ピュアで美味しいワインをnoisyがご紹介します。 自然派、ブルゴーニュ、イタリアワインを好きな方は是非ご来訪ください。
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■ セシル・トランブレイ来日記念!
2025年2月19日テイスティングセミナーレポート・・by oisy

 お忍びで・・と言うことでは無かったのですが、この2025年2月にひっそりと忍び足でセシルが来日してくれていました。
 少数人数でテイスティングセミナーを行うので是非・・という事で noisyをご招待してくれたのですが、時はまさに決算真っ最中・・新着も何とかこなさないといけない・・激務中と言うことで noisy は参加を断念・・残念でしたが・・。
 せっかくご招待してくれたので、「noisyは都合付かないけど oisy でも良いか?」と尋ねたら二つ返事でOKが出たので、oisy を派遣することに。
 まぁ・・日本初輸入の時から延々と扱わせていただいて、「こんなに凄い存在になられるとは!」・・とは思っていましたが・・(^^;;
 ただ行かせるのも癪なので、oisyにレポートを書いていただきました。
 1級畑だとばかり思っていたレ・ボーモン・バがグラン・クリュを名乗れる部分を含んでいて驚いた・・とか、醸造の時はどんな風に意識しながら行っているかとか・・
「梗の使用は料理に塩で味をつけるようなもの」
「料理人で例えるなら、プレスは火入れ」
などなど、感触や感覚の部分の細かい部分まで話してくれたようですよ。oisy渾身で書かせていただきました。セシルファンならずとも、ワインにご興味のある方ならきっと必見のコラムです!
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ドメーヌ・ドニ・ベルトー・エ・ベルトー=ジェルベ

ドニ・ベルトー・エ・ベルトー=ジェルベ

フランス Domaine Denis Berthaut et Berthaut-Gerbet ブルゴーニュ
● お待ちかね、日本のワインファンの多くも注目している話題の「ドメーヌ・ベルトー=ジェルベ」の2017年ものが入荷しました。

 ドメーヌ・ドニ・ベルトーを継ぎ、ドメーヌ・フランソワ・ジェルベからヴォーヌ=ロマネを中心とする稀有な畑を継承し、かつまた、ジャン=ルイ・シャーヴ、ドメーヌ・ド・ラ・ロマネ=コンティ、プリューレ=ロックで研鑽を積み、自身の畑を開き目まぐるしい活躍をしている夫、ニコラ・フォールを栽培長に迎えたアメリー・ベルトーです。

 どうやら結婚指輪は、非売品のD.R.C.の2007年バタール=モンラッシェのボトルに隠されていたようです・・・って・・

「バタール=モンラッシェの瓶詰の時に仕込んだの?・・いや・・ボトルの口径と指のサイズ・・どっちが太いのよ・・ってか、大体にして入るかいな?」

などと他人事でどうでも良いようなことも考えてしまいました。・・いや、キャプスュル内かな~・・ボトルの底かな~~・・どっちなんだろ・・。


 世界中で注目されているようですが、何せ・・

「価格が安いのに滅茶美味しい!」

ですから、注目されない訳が無いですよね。


 何せ、2017年ものはほとんどが値下げ?・・です。上のキュヴェはもともと無いので安くなったのかは判りません。


 で、noisy も2017年もの・・決して多くは無い数量ですが、頑張ってテイスティングさせていただきました。ただし、フランソワ・ジェルベから受け継いだ畑の方は、元々少ないですので・・飲める数量では有りませんでした。申し訳ありません・・が、こちらはもう、ずっとヴォーヌ=ロマネを継続的にテイスティングしており、万全だろうと判断しています。


 2017年のベルトー=ジェルベは、

「大充実!」

です。


 2013年のエレガンス中心のワイン、2014年~2015年の充実のワイン、2016年の努力のワインから、またさらに大きくステップアップしているように感じます。

 2017年よりニコラ・フォールが参画したことで、もっとビオ的に、全房発酵的な味わいになって行くだろう・・などと想像していましたが、

「・・そうでは無いらしい」

と言うことが2017年を飲むと良~~く・・判ります。


 あくまでニコラ・フォールは栽培長で有り、「畑と葡萄の面倒を見る長(おさ)」だと言うことが伝わって来ます。

「ま~・・なんて凝縮した美しい葡萄なんでしょ・・」

と感じられると思います。


 醸造自体は、通常の発酵と、おそらくスタータを使用しつつの全房発酵を組み合わせたもので有って、その割合は5:5から7:3の間位か・・と感じます。違ったらすみません。あくまで想像です。

