ピュアで美味しいワインをnoisyがご紹介します。 自然派、ブルゴーニュ、イタリアワインを好きな方は是非ご来訪ください。
ログイン  パスワード  
  
Stop! reload  2025.05.22 
Last Update 2025.05.22  


■ セシル・トランブレイ来日記念!
2025年2月19日テイスティングセミナーレポート・・by oisy

 お忍びで・・と言うことでは無かったのですが、この2025年2月にひっそりと忍び足でセシルが来日してくれていました。
 少数人数でテイスティングセミナーを行うので是非・・という事で noisyをご招待してくれたのですが、時はまさに決算真っ最中・・新着も何とかこなさないといけない・・激務中と言うことで noisy は参加を断念・・残念でしたが・・。
 せっかくご招待してくれたので、「noisyは都合付かないけど oisy でも良いか?」と尋ねたら二つ返事でOKが出たので、oisy を派遣することに。
 まぁ・・日本初輸入の時から延々と扱わせていただいて、「こんなに凄い存在になられるとは!」・・とは思っていましたが・・(^^;;
 ただ行かせるのも癪なので、oisyにレポートを書いていただきました。
 1級畑だとばかり思っていたレ・ボーモン・バがグラン・クリュを名乗れる部分を含んでいて驚いた・・とか、醸造の時はどんな風に意識しながら行っているかとか・・
「梗の使用は料理に塩で味をつけるようなもの」
「料理人で例えるなら、プレスは火入れ」
などなど、感触や感覚の部分の細かい部分まで話してくれたようですよ。oisy渾身で書かせていただきました。セシルファンならずとも、ワインにご興味のある方ならきっと必見のコラムです!
頻繁なリロード禁止のお願い
 大変お世話になっております。切実なお願いです。
 ページのリロードが必要以上に行われるようになっています。サーバーへの過大な負荷でページ更新が滞る状況になっていますので、頻繁なリロードはお止めくださるようお願いいたします。
 また、「503 Server is busy」のエラードギュメントページが表示され、一定時間アクセスが制限される場合がございます。いずれ元に戻りますが、そのようなことにならないようお願いいたします。
詳細ページ
■新着情報メールサービスのご登録
 Noisy wine の新着情報メールサービスにご登録いただきますと、ご登録いただきましたメールアドレスに「タイムリーに」更新情報をお届けいたします。希少性のあるワインをご希望でしたら登録必須のサービスです。

■お届け情報他
 現在以下の宛先に対し新着情報メールをお届けするすることが出来ません。世界情勢を反映してか、各社様メールのフィルターを厳しくしています。申し訳ありませんが gmail.com や yahoo.co.jp (yahoo.comは厳しいです) などのフリーアドレスに変更をご検討の上、再登録をお願いいたします。不明な方は最下段中央の「e-mail to noisy」よりお問い合わせください。

■新着情報メール不達の宛先(新規登録も出来ません)
icloud.com nifty.com  me.com mac.com  hi-ho.ne.jp tiki.ne.jp  enjoy.ne.jp docomo.ne.jp  plala.or.jp rim.or.jp  suisui.ne.jp teabreak.jp outlook.com outlook.jp hotmail.co.jp hotmail.com msn.com infoseek.jp live.jp live.com
etc.
noisy のお奨め
 Spiegelau Grand Palais Exquisit 
シュピゲラウ・グランパレ・エクスクイジット・レッドワイン 424ML
 軽くて薄くて香り立ちの良い赤ワイン用グラスです。使い勝手良し!
Comming soon!
 Spiegelau Grand Palais Exquisit 
シュピゲラウ・グランパレ・エクスクイジット・ホワイト 340ML
 軽くて薄くて香り立ちの良い白ワイン用グラスです。使い勝手良し!
Comming soon!
WEBの情報書込みもSSLで安心!


