ピュアで美味しいワインをnoisyがご紹介します。 自然派、ブルゴーニュ、イタリアワインを好きな方は是非ご来訪ください。
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Last Update 2020.09.25  



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ヴァイングート・ヴァーゼンハウス

ドイツ Weingut Wasenhaus バーデン
【ブルゴーニュワインが失ってしまった美しさがそのままに復刻!!瑞々しくもエレガントな心洗われる見事な出来です!】

● 「ヴァーゼンハウス」

 と聞いて、何を想像されるでしょうか。どんな印象をお持ちでしょう?勿論、様々な捉え方をされた昨年初リリースの2016年ものだったと思います。

 noisy は、これほどに魂を揺さぶられたのは久しぶりの出来事でした。そりゃそうです・・まるで時が止まったか、いきなりタイムマシンにでも乗せられてしまったかのような強烈ながらも心をシクシクと突かれるようなノスタルジックな感じに包まれてしまったからです。

 勿論、「美味しく無い」とか、「詰まんない」とか、「良く判んない・・」と言うような声も多く在るに違い無いと思っています。それでも相当に・・この狭いワインの世の中を騒がせたような話しを多く聞きました。

 初めてリリースしたワインがヴィニタリーで評判を得て、エージェントさんもやっとの思いで契約までこぎつけ、ウキウキ気分で日本に入れてテイスティングして・・「???」な感じを持ちつつも、そんなはずはないはず・・とお披露目をやっても、これまた余り芳しい話しになって来ない・・。

「どうなっちゃってるの?」

 みたいな状況からのスタートだった訳です。


 それでも結局は何のことは無い・・単に、

「超繊細でアルコール分が強く無いエレガントで偉大なブルゴーニュそっくりのピノ・ノワールが旅の疲れが出てバランスを崩していただけ」

だったと言うことに、輸入されて3~4カ月後には皆さん、気付いた訳なんですね。

 なので、その後のエージェントさん(オルヴォーさん)は、問い合わせが殺到して大変だったそうです。


 確かに、本当に心を洗われるような素晴らしい表情を見せるヴァーゼンハウスのワインでは有りますが、noisy にとっても結構な「賭け」でも有ったのは事実では有りますし・・何せ、

「1万円のドイツのピノやピノ・ブランを誰が買うの?・・」

とか、

「全部で18本しか輸入のないそのワイン、テイスティングするの?」

とか・・です。


 なので、1年経ってもまだまだ心配です。

「2017年は・・どうかな?」

と。

 なので2017年ものも、しっかりテイスティングさせていただきました。そして確信を得ました・・。

「ヴァーゼンハウスはブルゴーニュの心を持ち、いにしえのその超エレガントなブルゴーニュワインを再現出来ている!」

と。


 この、とても香るクセに全くえげつなく感じさせ無いエレガントさは、全てのキュヴェに共通しています。そして液体の瑞々しさは半端無く、まさに「ピュア」そのものだと言えます。

 あの、大昔のD.R.C.も、デュジャックも、その流れを汲むラルロも、もしかしたらトルショーも・・です。まぁ、トルショーは早々にドメーヌを閉じてしまいましたが、今のブルゴーニュワインは、

「強い性格」

をしていると感じます。


 そして、このヴァーゼンハウスのワインを飲むと・・本当に心にグサッと・・刺さるんですね。

 ベースのクラスの「バーデン・ヌーボー赤」 「グーテデル・バーディシャー白」などは、自然派大好き、もしくはビオ大好きな方々までをも虜にするような魅力に溢れています。軽くて飲みやすいのに・・たっぷり沁みて来ます。これで充分かもしれない・・とさえ思うかもしれません。そんなカジュアルな味わいなのに・・です。エレガントさ、フィネスに満ちています。決して汚れの無い、美しい味わいです。

 中級~上級キュヴェはもう、言うことは無いでしょう。もし、90年代中盤までのデュジャックに思い入れが有る方なら、きっと思い出すに違い在りません。

 決して濃くは無く、強く無く、圧縮とか凝縮、密度などとは無縁の味わいで有るとも言えます。

 しかし、「ちゃんと有り、ちゃんと主張はしている」んですね。そしてその姿が見事に「けな気」で、可憐でも有り、でも決して何ものにも負けない芯のしっかりした見事な味わいを見せてくれます。アロマも本当に素晴らしい!・・そして何よりも、

「ブルゴーニュそっくり!」

です。


 そして、白も滅茶美味しいです。中抜けした感じでしか記憶の無いブルゴーニュのピノ・ブランとは少し違いますが、それでも何故かブルゴーニュをしっかり感じさせてくれますし、今回は非常に希少な「シャルドネ」も入って来ました。

 多くのお問い合わせをいただいています。是非お早めにお買い求めください。もう、一推しは間違いありません。どれでも美味しい!・・お勧めします!



━━━━━
 いや~・・素晴らしい造り手を見つけました。驚くべきは・・・何と・・

「2016年がファースト・ヴィンテージ!」

なのに、

「そのワインがぶっ飛ぶような品質!」

なんです。


 そして、「ピノ・ノワール」と「ピノ・ブラン主体」なんですが、

「ブルゴーニュの大御所たちもビックリ・・もしくは驚愕(するはず)!?」

の仕上がりなんですね・・。


 noisy も、最初は例の如く・・

「・・(またM岡君が意味不明なこと言ってるよ・・いい加減、勘弁してくれないかな・・)」

と思っていたんですが、下から二番目のピノ・ノワールをテイスティングしていて思い出したのが、

「・・あれ?・・これって・・70~80年代の日照がきつく無い年のD.R.C.に似てないか?・・」

ってことなんですね・・。



 大体においてテイスティングしていてD.R.C.を思い出すなんてことは余り有りません。まぁ、良いところ、シャルドネのテイスティングで、あの何とももの凄~いD.R.C.のモンラッシェが引き合いにされることは有りますが、アンリ・ジャイエ系の味筋で引き合いには出したとしても、ピノ・ノワールの場合は非常に少ないはずなんですね。(まぁ、ミュヌレ=ジブールはプティD.R.C.だとずっと言ってきましたが・・)

 で、なんでそう思ったかと自身で色々と思い返してみたんですが、そもそも昨今のブルゴーニュは何せ「地球温暖化」の影響を受けて、

「日照不足に悩むことは無い!」

訳で、天候で生産量が落ちることは有っても、日照に恵まれた年で有れば、優れた造り手の生み出すワインは、

「潜在アルコール度との闘い」

になる訳です。


 「アルコール分14度以上のブルゴーニュ・ピノ・ノワール」

なんて、エレガント系のブルゴーニュワインが目指す道には程遠いと言う可能性が有りますが、ヘタをすればそのようになってしまう訳です。事実2009年のブルゴーニュワインには、そんなピノ・ノワールが散見され、noisy も・・

「(・・何だこれ・・)」

と思ったことが思い出されます。


 ところが、ドイツで最も暖かいと言われるバーデンは、アルザスの中心辺りにある「コルマール」の南東にあり、このヴァーゼンハウスに畑まで直線距離で80Km ほどと思われるようなロケーションですから、

「今まで色が出ない・・ピンク色なピノ・ノワール(シュペートブルグンダー)で、冷ややかだけれど酸っぱいだけだったバーデンワインが、エレガント系のブルゴーニュ的ピノ・ノワールの味わいに適した色合い、味わい、アルコール分を実現できる土地になった!」

とも言える訳ですね。


 実際、ヴァーゼンハウスのピノ・ノワールは、ものの見事に12.5度です。(因みに2016年ブルゴーニュ・ル・シャピトル・ルージュ/シルヴァン・パタイユ、2017年ブルゴーニュ・ピノ・ノワール/ユドロ=バイエは13度でした)

 このような状況において、下から二番目のキュヴェを飲んで70~80年代のD.R.C.を思い出した・・・と言うのは、そのエレガンスと複雑性、高貴さ、スタイルが思い起こさせた・・と言うことなんじゃないかと自己分析しています。

 と言うことは、

「こりゃぁ・・見逃せないワインだ!」

と思ったとしても、あながち嘘とは思えないはずなんですね。


 そして彼らが生み出すピノ・ブラン主体の白がまた・・素晴らしいんですよ。でもこちらは、

「気高いブルゴーニュ・シャルドネを思い起こさせる凄いワイン!!」

では無いんです。ピノ・ノワールとは全く異なる立ち位置の白ワインなんです。それは・・


「超リアル・フルーツを想像させるような疑似体験を演出してくれる完全バランスの白ワイン!」

です。


 これはもう・・滅茶苦茶素晴らしいんですが、今までブルゴーニュの白ワインを飲みこんで来たファン達が泣いて喜ぶ・・いや、赤はそうだと思いますが・・と言うよりは、

「ワインを余り知らない女性や、ワイン好きだけれどブルゴーニュの高貴なシャルドネは良く判らない・・」

と言うような方たちが、まず間違いなく・・

「こんな美味しい白ワイン、飲んだこと無い!」

とおっしゃるに違いない味わいなんですね。自然派ワイン大好きな方々にも大受けするかもしれません・・(いや、酢酸・揮発酸の影響は全く有りませんよ)。


 とにかくビックリの連続でしたが、彼らの素性を知れば・・納得できる部分も大きいです。何より、今もあの「モンティーユ」で仕事をしていますし、ドメーヌ・ルフレイヴやコント・アルマンなどの大御所で修行もしています。

 そしてファースト・ヴィンテージなのに、

「すでに世界中で大注目を浴びている!」

と言う事実です。


 乗り遅れなくて良かったかも・・と思い始めています。下から二番目のキュヴェは在庫がもう2ケースを下回ってしまいました。なのでさっさと・・購入して飲んでみるべきです。その上のキュヴェはもう少し有りますが、いずれにしましても少量です。

 久々の大注目の新人、仰天のドイツはバーデンから現れてしまいました!是非とも皆様には飲んでいただきたいと切に願っています。


━━━━━
■エージェント情報
 Baden(バーデン地方)Staufen im Breisgau(シュタイフェン・イン・ブライスガウ村)にある醸造所。バーデン地方は、ドイツにある13のワイン産地の最南に位置する生産地域。北はタウバー川、南はボーデン湖に達しドイツで3番目に広い産地です。またドイツで最も温暖な地域であり、年間日照時間が1.700時間以上・年間平均気温が11度。ドイツで最も太陽に恵まれたワイン産地。シュタイフェン・イン・ブライスガウ村は、ドイツの南西部にあり、フランス国境も近いです。アルザスのコルマールへは車で約1時間、ブルゴーニュのボーヌへでも約3時間で行ける場所です。

 蔵の名前「ヴァーゼンハウス」は、クリストフが育った家と農園に付いていた名前。町から外れた、牧草地や畑に囲まれた、ヴァ―ゼン(畑や草原の意味)の家という意味。
クリストフは「ヴァ―ゼンハウス」で自然、農業とブドウ畑に囲まれて育つ。両親は農業・酪農に関わっており、その影響で子供の頃からオーガニックやビオディナミに触れていた。

 またアルバイトで近所のブドウ畑で収穫を手伝う事もあった。2011年から2013年はオーストリアの首都ウイーンに留学して農業大学に通う。ワイン好きだった彼は、ブドウ栽培にも興味があり、大学でブドウの栽培やワイン醸造に関しても少し勉強していた。卒業後はドイツの実家に戻り農業の手伝いを始める。2013年の夏、クリストフはバイクでのスペイン旅行を決める。しかし、出発の数日前に彼の人生に大きく影響を与えるワインを飲むことになった。ブルゴーニュの生産者「*Bernard Van Berg(ベルナール・ファン・ベルグ)」のワインを飲んだクリストフは、すぐに生産者に会いたくなりバイクでブルゴーニュを訪れた。

*Bernard Van Berg
ベルギー出身の有名な元プロ写真家。元々趣味だったワインを自ら造るためにムルソーに移り住み、ワインの醸造を行っていたが、現在はワイン造りを行っていない。

 2013年、クリストフはベルナール・ファン・ベルグを訪問。スペイン旅行は取りやめすぐに研修を始める。ベルナール・ファン・ベルグで約一年間研修する。ベルナール・ファン・ベルグは規模が小さく仕事量が少ない為、ベルナール氏の紹介でビオディナミを実践するルフレーヴでの研修も同時に行う。

 2014年、ベルナール氏の紹介でワインを勉強に来ている学生が集まる寮で暮らすことになり、そこでアレクサンダーと出合う。

 2015年、ボーヌのワイン醸造学校に通う。ベルナール氏の所にも定期的に通いながら、ポマールのコント・アルマンでも研修を行う。

 アレクサンダーは、ドイツ・ドレスデン出身。元はランドスケープ・アーキテクト。仕事の関係でワイン生産者達と交流していた。ワインへの興味が大きくなり、彼は仕事をやめ、2012年からクリストフとは違うボーヌの栽培・醸造学校に通う。同時にピエール・モレで研修。翌年からドゥ・モンティーユで働き始める。学生寮で出会ったクリストフとアレクサンダーの友情は深まり、その後、ドゥ・モンティーユ家のシャトーで、1年間二人で暮らしていた。二人は沢山のワインを飲み交わし、語り合い、そして互いを刺激し合っていた。またその間、アレクサンダーもクリストフの地元に何度も遊びに行っていた。そして、クリストフが地元に戻り、まずはネゴシアンとして一緒にワイン造りを始める事を決心する。

 クリストフの地元にはブドウ畑が多く存在し、元々ワイン文化が根付いていたところ。しかし戦後の貧しさの影響で、品質ではなく、大量生産ワインへシフトしてしまい、ワイン造りの文化は衰退していた。素晴らしいテロワールを無視するかのように、多くのブドウが協同組合などへ安価に流れていました。

