ピュアで美味しいワインをnoisyがご紹介します。 自然派、ブルゴーニュ、イタリアワインを好きな方は是非ご来訪ください。
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■ セシル・トランブレイ来日記念!
2025年2月19日テイスティングセミナーレポート・・by oisy

 お忍びで・・と言うことでは無かったのですが、この2025年2月にひっそりと忍び足でセシルが来日してくれていました。
 少数人数でテイスティングセミナーを行うので是非・・という事で noisyをご招待してくれたのですが、時はまさに決算真っ最中・・新着も何とかこなさないといけない・・激務中と言うことで noisy は参加を断念・・残念でしたが・・。
 せっかくご招待してくれたので、「noisyは都合付かないけど oisy でも良いか?」と尋ねたら二つ返事でOKが出たので、oisy を派遣することに。
 まぁ・・日本初輸入の時から延々と扱わせていただいて、「こんなに凄い存在になられるとは!」・・とは思っていましたが・・(^^;;
 ただ行かせるのも癪なので、oisyにレポートを書いていただきました。
 1級畑だとばかり思っていたレ・ボーモン・バがグラン・クリュを名乗れる部分を含んでいて驚いた・・とか、醸造の時はどんな風に意識しながら行っているかとか・・
「梗の使用は料理に塩で味をつけるようなもの」
「料理人で例えるなら、プレスは火入れ」
などなど、感触や感覚の部分の細かい部分まで話してくれたようですよ。oisy渾身で書かせていただきました。セシルファンならずとも、ワインにご興味のある方ならきっと必見のコラムです!
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ドメーヌ・ド・シャソルネイ・エ・フレデリック・コサール

ド・シャソルネイ・エ・メゾン・フレデリック・コサール

フランス Domaine de Chassorney et Maison Frederic Cossard ブルゴーニュ
● 2019年のドメーヌ・ド・シャソルネイ、フレデリック・コサールをご紹介させていただきます。いやはや・・やはりなぁ・・・とは判っていたものの、

「・・本当にやりやがった!」

と言う気がしています。もう大変な世界に身を置いてしまった・・?・・とさえ感じます。今回は30アイテム以上のリリースですが、少ない2019年ものでは有っても何とか15アイテムを開けさせていただきました。


 ハッキリ言いまして、2019年のド・シャソルネイ、フレデリック・コサールは必ず買うべき・・もしくは興味が薄くても飲んでみるべきとお勧めいたします。

 2018年もので大きく変化した彼のワインですが、

「ピュアなワイン・・ただそれだけを目指す!」

 と言う意思を感じました。


 そして2019年はその完成度を90%ほどにまで高めたと感じます。

 白ワインはもう、半端無い出来栄えですし、赤も滅茶美しい・・プロ好みの味わいです。どこまでも透き通っていて、フラワリーなアロマがノーズを満たし、ピュア果実が味わいの中にほとばしっています。

 余りに綺麗なので・・ワイン初心者の方は、

「美味しいね~・・」

で終わってしまうかもしれません。しかし、その本性は・・物凄いポテンシャルを秘めている・・その表情がちゃんと出ているのに、非常にバランス良く美しいので、むしろその素晴らしさが判り辛い・・と言うような感じに思えます。

 また、クヴェグリのキュヴェのまろやかな表現には驚きました。クヴェグリ本家のジョージアのワインに感じる蜜蝋臭さなどは全く無く、ただただ美しくまろやかです。

 卵型のセメントタンク仕立てのキュヴェは、より鮮烈な印象を残します。フレッシュで華やか・・こちらも非常に美しいです!

 そして、シャサーニュ1級アビ・ド・モルジョには、仕方なく新樽を使うしか無かったそうで・・その辺も含め、「90%」とさせていただきましたが、いや・・もう半端無い、凄い世界に行ってしまった感覚が有ります。彼が、

「樽の要素で汚したくない・・」

と言う意味も良く判る、凄い仕上がりだと感じました。


 また、今回は余りに少なくて飲めなかったジュラやローヌのキュヴェも、このブルゴーニュワインの仕上がりを見ると、相当に良いんじゃないかと想像しています。しかも、

「クヴェグリ、スキン・コンタックト&卵型」

と言う3つの仕立て違いのキュヴェも存在していますので、もはや、

「ド・シャソルネイ&フレデリック・コサールを一言で表すのは不可能?」

かとも思えます。


 異常なまでに美しく、しかも完成度の高いワインに仕上がった2019年です。是非どれか1本でも・・飲まれてみることをお薦め致します。


■■ エージェント情報
■ 太陽を感じるふくよかな果実味、そして芳醇でしなやかなエキスが渾然一体となる、試練を乗り越えた魅惑のヴィンテージ!樽熟成から「クヴェヴリ」「卵型タンク」熟成にほぼ完全移行!!