 Noisy Wine [NOISY'S WINE SELECTS] のサイトでは、全ての通信をSSL/TLS 情報暗号化通信し、情報漏洩から保護しています。
◆◆Twitter 開始のご案内

 時折、Twitter でつぶやき始めました。もう・・どうしようもなくしょうもない、手の施しようの無い内容が多いですが、気が向いたらフォローしてやってくださいね。RWGの徳さん、アルXXロのせんむとか・・結構性格が出るもんです。
https://twitter.com/noisywine

ドメーヌ・ド・シャソルネイ・エ・フレデリック・コサール

ド・シャソルネイ・エ・メゾン・フレデリック・コサール

フランス Domaine de Chassorney et Maison Frederic Cossard ブルゴーニュ
● ド・シャソルネイのバックヴィンテージをご紹介させていただきます。バックヴィンテージと言いましても、インポーターさんから最近購入したものでは無く、Noisy wine のセラーに延々と入っていたもの・・残り物?・・と言いますか、売り忘れ・・、もしくは売り惜しみ?・・でも無いか・・。

「そろそろ良いタイミングになって来たんじゃないか?」

と言うことで、2010年~2011年ものをご紹介させていただきます。

 数は無いので・・でも赤は2010年のサン=ロマンを、白は2011年のサン=ロマンを昨日テイスティングさせていただき、確認しています。

 見せてくれる色彩はもう・・noisy がああだこうだとシツコク言うよりももっとずっと正直です。是非熟成の不思議、美味しさをご確認くださいませ。

◆ドメ ーヌ・ド・シャソルネイ 2011年(不)完全ガイド!◆
2011年、ド・シャソルネイ、フレデリック・コサールは、ブルゴーニュで今最も熱いワインと言えるでしょう!すぐに飲んでも美味しい・・・と言うことは・・・?


● 大変お待たせいたしました。2011年のドメ ーヌ・ド・シャソルネイとネゴスのフレデリック・コサールをご紹介いたします。毎年リリースのたびにほぼ全てのテイスティングを続けていますが、2011年ものの24アイテム中、マグナムを除いてテイスティングをさせていただきました。

2011年の9月頃、フランス・ブルゴーニュ現地から漏れ聞こえてくる声は、余り芳しいものでは無く、どうなってしまうのか、とても心配でした。先日のパカレの2011年のテイスティングは、白がほとんどでしたが、中~下級クラスは中々の出来だったものの、上のクラスはポテンシャル不足、パカレ自身のアナウンスと思われる
「2011年エレガントなヴィンテージ!」
の声も、何とかの遠吠えのように聞こえてなりませんでした。

脱線しますが大体にしてワイン屋などというのは、調子が良いとガンガン仕入れて良い気になり、在庫が膨らんで売上がイマイチだったりすると急に消極的になったりするもの・・。おまけに仕入れた(購入した)ワインが滅茶苦茶美味しいと凄くご機嫌になるものの、予想と違ってイマイチだったりすると、精神的にかなり落ち込んでしまったり・・ね。もっともまぁ、自分で購入した商品には決して手を出さない方々が大勢いらっしゃるから、それは少数派なのかもしれないが・・。

ところが、いつもリーズナブルで美味しいユドロ=バイエの下級クラスなどが入荷し飲んでみると、

「・・・あれ?・・旨かった2010年とちっとも変らないじゃん・・」

で、ド・シャソルネイ、フレデリック・コサールの20アイテム程のテイスティングに望んだわけです。・・まぁ、ある意味、とても痺れますよ。

そして、テイスティング終了・・・。結果は・・

「2011年のド・シャソルネイ、フレデリック・コサールは、2009~2010年と変らない、凄い仕上がり!」
と判断しました。

何しろ、赤のヴォルネイ、ヴォルネイ1級、ポマール1級を含むドメ ーヌもの(ド・シャソルネイ)は滅茶苦茶美味しく、ヴォーヌ=ロマネ・シャン・ペルドリ、シャンボール、モレ・モン・リュイザン1級はそれを凌ぐような仕上がりです!

そして、白ワインは、どのキュヴェを飲んでも思わず顔が綻んでしまう・・・にっこにっこしてしまうような旨さ!もう大満足なテイスティングでした!

