
ジョン・ギルマン氏も90ポイント付けている・・・noisy 的にはある種、彼の代表作とも感じるシャサーニュ村名です。非常に・・素晴らしいです。
もう・・以前に申し上げているように、何も変わりません。2016年もの、シャサーニュ以南はかなり良かったようです。このワインについては、2015年ものを上回るポイントを付けて良いと思います。ただし、飲み頃は・・何しろ到着がいつもの年よりも早いですから・・。涼しくなってから、秋以降にしていただきますと、より美味しいと思います。
まぁ、ジョン・ギルマン氏は90点だとしても、noisy 的にはRWG的なポテンシャル点として、もっと付けます。このワインは是非飲んで欲しいですね。とてもバシュレ=モノ的で有り、シャサーニュ村名としても、もっとも優れたワインに仕上がったと感じました。お勧めします!是非飲んでみてください!
以下は以前のレヴューです。
━━━━━
【これは必買!素晴らしいです!是非飲んでみてください!】
あちゃ~・・です。駄目ですよ・・こんなの。
まさか、単なるシャサーニュがここまで素晴らしいとは思わないので、12本しか買ってないんですよね・・。まぁ、ACブルも素晴らしいし、他のどのキュヴェも旨いので、良いっちゃ良いんですけどね。でも、
「このシャサーニュは、今飲んでも滅茶苦茶旨い!」
です。
ある意味、フォラティエールが持つ「球体」のニュアンスをも持っています。・・いや、勘違いしないでください。フォラティエール並みでは無いですよ。感覚が・・このつるっつるの玉のようなエレガントな感触がそっくりなんです。
そこはシャルドネファンなら判ってくれますよね・・。それに出会いたくてシャルドネを飲んでるんじゃないかとさえ思っちゃいます。
要素は2014年ものと同様ながら・・この出来はちょっと出色かと思います。超お勧めです!
以下は2014年以前のレヴューです。
━━━━━
【飲めば思い出すラモネのシャサーニュ!・・素晴らしいです!】
「バシュレ=モノのシャルドネって・・一体、誰に似ているの?」
と聞かれたら・・少なくともこのシャサーニュ=モンラッシェを飲む方には・・
「ドメーヌ・ラモネでしょう。しかしラモネさんより美味しいかも・・いや、やや豊かでミネラリティも高いかも・・」
と言うと思います。
香りを嗅ぎ、グラスを傾け、口内に流し始めた中間地点までは、
「かなりソックリ」
と理解しています。
まぁ、それでもバシュレ=モノの超高域の表現は、他の生産者には余り無い・・とは言えます。
そして、中間以降は、モア・ミネラリティとモア果実味ですね。
そういう意味では、このワインのアペラシオンは違うとしてもルフレーヴさん的かもしれません。それほど硬くは成りませんが・・。
しかし、コント・ラフォンさん的では無い・・と思います。こちらに似ているのはやはりユベール・ラミーでしょう。それに酸の組成自体はコシュ=デュリさんにも似た部分が有ると感じます。
でもやはり一番はラモネさんですね。一口すすって・・ラモネを思い出す・・それこそが証明でしょう。
甘くてたっぷりしていて、酸がちょっと弱い・・シャサーニュ=モンラッシェでは有りません。ある種の潔いキレの在る味わいで重厚さやオイリーさはさほど有りませんが、華やかでフラワリー、エレガントさに振った中庸なスタイルです。ゴージャスさも有りますが、やはりピュリニー的なまん丸なニュアンスでは無く、低域が僅かに削れています。飲んでいて・・
「・・あぁ・・そう、これが理想のシャサーニュそのものの表現・・」
と思ってしまいましたが、もしかするとそれは noisy のシャサーニュに持つイメージがあくまでラモネさんのシャサーニュワインとイコールに近くなっているだけ・・なのかもしれません。
簡単に言うと、
「ブリブリっとしたピュリニーじゃなくて、やや軽めでエレガントな、火打石をカチカチした時のようなノーズのモロに・・らしいシャサーニュ」
かと思います。果実味の付き方はピュリニーほどじゃなく、しかしエレガントなミネラリティが美味しいヤツ・・ですね。ガセなシャサーニュは、ピュリニー風に仕上げた甘くて鈍重な感じになるかと思ってます。
このシャサーニュ=モンラッシェ2014年は、余り評価が見当たりませんで、仕方なく書きますが・・アドヴォケイトを辞めて独立されたガローニさんが、91Points としていました・・相も変わらず飲み頃は短く、2018 ~ 2024 だそうです。何だかな~・・ですが、ある意味潔いかもです。
因みに noisy は2018年からと言わず、今飲んでもとても美味しいです。来春以降、一時的に一旦閉じる可能性は残りますが、この先最低15年は美味しく飲めるでしょう。それだけのたっぷりとしたミネラリティとエキス、酸が存在しています。是非飲んでみてください。お勧めします!
