● 2020年のドメーヌ・ギイヤールをご紹介させていただきます。「過去最高」は間違い無しの素晴らしいヴィンテージになりました!
しかも、一般的にイメージされる濃厚濃密果実テンコ盛りなスタイルとは程遠い、
「フィネスたっぷりの激エレガント系!2020年ヴィンテージの膨大な熱量を複雑さへと変換したアルコール度13パーセントの液体!」
です。

左の写真は1級レ・コルボーですが、実に美しい赤を基調とし、僅かに黒を感じさせます。
そしてそのようなジュヴレを造ったのは「ドメーヌ・トラペ」ですが、トラペはビオですから・・可能だったと言えますが、じゃぁ・・ギイヤールはどうしてこの13パーセントの液体をエレガントに仕上げることが出来たのか・・と言う疑問も生まれて来ます。
その辺りは推測ですが、各コラムに何となく書いていますので是非ご覧くださいませ。
2020年のドメーヌ・ギイヤールは、ナチュール感を増大し、全く濃さを感じさせないフィネスたっぷり、エレガンスしっかりの素晴らしい出来です。今すぐ飲んで良いのは、
● 2020 A.C.ブルゴーニュ・コート=ドール
● 2020 A.C.ジュヴレ=シャンベルタン・ラ・プラティエール
です。勿論、素晴らしいポテンシャルを持っているのは1級レ・コルボーですし、次ぐのは村名オー・コルヴェです。軽やかなルニアールV.V.も素晴らしいです。どうぞよろしくお願いいたします。
-----
2019年のギイヤールをご紹介させていただきます。いや!・・素晴らしいです!・・過去最高を宣言します!・・まぁ、今までも充分に旨かったんですが、実に深く、表情豊かに、完全エキス化された赤黒ブレンドの果実の味わいをジュヴレたっぷりに感じていただけます。
そもそも何故これほどまでにリーズナブルでポテンシャル高いワインが騒がれないのか、不思議でしょうがないんですが、そうは言っても..A.C.ブルだけでも通常10ケースほどは販売しています。ただし数がそれなりに有ったヴィンテージの場合でして、少ない時はどうにもならず、昨年の2018年ものは7ケース程だったかと。
2019年ものは上級キュヴェが少ないですので要チェックかと思いますが、
「2019年ものは、今、何を飲んでも美味しく飲めてしまう!」
素晴らしい状態です。
A.C.ブルは村名並み、レニアールは..いつになく非常に複雑でポテンシャルを感じます。オー・コルヴェは「これ..村名ですか?」と言いたくなるほどの出来、レ・コルヴォー1級の緻密さと官能感には、マジ=シャンベルタン的要素がたっぷりで、硬く閉ざしたマジを開ける位なら、レ・コルヴォーがそれ以上の味わいを見せる・・と断言したくなりました。
この何年かの間に以前の黒みの強い男性的な味わいから、赤い果実をたっぷり感じさせてくれるワインに変身していますので、是非もう一度飲んでみていただきたい、
「世界一リーズナブルでポテンシャルの高いジュヴレワイン!」
です。超お勧めします!
-----
エージェントさんから新たな情報が無いので良くは判らないんですが、どうもギイヤールに大きな変化が有ったように感じた2018年をご紹介致します。・・・いや、あの人も、このドメーヌも変わった、大変化だと、最近は良く言っているので、
「変わった変わった詐欺疑惑?」
がお客様の中で蔓延しているんじゃないかと危惧している noisy ですが、いや~・・本当に・・
「ギイヤールが大変化!」
しちゃったんですね。
で、どう変わったか・・ですが、それを言う前に、今まではどうだったか?・・を言わないといけないですよね。表面上は余り売れていないだろうと皆さんは思っていらっしゃったかもしれませんが、実は「それなり以上に」は売れていたんですよ。なので、「ちゃんと総括」しないといけないかと言う事でして、はい。
2016年までのギイヤールは、超ドライでミネラリティも高く、赤果実も有るし赤くも見えるが味わいは黒っぽく、全体のトーンはややハードなものの、エキスが綺麗に出た素晴らしいものでした。ドライな中に余韻が比較的「ハッキリ」と長くたなびく感じです。
相続がどうなるかが危ぶまれていますが情報も無く、これほどまでにリーズナブルで美味しいジュヴレをリリースしているのは、
「ハッキリ言ってギイヤールだけ」
です。
そしてそれが変化し始めたのが2017年・・ちょっと、「おや?」と思ったのは覚えています。
で、2018年ものですが・・