 クリストフ曰く

「テロワールはブルゴーニュに似た粘土石灰で、ブドウ品種はピノノワールやピノブランが多く存在している。ブドウ畑は家族代々守られたものも残っており、有機栽培やビオディナミ栽培が進んでいる地方なのです。良質なブドウや畑を比較的格安に入手できるなどなど、多くの可能性と将来性を秘めた場所だと信じている」

 2016年の初頭に急斜面で機械が入れないブドウ畑も手に入れ、自社畑のブドウと買いブドウで念願のワイン造りをスタートさせた。現在クリストフはヴァ―ゼンハウスに常駐して栽培と醸造を行っている。アレクサンダーは現在でも、ドゥ・モンティーユで栽培責任者として勤めているが、ヴァーゼンハウスの収穫・醸造には蔵に戻る。栽培・醸造に関しては二人で相談しながら、二人で判断・決定している。

 2018年末の時点での自社畑は約2Ha。ピノノワール、ピノブラン、シャルドネ、シャスラ(ドイツ名Gutedel)、エルブリング(Elbling)自社畑のブドウから、Bellen(赤・白)、Filzen(白)、Mohlin(白)が醸造される。自社畑は有機栽培で、ビオディナミも少しずつ取り入れる。斜面が急で列も狭い畑なので、トラクターや機械は一切使えなので全て手作業で行う。素晴らしい畑だが作業や管理が大変なので入手出来た。

 ビオディナミの調合剤は友達が作る500や501などを使用。すべての自社畑をすぐにビオディナミ栽培に切り替える事はしないが、将来的には完全ビオディナミ栽培へ移行する予定。その他のキュヴェは購入したブドウから造られる。購入するブドウは、友達・知人の畑から多く、栽培はビオディナミがほとんどで、最低でもオーガニック。

 ファーストヴィンテージとなる2016年の生産本数は約9000本。湿気が多くべト病も多かったヴィンテージで、予想よりも収穫量はかなり減ってしまった。しかし、収穫できたブドウはとても上質でバランスも良かった。成熟度も高く凝縮したブドウになった。

■エージェント雑感

 ベルナール・ファン・ベルグ、ルフレーヴ、コント・アルマン、モンティーユ、ピエール・モレ…。ブルゴーニュを代表する数々の名ドメーヌで研鑽を磨いたクリストフとアレクサンダーの二人がフランス国境にほど近いバーデンの地でごくごく小さな規模で念願のワイン造りをスタートさせました。

 ファーストリリースとなった2016年のワインは今、ドイツのみならず最先端のワインシーンで最も注目を集めるワインのひとつです。ブルゴーニュで言えば20年前のフィリップ・パカレの登場がそうであったように10年にひとり、世界各地のワインシーンを新たに塗り替える生産者の一人として『恐るべきデビュー!』と称賛されています。

 ブルゴーニュで出会ったクリストフとアレクサンダー。現在、クリストフはヴァーゼンハウスに常駐し栽培、アレクサンダーはドメーヌ・ドゥ・モンティーユの仕事をしながら週末にバーデンに戻りヴァーゼンハウスの仕事をしています。ドイツ南西バーデンと言ってもアルザスのコルマールまで車で1時間ボーヌまでもおよそ3時間という距離が彼らの仕事を可能にしているのです。

 ごくごく小さな自社畑と、ほぼ人たちで栽培を手掛ける買い葡萄ですがすべてのワインは非常に少ない生産量です。今回ご案内いたします6アイテムのうち5アイテムを試飲しました。

 ドイツ…というよりは世界的に見ても非常に高いレベルでのピノ・ノワールの登場です。どうぞお見逃しのないようお願いいたします。


2019 Baden Nouveau
バーデン・ヌーヴォー

15015
自然派
赤 ミディアムボディ
ドイツ
バーデン
ヴァイングート・ヴァーゼンハウス
葡萄:シュペートブルグンダー(ピノノワール) 樹齢:20年 栽培:ビオディナミ
畑・土壌:西向き、風に運ばれて堆積した泥底、黄土、石灰、シスト
醸造・熟成:除梗無しの全房100%で15日間のマセラシオン・カルボニック。醸しの最後にピジャージュ1回。天然酵母。SO2未使用。100%ステンレス製タンクで7週間寝かせる。
 2019年は作業中のワインの酸化をなるべく少なくするため樽は使用しなかった。ヌーヴォー用のピノノワールはシュヴァルツヴァルトの森に囲まれ、数十年前からビオディナミ栽培を行うFriedrichさんの畑。王冠栓。明るく淡いルージュ、ガメイのような紫色ではなく朱色がかったエッジ。スミレ、チェリー、揮発性の高い花や果実の軽快な香りに果梗由来の風味が混じる。明るいだけではなく仄暗さとのグラデーションが香りの段階で感じられる。2018年よりもヴィンテージの個性が明るく個々の要素が明確。口に含むと、ふんわりと綿菓子のような軽さの果実が舌の上にしっかりと鎮座し霧消することなく果実味を残したまま引いていく余韻。ヌーヴォーという名前で敬遠してしまうのであればあまりにも勿体ない。(2020年2月 村岡)
750ML 在庫    ご注文数   本
¥2,950 (外税) 
【滅茶美味しいです!ワインが生み出す快楽の要素全てをあっけらかんと伝えてくれます!!純然たるピノ・ノワールファンも、先進的なビオファンも満足させてしまう仕上がりです!】
 noisy もワイン屋家業は長いんですが、店にいない時、外に出かけた時ですね・・

「ご職業は?」

などと聞かれることが有ります。


 以前は「ワイン屋です」とか、「小売業です」などと答えていた訳ですが、そろそろ・・「物書きです・・なんちゃって・・」と言おうかな・・などとお茶目に考えている訳です。

 いや、でも本当に文章を考えている時間が長く、キーボードをパチパチと打って文章を書いていますから・・いや、勿論ですが乱筆ですし乱文なんてもんじゃ無い。ただ思いつくがままに指を動かしているだけでは有りますが・・。

 さりとて、朝起きてから何をやっているかと言えば、大工さんだったり(現在、倉庫の扉と壁を製作中)、パソコン屋さんだったり(現在もPCを修理中)、電気屋さんだったり(^^;; プログラマーだったり(もう・・毎日のように修正・制作作業に追われてます)、ネットワークの運用だったり(毎日、悪意の訪問者と闘ってます・・)、掃除、後片付け、時に品出し、そしてご来店のお客様と電話の応対とメール書き等々、

「・・どこがワイン屋だ!」

と言うことになってしまう訳ですね。


 でも、よくよく考えてみてください。このヴァーゼンハウスの2人も、何も持っていないところから始めて、学校に通い、ドメーヌで働き、今は一人は畑に残り、様々な作業をしていて、もう一人はフランスのドメーヌで働き、週末はドイツに帰って来てドメーヌの仕事をしています。

 おそらくですが、アウトソーシングで他人に任せることは無く、それこそ壁や扉を自作し、Lanケーブルを引き回したりパソコンで計画を立てたり、日々のキュヴェのデータの記録や現況、感想などを入れたり、勿論、掃除も後片付けも・・いらしたお客さんの応対まで行っているはずです。

 そうなんですよ・・結局はそういうことで、自分でやらない、できないことは誰かに頼むとしても、ほぼほぼ自分でやらなくちゃならないんですね。なので、noisy の場合も別に特別な訳では無くて・・ただ、余りに雑務だったり仕事が多岐に渡るので、

「理工系のご出身ですか?」

とか、

「以前、そのようなお仕事をされていたんですか?」

などと聞かれてしまうので、なんとか品の有るギャグを飛ばしてやろうとしてしまうだけでは有ります。


 このバーデン・ヌーヴォーですが、ピノ・ノワールを全房、MC系で仕込んだと思われる、現況は「やや軽めに寄った」味わいです。「ヌーヴォー」などと名前が有ると、

「ヌーヴォーなのか~~!・・残念・・」

と単純に思われてしまうのは、それこそ非常に残念でしか有りませんで、

「ワインを愛する人、特にブルゴーニュワインに最大の敬意を持たれていらっしゃる人にこそ飲んで欲しい!」

 素晴らしいピノ・ノワールですし、

「自然派ワイン、ビオ系のワインが大好きな方にも・・おそらくもろ手を挙げての歓迎になるはずなので飲んで欲しい!」

と思っています。


 カジュアルなのに・・いや、そこで自分が留まってしまえば、ただただ普通に美味しいだけでは有りますが、

「フィリップ・パカレのブルゴーニュワインに初めて出会った時の衝撃に近い!」

見事な出来で有り、実はポテンシャルも実に高い・・「ワインとはなんぞや?」と、再び考えさせられるような出来なんですね。


 何とか自然な良い葡萄を得て、それをただワインに転化するだけ・・なのでしょうが、

「ブルゴーニュワインが無くしてしまった美味しさと振る舞い」

を見ることが出来ます。


 優しく、愛らしく、ふくよかでとても良く香り、瑞々しさと情報量の多さ、そして自然そのものを感じさせてくれます。甘く無く、酸っぱく無い見事な味わいです。是非飲んでみてください!・・一推しです!


 以下は以前のレヴューです。
━━━━━
【上級キュヴェを飲んでこそ、この出来たばかりのピュアなピノ・ノワールの意味が判ります。ある意味、化け物?・・です。】

 ワインに興味を持ち、飲み始めたころには、

「ヌーボー?・・新酒ですか・・美味しいそうですね!」

と、初めて見る世界の多様さに驚きつつ、質的に高いヌーボーを飲み、そのフレッシュな美味しさに感動していたはずです。


 しかし数年もして、まだワインに興味を持ち続け、上級キュヴェに触れて行くに従い、

「ヌーボー?・・いや、いいす・・」

と、どこか冷めた目でヌーボーを見るようになり、どこかヌーボーの美味しさに一喜一憂する人には、少し距離を置いたりして・・。


 このバーデンの秀逸なビオのピノ・ノワールを新酒でリリースした「バーデン・ヌーボー」では有りますが、まぁ・・きっとそんな道を辿ってしまう運命なのかもしれません。

 しかしながら noisy としましては、この「バーデン・ヌーボー(ヌーヴォー)」にはきらめく大きな魅力があると感じているんですね。ある意味、物凄い・・ワインです。

 第一に、バーデンと言う土地の魅力をふんだんに盛り込んでいることが挙げられます。ブルゴーニュに非常に近い組成のミネラリティが有ると感じられますので、上級キュヴェが持つ魅力を分解して理解できる、もしくは想像できるアイテムなんです。

 第二に、非常に若いと言うことです。フレッシュな魅力・・と言う側面が大きいですが、もっと突っ込んでいえば、

「余計なことが出来ない、やる暇が無いため、素のままの葡萄・ワインの味わいに触れることが出来る」

訳ですね。これは実は非常に大きくて、ただでさえ上級キュヴェも醸造で弄り倒していない・・と感じる訳ですから、このヌーボーを飲むことで、その僅かな「差」こそに、醸造やエルヴァージュでの造り手の感性に触れることが可能になるんですね。noisy もこのキュヴェを飲み、上級キュヴェも全て飲み、ようやっと理解できた面が有ります。

 第三に、

「ま~・・落ちない・・開けて数日経ってもへっちゃら。その変化の具合で葡萄や畑のイメージ、そしてこのワインの意味が判る。」

と言うことが上げられます。

 なので、この非常にピュアで化粧っ気の無い、葡萄をワインに昇華した液体そのものの味わいを知っているからこそ、上級キュヴェの素晴らしさが見えてくる訳です。

 なので、

「新酒だからパス」

と言うような安易な気持ちでは、美味しいワインの美味しい理由には、なかなか辿り着かないでしょう。


 この2018年の出来立てホヤホヤのバーデン・ヌーボーですが、今までのドイツワインの赤とは大きく異なり、非常に色合いも濃いですよね。ま、濃いったって平均的ブルゴーニュワインな感じでは有りますが。それでも以前のドイツの赤であれば、稀にしかこのようにはならなかった訳で、昨今の地球温暖化と言う話しも気になってしまうところです。

 ご他聞に漏れず、「王冠」で栓がされていますので、非常に

「還元的な状態を続けている」

ことになります。しかし、

「一般に言う還元香は感じられない」

です。全くです。


 M.C.(マセラシオン・カルボニック)による全房発酵で造られているアロマが漂います。例えば先日ご案内させていただいた大人気のニコラ・フォール的なニュアンスに触れることになります。

 そこから、全く化粧っ気の無い、ものの見事にピュアでナチュラル感に満ちた、膨らみの有る、テクスチュアの滑らかなエキス・オンリーのドライな味わいが感じられます。

 で、これが変化して行くわけですが、当初の酸素を遮断された状態が長い訳でして、変化にも時間が掛かる訳ですが、

「抜栓直後から硬くて飲めない!」

と言うことは全く有りません。良い感じに膨らんでいますから・・やはりその辺は、ドメーヌ・ユベール・ド・モンティーユに今も通っているだけに、瓶詰めの難しさ、タイミングには気を使っているのでしょう。酸素をある程度は吸わせて王冠を打つ、スクリューを打つことが求められ、それをしないと、ボディはペッちゃんこで香りはケミカルな、勘違いされやすい状態でお客様が飲むようになってしまいます。このワインにはその心配は在りません。

 実はnoisy のところでもすでに1週間位開いたままの状態(温度管理せず、コルクを逆刺しか再度王冠をはめる程度)で味わいの変化を見ています。これが上級キュヴェのポテンシャル判断に非常に有効なんですね。

 そして、花っぽい感じから果実っぽいニュアンスへ変化しつつ、ジューシーさも出て来て・・樽の関与もほぼ無いのに、官能的なニュアンスもほんのりと出て来ています。

 ある意味、このビオの葡萄のポテンシャルがとても高いことが感じられる訳です。勿論ですが、高級ワインに仕立てようと言う意思を持たせない葡萄の育て方をしている訳で、それでもここまで行けると言うことがそれを意味している訳です。

 とても楽しい、滅茶ピュア、伸びやかなナチュラルワインでした。揮発酸ゼロ、その気配は有りません。是非飲んでみてください。お勧めです!


