ピュアで美味しいワインをnoisyがご紹介します。 自然派、ブルゴーニュ、イタリアワインを好きな方は是非ご来訪ください。
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■ セシル・トランブレイ来日記念!
2025年2月19日テイスティングセミナーレポート・・by oisy

 お忍びで・・と言うことでは無かったのですが、この2025年2月にひっそりと忍び足でセシルが来日してくれていました。
 少数人数でテイスティングセミナーを行うので是非・・という事で noisyをご招待してくれたのですが、時はまさに決算真っ最中・・新着も何とかこなさないといけない・・激務中と言うことで noisy は参加を断念・・残念でしたが・・。
 せっかくご招待してくれたので、「noisyは都合付かないけど oisy でも良いか?」と尋ねたら二つ返事でOKが出たので、oisy を派遣することに。
 まぁ・・日本初輸入の時から延々と扱わせていただいて、「こんなに凄い存在になられるとは!」・・とは思っていましたが・・(^^;;
 ただ行かせるのも癪なので、oisyにレポートを書いていただきました。
 1級畑だとばかり思っていたレ・ボーモン・バがグラン・クリュを名乗れる部分を含んでいて驚いた・・とか、醸造の時はどんな風に意識しながら行っているかとか・・
「梗の使用は料理に塩で味をつけるようなもの」
「料理人で例えるなら、プレスは火入れ」
などなど、感触や感覚の部分の細かい部分まで話してくれたようですよ。oisy渾身で書かせていただきました。セシルファンならずとも、ワインにご興味のある方ならきっと必見のコラムです!
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フレデリック・コサール

メゾン・フレデリック・コサール

フランス Domaine de Chassorney et Maison Frederic Cossard ブルゴーニュ
● おそらくお客様の中には、ド・シャソルネイとフレデリック・コサールの2022年ものの案内が Noisy wine から届かないことを訝しげに・・もしくは、

「一体どうしたんだろう?」

と思われた方もいらしたんじゃないかと思います。お詫び申し上げます。

 しかしながら Noisy wine でもテイスティングだけは行っていました。ドメーヌもののド・シャソルネイに関しましては、誠に遺憾ながら20年もの長きに渡った扱いをいったん終了させていただくことにしました。

 理由としましては、メゾンもののフレデリック・コサール2022年が、半端無く凄い仕上がりであるのに対し、2022年ものからオーレリアン・ヴェルデが造ることになったドメーヌ・ド・シャソルネイのワインが Noisy wine の取り扱いとしての許容範囲に無かったと判断したことにあります。この詳細につきましては申し訳ありませんがネットで上げる訳には行きませんので、もしどうしても知りたい方がいらっしゃいましたら個別にご連絡ください。

 また、2022年からドメーヌものをオーレリアン・ヴェルデが醸造することになった理由ですが、推測で申し訳ありません・・おそらく、フレデリック・コサール自身も、この先・・何度ワインの仕込みが出来るか、また、その醸造家人生で格上の畑のワイン・・と言いますか・・こう言うことだと思います。

「最高のワインを造ってリリースしてから引退したい!」

と思い、それを実行したのでしょう。

 その想いが伝わって来るほどに2022年のメゾン・フレデリック・コサールがリリースしたワインは、活き活きとして大きく、ピュアながらもナチュール感高く、高いレベルの驚くべき味わいで、まさにコサール自身が言うように、

「魂を揺さぶられるワイン」

に仕上がっています。

 この数年トライを続けていた新樽不使用、古樽からも脱却し、So2 を使用せずにホメオパシー、ビオディナミの世界から最高のワインを造る試みは、2022年、大きく花を開かせたんじゃないか・・noisy はそのように感じています。

 ドメーヌものの扱いが無くなったことは非常に残念で痛手でもありますが、フレデリック・コサールは持てる全ての時間をメゾンものに費やすことが可能になったからこそ、この半端無い出来の2022年が生まれたんだと思います。

 Noisy wine はメゾン・フレデリック・コサールの2022年ものを大プッシュさせていただきます。しかしドメーヌ・ド・シャソルネイの2022年ものはご案内いたしません。その辺り、申し訳ございませんがご容赦とご理解のほどどうぞよろしくお願いいたします。


