
これは「格上」の感じがぷんぷんする白でした。オーセロワですんで・・大したことは無いかと思いつつのテイスティングでしたが、これは好きですね~。実に滑らかで、有る意味極上のシャルドネと比較対象にして良い味わいです。
まぁ・・noisy はひねくれ者ですんで、
「Hinterberg」
は「インテルベルグ」だろう・・ヨーロッパ的にもHを怠惰に読まない方向に行っているようですし、まして
「フランス語でHは発音しない」
と聞いているので、まぁドイツ語は発音したりしなかったり・・だとしても、もしくは実際に「ヒンテルベルグ」と発音しているのかもしれないけれど、それを確認出来ない以上、
「エージェントさんがヒンテルベルグと書いてきても絶対にそうは書かない!」
んですね~。実にひねくれてますね~。筋金入りですからね~。
なので、インテルベルグで通しますよ。マルセル・ダイスさんのSt. Hippolyteも「サン・イポリット」ですからね~。
インテルベルグ・オーセロワは2007年、少し熟したワインですがこれが非常に素晴らしいです。

確実に「貴腐」の影響が見られるゴージャスな蜜のアロマも持ちつつ、ほぼ甘く無く、そしてまるでグラン・クリュの質感にも似た高貴さを持っています。
ゴールドの美しい色合い!・・そして照り!・・揺れが見えるでしょうか?・・何となくマッタリ感まで写っているかのようです。実はこのワイン、ボトルから見ると澱が完全には下りないように見えるんですが、実際は結構下りているようです。ボトルだと濁って見えるのにグラスに入れると結構透明感が有ります。ボトルのガラスに秘密がありそうですが・・。
滑らかさは言うに及ばず、そしてまったくシツコク無いものですから・・こりゃぁ旨いはずです。価格は滅茶苦茶安いと言えます。お勧めですよ~。
インテルベルグ・ピノ・グリ・サ・ガズィーユは2011年もの、ノン・フィルターで、記載は無いようですがSo2無添加です。
これは上記にてご紹介させていただいたピノ・グリ・K・マセレと似たニュアンスながらも、わずかに「ガス」のピチピチ感、そして何とも・・
「するり」
と忍者のように体内に侵入してくる感じ・・まぁ、以前から言っている言葉に、
「発売当初のポカリスエット」がありますが、モロにそのようなニュアンスも持っているんですね~。
そう・・呆れんばかりのナチュラルなテクスチュア・・そして自然な酔いの感触です。
noisy が高校生くらいの頃のO製薬さんのポカリスエットは、点滴液をヒントに開発されましたんで、目茶身体に馴染みが良く、大ヒットしたんですね~。でもね・・大ヒットしたのは内容を大きく変えてからです。その前は、大して美味しくは無かったし、高かったんですよ。250ML缶で200円だったか・・?忘れましたが、でも何故か余り美味しいとも思わなかったのに、好きだったんですね・・。ひねくれてますね~。
で、その身体への浸透感が、このノン・フィルトレ、ノン・コラージュ、ノン・スュルフィトのピノ・グリ2011年がソックリです。そしてピノ・グリらしい穏やかなスパイス感、柔らかな中域・・しっとりとした余韻・・が楽しめるわけです。とても良いワインだと思います。
しかし、反面、非常に悪くなりやすいと思いますので、ご購入されましたらさっさと飲まれるか、14度以下で保存してくださいね。
どちらも価格としては安いと思います。質感バッチリ・・ややネットリ・・薄辛く無く旨いです!お奨めします!限定数の割り当て品ですのでお早めにどうぞ。