2017 Spatburgunder Badischer Landwein
シュペートブルグンダー・バーディシャー・ラントヴァイン

15016
自然派
赤 ミディアムボディ
ドイツ
バーデン
ヴァイングート・ヴァーゼンハウス
◆◆◆お一人様1本限定
■エージェント情報
葡萄:シュペートブルグンダー(ピノノワール) 樹齢:15年と20年 栽培:ビオディナミ
畑・土壌:南西又は北西向きの畑、砂質土壌 収量:60hl/ha
醸造・熟成:全房100%。マセラシオン・カルボニック12日間。自生酵母。破砕、ルモンタージュ無し。カルボニックの後、ブドウをタンクから出して除梗、ピジャージュして15日間の醸し。熟成は228Lのフランス産オークの古樽で12カ月、その後ステンレスタンクで6カ月間。収穫から醸造中はSO2無添加。フィルター無し、コラージュ無し。ボトリング時に微量のSO2を添加している。クラシックな全房発酵ブルゴーニュを想起させるコショウ、ナツメグ、奥に潜むセップやトリュフの香りは数年後に花開くだろう。淡く柔らかく、するりと流れ込むような液体感、果実の要素が凹凸のあるタンニンと相まって淡い色彩が混じりあうような表現の美しさ。タンニンの硬さや渋さではなく液体そのものに溶け込んだ味わいの陰影。奥行きがあり、静謐に響く。(2020年2月 村岡)
750ML 在庫    ご注文数   本
¥3,950 (外税) 
【このシュペートブルグンダーにぞっこんです!・・古き良きブルゴーニュ・ピノ・ノワールの美しさが満載!】
 すみません・・もっと仕入れられれば限定条件は外すんですが、余り無いんですよ・・元々、少ない数しか日本に入ってこないので。でも、このワインが買えるだけで幸せだと!確信しています。

 昨年の2016年もののご紹介時には、まだ少し「まとまり切っていない感」「焦点がボケ気味感」が有りましたので、澱が落ち着いていない状況でさっさと飲んでしまわれた方や、本当にタイミングが悪かった方・・(^^;; は、

「・・何でこんなの、noisy さんは素晴らしいって言ったんだろう??」

と思われた方もいらしたかもしれません。確かに僅かでは有りましたが、良く判らなかった・・と言うご感想の方もいらっしゃいました。


 しかしながら・・2017年もののこのシュペートブルグンダー(ピノ・ノワール)は万全です。12.5%のアルコール分から、艶やかさや超微細な表情をナチュラルに、ピュアに、瑞々しく表現してくれちゃいます。

「凝縮感?・・いや、ワインにそんなもの、不要でしょう!」

と、思わず言ってしまいたくなるはずです。・・こんなワインに出会ってしまうと・・。


 そして、古くからブルゴーニュ・ピノ・ノワールを愛して来られた方々を、いきなりタイムマシンに乗せて40年前の世界に連れて行ってしまいます。

「・・なんだろう・・この、胸がキュンとする感じは・・」

と、少なくとも、そのように思われるに違い無いのです。・・いや・・それは人への「恋」では無いでしょうが、ブルゴーニュワインを恋焦がれていることへの自然な反応なのかもしれません。

 どっしりと構えたジュヴレ=シャンベルタンのようで有り、艶っぽい動物系をムンムン感じさせるモレ=サン=ドニのようでも有り、香水を湛えた見事なテクスチュアのシャンボール=ミュジニーのようでも有り・・いや、全部の村を書きたいと思ってしまいますが・・


 実に穏やかです。静かでも有ります。とても瑞々しいです。でも物凄く香り、全てがちゃんと存在しています。不足感が全く無いのです。いつまでもここに居たいと言うような願望が生まれて来ます。

 少なくて申し訳ありません。もし余り売れなければ条件は解放します。でもぜひとも、noisy のお客様には飲んで欲しい・・特にブルゴーニュワインファンを自認する方、ワインファンの方には!・・お早めにご検討くださいませ。


 以下は以前のレヴューです。
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【このディテールの複雑性と訴えの美しさ!静寂の中から沸々と湧き上がる熱情!・・素晴らしいです!ブルゴーニュの村名以上のポテンシャルです!】

 ある意味、ブルゴーニュのどんなに凄いドメーヌのピノ・ノワールよりも美しく、繊細で、ブルゴーニュそのものの美味しさを伝えてきているんじゃないかと・・noisy も脱帽の素晴らしいピノ・ノワールでした。

 まぁ、noisy にしても、言うほどドイツワインに詳しい訳じゃ有りません。バーデンと聞けば「白でしょ?」と言ってしまうような程度です。勿論、昨今は少しずつは赤もテイスティングしていましたよ。なので、この素晴らしい「バーディシャー」よりも濃いワインには出会っています。

 しかし、このバーディシャーほど心を動かされたドイツの赤ワインは他には有りません。超繊細で、ま~・・余計な化粧は全く有りません。新樽による影響などは微塵も感じません。

 なのに、この静かながら豊かで複雑な表情は・・どうしたことでしょう?・・これこそ、ブルゴーニュワインの神髄だったはずなんですが、

「何故か妙に懐かしく・・そうだ・・70~80年代の弱い年のD.R.C.に似ている!」

などと思ってしまったんですね。


 ふとボトルを見ると12.5% VOL.の文字。そうなんですよ。12.5度のアルコール分ですから決して高くは有りません。他のコラムでも書きましたが、2017年のユドロ=バイエのブルゴーニュでも13.0度です。暑い年にはブルゴーニュでは14度を超えることも有ります。勿論、造り手にも拠りますけどね。

 昨今のブルゴーニュワインは非常に大柄でボリューミーです。noisy たちが若いころに飲んだグレートワインのほとんどは、決してそんなスタイルでは無かったんです。もっとエレガントで繊細で、非常に美しかった。味わうと奥の奥まで見通せるような、風通しの良い味わいでした。昨今は、そんなワインは非常に少なくなっています。

 その超繊細な味わいをこのバーディシャーは持っているんですよ。可憐なんですが、その内部はもう・・豊かで複雑で繊細です。もちろん冷ややかだし、ナイーヴだし、非常にナチュラルです。侵入角も優しく角度もつかないほど・・。その表情は、そのベクトルが大きく出っ張ることのないものです。

 そうそう、これは以前にかなりの確率で出合った場面です。まだラシーヌさんが始められて間もないころ、ラシーヌさんの超繊細なワインを他の方にテイスティングしてもらうと・・もちろんプロも含めてですよ・・「綺麗ですね」とは言うけれども決して「好きだ!」とか、「こりゃぁ良い!」とは言わないんですよ。

 ポイントなどを付ける場面では、noisy 的にはどう考えてももっと加点すべきなのに、非常に低い訳です。使用するグラスや時間の長さも有るんでしょうけどね。理解されるようになるのに何年も掛かったと記憶しています。今では全くそんなことは・・無いです。

 つまり、

「何も無くて綺麗なもの」

と、

「要素が複雑に大量に有りながらも綺麗なもの」

は、似て非なるものなんですね。


 そして、アルコール分の高さだったり、ミネラリティの総量・質によっては、それらはマスキングされやすくなってしまう訳です。

 なので、このバーディシャーは、

「何も余分なものを足されていない素の美しさを感じられる素晴らしいピノ・ノワール!」

と言うことが出来ると思います。


 残念ながら、noisy がテイスティングしている間に数も減ってしまいましたので、申し訳ないですがこのキュヴェにつきましてはお一人様1本限定とさせていただきます。ブルゴーニュで言えば、

「村名クラス以上に値する」

ポテンシャルを持っていると感じています。是非飲んでみてください。滅茶苦茶お勧めします!
 


2017 Spatburgunder Vulkan Badischer Landwein
シュペートブルグンダー・ヴルカン・バーディシャー・ラントヴァイン

15017
自然派
赤 ミディアムボディ
ドイツ
バーデン
ヴァイングート・ヴァーゼンハウス
◆◆◆お一人様1本限定
■エージェント情報
葡萄:シュペートブルグンダー(ピノノワール) 樹齢:20年 
栽培:オーガニック(ビオディナミも多い)
畑・土壌:カイザーシュトゥールにある南向きの畑、火山質土壌 収量:30hl/ha
醸造・熟成:全房30%、除梗70%で、18日間タンクで醸しを行う。自生酵母。破砕はしないが軽いピジャージュを行う。熟成は228Lのフランス産オークの古樽で18カ月、その後ステンレスタンクで1カ月間。収穫から醸造中はSO2無添加。フィルター無し、コラージュ無し。ボトリング時に微量のSO2を添加している。
 砂糖漬けのサクランボ、感じくした甘い果実香にシナモンやナツメグ、コショウ。オリエンタルスパイスが微粒子のような細かさで果実の粒子と混然となっています。緻密な構造ながら窮屈さがなく、口の中でゆっくりと広がりを見せる。赤や黒といった言葉では表現しきれない沢山の中間色が滲むように広がる。タンニンの風味すら墨やヨードのグラデーションを内包しており、言葉が意味をなさない。ブルゴーニュの某特級ワインにも似た上向きに上昇するようなベクトルと余韻。
750ML 在庫    ご注文数   本
¥5,950 (外税) 
【下のクラスのシュペートブルグンダーが村名だと思うなら、ヴルカンは見事な1級以上でしょう!】
 ヴルカン・・実に旨いです・・うっとりしてしまいます・・。

 そうです・・思い起こせばこのような、「うっとり」してしまうブルゴーニュ・ピノ・ノワールが昔は沢山、有ったんですね・・と言うか、それが普通だったんですよ。

 1990年代のPKさんの活躍が目立つようになってから、ブルゴーニュは大きく変わったのは間違いありません。より濃密に、良く熟させ、樽は新樽で、そして出来れば甘く・・(^^;; そう、ローヌワインのような豪奢な果実を求められたんですね。

 世はだんだんと気温が上昇してきました。なので葡萄もどんどん・・潜在アルコール分が上昇して来ますが、アルコール分が簡単に出るようになったブルゴーニュワインの変化に、人々は余り気付いていなかった・・とも言えます。

 このワインは・・今飲んでも滅茶苦茶美味しいです。気品がしっかり有ります・・が、決してそれを吹聴はしないです。どこか、古典的日本人的な美徳・・のような繊細さを感じます。

「わざわざそんなことは言わないで良い・・言う必要は無い」

 それがブルゴーニュワインだった訳です。「ラ・ターシュ」のエチケットにグラン・クリュ表記が無くても、そんなことは関係無かった訳です。「ラ・ターシュ」は「ラ・ターシュ」で有って、それがどんな畑で有るかを知っている人こそが、それを選択出来た訳ですね。

 今は、A.O.C.の規定で入れなければならないかもしれませんが、誰もロマネ=コンティには、そんな言葉は不要なはず・・ですよね?

 飲んでいて・・思い出してしまいます。本当に良い時代でした。でも、

「・・高いよ・・なぁ。厳しい!」

と思って、何とか仕入れて何とか自分で飲んでいた訳ですが、今はそれすら簡単には出来ない時代になりました。この「ヴルカン」がきっと、昔のブルゴーニュを見せてくれるに違い在りません。しかも1級畑以上の素晴らしいロケーションに連れて行ってくれるはずです・・ただし、「ドすっぴん」ですけどね!お勧めします。


 以下は以前のレヴューです。
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【素晴らしいです!すでに世界中で大注目のようです!・・こんなに素晴らしいピノがバーデンに有ったのかと、驚きを持って迎えられるに違いありません!】

 シュペートブルグンダー・バーディシャー・ラントヴァイン の上級キュヴェに当たるヴルカンです。ヴルカンは畑の名前との情報です。超繊細なシュペートブルグンダー・バーディシャー・ラントヴァインに比較しますと、凝縮感やしっかりと押し出して来る姿に上質さを感じます。

 まぁ、一般的に言って、この二者択一を迫られるなら、より美味しいと感じるのはこの「ヴルカン」であることに間違いは有りません。誰が飲んでも・・

「ブルゴーニュワインであることを疑わない質感」

であることも間違いないでしょう。


 面白いでしょうね~・・最初っからブルゴーニュで有ることを疑わない訳ですから、

「ん~・・綺麗んだよね~・・ジュヴレかな~・・でも繊細だからな・・樽っぽさは無いし・・トラペにしちゃ少しソリッドだし・・」

とか、平気で言ってしまって赤っ恥かきそうですね。


 また、完全に仕上がっているこの下のキュヴェに比べると、超美味しく飲める状態だとは言え、まだ第一次の成長途中と言うか、落ち着く直前・・と言った状態です。なので、飲まれる際は、

「出来るだけ立てて落ち着けてから飲んでください。」

 色合いを比べてみると、まだ落ち着いて無い感が漂っていますよね。


 しかし、肉厚さ、凝縮感、各方向へ向かうベクトルの大きさ、構造とも、下級クラスを凌いでいます。より豪放磊落では有りますが、それでも非常に美しいスタイルです。

 樽の余分な化粧は無く、M.C.的なニュアンスは非常に少なく、そこはニコラ・フォールよりもしないです。全房の割合が少ない部分が、よりニュートラルなブルゴーニュ・ピノ・ノワールを感じさせてくれます。

 果実は粒の小さな赤果実と黒果実が交互に出てくる感じ・・です。ドライながらエキスの充実度から、むしろ旨味や甘みを感じます。石灰感も飛び抜けてはいませんが大量に有り、そこに金属系のミネラリティがキラキラと輝いているような感じです。

 いや~・・素晴らしい!初年度からこう出来ちゃうんですか~~!・・と、とにかく驚きの連続でした。

 このキュヴェはもう少し在庫があるようですので、売れるようなら抑えたいと思っています。


「ドイツのピノ?・・いや~・・邪道でしょ!」

などと言われてしまう可能性も大なんですね。



 しかしながらnoisy 的には、

「・・え~?・・こんなに凄いピノ・ノワール、逃しちゃって、ブルゴーニュが高いから・・なんて言い訳にもならないよ」

と言いたいですね。


 そしてこのシンプルな外観!・・いや~・・潔い!・・こうじゃなくちゃ。偉いカッコよいじゃないですか!・・そして飲んだら滅茶美しい・・。

「そう・・この繊細なたなびき方が良いんだよ!」

と、思っていただけるに違いありません。


 この余韻の振幅の仕方は、あの素晴らしい「シルヴァン・パタイユ」にも共通していると感じます。是非飲んでみてください。超お勧めします!


