【リアルワインガイドは2017年エシェゾーにポテンシャル97ポイント!2018年はデカンター、ヴィノス共に95ポイントと凄い評価です!お一人様1本限定+他のワイン1本です!】
ラシーヌさんの正規輸入が切れてからは、その分がどこに行ってしまったのか判りませんが、その辺りからさらに評価も上がってしまいまして・・もうどうにもならない状況になってしまっています。
リュショットやクロ・ヴージョ、そしてエシェゾーはリアルワインガイド第63号でポテンシャル点、98ポイントと言う、とんでもない評価を2016年もので得ています。2017年は2016年ものに比較すると僅かに及ばなかったと言うのがリアルワインガイド的評価でしょうか。
そもそもはラシーヌさんからノースバークレイ関係と言うことで仕入れていた造り手です。もう20年以上だったと思いますが、ワインの仕上がりとは裏腹に日本での人気が出ず・・noisy が幾ら言っても聞く耳さえ持たれず、リュショット=シャンベルタン位でしょうかね・・何とか売れたのが・・。それ以外は本当に苦労しました。毎年、平気で残ってましたから・・。
時代は常に動いていますが、入荷が減ったのと同時に・・人気が出る・・と言う、何とも言えない寂しさを感じます。
因みに2018年もののエシェゾーは、ティム・アトキン氏95ポイント、ヴィノスでも95ポイントでした。ヴィノスは史上最高と目される2016年ものに95ポイント、2017年ものに93ポイントですので、総合して想像するに、2016年ものとほぼ同様のポテンシャルを持っているものと思います。
また昨今のブルゴーニュワインの価格上昇で、ミュヌレ=ジブールも値上がりしていますが・・
「こんなに安いミュヌレ=ジブールは他には絶対無い!」
と言えます。オルヴォーさん扱いですのでコンディションも非常に良いです。
・・申し訳ありませんが1本限定+条件の無いワインを1本でお願いいたします。お早めにどうぞご検討くださいませ。
以下は以前のレヴューです。
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【最高評価の最高のワインです!お一人様1本限定です!】 2015年はまだ評価が無いので2014年のエシェゾーですが、例えばイギリス人MWのティム・アトキンさんも94Pointsとリアルワインガイド第55号に近い評価ですね。
第59号でリアルワインガイドはなんと、
「ポテンシャル97Points!」
もし、入手出来たらラッキーどころの話しじゃないでしょう。少し前まで・・2012年頃までは、リュショット=シャンベルタン、クロ=ヴージョは即完売するのに、エシェゾーだけは中々無くならない・・と言う状況でした。
もっとも、あの物凄いクロ=ヴージョでさえも、
「・・ミュヌレ=ジブールもクロ=ヴージョじゃなぁ・・」
みたいなニュアンスで、以前は今一つ売れない感じでは有りました。
まぁ、実際に飲めばね・・また欲しくなっちゃいますよね。
今回の入荷分はラシーヌさんでは有りませんで、3件有る正規エージェントのひとつ、オルヴォーさんの輸入分です。このところオルヴォーさん経由のワインを随分ご紹介していますので、皆さんもコンディションの良さを確認されていることと思います。また、価格も比較すると随分リーズナブルかと思います。
以下は以前のコメントです。
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2011年の評価と価格は・・
エシェゾー・グラン・クリュ リアルワインガイド43号 今飲んで 92+ ポテンシャル93+ 飲み頃予想 今~2035 ¥22500
ルショット=シャンベルタン・グラン・クリュ リアルワインガイド43号 今飲んで94 ポテンシャル 95 飲み頃予想 2020~2040 ¥27080
クロ・ヴージョ・グラン・クリュ リアルワインガイド43号 今飲んで 93 ポテンシャル95 飲み頃予想 2020~2045 ¥26680
勿論ですが価格はNoisy'sのものです。このご時勢に約10%台のアップで収まっているのは奇跡です。
