【呆れるほど美味しいです!・・いや~・・メオの白ワイン、本当に感動的です!】---白750ML 1本、赤750ML 1本の計2本セットです。
■ 【フィネス】スペシャル・セット
フィネスさんにご協力いただき、ドメーヌ・シュヴィニー=ルソーの良さを是非とも知っていただこうと企画したセットです。 こちらのセット対象のワインの詳細は以下をご覧ください。
● 2021 ブルゴーニュ・ルージュ シュヴィニー=ルソー 750ML
呆れるほど美味しいです。入荷が遅れたのは・・実は、テイスティングは済んでいたんですが、届いていないアイテムがありまして、その中のひとつがこれ、サン=ロマン・ブランだったんです。
2017年も素晴らしいエレガンスで、おそらく飲めた方はビックリされたんじゃないかと思うんですね。しかしながら・・断言します。
「2018年はさらにその上を行ってます!」
いや~・・サン=ロマン、その実力をちょっと舐めてたかもしれません。飲めない買えない価格のワインでは無いと思いますので、是非ともこれだけは・・飲んでいただきたいと思います。
氷のように冷ややかな・・クリスタルコーティングされたかのようなテクスチュアから、甘美でエレガンスばっちりの柑橘系アロマが漏れて来ます。ノーズの冷ややかさからは実に品のある、柑橘とミネラリティの複合体を感じます。低域から高域にまで見事にスレンダーなボディを感じますが、その外側のコーティングを膨らまそうとする要素の多さに膨張感が生まれてきているかのようです。
そしてそこから・・まるで空気中の水分が冷気で凍って、太陽の光に反射しているダイヤモンドダストのように、「キラ、キラ、キラ・・・」と小さな振幅を伴いながらの輝きを見せつつ、品格の高い柑橘フルーツの小粒の弾けた感じを覚えさせてくれ、長く持続しやがて・・消えて行きます。
ちょっともう・・これは感動ものの美味しさです。
「白ワインって・・こんなに美味しかったんだ~!」
と、充分以上に納得していただけるかと確信しています。
実はこのワイン、まとめてカミュゼのワインが届いた時に入っていなかったので、
「・・ありゃぁ・・あんなに美味しかったのに、2018年は割り当て無しかぁ・・」
と、とても残念に思っていたんですね。
ですが、駄目元で訊ねてみたところ・・
「あれ?・・出してませんでしたっけ?・・有りますよ~!」
とのことで、急遽届くことになったんですね。
ですので、12月19日(土)からの出荷になりますので、それ以前に必要な方は申し訳ありません・・。
また、同じように届いて無かったアイテムも届く予定です。シャンボール=ミュジニー1級レ・クラとか、ニュイ=サン=ジョルジュ1級ミュルジュ、オー・ブドーなども次回辺りにご紹介できるかと思います。まぁ、レ・クラは存在自体がレアですし、裏情報によるとニュイ=サン=ジョルジュ1級オー・ブドーの出来が半端無い!・・と噂になっているようですよ。
でも、2018年のカミュゼのドメーヌの白、オート=コート・ド・ニュイ・ブラン・クロ・サン=フィリベールの他を圧倒するかのような姿をご確認された方ならお判りかと思いますが・・
「そこさえ・・超えて来ます!」
と言いたいと思います。是非飲んでみて下さい!一推し・・素晴らしいです!
以下は以前のレヴューです。
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【べらぼうなエレガンス!・・そしてサン=ロマン・ブランの実力、底力を見直してしまいました・・】
素晴らしいです!・・まぁ、コサールのサン=ロマンも美味しいですが、ちょっとうねった感じがするんですよね。メオの方がストレートです。まぁ、直線的と言ったら良いのかもしれないですが、それはシンプルだ、単純だということでは無いんです。
豊かだけれど繊細、グラマラスだけれどスタイリッシュ、柑橘果実・そして果実的であってそれが主のように見えて、実はミネラリティが物凄い・・そして最終的にエレガントだと感じさせられてしまう・・と言うような、魔法をかけられたかのように思ってしまうサン=ロマン・ブランです。
「サン=ロマンでしょう?・・そんなはずはないですよ・・」
とおっしゃるに違い無いんですね。そうです。まごうことなきサン=ロマン・ブランです。だから、ピュリニーの素晴らしい1級とも全然違うし、全く追い付かない。・・でも、同格位の次元が違うエレガンスを持っていると思わされてしまう感じなんですね。
美味しいです。サン=ロマンだと思って・・飲んでみてください!・・ビックリすると思います!
