ピュアで美味しいワインをnoisyがご紹介します。 自然派、ブルゴーニュ、イタリアワインを好きな方は是非ご来訪ください。
ログイン  パスワード  
  
Stop! reload  2025.05.22 
Last Update 2025.05.22  


■ セシル・トランブレイ来日記念!
2025年2月19日テイスティングセミナーレポート・・by oisy

 お忍びで・・と言うことでは無かったのですが、この2025年2月にひっそりと忍び足でセシルが来日してくれていました。
 少数人数でテイスティングセミナーを行うので是非・・という事で noisyをご招待してくれたのですが、時はまさに決算真っ最中・・新着も何とかこなさないといけない・・激務中と言うことで noisy は参加を断念・・残念でしたが・・。
 せっかくご招待してくれたので、「noisyは都合付かないけど oisy でも良いか?」と尋ねたら二つ返事でOKが出たので、oisy を派遣することに。
 まぁ・・日本初輸入の時から延々と扱わせていただいて、「こんなに凄い存在になられるとは!」・・とは思っていましたが・・(^^;;
 ただ行かせるのも癪なので、oisyにレポートを書いていただきました。
 1級畑だとばかり思っていたレ・ボーモン・バがグラン・クリュを名乗れる部分を含んでいて驚いた・・とか、醸造の時はどんな風に意識しながら行っているかとか・・
「梗の使用は料理に塩で味をつけるようなもの」
「料理人で例えるなら、プレスは火入れ」
などなど、感触や感覚の部分の細かい部分まで話してくれたようですよ。oisy渾身で書かせていただきました。セシルファンならずとも、ワインにご興味のある方ならきっと必見のコラムです!
頻繁なリロード禁止のお願い
 大変お世話になっております。切実なお願いです。
 ページのリロードが必要以上に行われるようになっています。サーバーへの過大な負荷でページ更新が滞る状況になっていますので、頻繁なリロードはお止めくださるようお願いいたします。
 また、「503 Server is busy」のエラードギュメントページが表示され、一定時間アクセスが制限される場合がございます。いずれ元に戻りますが、そのようなことにならないようお願いいたします。
詳細ページ
■新着情報メールサービスのご登録
 Noisy wine の新着情報メールサービスにご登録いただきますと、ご登録いただきましたメールアドレスに「タイムリーに」更新情報をお届けいたします。希少性のあるワインをご希望でしたら登録必須のサービスです。

■お届け情報他
 現在以下の宛先に対し新着情報メールをお届けするすることが出来ません。世界情勢を反映してか、各社様メールのフィルターを厳しくしています。申し訳ありませんが gmail.com や yahoo.co.jp (yahoo.comは厳しいです) などのフリーアドレスに変更をご検討の上、再登録をお願いいたします。不明な方は最下段中央の「e-mail to noisy」よりお問い合わせください。

■新着情報メール不達の宛先(新規登録も出来ません)
icloud.com nifty.com  me.com mac.com  hi-ho.ne.jp tiki.ne.jp  enjoy.ne.jp docomo.ne.jp  plala.or.jp rim.or.jp  suisui.ne.jp teabreak.jp outlook.com outlook.jp hotmail.co.jp hotmail.com msn.com infoseek.jp live.jp live.com
etc.
noisy のお奨め
 Spiegelau Grand Palais Exquisit 
シュピゲラウ・グランパレ・エクスクイジット・レッドワイン 424ML
 軽くて薄くて香り立ちの良い赤ワイン用グラスです。使い勝手良し!
Comming soon!
 Spiegelau Grand Palais Exquisit 
シュピゲラウ・グランパレ・エクスクイジット・ホワイト 340ML
 軽くて薄くて香り立ちの良い白ワイン用グラスです。使い勝手良し!
Comming soon!
WEBの情報書込みもSSLで安心!