【すんごい評価です!】 ジュヴレの1級のところでも書きましたが、実はインボイスや、ラシーヌさんの伝票には、ルショット=シャンベルタンはヴィエイユ・ヴィーニュの記載が有り、また、リアルワインガイドもV.V.としています。
つまり、ジュヴレ1級は2012年よりリュショットになり、リュショットはリュショットV.V.になる可能性もある・・と言うことですね。
ただ、リュショットを均一化した場合・・、2011年ものは最後のリュショットV.V.と言うことにもなるかもしれませんで・・・ワインオタク的な話しですみませんが、時代が進むとこの辺のワインは、
「既に飲めるワインじゃなくなったDRCと同列」
になっているかもしれませんね・・
以下は以前のコメントです。
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【きっとお宝・・秘蔵品になるでしょう!】 まあ、リリースになる前からかなりのお問い合わせをいただいたミュヌレ=ジブールの2009年です。特にラシーヌさんのはいつ出るんですかと、随分聞かれましたが、ようやっとご案内できます。
一応、リアルの評価は、エシェゾー94~95、ルショット94+~96、クロ=ヴージョ94~96です。
リアルワインガイド39号以前はこちらから!リアルワインガイド40号はこちらから! ご購入いただけますのでクリックしてくださいね。noisyもレヴューを書いておりますんでご愛読いただけますと、資金に乏しい編集部も泣いて喜ばれると・・(^^
ジョルジュ・ミュヌレ=ジブールの味わいと言うのは、やっぱりDRC的だと思いますんで、DRCは買えないけど・・と言う方にはピッタリなんですよね。ご検討ください!
以下は2008年までのコメントです。
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実は2006年のクロ・ヴージョが余ったので飲んじゃいましたが・・・いや、滅茶苦茶旨いですね。クロ・ヴージョのイメージがおそらくひっくり返ると思いますよ。ビロードのテクスチュアを持ったクロ・ヴージョ、サン=ヴィヴァン的ともミュジニー的とも思えるものでした。凄い!
2006年もののときのコメントを若干訂正した2007年のコメントです。
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【プチDRCと言われるには理由が有ります!】 昔は随分とワインの造りの部分に突っ込んだ上で、味わいの違いをお伝えしていたように思いますが、昨今は、「単純な分類による比較」が本当にわかり易いのかどうか、伝わりやすいか、不安な部分も有って少し避けていたのも事実です。特に、出来るだけ自分で飲めるものをご紹介したいという立場ですから、飲めないもの、飲んでも仕方が無いもののご紹介が「手薄」になっていたかもしれません。
noisy的には、このミュヌレ=ジブールは大好きな生産者で、手に入るだけ欲しい造り手では有りますが、諸事情により年々少なくなっているような気もします。それでも一時期は、あるインポーターさんの入荷量の約半分とかを、noisyや仲間でいただいていた時期も有りました。
味わいの傾向としましては、昔からエレガント系、エキス系の造り手でして、
「一時期は濃厚な方向に向かったけれど、最近はエレガント系に戻った」
等という、軸のぶれ易い造り手とは一線を画します。ですので筋金入りのエレガント系ですから、完成度の高さは群を抜いている訳です。
DRCの造りとしましては、比較的高目の温度で醗酵させてから漬け込んでおく、言わば「葡萄の香水」を造るようなものですが、ミュヌレ=ジブールも似たようなもので、かなり高めの温度での醗酵、つまり本醗酵期間自体は短いものです。
これは、常に比較対象となるアンリ・ジャイエの低温発酵系とは全く異なる印象のワインに仕上がります。こちらの方は、「生のままの果実の風味」を閉じ込めた、言わば葡萄の生カスタードクリーム?のような味わいですから、noisy的には略して「果実味系」などと称していた訳です。・・・最も、長いスパンで考えると、20年以上の熟成を迎えて行くとなれば、最終的には同じ方向に向かって行くとも言えますが、今回は低温発酵系のお話では無いので省略します。