 ですので、どちらの特徴も有りつつ良い部分を出すような造りで、例えば2013年辺りの造りだと、最初から滅茶美味しいが、そんなに長い期間の貯蔵には耐えられないかも・・と感じますが、2017年ものは、今までよりも到着が2~3カ月早いことも有りますが、比較すれば少し仕上がり切ってはいない部分を残しつつも、最初からかなり美味しく、しかも、

「滅茶長熟であるに間違いない!」

と言う、ワインの本質の部分を大きくブラッシュアップされていることが判ります。


 濃密なんだけれどもエレガンスをきっちり内包し、香りは最初から何とも中太に官能的でスピードが有り、アロマティックなニュアンスを多く含んだ味わいを残しつつの終盤から余韻が何とも素晴らしいです。そのうえで、この人は、

「キッチリとテロワールを感じさせてくれる」

のが素晴らしい・・。


 まぁ、言ってしまえば、まだアメリー・ベルトーとしての味わい、ワインの方向性が確定していない・・揺れている・・と言うことなのかもしれませんが、どうやら・・

「超本格派!」

を目指しているのが本心なのでは無いか・・と思うんですね。


「力を抜いて優しい味わいに仕上げたい」

などとは、全く考えていないと思います。それがビシバシ・・伝わって来た2017年でした。


 ただし、数は余り多くは有りません。のんびりは出来ないと思いますので、お早めにご検討くださいませ。超お勧めします!・・是非各コラムをご覧の上ご注文ください。


■2017年エージェント情報
 不作続きからようやく少し救われるかと思いましたがスタンダードキュヴェが少し増えはしたものの上のキュヴェの少なさ、2016年と変わらない少ない数量…世界的な引き合いの強さでしょうか。

『2017年は結果としてとても美しい年、決して難しいことはなかった。成熟度、果実のバランスが取れており、良い品質になりました。』
(アメリー・ベルトー)

 大幅な収穫量減となった2016年、2017年も同様に懸念されていた霜害は幸いにも避けることが出来ました。理由として、2016年ほどの寒さではないこと、湿気が少ないため霧が少なかったこと、畑の空気を循環させるだけの風があったこと、そして何よりも2016年を経験した生産者たちの準備が実った年なのです。霜害対策として畑で藁を燃やすなど徹底した仕事が2017年の結果に繋がりました。

 霜害の危機を乗り越えた後、温暖な成育サイクルによって健全かつ久しぶりに量にも恵まれたミレジムとなりました。陰影があり、奇麗な果実によるエレガンスのある2017年の個性は、まさにベルトー・ジェルべの魅力が存分に引き出されたと言えるでしょう。

 また、この年から伴侶となるニコラ・フォール氏が栽培担当者として参画しています。敢えて説明するまでもないことですが、晴れてアメリーの伴侶となった二コラ氏は Chave.DRC. Prieure-Rochといった名門で栽培の研鑽を磨いた実力の高い生産者で自らも小さな畑に愛情を注ぎ自分の名義でワインをリリースしています。16ヘクタールの畑を一人で管理していたアメリーにとって公私共に素晴らしいパートナーとなりました。

 2013年、フィサンのエレガンスを体現した綿菓子然とした彼女のワインは、しなやかで瑞々しい果実と重力感のない質感で驚かせてくれました。

 “フィサンの新星”と称され数々のメディアの注目を集めたアメリーですが、その可愛らしい外観に奢ることなく、もっと出来ることを常に模索している求道者のようでした。母方の畑を引き継ぎ、配偶者を得てステップを重ねるベルトー・ジェルべ。彼女を見続けているワイン商のベッキー・ワッサーマンは

『偉大なドメーヌの孵化』

という言葉を彼女に用い、もはや新星ではなく、偉大な造り手への成長を確信した賛辞を送っています。そして近年注目を集める新進の小さなドメーヌやマイクロネゴシアンと比較して家族の名前と畑に対する責任を背負った強さを指摘しています。

 アメリーと二コラ、二人の宝物であった2007年のDRC Batard-Montrachetを二コラに勝手に抜栓され怒り心頭だったようですが、ボトルの底に隠されていた結婚指輪を見て忘れられない思い出になったようです。二人でのスタートとなる2017年、また今後も目が離せなくなりそうです。

株式会社オルヴォー


● ファンの多いアメリー・ベルトーの2016年ものが入荷です!実に美しいエキス系ブルゴーニュで衝撃的なデビューを飾った2013年から4ヴィンテージ目の2016年。厳しい年だと皆が思っていたに違い無い訳ですが、ようやく続々と到着し始めた2016年ものを飲んでみれば、

「・・・一体どこにネガティブさが有るんだ?」

と思わざるを得ない状況だったわけですが、それでもまだお若いアメリー・ベルトー嬢ですから、一抹の不安と言うのは拭い切れない・・いや、どちらかと言えば「孫を見るじいさんの目」のような、そんな心持ちだったのかもしれません。