 Noisy Wine [NOISY'S WINE SELECTS] のサイトでは、全ての通信をSSL/TLS 情報暗号化通信し、情報漏洩から保護しています。
◆◆Twitter 開始のご案内

 時折、Twitter でつぶやき始めました。もう・・どうしようもなくしょうもない、手の施しようの無い内容が多いですが、気が向いたらフォローしてやってくださいね。RWGの徳さん、アルXXロのせんむとか・・結構性格が出るもんです。
https://twitter.com/noisywine

ドメーヌ・エ・メオ=カミュゼ

エ・メゾン・メオ=カミュゼ

フランス Domaine et Maison Meo-Camuzet ブルゴーニュ
● 2020年のメオ=カミュゼ、上級キュヴェのご案内です。

 いや・・驚きました。予想はされていたこととは言え、

「需要と供給のバランスが価格を決める」

って・・誰でしたっけ?・・アダムとイヴじゃない・・高名な経済学者の方がおっしゃられていたような気がしますが、あのクロ・パラントーがリシュブールの価格を超えちゃいました。

 ニコラ・メオの師でもあるアンリ・ジャイエは、リシュブールを仕込めなくなることを悲観して「引退する!」と決めたと言われていますが、それでもクロパラを分けていただいたんですよね。そのグラン・クリュ・リシュブールがプルミエ・クリュ・オ・クロ・パラントーの後塵を拝すことになるとは、自身の後世での栄誉の高まりだとしても想像さえしなかったでしょう。

 クロ・サン=ジャックしかり、レ・ザムルーズしかり、クロ・パラントーしかりですが、1級の中にはグラン・クリュを凌駕する価格のワインが続出してきました。そしてアンリ・ジャイエ絡み、ルロワ絡みのドメーヌは、品質もさることながらも凄い価格になって来ています。

 この傾向は大きな出来事が無い限り少なくとも2021年ものまでは続くと思われますが、日本国内だけを念頭に置くならば、

「為替が戻るならむしろ安くなる」

可能性は残されています。

 しかしながらワインがし好品と言う立場だけではなく、「価値のあるもの」と言う経済上の物品で有る以上、経済の論理に従って価格の変動をする・・だから、

「むしろ今までが異常に安かった」

と言うことなのかもしれません。


 アメリカで朝食を取ろうとすると最低3千円は掛かるそうですが、今の日本じゃまぁ・・そうしたいと思ったところでほぼ無理ですよね。SNS で「ぼられた!」と上げられるのがオチですから、飲食店さんもそんなことは絶対にしないでしょうし、そもそも朝食を取ろうと営業しているその種のお店が有りません。それが普通の海外とそれが考えられない日本・・

 昔は、

「日本の物価は高い!」

と言うのが通念だったはずですが、ドルやユーロが異常に高い現状をもとに戻したとしても海外の方から見ると「日本の物価は安い」のでしょう。Noisy wine はほぼネットのワイン屋さんですが、海外からの閲覧は制限していますので・・海外からのオーダーはほぼ有りません。敢えてそのようにしています。そうじゃないと、妙にタイミングのずれた時間差の大きい電話の会話を毎日のようにすることになってしまいます。


 2020年のメオ=カミュゼの上級キュヴェですが、余りに数が少なくて・・今のところはテイスティングが不可能と判断しました。後になってから、もしかすると確認のためのテイスティングは可能かもしれないと踏んでいます。

 ですのでお客様には大変申し訳ないと思っています。お詫び申し上げます。

 ですが、

「ニコラ・メオ自身が今後10年間で間違いなく世紀の名作になってくる。」

と自信を見せていることと、2022年7月の下級キュヴェのテイスティングで、noisy もその意味を実際に確認していることで、今回の上級キュヴェも「お勧め!」とさせていただきたいと思っています。

 また、海外メディアの情報や評価も出来る限り集めさせていただきましたので、そちらもご参考にされ、ご検討いただけましたら幸いです。

 内容的には、ニュイ=サン=ジョルジュ系の評価が高く、シャンボールも上がって来ました。ちらほらとメゾンものからドメーヌものに変更になった(おそらく買収した?)キュヴェも有りますし、2019年ものはヴォーヌ=ロマネ・レ・ショームと混ぜたレ・ボーモンを「ヴォーヌ=ロマネ1級」としてリリースしていましたが、2020年ものは「ヴォーヌ=ロマネ1級レ・ボーモン」としてリリースしています。非常に希少なワインです。