2008年までのネゴスのワインには、どこか「借りてきた猫」のような、よそ者感が漂っていましたが、2011年では、完全に「コサール節」の表現そのものとなっています。これほどまでに柔らかく、しなやかに、バランス良く絶妙な香りと味わいに仕上げられる生産者は・・・他にはいない・・でしょう。

こうなってしまうと、ネゴスものの数の少なさが悔やまれてくるんですが、それでも最大限の数量をいただいています。

2011年赤
2011年赤の白眉は、何と言ってもモレ・サン=ドニ・モン・リュイザンでしょう。まさにグラン・クリュ・クロ・ド・ラ・ロシュの面影がバッチリです。

次いではヴォーヌ=ロマネ・レ・シャン・ペルドリ。グラン・クリュの狭間で咲く美しい花!・・(鳥かな?)もう、これに関しては瓶を抱えて飲みたいです。

そしてシャンボール。1級にならないデリエール・ラ・グランジュですが、むしろ早くから美味しいと思われます。テクニカルを見る限り極端な収量制限もしないのに、これほどまでに素晴らしく柔らかく官能的な味わいに仕上げられるのは、フレデリック・コサールを置いてはいないと言っても過言では無いです。

そしてポマール・ペズロール!真っ赤な果実が群生しています!土っぽいポマールでは有りませんよ。これも素晴らしい!

ニュイのダモードは、ニュイの粗さを全く感じさせない素晴らしい仕上がりでした。むしろヴォーヌ=ロマネを連想させるような感じで、香しいスパイスや野生的なニュアンスバッチリです。そして何より綺麗!

ヴォルネイ1級のロンスレとリュレは、とても美味しいですが、結構スタイルが違います。ロンスレはスグリ系でジューシー、深い構造とエレガンスの両立・・・きれい系です。リュレはむしろロンスレよりも濃厚で果実には黒味が入ります。官能感が高く、ちょっとエロいです!

村名ヴォルネイは黒っぽい赤果実。集中していて、ヴォルネイらしいあっけらかんとしたスムースで真ん丸なピノ!旨いです。

サヴィニー・ゴラルドは、何故かドメ ーヌもので有りながら、人気的にはオーセ・デュレッスに押されているのが理解できませんが、いつものとおり、やや濃い目、端正な赤い深み、綺麗に出たエキスでとても旨い!・・2008年以前のドメ ーヌラインナップから観れば、価格通り・・・白眉です!

オーセの赤は、メロンとかスイカとか、瑞々しい果物が連想されるような、少し硬質な味わい。元々ミネラルの多いワインだけに、流通の疲れが消えてない感じですが、いつも通りの素晴らしいオーセでした。

サン=ロマン赤はさすがにドメ ーヌの中心アイテムだけあって、いつも通りの美味しさです。4年ほど寝かすと、
「あれ?ヴォーヌ=ロマネ?」
と勘違いしそうになると・・思います。

2011年のブドーは、
「あれ?昔のパカレみたい?」
と思ってしまいそうな仕上がり具合で、梅かつを風味のエレガント+妖艶なワインです。もっと判りやすく言えばコサールにしては仕上がりがドライ。しかし、この方が好きな方は多いだろうと思えるものでした!


○2011年白
2011年の白の白眉は、ピュリニー・フォラティエールとムルソー・ジュヌヴリエールです。フォラティエールは、色を見ただけでも「わ~お!」です。・・・飲んだら「うわ~!」です。今飲むのが勿体無いけど、もう頬っぺたが落ちそうな美味しさ!凄いワインでした!

ジュヌヴリエールは、もう唖然とするような深いアロマ!目茶凝縮しています。開きはしないのに別世界の集中感美味しく飲めて仕舞います!圧巻です。

そしてピュリニー=モンラッシェ。この柔らかさ、球体な超絶バランス。是非ともルフレーヴさんに飲ませてほしい!カッチンコチンのテクスチュアも悪くは無いのでしょうが、このピュリニーを飲んだら考えも変ると思いますよ。・・まぁ、安全性を考えると、そんな冒険は出来ないのかもしれませんけど。兎に角、この柔らかさと表情の多彩さは、フレデリック・コサールにしか表現できないのかもしれません。ホント、見習って欲しいな~!

そして、価格が安いのにとても素晴らしかったのがボーヌ・ブレッサンド!蜜や白・黄色の果実が実にリアル!そして美しい雅なやや硬質な石灰系ミネラリティ!これに粘性をプラスしたら、ムルソー・ペリエールじゃないの?と言う声も出たほどです!

