【べらぼうに旨いです!・・ニュイ=サン=ジョルジュ的な味幅の広い、深く綺麗な粘土と、ヴォーヌ=ロマネ的な雅さがほんのり!・・判っている人が造っているのが判る・・素晴らしい出来です!】

最高傑作では無いでしょうか。ニュイ=サン=ジョルジュ村名としてもこれ以上はまず望めないと・・思える仕上がりです!・・流石メオ=カミュゼ!・・と言いたくなる・・惚れ惚れとしてしまいました。
まぁ・・ニコラス=ジェイの2022年、ランサンブルと一緒にテイスティングさせていただきましたので、共通項も違いも、しっかり把握しました。海外メディアでは、2022年ランサンブルに94~97ポイントと言う幅で評価されていますから・・ある意味、
「noisy もびっくり」
です。
ランサンブルは外人さん好みな「こってり」として「パワフルな」味わいでは無い・・美しさ、はなやかさに満ちた素晴らしい出来ではあるものの、noisy的にはどうも・・
「・・ん?・・素晴らしいニュイ=サン=ジョルジュには90点そこそこしか付けないクセに、確かに旨いがこのランサンブル2022にそこまで付けるって・・違う物差しを使ってるんじゃないの?」
と言いたくなります。
それでもジャスパー・モリスさんは・・珍しく、気合いの入った評価をしていまして、過去最高だった2021年のティム・アトキンさんの92ポイントを上回る上値93ポイントまで付けてくれました。それでもランサンブル2022年には及ばないんですから・・。

そもそもはドメーヌものの村名ニュイ=サン=ジョルジュ・オ・バ・ド・コンブです。この畑はメオに還されるまでは、ジャン・タルディが耕作していました。ジャン・タルディのワインはクラシカルで、リリース直後は余り面白くは無いものの、熟すに従って表情と深みを増すスピードが速くなってくる感じで、同じく耕作していたクロ・ヴージョと共に好きなアイテムでした。
オ・バ・ド・コンブは北がヴォーヌ=ロマネ1級レ・ショーム、西(上)がニュイ・サン=ジョルジュ1級オ・ブードと非常に恵まれた環境にある村名畑ですから、むしろレ・ショームの綺麗すぎる?・・部分をオ・ブード的に汚す・・(^^;; そんなイメージも有るかと思います。余り良い表現じゃなくてすみません。
で、まさに黒、赤、紫の深い果実に粘土的要素が加わり、さらには・・やや遠いですが、ヴォーヌ=ロマネの雅びなニュアンスが入って来るんですね。
これは・・普通ならば、まさに埋もれてしまう表情・・ノーズです。ほんのりと・・僅かです。粘土が深すぎ、強過ぎても埋もれてしまうし、結果として果実が強過ぎても見つけられない・・困難かと思うんですね。
1級クラスになりますと、そこがちゃんと見えて来る訳ですが、メオ=カミュゼの1級レ・ブード辺りになりますと・・ロマネ=サン=ヴィヴァン的だと思えるような素晴らしい表情に出会える訳です。
で、このニュイ=サン=ジョルジュ村名はこの先も持続して算出されると思いますが、ある種のブルゴーニュバブルは、メオのメゾンものに大きな障害をもたらしたようです。
それは、1990年代から始まったメゾンもののシャンボール・・フュスロットやレ・クラ、もしかしたら村名も入る可能性が有りますが、
「今後のメゾンものシャンボール1級は廃止予定」
となっているようです。
やはり賃貸、収穫折半で借りている畑代が高騰してしまって、どうにもならない状況のようです。なので、あれほど沢山有ったレ・フュスロットも今後は購入出来なくなってしまうようです。残念です・・結構、noisy はメオのフュスロット、大好きだったんですけどね。1990年代に初めて飲んで驚いたワインでも有ります。巷ではそこそこに数は出ていたので、レ・クラほどは人気が出なかったようですが・・。

で、左の写真はニコラス=ジェイの2022年ランサンブルと一緒に撮ったもので、左奥がこのニュイ=サン=ジョルジュ2022年です。
前にも書かせていただきましたが、ランサンブルの94~97と言うメディア評価と、このニュイ=サン=ジョルジュ2022の評価・・いや、ほとんど評価がなされないんですが、それでも高くなったとは言え93点止まり・・と言う・・
「メディアの秤替え」
が判る証拠でも有ります。
そりゃぁ・・ランサンブル2022年、旨いですよ。でもこのメオの地所が多く使用されたニュイ=サン=ジョルジュ村名には届かない・・と感じるのが正解だと考えます。
いや、でも良い経験をさせていただきました。
「判っている人が造ったニュイ=サン=ジョルジュの傑作!」
です。ぜひ飲んでみてください。めっちゃ旨いです!