 そのように、メオ=カミュゼのワインが好評のため、

「良い畑を借りる」-->「メゾンもので試験的にリリースする」-->「話がまとまれば買収する」-->「ドメーヌものとしてリリースする」

のような良い流れになってきているのかな・・と考えています。ご興味がございましたら是非飲んでみてください!損はしないと思います。

-----
 2019年のメオ=カミュゼ、メゾンの上級キュヴェのラインナップをご紹介させていただきます。

 その前に・・もうご紹介済みで1本たりとも残っていない2019年のドメーヌものですが、希少な村名ヴォーヌ=ロマネだけしか飲めていなかったnoisy も、他のキュヴェを飲み始めています。

「いや~!・・めっちゃ旨い!」

です~・・。2018年ものまでも素晴らしく美しいエキスで、しかも要素と表情にしっかりミネラリティのコーティングが感じられる「荘厳なあじわい」がメオ=カミュゼの特色だと感じていたんですが、

「2019年ものは相当に異なる!」

と言っておきたいと思います。

 美しいだけではなく・・見事に「優しく」「純粋で」「柔らかい」が加わり、しかしポテンシャル自体を見事にアップしています。

 このポテンシャルをしっかり見極めたい!・・と思えば、少なくとも1/3ほどは3日後頃まで取っておくことが肝要かと・・思いますよ。先だってのグラントネもそうですが、見事に美しく、見事に優しい・・なので、2019年ものはそのようなヴィンテージかと思い込んでしまいがちですが、そうでは無く・・ポテンシャルもしっかりアップしているんですね。

 特に、色合いを見ると、2018年ものよりも濃い目に出ているキュヴェが有ります。そのようなキュヴェは、ミルランダージュが混じっている可能性が有り、それがヴォーヌ=ロマネ近辺の畑だったりしますと・・あの神様の素晴らしいワインの味わいを彷彿とさせてくれます。


 そして、2019年ものは特にそうですが、ドメーヌものとメゾンものの品質的な違いはほぼ無いです。その上で、残念では有りますが、

「圧倒的に数が無い!」

です。


 メオ=カミュゼの荷が届いた時、その「山」の余りの小ささに・・

「・・えっ・・?・・これだけ?・・」

と、思わず口走ってしまいました。

 いつもですと、

「ヴォーヌ=ロマネのそれをあっちに、ニュイサンのそれをそこに、モレとフィサンはそっち、シャンボール系は・・」

などと荷ほどきが大変なんですが・・何もしなくて良いほどしか在りません。


 それにフィネスさんも割り振りに相当に苦労されたようで、リリースがされているのに Noisy wine には割り当て無しのキュヴェが結構に存在します。勿論、これはクレームでは有りません。

「それしかやりようが無い」

のは、noisy も重々承知しています。少ない素晴らしいワインを出来る限り多くのお客様に飲んでいただけるように心を砕いていますが、そもそも数が無いと行き届かないことになっているのは間違い無いと自覚しています。

 ですので、この素晴らしい2019年のメオ=カミュゼのメゾンラインを、出来るだけお早めにご注文いただきたいと思います。

「絶対に外さない・・に思い切り近いと断言できる2019年のメオ=カミュゼ!」

です。どうぞよろしくお願いいたします。



 左の写真は入荷は無かった「ニュイ=サン=ジョルジュ・プルミエ・クリュ」です。もう・・激旨!・・無くて残念・・。因みにジャン=ニコラさんは以下のようにレヴューしています。
「トースト香や甘草の香りが最初に感じられ、その後にフランボワーズのような赤い果実の香りがやってくる。また、青い草の香りや腐植土のような香りもあるが、ネガティブなイメージではない。直線的な口当たり、ミネラル豊かで余韻に酸味が感じられ、アフターはスパイシーな印象。全体的にはとっつきやすい味わいだが樽香がワインに溶け込むまで、4~5年は待った方がいいだろう。」


■ 当主ジャン=ニコラ・メオによる2019年もののコメント

 2019年は確かに暑い年で年間通して雨も少なかったが、「9」が付くヴィンテージとしては平均的だった。2~3月は暖かかったが4月は平年並みで、5月は冷涼だったので葡萄の成長は早熟というわけでもなく、収穫開始時期は9月18~20日と予想していた。