オーセの白はいつも通りのプティ・コルトン=シャルルマーニュ。それでもコサールだからこの硬さで仕上がっているのでしょう。普通のオーセと比べるととても柔和で表情豊かです!

何時も美味しいサン=ロマンはいつもよりややスタイリッシュでミネラルが豊かです。リンゴや梨のアロマ、ドライ目の仕上がりで中域もしっかり。中盤以降はいつものサン=ロマンでどっしり感も有って旨いです。

人気の高いビゴットは、熟し気味の柑橘果実、酸もしっかりしているのに良く熟している・・・どこかのPPさんに飲ませたいもの・・。こちらはちゃんと熟して、ちゃんと酸も有る。酸だけだったり熟度だけだったりする方とは大違い。ベースのワインでこの仕上がりはさすがです!

そして初登場のアリゴテは美しく張りのあるブルゴーニュのアリゴテらしいキビキビとした比較軽量級の味わいです。軽量級と言っても、コサールの中での話しで、他に持っていけば、格上クラスを喰ってしまうでしょう。華やかで軽過ぎず外向的。ブルゴーニュの気高さを持ったアリゴテでした。

なお、サン=ロマンのスール・シャトーだけはマグナムにつき飲めていません。そして、フラン・ド・ピエの樹によるこのワインは2011年が最後です。


●総評

ほとんど手放し状態で褒められます・・ので、ご安心してください。そして、もしお客様の景気が良かったら?・・是非早いうちに飲んでみて欲しいと思います。

「これほどまでに柔和で複雑性がありバランスの良いブルゴーニュワインは、他に誰が造れるのだろうか?」
と問うて見て欲しいんです。

テクニカルを見ても、必要以上に収量は落として居らず、それでも、この難しかったはずの2011年のワインを、ここまで持ってくるとは思いもよりませんでした。飲んでいただければ、きっとご理解いただけるでしょう。そして、造り手に必要なものは情熱と感性だと、思われるに違い有りません。素晴らしいフレッドの2011年。心よりお奨めいたします。


■エージェント情報
◆2010 年ワインについて

当主フレデリック・コサールのコメント
フレッド曰く、2011年は2010年のスタイルに近いが、よりフレッシュで軽やか!白はフェノールがしっかりと熟していた分、ワインはとても香り高い!2010年よりも一層果実味と酸がフレッシュで、今飲んで最高に美味しい状態にある。赤は、全体的に果実味がチャーミングでエレガント!今飲んでも美味しいが、まだ詰めたてで、若干閉じ気味なので、あと数か月瓶熟させれば、本領を発揮する。2011年はブドウの皮が薄く、発酵中色の抽出が早くスムーズだったので、マセラシオンの期間はいつもより短く済んだようだ。ポリフェノールが例年よりも少ない分、どのワインも果実味と酸が前面に出ている!まさに自然派らしい早くから楽しめるワインに仕上がっている!

畑・収穫情報ドメ ーヌにとっては豊作年!白は平均42hl/ha、赤は38hl/haの収量があった!ミレジム的には、春の気温が初夏並みに高い日が続いたため、ブドウの成長サイクルが早まり、収穫スタートが8月25日と例年よりも3週間ほど早かった。粒単位の選果と、スピードを求め、25人の大人数で一気に行った。ブドウの特徴成長サイクルが早まったおかげで、早い時期にフェノールが熟した!だが、途中6月から8月後半まで天候が不安定だったため、ブドウの糖度はそれほど上がらなかった。醸造情報白はphとアルコール度数が低く、醗酵は比較的スムーズだった!しかし、赤は発酵中ボラティルの上がるリスクが常にあり、いつも以上に徹底したコントロールと衛生管理が必要だった。各タンクの発酵状況は3時間おきにチェックし、ルモンタージュやフラージュは発酵の勢いを確認しながら随時対応した。収穫から発酵が終了するまで、いつも以上に気が抜けない緊張の連続。。しかし結果的に、ボラティルの問題はみごと克服し、芳醇でエレガントな素晴らしいワインに仕上がった!

