ピュアで美味しいワインをnoisyがご紹介します。 自然派、ブルゴーニュ、イタリアワインを好きな方は是非ご来訪ください。
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■ セシル・トランブレイ来日記念!
2025年2月19日テイスティングセミナーレポート・・by oisy

 お忍びで・・と言うことでは無かったのですが、この2025年2月にひっそりと忍び足でセシルが来日してくれていました。
 少数人数でテイスティングセミナーを行うので是非・・という事で noisyをご招待してくれたのですが、時はまさに決算真っ最中・・新着も何とかこなさないといけない・・激務中と言うことで noisy は参加を断念・・残念でしたが・・。
 せっかくご招待してくれたので、「noisyは都合付かないけど oisy でも良いか?」と尋ねたら二つ返事でOKが出たので、oisy を派遣することに。
 まぁ・・日本初輸入の時から延々と扱わせていただいて、「こんなに凄い存在になられるとは!」・・とは思っていましたが・・(^^;;
 ただ行かせるのも癪なので、oisyにレポートを書いていただきました。
 1級畑だとばかり思っていたレ・ボーモン・バがグラン・クリュを名乗れる部分を含んでいて驚いた・・とか、醸造の時はどんな風に意識しながら行っているかとか・・
「梗の使用は料理に塩で味をつけるようなもの」
「料理人で例えるなら、プレスは火入れ」
などなど、感触や感覚の部分の細かい部分まで話してくれたようですよ。oisy渾身で書かせていただきました。セシルファンならずとも、ワインにご興味のある方ならきっと必見のコラムです!
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ドメーヌ・ギイヤール

ギイヤール

フランス Domaine Guillard ブルゴーニュ
● 2021年のドメーヌ・ギイヤールのご紹介です。今回も2021年ものですので量は多くありませんが、

「質は最高!」

とテイスティングから判断させていただきました。A.C.ブルゴーニュ2021年、今でも滅茶素晴らしいです!・・これを飲めば2021年のギイヤールの出来が判ろうと言うものかと思います。

 2020年もののように濃い色彩では有りませんが、質感の高いピノ・ノワールに仕上がっています。またこの数年の間に得た、

「しなやかでふんわりとした柔らかな味わい」

を継承していますので、2021年的なエレガンスを合わせ、noisy 個人的にも素晴らしいワインに仕上がっていると確信しました。

 今飲んで良いのは、

・A.C.ブル
・村名ラ・プラティエールVV
・村名ルニアールVV

で、村名オー・コルヴェV.V. は飲めますが・・少し躊躇してください・・。

 また、1級のレ・コルヴォーは・・質感が滅茶素晴らしくポテンシャル高く、ゾゾゾっとさせてはくれますが、今飲むのは自重されることをお薦めします。そして価格も何とか、5桁を阻止しました。来年は無理かな・・と思います。

 いずれにしましても、エレガントさ、質感を合わせて過去最高、しかし総合ポテンシャルとしては2020年を超えられない・・そんなイメージです。それでもA.C.ブルであれほどに素晴らしいので、ぜひ飲んでみていただきたい!・・と思います。ご検討くださいませ。

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 2020年のドメーヌ・ギイヤールをご紹介させていただきます。「過去最高」は間違い無しの素晴らしいヴィンテージになりました!

 しかも、一般的にイメージされる濃厚濃密果実テンコ盛りなスタイルとは程遠い、

「フィネスたっぷりの激エレガント系!2020年ヴィンテージの膨大な熱量を複雑さへと変換したアルコール度13パーセントの液体!」

です。

 左の写真は1級レ・コルボーですが、実に美しい赤を基調とし、僅かに黒を感じさせます。

 そしてそのようなジュヴレを造ったのは「ドメーヌ・トラペ」ですが、トラペはビオですから・・可能だったと言えますが、じゃぁ・・ギイヤールはどうしてこの13パーセントの液体をエレガントに仕上げることが出来たのか・・と言う疑問も生まれて来ます。