■ インポーター情報
 ◇ちょっと一言、独り言
 フレデリック・コサールが私とワインを試飲する時、よく口に含んだ後「ブルルルル」と体を震わせたり、あるいは「ン…」と深くうなずきながら、後で「ウマイ!」と叫ぶことがある。「ウマイ!」と日本語で叫ぶのは我々日本人に対する愛嬌だとしても、その前の感動の動作は、まさに彼が美味しいワインに出会った時のリアクションそのもので、これが彼の提唱する[Vin Vivant]すなわち活きたワインのエネルギーなのだ!「たとえグラン・ヴァンであっても、口にした瞬間心の底からこみ上げてくるような波動がなければ、それはワインが死んだも同然だ!」と語るコサール。確かに、彼のワインは試飲を進めていく度に互いのヴォルテージが上がっていくので、思わず私も「おぉ…」と知らず知らずのうちにうなり声を上げてしまう…非の打ち所のないすばらしいワインだ。

 Vin Vivantという言葉は、初めてコサールから耳にしたのだが、最初に聞いた時は妙に納得し感動してしまった。なるほど、確かに美味しいワインにはしびれるような感動がある。Vin Vivantとは、すなわち、美しいワインには必ず良い波動やエネルギーがあり、たとえワインが無名であっても、そのワインを味わったときに心揺さぶられるような感動ある。そして、その震えるような振動が伝われば、それは紛れもなくすばらしいワインだということだ。彼は言う、「ワインは頭で考えるな!良いワインは口に含んだ瞬間必ず魂が揺さぶられるような感動がある!それは、テロワールやミネラルの波動がブドウに変化し、そのブドウの波動がワインに変化し、そしてワインの波動が人間に伝わっている証拠だ!」と。ワインを飲むときは頭で飲むのではなく感覚を信じて飲め!と彼は提唱する。

 彼がVin Vivantという考えに行き着いたのは決して偶然ではなく、その境地にたどり着くまでには長い経験と下積みがあった。ドメーヌを立ち上げる前に10年間ワインのクルティエとしてブルゴーニュ中を奔走し、そのクルティエ時代にブルゴーニュのワイン全てを飲み尽くし、ノートに書いて頭に叩き込んだそうだ。ワイナリーの家系でもない、醸造の輝かしいディプロムを持っていたわけでもない彼にとって、頼りは彼独自のワイン分析と経験だけであった。「たとえばルイ・ジャドはフィネス、ドルーアンは少し樽を利かせた熟成タイプ、ボワセはまず値段…等々、自分の感覚でワインを分析し、ドメーヌや畑に足蹴く通いテイスティングしながら10年かけて自分の理想のワイン像を収斂していった」と彼は言う。

 そして、経験の中でたどり着いたひとつの結論はブドウの品質だった。すなわち、ブドウがテロワールやミネラルの波動をワインに集約し、私たちに伝えるということだった。

「ブドウが全てを包み隠さずに伝える。だから、我々は、ブドウがその土地のエネルギーを100%集約できるような環境を用意してあげなければならない」。

 彼が土を耕すのも、散布剤を減らしてホメオパシーを取り入れるのも、全てはテロワールのエネルギーをブドウに最大限吸収させるためだ。醸造も同様に、ブドウのエネルギーを壊さずに如何にワインに集約するかというその一点に全神経を注ぐ。彼にとっては、たとえ健全なブドウでも、醸造で酵母や酵素添加、SO2、補糖、捕酸、逆浸透膜フィルター、ミクロオキシジェナシオン等々、下手に人が手を加えることは、ブドウのエネルギーの遮断につながり、結果、波動が伝わらない死んだワインと同然なのだ。

「私は、クルティエ時代にこのようなワインをたくさん口にした。名のあるグラン・ヴァンでさえ波動の伝わらないワインがたくさんある…。これらワインは最終的にいつも味わいが似たり寄ったりで、感動が全くない…」

