
ノーマルのサン=ロマンの滅茶美しいディテールにため息が出ましたが、反対に・・
「物凄いエナジーと、物凄く良いワインだとは伝わってくるものの、今は会話を拒絶中?」
のような感じのクヴェグリでした。
まぁ・・夫婦でもくだらないことで喧嘩して・・なんてことは良くあることなのかもしれませんが、ワインには関係が無いですよね。
ですが、基本的に同じ葡萄、・・樹齢72年平均の超V.V.のサン=ロマンですから、
「木桶で発酵--> ・・・で12カ月貯蔵 -->ステンレスタンクで3カ月」
の、
「・・・で12カ月貯蔵」
の部分だけが、
「ノーマル --> 卵型セメントタンク仕上げ」
「クヴェグリ -->クヴェグリ仕上げ」
と異なる訳です。
で、この途中の12カ月の
「入れ物の違い!」
だけで、テイスティング現在時の味わい、開き方、状態が全く異なるんですね。

ですが!・・
この「無言」「沈黙」の状態の方が判りやすいことが有ります。それが・・
「物凄いエナジーが内包されている!」
と言う、飲んだワインにのしかかられているような感覚がするんですね。
スルスルとは入ってくるんですが、その何とも言えない
「凄み!」
と言うべきでしょうか・・。これはノーマルのサン=ロマンが美味しいだけに、その「無言の凄み」が半端無い・・と感じられたのかもしれません。
そう遠く無く、徐々に饒舌になってくると思います。ノーマルのサン=ロマンを超える味わいになるでしょう。是非飲んでみてください・・少なくて申し訳ありません。
以下は以前のレヴューです。
-----
【サン=ロマン?・・いや、シャンボール?・・これは相当に素晴らしいです!超お勧めです!】
素晴らしいです!・・サン=ロマンとは思えない・・いや、サン=ロマンの本性はこのように素晴らしいんだと理解すべきでしょうが、それでは皆さんの心に届かないんじゃないかとも思ってしまいます。
これ、相当に美味しい激エレガント系のシャンボールみたいな味わいなんです。コサールのオーセほどは細くないボディのサン=ロマンでは有りますが、そのやや太い糸は、
「細い糸をしなやかに撚り合わせてあったものだった!」
と感じられるほど、繊細な表情をしています。
で、これを言ってしまいますと・・問題かもしれませんが、一番下のA.C.ブルのブドーでさえ、もはやA.C.ブルの範疇に無い・・と思える節さえあるんですね。・・あ、脱線しました・・すみません。

上の写真が「卵型コンクリートタンク」のキュヴェ、下の写真が「クヴェグリ」です。
クヴェグリの写真の方がやや暗いので、濃いように見えてしまいますが・・さほどは変わりません。
異なるのは・・これもかなり繊細な違いでは有りますが、確実に異なるのは「テクスチュア」と「果実、花の表現」です。
クヴェグリはめちゃしなやかですし、マイルドに感じられると思います。反対に「卵型」はフレッシュ感と酸の美味しさ、しっとりとしたアタック感が有ることでしょうか。
確かに、クヴェグリのしなやかさには参ってしまいましたが、卵型のキュヴェの、「本当に自然なスタイル」「自然体感」も素晴らしいです。
2017年までのコサールは、もうどこにもいないと思います。新生フレデリック・コサール、ド・シャソルネイを是非お確かめいただきたい!・・心よりそう思っています。お勧めします!
以下は以前のレヴューです。
-----
【サン=ロマン古樽、グヴェグリ、どちらも素晴らしい仕上がりでした!】
すみません・・古樽の方の写真が見つかりませんで、どうやら撮り忘れたようです。
左はクヴェグリですが、淡い色合いから、まるで意思を持ったかのような表情が見て取れます。凄いすっぴん美人ですし、愛嬌も有ります。ジョージアのクヴェグリのような蜜蝋のニュアンスが全くなく、普通に飲んでいるのでしたら、
「クヴェグリ?・・何それ?」
みたいに、まったく邪魔の無い美しさを見せてくれます。
勿論ですが、揮発酸系の味わいも感じませんので非常に美しいです。
古樽との違いは非常に微妙ですが、古樽の方がやはり閉じ加減かな・・と思います。現状の美しさはクヴェグリに軍配!・・そして2017年ものまでのサン=ロマンとは、糖分が完全に食い切られているかのようなドライさに有ると思います。美味しいです!ご検討くださいませ。
以下は以前のレヴューです。
-----
【滅茶複雑です!そして美しさとエナジー!】
良い出来だと思います。タンニンは少し大目ですので、抜栓して空気(酸素)を取り入れてからが本番ですね。2~3日経つと膨らみと滑らかさが半端なく出て来ます。
2015年のような
「ピュアな果実一辺倒」
では無く、
「天候に揉まれ、様々な要素を実の中に酸の形成として閉じ込めた複雑な姿」
が、ものの見事に感じられます。
色だって・・見てください・・非常に素晴らしい色でしょう?2015年ものが霞んでしまいそうな美しい色合いです。この素晴らしい色合いの中に、
「非常に複雑な要素の姿」
が詰まっています。ぜひご検討くださいませ。
以下は以前のヴィンテージのレヴューです。
━━━━━
【素晴らしくピュアです!】
ほんのわずかに還元。とても良い出来!適度な拡がり。純な余韻が長く持続する。まだ開かないが2015年は凄く良いぞ。赤い果実が満載、スパイスが心地良く、嫌な感じが全く無い。高級感も素晴らしい!
例年になくボリューミーでした。健康な葡萄を、そのままに仕上げた感じが伝わって来ます。是非ご堪能くださいませ!
以下は以前のヴィンテージのレヴューです。
━━━━━
【例年よりもパワフル!】 熟し気味のブラックベリー、ベリー。ふくよかで丸みの有る味わい。ジューシーさと骨格の確かさ。適度な拡がり、膨らむ中域。例年通りの良い仕上がり。しかし全体的には締りのあるもの。
やはり2013年は構成自体が少し緩かったと思わざるを得ない2014年の素晴らしさでした。そして、このキュヴェは今までの「柔らかコサール」を踏襲しています。その上で収穫時期は少し早いのでしょう。美しい酸、伸びやかなエキスが堪能出来ます。今飲んでも美味しいです。是非ご検討くださいませ。
以下は2013年もののコメントです。
━━━━━

