ピュアで美味しいワインをnoisyがご紹介します。 自然派、ブルゴーニュ、イタリアワインを好きな方は是非ご来訪ください。
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■ セシル・トランブレイ来日記念!
2025年2月19日テイスティングセミナーレポート・・by oisy

 お忍びで・・と言うことでは無かったのですが、この2025年2月にひっそりと忍び足でセシルが来日してくれていました。
 少数人数でテイスティングセミナーを行うので是非・・という事で noisyをご招待してくれたのですが、時はまさに決算真っ最中・・新着も何とかこなさないといけない・・激務中と言うことで noisy は参加を断念・・残念でしたが・・。
 せっかくご招待してくれたので、「noisyは都合付かないけど oisy でも良いか?」と尋ねたら二つ返事でOKが出たので、oisy を派遣することに。
 まぁ・・日本初輸入の時から延々と扱わせていただいて、「こんなに凄い存在になられるとは!」・・とは思っていましたが・・(^^;;
 ただ行かせるのも癪なので、oisyにレポートを書いていただきました。
 1級畑だとばかり思っていたレ・ボーモン・バがグラン・クリュを名乗れる部分を含んでいて驚いた・・とか、醸造の時はどんな風に意識しながら行っているかとか・・
「梗の使用は料理に塩で味をつけるようなもの」
「料理人で例えるなら、プレスは火入れ」
などなど、感触や感覚の部分の細かい部分まで話してくれたようですよ。oisy渾身で書かせていただきました。セシルファンならずとも、ワインにご興味のある方ならきっと必見のコラムです!
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ドメーヌ・ドニ・ベルトー・エ・ベルトー=ジェルベ

ドニ・ベルトー・エ・ベルトー=ジェルベ

フランス Domaine Denis Berthaut et Berthaut-Gerbet ブルゴーニュ
● お待ちかねの方も多いかと思います。2015年のベルトーが入荷し始めました。今回は上級キュヴェと、2015年の少ない作柄を埋めるべくのバックヴィンテージが少しだけ・・追加で有ります。

 2015年よりドメーヌ・ベルトーとドメーヌ・ベルトー=ジェルベのラインを一本化、「ドメーヌ・ベルトー=ジェルベ」になっています。

 2013年ものはそのヴィンテージを背景にしたものが出たのか超エレガント、生き生きとして一体感の有る見事なブルゴーニュワインでした。大人気でした。

 2014年ものは2013年ものに比べやや大柄でしっかり、ポテンシャルとしては上回るものの、リリース時の味わいのバランスは2013年ものに及ばず、唯今成長中で現在、かなり良くなってきていると思います。

 で、2015年ものなんですが、ジェルベ家のヴォーヌ=ロマネ系ワインが増えたのは喜ばしいものの、全体数量が激減しており、1本~数本しか入荷しないアイテムが多く、また、ACブルやフィサンなどの量が有る程度見込めるベースキュヴェの到着が後になった関係で、全体像を見切れる状況では有りません。

 なので、今回はベルトー家のジュヴレ村名のクロ・デ・シェゾーと、ジェルベ家のヴォーヌ=ロマネ村名を飲ませていただきました。

 が・・困りましたね・・凄いポテンシャルなんですよ。

「エキス系でエレガントで美しかった2013年のスタイルをそのまんま濃密にした香しい味わい」

です。


 見切れないと言いつつも宣言してしまいましたが、これはもう・・早い者勝ちで・・すみません。詳細はコラムをご覧くださいね。

━━━━━
 2013年に衝撃的なデビューを飾ったアメリー・ベルトーによる「ドメーヌ・ベルトー」「ドメーヌ・ベルトー=ジェルベ」をご紹介します。すでにワイナート誌、リアルワインガイド誌にも取り上げられ、

