
ポマール北側の村名レ・ノワゾン、南側の村名レ・クラに西の1級畑レ・ザルヴレをブレンドした村名格のキュヴェ・ビヤルデです。このキュヴェは結構、定評のあるオスピス・ド・ボーヌのポマールです。
3本だけなので・・残念ですがテイスティングは致しませんでした。
1級のレ・ザルヴレが半分ほど入るので、そのポテンシャルは感じられるんじゃないかと思います。
ポマール=ザルヴレと言えば、先だってご案内のフーリエ、コント・ド・シャペルは売れておらず・・まぁ・・高いと思われているのかもしれませんが、この村名では有りますが比較しますと倍になってしまうので仕方が無いかと・・でも今の為替だと仕方が無いんですね。
そして本日の為替はなんと、
「1ユーロが160円ほどまでに!」
円高に振れています。まぁ・・一時は175円以上にまでなりましたので、10%も円が上がった訳ですね。しばらくは上がったり下がったりしながら、あと20円は円は強くなると想像しています。想像よりちょっと遅かったかな・・と思いますが、SNS などを見ていますと、
「日銀が金利を上げたから国民が困っている」
と言うような書き込みを見ます。・・でも、海外から何かしらを買い付けないとやっていけない日本で、先進国同士の物の価格差が2~3倍にもなっている現状ですから・・そもそもゼロ金利とか、有り得ない訳ですんで・・
「ようやっと是正の機会が来ただけ」
だと・・noisy 的には認識しています。このままユーロが120円、ドルが110円ほどが・・もしくはその割合が妥当なんじゃないかと・・。すみません、脱線しました。
このキュヴェですが、収穫から34年、リリースから32年ほどの超古酒です。クラシカルな造りでは有りますが、新樽100%で造られたグレートイヤーの村名ポマールですので、
「そろそろ良いんじゃないか?」
と言うタイミングでしょう。強くは無くても美しい味わいかと想像しています。
エチケットは、
「やや擦れたところが有り」
ます。そして少し修正された部分が有るボトルも有ります。
そして少しだけ・・煤けた感じに見えるかな?・・と言うイメージですが、「そんなに汚くは見えない」と思います。もちろん、人に寄り認識は違いますので、
「noisy 的には汚くは見え無い」
・・と言うことでお願いいたします。
光に透かして見て・・良い感じです。照りがあり、色に芯が有ります。濃くは無いですがキッチリと澄んでいます。
キャプスュルは回ります。そこから1センチほどの液量です。若干コルクが引き込まれ気味のボトルも有りますが、その量は僅かです。
古いピノ・ノワールの熟成を知るには持ってこいじゃないかと思います。ピチッとしたフレッシュな味わいも良いですが、熟した香り・・ブケは、例えエマニュエル・ルジェが新樽マジックで若いうちの凄い芳香を出したとしても、また異なる魅力を持っていると思います。ぜひ、
「何とか古酒を美味しく飲む!」
ことに挑戦してみて欲しいと思います。ご検討くださいませ。
■上の写真について
ワインの後ろから光を当てたものです。光量が少ないと写真に変化が現れず、スポット的にライトを当てても肉眼では良くても写真にするとダメで、結局、
「長さ30cm、全光量540lmの昼白色のLEDライト」
をワインの裏側から当てることで、何とか判断できるものになりました。
右と左は同じボトルですが、写真サイズに微妙な差があるため、液量などが異なって見えるかもしれません。
ある程度光量が有りますので、
「淡く見える」
と思います。
またヴィンテージの新しいワインは「暗め」、古いワインは「明るめ」に見えます。どうぞよろしくお願いいたします。
注:もう少し何とかならないかトライしてみます。