2017 Spatburgunder Bellen Badischer Landwein
シュペートブルグンダー・ベーレン・バーディシャー・ラントヴァイン

15018
自然派
赤 ミディアムボディ
ドイツ
バーデン
ヴァイングート・ヴァーゼンハウス
◆◆◆お一人様1本限定
■エージェント情報
葡萄:シュペートブルグンダー(ピノノワール) 樹齢:15年と25年 
栽培:オーガニック(ビオディナミも多い)
畑・土壌:エーレンキルヒェンにある南西向きの自社畑、粘土石灰質土壌収量:30hl/ha
醸造・熟成:全房100%で。マセラシオン・カルボニック10日間。破砕、ルモンタージュ無し。カルボニックの後、ブドウをタンクから出して除梗、ピジャージュして10日間の醸し。熟成は228Lのフランス産オークの古樽で18カ月熟成。収穫から醸造中はSO2無添加。フィルター無し、コラージュ無し。ボトリング時に微量のSO2を添加している。
 Bellen(ベーレン)の由来はKirchberg(キルヒベルグ)丘の古くからの別名。Olberg(オルベルグ)丘の隣にある。
未試飲 2016年のコメント
 挽きたての黒コショウ、ナツメグのスパイスから甘く熟したダークチェリー、ザクロ。底深い深みがあり、タンニンの細やかさを想像させる香り。中心に核を成している硬質なミネラルの大きな塊を舐めているよう。内側から浸み出すように溢れる要素はとても多く、静かに、そして沸々と湧き上がる果実味がランダムに絡み合う。鼻から黒系果実が抜けていく、余韻とても長い。
(2019年3月 村岡)
750ML 在庫    ご注文数   本
¥10,480 (外税) 
【清楚な気品あふれる非常に美しいピノ・ノワールです!敢えて言うならシャン・デ・ゾワゾー!?】
 このクラスは蝋封です。実は白の方が少しだけ高いですが、価格はほぼ一緒です。

 流石にシュペートブルグンダーのトップ・キュヴェだけ有って・・そうだなぁ・・立ち位置的には、ジェラール・シュレールさんちのシャン・デ・ゾワゾーだと思っていただけると良いかもしれません。

 滅茶苦茶ドライで・・気品に溢れ、だけれどもドすっぴん。

 つまり、どこにも逃げ場を残さない醸造・・出来栄えですよ。そして、表情はしっかり有るものの、決して饒舌にはならない。呆れるほどに「綺麗」で、どこまでも「端正」で「純粋」です。

 この美しさが何年かけて異なる美しさに変貌するのか?・・と考えるなら、これはもう、今のブルゴーニュの基準を持ち出しても
どうにも判らないと言うことになるでしょう。やはり、昔の基準が必要なはずです。

 この気品が花開くには、やはり5年ほどは欲しいかな・・と思います。今飲んでも飲めなくはないですが、他の全てのキュヴェに比較しますと「やや閉じている状況」とお伝えします。繊細でフラワリーなアロマが絶妙では有りますが、それはちょっと勿体無い・・せめて3年・・いややはり5年かと。

 セラーでエージングされ、是非ピノ・ノワール単一の、しかも全く化粧っ気のない美味しさをご堪能くださいませ。お勧めします!

 以下は以前のレヴューです。
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【たった576本造られた非常に希少なキュヴェです!・・この繊細な表情、超絶に美しいです!】

 1/576を昨日開けさせていただきました。・・開けましておめでとうございますと・・神妙な気持ちにもなってしまいました。

 ネット上をくまなく探しましたが、いや~・・話題になってるようですね。アチコチでこの二人の新人の門出を祝っているかのように見受けられました。

 しかしながらnoisy が驚いたのは・・全く別の意味で・・でした。だって・・


「こんなに超繊細系のピノ・ノワールの味わいに触発される外人さんたちが沢山いたんだ!」

ってことなんですよ。


 noisy も、日本に入って来た全てのキュヴェをテイスティングしました。下のクラスはエージェントのオルヴォーさんがサンプルをくれました。昨今のオルヴォーさんは凄いですよ・・バイヤーとしての能力、半端ないです。テイスターとしての能力が高く無くては務まりませんし、交渉能力も求められます。特にこのような世界中で注目されている造り手であればなおさらです。

 まして、あのモンティーユに今も務める片割れがおられますしね。ある意味、モンティーユさんはフィクサー的な側面もお持ちの方なので、

「・・良くヴァーゼンハウス・・取れたな~・・」

と、今は感じています。最初は全然知らないもんでして・・そりゃぁそうです。ワイン屋ですから・・。直接交渉して海外から入れることも可能ですが、時間も無いのにそんなことをやっていたら、店やウェブで売れるはずがありません。お店にいらっしゃる方は、

「海外から直接輸入されているのですか?」

と、店内の余りのワインの量に圧倒されてか、そのように尋ねられますが、

「そのようなことは一切いたしません。」

とお答えするようにしています。


 noisy のやることと言えば、ワイン自体の判断、値踏み、そしてそれでお客さんに喜んでもらえるかどうか?・・だけの判断に過ぎません。ワインを輸入するまでのことは、エージェントさんにお任せです。そこから先を請け負っているような??・・感覚でしょうか。


 で、この超超繊細な、ものの見事なピノ・ノワールは、「ベーレン」と言うキュヴェです。誤解を恐れずに言ってしまえば、

「ジェラール・シュレールのシャン・デ・ゾワゾーをブルゴーニュ・ピノ・ノワールで再現したような感じ」

です。


 ん~・・これで伝わるかな~・・確かにシャン・デ・ゾワゾーほど硬質では無いんですけどね。イメージです、あくまでも。シャンボールっぽくは有るんですが、シャン・デ・ゾワゾーほど細やかな石のニュアンスは無い・・。ミュジニー的では無いんです。もっとヴォーヌ=ロマネに寄った感じになります。しかし、

「一切の余計な化粧の無いニュアンス」

が何よりそっくりですし、

「高質さ、繊細さ、存在感」

は非常に似ていると言えるかな・・と思います。


 流石に、最上級キュヴェをサンプルではいただけないので、赤白二本、購入させていただき、しっかり味わいました。滅茶苦茶繊細です。先にも書きましたが、

「外人さんたちがこれを素晴らしいと認めていることへの驚き!」

がnoisy の驚きです。


「・・えっ?・・これが判るの?」

と言うような感覚です。


 日本人の方々でも、エッジが有る程度ビシッと有って、口内や鼻の感覚器官をグサグサっと大きく揺さぶられないと、美味しいとは感じない方も多くいらっしゃいます。いや、それが悪いと言うことじゃ有りませんよ。好みですからそれで良いんですよ。


 しかし、綺麗過ぎて美味しいと思えない方々でも、ほんの少しだけおかれている状態やシュチュエーションが変わっただけで、

「・・えっ?このワインって、こんなに凄いワインだったの?」

と、コロッと変わってしまうんですよ。


 どこまでも伸びやかで超繊細、しかも超ピュアでナチュラル感もバッチリな、本物以上にブルゴーニュワインな「ベーレン」です。

「是非とも10年寝かせてから飲んでみたい・・!」

 本気でそう思っています。是非とも挑戦してみてください。ワインも人も出会い!・・だと思います。お勧めです!


2018 Gutedel Badischer Landwein
グーテデル・バーディシャー・ラントヴァイン

15019
自然派
白 辛口
ドイツ
バーデン
ヴァイングート・ヴァーゼンハウス
■エージェント情報
葡萄:シャスラ 樹齢:20年、40年 栽培:ビオディナミ
畑・土壌:粘土質土壌 収量:80hl/ha
醸造・熟成:50%をダイレクトプレス。600リットルの大樽に入れてアルコール発酵。最後に軽いバトナージュ。そのまま樽で澱引きしないシュールリーで7ヵ月熟成。50%は除梗してスキンコンタクト10日間。軽くピジャージュ、プレスして600リットルの樽で熟成。タンクでブレンドして一か月後にボトリング。収穫から醸造中はSO2無添加。フィルター無し、ベントナイトで軽いコラージュ。ボトリング時に微量のSO2を添加している。
 シャスラ(グーテデル)の50%を10日間スキン・コンタクトと聞いて、ヴァーゼンハウスも今の流行りのスタイルを意識したのかと身構えてしましたが、飲むと納得です。色調はエッジにグリーンすら感じられ、所謂オレンジワインという色調ではありません。アカシアハチミツのような甘い果実に花の風味、緑茶のような香りが加わります。冷涼産地を思わせる軽快で刺激的な柑橘系の酸味を中心にした中程度のスケール。中間から、ここまでの印象以上に密度のある甘く熟した果実の塊が現れ舌の上で数秒浮遊して消える。ごくわずかに収れんを伴う、長い余韻。シャスラという品種を長期のスキン・コンタクト(マセラシオンではなく)で内包する要素を引き出したワインですが作為的なものを感じさせない、いとも容易くこんなワインを造る彼らに驚かされます。
(2020年2月 村岡)
750ML 在庫    ご注文数   本
¥2,950 (外税) 
【おそらく皆さんの想像をはるかに超えた出来・・です!・・シャスラと言う品種を知り尽くしていなければ生まれないはずの見事な真ん丸パレットに驚いてください!】
 いや~・・美味しいですよ・・。充分だと思ってしまいます。

 ただし、半分を漬け込んでいますので、

「マセラシオン系なの~?・・ちょっと苦手かな~・・」

とか、

「ん?・・オレンジ系なの~?・・それにしちゃ黄色いよね~・・」

などと、結構に相反するご意見を頂戴することになるかもしれません。


 でもまぁ、フレデリック・コサールのマセラシオン系の白のような、醸造由来の個性が際立ったものでは全く有りません。

 また、「シャスラ」と言う葡萄も良く判らないですよね・・。スイスが原産のようですが、フランス語圏で多く栽培されています。フランスでは、アルザスで並酒に使われます・・が、ロワールではプイィ=シュル=ロワール地域のA.O.C.として、プイィ=フュメとプイィ=シュル=ロワールが認定されており、プイィ=シュル=ロワールにはシャスラも使用されます。なのでこちらは高貴種です。

 スイスやドイツではやはり高貴種としての扱いが多く、また並酒も造られます。

 つまり、品種由来、個性としての香りや味わいがとてもニュートラルで有り、収穫量は基本は多産なので、収穫制限をするか、元から収量が多くならない個性の畑で育てることで、高級なワインとしてリリースが出来る・・と言うことになるのでしょう。


 美しい黄色をした・・少し緑が入ってますでしょうか。マセラシオンによる個性は・・判別できない程度と申しておきましょう。ナチュラルな白ワインだと思っていただいて結構ですし、

「シャルドネとは違う」

と言い切れるほどのシャスラを意識した経験も無く、またその能力は著しくありません。


 しかし、中域にボリュームを多く持つシャルドネに近い風情とは言え、全体としては僅かに細身、スタイリッシュで縦伸びする感じかもしれない・・とは感じます。

 透明なミネラル感に満ち、柑橘系の果実に穏やかながら、常に放出してくる見事なアロマに、オーストリア系の自然派の良い部分も感じます。

 ブルゴーニュのシャルドネとどう違う?・・と考えてみても、いや・・さして違わない・・と言うか、そもそも区別できるかどうかも判らないとも感じます。

 ただし、樽を結構に掛ける傾向の有るブルゴーニュのシャルドネでは無く、柔らかく、自然にミネラリティを誇る姿勢の良さが第一印象を良くしていますし、中盤における振る舞いの自然さ、後半~余韻の瑞々しくもわざとらしさの無い姿に、さらなる好印象を持たされてしまいます。

 いや~・・これ、2年目ですよ・・。もう素直に驚きです。

「ここまで・・出来るのか~!」

と。


 そしてこのシャスラ、誰が飲んでも否定できない・・いや、したくない・・もっと飲みたい!・・と思うはずです。ヴァーゼンハウス、只者ではないと思わせるベースの白ワインです。・・是非ビックリしてください。お勧めです!


