3本だけです・・少な!・・と思ってしまいますが仕方ないですね。
まぁ・・村名で94ポイントとファルスタッフもジャスパー・モリスさんも付けていますが、
「それにしちゃ・・1級レ・ショームとかとバランスが取れないんじゃないの?」
と言う点から、
「より複雑性の高い1級以上のキュヴェは、バレルサンプルから評価するのが難しかった」
と判断します。凄い評価では有ります。ご検討くださいませ。
以下は以前のレヴューです。
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【この味わいなら・・メオ=カミュゼもまたジャイエの後継者の一人だったと認識できるでしょう!・・素晴らしいヴォーヌ=ロマネです!】
そもそもメオのワインを飲んで、アンリ・ジャイエの面影を感じることなどはほとんど有りませんでした。ジャイエの技法を取り入れているのはそこここで感じることは有っても・・です。
2019年のヴォーヌ=ロマネは・・ミルランダージュが結構起こったようでして
「・・もしかしたらその性?」
とも勘ぐってしまいますが、この村名ヴォーヌ=ロマネには、神様のヴォーヌ=ロマネの幻影が見えると感じます。
いや・・これはもう飲まないと絶対に伝わらないと思います。でもお勧めするほどは無いんです・・本当に少ない・・どうにもなりません。追加は絶対ないでしょう。
柔らかで、温かく、優しく、でも深くて、抱きしめられているようで、とても和やかな気持ちになります。
メオを飲んで・・いや、凄いワインだ!・・とは何度も思いましたが、こんなに優しく、静かで深い味わいに出会ったのは初めてかもしれません。ジャスパー・モリス氏の上値93ポイントも理解できます。お早めにお手当ください。好き嫌いはあるのでしょうが・・感動の一本だと思います。
■当主ジャン=ニコラ・メオのテイスティングコメント
フランボワーズやサクランボの心地良い香りがとても豊か、樹木や甘草、キャラメルの香りも溶け込んでいる。口当たりの輪郭も素晴らしく、たっぷりとした感動的なアタックとフレッシュさがとても長く続き余韻の酸味も鋭くない。色んな側面があってどんどん良くなっていくワインでリッチかつデリケートな構成が飲み手を魅了する。いつもより少し飲みやすい印象で、2028~2030年くらいまで熟成させられれば最高だが、2023年からでも飲むことが出来るようになるだろう。
以下は以前のレヴューです。
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【ティム・アトキンさんは92ポイント!・・2017年ものは93ポイントでした!】 2017年よりも下の評価が出ているのはこの村名ヴォーヌ=ロマネ位でしょうかね。評価文を読んではいないので詳細は不明ですが、まぁ・・ティム・アトキンさんがそういうので有れば、その可能性は無いとは言い切れないですね。
ただし、ドメーヌものもネゴスものもこの何年かのヴォーヌ=ロマネ、ニュイ=サン=ジョルジュ、そしてその1級は本当に凄かったですから・・。村名で92点も付けられて凹むのもどうかと思いますが、
「是非メオの1級、村名を飲んでみて下さい!」
と言いたいですね。
メオにしか出せないメオらしいヴォーヌ=ロマネ、ニュイ=サン=ジョルジュの素晴らしさを知って欲しいと思っています。もっとも必ず買えるとは限りませんので・・はい。ご検討くださいませ。
以下は以前のレヴューです。
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【デカンター誌は93ポイント!】 ん~・・興味深々のメオ=カミュゼ、ヴォーヌ=ロマネです。
2017年はエキス系と果実味たっぷり系のどちらにも仕上がっています。なので・・確認したいところでは有るんですが、バラでしか到着していなかったんですね・・。
なので、ジャイエ系に仕上がっているか否か?・・そしてその出来栄えは・・いや、デカンター誌が93ポイントも付けていますので、相当なものだろうとは予想していますが・・お客様に委ねたいと思います。
以下は以前のレヴューです。
