ドメーヌ・ジョルジュ・ミュヌレ=ジブール
ジョルジュ・ミュヌレ=ジブール
フランス Domaine Georges Mugneret-Gibourg ブルゴーニュ
● この何年かで巷の評価がグングン上がった感のあるジョルジュ・ミュヌレ=ジブールです。まぁ、リアルワインガイドで散々、
「物凄い!」
を連発している性でしょうか・・。また、
「ジョルジュ・ミュヌレとミュヌレ=ジブールに分かれていたのを一緒にしてジョルジュ・ミュヌレ=ジブールになった!でもワイン屋さんはまだ直してない!」
ともおっしゃってましたんで、やっぱりその頃から上昇の目が有ったのかな?・・とも思っています。ただ、
「リアルも Georges Mugneret Gibourg と表記してて、間の - が無いぞ!」
と思うのはnoisy だけでしょうか?・・これが有ることで、ミュヌレ家とジブール家が一緒になったことが判るんですけどね・・。いつか言おうと思ってたんですが、会っても忘れちゃうもんで・・。
2018年ものも相当に良さそうです。でも価格も世界的に上昇していまして、日本では高い価格を付けているエージェントさんの販売価格でも三分の二程度ですので・・むしろリーズナブルなんですね。
因みに海外と国内(L社)の価格を言いますと(小売価格 税抜き)、
海外価格-->国内価格
2018 エシェゾー 73000~113000円-->50000円
2018 ニュイ=サン=ジョルジュ・レ・シェニョ 28000~35000円-->22500円
2018 ニュイ=サン=ジョルジュ・ヴィーニュ・ロンド 28000~35000円-->20500円
2018 ヴォーヌ=ロマネ 17500~22000円-->16500円
みたいな感じでして、ヴォーヌ=ロマネ村名以外は物凄いことになってしまってます。
ですが、おそらく代理店のオルヴォーさんの値付けは非常に良心的ですので、Noisy wine の価格もリーズナブルにお出し出来ます。
ただし・・そのような状況ですと、価格差が発生する訳ですね・・。今の日本では、「買い占めて転売して差益を得る」と言うようなことが当たり前のように起こり得ますので、ワインファンの方にちゃんとお渡しするためには販売条件を設定せざるを得ないのが残念です。
以前のように幾ら頑張っても売れなかった状況では無いのは有難いですが、入荷数量減、アイテム減で飲めずに販売するだけなのも、中々辛いところですがどうぞよろしくお願いいたします。
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Domaine Georges Mugneret-Gibourg
ドメーヌ・ジョルジュ・ミュニュレ・ジブール
地区 ヴォーヌ・ロマネ
造り手 ジョルジュ・ミュニュレ
ロバート・パーカーが「ブルゴーニュ」に記しているように、亡きジョルジュ・ミュニュレ博士はブルゴーニュを代表する優れた醸造家で、芳醇な果実味、美しく成長する力強さとフィネスを備えた上品な味わいは高く評価されてきた。ジョルジュの代に購入された畑は、ドメーヌ・ジョルジュ・ミュニュレのラベルでリリースされルショット・シャンベルタン、エシェゾー、クロ・ヴージョはいずれもそれぞれのアペラシオンで最上の畑に数えられる。
1998年、博士の死後、長女のクリスティーヌがワイン造りを引き継いだ。84年に肝臓癌にかかっていることがわかって以来、毎日曜の朝、家族とドメーヌで働く人を全員集め、彼の醸造哲学を伝えたと聞く。グレイト・ヴィンテージ、雨の多い年、カビの蔓延した時、あらゆる場合にいかに対処すべきかあますことなく伝え1988年発酵を終えた後、帰らぬ人となった。
現在も続く折半小作契約の畑については、以前よりも摘花を自ら厳しく行い、収量を抑え、ミュニュレ流の果実味豊かで力強い味わいは完全に受け継がれたと評されている。
醸造 高めの温度で発酵、20%上の除梗せず、発酵は3週間をこえる。新樽使用率はヴィンテージにより異なる。グラン・クリュは特に長期熟成型のワインといわれている。
■追加情報
2018年について
水分がこのミレジムの重要な鍵となりました。冬の間、葡萄の樹は暑くて乾燥した夏季に直面出来るように水分を蓄えていました。春、霜も雨も風も開花を妨げることはありませんでした。おかげでとても美しい房がたくさん生まれたのです。収穫までのあらゆる段階で、葡萄はこの上なく健全に生育していきました。収穫は9月4日から9日まで行われました。醸造はあまり前例のないものとなりました。