 到着を待ちきれずに飲んでみれば・・

「・・えっ?」


 そうなんですね・・もう、いや、またこの2016年はジャンプ・アップしたんじゃないか?・・としか思えない仕上がり。それを毎日テイスティングできる喜び・・も一塩どころじゃ有りません。

 ただし・・飲んでみて感じたのは・・「男」の存在です。

「・・・やっぱり、あいつか~!」

みたいな・・(^^;;


 こうなると唯のヤキモチ焼きの持てない男のヒガミにしかなりませんが、あのD.R.C.を手伝いながら、自身のドメーヌを興したニコラ・フォールの影がチラホラと飲んでいても見えてくるわけです。

「・・似てるよな~・・」

 そう・・今やワイン・ファンの間でも引っ張りだこなニコラ・フォールのワインに凄く良く似ているんですね・・。まぁ、アメリーの彼氏がニコラだと言うことは知っていましたが、2015年までは・・ね。そこまでな感じじゃなかったんですよ。

 ところがですが、もうACブルゴーニュの栓を抜いた途端・・アメリーだけじゃなくてニコラまで飛び出して来ちゃったんですから、ビックリしてしまいます。

「そんなこと言ったって・・ニコラ・フォール、飲んだこと無いし・・」

と言われる方にはこんなフレーズはいかがでしょうか。

「・・誤解を恐れずに言ってしまえば、ほんのり脱力した(リキミの無い)フーリエ!・・をよりナチュラルにした感じ。」

なんですね。旨くない訳が無いじゃないですか。


 それで今日、もう明日にはこの記事をご紹介でアップしなければならないリミットなもので、

「あそうそう・・リアルワインガイド第63号をご紹介するのを忘れてる・・」

ことに気付き、確かベルトーも掲載されているはずと、ページをパラパラと読みだしてみると・・なんと・・


「2017年からニコラ・フォールが栽培長として加わった」

と書いてあるじゃぁ無いですか!


 それに加え、

「アメリーちゃんが一皮むけた。進化した。次のステージに上がった・・・云々」


「・・・やられた・・noisy が感じたことをそのまんま・・先に書かれた・・」


 ハッキリ言って、本当の話しです。今かなりショックです・・Facebook には、そのようなことをしっかり書いてしまいました。おそらくそれを見た皆さんは、「リアルワインガイドの受け売り」と思われたでしょう・・(TT

 まぁ、そんなことはどうでも良いんです。2016年のアメリー・ベルトーは、よりナチュラルになっていますが、危険なニュアンスはゼロです。ニコラ・フォールに凄く良く似ている・・と言うのは、ある意味ではD.R.C.タイプだと・・言うことですね。

 しかも厳しく言えば、ややリキミが有ったとも言えなくもない2014年、2015年のアメリー・ベルトーには無い、どこまでも透き通った美しいエキスが有ります。醸造的にはおそらく・・セミMCかな?・・と思わせるような軽やかさと、ほんの僅かだけ感じる舌先のガスが有ります。ノーズも柔らかく、鈍重さは皆無、かといって構造的に薄っぺらにならない軽やかさが、

「2016年のアメリー・ベルトーのジャンプ・アップ!」

と言う言葉になって出てきた訳ですね。


 思い掛けず徳丸編集長と同様な感覚を持ったテイスティングでしたが、それはきっと真理で有り、またその味わいが日本人の心にしみるものであることも感じさせていただきました。

 素晴らしい2016年でした。勿論ですが、今まで同様・・ベルトー=ジェルベのキュヴェは非常に少ないですので、テイスティング出来るほどは入っていません。こちらは制限・条件付きとさせていただきましたが、やはり少ないACブルで充分アメリー・ベルトーの美味しさを感じていただけます。是非飲んでみてください!・・ここまで来たか!アメリー・ベルトー!素晴らしいです。

━━━━━
 お待ちかねの方も多いかと思います。2015年のベルトーが入荷し始めました。今回は上級キュヴェと、2015年の少ない作柄を埋めるべくのバックヴィンテージが少しだけ・・追加で有ります。

 2015年よりドメーヌ・ベルトーとドメーヌ・ベルトー=ジェルベのラインを一本化、「ドメーヌ・ベルトー=ジェルベ」になっています。

 2013年ものはそのヴィンテージを背景にしたものが出たのか超エレガント、生き生きとして一体感の有る見事なブルゴーニュワインでした。大人気でした。

 2014年ものは2013年ものに比べやや大柄でしっかり、ポテンシャルとしては上回るものの、リリース時の味わいのバランスは2013年ものに及ばず、唯今成長中で現在、かなり良くなってきていると思います。