「凄く変わった!」

と言われる「ドメーヌ・ドニ・ベルトー」の継承者・・それがアメリー・・愛らしく若い女性です。ワイナート誌に至っては、誰が取材したのかは判りませんが、

「正常な男性なら惚れてしまうほど美人!」
と言うような、ちょっと・・

「・・大丈夫かぁ?」
と言う気持ちにさせられるような形容をしています。

 まぁ、そんなことよりもですね・・実際にワインがどうか?・・が重要なんです。

 何てったって・・私らの世代で「ドニ・ベルトー」は知らない人はいないだろう・・と言うべきドメーヌです。最近はやっていませんが、「ドメーヌ・シェゾー」と言う造り手のワインは、ドニ・ベルトー始め、ルネ・ルクレールとポンソが造っていまして、各々シェゾーの畑を耕作、醸造し、製品の半分を自身のドメーヌで売り出し、残りの半分をドメーヌ・シェゾーに渡す・・と言うことをやっていたわけです。

 なので、ポンソが造ったグリオット=シャンベルタンとか、ベルトーが造った「ソレ」とか・・、区別が付かなかったんですよね。なので、飲んでみて・・

「あ、これ・・ポンソ・・間違いない!」
とか、
「ん?・・いや、ルクレールでしょ!」
みたいなことをやってた訳です。

 ドニ・ベルトーのワインは悪くは無いんですが、パワフルながらやや野暮ったく、リリース直後は手を出さない方が良い・・と言う判断をしていました。

 しかし、色々な情報を精査してみると、

「アメリーのワインとてもエレガント」
「ソフトなタンニンに仕上げたいと本人も思っている」

ようなことが判りましたので・・

「こりゃぁ・・まず、何としても飲まなきゃならん!」

・・で・・早速・・4アイテム、飲んじゃいました!これだけの少量しか入らない中での4本は、結構厳しいんですが、リアルもワイナートも現地試飲ですからね・・。僅かとは言え、少なくとも2カ月ほどのタイミング差、熟成差が有りますし、現地のコンディション=輸入後のコンディションでは無いですし、また、同じ銘柄名だとしても、現地試飲のアイテム=日本輸入のアイテム・・とも限らない訳です。(・・樽寄せの問題が有りますんで・・でも、ベルトーではフードルに戻して樽寄せし、均一化はしているようです。)

 それに、ヴォーヌ=ロマネの「ドメーヌ・フランソワ・ジェルベ」姉妹の娘がアメリーなので、何とジェルベのヴォーヌ=ロマネの珠玉のクリマを貰ってるんですね~!・・ヴォーヌ=ロマネ村名、1級プティ=モンに加え、なんと特級エシェゾーまで!


 で・・結局これはもう・・・

「素晴らしいので買うしか絶対ない!」
と言う結論に達した訳ですね。

 なので、上級キュヴェは非常に少ないので、限定条件を付けさせていただく・・ことにしました!・・初登場でこんなことは初めてかもしれません。素晴らしい味わいだと確信しました!・・是非各コラムをお読みいただき、必ずやお試しいただきたいと思います!購入して後悔することは無いでしょう。・・・でも買わないと後悔すると思います。



ヴォーヌ・ロマネ、シャンボール・ミュジニー…人気のアペラシオンは必ずキラ星のような造り手を擁しています。
傑出した造り手を持たないがゆえに、やや知名度に乏しかったフィサン村にアペラシオンを牽引するスターが誕生しました。
ドメーヌ・ベルトーはマルサネ村とジュヴレ・シャンベルタン村に挟まれたフィサン村を本拠地に7世代続くドメーヌです。
その歴史は19世紀の終わり、数ヘクタールのフィサンから始まりました。1974年、ヴァンサンとドゥニ兄弟がベルトーを相続し、フィサン、フィサン1級の畑を拡大していきました。
2013年、ヴォーヌ・ロマネ村のドメーヌ・フランソワ・ジェルベを母に持つアメリー・ベルトーがボルドー、ニュージーランドでの研修を終え、7代目当主に就任しました。
母方のドメーヌ・ジェルベから一部の畑を相続しベルトー・ジェルベ(Berthaut-Gerbet)名義としてドメーヌ・ベルトーのラインナップに加えました。
今日ではフィサンを中心にジュヴレ・シャンベルタン、ヴォーヌ・ロマネなど全て合わせて13ヘクタールの畑を所有しています。生産するワインの90%は赤ワインですが、フィサンの一部の区画にシャルドネを植樹しています。