 その辺りは推測ですが、各コラムに何となく書いていますので是非ご覧くださいませ。

 2020年のドメーヌ・ギイヤールは、ナチュール感を増大し、全く濃さを感じさせないフィネスたっぷり、エレガンスしっかりの素晴らしい出来です。今すぐ飲んで良いのは、

● 2020 A.C.ブルゴーニュ・コート=ドール
● 2020 A.C.ジュヴレ=シャンベルタン・ラ・プラティエール

です。勿論、素晴らしいポテンシャルを持っているのは1級レ・コルボーですし、次ぐのは村名オー・コルヴェです。軽やかなルニアールV.V.も素晴らしいです。どうぞよろしくお願いいたします。

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 2019年のギイヤールをご紹介させていただきます。いや!・・素晴らしいです!・・過去最高を宣言します!・・まぁ、今までも充分に旨かったんですが、実に深く、表情豊かに、完全エキス化された赤黒ブレンドの果実の味わいをジュヴレたっぷりに感じていただけます。

 そもそも何故これほどまでにリーズナブルでポテンシャル高いワインが騒がれないのか、不思議でしょうがないんですが、そうは言っても..A.C.ブルだけでも通常10ケースほどは販売しています。ただし数がそれなりに有ったヴィンテージの場合でして、少ない時はどうにもならず、昨年の2018年ものは7ケース程だったかと。

 2019年ものは上級キュヴェが少ないですので要チェックかと思いますが、

「2019年ものは、今、何を飲んでも美味しく飲めてしまう!」

素晴らしい状態です。

 A.C.ブルは村名並み、レニアールは..いつになく非常に複雑でポテンシャルを感じます。オー・コルヴェは「これ..村名ですか?」と言いたくなるほどの出来、レ・コルヴォー1級の緻密さと官能感には、マジ=シャンベルタン的要素がたっぷりで、硬く閉ざしたマジを開ける位なら、レ・コルヴォーがそれ以上の味わいを見せる・・と断言したくなりました。

 この何年かの間に以前の黒みの強い男性的な味わいから、赤い果実をたっぷり感じさせてくれるワインに変身していますので、是非もう一度飲んでみていただきたい、

「世界一リーズナブルでポテンシャルの高いジュヴレワイン!」

です。超お勧めします!

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 エージェントさんから新たな情報が無いので良くは判らないんですが、どうもギイヤールに大きな変化が有ったように感じた2018年をご紹介致します。・・・いや、あの人も、このドメーヌも変わった、大変化だと、最近は良く言っているので、

「変わった変わった詐欺疑惑?」

がお客様の中で蔓延しているんじゃないかと危惧している noisy ですが、いや~・・本当に・・

「ギイヤールが大変化!」

しちゃったんですね。


 で、どう変わったか・・ですが、それを言う前に、今まではどうだったか?・・を言わないといけないですよね。表面上は余り売れていないだろうと皆さんは思っていらっしゃったかもしれませんが、実は「それなり以上に」は売れていたんですよ。なので、「ちゃんと総括」しないといけないかと言う事でして、はい。

 2016年までのギイヤールは、超ドライでミネラリティも高く、赤果実も有るし赤くも見えるが味わいは黒っぽく、全体のトーンはややハードなものの、エキスが綺麗に出た素晴らしいものでした。ドライな中に余韻が比較的「ハッキリ」と長くたなびく感じです。

 相続がどうなるかが危ぶまれていますが情報も無く、これほどまでにリーズナブルで美味しいジュヴレをリリースしているのは、

「ハッキリ言ってギイヤールだけ」

です。

 そしてそれが変化し始めたのが2017年・・ちょっと、「おや?」と思ったのは覚えています。


 で、2018年ものですが・・

 これ・・ですよ。凄い色合いでしょう?・・

 今までの、どちらかと言えば「黒一色」に感じられるビターでハードボイルドな味わいが、柔らかなテクスチュアと赤いベリーな果実、ナチュールさが感じられる「ふんわり感」が漂っています。写真はジュヴレ村名のレニヤールですが、滅茶美味しいです!


 これ、一体どう言うこのなんでしょう?・・ミシェルさんがまだいつものようにやっていただけでは、こうはならないと思うんですね。

「・・これは・・若い娘でも入れたんじゃないか?」

 あ、いや、娘とは限らず男性かもしれませんが、今までの「ハッキリ、クッキリな味わい」なデジタリックなものから、ややフラクタル感みたいなものが加わった「アナログ」なものへと大きく変化しているんですね。

 しかも「ナチュール」なニュアンスも感じます・・いや、まったく危うさ、アヴァンギャルドさは無いですよ。

 ですのでこれは、

「上手く行ったのであれば、相続問題も解決か?」

「ふんわり感が心地良く、古典的な味わいから現代的な味わいへ?」

変わったと判断しています。・・いや、今のところ・・・(^^;;


 ですが、味わいは本当に依然と大きく異なりますので、飲まれたら驚かれるんじゃないかと思うんですね。この素晴らしい2018年ギイヤール、是非飲んでみて下さい。絶対に無くしてはいけないドメーヌだと思ってます!

