【何時も美味しいコート・ド・ニュイ=ヴィラージュ、コンブランシアン村のクロ・デュ・シャポー2022年!・・少ないので飲めず・・でもリアルはポテンシャル93ポイント!】
いつも美味しいので楽しみにしていたクロ・デュ・シャポー2022年です・・が滅茶少なくて、飲むのは諦めました。
リアルワインガイド第87号ではブルゴーニュのコラムがめでたく復活、ド・ラルロも掲載されまして、ポテンシャル93ポイントと高評価です。海外も92ポイントまでは見つけましたので、
「日本人的感性・・昔ながらの東京ラーメン好きだと93ポイント、こってり系の九州、とんこつラーメンがお好きな方だと92ポイント」
と言うような感じでしょうか。
少ないので飲めませんが、リアルは、
「ナチュラル感は2021年に届かないものの、きれいな赤黒果実が大地の風味とともに充実して香る」
と申しておりました。どうぞよろしくお願いいたします。
以下は以前のレヴューです。
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【激推し!・・ブルゴーニュファンならこの狂おしいほどのアロマにノックアウトされない方はいないでしょう!・・凄い!】
いや~・・ジェラルディンヌさん、やってくれちゃいましたね。半端無い出来です!評価ポイントでは表しようのない、
「これこそ大好き!」
みたいな・・ブルゴーニュワインファンなら思わずひっくり返って喜んでしまうような・・もしくはシミジミと感じ入ってしまってメソメソしてしまいそうな、
「これぞブルゴーニュ・ピノ・ノワール!」
と言うアロマと味わいです。
ピノ・ファンの持つ見事な・・煙っぽい、深~いノーズに妖艶さ、甘美さが混じり・・どこかヴォーヌ=ロマネの超一流の畑を彷彿させるような繊細、微細な表情を見せつつ、その発生源でも有る深いエキスの拡がりがアロマを放出してもなお、甘美な味わいを拡げて行く・・そんな・・素晴らしいピノ・ノワールだけが見せてくれる醍醐味を、このニュイ=サン=ジョルジュ南の準村名のクロ・デュ・シャポーが見せてくれちゃいます。
ジェラルディンヌさんが醸造責任者になって7年目・・です。どうでしょう・・この7年目を迎えて、このド・ラルロのワインの世界観をしっかり表現できるようになった・・もしくは、2021年と言うヴィンテージこそが、古き良き時代のブルゴーニュ・ピノ・ノワールを再現させ、
「濃度に埋もれて見えなくなっていたテロワールやエレガンスがハッキリクッキリと表現できるようになった!」
と言えるのかもしれません。

昔、noisy たちブルゴーニュの新参者を狂わせた、この甘美で妖艶なアロマと味わいが、今、ここに再現されています。
いや・・それでは足りないかもしれません。何の不足感も無く感じられるアロマと味わいは、もしかしたら記憶の中で美化されてしまった古い時代のピノ・ノワールとは、雲泥の差が有るのかもしれません。
ですがこの、「反則技」とも思えるような物凄いエロティックで甘美な芳香こそに、ピノ・ノワールでしか味わえない世界を・・我々は感じ入ってしまうのは間違い無いでしょう。
コート・ド・ニュイ=ヴィラージュは、数あるコート・ド・ニュイの村名の中には入れて貰えなかった村の畑です。しかし、
「コート・ド・ニュイ=ヴィラージュこそ、石切り場が数か所有り真っ白な土、白い石と茶色の石、そして粘土が混じり合った、多大なる可能性を秘めたアペラシオン!」
なんですね。コンブランシアン、コルゴロワン・・ご存じ無いかもしれませんが、同じコートに有りながら今まで持てはやされてこなかったからこそ、新しい発見が期待出来ます。
いや~・・是非ともさっさと飲んでビックリして下さい!Noisy wine に無かったら、さっさと他のショップさんの在庫を漁ってください!
そして、2020年ものと2021年ものの・・写真でも良いので・・比較しながら、
「どっちが好きか?」
と自分に問うてみてください。
同じワインに見えないほど違う外観・・そしてクロ・デュ・シャポーが優しく吠えるそのサマの比較で、ブルゴーニュ・ピノ・ノワールの神髄を感じることでしょう。
「有り得ないほど旨い!・・」
と・・思っていただけるでしょう。超お勧めします!