栽培:ブドウは、ビオロジックの考えに基づいた理性的な方法で栽培します。
テロワールを尊重した安定した土壌のもとで栽培されています。
殺虫剤の使用は制限を設け、土には、化学薬品を使っていません。除葉、グリーンハーヴェストによりブドウの成熟が最適になるように風通しを良くしています。

醸造:厳しい選果の後、最小限の手数でコンクリートタンクで発酵させます。
約5日間の低温マセラシオン。天然酵母で発酵。
1日2回のルモンタージュ、発酵の最終段階でピジャージュして優しく抽出。
約5日間のポスト・マセラシオン(発酵後浸漬)
ほぼ全てのワインは1.500~3.000リットルの大樽(フードル)でマロラクティック発酵。春に樽に移します。
新樽はほとんど使用せず、最大で24か月と比較的長い熟成期間を要します。

【メディア情報】

 アメリーは私が訪れた昨年7月以降、いくつかの変更を決断しました。
『2015年は私の祖母から新しい畑、シャンボール1級、クロ・ド・ヴージョ、そしてヴォーヌのスショを引き継ぎました。それに伴ってこの2015年から私たちのワインは祖父母の名前を残したベルトー=ジェルベ名義へと変更することにしました。』
2015年について
『とても素晴らしい経験になりました。収穫は長期にわたり、9月7日に始まり、10月21日に終えました。
最後の収穫となったブルゴーニュ オート=コート・ド・ニュイは雨が降り終わるのを待ちました。この年は雨の後のブドウの方がより良かったかもしれません。フィサンのレ・クレイは収穫を雨の前と後の二回に分けました。これがどのような違いとなるかとても楽しみにしています。
これらの赤ちゃんのようなワイン達は、早い段階から高い糖度だったにも関わらず、バランスが優れています。リンゴ酸が低いですが、バランスの良さが崩れることがありません。
私たちはルモンタージュやいくつかの全房発酵の比率を減らし、過剰な抽出を避けました。
残念ながら2015年は収穫量がとても少なく、畑によっては50%も収穫を減らしてしまいました。しかし、不幸中の幸いとして、葡萄は極めて健全だったために選果の必要がほとんどなかったのです。私たちは新しい選果台を準備していましたが、いらぬ心配でした。』
(ビル・ナンソン著Burgundy Report EXTRA! 2015-11より翻訳・加筆:オルヴォー村岡)

 読者の皆様は、かつて私が著書の中で“ドメーヌ・ベルトーはフィサンのジャック・フレデリック・ミュニュエである”と熱烈に賛辞を贈ったことをご記憶いただいているだろう。牧歌的なエチケットのイメージとは程遠い、豪快で大胆な本質を持っている。このドメーヌは驚くようなスピードで変化しているのです。
 ドゥニ・ベルトーの娘であるアメリが彼のドメーヌに加わった。ドゥニが畑を耕すため、伝統にのっとり、アメリに彼のトラクターを使用することを薦めたが、彼女はこれを拒否しました。アメリは自信の持つ自由な発想の元、蔵でワイン造りをすることを決めたのです。
 一方でドゥニの妻は、ヴォーニュ・ロマネにドメーヌを持つジェルベ姉妹の一人である。経営と醸造とで担当を分けていたが、両者とも引退し、現在はアメリと、彼女の2人の従妹がその後を引き継ぐことになった。
 現在、アメリはHautes Côtes de Nuits に1.5ヘクタール、ヴォーニュ・ロマネに1ヘクタールの畑を所有している。ヴォーニュ・ロマネの区画の中には、Vosne Romanée Petits Montsと、エシェゾーも1バレル(=1樽分)が含まれている。
 私はアメリに、2013年の雹がどのくらいドメーヌに影響を及ぼしたのか聞いた。彼女は、「フィサンは収穫量の約25%を失ったわ。でもCôte de Beauneの被害に比べれば大した被害ではなかったもの。」
(ビル・ナンソン著Burgundy Report EXTRA! 2014-7より翻訳・抜粋)