ちょっと一言、独り言
フレデリック・コサールが私とワインを試飲する時、よく口に含んだ後「ブルルルル」と体を震わせたり、あるいは「ン…」と深くうなずきながら、後で「ウマイ!」と叫ぶことがある。「ウマイ!」と日本語で叫ぶのは我々日本人に対する愛嬌だとしても、その前の感動の動作は、ま さに彼が美味しいワインに出会った時のリアクションそのもので、これが彼の提潤Eする[VinVivant]すなわち活きたワインのエネルギーなのだ!
「たとえクランヴァンであっても、口にした瞬間心の底からこみ上げてくるような波動がなければ、それはワインが死んだも同然だ!」
と語るフレデリック。確かに、彼のワインは試飲を進めていく度に互いのヴォルテージが上がっていくので、思わず私も
「おぉ…」
と知らず知らずのうちにうなり声を上げてしまう…非の打ち所のないすばらしいワインだ。

Vin Vivant という言葉は、初めてフレデリックから耳にしたのだが、最初に聞いた時は妙に納得し感動してしまった。なるほど、確かに美味しいワインにはしびれるような感動がある。VinVivant とは、すなわち、美しいワインには必ず良い波動やエネルギーがあり、たとえワインが無名であっても、そのワインを味わったときに心揺さぶられるような感動ある。そして、その震えるような振動が伝われば、それは紛れもなくすばらしいワインだということだ。

彼は言う、「ワインは頭で考えるな!良いワインは口に含んだ瞬間必ず魂が揺さぶられるような感動がある!それは、テロワールやミネラルの波動がブドウに変化し、そのブドウの波動がワインに変化し、そしてワインの波動が人間に伝わっている証拠だ!」
と。
ワインを飲むときは頭で飲むのではなく感覚を信じて飲め!と彼は提潤Eする。彼がVin Vivant という考えに行き着いたのは決して偶然ではなく、その境地にたどり着くまでには長い経験と下積みがあった。ドメ ーヌを立ち上げる前に10 年間ワインのクルティエとしてブルゴーニュ中を奔走し、そのクルティエ時代にブルゴーニュのワイン全てを飲み尽くし、ノートに書いて頭に叩き込んだそうだ。ワイナリーの家系でもない、醸造の輝かしいディプロムを持っていたわけでもない彼にとって、頼りは彼独自のワイン分析と経験だけであった。
「たとえばルイ・ジャドはフィネス、ドルーアンは少し樽を利かせた熟成タイプ、ボワセはまず値段…等々、自分の感覚でワインを分析し、ドメ ーヌや畑に足蹴く通いテイスティングしながら10 年かけて自分の理想のワイン像を収斂していった」
と彼は言う。

そして、経験の中でたどり着いたひとつの結論はブドウの品質だった。すなわち、ブドウがテロワールやミネラルの波動をワインに集約し、私たちに伝えるということだった。「ブドウが全てを包み隠さずに伝える。だから、我々は、ブドウがその土地のエネルギーを100%集約できるような環境を用意してあげなければならない」。彼が土を耕すのも、散布剤を減らしてホメオパシー(※フレデリック・コサールの+α情報に説明あり)に説明あり)を取り入れるのも、全てはテロワールのエネルギーをブドウに最大限吸収させるためだ。醸造も同様に、ブドウのエネルギーを壊さずに如何にワインに集約するかというその一点に全神経を注ぐ。彼にとっては、たとえ健全なブドウでも、醸造で酵母や酵素添加、SO2、補糖、捕酸、逆浸透膜フィルター、ミクロオキシジェナシオン等々、下手に人が手を加えることは、ブドウのエネルギーの遮断につながり、結果、波動が伝わらない死んだワインと同然なのだ。
「私は、クルティエ時代にこのようなワインをたくさん口にした。名のあるグランヴァンでさえ波動の伝わらないワインがたくさんある…。これらワインは最終的にいつも味わいが似たり寄ったりで、感動が全くない…」
と本当に残念がるフレデリック。
それもそのはず、彼の将来の目標は、ブルゴーニュワインの救世主たるべく、グランヴァンでVin Vivant を仕込むことだからだ。自分のやり方で畑を甦らせ、自分の手でブドウを摘み、そして仕込む。この目標に向かって彼は今着々とまい進している。2009年 10月に長男シャルルが誕生してますます気合いの入ったフレデリック。彼がいたずらな子供のような顔をして
「どうして長男にシャルルと名付けたか教えてやろうか?」
と私に問いかけてきた。さっそく理由を聞くと「それはな、俺の尊敬するおじいちゃんがシャルルという名前で、俺がまだ幼少の時に親に内緒でこっそりとワインを教えてくれたのが彼なんだよ!おじいちゃんがいつも内緒で俺をカーヴに連れて行き、自分のつくったどぶろくワインを飲ませてくれていた!今の自分があるのはおじいちゃんのおかげで、俺も息子のシャルルが大きくなった時に、シャルルおじいちゃんのようでありたい!」
と笑顔で語ってくれた。