と本当に残念がるフレデリック。それもそのはず、彼の将来の目標は、ブルゴーニュワインの救世主たるべく、グラン・ヴァンでVin Vivantを仕込むことだからだ。自分のやり方で畑を甦らせ、自分の手でブドウを摘み、そして仕込む。この目標に向かって彼は今着々とまい進している。2009年10月に長男シャルルが誕生してますます気合いの入ったコサール。彼がいたずらな子供のような顔をして

「どうして長男にシャルルと名付けたか教えてやろうか?」

と私に問いかけてきた。さっそく理由を聞くと

「それはな、俺の尊敬するおじいちゃんがシャルルという名前で、俺がまだ幼少の時に親に内緒でこっそりとワインを教えてくれたのが彼なんだよ!おじいちゃんがいつも内緒で俺をカーヴに連れて行き、自分のつくったどぶろくワインを飲ませてくれていた!今の自分があるのはおじいちゃんのおかげで、俺も息子のシャルルが大きくなった時に、シャルルおじいちゃんのようでありたい!」

と笑顔で語ってくれた。

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 「2021年もののフレデリック・コサール、ド・シャソルネイは完成形を見せた!」

と題してお届けいたします。

 圧巻でした・・2021年だからこそ、このフレッドのワインが完成したと言えたのかもしれません。何しろ収量が半端無く低いです。

「15hl/ha がザラ」

です。通常は40ha/ha 位ですから・・1/3ほどです。

 この4年ほど、フレデリック・コサールが何を考えているのか、どうしたいのかが・・何となくは伝わって来ても、ハッキリは判らなかったんですね。

 でも2021年ものを10アイテムほどテイスティングさせていただきまして、

「余りの凄さ!」

に感嘆しました。

「葡萄の力を少しも欠損させずに、ピュアにワインにした2021年」

とお伝えしたいです。


 そして今回は「白のみ」のご案内になりますが、A.C.ブルのブドーの素晴らしさ・・半端無いです。滅茶ピュアです!

 サン=ロマン・コンブ・バザンも素晴らしい・・あ、色を是非ご覧くださいね。

 そして2021年ものはアルザスからも葡萄を仕入れたんですね。これがアルザス北部のグラン・クリュの葡萄でして、これまた半端無い美しさ、美味しさを感じさせてくれました。

 ただしこのキュヴェは2種類有りまして、通常キュヴェとスキン・コンタクトしたキュヴェ・・非常に面白い結果になったと思います。コラムに詳細を書かせていただきましたので是非ご覧ください。

 また、1級レ・ガレンヌを混ぜた村名ピュリニーも、トップ・キュヴェのレ・フォラティエールも有りますが、すみません・・毎度のことですがとても飲める数量では有りませんでした。


 「フレデリック・コサールの完成形」とも言うべき2021年ものです。それについてもアチコチで書かせていただきましたので、是非ご覧くださいませ。超お勧めいたします。



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 2020年のド・シャソルネイ、フレデリック・コサールをご紹介させていただきます。何ともアイテムが多いですが入荷数は少なく、しかも巷では、

「転売屋さんがド・シャソルネイ、フレデリック・コサールのワインに目を付け買い漁っている」

との噂・・。

 噂と言ってますが、実際にNoisy wine もホームページ上のワインをすべて一括で買われてしまったので・・その被害者?でも有ります。販売するためにページに掲載している訳でして、転売屋さんと判ったら売らない・・とは言っていませんでしたし、シャソルネイの全部のワインを掲載していた訳では無く一部でしたので、販売させていただきましたが、

「・・えっ?・・まさか!・・コサールが目を付けられたの?」

と・・調べてみますと、お仲間のショップさんも軒並み・・Noisy wine 以上に在庫をさらわれたようです。

 で、海外を調べてみますと、フランスはそうでも無いですが、他の地域は価格が高いですね。香港ではニュイ=サン=ジョルジュ・レ・シャルモット・クヴェグリ2019が22000~23000円、他のユーロ圏ではサン=ロマンのスキンコンタクト2016が82.88ユーロですから12000円以上します。もちろん、転売屋さん経由のものはとんでも無く高いのでしょうが、どうやら東南アジアに直接持って行ってるのか、情報を掴むことはできませんでした。