≪2019 年の特徴≫
 2019 年は春の遅霜と夏の日照りが収量に影響した厳しい年だった。霜と干ばつの影響により、白の収量は昨年の約半分、赤の収量は、サン・ロマンが 4 割減、他も約 3 割減ってしまった。収穫したポリフェノールたっぷりの黒々としたブドウは、意外にも酸がしっかりとあり、糖とのバランスも驚くほど良かった。
 熟成はほぼクヴェヴリもしくは卵型セメントタンクに移行したため、いつもよりもシャルドネ、ピノノワールの品種の純粋なキャラクターが前面に出ている。ブルゴーニュワインの樽熟の常識を覆すが、理性を超える直感的な美味しさが実際にあり、想像力を大いに掻き立てられる。

 白はボリュームがありながらもエキスに透明感があり、重心の低い酸がタイトな骨格と清涼感を支えるピュアで俊逸なワインに仕上がっている。赤はふくよかな果実味と艶やかでジューシーなエキスが渾然一体となり、優しく口の中に溶けて行く魅力的なワインに仕上がっている。

 フレッド自身は 2019 年について、白は「アルコールのボリュームと酸のバランスが絶妙だった 2015 年を彷彿させるワイン」、そして赤は「どのミレジムにも例えられない唯一無二のワイン」、と評価する。

●ドメーヌ白
 4 月に襲った霜により標高のあるサン・ロマンが大打撃を受け、また干ばつによりブドウは果汁が少なく凝縮していた。平均収量は 2018 年が 40hL に対し 2019 年は 20hL と半分だった。しかし、暑い年のイメージを覆す酸がしっかりとあるブドウが収穫でき、フレッド自身が「ミラクル」と大絶賛するメリハリの効いた高品質なワインに仕上がった。

 ミレジム的には、上品なストラクチャーを持つ 2010 年、もしくはアルコールと酸のバランスが絶妙だった 2015 年を彷彿させるとのこと。2019 年から卵型セメントタンク、クヴェヴリのみを使用し、脱樽化を成し遂げた。サン・ロマンもオークセイも構成がはっきりとしていて、重心の低い伸びのある酸が骨格を支え、テロワールとブドウの持つポテンシャルがダイレクトに伝わる。

●ドメーヌ赤
 シャルドネよりもピノノワールの方が芽の出るのが遅いこともあり、4 月の霜の被害はシャルドネよりも少なかったが、オート・コート・ド・ボーヌ ピュイ・ド・ショーのように標高のある畑はほぼ壊滅。その他の畑は、霜の被害は少なかったが、夏の干ばつにより、収量は 25~30hL と例年に比べ 3、4 割減った。収穫したポリフェノールたっぷりのブドウのタンニンを抽出しすぎないように Infusion(アンフュージョン)という方法でマセラシオン期間を短くし、味わいのバランスを図った。

 樽を廃止し、卵型セメントタンク、クヴェヴリでワインを熟成させた。色合いは例年よりも濃いが、酒質は非常に柔らかく、コクのある果実味にジューシーな艶やかさがある。例年に比べ、サヴィニー・レ・ボーヌやヴォルネイは、タンニンが繊細で柔らかく、今飲んでも最高に美味しい味わいのバランスのとれたワインに仕上がっている。今回特筆すべきことは、クヴェ
ヴリで仕込んだワインが驚くほど味わいがこなれて馴染んでいること。クヴェヴリ熟成による土っぽい粗野な部分は一切なく、染み入るように優しく丸みを帯びた味わいに感動すら覚える。