 で、2015年ものなんですが、ジェルベ家のヴォーヌ=ロマネ系ワインが増えたのは喜ばしいものの、全体数量が激減しており、1本~数本しか入荷しないアイテムが多く、また、ACブルやフィサンなどの量が有る程度見込めるベースキュヴェの到着が後になった関係で、全体像を見切れる状況では有りません。

 なので、今回はベルトー家のジュヴレ村名のクロ・デ・シェゾーと、ジェルベ家のヴォーヌ=ロマネ村名を飲ませていただきました。

 が・・困りましたね・・凄いポテンシャルなんですよ。

「エキス系でエレガントで美しかった2013年のスタイルをそのまんま濃密にした香しい味わい」

です。


 見切れないと言いつつも宣言してしまいましたが、これはもう・・早い者勝ちで・・すみません。詳細はコラムをご覧くださいね。

━━━━━
 2013年に衝撃的なデビューを飾ったアメリー・ベルトーによる「ドメーヌ・ベルトー」「ドメーヌ・ベルトー=ジェルベ」をご紹介します。すでにワイナート誌、リアルワインガイド誌にも取り上げられ、

「凄く変わった!」

と言われる「ドメーヌ・ドニ・ベルトー」の継承者・・それがアメリー・・愛らしく若い女性です。ワイナート誌に至っては、誰が取材したのかは判りませんが、

「正常な男性なら惚れてしまうほど美人!」
と言うような、ちょっと・・

「・・大丈夫かぁ?」
と言う気持ちにさせられるような形容をしています。

 まぁ、そんなことよりもですね・・実際にワインがどうか?・・が重要なんです。

 何てったって・・私らの世代で「ドニ・ベルトー」は知らない人はいないだろう・・と言うべきドメーヌです。最近はやっていませんが、「ドメーヌ・シェゾー」と言う造り手のワインは、ドニ・ベルトー始め、ルネ・ルクレールとポンソが造っていまして、各々シェゾーの畑を耕作、醸造し、製品の半分を自身のドメーヌで売り出し、残りの半分をドメーヌ・シェゾーに渡す・・と言うことをやっていたわけです。

 なので、ポンソが造ったグリオット=シャンベルタンとか、ベルトーが造った「ソレ」とか・・、区別が付かなかったんですよね。なので、飲んでみて・・

「あ、これ・・ポンソ・・間違いない!」
とか、
「ん?・・いや、ルクレールでしょ!」
みたいなことをやってた訳です。

 ドニ・ベルトーのワインは悪くは無いんですが、パワフルながらやや野暮ったく、リリース直後は手を出さない方が良い・・と言う判断をしていました。

 しかし、色々な情報を精査してみると、

「アメリーのワインとてもエレガント」
「ソフトなタンニンに仕上げたいと本人も思っている」

ようなことが判りましたので・・

「こりゃぁ・・まず、何としても飲まなきゃならん!」

・・で・・早速・・4アイテム、飲んじゃいました!これだけの少量しか入らない中での4本は、結構厳しいんですが、リアルもワイナートも現地試飲ですからね・・。僅かとは言え、少なくとも2カ月ほどのタイミング差、熟成差が有りますし、現地のコンディション=輸入後のコンディションでは無いですし、また、同じ銘柄名だとしても、現地試飲のアイテム=日本輸入のアイテム・・とも限らない訳です。(・・樽寄せの問題が有りますんで・・でも、ベルトーではフードルに戻して樽寄せし、均一化はしているようです。)

 それに、ヴォーヌ=ロマネの「ドメーヌ・フランソワ・ジェルベ」姉妹の娘がアメリーなので、何とジェルベのヴォーヌ=ロマネの珠玉のクリマを貰ってるんですね~!・・ヴォーヌ=ロマネ村名、1級プティ=モンに加え、なんと特級エシェゾーまで!


 で・・結局これはもう・・・

「素晴らしいので買うしか絶対ない!」
と言う結論に達した訳ですね。

 なので、上級キュヴェは非常に少ないので、限定条件を付けさせていただく・・ことにしました!・・初登場でこんなことは初めてかもしれません。素晴らしい味わいだと確信しました!・・是非各コラムをお読みいただき、必ずやお試しいただきたいと思います!購入して後悔することは無いでしょう。・・・でも買わないと後悔すると思います。