以下は以前のレヴューです。
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【この超瑞々しい、超ピュアな味わいに人々を驚かせるテロワールの表現が有ります。】
少ない割り当ての中から2本も開けてしまいましたので、利益的には非常に厳しいです。それでも全く売れないよりは良いんですけどね・・。テイスティングしてご紹介したアイテムは売れたとしても、テイスティングしていないキュヴェは売れない・・と言うのが良くあるパターンで、でもそのうち世の中の理解が急激に深まって劇的に売れるようになり、でも喜んでいる暇も無く割り当てが減って行き、いずれ入らなくなってしまう・・と言う経験を長く続けています。このサン=ロマンにしても、またサン=トーバン1級にしても、世界中のどこを探してもテイスティングコメントなど見当たらないはず・・ここ以外は!・・・と言うことで、また開けてしまうんですね~~。損な性格なんでしょう。諦めています。
2016年ものもだいぶテイスティングを続けており、おおまかな傾向が見えて来ました。勿論ですが、noisy が扱うような造り手に限って・・の話しですよ。
2016年ものはシャルドネはかなり良い・・と言うか、量は少ないですが質が素晴らしく、グレート・ヴィンテージじゃないかと踏んでます。
このサン=ロマンですが、ま~・・呆れるほどに瑞々しい・・です。「ピュア」と言う言葉を使いたくなります。危険分子は全く感じません。それでいて余分なぜい肉、残糖無し、骨格も実にしっかりしています。フレデリック・コサールのサン=ロマンのような、フワッとした柔らかさに満ちた味わいでは有りません。おそろしくドライで(コサールは僅かに甘みを残し、二次発酵でアレコレ何とかなるように調整しているように思います)、とことんピュアなので、サン=ロマンと言う村のワインがどういうミネラリティの組成
をしているか、ものの見事に伝わって来ます。締まったボディから美しい柑橘が伸びやかにノーズに飛び込んできます。締まっているのにボディは膨らみを持ち、緊張感が有りつつもゆったり・・余韻も僅かなビター感を持ちつつ、再度果実感、ミネラリティを感じさせつつ美しい収束を見せます。
「めっちゃ美味しいです!」
ジャン=ニコラは硬いと言っているようですが、締まってはいますが硬いとは思いませんでした。肉をミネラリティがギュッと押さえつけているかのような感覚ですね。素晴らしい味わいでした。

サン=トーバンは1級になってますね。ユベール・ラミーがちょうど持ってない、村の北の奥の辺りの1級です。味わい的には村の東端、ピュリニーの真裏の「アン・ルミイィ」等が持つ、グラマラスでオイリーさの強いタイプでは無く、フリオンヌとかデリエールの中間的な組成で、ボディは太目、凝縮感は有りますが、無理矢理そうしたようなニュアンスが全く無く、非常にエレガントです。
この辺りが昨今のメオの凄いところで、「さりげないんだけれどきちんと存在している」んですよね。思わず・・唸っちゃいました・・。これも滅茶美味しいです。ちゃんとサン=ロマンを訴えてくるんですよね。面白いですから、ぜひ、「ユベール・ラミーのサン=ロマンの西側もの」と比べてみてください。超瑞々しいのがカミュゼで密植系のラミーなら密度の組成は上です。どっちがより美味しいと感じるでしょうかね・・是非尋ねてみたいみたいものです。
また、今回も非常に少ないですがコルトン=シャルルマーニュもいただけました。さすがに飲まないですよ。もう・・2016年のメオのシャルドネ部門は黒字にはならないですからね。でもきっと素晴らしいはず・・だと予測しています。是非飲んでみてください。お勧めします!