これ・・ですよ。凄い色合いでしょう?・・
今までの、どちらかと言えば「黒一色」に感じられるビターでハードボイルドな味わいが、柔らかなテクスチュアと赤いベリーな果実、ナチュールさが感じられる「ふんわり感」が漂っています。写真はジュヴレ村名のレニヤールですが、滅茶美味しいです!
これ、一体どう言うこのなんでしょう?・・ミシェルさんがまだいつものようにやっていただけでは、こうはならないと思うんですね。
「・・これは・・若い娘でも入れたんじゃないか?」
あ、いや、娘とは限らず男性かもしれませんが、今までの「ハッキリ、クッキリな味わい」なデジタリックなものから、ややフラクタル感みたいなものが加わった「アナログ」なものへと大きく変化しているんですね。
しかも「ナチュール」なニュアンスも感じます・・いや、まったく危うさ、アヴァンギャルドさは無いですよ。
ですのでこれは、
「上手く行ったのであれば、相続問題も解決か?」
「ふんわり感が心地良く、古典的な味わいから現代的な味わいへ?」
変わったと判断しています。・・いや、今のところ・・・(^^;;
ですが、味わいは本当に依然と大きく異なりますので、飲まれたら驚かれるんじゃないかと思うんですね。この素晴らしい2018年ギイヤール、是非飲んでみて下さい。絶対に無くしてはいけないドメーヌだと思ってます!
-----
2017年のギイヤールをご紹介致します。2016年ものがま~・・非常に美味しくて、すぐ飲んでも良く、熟成させても間違い無い・・しかも以前のような「鉄仮面的な黒くドライな味わいからの内向的味わい」は無くなっていました。
2017年はその延長上にあるとばかりに思ってテイスティングに臨んだんですが・・・
確かに延長上に有りました。しかしながら、以前から延々と続いていたシャンボール的に硬さのあるテクスチュアは・・どのワインにも変化が見られ、柔らかさのあるボディに加え、テクスチュアには複雑性が紛れ込み、それが味わい深さに繋がっているのが感じられました。
まぁ・・2016年ものも当初は良く売れたんですが、長く続いたのはA.C.ブルだけ・・後はしばらくして脱落していってしまいました。
理解されるまでは時間が掛かりますよね。あのミュヌレ=ジブールでさえ売れませんでしたしね・・。
ですのでシツコク・・滅茶美味しくて滅茶リーズナブルな、「ジュヴレの良心」とも言いたいギイヤールのワイン、お勧めしていきたいと思っています。むしろ相続がどうなっちゃうのか心配で・・これほどまでに良心的なドメーヌものは他には全く見当たらないので・・本当に心配です。
━━━━━
年々素晴らしさを増してきたギイヤールの2016年ものをご紹介します!!
本当に素晴らしいと思った2015年ものでしたし、皆さんのギイヤールに対する印象もだいぶ変化してきたのを肌で感じています。
ところがですね・・2016年ものはもう、2015年を超えて来ちゃったんですね。ジュヴレは超難しかったはずの2016年ものですよ?・・多くの生産者が良くて例年並み、悪ければ少し落とした年ですが、
「タイトに締まった黒果実風味のビター味」
をすっかり脱却してしまい、
「まるでセラファンか?・・と感じてしまうような官能的なアロマと、セラファンが熟し始めの頃の滑らかさに、赤果実の美しいディテール、シルキーなテクスチュアと、それまでのビター感を抑えた長い余韻のエキス味」
になっていたんですね。
そして、2016年ものが嬉しいのは、ACブル、ジュヴレ村名レニアールV.V.でその良さが充分判るんですよ。
まぁ・・信じられないと思いますよ。でも本当です・・。良かったですね!・・リーズナブルなのに超高質です。是非ビックリしてください。
━━━━━
年々素晴らしさを増してきたギイヤールの2015年ものをご紹介します!!これはもう・・嬉しい驚きでも有ります!
外国語の日本語訳と言うのは難しいもので、ギイヤールか、それともギヤールが正しいのか判りませんが、一応ギイヤールとさせていただきました。しなやかでささやかで心に染み入る味わいです。
このギイヤール、皆さんは結構ご存知のようで・・・。某ワイン漫画で取り上げられ、凄い売れ行きをしたらしい・・・と、もっぱらの噂ですが、noisyのところにそのお流れが有ったとは、到底思えません。おかしいよなぁ・・・。googleでギイヤールを検索すると、何故かこのhpが二番目なのに・・!

■生産者紹介■
ギイヤールは、ジュヴレ・シャンベルタンに僅か5ヘクタール弱のみ所有する小規模ドメーヌで、ブルゴーニュ・ルージュ、ジュヴレ・シャンベルタン、ヴィエーユ・ヴィーニュ、1級畑レ・コルボーを造っています。彼の父はかつてピエール・ダモワで修行した人物で彼自身も物心ついた頃からワイン造りに関わってきました。(ピエール・ダモワ=シャンベルタン・クロ・デ・ベーズの1/3を所有する名門ドメーヌ)1952年には現在のドメーヌを立ち上げ、現在は二代目のミシェルに引き継がれています。平均樹齢は40年。中には樹齢70年以上のものも含まれています。収量は20~40hl/ha.です。
(ミシェル・ギイヤール氏)
◆栽培・醸造◆ リュット・レゾネ。除草剤は使用していません。収獲後、100%除梗し、低温発酵。例年は12ヶ月の樽熟成ですが、2011年に関しては2010年同様、全てのキュヴェを18ヵ月間熟成させた後の瓶詰めとなりました。ノンフィルター。