以下は以前のレヴューです。
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【・・なんとティム・アトキンさんは92ポイント!・・村名でこれだと1級の評価は低過ぎないですか?・・】■ ジャン=ニコラ・メオさんのコメント
所有畑の「Bas de Combe(バドコンブ)」をベースに「Les Grandes Vignes(レグランドヴィーニュ)」と「Aux Lavières(オーラヴィエール)」を混ぜている。抜栓するとすぐにイチゴジャムやサクランボ、牡丹の花のような魅惑的な香りが感じられ、微かに樽のニュアンスも感じられるが十分ワインに溶け込んでおり、ロースト香がさらに香りに複雑さを与えている。心地良い口当たりに果肉を噛んだような果実味と気品のあるタンニン、ヴィラージュ物だが複雑さもあって優しく滑らかな舌触り、アフターはスパイシーでスモークした印象も感じられてとても長い。香り、味ともに素晴らしい状態で今でも飲めるような仕上がり。5年くらい熟成させればもっと良くなるだろう。
メオのニュイ系は本当に美味しいです。食わず嫌いでいると素晴らしいのに破格にリーズナブルなワインを逃しちゃいますので・・今までメオをスルーしていた方も是非!・・ご検討ください。
以下は以前のレヴューです。
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【ヴォーヌ=ロマネ1級レ・ショームに接しているオ・バ・ド・コンブ主体の村名ニュイ=サン=ジョルジュです!】 2019年もののこのワイン、絶妙に旨かった!・・2020年も飲めると疑わなかったんですが、余りの数の少なさに諦めています。そもそもいつもはメオのワインが届く時は、一生懸命にセラー内部を片付け、少なくとも山が2つは置けるようにしておくのが常でした。
ですが到着してセラーを見て・・まぁ・・頭では判っていたものの・・言葉を飲み込んでしまいました・・これだけ・・か・・。
昔はドメーヌ・ジャン・タルディが耕作し収穫折半していた(はず)のオ・バ・ド・コンブです。ジャン・タルディはエレガント系、エキス系のワインを造る生産者さんでして、けっして濃くはしない人でした。リリース直後は・・まぁ・・今とは違いますから・・ちょっと硬くてフラットなんですが、ニュイにしては土臭さの出ない綺麗なワインを造っていました。
現在はだいぶ植え替えしているようで、ドメーヌものとして単独で出せない・・と言うことで、ドメーヌものでは無い葡萄を混ぜているために単に、「ニュイ=サン=ジョルジュ」としているようです。
まぁ・・メオの小作人としてはアンリ・ジャイエもそうでしたし、ジャン・タルディもそうだった訳ですが・・余りにアンリ・ジャイエが偉大過ぎてまったくタルディは目立ってませんでした。でもメオのクロ=ヴージョ(レ・グラン・モーペルテュイ)を造っていましたのでそちらは良く知られてました。でも、同じニュイ=サン=ジョルジュをアンリ・ジャイエと造る訳ですが、決して自分の信念を曲げて造りを変える・・なんてことは一切しなかった人だと思います。多くの方はジャイエに倣ったんですけどね。
そう言えば・・アンリ・ジャイエはクロ・パラントーの畑を・・おそらく今のロブロ=マルシャンのドメーヌから最初に入手し、その後(ロベール・)アルヌーの兄妹から追加で購入しています。その岩の突き出たアーティチョークだかキャベツだか判りませんが、リュシュブールの上部の90度向きの違う部分がクロ・パラントーで、休耕していた畑を再度開墾する際に残りの部分を所有していたメオとの関係が出来たのかな・・などと想像しています。・・あら・・話しが飛んでしまってすみません。
昨今はメオもそうですが、美しさが際立つニュイ=サン=ジョルジュが徐々に増えてきたように思います。長く「少し野暮ったい」が代名詞になっていましたが、もはやそれは時代錯誤です。飲んでみてください。お勧めします。
以下は以前のレヴューです。
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【ニュイ=サン=ジョルジュ村名としては完璧!?・・ヴォーヌ=ロマネとの違いも結構にクッキリ、浮かんできます。そして何より・・エレガントで旨いです!】