 2020年もののテイスティングも、今までで一番少ないかもしれません・・今のところ19アイテムのテイスティングをさせていただきました。全てで37アイテムですので、ほぼ半数です。

 また、インポーターのヴァンクゥールさんでも9月の末に東京で試飲会をやられたようです。noisy はいつものように出席は出来ませんで、サンプルを購入してのテイスティングです。


 で・・驚きました!とんでも無いワインをフレッドは2020年に造ってしまいました!noisy 的には確信が有りますが、ヴァンクールさんの試飲会に参加されたショップさん、飲食店さんも滅茶驚かれたことと思います。まぁ・・インポーターさんの試飲会では特殊な環境も有りますから、中々素直に理解できたかどうかは微妙でしょう。ですが、これだけは言えると思います。

「とんでもないほどのエネルギー・熱量を詰め込み、途方も無い繊細さと複雑膨大な表現をタイムカプセルにしたワイン!」

だと感じました。


 いやはや・・これを試飲会で飲まされても、理解は相当に難しいでしょう。なんでって・・

「ほとんどのワインがまだその内包する膨大なエネルギーを持て余してて、仕上がり切っていない」

から・・です。


 ですから、どうしても直近の振る舞いに目を奪われてしまうテイスターの方には、もしかするとネガティヴに捉えられてしまう場合も出てくると思います。

 しかしながらこの20年近くの間、フレデリック・コサールのワインを飲み続けて来ましたから・・この、ある意味の未完ゆえの不安定さは noisy にとっては、

「まるでコサールの頭の中を覗き見た感じ!」

がしたんですね。


 それなら・・判る・・と、なんでそうなったのかが伝わってくる感じがしたんです。

 彼はやはり・・ホメオパシーに心酔するビオディナミストなんですね。それも、余りそのようには見せませんが、結構にルドルフ・シュタイナー的な考察をしていると感じます。そのレベルは、半端なビオディナミを採用している生産者は、まったく追いつけないようなものだと思います。そのうえで、

「自然でとても綺麗、化粧を施さない美しいワインに仕上げる」

ことを実践しているのでしょう。


 この途方もない量の熱量が香り・味わいに姿を変えた時、彼のワインがようやく仕上がりを迎えたことになります。彼の多くの2020年のワインは未完成ですが、もちろん・・飲めない訳では在りません。ただ、好きか嫌いかだけでアプローチしたり、直近の姿だけを見るようであれば、今は好意的には思えないことも有るかと思います。

 そう、2020年もののド・シャソルネイ、フレデリック・コサールは、新樽も全く使わずに樽さえ使わず、卵型セメントタンクとクヴェグリだけで仕上げています。

 樽は緩やかな酸化を促進し、ワインの酸化熟成に関与しますが、コサールはそれを嫌った訳です。ですから、

「酸化で無駄なエネルギーを使わない、ビオディナミ栽培のブドウの滅茶ピュアな味わいを目指した2020年!」

 と言うことになります。

 なので、「飲むタイミング」を計って飲む・・ワイン本来の飲み方で楽しむワインになっています。


 2020年ものはジュヴレやモレのごく狭い地域で、収穫の直前に20~30mlほどの雨が降ったそうです。それまではずっと灼熱の夏だったということで、非常に凝縮した素晴らしい葡萄が出来たということです。

 しかし、わずかな「恵みの雨」をいただけたジュヴレやモレのワインは、その凝縮したがゆえに・・さらには樽を使わないがゆえに厳しさのある味わいが「やや和み」、素晴らしいエレガンスがすでに見えているアイテムが有ります。ですので、A.C.ブルやジュヴレ、モレのワインは、今飲んでもその素晴らしさを受け取ることが可能です。

 ヴォルネイ(ドメーヌもの)のワインは、畑によって相当に味わいが異なります。ぜひコラムをご参考にされてください。

 またやはりいつも素晴らしい上級キュヴェは・・いや、2020年ものは余り飲めなかったんですが、モレ=サン=ドニ・モン=リュイザンの素晴らしさ、図抜けたポテンシャルを見る限り健在でしょう。

