上値で98ポイントの素晴らしい評価が出ている2021年もののバタールです。ドメーヌ・ルフレイヴもほぼ同じ評価(ピュリニー=モンラッシェのコラムをご覧ください)で、ポール・ペルノーやマルク・コラン、バンジャマン・ルルーなどを抑えています。お馴染みフォンテーヌ=ガニャールもバタールを造っていますがまだ到着せず、しかし今のところの最高評価は・・
「ジョン・ギルマンさんの97ポイント」
でして、どうでしょうか・・ジャスパー・モリスさんの幅のある評価、「95~98 Points」とほぼ同様かもしれませんが・・。
そして・・まぁ・・何とかモンラッシェ、もしくはモンラッシェが有りますから、シャルドネの単独王者だとは言えないにせよ、バタール=モンラッシェとしますと・・最高のドメーヌだと認定されたという事なのでしょう。
価格も昔に比較しますと高いですがそれでもルフレイヴさんちの半額ですし評価もこのようですので、少なくともバタール=モンラッシェの造り手の代表の一人であることは間違いないと確信しています。ご検討いただけましたら幸いです。
以下は以前のレヴューです。
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【メディア評価も上値98ポイントで2019年ものと同様の評価・・と言ってしまえばそれっきりですが、細かく見て行くと・・真実が透けて見えて来ます。】 少なくてどうにも飲めなくなったバタール=モンラッシェです。それでも上値98ポイントの庶子モンラッシェとしてはまだまだ激安だと言えるワインでしょう。
2019年ものと同様、最高評価は98ポイントですが、その評価を出したジャスパー・モリスさんは下値を下げています。おそらくバレルテイスティング時の「荒れ」を見てそのように評価したか・・と思います。
またヴィノスの・・おそらくニール・マーティンさんでしょうが、こちらは下値と上値を1ポイント、引き下げています。
そしてバーガウンドのアレン・メドゥズさんは、ニール・マーティンさんとは逆に、下値と上値を1ポイント、積み上げているんですね・・これってどう言うことでしょう?
noisy 的には、ほぼほぼ11本だったか、2020年のバシュレ=モノをテイスティングさせていただき、他のアイテムのメディア評価も見ながら考察してみますと、
「バシュレ=モノの2020年もののポテンシャルが2019年ものを下回ることはまず有り得無い!」
と判断しています。それほどまでに濃密で、美しい酸とそのバランス、豊かな表情をしているのが2020年ものですから、
「同じポイントは有り得ても下がることは無い」
んですね。
まぁ・・noisy の場合は製品をテイスティングしていますので、メディアさんたちのバレルテイスティングとは異なり、ある程度落ち着いた状態でテイスティング出来る訳でして、その辺では一日の長??・・が有ります。判断がより簡単な訳です。
ですので・・
「間違い無く2019年ものよりも上・・もしくは微妙に上」
の仕上がりでしょう。希少なワインです。是非ご検討くださいませ。お勧めします。
以下は以前のレヴューです。
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【わお!・・98点!】 すみません・・こちらも飲めていません。ですが、ついに上値は98ポイントに到達しています。昨年の2018年ものは97点でした・・もう100点までは待った無し!・・D.R.C.も真っ青?・・じゃ、バタール=モンラッシェを市販してよ・・って話しですね。まぁ・・どうせ飲めないですが・・数年先には、
「こんな価格で売られていたの?」
とビックリされるに違いないワインです。お早めにどうぞ。
以下は以前のレヴューです。
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【もちろん、バシュレ=モノのトップ・キュヴェです。日本への入荷は数えるほど!】 ジャスパー・モリス氏はBBR社を離れてしまったようでして、BBR社も扱っていたバシュレ=モノをテイスティングできなくなったようです。なので、2017年ものに97ポイント付けたのがおそらく彼にとって最後のテイスティング・・と言うことになろうかと想像しています。