 6月になると気温が上がってきて急に夏らしくなって葡萄の成長は加速。所々でウドンコ病の発生が見られたのが気掛かりだったが、幸いその他の病気はほとんど発生せず、乾燥した葡萄があったくらいで健康状態は素晴らしかった。開花期の天候が不安定だったにもかかわらず葡萄はとても良く成熟し、夏が暑くなった影響で収穫は予想よりも早い9月13日から行った。

 ほとんどのワインがアルコール度数14%になったほど葡萄の糖度は高く、さらに素晴らしい酸味も兼ね備えている。力強くも柔らかくリッチで深みのある味わいで酸味は2018年よりもしっかりとしている。偉大なヴィンテージかという質問が必ず出てくるのだが、現状ではまだテロワールが隠れてしまっているアペラシオンがほとんど。

 ただ、いくつかのワインは洗練された味わいでキャラクターが見え始めているのも確かで今でも飲めてしまえるが、瓶詰2~3年後には1度閉じる時期が来ると思うのでその間は飲むのは避けた方が良い。8~10年後には熟成と共に再び開いてきて素晴らしいバランスとアペラシオンの本当の顔が見えてくるだろう。2009年のように熟成していってくれることを願うばかりである。ただ、残念ながらアペラシオンによっては乾燥で生産量が少なくなってしまっているものもある。
-----
 1983年に彗星のごとく出現したドメ ーヌ・メオ=カミュゼです。神様アンリ・ジャイエが顧問として付き、試行錯誤しながらも素晴らしいドメ ーヌになったと感じています。まぁ、ここに至るまでは色々有ったと思います。


DOMAINE MEO-CAMUZET
 このドメーヌは、今世紀初めにコート ドールの国民議会議員であったエチエンヌ・カミュゼ氏によって設立され、その後に彼の娘が畑を継ぎましたが、彼女に子供がいなかった為に最も近い親戚であったジャン メオ氏(現当主ジャン ニコラ メオ氏の父親)が畑を相続しました。最初は小作人に仕事を任せ、収量の半分を小作料として受け取って樽でワインを販売していましたが、1985年からドメーヌ元詰で販売を始めました。

 その後、アンリ ジャイエ氏の指導を受けた息子のジャン ニコラ メオ氏が1989年からドメーヌの仕事を引き継ぎました。
 畑の仕事は、以前から小作人として働いていたクリスチャン フロワ氏がそのままドメーヌに残り、これまでの経験を活かしたアドバイスをしながら、一緒に仕事をしています。

 除草剤などを一切使わない減農薬農法を取り 入れていて、剪定や除葉なども行って畑の中の空気循環の状態を良くして乾燥させることによって腐敗を防止し、健康で良質な葡萄を作ることを心掛けています。 収穫は全て手摘みで、選別は畑と醸造所で行います。選別は非常に厳しく行い、腐敗したものはもちろん、未熟果などもすべて取り除きます。葡萄はほぼ100%除梗し、コンクリートタンクの醗酵槽に入れて低温浸漬させ、その後に自然酵母でアルコール醗酵をさせます。特級と1級は100%新樽、その他は約50%の新樽比率で18か月間熟成させ、ノンフィルターで瓶詰されます。こうして、濃縮で繊細な、魅力的なワインが出来上がります。

MEO-CAMUZET FRERE & SOEURS
 1級畑のワインは畑作業、醸造全てをドメーヌが行い、ヴィラージュのワインはお互いを理解しあえる生産者を選び、夏季剪定から醸造までをドメーヌのスタッフが行います。ブルゴーニュ・ルージュとブランは良質の葡萄を作るいくつかの生産者と業務提携を結び、葡萄または葡萄果汁を購入してドメーヌで醸造し、最後に1つのキュヴェにまとめるので、アサンブラージュの腕が光っています。