どこかにニュイ=サン=ジョルジュ・プルミエ・クリュ2019の写真も上げましたので・・是非ご覧ください。有り得ない位に美味かった!・・です。エレガントですしね・・。
でも、
「・・なるほど~!」
と納得できるような・・ヴォーヌ=ロマネとの村境も確認出来た気がしました。ドメーヌもののレ・ショームと、ネゴス仕入をしたレ・ボーモンを混ぜたヴォーヌ=ロマネ1級2019も飲みましたので・・はい・・あ、ヴォーヌ=ロマネ1級、滅茶旨いですのでお早めにどうぞ。
2018年のニュイ=サン=ジョルジュ村名がちょっとかすんでしまうほど、美しい色合いをしていますでしょう?・・比較すれば確実に相当、濃い訳ですが、飲めばそんなに濃い訳では無いんですね。
こういう言い方はズルいとは思いますが、例えば神様アンリ・ジャイエは毎日・・どんな天候でも畑に行き、世話をしていたそうです。そして、人為的にミルランダージュを起こしていたとさえ噂されました。
2019年のこのニュイ=サン=ジョルジュ村名は、そこまでミルランダージュの葡萄が入り込んだとは思いませんが、適度な量がミルランダージュに変わっていると思われ、それは、味わいにパワーを与えるのではなく、
「エレガンスやバランスを増長、調整するのに回っている」
と感じます。ジャイエのニュイサンなど・・飲んだら本当に鼓動が一瞬、止まりました。
そこまでは言いませんが、それを思い出させるような完全に近いバランスをしていると思います。ジャスパー・モリス氏は上値93ポイントだそうです・・飲んでみて下さい。お勧めです!
以下は以前のレヴューです。
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【滅茶苦茶美味しいです!】
2017年ものも太鼓判を押させていただきましたが、2018年ものにもクラクラ来てしまいます・・やはりメオのニュイ=サン=ジョルジュ、そして1級は素晴らしいです。
色合いを覚えていらっしゃる方なら、最近飲まれたニュイ=サン=ジョルジュの色合いを思い出してみて下さい。どうでしたでしょう?・・もっと黒く無かったですか?
もしくは、もう少し茶色のイメージかな?・・これほどまでに美しさのある「ルビー」な感覚の色はしていないんじゃないかと思うんですね。・・いや、勿論ですが例外も有りますし、素晴らしいニュイ=サン=ジョルジュを造っている造り手さんは他にもいらっしゃいます。
因みに・・ティム・アトキン氏は未確認では有りますが91ポイント、付けた様です。
そして、透明なミネラリティは各要素を守るように、その周りに輝きを増すように、へばりついています。ミネラリティは分離して感じられるとコンディションが悪いか?・・などと思ってしまう訳ですが、これほどまでに完璧にできると言うのは・・もう、メオのスタイルだと言うしかないんじゃないでしょうか。
もし飲まれたことが無ければ、このニュイ=サン=ジョルジュ村名・・お勧めいたします。ニュイ=サン=ジョルジュ1級たちの持つ「荘厳さ」も・・感じられると思いますよ。お勧めします!是非ご検討くださいませ!
以下は以前のレヴューです。
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【このワインを飲める方は幸せだと思います・・!】
痺れます・・こんなワインを飲んでしまうと!めっちゃ素晴らしいです。
メオのニュイ=サン=ジョルジュ、そしてその1級を飲んで、外したことが無いですが、かのアンリ・ジャイエのニュイ=サン=ジョルジュもそうでした。
「これで・・ニュイの村名なの・・????」
そんな感動から、ジャイエの他のワインに対する興味が拡がってしまい、入手の難しいアンリ・ジャイエのワインを何とかしようと・・奔走するようになってしまった訳ですね。
ですが・・ここは重要ですんで・・。
このニュイ=サン=ジョルジュ村名、とんでもなく素晴らしいんですが、アンリ・ジャイエ系の味わいでは有りません。むしろシャンボールとかヴォーヌ=ロマネがそっち系です。
荘厳なエキス系の味わいですね。超繊細ですが、サクッと開けても美味しく飲めてしまう・・と言う点では、アンリ・ジャイエを彷彿させるかもしれません。
これは何とか、飲むべし!安いです!