温暖な年の高い糖度の割合に注意深く対応する必要がありましたが、幸いなことに美しい酸が綺麗なバランスを保ってくれています。色々なテイスティングコメントがあるとは思いますが、過剰なアルコール感や乾いたタンニンを感じさせず、美食家を刺激する集中力のある豊満な個性、総じて輝かしい光のミレジムです。ブラックカラント、チェリー、プラムといった黒系果実の精緻な香り。絹のような舌触りで悠大に広がっていきます。
(オルヴォー村岡)
●2020 Nuits-Saint-Georges 1er Cru les Vignes Rondes
ニュイ=サン=ジョルジュ・プルミエ・クリュ・レ・ヴィーニュ・ロンド
【レ・ヴィーニュ・ロンドも94ポイント(ティム・アトキン氏)!・・ここまで上がるとは驚きです!】
いつも低い評価ばかりで、ミュヌレ=ジブールのラインナップの中では「鬼っ子」的な扱いをされていたレ・ヴィーニュ・ロンドです。言ってみればルーミエさんのモレ1級みたいな感じでは有りましたが、昨今のモレ、クロ・ド・ラ・ビュシェールは物凄いですんで・・その美味しさを知っている人はシャンボールを蹴ってモレを買っているはずです。
で、同じように・・このレ・ヴィーニュ・ロンドも、2014年ものでティム・アトキン氏が93ポイントと高い評価をした後は、他のメディアも1ポイント、2ポイントと評価を上げ始めているようです。酷かったのはヴィノスで、88ポイントとか・・良くて90ポイントとかで、
「・・ふざけてるの?」
と言いたくなるほどでしたが、最近は上げざるを得ないようで、2018年ものは92ポイントまで上がって来ました。
noisy 的には、
「ミュヌレ=ジブールの美味しさは以前からで、さしたる変化無し・・」
と捉えていまして、
「何をいまさら・・」
と言うような感覚は有るんですね。
良いコンディションでお飲みいただけましたら必ずや納得できる味わいかと思います。
「プティD.R.C.!」
と言われるのも、D.R.C.をお飲みになられた方なら納得でしょうし、
https://www.mugneret-gibourg.com/en/
の、ミュヌレ=ジブールのサイトの写真を見ると、カーヴにはフランソワ・フレール社のバリックも散見されたりして、「さもありなん・・」などと思ってしまいました。
年一度の非常に希少なオファーですのでお早めにご検討くださいませ。
以下は以前のレヴューです。
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【何と1級ニュイ=サン=ジョルジュでポテンシャル 94+ Points!】
ラシーヌさんの扱いでは有りませんのでご注意くださいね。ラシーヌさんからはこのキュヴェ、ヴィーニュ・ロンドは入りません。オルヴォーさんの輸入です。非常にコンディションが良いと思われます。
とても貴重なので飲むのをためらっていますが、リアルワインガイドも2014年ものの紹介の第55号で、
「2014年のジョルジュ=ミュヌレ=ジブールはとんでもないことになってる!」
と記載してますが、2015年ものの評価は2014年を超えています。
このところ数年はリアルも、ほぼヴォーニュ・ロンドがフュスロットを上回る評価でしたが、今回は入って来ないフュスロットは何と・・
「96Points」
と唖然とするような高評価で、まるでグラン・クリュの評価を見ているようです。
ヴィーニュ・ロンドも今までで最高と思われる、ポテンシャルで「94+」ですから、採点の苦労の跡が見えるようです・・。良いワインばかりが集まっている造り手さんのテイスティングでは、下のクラスのワインの評価を押しとどめないとね・・100点法にならなくなっちゃうんですね~・・リアルも時折、なっちゃいますよね~。
でもnoisy も、このヴィーニュ・ロンドに関しては余り扱ったことが無い・・ほんの数度ですんで、余り判らないんですが、まぁ、このところのシェニョを見る限り、煌びやかさを持った美しさに磨きを掛けたニュイ=サン=ジョルジュ1級・・と言えると思います。元々このヴィーニュ・ロンドはニュイの中でもエレガント系と思われます・・と言うよりも、エレガント系に仕上げるのが良い結果をもたらす・・と言うことでしょう。北側がレ・ミュルジュ、西側(上)と南側がシェニョ、東側(下)がオー・ザロと言うロケーションでヴォーヌ=ロマネの村に近い畑です。ご検討くださいませ。
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