● メイユール・ヴァン・ド・フランス誌の三ツ星はジャック・セロス、エグリ・ウーリエと来たら・・このパスカル・アグラパールです。
すでにジャック・セロスは高嶺の花、エグリ・ウーリエはご存じの通り・・で、アグラパールも・・ずっと手を出そうとしていた訳ですが、何故か前者2名よりも日本では知名度が無さそうで市場に有り・・オファーが有るたびに値上がりで参入が厳しく・・などと言う状況だったんですね。
ですがどこかで入らないともう入手できなくなるかもしれないと言う、ワイン屋だけの焦燥感みたいなものが有って、今回・・少量でしたが入手させていただきました。
実は noisy は今まで、アグラパールは余り飲んではおらず・・セロスを追っかけ、高くなり過ぎて手放し・・その間にエグリ・ウーリエを頑張っていたものの高くなり始め、それで今回、メイユール・ヴァン・ド・フランス三3ツ星最後のアグラパールがまだリーズナブルと言うことでご案内に漕ぎつけました。
今回は下2アイテムのテイスティングに留まりましたが、いずれ全て飲んでご案内出来ればと思っています。どうぞよろしくお願いします。

1894年設立のドメーヌを率いるパスカル・アグラパールは、常に自然と対話しながら畑仕事を何よりも重要視し、醸造には極力手を加えないテロワール至上主義。自然のリズムに合わせたこまめな畑仕事により、収穫するぶどうは毎年補糖を必要としない程に潜在糖度が高い。常に天然酵母による発酵を行い、醸造とヴァン・ド・レゼルヴの保存には樽を用いている。
澱との長い接触により、ブルゴーニュの白ワインを思わせる酸化熟成のニュアンスと複雑味に富み、とてもピュア。全キュヴェ、ノン・フィルター、ノン・コラージュで瓶詰め。本拠地アヴィズ村をはじめ、コート・デ・ブランの特級4ヶ村を主体に計10haを所有。平均樹齢は約40年という恵まれた畑より手掛けるキュヴェは、それぞれコンセプトを明確に造られ、土地の個性の表現に強いこだわりを持つ。耕作に馬を用いたり、シャンパーニュ古来の土着品種の混植を試みたりと、脚光を浴びながらも我が道を歩む職人気質のヴィニュロン。