
何度か飲んでいますが、でもリリース直後に開けたのは初めてです!・・素晴らしいですね。圧巻のバランスですが、全ての要素が高いレベルで集合し、そしてバランスしているのには驚きです。
昔の、ディディエの頃よりも、テクスチュアはもっとソフトでしなやかになって来ていると思います。それこそ、
「ディディエ・ダグノーのワインは1カ月以上かけて飲んでね・・」
と言っているほどですから、その位しないと、ポテンシャルを取り切れないと感じています。
しかし、ベンジャマンに成ってからは徐々に頑なな硬質さから「頑なさ」が和らいできていると感じます。それはおそらくですが、So2の絡みが有るんじゃないかな・・と。なのでピュアさはそのままに、ナチュラルさが増してきている・・なので柔らかさまで感じられるようになって来ていると。
実はこのディディエ・ダグノーのテイスティングの順番は、
ブラン・フュメ--->ピュル・サン--->シレックス--->バビロン
と言う流れで行ったんですが、最初のあの音符のエチケットですね・・ブラン・フュメを飲んだ直後は、
「ん~・・これで・・充分に旨いじゃん!」
と思ったものです。
しかし、noisy も大好きな「ピュル・サン」を飲めば、
「ん~・・やっぱり、これこれ!」
と思ってしまうし、このシレックスのような偉大なミネラリティに出会ってしまうと、
「ん~・・参った!」
と降参してしまうんですね・・。どれもまた旨いんですよ。

そしてその意味ですが、昔なら、
「何年後の姿が想像出来て美味しい!」
と言うのが近かったんですが、この一連の2014年ものを開けて感じることは、
「今飲んでも素晴らしい!」
とまず言えるんですね。これが最近のディディエ・ダグノーの変化でもあると言えると思います。
その上で、
「30年経っても大丈夫!」
ですし、
「15年経ったらリリース直後とは別物!化け物だったことを理解できる!」
と言えるでしょう。
柑橘系、果実、石、岩、ガラス、クリスタルがまんべんなく散りばめられた凄いワインでした!これは飲むしか無いぞ!・・と言っておきましょう!偉大なワインです。お勧めします!