2020 Nuits-Saint-Georges 1er Cru aux Murgers
ニュイ=サン=ジョルジュ・プルミエ・クリュ・オー・ミュルジュ

17282
自然派
赤 ミディアムボディ
フランス
ブルゴーニュ
ニュイ=サン=ジョルジュ
ドメーヌ・エ・メゾン・メオ=カミュゼ
お一人様1本限定
■海外メディア評価
94 Points Tim Atkin
92~94 Points Robert Parker's The Wine Advocate
91~94 Points Jasper Morris - Inside Burgundy
91~93 Points Bourhound.com■エージェント情報
 ピノ ノワール種100%。東向きの砂のように細かい土壌の区画を約0.75ha所有し、葡萄の木は1965年から1972年の間に植えられました。ビスケットのような香りとブラックベリーのような黒い果実の力強く野性的なアロマ。ハッキリとしたストラクチャーがあり鉱物的なミネラル分も感じられ、肉厚かつ凝縮した味わいが口の中に広がって余韻のタンニンも非常になめらかで繊細です。
750ML 在庫  完売   ご注文数   本
¥25,800 (外税) 
【何と2ポイントダウン・・そんな訳は無いと思いますが!】
 94ポイントで海外メディア勢は上値をそろえています。ジャスパー・モリスさんは2019年の上値96ポイントから2ポイント下げ・・です。まぁ・・ちょっと良く理解はできないですね。2020年の下級キュヴェを飲む限りにおいては、未だに仕上がっているとは思えませんので、

「バレル・テイスティング時には相当暴れていたか?」

と思わざるを得ません。

 その辺りも含めて、ジャン=ニコラが言うように・・

「2020年ものをさっさと飲んでしまってはいけない」

の言葉を覚えておきましょう。至近で采配を振るっている方が一番良く判っているはずですから・・。ご検討くださいませ。


 以下は以前のレヴューです。
-----
【何と、上値96ポイント!・・草葉の陰で神様は何を思う?・・】

 凄いですね~・・96ポイントまで付いてしまいました。このミュルジュもまた神様アンリ・ジャイエが耕作しリリースしていた畑です。

 因みにグレートイヤー、神様が引退をほのめかした頃の1985年もののレ・ミュルジュの評価はPKさんで90ポイントでした。グレートイヤーの85年で90点です。因みにクロパラ1985年は91点、エシェゾーが93点、リシュブールが96点でした。まぁ・・この96点と言うのがPKさんのジャイエさんに対する最高評価だったと思って過言では無いと思います。

 で・・今や・・メオのレ・ミュルジュが96点・・。2019年はグレートイヤー・・何という皮肉のような状況でしょう。

 noisy も事あるごとに、

「ブルゴーニュワインの評価が低すぎる!」

と噛みついて来ましたが(ま・・この下の方には1986年もので噛みついてますが・・)、時の流れは何とも皮肉・・と言うか、味な計らいと言うべきか・・いや、飲まないで取っておけばよかったとか、心がグルグルしてしまいます。

 最高評価のレ・ミュルジュでしょう。神様ジャイエのワインは、村名でさえ神品だったと・・知っている人は知っています。ご検討くださいませ。


 以下は以前のレヴューです。
-----
【ジェイエ所縁のオー・ミュルジュ!・・ジャイエのエチケットはニュイ=ミュルジュだったと・・思い出しました!アドヴォケイトは94ポイントです!】

 「Nuits-Murgers」と書かれたエチケット・・・懐かしいですね。アンリ・ジャイエのミュルジュには、ニュイ=サン=ジョルジュでは無く、「ニュイ=ミュルジュ」と書かれていたのを覚えています。意外にも流通は少なかった気がしますので、飲んだ記憶も中々に曖昧です。

 そう・・その頃はアンリ・ジャイエは確かに有名でしたし素晴らしかったですが、何とか入手しようと思えば特に高価格でもなく、だけどもどこでも購入できるような代物でも無かったんですね。

 どのような経緯が有ったのかは定かではありませんが、このミュルジュはリッシュブールと同様にエマニュエル・ルジェに継がれることなく・・メオ=カミュゼの元に戻った訳ですね。

 noisy やnoisyと同世代、もしくは少し前の世代のジャイエを飲んで魂の尾を掴まれてしまった方々の多くは、勿論、クロパラやリッシュブールなどやられた人もおられますが、このミュルジュもそうですし、単なる「ニュイ=サン=ジョルジュ」のワインに、ひっくり返るほどの驚きと、人生観さえ変化させられた人が多いはずなんですね。

 今回、タイミングが合えば何とか飲んでやろうと・・思っていたんですが、余りに必須のテイスティングアイテムが大行列を作っていたため、まだ自重しています。

 因みにアドヴォケイトは上値94ポイントでした。ブドーの前評判の高さと、ジャイエ所縁のミュルジュ・・選択が難しいですが、2018年もののメオ=カミュゼのワインの凄さを考えますと両方・・行きたいですね・・(^^;; 是非ご検討くださいませ!