 面白いことに、まだピノ・ノワールの方が安定していまして、シャルドネ、白は不安定なキュヴェが多いように思います。色合いにもまだ濁りが有り、綺麗になっていません。透明感が出て来ますと飲んでも良い状態になるかと思います。


 しかし・・凄い味わいでした!・・ある意味、頭を「ガンっ」と一発殴られたような感じがしました。ですが、

「コサールって・・ちょっとふざけたように見えるが、実は超真面目な人?」

じゃないかと思いました。まぁ・・会ったことは有るんですが、話しは出来なかったので・・。


 この凄い2020年ものを是非仕上げていただいて、有り余るエナジーのピュアな味わいをお楽しみください。

「途方もないほどのエナジーのワイン!」

です。




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 2019年のドメーヌ・ド・シャソルネイ、フレデリック・コサールをご紹介させていただきます。いやはや・・やはりなぁ・・・とは判っていたものの、

「・・本当にやりやがった!」

と言う気がしています。もう大変な世界に身を置いてしまった・・?・・とさえ感じます。今回は30アイテム以上のリリースですが、少ない2019年ものでは有っても何とか15アイテムを開けさせていただきました。


 ハッキリ言いまして、2019年のド・シャソルネイ、フレデリック・コサールは必ず買うべき・・もしくは興味が薄くても飲んでみるべきとお勧めいたします。

 2018年もので大きく変化した彼のワインですが、

「ピュアなワイン・・ただそれだけを目指す!」

 と言う意思を感じました。


 そして2019年はその完成度を90%ほどにまで高めたと感じます。

 白ワインはもう、半端無い出来栄えですし、赤も滅茶美しい・・プロ好みの味わいです。どこまでも透き通っていて、フラワリーなアロマがノーズを満たし、ピュア果実が味わいの中にほとばしっています。

 余りに綺麗なので・・ワイン初心者の方は、

「美味しいね~・・」

で終わってしまうかもしれません。しかし、その本性は・・物凄いポテンシャルを秘めている・・その表情がちゃんと出ているのに、非常にバランス良く美しいので、むしろその素晴らしさが判り辛い・・と言うような感じに思えます。

 また、クヴェグリのキュヴェのまろやかな表現には驚きました。クヴェグリ本家のジョージアのワインに感じる蜜蝋臭さなどは全く無く、ただただ美しくまろやかです。

 卵型のセメントタンク仕立てのキュヴェは、より鮮烈な印象を残します。フレッシュで華やか・・こちらも非常に美しいです!

 そして、シャサーニュ1級アビ・ド・モルジョには、仕方なく新樽を使うしか無かったそうで・・その辺も含め、「90%」とさせていただきましたが、いや・・もう半端無い、凄い世界に行ってしまった感覚が有ります。彼が、

「樽の要素で汚したくない・・」

と言う意味も良く判る、凄い仕上がりだと感じました。


 また、今回は余りに少なくて飲めなかったジュラやローヌのキュヴェも、このブルゴーニュワインの仕上がりを見ると、相当に良いんじゃないかと想像しています。しかも、

「クヴェグリ、スキン・コンタックト&卵型」

と言う3つの仕立て違いのキュヴェも存在していますので、もはや、

「ド・シャソルネイ&フレデリック・コサールを一言で表すのは不可能?」

かとも思えます。


 異常なまでに美しく、しかも完成度の高いワインに仕上がった2019年です。是非どれか1本でも・・飲まれてみることをお薦め致します。


■■ エージェント情報
■ 太陽を感じるふくよかな果実味、そして芳醇でしなやかなエキスが渾然一体となる、試練を乗り越えた魅惑のヴィンテージ!樽熟成から「クヴェヴリ」「卵型タンク」熟成にほぼ完全移行!!