2018年ものには、ヴィノスが93~95、アラン・メドゥズが92~94ポイントと言うのが見当たりました。・・まぁ、noisy的にこのアラン・メドゥズの評価は、バタール=モンラッシェは飲めていないとは言え、レ・ルフェール2018と同じ・・です。1級レ・ルフェール、滅茶美味しいですよ。バタールはそう簡単には栓を抜けないでしょうが、ルフェールなら・・このプライスですからね。
でもやはりバシュレ・モノのバタール=モンラッシェ、飲みたいですよね。素晴らしい2018の1級の2アイテムを飲めば、そこに心は動いてしまいます。
おそらくエージェントさんに6本入った位じゃないかと思います。ご検討くださいませ。
以下は以前のレヴューです。
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【ついに来た!ジャスパー・モリス氏97ポイント!!驚くほど長い後味・・だそうです!】 あ~・・ここでグラスの写真を出せたなら・・などと思ってしまいます。事実、バシュレ=モノのテイスティングは非常にエキサイトします。それもA.C.ブル・クラスから・・です。
インサイド・バーガンディ・コムを主宰するMWのジャスパー・モリス氏は97ポイントと大激賞・・最もA.C.ブルのシャルドネにも90ポイント付けていますから、よほど2017年もののバシュレ=モノが気に入ったんでしょう。
甘さに頼らず、本当に適切だと感じる程度の樽の関与のアロマ、漏れてくる柑橘果実、張力、オイリーさにも滲むフィネスなど、飲んでいて非常に楽しいです。
そして、あのアドヴォケイトも93~95ポイントと、ウィリアム・ケリー氏が評価しています。昨年の2016年ものが、ジョン・ギルマン氏の93ポイントでしたから、
「今までで最高の仕上がり!」
であることは間違い無いでしょう。
そして、他でも書きましたが、2017年ものバシュレ=モノは、
「ドメーヌ・ラモネを超えたかもしれない!」
と感じています。少なくとも1990年台のラモネは超えたと・・言えると思います。2013年のラモネのモルジョも旨かったですが、ラモネの至宝のひとつ、バタール=モンラッシェと是非とも比較して、その言葉の裏付けをしてみたいものです。ご検討くださいませ。
以下は以前のレヴューです。
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【希少なバシュレ=モノのトップ・キュヴェのひとつです。レ・フォラティエールはView From The Cellar のジョン・ギルマン氏は93Points!】 バシュレ=モノの2016年ものの今年の到着は8月終盤と言う、とても中途半端な時期になってしまいましたので、すべてのテイスティングが終わらず、でもエージェントさんからは8月中に引き取って欲しい云云かんぬんで仕方なく・・無理して仕入れた訳ですが、さすがに10アイテム以上?もあるラインナップの全てを、たった6日間でテイスティングするには至りませんでした。
しかしながら2016年ものの傾向はしっかりと読め、グラマラスさも有りつつもちょうど良く、バシュレ=モノらしい、ほんのりビターさを感じさせるミネラリティがたっぷりな味わいに、
「2016年のシャルドネ、悪く無いどころか、かなり良いんじゃないのかな?」
などと感じ始めています。
例えばあのオーレリアン・ヴェルデのオート=コート白でさえ、たっぷりな味わいはシャルドネの個性をしっかり発揮しているように思いましたし、無駄の無さ、余分なものを感じさせないタイトな要素が、むしろ心地良さにつながっていると感じました。
このバシュレ=モノの2016年ものもまさにそんなイメージで、凝縮感そのものは2015年には及ばないかもしれないが、むしろ2016年ものの「リキミの無さ」がシャルドネの本質や畑の個性に迫りやすいかもしれません。
■2016 バタール=モンラッシェ・G.C.
