● フィネスさん輸入・正規品の2015年エマニュエル・ルジェです。2014年ものはリアルワインガイド57号で凄いことになっちゃったのを覚えておいでかと思います。
・・200点でも良いって・・意味が分からないぞ!
ポテンシャル点「100」の文字の右側に「↑」が・・
と、今までに無い評点の表し方まで生んでしまったリアルですが、そうさせたのがエマニュエル・ルジェのワインだったことは、もしかしたら、リアルワインガイド創成期にすでに芽生えていたのかもしれません。
今回は2015年ルジェの下級キュヴェの割り当て分です。どのアイテムもお一人様1本限定、パストゥグランについては異常に人気が高いので申し訳ありませんが、
「他の造り手のワインを1本同時にご注文」を必須とさせていただきました。ご了承くださいませ。
■エージェント情報
あのアンリ ジャイエ氏を叔父に持つエマニュエル ルジェ氏は、偉大なる叔父からワイン造りを学びました。叔父の教えを尊重し、最高品質のものを造るという姿勢のエマニュエル氏のワインは、その外見とは裏腹に非常に繊細で芸術とも言える出来上がりになっています。
また、同じく叔父のジョルジュ ジャイエ氏の畑を分益小作してのワイン造りも行っています。2人のワインの違いはテロワールよりも樽の使い方にあり、畑の位置や耕作、醸造などはほぼ同じですが、ジョルジュ氏のワインは新樽が使われていません。
葡萄栽培に関してもアンリ ジャイエ氏の哲学を受け継ぎ、葡萄は出来るだけ自然な方法で育てること、葡萄の収穫は早すぎても遅すぎてもいけないので、その年にとって適切な収穫時期を見極めること、収穫量を厳しく抑制することを心掛けています。畑仕事を重視するルジェ氏の手は荒れてゴツゴツとしていて固く、まさに農民の手です。
収穫は全て手摘みで、
「ピノ ノワールのワインに葡萄の梗を入れるなど考えられない」
と言うエマニュエル氏は除梗を100%行っています。アルコール醗酵前に5~7日間低温浸漬をし、アロマとピノノワールの色を引き出します。アルコール醗酵にはコンクリートタンクを使い自然酵母で15~20日間行われ、約18ヵ月樽で熟成させてから軽めに清澄をし、フィルターにはかけずに瓶詰されます。