●ネゴシアン白
 2019 年は、収量的にかつてないほど厳しい年だった。4 月の霜と干ばつにより、ピュリニー・モンラッシェ1er Cru ガレンヌとクロ・ド・ラ・ガレンヌはブドウがほとんど収穫できなかった。その他、ピュリニー・モンラッシェ、ピュリニー・モンラッシェ 1er Cru レ・フォラティエール、ボーヌも例年に比べ約 5 割減、シャサーニュ・モンラッシェ 1er Cru アベイ・ド・モルジョ、ビゴットに至っては約 8 割減と惨憺たる結果だった。2019 年は、重心の低い酸が乗ったストラクチャーある味わいに仕上がっていて、フレッド曰く

「暑い年でありながら、酸がしっかりと残った 2015 年に通じる」

とのこと。今回、ビゴットのクヴェヴリと卵型セメントタンクでの仕込みは前年と変わらず、その他ボーヌ、ピュリニーも卵型セメントタンクを使用した。唯一シャサーニュ・モンラッシェ 1er Cru アベイ・ド・モルジョだけ、タンクを満たす量がなく、例外的に樽を使った。

「卵型セメントタンクの魅力はピュアなミネラルを引き出すこと」

とフレッドが言うように、今回新しく卵型セメントタンクで仕込んだボーヌとピュリニーは、ピュアかつシャープでワインに透明感があり、まるで凝縮した旨味たっぷりのミネラルエキスを飲んでいるようだ。

●ネゴシアン赤
 コート・ド・ボーヌ地区に比べて、コート・ド・ニュイ地区は霜の被害が少なく、むしろ収量減は干ばつの影響が大きかった。収穫したブドウは、夏の干ばつにより途中ブドウの成熟にブレーキがかかったことで、酸が最後まで落ちなかった。醸造は、ブドウにポリフェノールが多く含んでいたので、タンニンを抽出しすぎないようドメーヌの赤同様にマセラシオンにアンフュージョンを取り入れた。

 そして熟成は、樽を廃止し、卵型セメントタンクもしくはクヴェヴリを使用した。品質的には、フレッドも「初っ端のブドーからすでに、今までのどのミレジムにも例えることのできない驚くほど魅力的なワインに仕上がった!」と大絶賛する。出来上がったワインは、樽による味わいのマスクがない分ピノノワールの持つ純粋で多彩な味わいのグラデーションを畑ごとに堪能できる。特に彼の注目は、ニュイ・サン・ジョルジュ レ・ダモードと今回新しく仲間入りしたニュイ・サン・ジョルジュ レ・シャルモット、そして、モレ・サン・ドニの 1er Cru レ・シャン・ド・ラ・ヴィーニュとレ・モン・リュイザン。それぞれ同じアペラシオン同士なのに一方がエレガントさを、他方がしっかりとした骨格を、と個性が対極に分かれる点は、テロワールのディテールを知る意味において非常に興味深いとのこと。

 その他、メルキュレイは、クヴェヴリで仕込むことによりしなやかさが増し、また教科書的にはパワフルで「王のワイン」と言われるジュヴレ・シャンベルタンは、そのイメージを覆す程エレガントで柔らかい。シャンボール・ミュジニーは、これぞまさにブルゴーニュの女王と言えるビロードのようなふくよかな果実味とストラクチャーを持ち、そして、ヴォーヌ・ロマネは、果実の気品さと厳粛さが完璧に表現されている。どのキュヴェもフレッドの脱樽熟の理念に脱帽する、説得力のあるワインに仕上がっている。

■天候と畑
 2019 年は春の遅霜と 40℃を超える歴史的な猛暑、夏の日照りが収量に影響した厳しい年だった。冬は暖かく、むしろ暑いくらいの日もあり、雨が少なかった。春のブドウの萌芽は例年よりも早く、その芽がまさに最盛期を迎える 4 月 5 日に霜が降りた。霜の被害は、コート・ド・ニュイよりもコート・ド・ボーヌの方が大きかった。その 9 日後の 4 月 14 日に 2 回目の霜が降りたが、この霜は予め周到な準備が出来ていたおかげで、ほとんど損害には至らなかった。5 月は比較的雨が多く、その後 6 月、7 月と日照りと 40℃を超える熱波が襲った。対策として、ブドウが日焼けしないようにできるだけ多く葉っぱを残し、また、強い日光に硫黄が反応しブドウが焼けてしまわないよう、病気予防の散布もできるだけ少なくした。幸い、8 月は穏やかな夏に戻り、熱波によりブレーキがかかっていたブドウの成長も少しずつペースを取り戻していった。収穫したブドウは、見た目はきれいだったが果皮が厚く果汁が少なかった。

