ドメーヌ・エ・ルイ・ジャド
エ・メゾン・ルイ・ジャド
フランス Domaine et Maison Louis Jadot ブルゴーニュ
● 幾つかのドメーヌを所有する実力派ネゴス、ルイ・ジャドの飲み頃ワイン、そして重量級シャルドネが入荷です。まず外れの無いワインですが、熟成を経てさらに飛躍しています。
■エージェント情報
1859年創立、ブルゴーニュ有数のネゴシアンであるルイ・ジャド社は、すでに日本でもお馴染みの顔となった老舗でしょう。ネゴシアンとしてブルゴーニュ・ワインの取り引きにかかわる一方で、総面積105haというブドウ畑を所有する大ドメーヌでもあるルイ・ジャドですが、その造りはブドウの持ち味を素直に引き出しているような、奥ゆかしさを感じさせます。ゆえに、意識的にブルゴーニュのテロワールを味わいたいような場合には、特にジャドのワインは試す価値があると言えそうです。
●2005 Beaune Blanc 1er Cru Grave le Clos Blanc Domaine Gagey
ボーヌ・ブラン・プルミエ・クリュ・グレーヴ・ル・クロ・ブラン ドメーヌ・ガジェ
【残念ながら飲めていませんが・・そろそろ良いでしょう!是非飲んでいただきたいワインです!ルイ・ジャドの面子を掛けて造るワイン!】
まぁ、ある意味価格は正直な部分が有りますが、「ボーヌ・プルミエ・クリュ・グレーヴ・ル・クロ・ブラン」と言ったら、下手すれば、グラン・クリュも真っ青な味わいのワインに仕上がっている可能性も有るんですね。
「シャルドネって・・結局ピノより高いのかな?」
化粧を落とした・・つまり、希少価値などを削いで比べると、ピノより高価なのかもしれないですね。
今回のボーヌ・プルミエ・クリュ・グレーヴ・ル・クロ・ブランは2005年、 ドメーヌ・ガジェものです。
このル・クロ・ブランは、ボーヌの村のほぼ中央北寄りに有る31ヘクタール超の比較大きなリューディ、レ・グレーヴの中に有るクロなんですが、ブローカーさんの説明には「ポマールとサヴィニーの間に・・」などと書いてありますが、それは「ボーヌの村の説明」に過ぎないですね。意味不明です。
まぁ、この畑は超フランス人的に、
「ル・クロ・ブラン( 白[葡萄]のクロ )」
と名付けられている通り・・シャルドネが植わっているんですね~・・。面白いですよね・・。
「・・そのまんまじゃん・・」
と日本人なら思っちゃいますよね。自分ちのにゃんこに、
「白い猫」
とは名付けませんよね~・・。でもそれがフランス人なんですね~・・。ドイツ人も平気で「黒い猫」みたいな名前を付けますが、ゲルマン系が掛かるとそんな感じなんでしょうか?・・でも結構、みんなそれで納得しちゃうんですね~。ワイン関係の様々な名前なんて、歴史の有る著名な畑でも結構そんなもんなんです。
で、このボーヌの村はポテンシャルが凄いのに結構お値打ちなシャルドネが見つかりますんで、決して見過ごすことが出来ないんですよ。
このボーヌのグレーヴと言う畑は、石灰が非常に強い、シャルドネにも適した土地です。ボーヌの西側は痩せていて石灰岩質ですので、タイトで密なワインに仕上がります。このグレーヴは、ルイ・ジャドのシャルドネの典型とも言えるワインですから、収穫時期の適切さ、たっぷりな石灰系ミネラルと、樽の使い方、エルヴァージュ、瓶詰めの完全さが現れています。一滴一滴の密度は・・・・開いたグラスをいつまでも嗅いでいたいと思わせるかもしれません。あ、ワインバーさんなどで、いつまでも空いたグラスを手放さない・・・は止めましょうね~。気持ちはわかりますけど!
本当は飲みたかったんですが、数が・・在りません。ですので、今回は飲まないでのご案内です。熟し始めたシャルドネも旨いからね・・・。是非確かめていただきたいと思います。
何てったってね・・このドメーヌ・ガジェは、ルイ・ジャドの社長さんの実家のドメーヌなんですね・・。今も代わっていなければですが、ピエール・アンリ・ガジェさん(・・だったと思う)です。そのワインは剛腕、ジャック・ラルディエールが指揮を取っていますから、
「ルイ・ジャドの面子を掛けて造るワイン!」
です。このボーヌ村のシャルドネ辺りは余り評論家さんたちも評価対象としないのが普通なんですが、珍しくスペクテイターが92/100Pointsと評点を付けていますしね。お勧めします!
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