【ドメーヌ・ローラン・ペール・エ・フィスのドメーヌもの!超古木を含むニュイ=サン=ジョルジュ1級レ・サン=ジョルジュに接する畑から熟し始めの果実味豊かなA.C.ブル!】

つい最近まで、どこのエージェントさんも高価格政策なのか、今まで以上に強気な値付けをした上、巨大なアソートでごり押し、人気のあるアイテムになると細分化してばら撒く・・みたいなことを平気でやっていました。
しかしながら、アメリカと中国、そして香港の問題などが有り、大分様子も変化して来そうな気配がします。なので、アイテムによってはブローカー仕入れが結構に魅力的に映ることが有り、特にドミニク・ローラン、ローラン・ペール・エ・フィスに関しては、ブローカーものが非常にリーズナブルです。コンディションも日本の正規より・・良いと感じています。
この「キュヴェ1926」ですが、1926年植樹と言いますから、全くの戦前の植樹ですね。その超古木を含むレ・サン=ジョルジュに接した区画と言うことで、興味を持っていたワインです。
また価格的にも税別で4000円位が最安値ですので、これもまた結構にリーズナブルなんですね・・なので仕入れて飲んでみた次第です。
明らかに・・エキス系な色合いでは無いですね。アンリ・ジャイエとか、オリヴィエ・ジュアンが近いでしょうか。低温で漬け込み系の非常にふくよかな、ふっくらした感じの、少しパワフル系でしょうか。まぁ、オリヴィエ・ジュアンは最近エレガント系に変身し始めている感が有りますが、以前のオリヴィエ・ジュアンに似たような感じです。
僅かにタンニンが有りますが、なんか・・この感じがものの見事に「レ・サン=ジョルジュを思わせる」ふっくら感なんですね・・。言ってみれば、エチケットを見せずに黙ってさえいればレ・サン=ジョルジュでも通ってしまいそうな感じ・・です。
合うのはワイルド系お肉・・でしょうか。牛肉なんぞ結構にマッチするでしょうし、ジビエも良いなぁ・・脂の有る肉でもこなせてしまう懐の深さを感じます。
ただし、到着してから日が浅いのと、新しいヴィンテージのワインでは無いことと、ドミニク・ローランお得意のノン・フィルター、ノン・コラージュでしょうから、
「滅茶苦茶細かい澱が遊離している可能性が有るので、少しの間立てて置くこと」
をお薦めします。
写真を見た感じでも、そんな不透明感は見えるんじゃないかと思うんですね・・。
で、こちらは勿論、ドメーヌものです。ドミニクさんが息子さんのジャンさんと2006年に始めたドメーヌ・ローラン・ペール・エ・フィスです。ご検討くださいませ。