2011 Savigny-les-Beaune les Gollardes / Domaine
サヴィニー=レ=ボーヌ・レ・ゴラルド

9443
自然派
赤 ミディアムボディ
フランス
ブルゴーニュ
サヴィニー=レ=ボーヌ
ドメーヌ・ド・シャソルネイ・エ・メゾン・フレデリック・コサール
お一人様1本限定
◆◆◆1本だけ出て来ました
■エージェント情報
AC Savigny-les-Beaune Rouge "les Gollardes" 2011
AC サヴィーニ・レ・ボーヌ赤レ・ゴラルド
品種 ピノノワール
樹齢 52年平均
土壌 小石混じりの粘土質・石灰質
マセラシオン 木桶タンクで42日間
醗酵 自然酵母で20日間
熟成 新樽・古樽で12ヶ月、ファイバータンクで2ヶ月
マリアージュ
(生産者) ジゴ・ダニョー、牛肉のブロシェット
マリアージュ(日本向け) スペアリブの五香粉煮
ワインの飲み頃 2013年~2023年供出温度:14℃
テイスティングコメント スイカやミントの清涼感、ブルーベリーやジュニパーベリーのダークなベリーのニュアンス。クローブやアニスの存在感のあるスパイスと、細かく広がるタンニンが融合し、落ち着きのある印象。
ちなみに! レ・ゴラルドは区画名。99年に事故で非業の死を遂げた親友の畑を07年に引き継いでドメーヌが100%管理。畑面積は0.44ha。収穫日は2011年9月2日。収量は42hl/ha!新樽は30%、残りの70%は2~3年樽を使用!
750ML 在庫  完売   ご注文数   本
¥7,500 (外税) 
【サヴィニーと言ってもエレガントなだけのワインじゃ無いです!この充実した味わいを見て欲しい!】-----リリース当時のレヴューを掲載しています。
【サヴィニーと言ってもエレガントなだけのワインじゃ無いです!この充実した味わいを見て欲しい!】

 少し濃い目のやや暗いルビー。程好く質の良いジャミーさ、端正な赤さと深み・・実に旨い。綺麗に出たエキス。これからどんどんまとまってくるだろう。素晴らしい出来!

 美味しいですね・・。時折新着で売り切れないことがあるのが不思議です。濃度が出ない、桜のようなサヴィニーを連想されているとしたら大間違いですよ。価格から見ても判るように、オーセの上級なんですよね・・。つまり、フレッド自身もオーセより美味しいと判断している訳です。・・そこんとこ是非よろしく・・です!

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【サヴィニーと言ってもエレガントなだけのワインじゃ無いです!この充実した味わいを見て欲しい!】

 深く厚いアロマ。甘ったるくは無いのに、甘く官能的でジューシー!紫のニュアンスが強く、濃厚で旨い。若さも有るにせよ、ピュアなニュアンスが絶妙!

 このワインに関して、飲んだ事が無い方は・・飲んだほうが良いです。通常のサヴィニー・・特に、ルイ・シュニュさん辺りを思い浮かべると、全く違う地域のワインに思えるかもしれません。


エージェント情報
レ・ゴラルドは区画名。99年に事故で非業の死を遂げた親友の畑を07年に引き継いでドメーヌが100%管理。畑面積は0.44ha。収穫日は2010年9月26日。収量は30hl/ha!新樽は30%、残りの70%は2~3年樽を使用!