ブルゴーニュの未来を担う10人のライジング・スター
ドメーヌ ドゥニ・ベルトーとして理解している読者もいるかと思います。2015年よりアメリー・ベルトーは父方のフィサンに加え、ヴォーヌ・ロマネの母方の畑もすべて継承することになりました。7代目ヴィニュロンとなるアメリーはボルドーやナパ・ヴァレーで研鑽を積み、堅牢なアペラシオンとして認知されていたフィサンに、寛容な柔らかさをもたらしたのです。例えば彼女の区画名入り村名となるフィサン レ・クロは冷涼感がありながらも新鮮な果実味がたっぷりとあります。(ヴォーヌ・ロマネには陰影があり、湿った土を思わせる一面もあり、このアペラシオンとして十分な表現を備えています。)
(PUNCH June 8.2016 Jon Bonné著 より 翻訳・加筆オルヴォー村岡)

Berthaut-Gerbet

ベルトー・ジェルベ 2016

アメリーちゃんがひと皮むけた。進化した。次のステージに上がった。

15年以上前に比べ明らかに中身がより詰まり、コア感が大充実してきた。

スタイルもエレガンスと力を融合させた、とても魅力的なもの。

毎日全力で畑仕事に取り組んでいる彼女は、RWGが訪問する時いつも決まってグッタリしている。

畑仕事を抜け出しで対応してくれるのだ。

申し訳ない気持ちで一杯になる

(なのでRWGは、「いつも畑に全力!」という人が対応してくれる場合はアポイントをその日の最後か早朝に取る)。

当日も18時のアポだったが、日の長い6月なので彼女は試飲後に畑に戻るのだ。

その努力が年々確実に実を結んでいる。そして、16年に素晴らしいワインを造り上げた。

ベルトー・ジェルベは現在畑を17haも持ち、20キュヴェも造っている。

彼女が満足する畑仕事に対してスタッフは足りない。本当に大変な思いをしながらワインを造っているが、

ボトルの中にその頑張りと情熱が美味しさとともに詰まっている。

17年からはあのニコラ・フォールが栽培長として加わった。これからもどんどん進化していくだろう。

アメリー曰く、「生産量はドメーヌ全体で5割減。所有している区画が広範囲に渡っていることが幸いして半減ですんだ。

果実がよく完熟していたのでいつもより全房発酵を多くでき、糖度、酸のバランスも申し分なし。

凝縮感は15年よりやや欠けるものの、典型的なピノ・ノワールらしいワインとなった。

出来上がったものに満足しているけれど精神的には辛く、まるで悪夢のようだった。

作れなかったキュヴェはジュヴレ・1er・カズティエとジュヴレ・クロ・デ・シェゾー(8割減だったのでジュヴレ村名に入れた)。

1er・ラヴォー・サン・ジャックは200本のみ、フィサン・1erザルヴレも壊滅的」。

リアルワインガイド63号より抜粋





リアルワインガイド63号の掲載は例年以上に反響がありました。

点数の高さよりも、造り手の姿勢にフォーカスして書いていただいたことが

とても嬉しかったです。

(どうしても美人ヴィニュロン的な記事ばかりで本質的なことを語られにくい)