■収穫時期
 ドメーヌ:9 月中旬~9 月下旬 ブルゴーニュ ネゴシアン:9 月上旬~9 月下旬

■新たなチャレンジ
 2019 年 11 月から、フレッドはオート・コート・ド・ニュイにドメーヌを構えるオレリアン・ヴェルデと正式にパートナーシップを組むこととなった。1996 年からブルゴーニュという世界屈指の銘醸地に小さな醸造所を立ち上げ、一代で 10ha の畑を所有するドメーヌにまで成長を遂げたフレッドだが、もうすぐ年齢も60 に近づく中、彼の頭の中には常にドメーヌ・シャソルネイの継承問題があった。

 彼自身は、グラン・クリュ・モンラッシェを自らの手で仕込むという夢があり、その夢が叶うまでは現役を続けたいと考えている。だが一方で、年を重ねるごとに感じる体力の衰えはどうしても避けられない。彼には現在 12 歳の息子がいて、当初は息子の跡継ぎを期待したが、実際彼がこの職業を望んでいるか不確かな上、継承を考える年齢としてはあまりにも若すぎるということもあり、息子の継承路線はあきらめるに至った。

 ブルゴーニュは他の地域と違い、資金力だけでグラン・クリュのブドウを手に入れられるほど甘くはなく、資金力に加え、ドメーヌの規模や名声、そして今までの実績が重要となる。とはいえ、グラン・クリュのワイン造りの夢のためにドメーヌの規模をこれ以上拡大することにためらいを感じていていたフレッド。そこにまさに渡りに船とばかりに現れたのが、長年の友人である若きブルゴーニュのつくり手オレリアン・ヴェルデだった。ビオの造り手オレリアンにとってフレッドの畑と彼の名声は魅力的であり、畑の拡張を思い描いていたヴェルデ家の構想とドメーヌの持続可能性を模索していたフレッドの考えが一致。

 話し合いの結果、オレリアンがドメーヌ・シャソルネイの所有者となり、フレッドは今まで通りドメーヌでのワイン造りを継続するというパートナーシップを組み、長年悩んでいた継承問題を解決した。オレリアンにとっては、フレッドの信用と名声により、将来的にはプルミエ・クリュ畑、グラン・クリュ畑など更なる高みを目指すことができるというメリットがあり、また、フレッドはオレリアンと組むことにより、グラン・クリュ・モンラッシェのワイン造りが視野に入るという、まさに理想とも言える Win -Win の関係を築くことができた。

■ 醸造
 白は、シャサーニュ・モンラッシェ1er Cru アベイ・ド・モルジョだけ樽を使用し、その他のキュヴェは卵型セメントタンク、クヴェヴリ、もしくはスキンコンタクトで使用する特殊なステンレスタンクで仕込んでいる。前年同様に、ブドウの窒素不足により発酵が長引いたが、途中で停滞することなく最後まで順調に終わらせることができた。

 赤は、収穫してすぐにフラージュ(足で果帽をやさしく果汁に踏み込む作業)を 1 回だけ行ない、その後軽く果帽を濡らす程度のルモンタージュを数回行った。この年は何もしなくてもタンニンの抽出が良かったので、いつもよりもマセラシオンを短く切り上げアンフュージョンに近いかたちで仕上げた。熟成は、樽を使用せず全て卵型セメントタンクもしくはクヴェヴリで行った。

■ 価格
 ワインの希少価値と買いブドウ生産者の地位の高いブルゴーニュは、年々価格高騰の一途をたどる。フレッドは、この投機的な高騰に疑問を投じる数少ない生産者の一人で、オレリアン・ヴェルデとの共同経営も、ひとつには買いブドウ価格を安定させるためという目的がある。だが、2019 年は、2012 年のようにブルゴーニュ全域が収量 3~5 割と大幅減だったため、ブドウの市場価格に合わせ価格を上げざるを得なかった。

