ドメーヌ・ド・シャソルネイ・エ・フレデリック・コサール
ド・シャソルネイ・エ・メゾン・フレデリック・コサール
フランス Domaine de Chassorney et Maison Frederic Cossard ブルゴーニュ
● こちらも、
「何か面白そうなブルゴーニュの赤の在庫は無いかな?」
と思って探し出しました。
何と「コスモジュン」さん輸入のド・シャソルネイ、2004年クロ・デ・ザルジリエールです!
今はプリューレ・ロックの所有で・・何と5万円もします・・びっくりです!
以下は2006年に書いた文章です。
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● どうでしょう..2004年のブルゴーニュがちらほら入荷していますが、今やブルゴーニュの看板スターとも言うべきシャソルネイが入ってきました。マグナムを除いて全部テイスティングしました。
その結果は..
「うわお!」
な出来栄えでした。これはもう購入していただくしかありません。今となっては価格もかなりリーズナブルですし、ビオディナミ特有の不安定さなど微塵も感じませんでした。
基本的には、
「すぐ飲んでも充分旨いシャルドネ」
と、
「クラシックな出来栄えで、出来れば少し休ませた方が良いピノ・ノアール」
という括りです。
クロ・デ・ザルジリエール は1~3年寝かせた方が良いと思いますが、その他は早めでもOKでしょう。
当方に着いたその日に移動してのテイスティングでしたが、
「2004年のブルゴーニュはかなり良さそう!」
という気がしてきました。また、特にボーヌのシャルドネには
「グレートな年かもしれない!」
という期待を抱かせるものでした。
ビオディナミのスターとしてのみに留まらず、質の良いピノ・ノアール、シャルドネの供給者として、新たな歴史を開いて行きそうな、とてもビッグな存在になってゆくフレドリック・コサール、シャソルネイです。
ビオディナミ農法、馬で耕作し糖度不足のブドウは捨て手摘み、厳しい選果、天然酵母、足踏み破砕、新樽100%という究極のスタイルを貫いています。ぜひともご検討下さい。
●2004 Nuits-Saint-Georges 1er Cru Clos des Argillieres D.L.
ニュイ=サン=ジョルジュ・プルミエ・クリュ・クロ・デ・ザルジリエール
【さてさてお立合い!・・2004年のクロ・デ・ザルジリエールは一体どうなっちゃってるでしょうか・・!】
いや~・・こういうの、やりたかったんですよね~。まぁ、ただ、「やぶへび」とか、「商売的には相当に逆効果」なことではあるんですけどね。
例えばリアルワインガイドの2006年SUMMER第14号(・・若っ)には、このような評価になっていますよ。
今飲んで 90 ポテンシャル 92 飲み頃予想 2007~2023
シャソルネイは長く持たない、自然派は熟成しない、2004年は悪い年だから云々・・
さぁ・・どうなんでしょうね。
このワインも、今回の新着でブルゴーニュの赤の新着が少ないので、「何か無いかな?」と探し出したものです。
1級クロ・デ・ザルジリエールは、すでにシャソルネイも手放してしまっています。かのプリューレ・ロックさんが入手しましたが、ロックさんもすでに亡く・・やはり、「クロ・デ・コルヴェ」のお隣の「クロ・デ・ザルジリエール」は、何としても手に入れたかったのでしょう。
因みにクロ・デ・ザルジリエ-ル(&レ・ザルジリエール)は、北にオ・コルヴェとオ・ペルドリ、南にクロ・ザルロ(クロ・ド・ラルロ)に挟まれるロケーションに有り、マット・クレイマーさんによれば、
「レ・カイユ、レ・ヴォークランと同格の、プレモー最上の畑ではあるまいか?」
ブルゴーニュワインが判る 白水社
と申されております。
それに、プリューレ・ロックさんのクロ・デ・ザルジリエールは・・やはりとんでもない価格になっちゃってますので・・もう中々手が出せない状況です。
自然派は持たないのか?
2004年はダメなのか?
などなど、興味を惹かれるんじゃないかと思います。古酒ですので、責任は持てませんが、
「色合い-->良し」
「液量-->良し」
「キャプスュル-->破れたら困るので回していないが透明なので良く見える・・漏れも上がりも見えず」
です。ご検討いただけましたら幸いです。
以下は2006年の新着に書いた文章を引っ張り出して来ました!
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【ただ骨太だけじゃあ無い!フィネスたっぷりのモンスター級です】
2002、2003年とテイスティングしていますが、2004年はさらに飛躍しているように思います。果実味たっぷりだがややオークのニュアンスが突出していたため、時間が掛かるワインなのかな?と思った2003年に比較し、むしろクラシックな仕上がりで、とても引き締まったボディをしています。30分ほどでボディが膨れてきたかな?と思った途端、とても綺麗な土のニュアンスに動物の毛皮、スパイスに溢れてゆきます。透明感たっぷりなミネラルに優しく包まれた柔らかな酒肉から、紫や赤、黒の小さな果実も出てきます。その出現の仕方にエレガンスがしっかり出ているんですね。特に、繊細な赤い果実の真裏にある ド太く力強い要素にびっくりしながら鑑賞していただけると思います。
きっちりと発酵され、とてもドライで、美しいスタイルをしています。今飲まれたとしても、少しの時間お待ちいただくだけで、そのポテンシャルを拾うことが可能ですし、
「美味しい!」
と思わせる感動が押し寄せてくるでしょう。
また、フレドリック・コサール率いるドメーヌ・ド・シャソルネイのトップ・キュヴェとして、その格を見せ付けてくれますから、今回ご案内の価格も決して高くは無いと思います。きっと将来、(飲んでしまわなければ..)お宝として存在するに違いないでしょう。おそらく次号のリアルワインガイドには載る..?のかな?自然派特集のようですので期待しましょう。お奨めいたします。
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