ドメーヌ・ド・シャソルネイ・エ・フレデリック・コサール
ド・シャソルネイ・エ・メゾン・フレデリック・コサール
フランス Domaine de Chassorney et Maison Frederic Cossard ブルゴーニュ
● ド・シャソルネイのバックヴィンテージをご紹介させていただきます。バックヴィンテージと言いましても、インポーターさんから最近購入したものでは無く、Noisy wine のセラーに延々と入っていたもの・・残り物?・・と言いますか、売り忘れ・・、もしくは売り惜しみ?・・でも無いか・・。
「そろそろ良いタイミングになって来たんじゃないか?」
と言うことで、2010年~2011年ものをご紹介させていただきます。
数は無いので・・でも赤は2010年のサン=ロマンを、白は2011年のサン=ロマンをテイスティングさせていただき、確認しています。
見せてくれる色彩はもう・・noisy がああだこうだとシツコク言うよりももっとずっと正直です。是非熟成の不思議、美味しさをご確認くださいませ。
●2005 Bourgogne Chardonnay Bigotes
ブルゴーニュ・シャルドネ・ビゴット
【2005年もの!!ドメーヌもの時代、コスモジュン時代の18年ものです!】
まぁ・・大学を卒業して会社に就職しても、ほぼ40年せずに定年になるのが普通でしょうから、このワインは少なくともその半分の時間を掛けて熟して来た訳です。
何でも熟せばよいのか?・・と言う視点も有るでしょうし、美味しいと感じなければワインじゃない・・と言うのも、その方にとっては・・そうなのかもしれません。
でも、初めてワインが美味しい・・と感じた時、新しい世界に触れたと思うんですね。ワインはたった5年や10年で枯れてしまう訳ではありませんから・・むしろ、そこからが面白いと・・noisy 的には思っている訳です。
まぁ・・メディアは、
「5年以内に飲め」
などと平気で言いますから、それを信じてしまわれるのかと思いますが、決してそんなことは無い・・と思います。
若い時には若い姿、歳を取ればそれなりの姿をしています。若い時のものは失いますが、蓄積できたスキルは若い時には得られなかったものです。そんな味わいがこのワインにも見つかれば良いなぁ・・と思っています。ご検討くださいませ。ほぼ・・リリース時の定価です。
注: なお、コンディションは確認していますが、エチケットの汚れ、キズなどは有ると思ってください。色彩や照りの確認、漏れの確認などに問題は有りませんでした。出荷時にまた最終チェックをしますので、その際に問題が有った場合(汚れ・キズなどは問題視しません)は申し訳ありません、キャンセルさせていただく場合がございます。ご了承くださいませ。
以下はリリース時のレヴューです。
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【2005年のシャソルネイもシャルドネが凄い!飲み始めるのはピノよりもお先に!必買です!!】
いや~、旨いです・・。惚れこんでしまいます!この先、どれほどまでに成長するのか、追いかけて行きたいと思っています。
昨今はシャルドネも高くなってしまいました。モンラッシェは3万、シュヴァリエ、バタールは約半分というのが相場でしたが、ほぼ倍になっていますし、超一流どころは桁が増えてしまいました。コント・ラフォンの素晴らしいムルソーなど、もう飲める金額では無くなってしまいましたし・・・。
そんな中で、コサールの2005年シャルドネは、アペラシオンこそ劣るものの、味わい、ポテンシャルは超一流クラスのものを感じさせてくれます。2004年ものも絶品で当初より美味しく、狭義のテロワールを見事に表現しつつも、非人工的なピュアでナチュラルな美味しさを表現していました。
ところがです。2005年の一連のシャルドネを飲んだ noisy は、
「・・・2004年のシャソルネイのシャルドネって・・・2005年と比べると緩かったんだ!」
と感じてしまった訳です。こりゃあ大事です。
まず、どのキュヴェを飲んでも、その酸の種類の豊富さと量、肉厚なバランスが2004年を超越しています。とても冷涼な果実酸は実に高レベルで有り、幾分の絶対時間の不足もしくは輸送の疲れ等による果実味の表現を上回っているバランスです。もっとも少しの時間でこれは徐々に回復されるものであり、グレートヴィンテージのブルゴーニュ高級シャルドネに相応しい量の酸です。
しかしながら、この酸の量に圧倒されてしまって、現状で少しずつ膨らもうとしている果実味を受取切れない方もいらっしゃるかもしれません。もし、
「ん?素晴らしいって言う割には、ちょっと酸がきつ過ぎるんじゃない?」
と思われたならば、その酸の量のみに舌を奪われずに、質とバランスを口中で受け取ってみてください。その巨大な酸の構造こそが、とても良質なシャルドネに必要なものであり、テロワールを具体化したものなんです。極論をしてしまえば、糖分と酸とミネラルと水分とアルコール(番外で炭酸ガス)・・・これだけしかワインを構成していないわけですから・・・。その要素による複雑な結びつき如何によっては、素晴らしくもなり、駄作にもなる訳です。まあ、絶妙に長い余韻を感じていただければ、
「こりゃあ、只者ではありえ無い!」
と納得していただけるでしょう。
●2005 ブルゴーニュ・シャルドネ・ビゴット
上級のワインを飲まないのであれば、もしくは先にビゴットを飲むのでしたら、冷たい果実感と酸を持つ見事なシャルドネと思っていただけるでしょう。とても引き締まっていて、大量の酸がバランスよく配置されています。2004年ものに見られたオイリーさは無く、白や黄色のフルーツとマンモス級のミネラル、鋭角な酸がとても緻密です。今充分に美味しい!でも、時間を掛ければさらに上昇します。
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