 以下は以前のレヴューです。
-----
【素晴らしい仕上がりになった2017年の上級畑ものは、ジャイエ似?・・それとも?!・・いずれにしても価値の有る選択になると思います!

 2017年のメオ=カミュゼの総括としましては、造り手紹介の欄にも書かせていただきました。白はま~・・呆れるほどにフィネスの溢れる見事な味わいで統一されています。サン=ロマン・・滅茶旨いですよ。気品に溢れ、焦点がピッチリ有った見事な出来です。

 そしてピノ・ノワールですが、これは困りました・・。

「2017年のカミュゼの赤は、『こんな仕上がり』です!」

とは言い切れないんですね。

 例えば、毎年見事な仕上がりを見せるメゾンもののニュイ=サン=ジョルジュ村名は、このところ3年間のメオの集大成とも思える見事な出来です。エキス系の気品、優雅さ、フィネス溢れる素晴らしい味わいで、誰もが村名などとは思わないんじゃないかと・・思えるほどです。言ってみればロマネ=サン=ヴィヴァン風、エシェゾー上部の乾いた土地からの赤い果実がしっかりエキスになった味わいです。むしろジョルジュ=ミュヌレ=ジブールやD.R.C.系を思わせるもので、絶対に樽の風味が浮いたりはしない、

「私、失敗しないので・・」

的で、2014年から2016年までのメオを総括している感じです。底からルーミエ的なミネラルがしっかり厚みを持って現れ、舌にはまずそれが感じられ、ノーズにそのミネラリティのアロマと、エキスの発露としての果実香が雅に香ります。


 しかし、そんなこの3~4年間とは大きく異なるワインがいくつか散見されます。シャンボール=ミュジニーやヴォーヌ=ロマネ、ジャンボール1級レ・フュスロットなどです。

 こちらは・・何と言いましょうか・・今までメオ=カミュゼのワインにアンリ・ジャイエを感じたことなど、ただの一度も無かったんですが・・御大のワインに非常に似ています。noisy 的には、果実味系と言ってますが、どこにも出っ張りの無い完璧さを見せるんですよ。そして、まるで御大のワインの造り方さえトレースしているんじゃないか?・・と思えるような仕上がりだったんですね。

 なので、この系統の果実味系の味わいは、前述のように2014年頃から綿々と続いたメオ=カミュゼ的なエキス系の味わいとはかなり異なって感じられました。

 ですので、トップ・キュヴェのこれらのワインが、どっちに与したワインなのかは、飲まないと判らない・・と言うことになります。まぁ、その辺はもうどうしようもないので・・すみません。


 一応、アチコチ探しまして、主だったワインの評価を掲載させていただきました。師で有ったアンリ・ジャイエが耕作していた畑、もしくは同名のクリマを最初に書き出しています。次に、カミュゼ家が元より所有していた畑の評価を記載しました。

 このようにみると、やはりアンリ・ジャイエ系のワインの値がさ感は有りますよね。「$」で記載しているのは一例では有りますが、リッシュブールが(1ドル110円換算で)19万円ほどなのに対し、クロパラは22万円ほどと、完全に逆転してしまっているのは、単にクロパラ人気が加わっているためでしょう。

 アンリ・ジャイエ関係の村名以外の畑の評価を見ますと、アドヴォケイトはほぼほぼ93~95ポイントと一定しています。なので、これだけでも「オ・ブリュレ」のリーズナブルさが感じられますよね。このオ・ブリュレはエマニュエル・ルジェも持っていませんから、狙い目では有るんですけど、皆さんはクロ・パラとかリッシュブールに目が行ってしまうのでしょう。それと、ある意味、ニュイ=サン=ジョルジュ1級ミュルジュはまだまだ安いと思います。

 ジャイエ関連以外では、やはりクロ=ヴージョの高評価が光ります。価格もリーズナブルに抑えられていますが、彼の持ち分はクロ=ヴージョで最高の場所ですので・・。元は、このクロ=ヴージョのシャトーの持ち主がメオ家だったことに由来するようで、シャトーの周りの一等地と、上部の一部分で仕上げるのがこのワインです。ですが、2017年の今回のワインは、「プレ・ル・セリエ」(本来はクロ・デュ・シャトー?)の文字が有りますので、