以下は以前のレヴューです。
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【やっぱりクロ・デュ・シャポーはクロ・デ・フォレにそっくり!・・どして?】
今飲んで美味しいクロ・デ・フォレ...と言いたくなるような、コート・ド・ニュイ=ヴィラージュです。
コート・ド・ニュイ=ヴィラージュと言うのは、村名そのものを名乗ることが出来ない村名ワイン..です。もし、
「ニュイ=サン=ジョルジュに接するコンブランシアンがニュイ=サン=ジョルジュを名乗れる!」
ことになったら・・ニュイ=サン=ジョルジュ村名です・・ならんでしょうけど。
僅かに涼やかで、少しだけライトなクロ・デ・フォレだと思って飲んだら、まぁまず間違いないんじゃないかと思いますよ。出来も非常に良いですし、むしろ現状のテクスチュアはクロ・デ・フォレよりも滑らかかもしれません。
まぁ、2017年もののクロ・デュ・シャポーの写真をご覧くださいよ・・2018年ものでも判りますよね。

「全く色相が違う!」
と言いたくなるような違いが有りますよね?
2019年ものは、それでもヴォーヌ=ロマネ辺りを中心に、ミルランダージュの影響で濃い目で酸の優しいワインが生まれました。
でも2020年ものは・・むしろ、
「奇跡的に天候が回復して、奇跡的に出来の凄いワインが出来た!」
と覚えておくのが正しいと思うんですね。
ここ一発の収穫時期を逃さず、一気に収穫して仕込んだ・・その結果、濃密でエキスたっぷりの「奇跡的なワイン!」が生まれたんだと思います。その成果はドメーヌ・ド・ラルロの場合、このクロ・デュ・シャポー2020で検証出来ます。
ですので、もしクロ・デ・フォレ・サン=ジョルジュ2020をセラーで育むとしたら、適度な時期にこのクロ・デュ・シャポー2020を開けてみる・・そうしますとクロ・デ・フォレ・サン=ジョルジュ2020を楽しく飲める(かもしれない)んじゃないかと思います。
2020年は、一時諦められた時期さえあった・・と言います。しかしながら仕上がったワインは、造り手たちが舞い上がってしまうほど「大きなワイン!」になった・・そんなヴィンテージなんですね。是非飲んでみていただきたいと思います。ご検討くださいませ。
以下は以前のレヴューです。
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【僅かにライトなクロ・デ・フォレ・サンジョルジュ的な深~い味わいです!・・アロマの柔らかさも素晴らしい!】
2019年ものの出来の良さか、それとも彼女のセンスが素晴らしいのか・・は未だに判断付きませんが、おそらくその両方なんでしょうね・・。見事な仕上がりの「コート・ド・ニュイ=ヴィラージュ」です。
印象はほぼほぼクロ・デ・フォレに近く、みごとに豊かで丸い味わいをしています。ジェラルディーヌさんのワインの中では力強い方です。もっともそれでも他と比較するとやはり、「エレガント系だ」と言うべきだと思います。
10年前のド・ラルロのワインに在った「硬さ」は無く、見事に自然派的にソフトでフカフカしたテクスチュアです。タンニンも非常に質が良く、ドライな味わいのピノ・ノワールに、むしろ甘みに近いものを感じさせてくれます。
色合いも素晴らしいでしょう?・・だいぶ寄って撮ってみましたが、この「官能さ」が伝わって来るでしょうか?・・深い複雑な果皮のアロマにクラクラ来ちゃいますが、これもまたクロ・デ・フォレ的です。非常にリーズナブルなキュヴェだと言えますし、ジェラルディーヌさんがド・ラルロに来てくれてよかった・・と素直に思えると思います。ご検討くださいませ!お勧めします!