ヴォーヌ・ロマネ、シャンボール・ミュジニー…人気のアペラシオンは必ずキラ星のような造り手を擁しています。
傑出した造り手を持たないがゆえに、やや知名度に乏しかったフィサン村にアペラシオンを牽引するスターが誕生しました。
ドメーヌ・ベルトーはマルサネ村とジュヴレ・シャンベルタン村に挟まれたフィサン村を本拠地に7世代続くドメーヌです。
その歴史は19世紀の終わり、数ヘクタールのフィサンから始まりました。1974年、ヴァンサンとドゥニ兄弟がベルトーを相続し、フィサン、フィサン1級の畑を拡大していきました。
2013年、ヴォーヌ・ロマネ村のドメーヌ・フランソワ・ジェルベを母に持つアメリー・ベルトーがボルドー、ニュージーランドでの研修を終え、7代目当主に就任しました。
母方のドメーヌ・ジェルベから一部の畑を相続しベルトー・ジェルベ(Berthaut-Gerbet)名義としてドメーヌ・ベルトーのラインナップに加えました。
今日ではフィサンを中心にジュヴレ・シャンベルタン、ヴォーヌ・ロマネなど全て合わせて13ヘクタールの畑を所有しています。生産するワインの90%は赤ワインですが、フィサンの一部の区画にシャルドネを植樹しています。

栽培:ブドウは、ビオロジックの考えに基づいた理性的な方法で栽培します。
テロワールを尊重した安定した土壌のもとで栽培されています。
殺虫剤の使用は制限を設け、土には、化学薬品を使っていません。除葉、グリーンハーヴェストによりブドウの成熟が最適になるように風通しを良くしています。

醸造:厳しい選果の後、最小限の手数でコンクリートタンクで発酵させます。
約5日間の低温マセラシオン。天然酵母で発酵。
1日2回のルモンタージュ、発酵の最終段階でピジャージュして優しく抽出。
約5日間のポスト・マセラシオン(発酵後浸漬)
ほぼ全てのワインは1.500~3.000リットルの大樽(フードル)でマロラクティック発酵。春に樽に移します。
新樽はほとんど使用せず、最大で24か月と比較的長い熟成期間を要します。

【メディア情報】

 アメリーは私が訪れた昨年7月以降、いくつかの変更を決断しました。
『2015年は私の祖母から新しい畑、シャンボール1級、クロ・ド・ヴージョ、そしてヴォーヌのスショを引き継ぎました。それに伴ってこの2015年から私たちのワインは祖父母の名前を残したベルトー=ジェルベ名義へと変更することにしました。』
2015年について
『とても素晴らしい経験になりました。収穫は長期にわたり、9月7日に始まり、10月21日に終えました。
最後の収穫となったブルゴーニュ オート=コート・ド・ニュイは雨が降り終わるのを待ちました。この年は雨の後のブドウの方がより良かったかもしれません。フィサンのレ・クレイは収穫を雨の前と後の二回に分けました。これがどのような違いとなるかとても楽しみにしています。
これらの赤ちゃんのようなワイン達は、早い段階から高い糖度だったにも関わらず、バランスが優れています。リンゴ酸が低いですが、バランスの良さが崩れることがありません。
私たちはルモンタージュやいくつかの全房発酵の比率を減らし、過剰な抽出を避けました。
残念ながら2015年は収穫量がとても少なく、畑によっては50%も収穫を減らしてしまいました。しかし、不幸中の幸いとして、葡萄は極めて健全だったために選果の必要がほとんどなかったのです。私たちは新しい選果台を準備していましたが、いらぬ心配でした。』
(ビル・ナンソン著Burgundy Report EXTRA! 2015-11より翻訳・加筆:オルヴォー村岡)

 読者の皆様は、かつて私が著書の中で“ドメーヌ・ベルトーはフィサンのジャック・フレデリック・ミュニュエである”と熱烈に賛辞を贈ったことをご記憶いただいているだろう。牧歌的なエチケットのイメージとは程遠い、豪快で大胆な本質を持っている。このドメーヌは驚くようなスピードで変化しているのです。
 ドゥニ・ベルトーの娘であるアメリが彼のドメーヌに加わった。ドゥニが畑を耕すため、伝統にのっとり、アメリに彼のトラクターを使用することを薦めたが、彼女はこれを拒否しました。アメリは自信の持つ自由な発想の元、蔵でワイン造りをすることを決めたのです。
 一方でドゥニの妻は、ヴォーニュ・ロマネにドメーヌを持つジェルベ姉妹の一人である。経営と醸造とで担当を分けていたが、両者とも引退し、現在はアメリと、彼女の2人の従妹がその後を引き継ぐことになった。
 現在、アメリはHautes Cotes de Nuits に1.5ヘクタール、ヴォーニュ・ロマネに1ヘクタールの畑を所有している。ヴォーニュ・ロマネの区画の中には、Vosne Romanee Petits Montsと、エシェゾーも1バレル(=1樽分)が含まれている。
 私はアメリに、2013年の雹がどのくらいドメーヌに影響を及ぼしたのか聞いた。彼女は、「フィサンは収穫量の約25%を失ったわ。でもCote de Beauneの被害に比べれば大した被害ではなかったもの。」
(ビル・ナンソン著Burgundy Report EXTRA! 2014-7より翻訳・抜粋)