「シャトーの周りのみ」

で造られたワインです。


 また、コルトン・クロ・ロニェですが・・ここは皆さん、余り眼中に無いようで残念です。しかし、このワイン・・素晴らしいんですよ。飲んでご案内出来ないのが残念なほどです。まだまだリーズナブルなグラン・クリュですが、D.R.C.も造り始めていますんで、この先、ドンドン値上がりして行くんじゃないかと思います。

 何せ、あのブルゴーニュワインに超うるさいアラン・メドーが92-95と付けてるんですよ?クロパラが93-95、リッシュブールが93-96 です。海外では460ドルですが、日本では3万円代・・。これは買いだと思いますが・・。

 そして少し前までジャン・タルディが耕作していたヴォーヌ=ロマネ・レ・ショームも・・実は長命で旨いワインに仕上がっているはずです。アラン・メドーが 89-92 とちょっとひねくれ気味の評価をしているのに対し、ジャスパー・モリスが94ポイントって、本当かな?・・などとも思ってしまいますが・・すみません、原本を確認していないので、以下に記す評価ポイントは参考程度にお願いいたします。

 そんな訳で、どっち系に仕上がったのか、興味の尽きないメオ=カミュゼの2017年ですが、同じように2017年ものをテイスティングして、初めてジャイエの弟子でも有ったことを感じたフーリエの2017年と同様に、2017年と言う豊かで健康なヴィンテージが齎せたのかもしれないジャイエ系の「真円な果実のパレット」を、是非味わってみていただきたいと思います。ご検討くださいませ。



■relationship with Henri Jayer
●2017 Domaine Meo-Camuzet Richebourg Grand Cru $1700
 96 points Decanter
 96 points John Gilman
 94-96 points Vinous
 93-96 points Allen Meadows - Burghound
 93-95 points Robert Parker's Wine Advocate

●2017 Domaine Meo-Camuzet Vosne Romanee 1er Cru Cros Parantoux $2000
 96 points Decanter
 95 points John Gilman
 93-95 points Allen Meadows - Burghound
 92-95 points Robert Parker's Wine Advocate
 92-94 points Vinous

●2017 Domaine Meo-Camuzet Vosne-Romanee 1er Cru aux Brulees$800
 95 points John Gilman
 93-95 points Robert Parker's Wine Advocate
 93-95 points Vinous
 91-94 points Allen Meadows - Burghound

●2017 Domaine Meo-Camuzet Echezeaux Grand Cru $600
 96 points Decanter
 94 points John Gilman
 92-94 points Allen Meadows - Burghound
 92-94 points Robert Parker's Wine Advocate
 91-93 points Vinous

●2017 Domaine Meo-Camuzet Nuits-St-Georges 1er Cru aux Murgers $250
 92 points John Gilman
 90-92 points Allen Meadows - Burghound
 90-92 points Robert Parker's Wine Advocate
 90-92 points Vinous

●2017 Domaine Meo-Camuzet Vosne-Romanee $120
 93 points Decanter
 91 points John Gilman
 91 points Jasper Morris Inside Burgundy
 89-91 points Allen Meadows - Burghound
 88-90 points Robert Parker's Wine Advocate

■owned for a long time
●2017 Domaine Meo-Camuzet Clos Vougeot Grand Cru $460
 93-95 points Vinous
 94 points Decanter
 94 points Jasper Morris Inside Burgundy
 92-94 points Robert Parker's Wine Advocate
 93 points John Gilman
 91-93 points Allen Meadows - Burghound

●2017 Domaine Meo-Camuzet Corton Clos Rognet Grand Cru $460
 92-95 points Allen Meadows - Burghound
 94 points John Gilman
 93 points Decanter
 91-93 points Robert Parker's Wine Advocate
 91-93 points Vinous

●2017 Domaine Meo-Camuzet Vosne-Romanee 1er Cru les Chaumes $250
 94 pointsJasper Morris Inside Burgundy
 92-94 points Vinous
 92 points John Gilman
 90-92 points Robert Parker's Wine Advocate
 89-92 points Allen Meadows - Burghound


