ドメーヌ・ド・シャソルネイ・エ・フレデリック・コサール
ド・シャソルネイ・エ・メゾン・フレデリック・コサール
フランス Domaine de Chassorney et Maison Frederic Cossard ブルゴーニュ
◆ドメ ーヌ・ド・シャソルネイ 2009年(不)完全ガイド!◆
● 2009年のドメ ーヌ・ド・シャソルネイとネゴスのフレデリック・コサールが登場です。ド・シャソルネイと言えば、ブルゴーニュ・ビオディナミの第一人者ですが、2009年は本当に素晴らしいワインになりました!白も赤も最高の仕上がりです!
noisy にしましても、2006年のネゴスのフレデリック・コサールのアイテムの内、幾つかのアイテムについては、「購入は思い留まるよう・・・どうしても欲しい場合はお勉強のつもりで・・」と、ある種の駄目出しをした経緯が有りましたが、2009年は、彼の集大成と感じさせてくれる物でした。
2009年のド・シャソルネイ(ドメ ーヌ・ライン)とフレデリック・コサール(ネゴス・ライン)のテイスティングは、ほぼフルラインナップで行いました。飲めなかったアイテムは、2本ずつしか入らない、
サン=ロマン・ブラン・クロ・デュ・スリズィエ・マグナム
ムルソー=ジュヌヴリエール・プルミエ・クリュ
です。
また、以前はド・シャソルネイとフレデリック・コサールを分けてのご紹介でしたが、ビゴットやブドー、サヴィニーがネゴスになり、また、実際にはドメ ーヌと同様の造りをしていることで、分ける意味が無くなったと判断し、一緒にご紹介しています。
で、結論ですが・・・2009年のコサールのワインは、品質、コンディションとも全く問題無く、仕上がりレベルは彼の最上のものと判断しました。
また、現状での味わいにつきましては、シャルドネについては、どのワインも(一応ですが)今飲める状態です。果実味、酸味のバランスも素晴らしく、「(ポテンシャルを全て発揮していないので)勿体無い」ことを除けば、とても美味しく飲めて仕舞います。ピノ・ノワールに関しましては、若干休ませた方が美味しいだろうと思いますが、むしろネゴスの上級キュヴェなど、今飲んでも滅茶苦茶旨いです!
白のトップは、おそらくジュヌヴリエールでしょうが、数が全く無く、飲めないので対象から外すと、やはりシャサーニュ=モンラシェ・アベイ・ド・モルジョが白眉です。
赤のトップはヴォーヌ=ロマネ・レ・シャン・ペルドリですね。これはもう・・・うっとりしてしまう美味しさ!素晴らしいです。細かい部分はコラムをご覧いただければと思います。
2009年は2005年よりも下・・・みたいな風潮もあるようですが、少なくともド・シャソルネイ、コサールに関しては当てはまらないでしょう。2005年はとても健全で健康的ですが、「いつ膨らんでくるかわからない」悩みを抱えていると思います。2009年は、
「本当に素晴らしい、美味しいワインは最初から美味しい!」
を地で行っています。是非とも数本・・・チョイスしていただきたいと思います。超お奨めの造り手の超お奨めヴィンテージです!
●2009 Pommard
ポマール
【ポマールの見本みたいな味わいですが、実に美しく、若干エレガント寄り?!】
レ・ヴォーミュリアンというリューディは、ポマールの至高の1級畑レ・リュジアンの上部に接する畑で、レ・リュジアンほど豊満にはならないものの、より華やかさ、香しさを持つ村名なんですね。これは素晴らしく旨いです。
素晴らしい一体感!ピュアで美しい!滑らかだが要素の充実、構成も素晴らしい。かなり上質。液体自体の輝く美しさ。隠せない素性の良さを感じる。磨きぬかれた・・と言う感じの表情。
エージェント情報
区画はレ・ヴォーミュリアンで、フレッド曰く標高がある分ワインはポマールなのに繊細で女性的との事!畑面積は0.25ha。収穫日は09年9月17日。収量は30hl/ha。樽は1~3年樽を使用。
ダークチェリーやスミレ、カカオの香り。アタックは滑らかで、果実と酸がエレガント!タンニンも細かく凝縮した旨味とのハーモニーがよい!
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