2022 Morey-Saint-Denis 1er Cru les Monts Luisants
モレ=サン=ドニ・プルミエ・クリュ・レ・モン・リュイザン

19089
自然派
赤 ミディアムボディ
フランス
ブルゴーニュ
モレ=サン=ドニ
メゾン・フレデリック・コサール

■エージェント情報
品種 ピノ・ノワール
アルコール度数 12.5%
樹齢 77年平均
土壌 粘土質・石灰質
マセラシオン セミマセラシオン・カルボニック木桶タンクで21日間
醗酵 自然酵母で1ヶ月
熟成 卵型セメントタンク7hLと炻器タンク(ジャー)4hLで12ヶ月、ステンレスタンクで5ヶ月
マリアージュ(生産者) 鴨のローストオレンジソース、エポワスチーズ
ワインの飲み頃 2024年~2039年 供出温度:14℃

テイスティングコメント 色合いはうっすら濁りのあるガーネット色。グロゼイユ、シャクヤク、プラリネの香り。ワインはチャーミングかつエレガントでフィネスがあり、キュートな酸による生き生きとした躍動感があり、明るく艶やかな果実味を鉱物的なミネラル、キメの細かいタンニンが上品に引き締める!

ちなみに! 収穫日は2022年8月30日とブドウが早熟に加え、酸を残すため早かった!収量は40hL/haとやや多かった!区画はクロ・ド・ラ・ロッシュのすぐ上に隣接しており、フレッドが例えるに「プリューレ=ロックのクロ・ド・ベーズがシンプルになったような味わい!」とのこと!ピュアな味わいとミネラルを引き出すため卵型セメントタンクと炻器タンクを使用!
750ML 在庫  完売   ご注文数   本
¥24,980 (外税) 
【飲みました!・・フレデリック・コサール2022年、ピノ・ノワールのトップ・キュヴェです!】
「こう・・来たか~!」

と・・ある意味、とても嬉しく、また別の意味では微妙な気持ちにもなった1級モン=リュイザンです。

 まぁ・・フレッドは「プリューレ=ロックのクロ・ド・ベズを少し軽くした感じ」と言っているようですが、どうだろう・・それって随分前の彼のイメージじゃないかと・・思えます。

 ただし、もしこのモン=リュイザン2022年が数年の熟成を得たので有れば、そんな姿も多少は持っていると言えるとは思いますし・・でも正直、noisy 的には、

「プリューレ=ロックのクロ・ド・ベズ?・・いや、ビゾのエシェゾーの間違いだろ!?」

と・・(^^;; 突っ込んでやりたいところではあります。

 非常に意欲的な仕上がりを感じます。そうか、これがやりたかったんだな?と思わされます。そのためにドメーヌ・ド・シャソルネイを止めたんだなとも。

 だからこそ、このモン=リュイザン2022年はぜひとも飲んでみるべきでしょう!


 しかし!・・

 今すぐに手をだすのは止めましょう。どんなに短くてもあと半年。出来ることなら3年ほどは寝かせてください。そうすると、

「・・おお!」

と・・きっと仕上がったモン=リュイザン2022年を飲んで、言葉が出てくると思います。


 2022年フレデリック・コサールのどこかのコラムで、ヴァーゼンハウスの話しを書いたと思いますが、本当にあのワイン、今では誰もが飲みたいと思っているワインになったと思いますが、ファーストヴィンテージが届いてお披露目をされた時、ほとんどだれも買ってくれなかったと・・オルヴォーさんが嘆いたワインの味わいだった訳です。プロが試飲会で飲んでも、売れたのは2~3本だけだったと聞いています。noisy も、確かにあの時のあの状態のヴァーゼンハウスをテイスティングして、自身の感覚に自信は有ったにせよ、上級キュヴェが12000円だと聞いて少し怖気づいたのも事実なんですね。ですがそれを乗り越えて・・今が有る訳です。

 どうしても人は直近の、目の前の出来事に集中しがちです。先行きどうなるのかを見通すのは大変です。なので、やはりこのビゾのエシェゾー並み、もしくはそれを少しシンプルにしたもののようだとも思えるようなモン=リュイザン2022年は、

「しっかり成長させてから楽しむべき」

だと感じます。

 まぁ・・少し早いだけですが、この冬に飲まれるのは早過ぎると申し上げておきましょう。ポテンシャルの高い、またフレデリック・コサールが何をどうしたいのか、良く判るアイテムです。どうぞよろしくお願いいたします。


【まるで仕上がって無いグラン・クリュのような振る舞い・・ですが、繊細さとピュアさがせめぎ合ってポテンシャルを抑え込んでいるような・・今飲むならある意味、物凄いシュチュエーションに出会えます!】

