
ペルドリのベーシックな1級の方です。写真は2013年もののカズィ・モノポールです。直訳すると「ほぼ独占してます・・」みたいな感じでしょうか。
ちょっと澱が舞ってしまっている感じでのテイスティングでした。中々しっかり休ませる時間が取り切れず・・いや、色々と雑務が有りますし、休養明けとかで荷物が入ってくるのが遅れるとかの戦いの結果で、もう少し綺麗な写真に仕上げたかったんですが・・すみません。
因みは2013年ものはアドヴォケイトが90点、スペクテイターが92点付けてます。飲めていない2012年はアドヴォケイト91点、ゴー・エ・ミヨが18/20点と、結構に高いです。
このカズィ・モノポールですが、畑自体 1922~1955年に植樹されたので、こちらもヴィエイユ・ヴィーニュには違い在りません。
またご存じかと思いますが、このオー・ペルドリはプレモー村に有ります。・・そう、皆さんもご存じの、
「クロ・デ・フォレ(レ・フォレ)」
の南に接していますし、
「クロ・デ・コルヴェ(オー・コルヴェのほとんどを占める)」
の上部(西)に接しています。
そう・・なので、クロ・デ・フォレやクロ・デ・コルヴェに・・結構に似ているんですね~・・。クロ・デ・フォレの、あの、「むっちり」した肉の感じや、クロ・デ・コルヴェの「ちょっとざらつく舌触りの赤過ぎないジビエの控えめなこってり感」とか・・・(^^;;
まぁ、そんな風に感じてもらえると、実に楽しいですよ。何せ、
「クロ・デ・コルヴェは6万円以上!」
ですし、
「クロ・デ・フォレは1.5万円以上!」
は確定の上、プティ・プレもクロ・デ・フォレになってしまいましたから、若木・格落ちも手に入らず・・みたいな状況なんですね。
因みに・・このペルドリの南に接するのは、あの「レ・ザルジリエール」なんですね~。そのほとんどを占めるクロ・デ・ザルジリエールは、以前はド・シャソルネイの看板でしたが、プリューレ・ロックにさらわれてしまっていますし、価格もとんでもないことになってしまっています。
味わい的には、そんな畑たちと似通ったニュアンスを多く受けます。低温で漬け込んでからイノックスで醸すタイプだと思われますが、ググっと出てくる感じの中にスッと抜けてくニュアンスが有ります。滑らかなテクスチュアに少しゴツゴツした感じが混じり、紫の果実に複雑に入り組んだ酸の味わいが有ります。
ん~・・ザルジリエールに似てるよな~・・と思ってしまいました。
今回は2013年のみのテイスティングですみません。2012年は綺麗さを増していると思います。ご検討くださいませ。