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【すべてはここから・・基本のドメーヌものヴォーヌ=ロマネ村名です!】 ド定番のヴォーヌ=ロマネ村名です。ヴォーヌ=ロマネに多くの畑を持つメオの基本とも言えるワインかと思います。数が無いのでいつも飲めませんで、仕方が無いのでニュイ=サン=ジョルジュとかニュイ=サン=ジョルジュ1級を開けていたんですが、2016年はさらに少なく、それらさえ開けられません。
しかしニュイ=サン=ジョルジュのメオのワインを飲んでわかったことが有ります。それはニュイ=サン=ジョルジュの持つ特徴の一つでも有り、時にネガティヴに捉えられてしまうこともある、ある種の土臭さと野暮ったさが全く感じられない・・と言うことですね。土のニュアンスは有る・・が実に美しい・・ので全く野暮ったく無い・・どころかエレガンス、フィネス、荘厳さまで感じさせられてしまう・・・と言う流れなのでしょう。
2016年ものは長らく飲めなかったフィサン1級を飲み、それが昨今のメオ=カミュゼの特徴なんだと理解しました。テロワールをちゃんと表現していながらも、総体を美しく仕上げてしまうんですね。お勧めします。
Jhon Gilman 91 Points
Vonous 88-91 Points
Burghound Allen Meadows 89-91 Points
Advocate 88-90 Points
以下は2014年ニュイ・サン・ジョルジュのレヴューです。
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【べらぼうに旨いです!素晴らしいニュイ=サン=ジョルジュ!このエレガンス・フィネスは一体どうやって得て表現できるのでしょう!】
2014年ものもですね・・売れずに残ったアイテムをポツポツと開けて来ています。まぁ、それらの印象については中々書く機会も無いのでそのまま放置ですが、それでも noisy の中の「メオ=カミュゼ」と言う造り手のヒエラルキー的位置は、
「限りなくトップレベルに有る」
と言えます。
「・・え~・・?そ~なの?・・ついこの間までは懐疑的だったんじゃないの?」
とおっしゃるお客様も多くいらっしゃるかと思います。確かにそれは正しいです。2014年ものがリリースされた頃までは・・です。
ところが、余りに素晴らしいニュイ=サン=ジョルジュ1級を飲んで・・ひっくり返るほどビックリし、
「・・こんなに凄いエレガンスって、ヴォーヌ=ロマネの・・それもグラン・クリュ並みじゃん」
と思わされてしまいました。
そしてその後、その余りの素晴らしさに、店にいらっしゃる方々に、
「メオの1級クラス、滅茶苦茶凄いよ。ネゴスのニュイの1級ならまだ有るから飲んでみなよ。」
と声を掛け、飲んでいただきました。
その方々の印象は・・思ったとおり、
「いや~・・もうビックリです。こんなに凄いと思いませんでしたよ・・。」
と言うものでした。
さらには配送でお送りした方々からも徐々に感想が届き始め、
「参りました!・・メオ=カミュゼ、見直しちゃいました。レベル高いですね~!」
と、随分と高い評価のお言葉もいただきました。なので・・
「2014年のメオの1級クラスは全く残ってない」
んですね・・。コルトンなどのグラン・クリュが少々残っているだけです。これとて昔から銘品ですから・・noisy 的には敢えて飲む必要性を感じていないんですが、その辺りはもう皆さんはご存知無いようですから、そのうち・・少し開き始めただろうと言うタイミングで飲んでご紹介したいと思っています。
その余りに美味しいニュイ=サン=ジョルジュ1級のアイテムは、少ない2015年の産出量も有りさらに減ってしまいましたので飲む訳にも行かず、仕方が無いのでニュイ村名を開けた・・と言う次第です。
2015年のメオのブルゴーニュはとても美味しかったですよね・・。これでも充分と言えるほどの出来栄えだったと思います。今回少々ですが追加分をいただいてますのでこれもお早めにどうぞ。でも、そんな印象がぶっ飛ぶほど・・
「2015年ニュイ=サン=ジョルジュ村名は完璧!」
と思わされてしまいました・・。素晴らしいです!
