【何と2013年ものが出て来ました!グルナッシュ100%の若飲み用に仕上げたキュヴェですが、ようやっと美味しくなって来た頃だと思います!】
ビオの走りと言っても良い・・存在のグラムノンです。リーズナブルなクラスで樹齢が30年以下のグルナッシュによるキュヴェです。何故か紹介漏れしたまま・・でしたが、当然ながらテイスティングしています。
グラムノンらしいピュアさ満載の元気はつらつタイプですが、7~8年ほど経過してようやっと本領発揮じゃないかと思います。すみません、直前のテイスティングはしていません。
光に透かして見ると、エッジにオレンジが入りますが中心には美しいルビー~ガーネットの芯のある色合いが実に良い感じです。
おそらく「澱」が有りますので、少し立てておいてからお楽しみください。価格は当時のまま・・ですから、決して高くは無いと思います。写真が見当たらず・・と言うか、撮った写真が余りに多過ぎて、見つけるのを躊躇してしまいました。ご検討くださいませ。
以下は以前のグラムノンのレヴューです。
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【素晴らしくピュアです!】 久しぶりなので、全部テイスティングしたかったんですが、特別なキュヴェは1~3本、その他も多くて8~9本と云う状況でして、とても呑める状況に無く、シラー100%と思われるスィエラ・デュ・スュドとヴィ・オ・ニ・エのテイスティングになってしまいましたことをお詫びいたします。それでも、久しぶりのグラムノンはとても旨かったです。ただ、まるでテクニカルも揃ってないので、販売する方としては結構辛いものが有ります。
先日、リアルのテイスティング終了で余ったボトルを2本ばかり、押し戴いてきました。なんと、グラムノンの最高峰の2本・・ラ・メメとパスカル!
もう・・・幸せな時間でした!・・ラ・メメの優しさとエレガントさに包まれ、パスカルの強さとエネルギーに圧倒されました。まっことピュアそのものの味わいで、ビオに有りがちな「危うさ」など微塵も感じませんでした。ただただ・・・素晴らしいだけでした。
勿論ですが、リアルでは他のキュヴェもテイスティングしましたよ。同じように・・思いっきりのピュアさに弾けんばかりの果実の味わいと、深遠さを湛えたワインでした。グラムノンの素晴らしい醸造と管理には、哲学さえをも感じます。それにラシーヌさんの機微有る輸入と管理ですね。昔扱ったことのあるグラムノンとは異質のものです。是非ともこの素晴らしいグラムノンの味わいに触れてみて欲しいと思います。これほどまでにピュアなのかと・・思われると思います。
コート・デュ・ローヌ・ブラン・ヴィ・オ・ニ・エ は、ヴィオニエ100%の白ですね。もっと北に行くとコンドリューやシャトー・グリエが有ります。ドライに仕上げたグラマラスなヴィオニエで、すこしピノ・グリっぽい白や黄色のスパイス、やや固目ながらもしっかり膨らみ、ヴィオニエらしいビター感の有る長い余韻が有ります。2~6カ月・・・、涼しい季節を迎えた頃には、さらにバランスしてくると予想されます。
コート・デュ・ローヌ・ルージュ・ポワニェ・ド・レザン はグルナッシュ主体のキュヴェのようです。「一握りのぶどう」・・みたいな意味でしょうか。シラー主体のイメージが強いグラムノンの他のワインとは幾分違った、ジューシーでパワフルな味わいです。2012年は飲んでしまいましたが、ア・パスカルにも通じる見事な味わいでした。
コート・デュ・ローヌ・ヴィラージュ・ヴァルレア・レレモンテール は、一足先にAOC昇格したヴァンソーブルの北にある村です。安いですが、どうやらローヌの2012年はかなり良さそうですので・・期待できるでしょう!
コート・デュ・ローヌ・ルージュ・スィエラ・デュ・スュド はグラムノンらしいワイン!2010年ものの印象ですが、「葉巻のアロマやスパイス、後口のビター感、ド太さが、ローヌ北部のシラーとはちょっと違うな・・と云う印象。ジューシーだが高級感、ピュア感に溢れ、完成度も高いです。とても美味しい!」とのことです・・自分の印象ですけどね!
今後、徐々に扱いも増えてゆくかなと思います。素晴らしいワインでした。ご検討ください。