2013年、代替わりした際の衝撃的なデビュー。

当初来日したアメリーと都内のアポイントすら、ひと苦労だったことを思い出します。

決して前評判の高い年では無かった2013年は、酒販店様のお力添えもあり

舌の肥えたブルゴーニュ愛好家の方々からも有難い反響をいただきました。



その後、国内外含めたメディアの高い評価もあり、

露出が高まるにつれ、都合の良い時代のスター的な存在として語られてしまい

名前が売れる代償として、彼女のヴィニュロンとしての才能と成長を

丁寧に掬い取って伝えることが難しくなってきておりました。

輸入元としての自戒を伴うジレンマを吹き飛ばしてくれる良い記事だったと思います。



RWG誌でも掲載されていますが2017年からは、

彼氏であるニコラ・フォール氏が栽培担当として参画しています。

ニコラ・フォール氏の経歴についてはここでは触れませんが、

彼女からも、ニコラ氏の才能の高さは聞いていましたので、更なる成長は間違いありません。

ヴィンテージの個性を越えて、年々、造り手の成長を一緒に追って行けるのは輸入元冥利に尽きます。



来日時、その愛らしいルックスを褒められても、全く関係ないと言わんばかりに

ニコリともせずワインの話を続けるアメリーの顔を思い出しました。



2016 Bourgogne les Prielles Rouge
ブルゴーニュ・レ・プリエール・ルージュ

13850
自然派
赤 ミディアムボディ
フランス
ブルゴーニュ
ドメーヌ・ドニ・ベルトー・エ・ベルトー=ジェルベ

◆◆◆申し訳ありません、お一人様1本にてお願いいたします。
■エージェント情報
葡萄:ピノ・ノワール
畑・土壌:1ha 石灰岩、泥灰土。AOCフィサンの境界線に位置する
樹齢:1980年に植樹
醸造:4日間低温マセラシオン、天然酵母、コンクリートタンクでアルコール発酵。1日に1~2度のルモンタージュ。発酵の最後のみピジャージュ。ポスト・マセラシオン(発酵後浸漬)5日間。
熟成:木樽でマロラクティック発酵。12カ月熟成。
750ML 在庫  完売   ご注文数   本
¥2,990 (外税) 
【2013年ブルゴーニュ・レ・プリエールの、あの色淡くもエキスバッチリ、ふっくら丸い味わいが復活!?】
 いや~・・良いですね~・・優しくてしなやかな肌、旨味もたっぷり有るのにキツさの無い、溶け込んで行くような・・・初登場でブルゴーニュワインファンを虜にしてしまった、とてもリーズナブルで素晴らしい2013年のレ・プリエールを思い出しちゃいました!

 そして・・普段は余りやらないFacebookで、写真をアップして呟いちゃいました!やはり反応、しっかり有りましたよ。

 何せピュアです。そしてナチュラルですが、危険性を全く感じない、ノン・アヴァンギャルド系です。

 そして・・やはり、ニコラ・フォールの存在を感じてしまいました。だって・・

「ソックリなんです・・ニコラのニュイ=サン=ジョルジュ系の味わいに・・」

 他のコラムでも書きましたが、敢えて言うならややソフトなフーリエです。このACブルでは有りませんが、

「アルマン・ルソーを思い浮かべてしまった」

と言うメディアの評価者もいらっしゃいました。・・・まぁ、判らなくもないですね。


 やはり、以前以上に・・全房発酵の割合を増やしている・・と言うよりも、全て全房発酵にしたいが、出来ないシュチュエーションも有るし、スターターも使用しているのでしょうから、「セミMC」と言うことになるのでしょう。

 noisy がテイスティングしたキュヴェについては、ジュヴレ=シャンベルタンのみ、そのニュアンスが薄く、それ以外は全房発酵系の影を持っていました。

 ちょうど、素晴らしい「昆布巻き」をいただきまして・・いや、

「ピノ・ノワールとは・・合わないでしょ・・」

と思われるかもしれませんが、ワインもピュア、昆布巻きも絶品・・しかも海藻類の匂いと全くバッティングせず、中の「身欠きにしん」とも良い相性だったんですね・・。非常に美味しくいただきました。

 この辺りはやはり全房発酵の良さですよね。ピュアだし香りのスピードも速いしふっくらしているし・・。勿論熟を加えて行けば、クラシックは発酵で行ったキュヴェと遜色無い仕上がりになるどころか、美しいディテールを若い時のニュアンスをタイムマシンのように持って行ってくれます。


 素晴らしいブルゴーニュワインです。でも・・2ケースしかないんです。一応ですが本数制限させていただきました。同じように素晴らしいオート=コートはまだ多めに有りますので、そちらもご検討くださいませ!