-----
2017年のギイヤールをご紹介致します。2016年ものがま~・・非常に美味しくて、すぐ飲んでも良く、熟成させても間違い無い・・しかも以前のような「鉄仮面的な黒くドライな味わいからの内向的味わい」は無くなっていました。

 2017年はその延長上にあるとばかりに思ってテイスティングに臨んだんですが・・・

 確かに延長上に有りました。しかしながら、以前から延々と続いていたシャンボール的に硬さのあるテクスチュアは・・どのワインにも変化が見られ、柔らかさのあるボディに加え、テクスチュアには複雑性が紛れ込み、それが味わい深さに繋がっているのが感じられました。

 まぁ・・2016年ものも当初は良く売れたんですが、長く続いたのはA.C.ブルだけ・・後はしばらくして脱落していってしまいました。

 理解されるまでは時間が掛かりますよね。あのミュヌレ=ジブールでさえ売れませんでしたしね・・。

 ですのでシツコク・・滅茶美味しくて滅茶リーズナブルな、「ジュヴレの良心」とも言いたいギイヤールのワイン、お勧めしていきたいと思っています。むしろ相続がどうなっちゃうのか心配で・・これほどまでに良心的なドメーヌものは他には全く見当たらないので・・本当に心配です。


━━━━━
 年々素晴らしさを増してきたギイヤールの2016年ものをご紹介します!!

 本当に素晴らしいと思った2015年ものでしたし、皆さんのギイヤールに対する印象もだいぶ変化してきたのを肌で感じています。

 ところがですね・・2016年ものはもう、2015年を超えて来ちゃったんですね。ジュヴレは超難しかったはずの2016年ものですよ?・・多くの生産者が良くて例年並み、悪ければ少し落とした年ですが、

「タイトに締まった黒果実風味のビター味」

をすっかり脱却してしまい、

「まるでセラファンか?・・と感じてしまうような官能的なアロマと、セラファンが熟し始めの頃の滑らかさに、赤果実の美しいディテール、シルキーなテクスチュアと、それまでのビター感を抑えた長い余韻のエキス味」

になっていたんですね。

 そして、2016年ものが嬉しいのは、ACブル、ジュヴレ村名レニアールV.V.でその良さが充分判るんですよ。

 まぁ・・信じられないと思いますよ。でも本当です・・。良かったですね!・・リーズナブルなのに超高質です。是非ビックリしてください。


━━━━━
年々素晴らしさを増してきたギイヤールの2015年ものをご紹介します!!これはもう・・嬉しい驚きでも有ります!

 外国語の日本語訳と言うのは難しいもので、ギイヤールか、それともギヤールが正しいのか判りませんが、一応ギイヤールとさせていただきました。しなやかでささやかで心に染み入る味わいです。

 このギイヤール、皆さんは結構ご存知のようで・・・。某ワイン漫画で取り上げられ、凄い売れ行きをしたらしい・・・と、もっぱらの噂ですが、noisyのところにそのお流れが有ったとは、到底思えません。おかしいよなぁ・・・。googleでギイヤールを検索すると、何故かこのhpが二番目なのに・・!

■生産者紹介■
ギイヤールは、ジュヴレ・シャンベルタンに僅か5ヘクタール弱のみ所有する小規模ドメーヌで、ブルゴーニュ・ルージュ、ジュヴレ・シャンベルタン、ヴィエーユ・ヴィーニュ、1級畑レ・コルボーを造っています。彼の父はかつてピエール・ダモワで修行した人物で彼自身も物心ついた頃からワイン造りに関わってきました。(ピエール・ダモワ=シャンベルタン・クロ・デ・ベーズの1/3を所有する名門ドメーヌ)1952年には現在のドメーヌを立ち上げ、現在は二代目のミシェルに引き継がれています。平均樹齢は40年。中には樹齢70年以上のものも含まれています。収量は20~40hl/ha.です。
 (ミシェル・ギイヤール氏)
◆栽培・醸造◆ リュット・レゾネ。除草剤は使用していません。収獲後、100%除梗し、低温発酵。例年は12ヶ月の樽熟成ですが、2011年に関しては2010年同様、全てのキュヴェを18ヵ月間熟成させた後の瓶詰めとなりました。ノンフィルター。


