に調和しており、料理との相性が良い。

 ローストの強さだけではない柔らかさを持つ樽香。何層にもレイヤードされた柑橘は蜜へと変わる。煮詰めたリンゴ、白桃、シナモン、パンデピス。腰高に位置する硬質な酸を支えに重層的な果実の香り。時間と共に熟した黄桃が舌の上で官能的に広がりを見せます。ケルナーという葡萄について自分があまりにも無知だったのか、このワインが凄いのか。口がふさがりません。
(2024年1月 村岡)
750ML 在庫  6   ご注文数   本
¥7,980 (外税) 
【この地域では一般的な白の品種です。エレガントで縦延び系・・やがて横へも拡がって、エレガントさと相反するようなエナジー溢れる味わいに!】
 そもそも・・今さらですが、誰も言わないので一応・・

 スロヴェニアはイタリア北部の東に接する国です。スロヴェニアの北はオーストリアです。そのスロヴェニアの東に接するのがハンガリーですね。

 その昔はオーストリアとハンガリーが強かった時代、ドイツが強かった時代も有り、この辺りを制していた国はコロコロ変わっているはずです。イタリアもそうですからね・・。

 で、noisy も教職課程をもし、ちゃんと受けていれば・・社会(位しかできない)の先生の目も有ったのでしょうが、授業に出ない(出られない?)ことが多かったので・・ならずにいます。が、ここは歴史は・・飛ばして・・

 そして、スロヴェニアでもハンガリーに近い方ですね・・そこに、シュタイエルスカ地方が有ります。そこの有力な町(村?)がマーリボルです。

「めっちゃ美しい!」

街並みが川のそばに有るんですよね・・。そして、

「山と川、町がせめぎ合っている」

感じです。

 その斜面に・・この畑は存在します。上の造り手のコラムに、

「冬の写真と夏の写真・・」

をドメーヌのHPからいただいて来ました。スキーをやるにはちょうど急~中斜面かと思いますが、

「葡萄を育てるのは凄い大変!」

に感じます。

 スロヴェニアではどうか知りませんが、ドイツでは急斜面を落ちて毎年亡くなる方が出るそうです。ユベール・ラミーのところも斜面が急で大変だと言ってます。



 このケルナーは比較的に多産で熟度を高く出来、しかも早熟な方なので、このスロヴェニアやオーストリア辺りでは沢山造られています。

 ですがルネサンサでは、多く造ると言うよりも質を高くして凝縮した葡萄を造っているのが判ります。

「涙も太く、黄色はやや薄目で透明感がとても強い」

でしょう?

 ん・・そう言う味わいなんですね・・面白いですよね・・そのまんまです。

 透明・半透明のミネラリティが膨大にある、縦延び系の味わいです。柑橘はしっかりありますが、リースリングが親のクセに・・余りリースリングっぽくない・・(^^;;

 むしろもう・・

「ケルナーっぽい!」

と言い切りたい感じです。結構飲む機会も増えましたよね・・ケルナー。


 縦に伸びて行く棒状、もしくは円柱を想像していただけると判りやすいかと思います。若いうちはそのニュアンスが強く、やがてそれが横に膨らみを持ってくる感じです。ちょっと蜜っぽさも有り、これも徐々に増えて行くかと想像しています。

 白眉の「2021 レンシュキ・リーズリング・シュタイエルスカ」には及びませんが、それでもこの「縦延び系」は他の3アイテムには無い個性です。素晴らしい出来・・是非、アントワーヌの思い描く白ワインの世界を覗いてみてください。お勧めします!