全くもって外観は昔からのルジェのパスグラです。・・ので、ニコラ・ルジェ・ルートとエマニュエル・ルジェ・ルートのものの差は無いように思います。
でも!・・フィネスさんのテクニカルでは2017年はピノ2:ガメ1でしたので・・今回分はヌーヴェルセレクションさん分ですが、ピノ50%:ガメ50%になってます。
まぁ、そんなことを突っ込んでもしょうがないので、問い合わせなどはしませんが、むしろその辺も「密やかな楽しみ」にされると面白いかと。
何せ「入荷1本」ですからね・・激レアでは有ります。
以下は以前のレヴューです。
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【エマニュエル・ルジェのベースの味わいがここにあります!】
知らない方にとっては、
「クロパラ??・・・新種の鼠系の動物??それともクロレラ・アスパラの略??って、コラ!」
・・・みたいなノリは無理矢理こじつけているだけのノリツッコミ・・・では有りますが、知っている方なら、
「安かったら何とか・・・何とか手に入れて一度は飲んでみたい・・・」
と思わせるに違いないでしょう。例えそれが漫画やワイン屋の策略から捻じ込まれたホラ話に近いものから生まれた強迫観念に近いものじゃなかったとして も・・・。
もともとはヴォーヌ=ロマネ村の気高いグランクリュの上部に有る、半分キャベツ畑、半分荒地だったような土地を、神様と呼ばれた男が開墾し、リッシュ ブールよりも軽量ながらも秀逸過ぎるワインを生み出したことから始まっています。今では神様も元の世界へ戻られ、残された畑のほぼ半分を、甥っ子のエマ ニュエル・ルジェが造っている訳です。
しかしながらクロパラがどんなに優れたワインを生み出す畑だったとしても、神様はリッシュブールを愛されたのは紛れも無い事実・・・のように思います が、グラマラスなリッシュブールよりもややスタイリッシュなクロパラを日本人は愛すのでしょう。
神様はきっととても几帳面、もしくは完全主義者的な性格だったんじゃないかな?・・・対してルジェは結構細やかな神経も持ちつつも、大らかというか、悪 く言えばズボラな部分も持ち合わせているように感じます。・・・・まあ、今までのワインを飲んでの印象です。
なお、このパストゥーグランに関してはまだ何とか3千円台を保っていますし、とても滑らかで旨いのでお買い得だと思います。