以下は以前のレヴューです。
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【エレガントさに深みと優しさをプラスした見事な準村名格?です!】
まぁ、準村名と言うよりも村名・・ですね。あくまで村名ワインですが、村そのものを名乗れないニュイの村を一つのアペラシオンにしたのがコート・ド・ニュイ・ヴィラージュです。
ジェラルディーヌさんの2018年ものは全て「一貫」しています。エレガントさと豊かさを両立させた上で、とてもエレガントで有り、端々が見事に柔らかく丸く、単にエキスの味わい・・と一言で片付けてしまうのが勿体無い仕上がりです。
2017年ものよりも熟して充実した色合いをしていますが透明感は全く失われず、アロマの上りも早く、滑らかです。
因みにワインリポートの山本氏は以下のように評しています。
クラッシュしたストロベリー、レッドチェリー、バラの花芯、しなやかなテクスチャー、心地よいタンニンがミネラル感に富む果実と統合されている。全房発酵からくるスパイシーなフィニッシュにうまみがにじむ。90点。
ん~・・とても良い感じの評価だと思います。単に果実だけではなく、フラワリーでも有るんですね。とても良い出来!・・2018年のドメーヌ・ド・ラルロは買いだと!・・お勧めします。是非ともご検討くださいませ。
以下は以前のレヴューです。
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【これで充分!!2017年のド・ラルロはピノ・ノワール・ファン必飲ですが、これを飲めば全てが判る・・かも!・・(^^;;】
この色合いですよ・・嬉しいですね~・・これだから滅茶薫るんですよ・・香水のようなアロマが!・・でもまだ濃いかなぁ・・。
2017年もののド・ラルロのテイスティングは、このクロ・デュ・シャポーから始めました。オート=コートのキュヴェは2本とかのふざけた数しか入荷してませんので、飲みようが無いんです。
ちなみに・・ですが、コート・ド・ニュイ=ヴィラージュと言うアペラシオンは、「ヴィラージュ」と付くことで判りやすいかと思いますが、「村名格」です。
単独の村名を名乗れないニュイ近辺の村のワインは、この格を名乗れます。言わば、
「コンブランシアン」
と言う村名ワインと・・そんなA.O.C.は無いですが、思っていただければと思います。ここは、ニュイ=サン=ジョルジュを構成するニュイ=サン=ジョルジュ、そしてその南にあるプレモー=プリシーの、南に接する村です。
で、早速飲んでみて・・見事に淡い色合いからの濃密ドライなエキスはぷっくりと丸みを帯び、柔らかでスピードのあるアロマが飛び出してきました。
「・・あれ・・?この感覚って・・」
そう・・大昔のド・ラルロのワインに感じたものに近いんですよ。そして昨今は余り感じることの無かった強烈なアロマが出て来たんです。
そうそう・・ブルゴーニュワインって・・こうじゃ無きゃ!
濃くて甘くてややボタッとして切れがイマイチなのも余韻に引きずられて美味しいけれど、何か違う・・と反応してしまうんですよね。2016年ものも美味しかったですよ。こっちの方に寄ってくるような感じが・・すでにしていました。2015年ものにもそれは少しだけ有りました。2014年ものには有りませんでした。2013年ものは、ヴィンテージの背景で淡くなったと思っていました。2012年ものは・・いや・・もう止めておきます・・(^^;;
この2017年もののド・ラルロは絶対に飲まなければいけない・・と思います。だから無理やりにも・・そう仕向けてしまいます。でもそれで皆さんも幸せになれると信じています。
「濃いだけじゃだめ。」
「薄いだけでもだめ。」
なんです。
ミネラリティをしっかり取り込んだ葡萄をしなやかに醸造することのみにより、この素晴らしい香りと味わいが生まれます。
今飲んでも納得していただけるでしょう。数日休養を上げてください。そして確かめてください。もしそれで素晴らしいと感じたら、さっさと押さえに掛かりましょう・・まだ2017年のド・ラルロが残っていれば・・ですが・・。
実は、アレックス・ガンバルと言うネゴスは、noisy的には・・余り・・でした。なので、当初はジャック・ドゥヴォージュが居なくなると言うので残念に思っていました。もうド・ラルロは復活しないんじゃないかと・・どこかで昔のド・ラルロを心待ちにしていたんだと思います。
でも、ジェラルディーヌ・ゴドーさんが入り、こっちに向かってきているような感覚が有りました。あのラ・グランド・リュのフランソワ・ラマルシュもそう・・。
2010年以前は・・もう全然眼中になかったです。それが、2011年頃から徐々に煌めき始め、その頃から扱わせていただき、滅茶「薄旨」の2013年を経て、今やもう完全復活・・です。そして、ラマルシュのワインも全然濃くない・・だけれども滅茶美味しいですよね。
こっちに・・向かってきていると確信しています。是非確認、お願いいたします。超お勧めです!
以下は以前のレヴューです。
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【アラン・メドーのバーガウンドで88~91Pointsでした!】
リアルワインガイドへの掲載は次号の63号辺りになるのでしょうから、間に合いませんね。バーガウンドだけ評価が見当たりましたが88~91ポイントと、まぁまぁです。バーガウンド・ドット・コムの評価はアドヴォケイトともまた微妙に違い、95~100ポイントの非常に高い評価が付くことは稀で、また、アドヴォケイトに比較すると90ポイントを中心に若干圧縮されたような分布になりやすい傾向が有ると思います。
本来ですと、クロ・デュ・シャポー辺りはテイスティングしていておかしく無いんですが、何せ入荷は3本ですので・・すみません。