ブルゴーニュワインに求めるもの・・それはおそらく重なる部分は有るにせよ、ワインファン一人一人違うはずです。だから、誰もが美味しいと認めるワインは稀で少ない・・でしょう。
ところがこのニュイ=サン=ジョルジュ・・・、そんな思い込みみたいなものさえ吹っ飛ばすような、完璧さを見せつけてくれたんですね。
抜栓からもう・・ちょっとルロワの良いクラスでも開けたかな?・・みたいなエレガントかつほんのり妖艶なアロマが漂っています。あくまでピュア・・ヴォーヌ=ロマネ的な、ほんのりワイルドさやスパイシーさが混じります。
口に含むとテクスチュアは滑らか、シャンボール的にやや硬質ながら、何もないのではなく、ほんのり・・少しずつ細やかな表情を見せてくれます。つるつる入って来ますが、その解け方が非常に美しく、全てのカプセルを一気に崩壊させるのではなく、
「今はこれ・・満足した?・・じゃ、次はこっち。・・良いでしょ?・・じゃぁ次は・・」
と言った具合で、余りに忙しない感じには成らず、求める時には与えられる・・そんな充足感が伴うものです。
だらしなく拡がってしまって、
「はい、もうおしまい!」
などとは決して言わないんじゃないか・・とさえ感じます。
中盤の膨らみも節操の有るもので、どこかいじらしく、愛らしくも有ります。そしてその後に、ニュイ的な部分・・スパイスや綺麗な土、盛り上がり、紫の果実などを細やかに感じさせつつ、非常にエレガントな余韻を長く感じさせてくれるんですね。
そう、滅茶苦茶バランスが良いんですよ。しかも透明でややカチッと締まったニュアンス、ミネラリティのコーティングが見事になされていて、冷旨系の酸がバランス良くしっかりと存在しています。この非常に寒い、寒気が居座った状況の中、どうしてもワインが冷えてバランスを欠いてしまいがちな時期に有りながら、
「エキスの旨みが物凄い!・・しかもそれにさえ物凄いエレガンスを感じる」
んですね。・・どうです?・・飲んでみたくなったでしょう?
ニュイ=サン=ジョルジュのトップのワインだとさえ・・思えるかもしれませんよ。それほどに満足感の高い1本だと思います。是非ご検討くださいませ。
他に村名クラスはジュヴレ=シャンベルタン、シャンボール=ミュジニー、ヴォーヌ=ロマネと有りますが・・・こんな凄いニュイを見せつけられると他も飲みたくなっちゃいますが、フィネスさんにももう残ってないそうですから減らさないように、テイスティングは控えます。まぁ、年に1本、村名を変えてのテイスティングがギリでしょう。そして、ジャン=ニコラ的には価格的にこれらと同格・・と判断しているのであろう、フィサン1級クロ・デュ・シャピトルが有ります。村名フィサン2014年はめっちゃ美味しかったですから、これもかなり期待できると思います。
メオ=カミュゼ、完全復活、そしてドメーヌ・ルロワ、ネゴシアン・ルロワの立ち位置に極めて密着しはじめたと感じます。
「・・嘘だぁ!」
と思われるなら、それはもうチェックしてみるしかないのではないでしょうか。noisy 的にはもう・・もろ手を挙げてお勧めするしかない心境です。ご検討くださいませ。
以下は以前のコメントです。
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【以前はドメーヌもののみで造られていましたが、現在は買い葡萄も使っているのでネゴスラベルです。しかしながら秀逸なニュイ=サン=ジョルジュです!】
メオ=カミュゼのニュイやヴォーヌ=ロマネはそれなりに高価ですから、既に福沢さん1人だけでは購入出来ず、2人ほど掻き集めないと心配な感じになってます。
そんな中で、本来はドメーヌもののエチケットが張られていたのがこの「ニュイ=サン=ジョルジュ」です。こちらもやはり、あの素晴らしい生産者ジャン・タルディに収穫折半で貸し出されていたリューディ、「オ・バ・ド・コンブ」です。