2021 Gevrey-Chambertin aux Corvees Vieilles Vignes
ジュヴレ=シャンベルタン・オー・コルヴェ・ヴィエイユ・ヴィーニュ

18662
自然派
赤 ミディアムボディ
フランス
ブルゴーニュ
ジュヴレ=シャンベルタン
ドメーヌ・ギイヤール

■エージェント情報
 ピノ・ノワール100%/樹齢66年/年産3600本。土深くて石灰質。熟した果実や黒果実の香りはこの畑のテロワールの印であり、ふくよかな口あたりで味わいに深みがあり、ミッドに肉質感がある。2010年以降、全てのキュヴェを18ヵ月間熟成させた後にノンフィルターで瓶詰め。
750ML 在庫  11   ご注文数   本
¥8,650 (外税) 
【めちゃ美味しいルニアールV.V.も、このオー・コルヴェV.V.には適いません。シルキー・テクスチュアと格上の複雑性で実力は1級並み!?・・超美しい系のジュヴレ村名です!】
 noisy がバンバンとワインを開け始めた頃は、このギイヤールのようなスタイルのブルゴーニュの生産者さんは多かったと・・思い出します。

 その頃はまだ noisy も若かったですし、ブルゴーニュワインも・・今のように温暖化の影響は受けておらず、それに、

「ブルゴーニュピノ・ノワールは10年に一度、完熟する」

などと言われていまして、だからこそ、メディアの「ヴィンテージ案内」は需要が有りましたし、リリースされるワインの出来を知りたいがために、

「アドヴォケイトやインターナショナルワインセラー、ワインスペクテイターなどの雑誌を取り寄せていた」

訳ですね。洋本ですから・・半年位経たないと届かないですし、横文字ですし・・なので、飛鳥出版さんの日本語版などと言うのも出ていまして、それらを購読しつつ、

「じゃぁ今度はルーミエさんのレ・ザムルーズを飲んでみるか?」

とか、

「そうか・・フェヴレはミュジニーも半樽、造っていたんだ・・何とか飲めないかなぁ」

などと想像を膨らませていたんですね。ずいぶんと勉強させていただきました。


 このオ・コルヴェV.V.ですが、面白いことに・・今回もご案内させていただいているラ・プラティエール(国道の東側)から・・

「600メートルほど西に登って行ったところにある村名畑!(国道の西側)」

なんですね。

 高度的には村の南端にある「マゾワイエール」「シャルム」とほぼ同じで、村の南側ですとグラン・クリュか1級と言うことになりますが、中心よりも北側なので・・村名に留め置かれている感じです。

 ですが、オ・コルヴェV.V.とラ・プラティエールV.V.の比較をしてしまいますと・・もはや、

「お話しにならないレベル」

かと・・。

 目の詰まり、エレガンスの素晴らしさ、複雑性、心地良い凝縮感・・もう全く「格上過ぎ」を感じます。

 精緻なチェリーにほんのり高級苺、チリチリとしてノーズに入って来る高質感の高いミネラル成分、肌理の超細やかな硬い石灰のニュアンスなど、ラ・プラティエールに無いものを書き出したら・・止まらなくなってしまいます。

「・・同じ村名で同じドメーヌで・・こうも違うのか!」

 知らない方が説明されながら飲まれたら、きっとビックリされることでしょう・・あ、いきなり思い出しましたが、もう30年も昔、お取引のあったレストランさんに頼まれ、ボージョレ・ヌーヴォーの解禁日にボージョレ・ヌーヴォーの説明をしてくれ・・と言われまして・・閉口しましたが承って出かけました。