以下は以前のレヴューです。
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【べらぼうに旨いです!素晴らしいニュイ=サン=ジョルジュ!このエレガンス・フィネスは一体どうやって得て表現できるのでしょう!(2015年もののレヴューです。)】
2014年ものもですね・・売れずに残ったアイテムをポツポツと開けて来ています。まぁ、それらの印象については中々書く機会も無いのでそのまま放置ですが、それでも noisy の中の「メオ=カミュゼ」と言う造り手のヒエラルキー的位置は、
「限りなくトップレベルに有る」
と言えます。
「・・え~・・?そ~なの?・・ついこの間までは懐疑的だったんじゃないの?」
とおっしゃるお客様も多くいらっしゃるかと思います。確かにそれは正しいです。2014年ものがリリースされた頃までは・・です。
ところが、余りに素晴らしいニュイ=サン=ジョルジュ1級を飲んで・・ひっくり返るほどビックリし、
「・・こんなに凄いエレガンスって、ヴォーヌ=ロマネの・・それもグラン・クリュ並みじゃん」
と思わされてしまいました。
そしてその後、その余りの素晴らしさに、店にいらっしゃる方々に、
「メオの1級クラス、滅茶苦茶凄いよ。ネゴスのニュイの1級ならまだ有るから飲んでみなよ。」
と声を掛け、飲んでいただきました。
その方々の印象は・・思ったとおり、
「いや~・・もうビックリです。こんなに凄いと思いませんでしたよ・・。」
と言うものでした。
さらには配送でお送りした方々からも徐々に感想が届き始め、
「参りました!・・メオ=カミュゼ、見直しちゃいました。レベル高いですね~!」
と、随分と高い評価のお言葉もいただきました。なので・・
「2014年のメオの1級クラスは全く残ってない」
んですね・・。コルトンなどのグラン・クリュが少々残っているだけです。これとて昔から銘品ですから・・noisy 的には敢えて飲む必要性を感じていないんですが、その辺りはもう皆さんはご存知無いようですから、そのうち・・少し開き始めただろうと言うタイミングで飲んでご紹介したいと思っています。
その余りに美味しいニュイ=サン=ジョルジュ1級のアイテムは、少ない2015年の産出量も有りさらに減ってしまいましたので飲む訳にも行かず、仕方が無いのでニュイ村名を開けた・・と言う次第です。
2015年のメオのブルゴーニュはとても美味しかったですよね・・。これでも充分と言えるほどの出来栄えだったと思います。今回少々ですが追加分をいただいてますのでこれもお早めにどうぞ。でも、そんな印象がぶっ飛ぶほど・・
「2015年ニュイ=サン=ジョルジュ村名は完璧!」
と思わされてしまいました・・。素晴らしいです!
ブルゴーニュワインに求めるもの・・それはおそらく重なる部分は有るにせよ、ワインファン一人一人違うはずです。だから、誰もが美味しいと認めるワインは稀で少ない・・でしょう。
ところがこのニュイ=サン=ジョルジュ・・・、そんな思い込みみたいなものさえ吹っ飛ばすような、完璧さを見せつけてくれたんですね。
抜栓からもう・・ちょっとルロワの良いクラスでも開けたかな?・・みたいなエレガントかつほんのり妖艶なアロマが漂っています。あくまでピュア・・ヴォーヌ=ロマネ的な、ほんのりワイルドさやスパイシーさが混じります。
口に含むとテクスチュアは滑らか、シャンボール的にやや硬質ながら、何もないのではなく、ほんのり・・少しずつ細やかな表情を見せてくれます。つるつる入って来ますが、その解け方が非常に美しく、全てのカプセルを一気に崩壊させるのではなく、
「今はこれ・・満足した?・・じゃ、次はこっち。・・良いでしょ?・・じゃぁ次は・・」
と言った具合で、余りに忙しない感じには成らず、求める時には与えられる・・そんな充足感が伴うものです。
だらしなく拡がってしまって、
「はい、もうおしまい!」
などとは決して言わないんじゃないか・・とさえ感じます。
中盤の膨らみも節操の有るもので、どこかいじらしく、愛らしくも有ります。そしてその後に、ニュイ的な部分・・スパイスや綺麗な土、盛り上がり、紫の果実などを細やかに感じさせつつ、非常にエレガントな余韻を長く感じさせてくれるんですね。
そう、滅茶苦茶バランスが良いんですよ。しかも透明でややカチッと締まったニュアンス、ミネラリティのコーティングが見事になされていて、冷旨系の酸がバランス良くしっかりと存在しています。この非常に寒い、寒気が居座った状況の中、どうしてもワインが冷えてバランスを欠いてしまいがちな時期に有りながら、
「エキスの旨みが物凄い!・・しかもそれにさえ物凄いエレガンスを感じる」
んですね。・・どうです?・・飲んでみたくなったでしょう?