 以下は以前のレヴューです。
━━━━━
【エレガンスと高ポテンシャルをレジョナルワインで見事に表現しています!リーズナブルながらも素晴らしい!必飲です!】

 いや~・・美味しいです。今飲んで良し、数年寝かせても良し、最低15年は持つワインです。リアルワインガイド第59号は「87+ 88 今~2030」とかなり渋い評価ですが、個人的にはポテンシャルに90点付けないと周りの造り手のワインとの乖離をちゃんと説明できないと思ってます。

 2013年の淡い旨さ、2014年のポテンシャルの高さを共に内包し表現出来た2015年だと思います。

 何しろ・・・

「エキスの旨みが半端ない!!」

んですよ。

 一体、どうやったら出来るのか?・・これが出来る人はそんなにいないと思うんですが、下から上まで、見事に・・


「果実の旨み」

がしっかり感じられるんですよ。


 そしてそれは、

「決して甘味では無い」

んです。全く甘く無いんですね。残糖感無く非常にドライです。ところが全然、飲みにくくない・・ついつい、次のワインを求めてしまう「果実の美味しさ」を持った旨みなんですね。

 このACブル、プリエールは、

「カシスっぽさを持ったチェリー」

が一番近い表現かな・・と思いますが、飲まれるタイミングで変わるかもしれません。


 そして、ややプラミーだった2013年の柔らかな美味しさも奥に秘めています。スイスイっと入って来て、でも口内でしっかりノーズや味蕾をくすぐってくれるんですね~。

 こんな3000円以内のACブルは見当たらないと思いますよ。何せ・・飲まれた方なら判るかもしれませんが、


「昨年末にご案内させていただいた2015年ヴォーヌ=ロマネ/ベルトー=ジェルベとほぼ同様のニュアンスを、やや重いながらも持っている」

んですよ。ヴォーヌ=ロマネ・・・滅茶旨かったんですが、余りに数が無く・・余り行き渡ってないと思います。しかもリーズナブルで素晴らしいワインでした。そのイメージが脳裏にパッと浮かんでくるほど似ていました。


 是非飲んでみていただきたい、「必飲ワイン」とさせていただきます。ご検討くださいませ!



 以下は以前のレヴューです。色合いなど是非、比較してみてください。
━━━━━
【2014年、アメリー・ベルトーのベースのワインは充実度大きくアップしています!超お勧めデイリー・ピノ・ノワール!】



 2013年、彗星のようにデビューし、我々に大きなインパクトを与えてくれたアメリー・ベルトーの2年目のワインです。

 今年は2016年ですが日本も異常気象と言うか、地方にも寄ってかなり状況が違うにしても、

「突然の豪雨。しかもそこだけ・・集中して降っているだけ。」

みたいな、局地的に何かが集中してしまうような感じが有るかもしれません。最も、今までは情報が流れていなかっただけなのかもしれませんが・・。


 noisy の店も冷房を強くしている関係で、この季節は毎年、出入り口のガラスドアが結露し、それが垂れて床をビチョビチョに濡らしてしまうんですが、今年は何故か全くそうはならないんですね。

 そう、湿度が低いんですよ。なので空気中の水分が結露するほど無い・・と言うことなんだと理解しています。何せ、外は30度以上、レジ前はほぼ18度、セラーは13度ですから、結露すると大変なんですね~。結構、店内も局地的に結露します。結露するということは温度が違うものがそこで出会っていると言うことですが、完全を目指していても、どこかに必ず「穴」は有るものですよね。例えば「照明」一つとっても温度は上がってしまいますし、照明器具の部分はどうしても温度対策は難しいものです。