ブルゴーニュの未来を担う10人のライジング・スター
ドメーヌ ドゥニ・ベルトーとして理解している読者もいるかと思います。2015年よりアメリー・ベルトーは父方のフィサンに加え、ヴォーヌ・ロマネの母方の畑もすべて継承することになりました。7代目ヴィニュロンとなるアメリーはボルドーやナパ・ヴァレーで研鑽を積み、堅牢なアペラシオンとして認知されていたフィサンに、寛容な柔らかさをもたらしたのです。例えば彼女の区画名入り村名となるフィサン レ・クロは冷涼感がありながらも新鮮な果実味がたっぷりとあります。(ヴォーヌ・ロマネには陰影があり、湿った土を思わせる一面もあり、このアペラシオンとして十分な表現を備えています。)
(PUNCH June 8.2016 Jon Bonne著 より 翻訳・加筆オルヴォー村岡)

Berthaut-Gerbet

ベルトー・ジェルベ 2016

 アメリーちゃんがひと皮むけた。進化した。次のステージに上がった。15年以上前に比べ明らかに中身がより詰まり、コア感が大充実してきた。スタイルもエレガンスと力を融合させた、とても魅力的なもの。毎日全力で畑仕事に取り組んでいる彼女は、RWGが訪問する時いつも決まってグッタリしている。畑仕事を抜け出しで対応してくれるのだ。申し訳ない気持ちで一杯になる(なのでRWGは、「いつも畑に全力!」という人が対応してくれる場合はアポイントをその日の最後か早朝に取る)。当日も18時のアポだったが、日の長い6月なので彼女は試飲後に畑に戻るのだ。

 その努力が年々確実に実を結んでいる。そして、16年に素晴らしいワインを造り上げた。ベルトー・ジェルベは現在畑を17haも持ち、20キュヴェも造っている。彼女が満足する畑仕事に対してスタッフは足りない。本当に大変な思いをしながらワインを造っているが、ボトルの中にその頑張りと情熱が美味しさとともに詰まっている。17年からはあのニコラ・フォールが栽培長として加わった。これからもどんどん進化していくだろう。アメリー曰く、

「生産量はドメーヌ全体で5割減。所有している区画が広範囲に渡っていることが幸いして半減ですんだ。果実がよく完熟していたのでいつもより全房発酵を多くでき、糖度、酸のバランスも申し分なし。凝縮感は15年よりやや欠けるものの、典型的なピノ・ノワールらしいワインとなった。出来上がったものに満足しているけれど精神的には辛く、まるで悪夢のようだった。作れなかったキュヴェはジュヴレ・1er・カズティエとジュヴレ・クロ・デ・シェゾー(8割減だったのでジュヴレ村名に入れた)。1er・ラヴォー・サン・ジャックは200本のみ、フィサン・1erザルヴレも壊滅的」。
リアルワインガイド63号より抜粋

 リアルワインガイド63号の掲載は例年以上に反響がありました。点数の高さよりも、造り手の姿勢にフォーカスして書いていただいたことがとても嬉しかったです。(どうしても美人ヴィニュロン的な記事ばかりで本質的なことを語られにくい)

 2013年、代替わりした際の衝撃的なデビュー。>当初来日したアメリーと都内のアポイントすら、ひと苦労だったことを思い出します。決して前評判の高い年では無かった2013年は、酒販店様のお力添えもあり舌の肥えたブルゴーニュ愛好家の方々からも有難い反響をいただきました。

 その後、国内外含めたメディアの高い評価もあり、露出が高まるにつれ、都合の良い時代のスター的な存在として語られてしまい名前が売れる代償として、彼女のヴィニュロンとしての才能と成長を丁寧に掬い取って伝えることが難しくなってきておりました。輸入元としての自戒を伴うジレンマを吹き飛ばしてくれる良い記事だったと思います。RWG誌でも掲載されていますが2017年からは、彼氏であるニコラ・フォール氏が栽培担当として参画しています。

 ニコラ・フォール氏の経歴についてはここでは触れませんが、彼女からも、ニコラ氏の才能の高さは聞いていましたので、更なる成長は間違いありません。ヴィンテージの個性を越えて、年々、造り手の成長を一緒に追って行けるのは輸入元冥利に尽きます。来日時、その愛らしいルックスを褒められても、全く関係ないと言わんばかりにニコリともせずワインの話を続けるアメリーの顔を思い出しました。


