ドメーヌ・エ・メオ=カミュゼ
エ・メゾン・メオ=カミュゼ
フランス Domaine et Maison Meo-Camuzet ブルゴーニュ
● 1983年に彗星のごとく出現したドメーヌ・メオ=カミュゼです。神様アンリ・ジャイエが顧問として付き、試行錯誤しながらも素晴らしいドメーヌになったと感じています。まぁ、ここに至るまでは色々有ったと思います。
今回は、神様アンリ・ジャイエがドメーヌを・・ワイン造りを諦める原因ともなった「リッシュブール」始め、色々なキュヴェをフィネスさんから分けていただきました。ですが少量です・・。
◆当主ジャン ニコラ氏による2013年ヴィンテージの総評
最新ヴィンテージである2013年は葡萄栽培農家にとって神経を擦り減らす試練の年となった。異常に寒くて湿気が多かった5月から病気のリスクが常に付きまとい、6月後半の開花期も寒かったので花ぶるいとミルランダージュを引き起こした。幸いにも7月は天気が穏やかで日照量も多かったので粒の小さい葡萄はしっかり成熟することができ、腐敗や収穫前の雹による葡萄の全滅のリスクは減少した。5~6月の寒さの影響で葡萄の成熟がゆっくり進んだため収穫は例年よりも大幅に遅れ、最終的には20~25%の収穫量ダウンという結果となった。ジュースの比率も少なく色調も強くなったが、受粉が不完全だったおかげで種が小さかったので過度にタニックなワインにはなっていない。
寒さによる成熟の遅さはワインに十分なフレッシュさと素晴らしい果実のアロマを与え、豊かな酸味は長熟させることができることを物語っている。きれいに溶け込んだタンニンとリッチなテクスチャーがこの豊かな酸味と抜群のハーモニーを奏でており、自然の素晴らしさをワインを通じて感じることが出来る。フレッシュで飲みやすく、さらに熟成も出来るという唯一無二のブルゴーニュの特徴が極上のワインに仕上がることを保証してくれている。
●2014 Echezeaux les Rouges du Bas Grand Cru
エシェゾー・レ・ルージュ・デュ・バ・グラン・クリュ
【エシェゾーの持つ重さをやや軽めに、赤味とエレガンスを加えたのがこの畑!?】
・・かな・・と思うんですね~・・これも飲んだことが無いので・・すみません。
しかし、このレ・ルージュ・デュ・バと言うリューディは、あのセシル・トランブレーのレ・ルージュ・デュ・ドゥスュの下部に有る、グラン・クリュ・エシェゾーを名乗れるリューディなんですよ。
セシルのテイスティングを毎年やっていたんですが、まぁ・・あのレ・ルージュ・デュ・ドゥスュの荘厳さったら半端なく、滅茶美味しいんですね。レベルの違う美味しさなんです。
そんなことから考えると、このレ・ルージュ・デュ・バは、よりエシェゾー(・デュ・ドゥスュ)に近い大きさを持ったワインで有ることが想像されますが、同時にレ・ルージュ・デュ・ドゥスュの赤く輝く美味しさも内包しているんじゃないかとも思います。
因みに2014年メオにハマってしまったと思われるイギリス人MWのティム・アトキンさんは96Pointsと、完全に弾けちゃってます。フランスのベタンヌさんちでは、ちょっと冷静になれよ・・みたいな感じで17/20Pointsですが、テイスティングするタイミングで結構変わっちゃいますからね。少なくとも、かなり良いワインで有ることは間違いないでしょう。
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