 そんなことはどうでも良いんですが、アメリーの2014年ものも2013年ものとの違いは、やはり「葡萄の出来」に掛かっている訳です。2013年は厳しい年でしたので、「強さ」「糖度」と言う観点からはどうしても「弱含み」だった年と言えると思います。強さの代わりに「直近のエレガンス」を手に入れたことになると思います。半面、良い年ほど長くは持たない「弱さ」に繋がります。

 2013年のレ・プリエールと2014年のそれを見比べると一目瞭然ですね。確実に各要素は2013年を上回っていると言えます。

 しかしながらそれは、

「人間がその時に飲んで美味しいと思うかどうか・・とは無関係」

な訳です。


 2013年のレ・プリエールは非常にエレガントで有り、美しい穏やかなエキス感がふっくらと伝わってきて、リリースから非常に美味しかったと思います。


 それに加え、

「輸入の時期の違い」

も有ります。


 2013年ものは9月頃だったと記憶していますので、2014年もののご案内は少し早いですよね。なので、2013年ものと2014年ものを感覚勝負で単純比較するのであれば、やはり9月頃に行うのがベストになります。

 もっともお客様はそれで良いんですが、我々はそんなことは致しませんで、感覚上でプラスしたりマイナスしたり、想像の上でどうこうと・・判断しないと、

「直近の味わいだけでそのワイン自体を判断してしまう」

ことになりかねず、とんでもない間違いになってしまうことに繋がります。

 勿論ですが、他にも、

「休められた状態か?輸入はいつか?」

とか、

「現在の品温は?また気温は?」

とかもそんな考慮の中に入れないといけないですね。


 そんな部分をキチッとした上で、2014年のレ・プリエールをご紹介したいと思います。2014年レ・ペリエール・・・アメリーらしい、

「ドライな味筋。エキスバッチリ。ミネラリティもよりしっかり。2013年よりもやや強い性格で、2013年よりも少し早い分、少しだけ硬さが見える状態。」

です。


 アメリー・ベルトーのワインは、かなりなドライですが、酸の構成具合が非常にふっくらとバランスが良いので旨みがしっかり乗っています。2014年は天候も良かったので、色合いは2013年に比較し、しっかりしています。しかし「濃い」と言う表現は全く当てはまらず、その分、豊かな酸とグラッシーなミネラル感がワインを覆っています。時間を掛けると徐々にソフトなタッチになってきます。

 グラッシーなミネラル感は透明さが際立ち、ガラスのような感じです。そこに余り鉄っぽくは成りすぎない感じの鉱物感が入ります。果実はベリー、チェリーで、抜栓直後はやや硬さも見えますが、こちらも徐々に果実感を強くして行きます。

 中域には少しジュヴレっぽいミネラル感が有りますが弱めです。色は淡いのにしっかりと低域から支えられていて、軽くは有りません。余韻も実に長く、ドライながら酸の旨みを感じさせつつ、グラッシーさも出しつつ消えて行きます。非常に良い出来だと思います。美味しいです。

 2013年の柔らかなテクスチュアを期待するには10月頃まで待つ必要が有るでしょう。しかし、現状でもかなり美味しく飲めます。

 もう2014年を飲まれた方の印象が人伝いに流れてきました。「2013年と少しスタイルが違うかも」と言うことでしたが、スタイルが違うと言うより、ヴィンテージの要素の違いがかなり大きいと思うんですね。しっかり出来たヴィンテージですから、弱いヴィンテージと同じ物を期待するならそれだけ時間も必要に成る訳です。

 とても美味しかった2013年のフィサンにしても、昨年の9月に飲むのと、今年、今飲むのでは大違いです。やや硬さが有った・・と言うことが今飲むと充分に理解できる味わいで、非常にソフトになり、表情も豊かで、より余韻が伸びて行くような感じに感じられるはずです。

 やはりアメリー・ベルトー、2014年もより素晴らしいワインを造ってくれたようです。価格も非常にリーズナブルです!是非ご期待ください。お勧めします!