ニュイ=サン=ジョルジュのトップのワインだとさえ・・思えるかもしれませんよ。それほどに満足感の高い1本だと思います。是非ご検討くださいませ。
他に村名クラスはジュヴレ=シャンベルタン、シャンボール=ミュジニー、ヴォーヌ=ロマネと有りますが・・・こんな凄いニュイを見せつけられると他も飲みたくなっちゃいますが、フィネスさんにももう残ってないそうですから減らさないように、テイスティングは控えます。まぁ、年に1本、村名を変えてのテイスティングがギリでしょう。そして、ジャン=ニコラ的には価格的にこれらと同格・・と判断しているのであろう、フィサン1級クロ・デュ・シャピトルが有ります。村名フィサン2014年はめっちゃ美味しかったですから、これもかなり期待できると思います。
メオ=カミュゼ、完全復活、そしてドメーヌ・ルロワ、ネゴシアン・ルロワの立ち位置に極めて密着しはじめたと感じます。
「・・嘘だぁ!」
と思われるなら、それはもうチェックしてみるしかないのではないでしょうか。noisy 的にはもう・・もろ手を挙げてお勧めするしかない心境です。ご検討くださいませ。
以下は以前のコメントです。
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【以前はドメーヌもののみで造られていましたが、現在は買い葡萄も使っているのでネゴスラベルです。しかしながら秀逸なニュイ=サン=ジョルジュです!】
メオ=カミュゼのニュイやヴォーヌ=ロマネはそれなりに高価ですから、既に福沢さん1人だけでは購入出来ず、2人ほど掻き集めないと心配な感じになってます。
そんな中で、本来はドメーヌもののエチケットが張られていたのがこの「ニュイ=サン=ジョルジュ」です。こちらもやはり、あの素晴らしい生産者ジャン・タルディに収穫折半で貸し出されていたリューディ、「オ・バ・ド・コンブ」です。
このところのメオ=カミュゼの在庫を気にされてご覧の方はお気づきかもしれませんが・・・
「じわじわとメオ=カミュゼの人気が復活してきているのかも?」
と思われないでしょうか。
そう・・かなり売れて来ているんですよ・・。それは間違い無いです。
リーズナブルで足が速いブルゴーニュ・ルージュは、もう・・すぐに完売してしまいますし、そんなアイテムを飲まれた方からは、
「素晴らしく美味しかった!」
とご連絡をいただいています。
そうなんですね~・・。先日もマルサネ・ルージュを2年ほど寝かされて飲まれた方からメールをいただきまして、感動されたお話しをされていました。別の方はフィサンを同様にされ、その素晴らしい表情に驚かれていらっしゃいました。
やはりメオ=カミュゼと言うと、確かにもう・・どのキュヴェを飲んでもかなり美味しいんですが、ニュイ=サン=ジョルジュやヴォーヌ=ロマネ、ヴージョと言った、まさにコート・ド・ニュイの中心地にこそ、イメージが有ると言って良いでしょう。ジャイエ絡みですから・・ね。
昔は、「大当たりする可能性の有る生産者」で有ったと思うんですが、昨今は「確実にエレガントで美しいエキス系のトップレベル」になっていると感じています。
さすがに noisy も、最近はメオ=カミュゼもかなり色々と開けてはいますが、どれを飲んでも素晴らしい・・と感じていますが、入荷数量に限界が有りますし、グラン・クリュ・クラスまで開けるには厳しい状況が有りますから、申し訳ないのですがその全ての姿を網羅してご紹介することが出来てはいない状態です。
そんな中で、比較的リーズナブルなラインのアイテムを何とか分けていただけた・・と言うのがこのニュイ=サン=ジョルジュとマルサネなんですね・・。
因みにマルサネ2014年にティム・アトキン氏はぶっとびの・・「91Points」を付けていました!・・まぁ、メオのこのクラスは、海外の評価機関はほとんど飲んでいないようで、余り見かけないんですが・・たまたま評価したんでしょうかね。
あれだけ売れなかった2013年のフィサンでさえ、いつの間にか無くなっていまして、
「・・どうやらやっと少しずつ見直されて来ているのかな?」
と言うような感じを受けています。
前にも書きましたがメオの2014年ニュイ1級ブドーを飲んだ時は・・たまげました。確実にルロワと同じ道筋を歩んでいる・・と感じました。
こちらはニュイ村名ですから、さすがに同じようなポテンシャルは望めないとしても、約半分はドメーヌもの・・です。それに、ネゴスラインとドメーヌラインの仕上がりの差が無いと言って良い状況ですから、このニュイ村名も期待できるんじゃないかな・・と思っています。さすがにティム・アトキン氏もこれはテイスティングしていないようでした。
比較的リーズナブルだけれどメオの本質に触れることの出来るワインだと思います。ご検討くださいませ。