以下は以前のレヴューです。
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【パーフェクトなブルゴーニュ・シャルドネ!と 思わせる素晴らしいワインでした!メオ=カミュゼは本気でルロワを越えようとしている!】
それなりに長い批判の期間が有ったように思います。メオ=カミュゼと言う大看板もやはり、小作人だったアンリ・ジャイエの名声に支えられ、むしろその実力以上に期待を負わされ、苦しいと思う時期が有ったのかもしれません。
フランスに出かけた友人たちは口々に、
「ワインショップにフーリエ、ルーミエは全く無い。メオ=カミュゼは山のようになってるけど。」
と3年ほど前までは言っていたものです。
確かに、メオ=カミュゼのワインはエキス的で官能的だけれど、時にバランスが今一つだったり、時に余りのディテールの人間臭さに、
「・・ちょっと・・やり過ぎじゃないのか・・」
と思ったものです。
そんな期間は、noisy も正規で扱うルートがほぼ閉ざされていましたので、今のようにこまめなチェックが行き届かなかった面は否定できませんが、コンディションが悪い訳では無いと思われるのに何故か?・・と言うような、どこかにクエスチョンマークを持つ気持ちにされたのは事実です。
しかしながら、2014年のメオのワインは、ネゴスものもドメーヌものも全く区別なく、非常に素晴らしく、2012年頃までの不安定さ、もしくはキュヴェによる出来の差は全く感じられなくなっていました。
ものの見事にクラスを表現出来ており、そのクラスの中のトップの出来であろうと思わせるだけの仕上がりを見せつけていました。勿論ですが、入荷数が限られているため、全てのワインを試飲出来た訳では無いですが、それでも、
「ここまでキッチリ最上に仕上げられるので有れば、どのキュヴェでも問題など嗅ぎ分けられないだろう」
と思わされてしまった訳です。
そして満を持しての2015年、少しドキドキしながら希少なメオの白ワイン、最もリーズナブルなサン=ロマンを開けてみた訳です。
その出来は、
「まさにブルゴーニュ・シャルドネのお手本!」
と言うべきであり、
「ブルギニヨンが目指すべき道標の味わい」
と言っても過言ではない、素晴らしいものでした。
この2018年の寒波の中、やや冷え気味でテイスティングが始まりましたが、香りの立ち、その質感、ボリュームとも、サン=ロマンと言うマイナーなアペラシオンとしての表現も持ちつつ、ブルゴーニュ・シャルドネとしての超絶な美しさを前面に出し、エレガンス、フィネスをたっぷり感じさせてくれるものでした。
冷えていても崩れない、冷旨系の酸をまん丸に持ちつつ、パレットに綺麗に円を描き、少し悶え、美しく長く滞在しながら消えて行きます。
それはやや温まっても崩れること無く、アロマをややボリューミーにするのみ、そのアロマの美しさは温まることによってさらに際立ちます。
いや~・・異常に旨いです。
サン=ロマンと言ったら・・皆さんの脳裏に浮かぶのはやはりド・シャソルネイのフレデリック・コサールでしょう。
しかし、コサールのサン=ロマンとは、全く違う素振りを見せつけて来ます。サン=ロマン的な個性はしっかり、中盤以降の余韻に掛けてホロホロと見せてくれますが、まずはカッチリのやや硬質な舌触りを。透明感の凄いややグラッシー(グラス)なミネラリティ、もしくは酒石酸的な硬質感。アロマや、そこから僅かに崩壊しつつ放出される果実・柑橘の美しいこと・・。口内でひねりつぶせば、複雑なニュアンスが期待しただけ・・出て来ます。決して雑にならず、凛とした姿は決して崩さず、飲み人はただただ頷きながらその味わいに引き込まれることでしょう。
コサールなら、もっと弄繰り回したコサール自身の姿を感じさせることでしょう。しかしメオの場合、この美しいシャルドネがメオのワインだ・・と決めつけるなら、それはメオの姿なのでしょうが、
「ブルゴーニュと言う世界で最もエレガントでたぐいまれなフィネスを持つワイン自体を表現」
している・・そしてそれが良く判るワインだと言えます。
いや、これを飲める人は幸せだろうと思います。非常に旨いです。メオは2020年まで待てと言ってますが、noisy は兎に角、
「そんなこと言わずに一度さっさと飲むべき!」
「そしておそらく気に入るに違い無いのでさらに買い増すべき!」
だと確信して申し上げます。
他にも白は少々、初登場のサン=トーバンが有りますが、ご存知の通り、ピュリニー=モンラッシェの横、裏に有るアペラシオンで、しかもピュリニー=モンラッシェそっくりの高質なシャルドネになる可能性の高いものです。しかも2015年は熟れた年と言われてますから、
より涼しい畑で有るサン=トーバンは、選択の優先順位が高いと思われます。
ムルソーもメオは2021年まで待てと言ってますが、飲んだことが無ければサン=トーバン同様、さっさと一度飲むべきです。やや粗暴な一面を持つムルソーと言うアペラシオンですが、メオ的なエレガンスが見事にそれを美しく変貌させていると思います。
コルトン=シャルルマーニュはメオの最高の白です。余りに売れないので・・2014年がまだ残っており、そのうちに飲んでやろうと狙っています。2020年まで開けない方が良い・・とメオが言っているようですから、今すぐなら飲んでも美味しいと思います。春過ぎまで飲まないで保存されるようでしたら、2020年まで開けない方が無難ですが、これも、
「さっさと飲んでみるべき」
だと思います。
非常に冷ややか、しかしちゃんと熟れていて、ブルゴーニュ最高の美しさを見せつけるワインでした。飲むべきです!メオ=カミュゼも完全復活!・・と言って良いでしょう。超お勧めの白4アイテムです。