■ ≪2019 年初リリースのニュイ・サン・ジョルジュ レ・シャルモット≫
 今回から新たにニュイ・サン・ジョルジュ レ・シャルモットがネゴスに加わった。畑は1er Cru レ・ブスロの真下にあり、道を挟んでラ・シャルモットとラ・プティ・シャルモットとの 2 つの区画にまたがることからレ・シャルモットとしてリリースした。フレッド曰く、ニュイ・サン・ジョルジュ レ・ダモードがヴォーヌ・ロマネ寄りでワインがよりパワフルであるのに対し、ニュイ・サン・ジョルジュ レ・シャルモットは土壌の粘性がレ・ダモードよりも低く、ワインはよりエレガント。

 今回テロワールの違いを表現するために、レ・ダモードの熟成には密閉率の高い卵型セメントタンクを使用し、さらにエッジを効かせて骨格を出し、反対にレ・シャルモットは、よりチャーミングでエレガントなキャラクターを引き出すために気孔率の高いクヴェヴリを使用した。是非、初リリースのニュイ・サン・ジョルジュ レ・シャルモットをお楽しみください。

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 2018年もののドメーヌ・ド・シャソルネイ、メゾン・フレデリック・コサールが入荷しました。

 いや・・青天の霹靂です。・・まぁ今は青天でも無い状況でも有る訳ですが、2018年もののド・シャソルネイ系は「大激変」です!

「またか・・まるで嘘つきオオカミのようだ・・」

と思われる方は・・仕方が無いので・・読まないでくださいね・・(^^;;


 何せ、フレデリック・コサールは、2~3割は使用していた新樽の使用を全面的に止め、古樽と卵型セメントタンクとジョージアから輸入した特製のクヴェグリの使用へと大きく舵を切った訳です。

「なので・・2017年までとは大きく違います!」

と言うことはお判りいただけるかと思います。


 こんなコロナ禍の中ですから、大勢集まる訳にも行かず、毎年のような「(ほぼ)全アイテム試飲」は行えなかったのは残念では有りますが、今のところ12アイテムのテイスティングを行っています。以下の表の 〇× は、テイスティング出来たものが 〇 と言うことでご理解ください。

 どう説明をすればよいのか、非常に悩んだのですが、まずはこの表を見ていただくと、有る傾向が判るかと思います。



〇 Bourgogne Bigotes 卵型セメントタンク 白
〇 Bourgogne Bigotes QVEVRIS 白
〇 Saint-Romain Combe Bazin 2~4年古樽 白
〇 Saint-Romain Combe Bazin QVEVRIS 白
× Auxey-Duresses Blanc Les Crais 2~3年古樽 白
× Beaune Les Bressandes 2~3年古樽 白
〇 Puligny-Montrachet Voitte 2~3年古樽 白
× Puligny-Montrachet 1er Cru Les Garennes 2年古樽 白
× Puligny-Montrachet 1er Cru Champs Canet Clos de la Garenne 2年古樽 白
× Puligny Montrachet 1er Cru Les Folatieres 2年古樽 白
× Chassagne-Montrachet 1er Cru Abbaye de Morgeot 2~3年古樽 白
× La Chassornade ステンレス 白泡


〇 Bourgogne Bedeau 卵型セメントタンク 赤
〇 Bourgogne Bedeau QVEVRIS 赤
〇 Mercurey Les Vignes Blanches 2~4年古樽 赤
〇 Saint-Romain Sous Roche 卵型セメントタンク 赤
〇 Saint-Romain Sous Roche QVEVRIS 赤
× Auxey-Duresses Rouge Les Crais 2~3年古樽 赤
× Savingy-les-Beaune Les Gollardes 2~3年古樽 赤
× Volnay 卵型セメントタンク 赤
× Volnay QVEVRIS 赤
× Volnay 1er Cru Les Lurets 2~3年古樽 赤
× Volnay 1er Cru Les Roncerets 2~3年古樽 赤
× Pommard 1er Cru Les Pezerolles 2~3年古樽 赤
〇 Nuits-Saint-Georges Les Damodes 2~3年古樽 赤
× Gevrey-Chambertin Les Genevrieres 2~3年古樽 赤
× Gevrey-Chambertin Les Genevrieres QVEVRIS 赤
× Chambolle-Musigny Les Herbues 2~3年古樽 赤
× Vosne-Romanee Les Champs Pedrix 2~3年古樽 赤
× Morey-Saint-Denis Les Champs de la Vigne QVEVRIS 赤
〇 Morey-Saint-Denis 1er Cru Les Monts Luisants 2~3年古樽 赤