2017 Weissburgunder (Kaiserstuhl) Badischer Landwein
ヴァイスブルグンダー・(カイザーシュトゥール・)バーディシャー・ラントヴァイン

15020
自然派
白 辛口
ドイツ
バーデン
ヴァイングート・ヴァーゼンハウス
◆◆◆お一人様1本限定
■エージェント情報
葡萄:ヴァイスブルグンダー(ピノブラン) 樹齢:15年と20年 栽培:ビオディナミ
畑・土壌:カイザーシュトゥールにある南又は南西向きの畑、ロース、黄土、粘土質土壌 収量:50hl/ha
醸造・熟成:全房でダイレクトプレス。500や600リットルの大樽に入れてアルコール発酵。最後に軽いバトナージュ。そのまま樽で澱引きしないシュールリーで12カ月熟成。その後ステンレスタンクで6カ月間。収穫から醸造中はSO2無添加。フィルター無し、ベントナイトで軽いコラージュ。ボトリング時に微量のSO2を添加している。
 キュヴェWeissburgunderの一部はKaiserstuhlのBertramさんの畑からで、1950年代からビオディナミ栽培を始め、1979年にデメテール認定を受けている。
 まだ硬さの残るフレッシュな白桃、粘性を想像させないジューシーな果実香。わずかにグリーンペッパーのような清涼なスパイスが混じる。アタックから開放的でエネルギーに満ち溢れている。シャサーニュ=モンラッシェのような…という言葉を使ってしまう程にブルゴーニュ的典型的なまでに広がりのある解放感。要素が細やかながらグラデーションが美しく、口の中の毛細血管に浸透するような広がりを見せる。立体感とうねりのある余韻、果実がいつまでも消えないような錯覚。2016年はシュペート・ブルグンダーが高い評価をされましたが、2017年の白は多くのブルゴーニュのシャルドネを凌駕します。(2020年2月 村岡)
750ML 在庫    ご注文数   本
¥4,450 (外税) 
【どんなブルゴーニュ・シャルドネよりも美しい・・かもしれません!こんなすっぴん美人は他に見当たらないです!】
 カジュアルなフルーツ中心の美味しさを持った2016年に対し、何ともブルゴーニュ・シャルドネのすっぴん美人を感じさせる高貴さの2017年・・と言うのが正しいかと思います。・・いや、美味しいです!・・そして、冷やかです・・「冷たい」と感じさせる酸の構成なんですが、それってむしろ、ブルゴーニュ・シャルドネの真骨頂な部分でも有りますよね?・・例外は有るとしても。

 過熟もさせない、熟度もしっかりな果実を、実におしとやかに感じさせてくれます。透明なミネラリティの内側には、結構にブリッブリな果実も存在していますが、全体を見回すと・・と言うか、オルヴォーの村岡氏風に言うなら「俯瞰」してみると、やはりその姿はとてもブルゴーニュ的で有る・・と言わざるを得ません。

「・・本当に・・ピノ・ブランだけなん?」

と、書いておきましょう・・(^^;;


 だって・・ブラインドで出されたら絶対に「ピノ・ブランでしょう!」とは、noisy は言えないですから・・。

 むしろ、もしそうなのだったら、これほどまでに「全域で見事な表情を見せるピノ・ブランこそ凄い」と言わなくてはならなくなります。

 そして、他のヴァーゼンハウスのワイン同様に、すっぴん美人です。化粧っ気はまるで有りません。フルーツを感じる時はフルーツそのもので有って、そこに樽だとか他の要素が邪魔をしないんですね。だから余計にピュアさやナチュラルさが際立って感じられるのかもしれません。

 昨年の2016年もののご紹介時もそうだったんですが、やはりシュペートブルグンダーが先に売れて行くんですよ。そりゃ、気持ちは良~く判ります。

 でも、より判りやすくて悩まずに済み、しかも実は「実は私、脱いでも凄いんです」みたいな美味しさは、ヴァーゼンハウスの白なんですね・・。このヴァイスブルグンダーを飲んでビックリしました・・と言うお客様も結構、お会いしました。

 なので、今飲んでも充分な美味しさが有ります・・が、2016年ものよりも確実に伸張が感じられる2017年、是非とも飲んでみていただきたいと思います。昨年の2016年もの、何度かの新着に渡ってご紹介させていただきましたが、

「新着を見た時には無くなっていて買えませんでした・・」

と、結構言われたものです。


 でも、結構・・それなりに長い間、新着に出していた気もするんですね。なので、「滅茶美味しいのは間違いない」ので・・お早めにゲットされてください!・・詳細は全体写真の下の村岡氏のレヴューもご参考にされてください。お勧めします!


 以下は以前のレヴューです。
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【さすがに「メーリン」には及ばないが、ブルゴーニュに多いピノ・ブランの中抜け感はゼロ!ピュアなフルーツの美しい果実酸と見事なバランスをお楽しみください!】

 長年ワインに接していると、どこか冷めた目でワインを見るクセ・・嫌ですよね・・人間、そうはなりたくは無い、もっと真正面からぶつかり合いたいものだと思っていながらも、ワイン屋だから間違っちゃいけないとか、余計な考えや思いが邪魔をします。

 もっと気楽に正直にワインを楽しめたら、どんなに幸せなんだろうかと・・思うことさえ、忘れてしまっていたのかもしれません。ワインを初めて美味しいと思った時の感動を、いつの間にか思い出させてくれた「ヴァーゼンハウス」です。

 まだ若い二人が造り出すこの「ヴァイスブルグンダー・バディシャー」は、文字通り「ピノ・ブラン」オンリーのようです。

 ただし、ブルゴーニュ・ワイン・ファンが思うような「ピノ・ブラン」では有りません。

「・・滅茶美味しい!・・今までのピノ・ブラン、特にブルゴーニュのピノ・ブランとは比べないで下さい!」

と言いたい位です。むしろそれらよりも美味しいと。


 例えばブルゴーニュのほとんどのピノ・ブランは、マロラクティックの性でしょうか、外殻はシャルドネ風に大柄なものの、酸が滑らかになり過ぎた感じが当初は見られますんで、

「ピノ・ブランね・・内部が空虚なんだよね・・」

とか、

「ちょっと中抜けしてるかなぁ・・」

と言うようなご感想がほとんどだと思うんですね。


 しかし、このヴァーゼンハウスのヴァイスブルグンダーは違います。リアルなフルーツが持つ華やかな酸を中域に抱えており、しかもそれは酸っぱくはならず、適度に熟したリアルなフルーツの・・・そう、思い出してみてください・・美味しいフルーツを食べたときの経過を。

 決して高級なボーヌのシャルドネが描くような、後半に超アクセントが有るような余韻は形成しませんよね?・・このヴァイスブルグンダーは、ドライであることを除けば・・

「リアルなフルーツの再現!」

的な放物線を描いてくれるんですね。・・いや、上のキュヴェのメーリンほどじゃ無いにせよ・・です。


 なので、ブルゴーニュのシャルドネを想像して飲むと裏切られます。しかし、そこからの盛り返しが物凄いんですね。

「・・あれ?・・この感覚って、滅茶美味しいフルーツを口にしているのと全く同じ?」

と感じた瞬間、滅茶美味しくなってしまうんですよ。


 しかもSo2の使用は極限まで減らしているようで、noisy的にはほぼ検出できず、ただただ身体に滑らかに優しく浸透してくるリアルなフルーツの味わいに酔いしれるだけ・・と言うような状況でした。

 で、そこからまたブルゴーニュ的なワインの感覚に引き戻されてしまうんですね。おそらくですが、ミネラリティの組成が似てるんじゃないでしょうか。シャルドネを飲んだような放物線は描かないものの、しっかり感じているいつものミネラリティの感覚を感じているんじゃないかと思うんですね。

 いや・・これ、滅茶美味しいと思います。勿論、絶妙にリアル・フルーツな「メーリン」を飲んで欲しいですが、結構しますからね。なので、兎に角一度このヴァイスブルグンダー、味わってみてください。目から鱗の味わいに驚かれるかも!超お勧めです!

P.S.写真は大きさ調整のみです。色合いの補正は一切しておりません。見事に美しい色合いです!


2017 Charddonay Filzen Badischer Landwein
シャルドネ・フィルツェン・バーディシャー・ラントヴァイン

15023
自然派
白 辛口
ドイツ
バーデン
ヴァイングート・ヴァーゼンハウス
◆◆◆お一人様1本限定
■エージェント情報
葡萄:シャルドネ(シャルドネ・ミュスカテも混ざる) 樹齢:15年
栽培:ビオディナミ畑・土壌:粘土質土壌 収量:35hl/ha
醸造・熟成:全房でダイレクトプレス。228リットルの樽に入れてアルコール発酵。最後に軽いバトナージュ。そのまま樽で澱引きしないシュールリーで18カ月熟成。収穫から醸造中はSO2無添加。フィルター無し、ベントナイトで軽いコラージュ。ボトリング時に微量のSO2を添加している。サンプルボトルのためか、わずかにトップは酸化。生クリームに甘く熟した柑橘、メロンやシャインマスカットを思わせる風味が混じるのはシャルドネ・ミュスカテの個性かもしれません。ボンタンアメを包むオブラートのように果実が何層も薄い膜を張り、舌の上で甘さを伴いながらジワジワと溶けて広がる。わずかな収れん。見えない、見せない長い余韻。酸の表現の大胆な解釈、エネルギーに満ちた塊状の酸。PMOの脅威によって皆無となった30年以上熟成する時代のブルゴーニュ。
(2020年2月 村岡)
750ML 在庫    ご注文数   本
¥6,580 (外税) 
【・・こちらも激レア!日本初入荷のシャルドネです!・・美しい~!】
 確かに・・ユベール・ラミーのシャルドネは凄いし美味しい・・圧巻で痺れさせてくれます。圧倒されますよね~・・熟させても本当に美味しいでしょう。見事な組み立てにもなっています。

 このヴァーゼンハウスの希少なシャルドネはたった一樽です。そして、ブルゴーニュのシャルドネにも非常に良く似ています。そっくり・・と言って良いかと思います。

 しかしながら、やはりこの12.5度と言う僅かに低く出るアルコール分と、「樽の要素」とか、「人的関与の具合」が、やはり昔のブルゴーニュ・シャルドネの美味しさを彷彿させてくれますし、何よりも・・

「失ってしまったものの大きさを思い知る」

ことに繋がって感じられると思います。


 確かにラミーは美味しい・・モンラッシェは凄い・・です。でも、

「このシャルドネが持つディテールの美しさこそ、ブルゴーニュ的な高貴さだったのでは?」

と思ってしまうんですね・・。


 何も不足無く、とても良く香るが品を全く壊さずに、余韻の消える最後まで、瑞々しい美味しさを感じ続けさせてくれます。

 お一人様1本限定で申し訳ありません。売るほど無い・・のが実情なのでしょう!ご検討くださいませ。


2017 Weissburgunder Bellen Badischer Landwein
ヴァイスブルグンダー・ベーレン・バディシャー・ラントヴァイン

15022
自然派
白 辛口
ドイツ
バーデン
ヴァイングート・ヴァーゼンハウス
◆◆◆お一人様1本限定
■エージェント情報
 葡萄:ヴァイスブルグンダー(ピノブラン) 樹齢:60年 栽培:オーガニック(ビオディナミも多い)
畑・土壌:エーレンキルヒェンにある南西向きの自社畑、粘土石灰質土壌 
収量:40hl/ha
醸造・熟成:全房でダイレクトプレス。228リットルの樽に入れてアルコール発酵。最後に軽いバトナージュ。そのまま樽で澱引きしないシュールリーで18カ月熟成。その後ステンレスタンクで6カ月間。収穫から醸造中はSO2無添加。フィルター無し、ベントナイトで軽いコラージュ。ボトリング時に微量のSO2を添加している。Bellen(ベーレン)の由来はKirchberg(キルヒベルグ)丘の古くからの別名。Olberg(オルベルグ)丘の隣にある。
750ML 在庫    ご注文数   本
¥6,580 (外税) 
【シュペートブルグンダーの「ベーレン」とほぼ同じ畑の産ですが・・激少ないので、申し訳ありません・・これだけは(ちゃんとは)飲んでません・・】
 エチケットの下の方にナンバリングされているのが見えるかと思います。縮小された画像なので見にくいかもしれませんが・・そう、そんな数しかないんです。一樽ですよね。

 なので、このアイテムだけは自分では開けて無いんです。

 ですが・・他のヴァイスブルグンダーの出来栄えを見れば、悪い訳が無い・・です。最も、ヴァイスブルグンダー・バディシャーで充分とも言えてしまうかもしれませんし、シャスラでも充分・・でも有ります。まぁ・・売れなかったらさっさと仕舞い込みます~~!ご検討くださいませ。


 以下はメーリン2016年もののレヴューです。
━━━━━
【さすがに「メーリン」には及ばないが、ブルゴーニュに多いピノ・ブランの中抜け感はゼロ!ピュアなフルーツの美しい果実酸と見事なバランスをお楽しみください!】

 長年ワインに接していると、どこか冷めた目でワインを見るクセ・・嫌ですよね・・人間、そうはなりたくは無い、もっと真正面からぶつかり合いたいものだと思っていながらも、ワイン屋だから間違っちゃいけないとか、余計な考えや思いが邪魔をします。

 もっと気楽に正直にワインを楽しめたら、どんなに幸せなんだろうかと・・思うことさえ、忘れてしまっていたのかもしれません。ワインを初めて美味しいと思った時の感動を、いつの間にか思い出させてくれた「ヴァーゼンハウス」です。

 まだ若い二人が造り出すこの「ヴァイスブルグンダー・バディシャー」は、文字通り「ピノ・ブラン」オンリーのようです。

 ただし、ブルゴーニュ・ワイン・ファンが思うような「ピノ・ブラン」では有りません。

「・・滅茶美味しい!・・今までのピノ・ブラン、特にブルゴーニュのピノ・ブランとは比べないで下さい!」

と言いたい位です。むしろそれらよりも美味しいと。


 例えばブルゴーニュのほとんどのピノ・ブランは、マロラクティックの性でしょうか、外殻はシャルドネ風に大柄なものの、酸が滑らかになり過ぎた感じが当初は見られますんで、

「ピノ・ブランね・・内部が空虚なんだよね・・」

とか、

「ちょっと中抜けしてるかなぁ・・」

と言うようなご感想がほとんどだと思うんですね。


 しかし、このヴァーゼンハウスのヴァイスブルグンダーは違います。リアルなフルーツが持つ華やかな酸を中域に抱えており、しかもそれは酸っぱくはならず、適度に熟したリアルなフルーツの・・・そう、思い出してみてください・・美味しいフルーツを食べたときの経過を。

 決して高級なボーヌのシャルドネが描くような、後半に超アクセントが有るような余韻は形成しませんよね?・・このヴァイスブルグンダーは、ドライであることを除けば・・

「リアルなフルーツの再現!」

的な放物線を描いてくれるんですね。・・いや、上のキュヴェのメーリンほどじゃ無いにせよ・・です。


 なので、ブルゴーニュのシャルドネを想像して飲むと裏切られます。しかし、そこからの盛り返しが物凄いんですね。

「・・あれ?・・この感覚って、滅茶美味しいフルーツを口にしているのと全く同じ?」

と感じた瞬間、滅茶美味しくなってしまうんですよ。


 しかもSo2の使用は極限まで減らしているようで、noisy的にはほぼ検出できず、ただただ身体に滑らかに優しく浸透してくるリアルなフルーツの味わいに酔いしれるだけ・・と言うような状況でした。

 で、そこからまたブルゴーニュ的なワインの感覚に引き戻されてしまうんですね。おそらくですが、ミネラリティの組成が似てるんじゃないでしょうか。シャルドネを飲んだような放物線は描かないものの、しっかり感じているいつものミネラリティの感覚を感じているんじゃないかと思うんですね。

 いや・・これ、滅茶美味しいと思います。勿論、絶妙にリアル・フルーツな「メーリン」を飲んで欲しいですが、結構しますからね。なので、兎に角一度このヴァイスブルグンダー、味わってみてください。目から鱗の味わいに驚かれるかも!超お勧めです!