 まぁ・・何を言えば良いのか、余り考えずに行ってしまったのですが、それでもいらしたお客様は noisy の他愛の無い話しに、いちいち頷いてくれまして・・

「あぁ・・良かった・・きっとヌーヴォーの売り上げにも寄与するんだろうなぁ・・」

などと思って下がりましたが、残念ながらまったく売り上げは伸びませんでした・・

 ヌーヴォーも新酒状態では無く、ある程度熟させますと・・ビックリするほど味わいが伸びますが、やはりこのオ・コルヴェV.V.も同様です。

 今でも美味しいですが、2020年もののようには行きませんで・・少し寝かし気味にして、ポテンシャルを引き出してから楽しむのが良いかと思います。面白いので、

「オ・コルヴェとラ・プラティエールの比較」


 以下は以前のレヴューです。
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【2020年的な濃密なスタイル・・は、全く見つけられません!・・が、やはり2020年の濃密さは精妙な複雑性に置換され、完熟期を待っているかのようです!】

 ポテンシャル高いです!ほぼ1級に近い感じです。1級レ・コルボーには届きませんが、滅茶複雑なニュアンスが奥の奥に鎮座しているのに、もしかしたら気付かれるかもしれません。

 やや「肉っぽく」て「精緻な鉄っぽさ」が有り、これだと将来は結構に官能さが出てくるんじゃないかと想像出来ます。そもそもこのオー・コルヴェは5月位の入荷の時でも、

「やや早い」

と言うことが多かったはずなんですね。2019年もののご紹介時もそのように書いたと思います。


 ですが、一般的な2020年ものの「滅茶濃密な果実のニュアンス」は無いです。全く無い・・その分、エレガンスが凄いです。何せ、

「アルコール分は13パーセント!」

です。

 下手をすると15パーセント以上出ているドメーヌはザラにいらっしゃるのが2020年です。むしろ、

「・・どうやったら・・アル分13パーセントなんて実現出来たのか?」

と思ってしまいますよ。これがジュヴレで出来たのは・・そう、ドメーヌ・トラペさんです。筋金入り、20年以上やっているコテコテのビオですよね・・?



 まぁ、ギイヤールがビオだとは言いません。ですが、この何年かの間で、間違い無く・・

「より自然派的な部分を増大して来た」

と言えるんじゃないかと思う訳です。


 新型コロナウイルス禍で人の往来に問題が出ましたから、エージェントさんも渡仏出来ずにどうにも情報が入って来ない訳ですね。

 ミシェル・ギイヤールはパソコンを持っていないのは有名な話しで、やりとりは「FAXのみ」だそうです。普段は畑に出てしまうので、電話もダメ。そして実はその唯一の通信手段のFAXも、

「普段は紙が入っていないことが多い」

そうで、

「自分が使うときに紙を補充する」

そうですので、ま~・・連絡が付かないドメーヌなんですね。しかも、玄関のドアは開いているが・・そもそもドアノブが無いとか言われてます。言われ放題って部分も有るのかもしれませんが、

「本人がニヤニヤしながらそう言った」

とされてますから・・はい。


 でもこの数年間、ドメーヌの継承者がいないことが問題になっていました。その答えをこの・・2020年ものが教えてくれたように思います。それに、

「是非この下の2013年~2015年頃までの写真と比較してみて!」

 いただけましたら、まぁ・・2013年は冷涼なヴィンテージでしたから弾くとしても、全くの違う色彩に驚かれることでしょう。


 2020年ものはほぼ1級感覚の出来のオー・コルヴェです。ちょっとマジっぽい感じもしますから、レ・コルボーにもちょっと雰囲気は似てるんですけどね。1カ月でも2カ月でも休養させていただけましたら、滅茶美味しく飲めるはずです。是非飲んでみてください。素晴らしい「準1級」です!





 以下は以前のレヴューです。
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【透明感のある脱力しつつも凝縮した見事な仕上がり!オー・コルヴェV.V.も過去最高でしょう!】

 何でしょうね・・コラムを書き始めて、過去のグラスの写真と2019年のそれを見比べる羽目になるんですが、2019年ものの見事な色彩を見てしまうと、2018年以前の写真が色褪せて見えてしまっているんですね。