 例えば発酵途中のワインの味わいだったり、マロラクティック前の酸が尖がって暴れている味わいだったり、マロ中の何とも不思議な乳酸っぽさの有る味わいとちょっとすえたようなアロマだったり・・は、そう簡単には味わえないものですよね。

 その昔は色々な生産者さんがおられまして、物凄いワインにする人もいれば、

「・・なんだこれ・・」

みたいな・・ちょっと醸造の腕に不安を覚えるようなことにも出くわしました。案の定では有りますが、

「・・あ、あの造り手・・止めたそうです。」

と・・誰とは言いませんが、何度かそんな場面に出くわしています。

 noisy もまた・・日本酒を造りに行ったりしてましたが、何をするにも「頭と感性」が必要なんだな・・と思うことばかりで、次に何をやるかも頭に入れておきながら、目の前の大桶の状態の変化を気にしつつ・・みたいな、物凄い経験でした。

 グラスの写真を見ていただくと判りやすいかと思いますが、

「これでも結構長くセラーの中で立てて置いた」

んですね。それでも「不透明感」が有り、内に籠った感じがバリバリに出ているように見えます。

 ですが・・

「(うわ~・・すっごい!)」

と、思わず声が出そうになってしまうほどのエネルギー感です。しかも繊細さもしっかり伝わって来ますし、クロ・ド・ラ・ロシュ的な「ハードな岩」・・ハード・ロックですね・・つやつやしたテクスチュアも感じられます。ミネラリティも凄いんですが、これだけエキスの凝縮感が有りつつ、未完ゆえの荒れも有りつつ、それでもエレガンスをしっかり感じさせるのは・・滅多に出会えないかと思います。

 他のワインと比較しますと、2019年ものと比較しても色合いがそれほど強さを持っていないですよね?

 そうなんですよ・・冒頭にも書かせていただきましたが、おそらくこのキュヴェは、収穫の3日前ほどに20~30mlほどの少雨に合ったそうです。ですので、

「水分を吸収して僅かに緩んだ」

んですね。


 通常のヴィンテージなら、薄まるのを嫌がるものですが・・おそらくコサールは、

「これ幸い」

とばかりに・・雨が上がって、葡萄の粒に付いた水分が乾いたら・・早々に仕込んだんだと思います。結果的には良かったのか悪かったのか、中々判断が難しいですが、

「とんでも無いポテンシャルを隠しているヴェールが少し和らぎ、その本性を判りやすくした!」

のは間違い在りません。なので、すでにエレガンスが感じられるのでしょう。因みにアルコール度は12.5度でした。


 素晴らしかった最高の出来の2019年ものを凌ぐに違いない・・化け物的モン=リュイザン2020です。早々に飲んでも良いですがちょっと勿体ないかと思います。ご検討くださいませ!


 以下は以前のレヴューです。
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【2019年、大きく進化したフレデリック・コサールの代表作です!】

 圧巻の味わいでした。ミネラリティに満ち・・しかし、全く嫌味のない美しさが感じられます。これでモレ1級だとは思えないほどの美しさです!

 2018年以前も美味しかったんですが、2019年ものには全く適わない・・そう感じてしまいます。

 こちらはクヴェグリではなく卵型ですが、非常に滑らかで美しい・・です。クヴェグリにするとどうなるのか・・が気になってしょうがなかったんですが、さすがにもう一方のクヴェグリのモレ=サン=ドニまでは開けられず・・すみません。

 飲めた方は幸せだと思います。このとことんまで美しい姿を、コサールは追求していきたいのだと思い知らされました。是非飲んでみて下さい!超お勧め・・です。


 以下は以前のレヴューです。
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【樽の無いD.R.C.風?・・と言えるかもしれません!・・滅茶ピュア!・・縦伸びが物凄い凝縮した品格高いエキス!】