P.S.写真は大きさ調整のみです。色合いの補正は一切しておりません。見事に美しい色合いです!


2017 Weissburgunder Mohlin Badischer Landwein
ヴァイスブルグンダー・メーリン・バディシャー・ラントヴァイン

15021
自然派
白 辛口
ドイツ
バーデン
ヴァイングート・ヴァーゼンハウス
■エージェント情報
 葡萄:ヴァイスブルグンダー(ピノブラン)が主体、シャスラ、シャルドネ、エルブリングも少し混植
樹齢:70年 栽培:オーガニック(ビオディナミ)
畑・土壌:オルベルグにある南東向きの自社畑、粘土石灰質土壌 収量:30hl/ha
醸造・熟成:全房でダイレクトプレス。228リットルの古樽に入れてアルコール発酵。最後に軽いバトナージュ。そのまま樽で澱引きしないシュールリーで18カ月熟成。その後ステンレスタンクで6カ月間。収穫から醸造中はSO2無添加。フィルター無し、コラージュ無し。ボトリング時に微量のSO2を添加している。キュヴェMolhin(メーリン)は石灰質岩盤の段々畑。1950年代に植えられたピノブランがメインで、シャスラ、シャルドネ、エルブリングも少し混植されている畑。Olberg(オルベルグ)丘の急斜面。シュヴァルツヴァルト森に囲まれて生物多様性が豊な畑。畑には様々な小動物と百合の花が数種類咲くのが特徴。隣に15mの石灰の絶壁があり、その上にローマ人がこの辺に最初に植えたブドウ畑があったらしい。ラントヴァインなので丘の名前オルベルグはラベルに記載できない。そのためこの丘のふもとに流れる小川「メーリン」川をキュヴェ名にした。あまり使いたくないのですが、ミネラルという言葉を使わざるを得ない輝くような錯覚を覚える張りのあるきめ細やかな硬質な香り。細やかな硬さを思わせながらも、続いて生クリームのようなふんわりとした質感の香り。金柑のような柑橘がムース状に現れる。内包する要素の多さ、口の中で360度立体的に現れる。要素の多さは圧倒的で複雑、偉大な宗教画を目の前にして言葉が意味を成さないのに似た感覚で個々の要素の美を語るよりも難解さを押し付けることなく俯瞰的にその存在の偉大さを実感出来るスケール感。テロワールに精神性を感じさせた時代のブルゴーニュ。(2020年2月 村岡)
750ML 在庫    ご注文数   本
¥10,480 (外税) 
【素っ裸になったブルゴーニュの白ワイン!・・と言った見事な風情に感動させられました!】
 2016年もののヴァーゼンハウスの白ワインは最初から滅茶美味しかったので、その意味では余り変わっていない「プレゼン」になってしまうことをお許しください。

 しかし、この2017年メーリンは、2016年ものの豪奢なフルーツそのもののような味わいを、もっとブルゴーニュ的な透明感の高いミネラリティでコーティングしたかのようなニュアンスが強くなっています。

 ので・・殊更にブルゴーニュっぽい仕上がりに感じられてしまいますし、穏やかなアルコール分からの表情の美しさに、何度も見惚れてしまうんですね・・。


 それに、当初はこのメーリンは「ピノ・ブラン」と伝わっていたようですが、他にシャルドネやシャスラなども混植されていることが伝えられましたので、

「・・なるほど~!!」

と、全く腑に落ちました。


 やはりこのバーデンの地は、ブルゴーニュにそっくりな地質をしていると・・感じます。そして、本来なら・・ピノ・ブランの持つ(、シャルドネとの比較で)中域の出っ張りの無さを埋め、より球体のパレット生む要因が有る・・それが「混植」だったんですね・・。本当になるほどです。

 しかし、まだ若い2人が、この美しい白ワインを生んでいるとは驚きです。

 樽の関与は・・させない。人為的な関与は・・本当に最低限度。醸造中にSo2 を使わなければならないような状況には・・絶対にさせないような葡萄を得て選別する。So2の使用は最小限。

 その姿勢から生まれたのが、このブルゴーニュワイン以上にブルゴーニュをしている・・と言うか、古き良き時代のブルゴーニュを感じさせる見事なワイン・・と言えます。

 今飲んでも・・この滅茶苦茶に美しい躯体から発せられる表情に心を奪われるでしょう。しかし10年以上経ったメーリンの、全く化粧っ気の無いすっぴん美人が、どれだけ成長しているのかとも・・それを見てみたいと、思われるのも必然かと思います。

 申し訳ありませんが二本、お渡しすることは出来ませんので、どちらにされるか・・もしくは、何とか他からも探すか・・と言うようなチョイスになってしまうかと思いますが、飲んでみていただきたい、ある意味、物凄い白ワインです。ご検討くださいませ。


 以下は2016年メーリンのレヴューです。
━━━━━
【・・この超リアルなフルーツそのものの味わいを、どのように書いたら伝わるのでしょう。今までに無い振幅感覚・・頭より身体が美味しいと言っているかのようです!】

 参りました・・。

「・・こんなワイン、有ったんだ・・」

と思わされました。このバランス、最高ですよ。今までには絶対に無い、凄い味わいです。


 そして、ブルゴーニュ・シャルドネが世界最高峰で有ることは間違い無いと思っています。このメーリンを飲んだ後も・・そう思います。

 しかし、このメーリンは、もしかしたら今後の白ワインの世界を変えることになるかもしれないと・・そうも感じます。


「美味しい・・と言うのはどういう事なのか?」

と言う、どこか哲学じみたようなことを考えると眠れなくなってしまいます。


 確かに、少し硬質なコルトン=シャルルマーニュは大好きだし、モンラッシェ系の豪放な味わい、また超高貴な振舞いは大好物です。その果実感、エキスがさらに昇華した時にこそ表情になる素晴らしさ、もう何とも言いようの無い素晴らしいものです。

 しかしながら、このメーリン・・・いや、もしかしたらピノ・ブランオンリーでは無い・・・と言うのも有るのかもしれませんよ。しかし、ピノ・ブランだとは思えないようなリアル・フルーツの物凄い味わいです。単純にフルーツだと感動は少ないものですが、余りにディテールが素晴らしいんですね。

 まぁ、ワイン屋では有りますから、このようなワインに出会ってしまうと、まずは「拒絶したくなる」訳です。経験に無いし、頭が「拒否しろ!」と囁くんです。

「ボーヌの偉大なシャルドネとは違うだろう?」

そう、囁くんですね。


 しかしながら、身体の方は素直ですよ。少しずつ液体を身体に流し込むと、口内でそれを楽しみ、ノーズに抜けて行く見事なアロマに酔いしれ、今まで経験の無い余韻の振幅と放物線に官能が揺り動かされてしまうんですね。

「これは・・美味しい・・」

と、言わなくてはいけない!・・と。自分が言わなければ誰も言わんだろうと・・(^^;;


 そこには新しい、そして素晴らしい白ワインの世界が拡がっています。ディディエ・ダグノーも素晴らしい・・大好きです。でも全然ヴァーゼンハウスのメーリンとは異なります。ユベール・ラミーの超密植系も大好きです。でもこれも全く違う。

 近いものが有るとしたら、それはカルフォルニアのシャルドネでしょうか。しかしそれは甘過ぎるし、酸のトーンが全く違うからリアルなフルーツでは有り得ない。

 美しくも冷ややかな酸が中域に散りばめられ、外殻を滑らかな高級シャルドネのように高貴に包み上げ、穏やかながらも非常に長い、超高級フルーツ的なトーンをたなびかせながら美しく消えて行く、やや厚み有るボディが、きっと新たな世界を感じさせてくれると思います。

 非常に少ないキュヴェです。世界各地でも欲しがっているようですが、まだテイスティングコメントなどは見当たりません。(他のキュヴェは結構出回っています。よほど評判良いのでしょう)是非飲んでみて欲しい、今大注目のワインです。ご検討くださいませ。


2016 Weissburgunder Mohlin Badischer Landwein
ヴァイスブルグンダー・メーリン・バディシャー・ラントヴァイン

14213
自然派
白 辛口
ドイツ
バーデン
ヴァイングート・ヴァーゼンハウス
■エージェント情報
 葡萄:ヴァイスブルグンダー(ピノブラン)が主体、シャスラ、シャルドネ、エルブリングも少し混植
樹齢:70年
栽培:オーガニック(ビオディナミ)
畑・土壌:オルベルグにある南東向きの自社畑、粘土石灰質土壌
収量:30hl/ha
醸造・熟成:全房でダイレクトプレス。228リットルの古樽に入れてアルコール発酵。最後に軽いバトナージュ。そのまま樽で澱引きしないシュールリーで18ケ月熟成。その後ステンレスタンクで6か月間。収穫から醸造中はSO2無添加。フィルター無し、コラージュ無し。ボトリング時に微量のSO2を添加している。

 キュヴェMolhin(メーリン)は石灰質岩盤の段々畑。1950年代に植えられたピノ・ブランがメインで、シャスラ、シャルドネ、エルブリングも少し混植されている畑。Olberg(オルベルグ)丘の急斜面。シュヴァルツヴァルト森に囲まれて生物多様性が豊な畑。畑には様々な小動物と百合の花が数種類咲くのが特徴。隣に15mの石灰の絶壁があり、その上にローマ人がこの辺に最初に植えたブドウ畑があったらしい。ラントヴァインなので丘の名前オルベルグはラベルに記載できない。そのためこの丘のふもとに流れる小川「メーリン」川をキュヴェ名にした。

 白桃を中心に様々な果実がゼリー状に押し寄せる。溌剌とした酸とわずかな収斂こそ若さを感じさせますが上顎を持ち上げるような巨躯、立体感のある構造。岩塩、オーケストラ的に一体化した多彩な果実が余韻まで流れて上昇していく。(2018年5月 サンプル試飲)
750ML 在庫    ご注文数   本
¥9,990 (外税) 
【・・この超リアルなフルーツそのものの味わいを、どのように書いたら伝わるのでしょう。今までに無い振幅感覚・・頭より身体が美味しいと言っているかのようです!】
 参りました・・。

「・・こんなワイン、有ったんだ・・」

と思わされました。このバランス、最高ですよ。今までには絶対に無い、凄い味わいです。


 そして、ブルゴーニュ・シャルドネが世界最高峰で有ることは間違い無いと思っています。このメーリンを飲んだ後も・・そう思います。

 しかし、このメーリンは、もしかしたら今後の白ワインの世界を変えることになるかもしれないと・・そうも感じます。


「美味しい・・と言うのはどういう事なのか?」

と言う、どこか哲学じみたようなことを考えると眠れなくなってしまいます。


 確かに、少し硬質なコルトン=シャルルマーニュは大好きだし、モンラッシェ系の豪放な味わい、また超高貴な振舞いは大好物です。その果実感、エキスがさらに昇華した時にこそ表情になる素晴らしさ、もう何とも言いようの無い素晴らしいものです。

 しかしながら、このメーリン・・・いや、もしかしたらピノ・ブランオンリーでは無い・・・と言うのも有るのかもしれませんよ。しかし、ピノ・ブランだとは思えないようなリアル・フルーツの物凄い味わいです。単純にフルーツだと感動は少ないものですが、余りにディテールが素晴らしいんですね。

 まぁ、ワイン屋では有りますから、このようなワインに出会ってしまうと、まずは「拒絶したくなる」訳です。経験に無いし、頭が「拒否しろ!」と囁くんです。

「ボーヌの偉大なシャルドネとは違うだろう?」

そう、囁くんですね。


 しかしながら、身体の方は素直ですよ。少しずつ液体を身体に流し込むと、口内でそれを楽しみ、ノーズに抜けて行く見事なアロマに酔いしれ、今まで経験の無い余韻の振幅と放物線に官能が揺り動かされてしまうんですね。

「これは・・美味しい・・」

と、言わなくてはいけない!・・と。自分が言わなければ誰も言わんだろうと・・(^^;;