 白はドメーヌものに「卵型セメントタンク 」「クヴェグリ」そして「2~3年樽」を当てていますので、色々とテストの意味も入っているのかと思います。基本は2~3年使用樽ですが、卵型もクヴェグリも当てているパターンです。

 赤は白同様でえは有りますが、買い葡萄のアイテムにも「クヴェグリ」を当てていますよね。なので、赤には出来るだけクヴェグリを使いたい意思があるようにも思います。


 で、全体的な仕上がりとしましては、

「非常にピュアでナチュラル!しかも王道のピノ、シャルドネの伸びやかさや美しさ、底の深さを感じさせる素晴らしいもの」

になっていると思います。


 言ってみれば、D.R.C.やシルヴァン・カティアールのような感じです・・。非常に簡易に言えば、

「物凄くピュアになった。葡萄のポテンシャルがそのまま出ている。ただし、熟成には時間が掛かる可能性有り。」


 おそらくですが、ワインの味わいに余計なものを付加したくないのでしょう。それは物の見事に成功しています。新樽を使わないことによる「緩やかな酸化」をしない訳ですから、美しさは1950年代以前のワインに匹敵すると思います。


 これは非常に興味深い・・しかも素晴らしく美味しいワインになったと思います。しかしながら、リリース直後の味わいを見てみますと・・熟成に時間が掛かるタイプが有りますので、

「さっさと開けて美味しいかには難が有る場合有り」

と言うことになります。


 ただし・・D.R.C.やカティアールをさっさと開ける方がいらっしゃるでしょうか?・・出来ることなら適度な熟成を得てから飲みたいと考えるはずですよね。

 そういう意味においても・・コサールが考える・・

「本物のワインとは何か?」

を具現化することに邁進し始めたと言えます。


 2018年の彼のワインのエキスは非常に美しいです。飲むタイミングはお客様でお決めください。心底美しい味わいがそこにあるはずです。ご検討くださいませ。


2019 Saint-Romain Sous Roche Qvevri Rouge
サン=ロマン・スー・ロッシュ・クヴェヴリ・ルージュ

16343
自然派
赤 ミディアムボディ
フランス
ブルゴーニュ
サン=ロマン
ドメーヌ・ド・シャソルネイ・エ・メゾン・フレデリック・コサール

■エージェント情報
品種 ピノノワール
樹齢 71年平均
土壌 粘土質・石灰質
マセラシオン セミマセラシオンカルボニック木桶タンクで14日間
醗酵 自然酵母で1ヶ月半
熟成 クヴェヴリ14hLで12ヶ月、ステンレスタンクで3ヶ月
マリアージュ(生産者) 鴨肉の生ハム、キジのロティサルミソース、ルブロションチーズ
ワインの飲み頃 2021年~2036年供出温度:17℃
テイスティングコメント グロゼイユ、グリオット、グミ、オランジェット、若いアーモンドの香り。ワインはジューシーではっきりとしたストラクチャーがあり、まろやかでコクのある果実味を筋肉質なミネラル、ほんのりビターで滋味深いタンニンが支える!
ちなみに! 収穫日は2019年9月20日。収量は25 hL/ha!スー・ロッシュは区画名で名前の通り薄い表層土のすぐ下を分厚い石灰岩層が続く。畑面積は1.2 ha。前年同様に、ミネラルを最大限に引き出すために熟成はジョージアから特注したクヴェヴリを使用!
750ML 在庫  完売   ご注文数   本
¥7,720 (外税) 
【サン=ロマン?・・いや、シャンボール?・・これは相当に素晴らしいです!超お勧めです!】
 素晴らしいです!・・サン=ロマンとは思えない・・いや、サン=ロマンの本性はこのように素晴らしいんだと理解すべきでしょうが、それでは皆さんの心に届かないんじゃないかとも思ってしまいます。