 モレの1級、グランクリュ直下の素晴らしい畑、モン・リュイザンです。写真写りが余り良く無くてすみません。

 2017年ものと同じように見えるかもしれませんが、もう全然違うと言って良いかと思います。

 しかしながら、人により印象は異なるかもしれませんで・・

「以前より美味しい!・・そして今も飲める!」

と感じる人はそれなりにいらっしゃるでしょう。


 ですから敢えてそこはハッキリ言っておきたいと思います。

「本当の姿を見せるには最低10年は掛ります!・・が、心底美しい味わいです!」


 なので、決して早飲みは厳禁。勿論ですがお勉強のために開けるのでしたら止めはしません。古樽熟成の美しさを堪能いただけます。その分、

「早くからの官能さは取り辛い」

と思ってください。少量です。


 以下は以前のレヴューです。
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【圧巻!】

 物凄いです・・今飲んでも、このエキスの凄さは理解できます。まぁ・・今までこのワインを飲まれた方ならお判りかと思います・・が、そこすら超えて来ます。必買でしょう。このプライスは馬鹿げています。



 以下は以前のレヴューです。
━━━━━
【フレデリック・コサール&ド・シャソルネイの2016年、赤のトップ・ワインはこれ!盤石です!】

 2016年は2015年リリースしたボンヌ=マールが無く、赤はこのモレ1級レ・モン・リュイザンが事実上のトップ・キュヴェです。

 それに、毎年のようにテイスティングしていますが、2016年はスタイルこそ違えど、以前のヴィンテージに劣るものでは無いと感じました。

 非常に複雑性が高く、テイスティング時は

「爆発前のマグマがマグマ溜まりに溜まっているかのような状態」

と感じました。素晴らしい1級です。

 色も・・すごいでしょう?2015年とほぼ同様ですが、漲っているパワーが見えるかのようです。2013年の写真も有りますが、やはり淡いですよね。でも2016年はそのような年の出来とは違う・・と言うのが判ります。

 今すぐに飲んでもそれなりに飲めるかと思いますが、やはりこのキュヴェは最低5年ほどは置いてほしいですね。


 以下は以前のヴィンテージのレヴューです。
━━━━━
【ん?・・プリューレ・ロックだと?】

 ・・念のため・・言っておきたいと思いますが、今、初めてテクニカルを見ましたら・・

「プリューレ・ロックがどうの・・」

とコサールは言ってたんですね。


 noisy がジュヴレ・ラ・ジュスティスのコラムで「プリューレ・ロック」に言及したのはもう2週間前の話しですから、本当にロックに似ていた・・と言う証拠なのでしょう。

 でもこれで、このコラムに「プリューレ・ロックに似ている」と・・書けなくなっちゃいました・・。


 香りの質感が凄い。色も綺麗。厚みも感じられる素早いアロマ。とても上質。とても健康的で小細工一切無しのストレート勝負。モン・リュイザンが持つクロ・ド・ラ・ロシュ的要素をたっぷり持つ。格上感が素晴らしい!


・・お早めに!


 以下は2014年もののレヴューです。
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【今までで最高の出来です!圧巻!!】



 圧巻です!・・石や岩のミネラリティでややゴツいイメージのあるクロ・ド・ラ・ロシュ、もしくはモン・リュイザン(モン・リュイザンの一部はグラン・クリュ・クロ・ド・ラ・ロシュです。)ですが、何故かシャンボールの南側のグラン・クリュや1級に顕著に出やすい香水のようなニュアンスを多分に表情に現してきます。素晴らしいです。

 集まってのテイスティングの後、阿弥陀のくじ引きで運良くトップだったので、やはり半端無く素晴らしかったモン・リュイザンを躊躇無くゲットしました。

 左の写真は翌日のものですが、淡く美しい赤紫色をしています。

 ブドーのような小豆色では有りません。(この部分についてはシャンボールのコラムに書く予定ですので是非ご覧下さい。)そして透明感が有ります。


 淡い色合いはクロ・ド・ラ・ロシュ的な石灰が強いからですが、この色合いは2013年まではもっと暗く、そしてややくすんでいました。透明感がさらにアップし、よりタイトなテクスチュアにはなりましたが、ピュアさが半端無くアップしています。

 どなたでも納得していただけるでしょう。ポテンシャル/価格は間違い無く安いです。ぜひともご検討くださいませ。