ドメーヌ・エ・ドミニク・ローラン
エ・メゾン・ドミニク・ローラン
フランス Domaine et Maison Dominique Laurent ブルゴーニュ
● 今ではついに自分のドメーヌまで持ってしまった元パティシエ、ドミニク・ローランです。
まあ、ドミニク・ローランがXXXXXから葡萄を買った・・・という噂が流れると、そのXXXXXの評価が急上昇するとさえ言われるほど、葡萄の出来、選択眼に定評の有るドミニク・ローランです。ミュジニーなどと云う、ロマネ=コンティ、ラ・ターシュに並ぶクラスの葡萄が手に入ること自体、凄いことです。誰だって素晴らしい出来だった葡萄は、自分で使いたいはずですしね。
●2013 Vosne-Romanee 1er Cru aux Beaux Monts Vieille Vignes
ヴォーヌ=ロマネ・プルミエ・クリュ・オー・ボーモン・ヴィエイユ・ヴィーニュ
【ボーモンを名乗る畑の内で最も標高の高い位置にあるオー・ボーモン・ヴィエイユ・ヴィーニュです!】
2010年 94Pionts、2011年 95Points、2012年 95Points と来て、2013年ものが94Points と言うヴィノスの評価ですので非常に安定しています。最も、2010年から2012年ものまではタンザーさんの評価で、そのタンザーさんがやっていたインターナショナルワインセラーと合併して始まったのがヴィノスで、2013年はアントニオ・ガローニさんの評価です・・お間違い無く。
まぁ、エレガント系も濃厚系も無難にこなす・・と言うか、エレガント系のワインも好きだったんだろうな・・と感じさせるタンザーさんです。今はヴィノスの編集長されていますが、IWCそのものを引き継いでヴィノス合併したのが、アドヴォケイトのブルゴーニュやシャンパーニュなどの担当だったアントニオ・ガローニさんです。
2000年以降のドミニク・ローランのワインは、それ以前の彼のワインとは結構に異なりました。noisy も実際、テイスティングで感じてビックリしまして・・
「どうしたんだ・・?ドミニク・ローラン!・・エレガント系に転身?」
みたいな感じで新着を書いた記憶が有ります。
それ以降のドミニク・ローランは、1990年代の濃厚なスタイルは捨て、あくまでエレガント系、エキス系のピノ・ノワールを造るようになっています・・が、noisy もしばらくの間は非常に懐疑的で、
「飲まなきゃ判らないし・・」
と思っていましたが、もう戻ることは無さそうです。
今回は2013年のオー・ボーモンV.V.ですが、本当に少量なので、飲まずにご案内致します。安いですよね~・・90年代は高かったんですけど、今は以前と余り価格も変わらず、むしろリーズナブルに思えてしまいます。
それに、「1級レ・ボーモン」と、ボーモンなら同じだろうと思ってしまいますが、実はボーモンは4つの区画が有ります。似た様な名前なんですが、「レ・ボーモン・バ」「レ・ボーモン・オー」「レ・ボーモン」「レ・オー・ボーモン」でして、このワインは「レ・オー・ボーモン」。「レ・ボーモン」の真上に有り、最も高度の高い位置に有ります。
なので・・そう言う風味が感じられるはずです。そこに2013年的な味わいと、ドミニク・ローランのエルヴァージュの技術が加わる訳ですね。是非ご検討くださいませ。
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