以下は2013年のブルゴーニュ・レ・プリエールのレヴューです。
━━━━━
・・このとても淡いように見えるはずの色調からは、想像をはるかに超えたピュアで濃密なエキスが存在しています。何よりもピュアで、そしてエキスが濃いです。そしてとてもエレガント!味わいが濃いのでは無く、エキスの密度が濃い・・そう思っていただけますと近いと思います。

 noisy としては、ドメーヌ・ドニ・ベルトーのワインには、固定観念みたいなものが出来上がっていて、

「硬い・時間が掛かる、ちょっと野暮ったい」

のようなイメージを持っていました・・ので、すでに「追っかけ」まで出てきているような状況を理解するには、飲むしかない・・と思ったわけでして、しかもこのような・・全く正反対に思えるような味わいのアメリーのワインにはもう・・ビックリしてしまいました。

 グラスに注いだ直後・・もしくは抜栓した直後、何とも幸せなアロマが漂ってきます。これは彼女のどのワインにも言えることです。

 この淡い色合いの液体の入ったグラスをノーズに持って行くと、意外や意外・・さほど香っては来ません。テクスチュアは「むっちり」していて、まるで赤ん坊のほっぺたに自分のほっぺたをくっ付けているかのような感じ・・。

 開けたてはむしろサラリと軽やかにフワリフワリ・・終盤まで行きます。ですがもう5分・・10分と経過すると大きく変化して来ます。

 ボディがふっくらと膨らみ始めた・・と思ったら、膨大なエキスの濃度由来の旨みと・・なんと「桃」のようなフルーツ感が溢れ出してきます。そして、余韻には透明でピュアな・・まるで清冽な清水のような清々しさのあるイメージがいつまでも続くんです。

 当初「桃」のようなニュアンスは徐々にベリーっぽくなってきます。そしてさらにボディは膨張して行き、清冽な余韻を長く感じさせてくれるんですね。甘みを残した果実味は無く、ただ完全エキス化した要素が膨大で、ついつい・・飲んでしまいます。

「・・これ・・旨いなぁ・・」

と思わず言ってしまうでしょう。


 あのルイ・ユエランの、しみじみとしたエキスの旨み・・は、むしろ「墨絵の世界」で有って、アメリーのブルは、その墨絵の墨が「ピンク色」で出来ている・・と思っていただけると近いかもしれません。

「非常にドライで、ふっくらと柔らかく、今から飲み始めてもとても美味しく、非常にエレガントである」

と言え、noisy のイメージに有った、ドニ・ベルトーのものとは、「ドライ・・と言う一点のみ」の合致でした・・。


 この素晴らしい・・これからのブルゴーニュワインを牽引して行く立場になるかもしれない・・とさえ思えるようなワインでした。・・よくよく聞いてみると、「メオ=カミュゼ」でも研修していた(・・これはガセネタでした。すみません。)と言うことで・・、エージェントさんの担当は、

「それでもメオ=カミュゼとは似てないですけどね・・」

と。


 ただし、2013年のメオのブルゴーニュを飲んだ方ならお判りかと思います・・。

それなりに似た部分もあるぞ・・と。(修行はガセネタでしたが内容はその通りです。)


 そう・・非常に清冽な水のごとき、美しい余韻と全体のピュアさ・・はむしろそっくりと言えるかもしれません。そして、彼女は超絶エキスの仕上げに「ピンクの絵の具」を使ったと。

 で、リアルワインガイドの徳丸さんはプッシュしつつも87+、87+と言う評価ですが・・おそらく日本の現品を飲んだら評価を上げるでしょうね・・。間違いないと思いますよ。「茎っぽさもあるがネガティヴにならない・・」との部分が、大部分、「ピーチ」に成長してるんだと思います。noisyならポテンシャルで間違い無く90点付けるでしょう。

 このワイン、リーズナブルですし、目茶目茶旨いので、是非・・飲んでください。飲まなきゃならないワインだと思います。アメリー・ヴェルトーの初ヴィンテージは大成功!・・超お奨めします!!