以下は以前のコメントを掲載しています。
━━━━━
【作風はラモネに似ている??繊細・ピュアな洗練されたシャルドネです!素晴らしいと思います!】
2011年ものはそれなりの数量を扱えたのですが、2012年はかなり厳しいです・・・。ACブル以外は数本ずつ、バタール、レ・フォラティエール、レ・ルフェールに至っては1本、2本・・です。
ACブルゴーニュや安くて美味しいマランジュの白はすでにご案内していますが、実は今回の上級キュヴェも同時に届いていたんですね。少なくとも上級キュヴェから1本はテイスティングしようと思って、シャサーニュをテイスティングしましたが、ご案内するのを今まで忘れていたんです。・・だって・・余りに少なくて、いつも忘れちゃうんですよ。
味わい的には2011年の路線をそのまま継承しており、何本か飲んだ感じでは、より凝縮感が増したかな?・・と言うイメージです。
で、この村名シャサーニュを飲んでみると、そう・・何かに、誰かのシャルドネに似た雰囲気が有る・・とずっと思っていたのが、判りました。
それは、あの偉大な・・「ラモネ」です。まぁ、違うっちゃぁ違うんですが、化粧っ気の無いピュアで若くピチピチとした味わいと柑橘系の派手さの無いフルーツ感、ほんのりとマッタリしたオイリーさなどがソックリ・・かもしれません。
このシャサーニュも、そう・・ラモネさんちのエチケットを見ながら飲んだら、全くその気になっちゃうんじゃないかと思います。ルフレーヴは有りえないし、ラフォンも無い、僅かにコシュ=デュリは掛かるかな?・・でもやっぱり似てるのはラモネだよな・・きっと、そう思っていただける高ポテンシャルな味わいです。
シャサーニュとしては全くシャバく無く、ドライでタイト、適度な膨らみを持っています。このシャサーニュに関しては、今飲んでもかなり旨いと思います。価格もリーズナブルですので是非・・ご検討くださいませ。 村名ピュリニー=モンラッシェは2012年は飲んでいませんが、村名シャサーニュほぼ同様の仕込みをしています。決して過熟させて糖分の多い葡萄だけを使用しよう、大柄に見せよう・・と言う意識は見られない造り手です。活き活きとした生命の息吹をそのままワインにしたような造りですので、ピュリニーが持つ「たっぷりとした果実味」を極自然に表現しているはずです。
1級ルフェールはムルソーの1級レ・シャルムの南に接するクリマですので、ムルソー的な大理石風ミネラリティを少し持ち、ピュリニーの豪奢な果実の風味も持つ、比較的リーズナブルなワインです。ムルソーを飲んでからピュリニーを飲むと、何故か緊張感が解れて「ほっ」としたりしますが、おおらかさと厳しさの両面を持つ味わいです。
1級レ・フォラティエールはもう・・皆さん、良くご存知の素晴らしいクリマですよね。大きさ、構造の深さ、とても立派な・・ピュリニーらしいワインかと思います。1級の中ではトップクラスです。
バタール=モンラッシェは、それでも0.5ヘクタール近く有るとのことで、物凄い財産ですね。DRCもバタールを0.6ヘクタールほど持っていて、数樽造ってネゴシアンに販売しています。飲みたいですがどうにもなりませんよね。
以上、是非ともご検討ください。