 そこには新しい、そして素晴らしい白ワインの世界が拡がっています。ディディエ・ダグノーも素晴らしい・・大好きです。でも全然ヴァーゼンハウスのメーリンとは異なります。ユベール・ラミーの超密植系も大好きです。でもこれも全く違う。

 近いものが有るとしたら、それはカルフォルニアのシャルドネでしょうか。しかしそれは甘過ぎるし、酸のトーンが全く違うからリアルなフルーツでは有り得ない。

 美しくも冷ややかな酸が中域に散りばめられ、外殻を滑らかな高級シャルドネのように高貴に包み上げ、穏やかながらも非常に長い、超高級フルーツ的なトーンをたなびかせながら美しく消えて行く、やや厚み有るボディが、きっと新たな世界を感じさせてくれると思います。

 非常に少ないキュヴェです。世界各地でも欲しがっているようですが、まだテイスティングコメントなどは見当たりません。(他のキュヴェは結構出回っています。よほど評判良いのでしょう)是非飲んでみて欲しい、今大注目のワインです。ご検討くださいませ。


2016 Weissburgunder Badischer Landwein
ヴァイスブルグンダー・バディシャー・ラントヴァイン

14212
自然派
白 辛口
ドイツ
バーデン
ヴァイングート・ヴァーゼンハウス
■エージェント情報
葡萄:ヴァイスブルグンダー(ピノブラン)
樹齢:15年と20年
栽培:ビオディナミ
畑・土壌:カイザーシュトゥールにある南又は南西向きの畑、ロース、黄土、粘土質土壌
収量:50hl/ha
醸造・熟成:全房でダイレクトプレス。600リットルの樽に入れてアルコール発酵。最後に軽いバトナージュ。そのまま樽で澱引きしないシュールリーで12が月熟成。その後ステンレスタンクで6か月間。収穫から醸造中はSO2無添加。フィルター無し、ベントナイトで軽いコラージュ。ボトリング時に微量のSO2を添加している。キュヴェ Weissburgunder の一部は Kaiserstuhl の Bertram さんの畑からで、1950年代からビオディナミ栽培を始め、1979年にデメテール認定を受けている。
 パンデピスのような甘いスパイスに甘い和菓子の栗を想起させる柔らかな樽香。全体を構成する要素が非常に細やかで口いっぱいに散りばめられていく。キュッと引き締めるような柑橘系の酸味。上顎を押し上げていくよう。シャリシャリと砕けるような質感。静謐なパワーに満ち溢れている。(2019年3月 村岡)
750ML 在庫    ご注文数   本
¥4,450 (外税) 
【さすがに「モーリン」には及ばないが、ブルゴーニュに多いピノ・ブランの中抜け感はゼロ!ピュアなフルーツの美しい果実酸と見事なバランスをお楽しみください!】
 長年ワインに接していると、どこか冷めた目でワインを見るクセ・・嫌ですよね・・人間、そうはなりたくは無い、もっと真正面からぶつかり合いたいものだと思っていながらも、ワイン屋だから間違っちゃいけないとか、余計な考えや思いが邪魔をします。

 もっと気楽に正直にワインを楽しめたら、どんなに幸せなんだろうかと・・思うことさえ、忘れてしまっていたのかもしれません。ワインを初めて美味しいと思った時の感動を、いつの間にか思い出させてくれた「ヴァーゼンハウス」です。

 まだ若い二人が造り出すこの「ヴァイスブルグンダー・バディシャー」は、文字通り「ピノ・ブラン」オンリーのようです。

 ただし、ブルゴーニュ・ワイン・ファンが思うような「ピノ・ブラン」では有りません。

「・・滅茶美味しい!・・今までのピノ・ブラン、特にブルゴーニュのピノ・ブランとは比べないで下さい!」

と言いたい位です。むしろそれらよりも美味しいと。


 例えばブルゴーニュのほとんどのピノ・ブランは、マロラクティックの性でしょうか、外殻はシャルドネ風に大柄なものの、酸が滑らかになり過ぎた感じが当初は見られますんで、

「ピノ・ブランね・・内部が空虚なんだよね・・」

とか、

「ちょっと中抜けしてるかなぁ・・」

と言うようなご感想がほとんどだと思うんですね。


 しかし、このヴァーゼンハウスのヴァイスブルグンダーは違います。リアルなフルーツが持つ華やかな酸を中域に抱えており、しかもそれは酸っぱくはならず、適度に熟したリアルなフルーツの・・・そう、思い出してみてください・・美味しいフルーツを食べたときの経過を。

 決して高級なボーヌのシャルドネが描くような、後半に超アクセントが有るような余韻は形成しませんよね?・・このヴァイスブルグンダーは、ドライであることを除けば・・

「リアルなフルーツの再現!」

的な放物線を描いてくれるんですね。・・いや、上のキュヴェのメーリンほどじゃ無いにせよ・・です。


 なので、ブルゴーニュのシャルドネを想像して飲むと裏切られます。しかし、そこからの盛り返しが物凄いんですね。

「・・あれ?・・この感覚って、滅茶美味しいフルーツを口にしているのと全く同じ?」

と感じた瞬間、滅茶美味しくなってしまうんですよ。


 しかもSo2の使用は極限まで減らしているようで、noisy的にはほぼ検出できず、ただただ身体に滑らかに優しく浸透してくるリアルなフルーツの味わいに酔いしれるだけ・・と言うような状況でした。

 で、そこからまたブルゴーニュ的なワインの感覚に引き戻されてしまうんですね。おそらくですが、ミネラリティの組成が似てるんじゃないでしょうか。シャルドネを飲んだような放物線は描かないものの、しっかり感じているいつものミネラリティの感覚を感じているんじゃないかと思うんですね。

 いや・・これ、滅茶美味しいと思います。勿論、絶妙にリアル・フルーツな「メーリン」を飲んで欲しいですが、結構しますからね。なので、兎に角一度このヴァイスブルグンダー、味わってみてください。目から鱗の味わいに驚かれるかも!超お勧めです!

P.S.写真は大きさ調整のみです。色合いの補正は一切しておりません。見事に美しい色合いです!


2016 Spatburgunder Bellen Badischer Landwein
シュペートブルグンダー・ベーレン・バーディシャー・ラントヴァイン

14211
自然派
赤 ミディアムボディ
ドイツ
バーデン
ヴァイングート・ヴァーゼンハウス
■エージェント情報
葡萄:シュペートブルグンダー(ピノノワール) 
樹齢:15年
栽培:オーガニック(ビオディナミも多い)
畑・土壌:エーレンキルヒェンにある南西向きの自社畑、粘土石灰質土壌
収量:30hl/ha
醸造・熟成:全房35%、除梗65%で、18日間タンクで醸しを行う。自生酵母。破砕はしないが軽いピジャージュを行う。熟成は228Lのフランス産オーク樽で18か月、古樽と新樽を使用。収穫から醸造中はSO2無添加。フィルター無し、コラージュ無し。ボトリング時に微量のSO2を添加している。Bellen(ベーレン)の由来はKirchberg(キルヒベルグ)丘の古くからの別名。Olberg(オルベルグ)丘の隣にある。
 挽きたての黒コショウ、ナツメグのスパイスから甘く熟したダークチェリー、ザクロ。底深い深みがあり、タンニンの細やかさを想像させる香り。中心に核を成している硬質なミネラルの大きな塊を舐めているよう。内側から浸み出すように溢れる要素はとても多く、静かに、そして沸々と湧き上がる果実味がランダムに絡み合う。鼻から黒系果実が抜けていく、余韻とても長い。
750ML 在庫    ご注文数   本
¥9,990 (外税) 
【たった576本造られた非常に希少なキュヴェです!・・この繊細な表情、超絶に美しいです!】
 1/576を昨日開けさせていただきました。・・開けましておめでとうございますと・・神妙な気持ちにもなってしまいました。

 ネット上をくまなく探しましたが、いや~・・話題になってるようですね。アチコチでこの二人の新人の門出を祝っているかのように見受けられました。

 しかしながらnoisy が驚いたのは・・全く別の意味で・・でした。だって・・


「こんなに超繊細系のピノ・ノワールの味わいに触発される外人さんたちが沢山いたんだ!」

ってことなんですよ。


 noisy も、日本に入って来た全てのキュヴェをテイスティングしました。下のクラスはエージェントのオルヴォーさんがサンプルをくれました。昨今のオルヴォーさんは凄いですよ・・バイヤーとしての能力、半端ないです。テイスターとしての能力が高く無くては務まりませんし、交渉能力も求められます。特にこのような世界中で注目されている造り手であればなおさらです。

 まして、あのモンティーユに今も務める片割れがおられますしね。ある意味、モンティーユさんはフィクサー的な側面もお持ちの方なので、

「・・良くヴァーゼンハウス・・取れたな~・・」

と、今は感じています。最初は全然知らないもんでして・・そりゃぁそうです。ワイン屋ですから・・。直接交渉して海外から入れることも可能ですが、時間も無いのにそんなことをやっていたら、店やウェブで売れるはずがありません。お店にいらっしゃる方は、

「海外から直接輸入されているのですか?」

と、店内の余りのワインの量に圧倒されてか、そのように尋ねられますが、

「そのようなことは一切いたしません。」

とお答えするようにしています。


 noisy のやることと言えば、ワイン自体の判断、値踏み、そしてそれでお客さんに喜んでもらえるかどうか?・・だけの判断に過ぎません。ワインを輸入するまでのことは、エージェントさんにお任せです。そこから先を請け負っているような??・・感覚でしょうか。


 で、この超超繊細な、ものの見事なピノ・ノワールは、「ベーレン」と言うキュヴェです。誤解を恐れずに言ってしまえば、

「ジェラール・シュレールのシャン・デ・ゾワゾーをブルゴーニュ・ピノ・ノワールで再現したような感じ」

です。


 ん~・・これで伝わるかな~・・確かにシャン・デ・ゾワゾーほど硬質では無いんですけどね。イメージです、あくまでも。シャンボールっぽくは有るんですが、シャン・デ・ゾワゾーほど細やかな石のニュアンスは無い・・。ミュジニー的では無いんです。もっとヴォーヌ=ロマネに寄った感じになります。しかし、

「一切の余計な化粧の無いニュアンス」

が何よりそっくりですし、

「高質さ、繊細さ、存在感」

は非常に似ていると言えるかな・・と思います。


 流石に、最上級キュヴェをサンプルではいただけないので、赤白二本、購入させていただき、しっかり味わいました。滅茶苦茶繊細です。先にも書きましたが、

「外人さんたちがこれを素晴らしいと認めていることへの驚き!」

がnoisy の驚きです。


「・・えっ?・・これが判るの?」

と言うような感覚です。


 日本人の方々でも、エッジが有る程度ビシッと有って、口内や鼻の感覚器官をグサグサっと大きく揺さぶられないと、美味しいとは感じない方も多くいらっしゃいます。いや、それが悪いと言うことじゃ有りませんよ。好みですからそれで良いんですよ。


 しかし、綺麗過ぎて美味しいと思えない方々でも、ほんの少しだけおかれている状態やシュチュエーションが変わっただけで、

「・・えっ?このワインって、こんなに凄いワインだったの?」

と、コロッと変わってしまうんですよ。


 どこまでも伸びやかで超繊細、しかも超ピュアでナチュラル感もバッチリな、本物以上にブルゴーニュワインな「ベーレン」です。

「是非とも10年寝かせてから飲んでみたい・・!」

 本気でそう思っています。是非とも挑戦してみてください。ワインも人も出会い!・・だと思います。お勧めです!


2016 Spatburgunder Vulkan Badischer Landwein
シュペートブルグンダー・ヴルカン・バーディシャー・ラントヴァイン

14210
自然派
赤 ミディアムボディ
ドイツ
バーデン
ヴァイングート・ヴァーゼンハウス
■エージェント情報
葡萄:シュペートブルグンダー(ピノノワール)
樹齢:20年
栽培:オーガニック(ビオディナミも多い)
畑・土壌:カイザーシュトゥールにある南向きの畑、火山質土壌
収量:45hl/ha
醸造・熟成:全房30%、除梗70%で、18日間タンクで醸しを行う。自生酵母。破砕はしないが軽いピジャージュを行う。熟成は228Lのフランス産オークの古樽で12か月、その後ステンレスタンクで6か月間。収穫から醸造中はSO2無添加。フィルター無し、コラージュ無し。ボトリング時に微量のSO2を添加している。
 グラスの中央に引き込むような集中した果実の香り。スケールを感じさせる晴れた日の綺麗な土、白コショウ、口の中で赤系果実がゆっくりと同心円状に広がりを見せる。懐が深く、赤から黒、黒から赤へと果実のグラデーションが絶え間なく続く。口の中での多彩な変化に魅せられ、いつまでも残像のように余韻が消えない。
(2019年3月 村岡)
750ML 在庫    ご注文数   本
¥5,950 (外税) 
【素晴らしいです!すでに世界中で大注目のようです!・・こんなに素晴らしいピノがバーデンに有ったのかと、驚きを持って迎えられるに違いありません!】
 シュペートブルグンダー・バーディシャー・ラントヴァイン の上級キュヴェに当たるヴルカンです。ヴルカンは畑の名前との情報です。超繊細なシュペートブルグンダー・バーディシャー・ラントヴァインに比較しますと、凝縮感やしっかりと押し出して来る姿に上質さを感じます。

 まぁ、一般的に言って、この二者択一を迫られるなら、より美味しいと感じるのはこの「ヴルカン」であることに間違いは有りません。誰が飲んでも・・

「ブルゴーニュワインであることを疑わない質感」

であることも間違いないでしょう。


 面白いでしょうね~・・最初っからブルゴーニュで有ることを疑わない訳ですから、

「ん~・・綺麗んだよね~・・ジュヴレかな~・・でも繊細だからな・・樽っぽさは無いし・・トラペにしちゃ少しソリッドだし・・」

とか、平気で言ってしまって赤っ恥かきそうですね。


 また、完全に仕上がっているこの下のキュヴェに比べると、超美味しく飲める状態だとは言え、まだ第一次の成長途中と言うか、落ち着く直前・・と言った状態です。なので、飲まれる際は、