 この見事なまでに集中したルビーは透明感と照りで凄いアピールをしていると・・・感じないでしょうか。2018年ものは少し上から撮ってはいますが、

「まだ子供?」

と口にしてしまいそうになります。

 重厚でいながら鈍重では無く、高い周波数の細やかな「揺れ」の中に複雑なアロマが潜んでいます。グラスを振ると・・

「これぞジュヴレ!」

と言いたくなるような存在感のある分厚いアロマが飛び出しますが、嫌味、リキミが全然無いんですね。そして、化粧をしている感じがしない・・嘘偽りのない、自身のどスッピンの姿をリアルに晒していることに気付きます。


 そもそもはギイヤールのワインは・・そんな味わいでは有った訳です。しかし「黒み」に寄った果実と、ビター感の強さと、幾分の硬さが・・近寄りがたい雰囲気を醸し出していた時期は有ったと思います。

 ですが、このオー・コルヴェV.V.2019年には、また全然違った意味で、似た雰囲気を感じます。それは、

「ポテンシャルが高い故に、今飲んでしまって良いのか感」

がするんですね。面白いのはレニアールV.V.2019年は、

「いや~・・これ、飲もうよ!」

と感じる訳です。でもオー・コルヴェV.V.2019年には、まぁ・・株で言うところの「先高感」でしょうか・・。それがするんですね。

 なので、すぐ飲むのは、今でも滅茶旨い「レニアールV.V.」にして、2~3年育てる予定で「オー・コルヴェV.V.」が良いと思います。

 ポテンシャル的には1~1.5ポイント、レニアールV.V.を凌ぐと思います。今飲んでポイントは同じ位・・ちょっとタイプが異なっていて、レニアールV.V.が幾分むっちりとゴム風船的で柔らかい感じがします。是非ご検討くださいませ。素晴らしい出来でした!



 以下は以前のレヴューです。
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【レニアール2018も滅茶美味しいですが、それを「すっ」と超えてくるのがオ・コルヴェ2018。この変革を是非チェックしてみてください!】

 ちょっと写真は「緑っぽい」ですがお許しください。その代わり、

「集中感は以前より増している!」

のは目に見えるんじゃないかと思います。

 その上で、以前のような「真っ黒さ」は無くなり、赤く美しいベリー、チェリーの果実に、細やかなニュアンスのアロマ・・グラン・クリュ近くの畑由来の微細なミネラリティの悪戯を分けていただけちゃうんですね。

 ですのでもう・・確かにレニアールは滅茶美味しいんですが、やはり国道西側のオー・コルヴェにはいつも適わないんです。

 緻密さと高貴さ・・それがオー・コルヴェに有ってレニアールには無い部分でしょうか。

 そして、何よりも・・ずっしりと重みのある2017年(実際には2016年?)までのこのワインとは異なり、むしろ「自然派ドメーヌ的」なふんわり感が有りますので、これはもう・・2018年ものは2017年ものを超えると判断して良さそうです。

 で、その比較をするならご紹介のタイミングも見ておかないといけないと思い、2017年ものをいつご紹介させていただいたかをチェックしてみました。そうしたら・・

「2017年ドメーヌ・ギイヤールのご紹介日は2020年5月28日!」

だったんですね~・・あれ?・・2018年ものの新着ご紹介日は・・今日は2021年5月27日ですから・・

「たった1日違い!」

です。


 ですので、輸入も、テイスティングも、ご紹介日も、ほとんと同じでこれほどまでに違う・・と言うことは、

「2018年ギイヤールは変わった!」

 のは事実だと言うことでしょう。


 細かいことでは有りますが、少なくとも「樽の使い方」はどんどん変わって来ていたと思っています。新樽は減っているはずで、しかも容易に酸化させないように補酒を頻繁にしている感じがします。そして、畑仕事にも変化が有りそうですね。このふんわり感・・是非お試しください!滅茶美味しいです!



 以下は以前のレヴューです。
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【旨い!近々に飲まれるならこのオー・コルヴェが白眉!クラス越えの味わいが楽しめます!】

 国道の東側にあるレニアールV.V.と、西側にあるオー・コルヴェV.V.。

 たった道一本を境にして、東と西では異なった評価になってしまいます。勿論ですが、東側より西側が高い評価になります。

 言ってしまえば、国道沿い南端の西側には、グラン・クリュのマゾワイエール(シャルム)が接していますから、テロワール的に細かなことを言わなければ、国道の西側は1級と特級のもの・・です。しかしながら、そこには、「村の中心」が有りますので、家屋や醸造所が並んでいる訳です。