2017 Vosne-Romanee
ヴォーヌ=ロマネ

14450
自然派
赤 ミディアムボディ
フランス
ブルゴーニュ
ヴォーヌ=ロマネ
ドメーヌ・ドニ・ベルトー・エ・ベルトー=ジェルベ

◆何と値下げです!2020/02/01(土)より出荷可能です。
葡萄:ピノ・ノワール 畑・土壌:粘土石灰質
1級畑Clos des Reasから地続きのLes ReasとLa Riviereの2区画樹齢:平均50年
醸造;5日間低温マセラシオン、天然酵母、コンクリートタンクでアルコール発酵。1日に1~2度のルモンタージュ、ピジャージュ。ポスト・マセラシオン(発酵後浸漬)10日間。
熟成:マロラクティック発酵。樽熟成。(新樽30%)、エルバージュ17か月。 濾過、清澄せず
750ML 在庫  完売   ご注文数   本
¥7,990 (外税) 
【リアルワインガイド第63号は 今飲んで 91 ポテンシャル92 飲み頃予想2020~2043 ! ・・そして珍しいことも起きています!】(こちらは2016年もののレヴューです。)
 フランソワ・ジェルベから伝えられたヴォーヌ=ロマネ村名です。2015年ものは少ない入荷数の中から、忍び難きを忍び・・テイスティングさせていただきまして、その素晴らしさにビックリしてしまった noisy です。なので、エージェントさんの入荷数がそこそこな数字だったことに気付き、何とかネジ込んで・・少しだけ増やしていただきました。・・何でも言ってみるもんですね。

 しかしながら増やしてもらったとは言いつつ、全体の数量は昨年の2015年には遠く及ばず、全部綺麗さっぱり販売したとしても減益は免れないと言う寂しい状況です。

 なので、結構・・テイスティングで開けてしまいましたので、今回はヴォーヌ=ロマネのテイスティングを諦めざるを得ない状況でした。


 で、ネットを徘徊して情報集めをしたところ、面白いことに気付きました。余り無いこと・・です。

 大体、「このドメーヌは伸び盛りだ・・これから来るぞ!」と言う部分においては、大方のワインメディアは見えてないと思います。もしくは、見えていたとしても、「今はそのタイミングではない・・早すぎる」と言うような感覚なのかな・・と思います。なので、

「かなり良くなって来たな・・」

と感じたとしても、良いとこ、+0.5Points 位なんですね。しかも、ボトルコンディションやテイスティング時の固有のコンディション差などはあまり考えてないのでしょう。

「褒めたいが、結局褒めたことになってない」

ようになってしまいます。


 あ、思い出しました。アメリーファンのために、ベッキー・ワッサーマンさんのページをご紹介しましょう。デカデカと出て来ますよ。・・ベッキーさんについては・・是非ご自身でお調べください。

http://www.beckywasserman.com/domaines/berthaut-gerbet/#.W9q2YuIyWUk
(勝手にリンクは不味いと思うので、コピー&ペーストでご覧ください。)


 で、結局ですね・・あの、ブルゴーニュワインに評価の厳しいアラン・メドーさんよりも、比較的評価の緩いアドヴォケイトのニール・マーティンさんの評価が逆転しちゃってるんですね・・。

アラン・メドー 89~91Points
ニール・マーティン 88~90Points


 まぁ、評価をするのはその個人や団体ですから、結果はどうでも良いんですが、余り一貫性が無かったり、自身の好みだけでしてしまうと信用を失うことにもなりかねない訳です。

 リアルワインガイドはその辺も実に面白い立ち位置で、

リアルワインガイド第63号 91-->92 Points

と、今飲んでポイントは何と、アドヴォケイトよりも3Points も上回ってしまっています。元々ニール・マーティンさんは、2016年フィサン1級レ・ザルヴレに91~93Pointsを奢っておりますんで、レ・ザルヴレの方がヴォーヌ=ロマネよりもかなり良い・・と言う評価結果になっています。


 言ったことも言わなかったことも、やってしまったこともやらなかったことも、結局自分に全て還ってくるのが人生ですから、自分で責任を取れば良いだけです。きっと美味しいと思いますよ・・飲んでなくてすみません!頑張って分捕った分、ぜひ皆さんで板のシミくださいませ。お勧めします。


 以下は以前のレヴューです。
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【このヴォーヌ=ロマネ村名はまるで小柄なミュジニー!・・有り得ないです!ミシェル・グロもビックリするはず!】