このところのメオ=カミュゼの在庫を気にされてご覧の方はお気づきかもしれませんが・・・
「じわじわとメオ=カミュゼの人気が復活してきているのかも?」
と思われないでしょうか。
そう・・かなり売れて来ているんですよ・・。それは間違い無いです。
リーズナブルで足が速いブルゴーニュ・ルージュは、もう・・すぐに完売してしまいますし、そんなアイテムを飲まれた方からは、
「素晴らしく美味しかった!」
とご連絡をいただいています。
そうなんですね~・・。先日もマルサネ・ルージュを2年ほど寝かされて飲まれた方からメールをいただきまして、感動されたお話しをされていました。別の方はフィサンを同様にされ、その素晴らしい表情に驚かれていらっしゃいました。
やはりメオ=カミュゼと言うと、確かにもう・・どのキュヴェを飲んでもかなり美味しいんですが、ニュイ=サン=ジョルジュやヴォーヌ=ロマネ、ヴージョと言った、まさにコート・ド・ニュイの中心地にこそ、イメージが有ると言って良いでしょう。ジャイエ絡みですから・・ね。
昔は、「大当たりする可能性の有る生産者」で有ったと思うんですが、昨今は「確実にエレガントで美しいエキス系のトップレベル」になっていると感じています。
さすがに noisy も、最近はメオ=カミュゼもかなり色々と開けてはいますが、どれを飲んでも素晴らしい・・と感じていますが、入荷数量に限界が有りますし、グラン・クリュ・クラスまで開けるには厳しい状況が有りますから、申し訳ないのですがその全ての姿を網羅してご紹介することが出来てはいない状態です。
そんな中で、比較的リーズナブルなラインのアイテムを何とか分けていただけた・・と言うのがこのニュイ=サン=ジョルジュとマルサネなんですね・・。
因みにマルサネ2014年にティム・アトキン氏はぶっとびの・・「91Points」を付けていました!・・まぁ、メオのこのクラスは、海外の評価機関はほとんど飲んでいないようで、余り見かけないんですが・・たまたま評価したんでしょうかね。
あれだけ売れなかった2013年のフィサンでさえ、いつの間にか無くなっていまして、
「・・どうやらやっと少しずつ見直されて来ているのかな?」
と言うような感じを受けています。
前にも書きましたがメオの2014年ニュイ1級ブドーを飲んだ時は・・たまげました。確実にルロワと同じ道筋を歩んでいる・・と感じました。
こちらはニュイ村名ですから、さすがに同じようなポテンシャルは望めないとしても、約半分はドメーヌもの・・です。それに、ネゴスラインとドメーヌラインの仕上がりの差が無いと言って良い状況ですから、このニュイ村名も期待できるんじゃないかな・・と思っています。さすがにティム・アトキン氏もこれはテイスティングしていないようでした。
比較的リーズナブルだけれどメオの本質に触れることの出来るワインだと思います。ご検討くださいませ。
以下は以前のコメントです。
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【メオ=カミュゼの本拠、ヴォーヌ=ロマネのワインです。とてもリーズナブルかと思います。】
その昔はこのワイン、結構大事に飲んだ記憶が有ります。やはりアンリ・ジャイエに繋がるドメーヌで、下手をすれば神様が実際にこの葡萄を育てていたから・・ですね。
でも飲んでみるとアンリ・ジャイエとは違うんですよね。エマニュエル・ルジェも全然違うように・・と言いたいところですが、メオのワインは時にアンリ・ジャイエの風情を持っている時も有り、また全然違う印象を受けるようでも有り・・で、一定したものでは無かったように思います。でも村名以上は美味しかったですね。
ティム・アトキンさんは93ポイントまで付けています。村名ワインに対しては、これ以上は付け辛い高得点です。むしろ非常にリーズナブルかと思います。