 また地形的、地勢的に1級以上の畑に劣るから村名格になっていると言える訳ですね。惜しむらくは、国道を村の南の方に向かえば、傾斜が増えて来ます。オー・コルヴェの辺りは余り傾斜が無い・・なので、日当たりや水捌けにおいては、格上の畑ものには贖えない・・と言うことなのでしょう。

 しかしこのオー・コルヴェ2017年、実に美味しいです。鈍重にならない、エレガント系と言って良いスタイルです。2017年のギイヤールに共通な、柔らかなボディとしなやかなテクスチュア、そこにレニアールV.V.には見つけにく、「格上さ」が感じられます。

 時折言っていますが、人間、3本のワインを同時に飲めば、

「これが一番おいしい・・」

って、決めているものなんですね。

 なので、このレ・コルヴォーV.V.2017を飲まなければ、レニアールV.V.2017でたっぷり幸せになれます。今飲んで最高に美味しいのは、このレ・コルヴォーV.V.です。

 毅然と赤い果実の色合いです。昔はもっと黒かった・・今残っているグラス写真は2013年が最後ですが、2012年以前は真っ黒に近いイメージです。ここまで赤くなるとは・・と言うような感じもしますが、残糖感の無さは相変わらずで、酸のバランスで絶妙な旨味を生んでいます。

 美味しいです。是非飲んでみて下さい!お勧めします!


 以下は以前のレヴューです。
━━━━━
【素晴らしかった2015年を超える柔らかで緻密、シルキータッチ、官能感と構造の大きさに感動です!】

 あのタイトに締まり、黒々として、ビターながらも緻密な複雑性を見せていた2014年までのオー=コルヴェとは、見る影も無いほど異なる味わいです。

 何よりも・・

「愛想が良いのにポテンシャルが高い」

んですね。


 こちらはジュヴレの村名のリューディですが、事実上、「レニアールV.V.」よりも格上のアイテムです。

 余りに美味しいレニアールV.V.では有りますが、流石に・・流石にオー=コルヴェV.V. にはポテンシャルで劣ります。それはもう・・仕方が無いです。

 底辺から立ち昇ってくるかのような深くもノーズを抉ってくる凄みの有るアロマからして異なります。快活さに複雑性を載せてくるレニアールV.V.に対し、その存在感、表情のひとつひとつに快感が感じられます。

 2016年のギイヤールの特徴でも有ると感じられる、「赤みを帯びた色合い」はノーズや味わいにもそのまま表されていて、2015年もののコラムにも書いたように、

「シルキーなテクスチュア」

 その表現でさえ、数段上にランクアップしていると感じます。もうトップレベルのドメーヌと同レベルと言って良いでしょう。

 リーズナブルでそこそこに美味しい生産者・・と言うご理解で有ったと思いますが、もうこの2016年でそこは通り抜けた、新たな世界を切り開いたと言って良いと思います。

「・・でも・・これでグラン・クリュを持ってこれたらなぁ・・」

などと思ってしまいました。

 非常にリーズナブル且つ旨いワインです。是非飲んでみてください。超お勧めです!



 以下は以前のレヴューです。
━━━━━
【素晴らしい仕上がりの村名オー=コルヴェ!薫り高く緻密、シルキーなテクスチュアです!】

 このように毎年、グラスの写真をアップするようにしましたら、ま~・・面白いものですね。自分でもここまで違ったのかと・・(^^;; 全然違いますよね~・・毎年!・・同じワインですよ。しかも毎年、同じ場所で撮ってますから・・。敷物とか光源の加減だとかは違ってますけどね。

 冷ややかな2013年、ニュートラルな2014年、濃密な2015年・・です!



 ・・で終わりたいところですが・・やはり2015年ものは充実しています。2013年ものと2014年ものを1/3ずついただき、2014年ものを倍ほど凝縮させたものを1/3加えたような・・感じでしょうか。・・判り辛いですかね。

 香りの立ち、中域の膨らみ、ジュヴレ的な男っぽい表現に混じるシャンベルタン的柔らかさが非常に良いです。2015年の濃密さは表現において、より充実されたものに昇華しています。

 是非このリーズナブルな村名を飲んでみていただきたいと思います。お勧めします!是非ご検討くださいませ!