この高温醗酵系のエキスたっぷり、香水系のワインは、製品となった後は、とても香りやすいものの、味わいはスッキリとしていてテクスチュアもボディも硬い事が多いです。特に、リリース後にさっさと飲んでしまわれる方の多い日本では、
「確かに良い造りでそれなりに美味しいけれど何かが不足気味・・・」
みたいな捕らえ方の方がとても多いように思われます。直近の味わいオンリーでしかその姿を捕らえられないのであれば、もしくは、その一瞬の刹那での判断が全てである、との前提であれば、それも正しいのかもしれませんが、ワインの本質が現実にはそのようなものである、とはとても言いたくは有りません。
反面、低温醗酵系のワインの結構な割合のものは、上記の「生のまま果実の風味」「生葡萄カスタード」のような味わいが有りますので、特にバランス良く造られるものには、リリース直後からとても美味しく飲めるので、一時期の過大とも言えるような一部のメディアの評価が人気を呼んだのでしょう。ミュヌレ=ジブールのワインはこのようなものでは無いので、美味しく飲みたいのであればやはりリリース直後の抜栓は避け、最低でも上記のようなスパンでの時間置くことが重要かと思います。
まあ、とても飲めるような入荷本数では無いため、個別の印象は書きようが有りませんが、ミュヌレ=ジブール2006年がおそらく素晴らしい出来栄えであることを信じています。最近ですが2000年のグラン・クリュを飲まれた方からコメントをいただきましたが、「本当に素晴らしかった!」とのことでした。皆さんは、
「2000年?弱い年だし、そんなに良いのは不思議だな・・」
と思われるかもしれませんが、決して理由の無いことでは有りません。ちょうど良いタイミングで、コンディションの良いワインを開けられたのでしょう。
PKさんは、やはり欧米人の舌鼻ですので、自身でとても良いと思われる、むしろ過大な果実味が乗った、積算温度の高いヴィンテージを高く評価しています。1985年や1988年などです。しかしながら、もうお分かりかと思いますが、その間の1986年だって実にエレガントでとても良く香る素晴らしい味わいをしていたのです。勿論、巨大な構造とか、長熟性には若干の問題が有ったと思いますが、
「良い年だからって、一体何年待てば良いのよ!」
という素直な疑問の声に耳を傾けるべきでしょう。
おそらくワイン業界の優秀なメディアは、
「2006年、2007年のブルゴーニュワインは大したことが無い」
と書き立てるでしょう。
「だから、2005年は高くても購入すべき、という自分の判断に間違いは無かったし、2006~2008年は避けるべき」
とも言うかもしれない。
でも、それではワインの本質の部分には、いつまで経っても辿り着けないんです。1997年、1998年のワインは美味しくないですか?1998年はもう少し時間が掛かるかもしれませんが、1997年は何年か前からとても美味しく、今も素晴らしいでしょ?1997年、メディアの皆さんはケチョンケチョンに貶していましたよ。「早枯れのヴィンテージで青臭くて飲めない」などと評していました。まあ、欧米系の舌と鼻をお持ちの方でしたら、マッチョさの無いヴィンテージですから理解できますが、普通の日本人の方でしたら、もしくはピノ・ノワールが大好きな方でしたら、
「これで何で評価が悪いの?」
と不思議に思われるに違い有りません。確かに大きくは無いにせよ、決して飲めないようなヴィンテージでは無く、早熟で早く美味しくなるブルゴーニュらしいエレガントな仕上がりの年だったのです。大まかな表現ではありますが、本来のブルゴーニュワインの姿が見えた年なんです。
かなり脱線しましたが、
「メディアが良いとはやし立てるヴィンテージだけを購入していつまでもセラーに囲っておくだけ」
ならば、収集家であればそれも良いですが、ワインファンとすればいつまでも本質に触れられない、ちょっと可愛そうな存在にしかなれません。
2007年ピノ・ノワールは、ずば抜けた偉大さの有るヴィンテージでは無いかもしれませんが、良いといわれる生産者であれば、水準・平均以上の良い年であると感じています。是非少しの時間をこれらのワインに与え、楽しんでいただければと思います。お奨めします。