 これ、相当に美味しい激エレガント系のシャンボールみたいな味わいなんです。コサールのオーセほどは細くないボディのサン=ロマンでは有りますが、そのやや太い糸は、

「細い糸をしなやかに撚り合わせてあったものだった!」

と感じられるほど、繊細な表情をしています。


 で、これを言ってしまいますと・・問題かもしれませんが、一番下のA.C.ブルのブドーでさえ、もはやA.C.ブルの範疇に無い・・と思える節さえあるんですね。・・あ、脱線しました・・すみません。

 上の写真が「卵型コンクリートタンク」のキュヴェ、下の写真が「クヴェグリ」です。

 クヴェグリの写真の方がやや暗いので、濃いように見えてしまいますが・・さほどは変わりません。

 異なるのは・・これもかなり繊細な違いでは有りますが、確実に異なるのは「テクスチュア」と「果実、花の表現」です。

 クヴェグリはめちゃしなやかですし、マイルドに感じられると思います。反対に「卵型」はフレッシュ感と酸の美味しさ、しっとりとしたアタック感が有ることでしょうか。

 確かに、クヴェグリのしなやかさには参ってしまいましたが、卵型のキュヴェの、「本当に自然なスタイル」「自然体感」も素晴らしいです。


 2017年までのコサールは、もうどこにもいないと思います。新生フレデリック・コサール、ド・シャソルネイを是非お確かめいただきたい!・・心よりそう思っています。お勧めします!


 以下は以前のレヴューです。
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【サン=ロマン古樽、グヴェグリ、どちらも素晴らしい仕上がりでした!】

 すみません・・古樽の方の写真が見つかりませんで、どうやら撮り忘れたようです。

 左はクヴェグリですが、淡い色合いから、まるで意思を持ったかのような表情が見て取れます。凄いすっぴん美人ですし、愛嬌も有ります。ジョージアのクヴェグリのような蜜蝋のニュアンスが全くなく、普通に飲んでいるのでしたら、

「クヴェグリ?・・何それ?」

みたいに、まったく邪魔の無い美しさを見せてくれます。

 勿論ですが、揮発酸系の味わいも感じませんので非常に美しいです。


 古樽との違いは非常に微妙ですが、古樽の方がやはり閉じ加減かな・・と思います。現状の美しさはクヴェグリに軍配!・・そして2017年ものまでのサン=ロマンとは、糖分が完全に食い切られているかのようなドライさに有ると思います。美味しいです!ご検討くださいませ。


 以下は以前のレヴューです。
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【滅茶複雑です!そして美しさとエナジー!】

 良い出来だと思います。タンニンは少し大目ですので、抜栓して空気(酸素)を取り入れてからが本番ですね。2~3日経つと膨らみと滑らかさが半端なく出て来ます。

 2015年のような

「ピュアな果実一辺倒」

では無く、

「天候に揉まれ、様々な要素を実の中に酸の形成として閉じ込めた複雑な姿」

が、ものの見事に感じられます。


 色だって・・見てください・・非常に素晴らしい色でしょう?2015年ものが霞んでしまいそうな美しい色合いです。この素晴らしい色合いの中に、

「非常に複雑な要素の姿」

が詰まっています。ぜひご検討くださいませ。



 以下は以前のヴィンテージのレヴューです。
━━━━━
【素晴らしくピュアです!】

 ほんのわずかに還元。とても良い出来!適度な拡がり。純な余韻が長く持続する。まだ開かないが2015年は凄く良いぞ。赤い果実が満載、スパイスが心地良く、嫌な感じが全く無い。高級感も素晴らしい!

 例年になくボリューミーでした。健康な葡萄を、そのままに仕上げた感じが伝わって来ます。是非ご堪能くださいませ!