 以下は以前のレヴューです。
━━━━━
【看板のひとつ、ニュイ=サン=ジョルジュ1級オー=ミュルジュとブドー、そしてペリエール!(以前のコメントを使用しています。)】

Jhon Gilman 93 Points
Vonous 91-93 Points
Burghound Allen Meadows 90-93 Points
Advocate 88-90 Points

 実は2014年もののブドーを、皆さんに紹介した後で飲んでみたんですね・・。そしたらまぁ・・

「とんでもない出来!」

でした。もう、モロにドメーヌ・ルロワ級です。土臭いニュイ=サン=ジョルジュなど、どこにも無い・・いや、勿論ですが要素のひとつとしては備わっているんですが、

「・・おい!・・中身はロマネ=サン=ヴィヴァンか?」

と思わず言ってしまったほど、その雅なお姿に感服しました。まぁ、詰まらないロマネ=サン=ヴィヴァンも沢山有りますけどね。それから比べたらもう、雲泥の差です。

 海外の評価を探しましたが2003年もので評価されていたのが、レ・ミュルジュでした。スペクテイター誌で94Pointsと言うものでしたが、その他はまず・・見当たりませんでした。

 そんなこんなが有りまして、2014年のニュイ・レ・ブドーは早々に完売してしまいましたが、ペリエールは残っちゃってますね。その内に飲まない訳には行かないでしょう。

 まだメオ=カミュゼの素晴らしさは、日本人には伝わっていないような気がします。昔はそれでも大人気のドメーヌでした。知っていらっしゃる方がそろそろ高齢になられ、新しいワインファンの方は余りご存知無い・・と言うのも有るのでしょうし、ドメーヌものオンリーだったものがネゴスものも造り始めたと言うのも有るでしょう。


 しかし、昨今のACブル赤を飲まれた方は、そのエレガンス、品格に驚かれたと思います。決して濃く無いのにしっかりエキスの美味しさが出ていて、ブルゴーニュらしい理想の姿をしています。

 今回は古いヴィンテージものをいただきました。そんなに多く無い良い機会かと思います。是非ともご検討くださいませ。


 以下は2014年ニュイ=サン=ジョルジュ1級ブドー他のレヴューです。
━━━━━
 個人的な思い入れなのかもしれませんが、

「ミュルジュと言えばメオ=カミュゼ!」
と言うようなインプットが根付いてしまっているnoisy ですが、引けを取らないのがブード(ブドー)です。何しろ、マルコンソールの南に接する畑ですんで、気難しい一面も有りますが、ポテンシャルの非常に高い畑です。

 一般的にはニュイ・サン=ジョルジュのワインはヴォーヌ=ロマネのワインのように、「あっけらかん」とした部分よりも「肉付きの良さ」「味わいの幅」「力強さ」が有り、より男前な感じがするかと思います。でも、メオのニュイ1級は、開けるタイミングにもよるかとは思いますがエレガンスを伴ったものです。当たった時のミュルジュは・・・です。ヴォーヌ=ロマネの村に近い部分にある畑で、オー・ブード、オー・クラ、オー・ミュルジュと連なっています。

 ジャン・ニコラの以前のコメントを見ると、ブドーは堂々としていて大柄、ミュルジュは緻密でエレガント・・と思えます。でも今回はミュルジュの案内が無かったな・・と。

 ティム・アトキンさんはやっぱりここでも弾けちゃってますね。95Pointsです・・マジか~・・旨いのか~・・。そうなるとこんな価格は全く安いと言えますが・・確かめてみたいところです。もう少し仕入れられるように・・、もう少し売れるように・・そうなればテイスティングして販売できますよね~・・頑張ろう・・。ご検討くださいませ。

 アンリ・ジャイエが自身最高のヴィンテージと評した(らしい)1986年のPKさんの評価です。(飛鳥出版社 バーガンディより)訳者はもちろん、現ラシーヌの代表のお二人です。当時のブルゴーニュワインの評価は、造り手本人が最高の出来だ・・と言ったとしても、こんなものです。クロパラ、ブリュレが90点、ニュイ・ミュルジュ89点、エシェゾー92点、リッシュブール94点・・です・・ちょっと呆れるでしょう?