
コルクには
「リブーシュ・エン 2012」と有りますので、2012年にリコルクされたボトルであることが判ります。強いゴールドの色合いを見ていただけますでしょうか。 まぁ、エージェントさん・・今回はヌーヴェルセレクションさんです・・のご紹介文のように、「すべて極めて良い!」かどうかは確かめていませんが、1979年をテイスティングさせていただきました。カミサンも、
「・・あ~ら..美味しい」
と申しておりましたが、ほんのりと甘みのある、ややボリューム感のある、黄金色のリッチな味わいでした。蜜までは直接結びつかないまでも、そのうちに届きそうな感じも有って、まだ成長途中にあるかな?と思わせてくれるものでした。極めて良いとは申しませんがとても良いです。酸がしっかり有るので甘みがダレず、しかも
「甘い」
と言うよりは、
「甘さもある」
というイメージが近いです。
しかも今回は全くのオフと思われるヴィンテージも有って・・ブロードベントさんのワイン・ヴィンテージ案内から拾いだしてみますと、
1988年 ★★★★ コトー・デュ・レイヨン、カール・ド・ショーム、ボヌゾーは偉大な59年と並び合う
1983年 ★★ 多産で、良いワインが出来た。
1979年 ★★★良好年
1976年 ★★★★ 70年代で最高の年。
1973年 ★★多産な年となった
です。・・・あ、1968年は当然ながら言及されていません。最悪のヴィンテージです。
しかしながら今回、noisy が一番興味のあるのは1960年のワインなんですよ。一体どうなっちゃっているのか・・?怖いもの見たさというか、研究心が焚き付けられると言うか、この期に及んで1960年の白かい?という気も有るんですが、
「最悪と言われるヴィンテージのワインを55年も寝かせていた理由?心意気?惰性?」
そんな判断をしてみたいと思っているんですね。どうせ全部は売れないでしょうから、その内にワイン会にでも持っていこうかと・・思っています。ま、何年のワインか?と言うことを尋ねるだけでも面白いと思いますよ。大抵・・1977年、1972年止まりでしょうし、間違ってグレートイヤーを言う方もいらっしゃるでしょうし、お勉強にはなりますよね・・。
そんな訳で、例えオフヴィンテージだとしても需要は有る、ワインのご紹介でした。見つけようと思っても・・簡単には見つかりませんよ。もちろんですが、76年は良い年です。ご検討ください!
エージェントさんの紹介文です。
アンジェ市の南、ボーリュー・シュル・レイヨン村に1945年に設立されたドメーヌで、1981年以降、現当主ジャン・ピエール・シェネによって運営されています。ご紹介するバックヴィンテージは、1979年までがお父さんのピエール・シェーヌさんの、1983年以降はジャン・ピエールの手になるもの。所有する20ヘクタールの畑すべてで誠実なリュット・レゾネ栽培を実践するなど、ワインの品質に対して高い意識を持って仕事に取り組んでおり、看板作品の「コトー・デュ・レイヨンボーリュー」は、EU各国、北欧諸国、アメリカ、カナダ等々、とりわけ欧米市場において高い評価を受けています。2012年2月に現地で垂直試飲を行った際のメモは、「すべて極めて良い!」・・・でした!