「出来るだけ立てて落ち着けてから飲んでください。」

 色合いを比べてみると、まだ落ち着いて無い感が漂っていますよね。


 しかし、肉厚さ、凝縮感、各方向へ向かうベクトルの大きさ、構造とも、下級クラスを凌いでいます。より豪放磊落では有りますが、それでも非常に美しいスタイルです。

 樽の余分な化粧は無く、M.C.的なニュアンスは非常に少なく、そこはニコラ・フォールよりもしないです。全房の割合が少ない部分が、よりニュートラルなブルゴーニュ・ピノ・ノワールを感じさせてくれます。

 果実は粒の小さな赤果実と黒果実が交互に出てくる感じ・・です。ドライながらエキスの充実度から、むしろ旨味や甘みを感じます。石灰感も飛び抜けてはいませんが大量に有り、そこに金属系のミネラリティがキラキラと輝いているような感じです。

 いや~・・素晴らしい!初年度からこう出来ちゃうんですか~~!・・と、とにかく驚きの連続でした。

 このキュヴェはもう少し在庫があるようですので、売れるようなら抑えたいと思っています。


「ドイツのピノ?・・いや~・・邪道でしょ!」

などと言われてしまう可能性も大なんですね。



 しかしながらnoisy 的には、

「・・え~?・・こんなに凄いピノ・ノワール、逃しちゃって、ブルゴーニュが高いから・・なんて言い訳にもならないよ」

と言いたいですね。


 そしてこのシンプルな外観!・・いや~・・潔い!・・こうじゃなくちゃ。偉いカッコよいじゃないですか!・・そして飲んだら滅茶美しい・・。

「そう・・この繊細なたなびき方が良いんだよ!」

と、思っていただけるに違いありません。


 この余韻の振幅の仕方は、あの素晴らしい「シルヴァン・パタイユ」にも共通していると感じます。是非飲んでみてください。超お勧めします!


2016 Spatburgunder Badischer Landwein
シュペートブルグンダー・バーディシャー・ラントヴァイン

14209
自然派
赤 ミディアムボディ
ドイツ
バーデン
ヴァイングート・ヴァーゼンハウス
葡萄:シュペートブルグンダー(ピノノワール)
樹齢:15年と20年
栽培:ビオディナミ
畑・土壌:南西又は北西向きの畑、砂質土壌
収量:60hl/ha
醸造・熟成:全房10%、除梗90%で、15日間タンクで醸しを行う。自生酵母。破砕はしないが軽いピジャージュを行う。熟成は228Lのフランス産オークの古樽で12か月、その後ステンレスタンクで6か月間。収穫から醸造中はSO2無添加。フィルター無し、コラージュ無し。ボトリング時に微量のSO2を添加している。
 ブラックチェリー、ダークチェリーに白コショウ、奥から真昆布を思わせるヨード香が上昇。フェンネルを思わせる風味が混じり、全房の緻密な骨格を想像させる。軽快なアタックで口の中でサラサラと広がる構造。余韻はじんわりと浸透し、個々の果実の要素が滲むようなグラデーション。
(2019年3月 村岡)
750ML 在庫    ご注文数   本
¥3,950 (外税) 
【このディテールの複雑性と訴えの美しさ!静寂の中から沸々と湧き上がる熱情!・・素晴らしいです!ブルゴーニュの村名以上のポテンシャルです!】
 ある意味、ブルゴーニュのどんなに凄いドメーヌのピノ・ノワールよりも美しく、繊細で、ブルゴーニュそのものの美味しさを伝えてきているんじゃないかと・・noisy も脱帽の素晴らしいピノ・ノワールでした。

 まぁ、noisy にしても、言うほどドイツワインに詳しい訳じゃ有りません。バーデンと聞けば「白でしょ?」と言ってしまうような程度です。勿論、昨今は少しずつは赤もテイスティングしていましたよ。なので、この素晴らしい「バーディシャー」よりも濃いワインには出会っています。

 しかし、このバーディシャーほど心を動かされたドイツの赤ワインは他には有りません。超繊細で、ま~・・余計な化粧は全く有りません。新樽による影響などは微塵も感じません。

 なのに、この静かながら豊かで複雑な表情は・・どうしたことでしょう?・・これこそ、ブルゴーニュワインの神髄だったはずなんですが、

「何故か妙に懐かしく・・そうだ・・70~80年代の弱い年のD.R.C.に似ている!」

などと思ってしまったんですね。


 ふとボトルを見ると12.5% VOL.の文字。そうなんですよ。12.5度のアルコール分ですから決して高くは有りません。他のコラムでも書きましたが、2017年のユドロ=バイエのブルゴーニュでも13.0度です。暑い年にはブルゴーニュでは14度を超えることも有ります。勿論、造り手にも拠りますけどね。

 昨今のブルゴーニュワインは非常に大柄でボリューミーです。noisy たちが若いころに飲んだグレートワインのほとんどは、決してそんなスタイルでは無かったんです。もっとエレガントで繊細で、非常に美しかった。味わうと奥の奥まで見通せるような、風通しの良い味わいでした。昨今は、そんなワインは非常に少なくなっています。

 その超繊細な味わいをこのバーディシャーは持っているんですよ。可憐なんですが、その内部はもう・・豊かで複雑で繊細です。もちろん冷ややかだし、ナイーヴだし、非常にナチュラルです。侵入角も優しく角度もつかないほど・・。その表情は、そのベクトルが大きく出っ張ることのないものです。

 そうそう、これは以前にかなりの確率で出合った場面です。まだラシーヌさんが始められて間もないころ、ラシーヌさんの超繊細なワインを他の方にテイスティングしてもらうと・・もちろんプロも含めてですよ・・「綺麗ですね」とは言うけれども決して「好きだ!」とか、「こりゃぁ良い!」とは言わないんですよ。

 ポイントなどを付ける場面では、noisy 的にはどう考えてももっと加点すべきなのに、非常に低い訳です。使用するグラスや時間の長さも有るんでしょうけどね。理解されるようになるのに何年も掛かったと記憶しています。今では全くそんなことは・・無いです。

 つまり、

「何も無くて綺麗なもの」

と、

「要素が複雑に大量に有りながらも綺麗なもの」

は、似て非なるものなんですね。


 そして、アルコール分の高さだったり、ミネラリティの総量・質によっては、それらはマスキングされやすくなってしまう訳です。

 なので、このバーディシャーは、

「何も余分なものを足されていない素の美しさを感じられる素晴らしいピノ・ノワール!」

と言うことが出来ると思います。


 残念ながら、noisy がテイスティングしている間に数も減ってしまいましたので、申し訳ないですがこのキュヴェにつきましてはお一人様1本限定とさせていただきます。ブルゴーニュで言えば、

「村名クラス以上に値する」

ポテンシャルを持っていると感じています。是非飲んでみてください。滅茶苦茶お勧めします!
 


2018 Baden Nouveau
バーデン・ヌーヴォー

14208
自然派
赤 ミディアムボディ
ドイツ
バーデン
ヴァイングート・ヴァーゼンハウス
葡萄:シュペートブルグンダー(ピノノワール)
樹齢:20年
栽培:ビオディナミ
畑・土壌:西向き、風に運ばれて堆積した泥底、黄土、石灰、シスト
醸造・熟成:除梗無しの全房100%で12日間のマセラシオン・カルボニック。醸しの最後にピジャージュ1回。自生酵母。50%は、ステンレスタンクで7週間、50%はオーク古樽で7週間ほど寝かせる。ブレンドして11月にボトリング。収穫から醸造中はSO2無添加。フィルター無し、コラージュ無し。ボトリング時に微量のSO2を添加している。ヌーヴォー用のピノノワールはシュヴァルツヴァルト森に囲まれ、数十年前からビオディナミ栽培を行うFriedrichさんの畑。2018年はとても暑く乾燥したヴィンテージ。健全で高品質なブドウが収穫できた。
 若さが見て取れる紫がかったルビー色の外観。すっと胸をすくようなフレッシュなチェリー、サクランボの香り。口に含むと柔らかく広がり、イチゴ、果実に同調する白コショウ。熟度の高い甘い果実味と未熟ではないが清涼感のある青い風味との対比がザクザクとした質感を生み、野趣を感じさせる。酸も穏やかで冷涼な土地ながら温かみすら感じさせるじわじわと果実が残る余韻。
(2019年3月 村岡)
750ML 在庫    ご注文数   本
¥2,890 (外税) 
【上級キュヴェを飲んでこそ、この出来たばかりのピュアなピノ・ノワールの意味が判ります。ある意味、化け物?・・です。】
 ワインに興味を持ち、飲み始めたころには、

「ヌーボー?・・新酒ですか・・美味しいそうですね!」

と、初めて見る世界の多様さに驚きつつ、質的に高いヌーボーを飲み、そのフレッシュな美味しさに感動していたはずです。


 しかし数年もして、まだワインに興味を持ち続け、上級キュヴェに触れて行くに従い、

「ヌーボー?・・いや、いいす・・」

と、どこか冷めた目でヌーボーを見るようになり、どこかヌーボーの美味しさに一喜一憂する人には、少し距離を置いたりして・・。


 このバーデンの秀逸なビオのピノ・ノワールを新酒でリリースした「バーデン・ヌーボー」では有りますが、まぁ・・きっとそんな道を辿ってしまう運命なのかもしれません。

 しかしながら noisy としましては、この「バーデン・ヌーボー(ヌーヴォー)」にはきらめく大きな魅力があると感じているんですね。ある意味、物凄い・・ワインです。

 第一に、バーデンと言う土地の魅力をふんだんに盛り込んでいることが挙げられます。ブルゴーニュに非常に近い組成のミネラリティが有ると感じられますので、上級キュヴェが持つ魅力を分解して理解できる、もしくは想像できるアイテムなんです。

 第二に、非常に若いと言うことです。フレッシュな魅力・・と言う側面が大きいですが、もっと突っ込んでいえば、

「余計なことが出来ない、やる暇が無いため、素のままの葡萄・ワインの味わいに触れることが出来る」

訳ですね。これは実は非常に大きくて、ただでさえ上級キュヴェも醸造で弄り倒していない・・と感じる訳ですから、このヌーボーを飲むことで、その僅かな「差」こそに、醸造やエルヴァージュでの造り手の感性に触れることが可能になるんですね。noisy もこのキュヴェを飲み、上級キュヴェも全て飲み、ようやっと理解できた面が有ります。

 第三に、

「ま~・・落ちない・・開けて数日経ってもへっちゃら。その変化の具合で葡萄や畑のイメージ、そしてこのワインの意味が判る。」

と言うことが上げられます。

 なので、この非常にピュアで化粧っ気の無い、葡萄をワインに昇華した液体そのものの味わいを知っているからこそ、上級キュヴェの素晴らしさが見えてくる訳です。

 なので、

「新酒だからパス」

と言うような安易な気持ちでは、美味しいワインの美味しい理由には、なかなか辿り着かないでしょう。


 この2018年の出来立てホヤホヤのバーデン・ヌーボーですが、今までのドイツワインの赤とは大きく異なり、非常に色合いも濃いですよね。ま、濃いったって平均的ブルゴーニュワインな感じでは有りますが。それでも以前のドイツの赤であれば、稀にしかこのようにはならなかった訳で、昨今の地球温暖化と言う話しも気になってしまうところです。

 ご他聞に漏れず、「王冠」で栓がされていますので、非常に

「還元的な状態を続けている」

ことになります。しかし、

「一般に言う還元香は感じられない」

です。全くです。


 M.C.(マセラシオン・カルボニック)による全房発酵で造られているアロマが漂います。例えば先日ご案内させていただいた大人気のニコラ・フォール的なニュアンスに触れることになります。

 そこから、全く化粧っ気の無い、ものの見事にピュアでナチュラル感に満ちた、膨らみの有る、テクスチュアの滑らかなエキス・オンリーのドライな味わいが感じられます。

 で、これが変化して行くわけですが、当初の酸素を遮断された状態が長い訳でして、変化にも時間が掛かる訳ですが、

「抜栓直後から硬くて飲めない!」

と言うことは全く有りません。良い感じに膨らんでいますから・・やはりその辺は、ドメーヌ・ユベール・ド・モンティーユに今も通っているだけに、瓶詰めの難しさ、タイミングには気を使っているのでしょう。酸素をある程度は吸わせて王冠を打つ、スクリューを打つことが求められ、それをしないと、ボディはペッちゃんこで香りはケミカルな、勘違いされやすい状態でお客様が飲むようになってしまいます。このワインにはその心配は在りません。

 実はnoisy のところでもすでに1週間位開いたままの状態(温度管理せず、コルクを逆刺しか再度王冠をはめる程度)で味わいの変化を見ています。これが上級キュヴェのポテンシャル判断に非常に有効なんですね。

 そして、花っぽい感じから果実っぽいニュアンスへ変化しつつ、ジューシーさも出て来て・・樽の関与もほぼ無いのに、官能的なニュアンスもほんのりと出て来ています。

 ある意味、このビオの葡萄のポテンシャルがとても高いことが感じられる訳です。勿論ですが、高級ワインに仕立てようと言う意思を持たせない葡萄の育て方をしている訳で、それでもここまで行けると言うことがそれを意味している訳です。

 とても楽しい、滅茶ピュア、伸びやかなナチュラルワインでした。揮発酸ゼロ、その気配は有りません。是非飲んでみてください。お勧めです!