え~・・色々映り込んでまして・・すみません。10人くらいでのテイスティングですので、余り場所を取れないんですね・・。色合いをご検討ください。
2012年の大きさには及ばないが、この年の難しさを考えれば上出来か?ピュアさの奥になめらかさが有り、ややチャーミングだがバランスもしっかり取れている。
こちらはビオ系、ナチュラル系では無く、2012年までのコサールのワインと何も変わりません。色合いをブドーと比較すると判り易いかもしれません。こちらはしっかち落ち着いています。そしてミネラリティもしっかり有って存在感が凄いです。

すみません・・古樽の方の写真が見つかりませんで、どうやら撮り忘れたようです。
左はクヴェグリですが、淡い色合いから、まるで意思を持ったかのような表情が見て取れます。凄いすっぴん美人ですし、愛嬌も有ります。ジョージアのクヴェグリのような蜜蝋のニュアンスが全くなく、普通に飲んでいるのでしたら、
「クヴェグリ?・・何それ?」
みたいに、まったく邪魔の無い美しさを見せてくれます。
勿論ですが、揮発酸系の味わいも感じませんので非常に美しいです。
古樽との違いは非常に微妙ですが、古樽の方がやはり閉じ加減かな・・と思います。現状の美しさはクヴェグリに軍配!・・そして2017年ものまでのサン=ロマンとは、糖分が完全に食い切られているかのようなドライさに有ると思います。美味しいです!ご検討くださいませ。
以下は以前のレヴューです。
-----
【滅茶複雑です!そして美しさとエナジー!】
良い出来だと思います。タンニンは少し大目ですので、抜栓して空気(酸素)を取り入れてからが本番ですね。2~3日経つと膨らみと滑らかさが半端なく出て来ます。
2015年のような
「ピュアな果実一辺倒」
では無く、
「天候に揉まれ、様々な要素を実の中に酸の形成として閉じ込めた複雑な姿」
が、ものの見事に感じられます。
色だって・・見てください・・非常に素晴らしい色でしょう?2015年ものが霞んでしまいそうな美しい色合いです。この素晴らしい色合いの中に、
「非常に複雑な要素の姿」
が詰まっています。ぜひご検討くださいませ。
以下は以前のヴィンテージのレヴューです。
━━━━━
【素晴らしくピュアです!】
ほんのわずかに還元。とても良い出来!適度な拡がり。純な余韻が長く持続する。まだ開かないが2015年は凄く良いぞ。赤い果実が満載、スパイスが心地良く、嫌な感じが全く無い。高級感も素晴らしい!
例年になくボリューミーでした。健康な葡萄を、そのままに仕上げた感じが伝わって来ます。是非ご堪能くださいませ!
以下は以前のヴィンテージのレヴューです。
━━━━━
【例年よりもパワフル!】 熟し気味のブラックベリー、ベリー。ふくよかで丸みの有る味わい。ジューシーさと骨格の確かさ。適度な拡がり、膨らむ中域。例年通りの良い仕上がり。しかし全体的には締りのあるもの。
やはり2013年は構成自体が少し緩かったと思わざるを得ない2014年の素晴らしさでした。そして、このキュヴェは今までの「柔らかコサール」を踏襲しています。その上で収穫時期は少し早いのでしょう。美しい酸、伸びやかなエキスが堪能出来ます。今飲んでも美味しいです。是非ご検討くださいませ。
以下は2013年もののコメントです。
━━━━━

え~・・色々映り込んでまして・・すみません。10人くらいでのテイスティングですので、余り場所を取れないんですね・・。色合いをご検討ください。
2012年の大きさには及ばないが、この年の難しさを考えれば上出来か?ピュアさの奥になめらかさが有り、ややチャーミングだがバランスもしっかり取れている。
こちらはビオ系、ナチュラル系では無く、2012年までのコサールのワインと何も変わりません。色合いをブドーと比較すると判り易いかもしれません。こちらはしっかち落ち着いています。そしてミネラリティもしっかり有って存在感が凄いです。