 以下は以前のヴィンテージのレヴューです。
━━━━━
【例年よりもパワフル!】

 熟し気味のブラックベリー、ベリー。ふくよかで丸みの有る味わい。ジューシーさと骨格の確かさ。適度な拡がり、膨らむ中域。例年通りの良い仕上がり。しかし全体的には締りのあるもの。


 やはり2013年は構成自体が少し緩かったと思わざるを得ない2014年の素晴らしさでした。そして、このキュヴェは今までの「柔らかコサール」を踏襲しています。その上で収穫時期は少し早いのでしょう。美しい酸、伸びやかなエキスが堪能出来ます。今飲んでも美味しいです。是非ご検討くださいませ。

以下は2013年もののコメントです。
━━━━━
 え~・・色々映り込んでまして・・すみません。10人くらいでのテイスティングですので、余り場所を取れないんですね・・。色合いをご検討ください。


 2012年の大きさには及ばないが、この年の難しさを考えれば上出来か?ピュアさの奥になめらかさが有り、ややチャーミングだがバランスもしっかり取れている。

 こちらはビオ系、ナチュラル系では無く、2012年までのコサールのワインと何も変わりません。色合いをブドーと比較すると判り易いかもしれません。こちらはしっかち落ち着いています。そしてミネラリティもしっかり有って存在感が凄いです。 すみません・・古樽の方の写真が見つかりませんで、どうやら撮り忘れたようです。

 左はクヴェグリですが、淡い色合いから、まるで意思を持ったかのような表情が見て取れます。凄いすっぴん美人ですし、愛嬌も有ります。ジョージアのクヴェグリのような蜜蝋のニュアンスが全くなく、普通に飲んでいるのでしたら、

「クヴェグリ?・・何それ?」

みたいに、まったく邪魔の無い美しさを見せてくれます。

 勿論ですが、揮発酸系の味わいも感じませんので非常に美しいです。


 古樽との違いは非常に微妙ですが、古樽の方がやはり閉じ加減かな・・と思います。現状の美しさはクヴェグリに軍配!・・そして2017年ものまでのサン=ロマンとは、糖分が完全に食い切られているかのようなドライさに有ると思います。美味しいです!ご検討くださいませ。


 以下は以前のレヴューです。
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【滅茶複雑です!そして美しさとエナジー!】

 良い出来だと思います。タンニンは少し大目ですので、抜栓して空気(酸素)を取り入れてからが本番ですね。2~3日経つと膨らみと滑らかさが半端なく出て来ます。

 2015年のような

「ピュアな果実一辺倒」

では無く、

「天候に揉まれ、様々な要素を実の中に酸の形成として閉じ込めた複雑な姿」

が、ものの見事に感じられます。


 色だって・・見てください・・非常に素晴らしい色でしょう?2015年ものが霞んでしまいそうな美しい色合いです。この素晴らしい色合いの中に、

「非常に複雑な要素の姿」

が詰まっています。ぜひご検討くださいませ。



 以下は以前のヴィンテージのレヴューです。
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【素晴らしくピュアです!】

 ほんのわずかに還元。とても良い出来!適度な拡がり。純な余韻が長く持続する。まだ開かないが2015年は凄く良いぞ。赤い果実が満載、スパイスが心地良く、嫌な感じが全く無い。高級感も素晴らしい!

 例年になくボリューミーでした。健康な葡萄を、そのままに仕上げた感じが伝わって来ます。是非ご堪能くださいませ!


 以下は以前のヴィンテージのレヴューです。
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【例年よりもパワフル!】

 熟し気味のブラックベリー、ベリー。ふくよかで丸みの有る味わい。ジューシーさと骨格の確かさ。適度な拡がり、膨らむ中域。例年通りの良い仕上がり。しかし全体的には締りのあるもの。


 やはり2013年は構成自体が少し緩かったと思わざるを得ない2014年の素晴らしさでした。そして、このキュヴェは今までの「柔らかコサール」を踏襲しています。その上で収穫時期は少し早いのでしょう。美しい酸、伸びやかなエキスが堪能出来ます。今飲んでも美味しいです。是非ご検討くださいませ。

以下は2013年もののコメントです。
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 え~・・色々映り込んでまして・・すみません。10人くらいでのテイスティングですので、余り場所を取れないんですね・・。色合いをご検討ください。


 2012年の大きさには及ばないが、この年の難しさを考えれば上出来か?ピュアさの奥になめらかさが有り、ややチャーミングだがバランスもしっかり取れている。

 こちらはビオ系、ナチュラル系では無く、2012年までのコサールのワインと何も変わりません。色合いをブドーと比較すると判り易いかもしれません。こちらはしっかち落ち着いています。そしてミネラリティもしっかり有って存在感が凄いです。