トップ・キュヴェのバタール=モンラッシェも、まだリリース直後で評論家さんのコメントも余り見当たらないのですが、ジョン・ギルマン氏が94ポイントと評価しておりまして、2015年もので某評論家さんが94~95ポイントと評価しているのとほぼ同様・・誤解を恐れずに言ってみるとするなら、
「2016年ものはグレートな2015年ものと比較して、凝縮感で僅かに劣り、バランスと畑の個性で僅かに上回る」
と言うことが言えるかもしれません。noisy も中々飲めないが何とかして飲みたい!・・と思っているバタール=モンラッシェは2016年もの、たった2本の入荷です。
■2016年 ピュリニー=モンラッシェ・P.C.レ・フォラティエール
有り得ない美味しさの2015年レ・フォラティエールを飲んでしまえば誰もがまた、2016年ものも飲んでみたいと思うに違いありませんが、noisy のように、到着したらパカッと栓を抜ける立場の皆さんは中々そうは行かないかと思います。それでも下級クラスの素晴らしさが判ればまた、この1級レ・フォラティエールのリーズナブルさが判るでしょう。バタール=モンラッシェには手は出ないとしても、レ・フォラティエールならまだこのプライスで購入できます。ヴュー・フロム・ザ・セラーのジョン・ギルマン氏は、何とこの2016年レ・フォラティエールに93ポイントと、バタールと1点違いの評価ですから・・いや、レ・ルフェールも93点なんですけど・・ね。ここは外せないと思います・・エージェントさんには3ケースのみ、noisy も12本のみで終了ですので、余るようなら何とかテイスティングにこぎ着けたいと思っています。
■2016年 ピュリニー=モンラッシェ・P.C.レ・ルフェール
飲めていないので詳細には語れませんが、2015年ものまでは、素晴らしいけれどレ・フォラティエールには僅かに及ばない・・と感じていました。しかしヴュー・フロム・ザ・セラーのジョン・ギルマン氏は、レ・フォラティエールと同点の93Points と言う評価で、「ドメーヌでのテイスティング時期にはやや開かないレ・フォラティエールに対し、凄いアロマのレ・ルフェール!」と評しつつ同点・・と言う結果でしたので、
「・・そんなことも有るのか・・有るかも・・」
と、自身で結論出来ない状態を憂いています。こちらも「追加は絶対に不可!」と念を押されています。12本です。
■2016年 ムルソー・クロ・デュ・クロマン
2015年ものも最高に美味かったですね・・思い出します。僅かにねっとりとしつつほんのり色付いたフルーツがアロマティックに感じられ、バシュレ=モノらしい、ピュアなフルーツにも確実に存在する「ビターな味わい」、たっぷりなミネラリティに、のけぞりながら口内にへばりつく旨味の元を舌で嘗め回しつつ「美味い・・美味い・・」と・・。2016年ものもおそらく同様で、バランスはより中心に寄り、結果として良くなっているんじゃないかと想像しています。こちらはジョン・ギルマンさんの評価は見当たりませんでしたが、ピュリニー=モンラッシェ同価格帯ですから・・91Points ほどの評価になるかと思いますので、かなりリーズナブルでしょう。
2016年ものは量的にかなり少なく、いや、3年続きで減少したと言われていますから、我らの入手量も非常に限られ販売的にも厳しいです。しかし、生産者もまた同じで、ある程度造れたらしい2017年が売りに出されるまでは、綱渡り状態なのかもしれません。
そんな中でまだ値上げは大きく無く、バタール=モンラッシェは2015年ものと同じ価格です。是非この機会にご検討くださいませ。
以下は以前のレヴューです。-----
【素晴らしいです!これは頭一つ抜け出してます!・・モンラッシェが持つ見事な造形をも感じます!】
いや~・・これは逸品ですね。数が無くて勿体無いんで、飲むかどうか迷ったんですが、これが家で開いてるってことが、今、noisy の一番の楽しみです。
2014年ものはアドヴォケイトでも92~95Pints と弾けてた評価でしたが、2015年ものはまだレヴューが届かず、アドヴォケイトの評価は判りません。
バタールのコラムでも書きましたが、noisy の信頼していないテイスター(平気でグランクリュの飲み頃期間を今から5~6年と書く方です)が92~94Points と評価していましたので、
「・・きっとそんなレベルじゃないんだろうなぁ・・」
と思ってます。
抜栓した瞬間から転げだすような「玉になったフルーツ感とアロマ」は、コンディションの良いモンラッシェを開けた時のようなニュアンスにそっくりです。モンラッシェの持つ独特の金属的ミネラリティだけが、やや違うミネラリティに置き換わっている印象で、テッカテカにコーティングされたその「玉」の滑らかさ、その「玉」からにじみ出てくるなんとも言えぬエキスからの味わい、アロマは、ワインの王を感じさせるものです。一般には「高質」と、簡単に言ってしまえますが、それでは中々伝わりませんよね。
この感覚は、さすがに他のキュヴェには無いですね。近いものは有っても、こんなにツルツルとした球体を感じさせてはくれません。
素晴らしいワインでした。この球体、玉の中に閉じ込められた見事な味わい・・楽しんでください。凄いです!