グロゼイユ等赤い果実の香りが華やか!横に広がるふくよかな果実味と細かいタンニンの収斂味が相舞いワインの味わいを複雑にする!

以下は2009年のコラムより転載です。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【滅茶苦茶旨い!素晴らしい!言う事無し!!】

 これは今から滅茶苦茶旨いです!凝縮し、果実味が濃厚です!早めに飲むならこれが一番でしょうか。ドメーヌ・ミレーヌ・フレール名になっています。

 赤を積み上げたイメージ。凝縮感有り。深くて落ち着いたアロマ。ジューシーでとても深い。適度に膨らみ余韻もとても長い。気品も素晴らしい!絶好調だ。これは大穴。酸の美しさも絶妙!


 毎年、このワインは素晴らしいんですが、この2009を飲むとコサール2009の全体像を見渡せます。勿論ですが、上級キュヴェはさらに素晴らしいとしても、このワインは外せないでしょう。超お奨めです!


エージェント情報
レ・ゴラルドは区画名。99年に事故で非業の死を遂げた親友の畑を07年に引き継いでドメーヌが100%管理。面積は0.44ha。収穫日は2009年9月15日。収量は35hl/ha。樽は1~3年樽を使用。
グロゼイユ等赤い果実の香りが華やか!横に広がるふくよかな果実味と細かいタンニンの収斂味が相舞いワインの味わいを複雑にする!

以下は2008年のコメントです。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【半端な味わいでは有りません。2007年も絶妙に旨かったが2008年も素晴らしい!熟した果実!】

 これだけベタで褒めてしまうと、
「おいおい、本当かよ・・」
という気持ちがお客様に芽生えやしないかと、ちょっと心配な部分も無きにしも非ずですが、素晴らしい出来のものを少しでも悪いとは、noisy
の場合はなかなか出来ないので・・・申し訳有りませんがお見苦しい点、ご容赦ください。

 なかなかこのご時勢は、誰が本当のことを言い、誰がうそを言っているのか、もしくは真実も嘘も興味が無く、ただ利潤を追求しているだけなのかの判断をする時間さえ無く、またそれを判断するだけのスキルも得にくい情勢です。

 ある大手の組織小売業は、このご時勢に大幅な自社輸入のワインの増加を達成したとの情報が有りました。勿論、それはグッドニュースなのかもしれませんし、その組織小売業に勤める方もnoisyのお客様になっている可能性さえ有りますので、世の中、回りまわって上手く行くみたいな状況なのかもしれません。やっぱり、急がば回れで愚直にやるしかないかと・・・いつもながらにそのように思い直しています。

 昨年、2007年のこのレ・ゴラルドの余りの美味しさに、一推し印を付けたnoisyですが、2008年もそれは変りません・・・というよりも、全てのアイテムが想像以上の出来栄えでしたので、どこを見てもお奨め常態で、
「一体、何を購入してよいやら判らん!」
とお冠かもしれませんが、
「どれを購入されても充実した味わいにご納得いただけるもの」
と信じている次第であります。

 やや還元、やや深い色合いのルビーから明るさと暗さの対比が見える深遠さ。純粋なエキスの味わいでかなりの美味しさを感じる。とても充実し、とても奥深い仕上がりで、とても綺麗。スパイシーな紫~赤のアロマでハツラツとしたフレッシュさと滑らかさが有る。ほんのちょっとだけ時間が必要。

 サヴィニーというワインは一般的には、桜っぽい、軽やかな、エレガントな味わいに仕上がりますが、このゴラルドは全く違います。構造はより深く重さも持ち、さりとて鈍重にはなりません。充実した味わいです。僅かに早いと言えますが、もうすでに入荷から20日ほど経過していますから、充分落ち着いている頃だと思います。昨年の2007年のゴラルドの華やかさ全開の味わいよりも、より熟し、まろやかさと深みを持っています。

「2008年のブルゴーニュって、本当に悪い年なの?」

と、疑問を持たずにはいられないでしょう。素晴らしいピノです。超お奨めアイテム、是非飲んでみてください。