 以下は以前のレヴューです。
━━━━━
【仄かで高貴なスパイス感!シャンボール的な白い石灰感!そこにジュヴレ的な表情が映り込みます!】

 非常に素晴らしいです。現状はやや硬さも有りますが、飲めないレベルでは有りません。

 むしろこのまだやや硬いニュアンスが、

「新鮮で美味しい焼き鳥、内臓肉にピッタリ!」

と感じられるような・・見事なマリアージュを見せるでしょう。見てください・・この素晴らしい照り・輝きの有る色合いを。素晴らしいでしょう?

 ギイヤールならではの完全発酵由来のドライさ、エキスたっぷりの旨さには、残糖も何の添加物さえもありません。そのドライなエキスからの旨みが、じわっと伝わってきて美味しい・・と感じさせてくれるんですね。

 なんだかんだ言っても、ここまでのドライなピノ・ノワールは、そうは無いんですよ。甘いのは嫌だと、完全にドライなのが良いと言いつつも、ドライ過ぎると気に入らないのでしょう?

 でもギイヤールさんちのジュヴレは、このオー・コルヴェもそうですが、徹頭徹尾ドライながら、その「ノー」と言ってしまうに違いないドライさなのに、きっちり旨みが感じられるんですね。


 そして仄かなスパイス感と、ジュヴレとしては異質とさえ思えるような白い石灰系のミネラリティがふんだんに存在し、その内側にジュヴレ的な要素が見え隠れしています。素晴らしいワインだと思います。

 最も、今でもそれなりに美味しく飲めますが、飲み頃は5年ほど経ってから・・でしょう。例えアドヴォケイトが5年以内に飲め・・と言ったとしても・・です。さすがにそんなことを言う方はもういらっしゃらないと思いますが、例えばギイダシェットとか、ラ・ルヴェ・デュ・ヴァン辺りでも15/20Points 位しか付かないんですね。それは実は変な話しでして、このポテンシャルならば15Points 止まりは有り得ないんですね。ホント、裏取引が有るんじゃないかと思っちゃいますよ。その位良い出来だと感じました。是非飲んでみてください。お勧めします!


 以下は以前のレヴューです。
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【素晴らしく旨いのに何で売れんのかな・・さらに磨きが掛かっています!!素晴らしい!】

 村の中央部、下部に有るオー・コルヴェのヴィエイユ・ヴィーニュ(古木)によるワインです。1級レ・コルボーの北に有りますので、エージェントさんの説明の「ラヴォーに隣接」と言うのは厳しく、「ラヴォーから下って来て村の中心を通り過ぎたところ」、もしくは、「トメーヌ・トラペの屋敷の横~上」・・と言うのが正しいです。

 味わいはやはりギイヤールらしい、全く甘みを残さないエキス化された見事な味わいです。色合いもどうでしょう?・・非常に美しい、やや暗めの赤紫をしています。ミネラリティもたっぷりで、年々、その生き生きとしたテクスチュアが増しており、こんなプライスでは申し訳無いよな・・・などと感じてしまいます。

 何せね・・1級のレ・コルヴォーなどはセラファンさんちの半額以下ですよ・・。まぁ、そこはマジ=シャンベルタンの真横ですから、マジっぽいスパイス感バッチリな良い畑なんですが、それでも7千円ほどですから・・。

 で、このリューディ・オー・コルヴェですが、今飲んで目茶旨いギイヤールのACブルとは違い、少し硬さも有ります。

 2016年6月の時点で、ACブルはその前まで閉じていたのが開き始めた感じです。しかしこちらのオー・コルヴェはまだ閉じ気味で、ややタイトさを感じさせます。

 勿論、飲めないほど硬い感じでは無く、溢れるポテンシャルの性で漏れてしまう部分だけでも美味しくいただける感じ・・・特にシャンボール系の滑らかなテクスチュアがお好きな方なら問題無いと言えるレベルです。

 同じ村名の区画もの、レニアールとの比較では、構造の深さ、黒味の有る果実の豊かさ、遅熟さ・ポテンシャルトータルで上なのがオー・コルヴェ、柔らかさや赤みの有る果実を感じさせる部分、早熟さにおいてはレニアールということになるかと思います。

 それにしても非常にリーズナブルです。難しいはずの2013年、見事なワインにしたと思います。是非ご検討くださいませ!