以下は以前のレヴューです。
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【濃密!繊細!ピュア!実に素晴らしいです!これは必飲!】
いや~・・この3品は絶品です!・・素晴らしいですね・・。確かに、6千円までのクラスのバシュレ=モノのワインも、優れたバランスとポテンシャルで旨いですが、9千円代の3アイテム、ラ・ロマネ、ルフェール、フォラティエールの甘露な味わいには適わないです。
もっともカミサンなどは、スイスイ飲めなくなるのが嫌なようで・・6千円台までのワインが好きなようですが、noisy としますと、
「ん~・・・そこは比べないで・・」
と思ってしまいます。もう、クラスが違っちゃう訳です。ほんの少量だけ口に含み、口内で転がすだけでもう・・美味しさに参ってしまいます。香りもホント素晴らしいです・・。
シャサーニュ=モンラッシェ・ラ・ロマネは、ラ・グランド・モンターニュに有るトップ・クリマです。非常に目の細やかな真っ白い石灰に、様々なミネラリティが交じり合って感じられます。やや赤みやオレンジ色を感じさせるほどの果実の風味も凝縮しています。僅かにネットリ・・ほんのりバニラ、繊細なスパイス。中域も密で、まだまだ開くとかのレベルでは無いにせよ、
「今でも最高に美味しい!」
と思えてしまいます。noisy的には 94~95Points ほども付けたいと思ってしまいます・・まぁ、実際、真剣にテイスティングするとなるとどうなりますかね・・でも94Pointsは固いところでしょう。シャサーニュ=モンラッシェの1級の中ではトップクラスです。

ピュリニ=モンラッシェ1級ルフェールは、もう真っ黄色に透明なミネラリティがガッチリと入った、モンスター級ミネラリティのワインです。クリスタルそのもの!・・と感じられると思いますよ。洋梨やバナナ、花梨などの黄色いフルーツが、クリスタルで作られ、冷やされた美しいカットのお皿に、てんこもりになっているのが見えるでしょう!
このルフェールは、ムルソー・レ・シャルムの下の畑の真南に接する畑ですが、今まで飲んだルフェールの中ではトップだと感じます。ここまでゴージャスさとミネラリティをしっかり持ちつつ、しかも下品にならずに美しくまとめ上げているルフェールに出会ったことが有りません。
アドヴォケイトは(91~93Points)と言う評価のようですが、これには疑問を感じます。・・んなことは無い・・。(92~95 Points)とするか、それに近ければ納得です。素晴らしい1級でした。

ピュリニー=モンラッシェ・レ・フォラティエールはもう・・極楽浄土です。圧倒的に早いです。でも、今飲んでも実に楽しいし旨い!この畑が皆さんに好かれるのも簡単に理解出来ます。
全方位に3Dで出っ張ってるのに、そこを頂点としての大きな球体なんですね~・・。フルーツもゴージャス!ミネラリティも多様で複雑ですが、余りに滑らかなので、反対にシンプルなんじゃないかとさえ感じられる方もいらっしゃるかもしれません。
膨大な果実の風味とミネラリティ、そしてバシュレ=モノにしか出来ないような超高域の繊細な表情・・、非常に磨かれていて構造の大きなワインです。すべてを優しく抱擁してくれるような懐の深さが有ります。
若いですが、このフォラティエールで素材本位の美味しいフレンチが食べたくなりますね・・。間違い無い選択です。
因みにアドヴォケイトはこのフォラティエールに(93~95Points)付けています。noisy 的には、クラシック評価に足を引っかけるべきと思いますので(94~96Points)と行きたいところです。この評価はアドヴォケイト的なものと思っていただいて結構です。リアルワインガイド的な、今飲んで~ポテンシャルでも、結果的にはほぼ同様ですけどね。
この3アイテムは、本当にどれを飲んでもご満足いただけるでしょう。もしあなたが、
「美味しい、もしくは凄いシャルドネを飲んでみたい!」
と思われていらっしゃるのでしたら・・・
「これほどリーズナブルで凄いブルゴーニュ・シャルドネは他に存在しない!」とお勧めしましょう。
何故って、こんな価格で手に入るクラスのワインでは無いから・・です。
あの素晴らしいイヴ・ボワイエ=マルトノのムルソー・ペリエールも・・こんな価格だったんじゃないでしょうか。世の中にまだ存在する、もっとも低価格な、もっとも凄いシャルドネです。是非ともご検討いただきたいと思います。超一推しです!