「うわ~お!」です。これは買うっきゃないなぁ・・。申し訳ないけどお一人様1本限定です。元から無いものを飲んじゃいましたが、良かったのか悪かったのか・・。しかしこの素晴らしさは半端ないです。

 抜栓直後、やや硬めな石灰の穏やかなアロマが飛び出しますが、発散的な香りは穏やかな部類です。

「ん~・・香りはクロ・デ・シェゾーだなぁ・・。硬くなっちゃってるかぁ?」

と思いつつ、少量を口にすると・・まぁ、ビックリしすぎて言葉まで飲み込んじゃいました。


 そうなんですよ・・比較、発散的な香りが少なかったので、予想を裏切られた形でのこの表情が凄かった!まるでミュジニーのような赤系果実・花の香水のような、ほんのりスパイシーなアロマが鼻に抜けて行くんですよ。

「(えっ?・・畑、どこだっけ?)」

と記憶を手繰ってみても思い出せず、後日確かめることになりましたが、クロ・デ・レアの南に接するオ・レアとリヴィエールなんですね。ミュジニーやクロ・ヴージョの近くかとも思いましたが、そんなところに村名の区画は無いし、ミュジニーやその辺と近い組成の土壌まで、葡萄の根が張ってるんじゃないか?・・などと想像してしまう位でした。

 この高質でエキスの濃い味わいこそ、確かにあのミュジニーに共通するものです。しかしながらそうは言っても、ミュジニーと同等だなんては言ってませんので・・特にミュジニーの場合、熟していないと特に・・では有りますが、香りはめっちゃ香るものの、味わいは結構平板で硬く閉ざしている場合が多いです。

 このヴォーヌ=ロマネは全く逆で、香りはやや抑え気味ながら、口に含んだ後の味わいやノーズに抜けて行く香りが素晴らしい・・し、似ている・・と思えるんですね。


 いや~・・2013年も飲んでいるんですが、こんなに凝縮はしていませんでした。リアルワインガイド第59号で徳丸さんは、「やや青っぽい香りが有るがいずれ溶け込み、魅惑的なものに絶対なる」と書かれています。noisy 的には青っぽさは感じられず、すでに魅惑的過ぎる位、魅惑的でした。

 因みにリアルは「今飲んで 90 ポテンシャル 91+ 2020~2040」と、クロ・デ・シェゾー2015とほぼ同様の評価です。

 いや~・・これは皆さんに飲んで欲しいなぁ!・・もっと欲しいが・・残念です・・追加は見込めません!さっさとゲットすべき素晴らしいワインです。お早めにどうぞ!

 

 以下は以前のレヴューです。
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【素晴らしい!目茶美味しい!!(2013年のコメントですが・・)】

 すみません・・こちらも数量的な関係でノー・テイスティングです。2013年のコメントと2014年の他のワインのコメントを参考にされてください。


 以下は2013年の村名ヴォーヌ=ロマネのコメントです。
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 ・・まぁ・・こんなに美しい色合いを見せつけられたらね・・誰でも飲みたくなっちゃいますよね~。そして実際・・目茶旨いです!

 こちらのヴォーヌ=ロマネもアメリーのワインは一貫しています。非常にソフトでピュア、軽やか、エキスがフルーティー・・です。

 しかしながら、ヴォーヌ=ロマネの個性が半端無く、アメリーの個性に食い込んでいます。・・いや、食い込むと言うか侵食していると言うか・・いや、これは凄く評価している表現ですよ。

 なので、偉大なヴォーヌ=ロマネの個性がそっくり、そのアメリー味に乗っかっています。

 ソフトでピュア、そして軽やかさの上のヴォーヌ=ロマネの充実した緻密さが乗っかっていますし、エキスのフルーティーさは、ダークチェリーやベリーの色合いを強く持っています。エキセントリックで精緻なスパイスのアロマと、充実した品格の高いミネラリティからのアロマが絡み、素晴らしい風味になっています。

 88 89をを付けたリアルの徳丸さんのレヴューを見ると、

「やや厳し目のタンニンが有りこれがもう少し熟して円いものだと文句なし」
とおっしゃってました。

 ・・・安心してください。しっかり良い方向に向いちゃってますんで。今飲んでもそのタンニンはしなやかで優しく、むしろ構造を豊かに感じさせる方向になっちゃってます。
 それにね・・いまどき、こんなプライスのヴォーヌ=ロマネが有るかと?目茶お買い得でしょう?・・下手すりゃACブルしか買えないようなプライスでしょう?ここの区画はフランソワ・ジェルベ姉妹からのプレゼントですね。

 2014年もしっかり購入したいと・・noisy の仕入れ方針にも大きな影響を与えてくれた困ったちゃんなヴォーヌ=ロマネです。あと11本・・お早めにどうぞ!