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ドメーヌ・ユベール・ラミー

ユベール・ラミー

フランス Domaine Hubert Lamy ブルゴーニュ
●ユベール・ラミーをご紹介します。非常に評判が高くなってきている造り手ですが、実際noisyも、ここまで成長しているとは 思いませんでした。一推しの生産者です! 

 ユベール・ラミーの2015年ものが到着しつつあります。トップ・キュヴェと赤ワインは次回以降に到着する予定ですので、そちらは後のご案内になろうかと思います。

 また、今回はテイスティングの済んだブルゴーニュ・シャルドネ、サン=トーバンおよびシャサーニュ、ピュリニーのクリマものをご案内させていただきます。

 今回ご紹介させていただくACブルゴーニュ・シャルドネ・レ・シャタイネールやサン=トーバン各種、シャサーニュ村名、ピュリニー村名を全てテイスティングしました。

 樽が溶け込み滑らかで柔らか、とても素晴らしかった2014年に対し、そこによりピュアで繊細な表現が加わったのが2015年と言え、更に密度が上昇して構成が大きくなっているとも言えます。この7アイテムのテイスティングにより、上級キュヴェが物凄いことになっていると想像されます。

 特に、サン=トーバン1級クロ・デュ・メ、1級デリエール・シェ・エドワール、シャサーニュ、ピュリニーの「圧」「密度」の感覚は圧巻で、しかもそこに美しい酸の「伸長」が長くたなびきます。素晴らしいです!

 言ってみれば、昔のコント・ラフォンのスタイルが2014年とするならば、近年のビオに変更したコント・ラフォンのスタイルを、そのコント・ラフォン以上に成功させたもの・・とさえ言えるかもしれません。

 さらに誤解を恐れずに言うならば、ユベール・ラミー2015年は、少しバシュレ・モノのスタイルに寄った感じ・・と言えるでしょう。より美しい伸びやかな酸を内包しているから・・です。

 まだ到着して時間がさほどは経っておらず、やや荒れていたと想像されますが、そんなことは全く問題にならないほど密度の有るエキシーな素晴らしいシャルドネでした。是非飲んでみていただけますよう、ご健闘をお願いいたします。



 
Domaine Hubert Lamy / ドメーヌ・ユベール・ラミー
 “ユベール ラミー”の歴史は古く、ドメーヌは1640年に、サントーバン村でブドウの栽培を始めたという記録があります。先代のユベール氏は、彼の父親であるジャン・ラミーの元で働き、1973年に自らドメーヌ ユベール・ラミーを立ち上げました。それまでは主にネゴシアンであったため、自社畑は8ヘクタールほどにすぎませんでした。
90年代にはクロ・ド・ラ・シャトニエール、デリエール・シェ・エドアール、ミュルジェ・デ・ダン・ド・シャン、クロ・デュ・メ、クロ・デ・ザートの畑を購入、賃貸契約で手に入れました。
また、より土壌の特性に合うとしてラ・プランセの区画に植わっていたピノ・ノワールをシャルドネに改植もしました。
 1995年、世界各国でワイン造りとマーケティングを学んだ息子のオリヴィエ氏が、ワイン造りを受け継ぎ、経験を生かした新しい手法で畑から醸造までドメーヌを運営しています。
 今日ではドメーヌは17ヘクタールの畑を所有しており、そのほとんどがAOCワインです。サン・トーバン、ピュリニー・モンラッシェ、サントネ、シャサーニュ・モンラッシェなど…18のアペラシオンから赤・白合わせて毎年10万本ほどのワインを生産しています。そのうち70%は海外に輸出され、残りはフランス国内のワイン商、レストラン、愛好家に回されます。

 ドメーヌを始めた当初は、村の真ん中に位置する小さな醸造所でワインを造っていました。
 1979年、ユベールは実用的な醸造所の建設を始め、1981年に完成させました。
 それから仕事がより効率化され2003年には600㎡から3フロアから成る1200㎡の大きな醸造所にまで拡張することができました。ひとつのフロアは醸造設備(除梗、ベルトコンベア、空圧式プレス機2台、震動式選果台、ラベル貼りなど)です。
ふたつめのフロアはボトル貯蔵庫になっています。そしてもうひとつの地下フロアは赤ワインと白ワインが分けられた樽熟成のためのフロアとなっています。

栽培:葡萄はグイヨ仕立て。5月から8月まで毎月グリーンハーヴェストを施します。この10年の間、化学肥料は一切やらずに有機コンポストに切り替えて土壌を修正してきました。

白ワインの醸造:畑から収穫された葡萄はベルトコンベアでプレス機に入れられます。プレスされたジュースはステンレスタンクで一晩、清澄のために静置されます。翌日、清澄されたジュースは重力によって地下の樽へと導かれます。樽はブルゴーニュの伝統的なバリックではなく300リットルとドゥミ・ミュイと呼ばれる600リットルの樽を用います。
アルコール発酵、マロラクティック発酵ともに樽内で行われます。

赤ワインの醸造:収穫された葡萄は震動式選果台で厳しく振り分けられ、除梗した後にベルトコンベアでセメントタンクに入れられます。そこから3~10日後に約2週間かけてアルコール発酵を行います。
発酵後に不純物を分離するデキュヴァージュを行い、プレスします。ジュースを一晩、清澄のために静置させ、樽に入れるのです。およそ15カ月の樽熟成を終えてワインは瓶詰めされるのです。

2010年ヴィンテージについて
開花期の天候が良くなかった影響で、非常に少ない生産量となりました。
2010年ヴィンテージの生産量は例年の30%減となります。2010年ヴィンテージは2008年ヴィンテージに似たクラシックな個性の年です。
少ない生産量は結果として、ワインに凝縮感と素晴らしいバランスを与えてくれました。8月はブドウがゆっくりと成熟し、9月上旬には収穫を開始、9月の14日には収穫を終えました。
ワインはフレッシュさと完熟の要素を兼ね備えており、調和を見せてくれます。生産量の低さは、好ましい凝縮感をワインに与えてくれました。


2009年ヴィンテージについて
2009年は素晴らしいヴィンテージになったと言えるでしょう。まさに太陽のヴィンテージで、芳醇かつ力強さをもたらしてくれました。
しかしながら私達は飲み心地の良さだけではなく、ワインがフレッシュさとフィネスを保つように配慮しました。2009年の白は3年から8年の間は熟成するワインでしょう。
しかしむしろ現時点から開放的な黄色い果実のアロマがあり、完熟した果実味が口いっぱいに広がってからフレッシュさを伴った余韻へと続きます。
ワインはそれぞれの区画の土壌に由来するミネラルの特徴を備えています。
2009年の赤は3年から12年の間、熟成するワインです。深みのあるルビー色、黒系果実とスパイスの香りが特徴的で、フレッシュというよりは芳醇な果実味のワインです。
これらはまさに“美食家のためのワイン”なのです。


●ドメーヌ・ユベール・ラミーの土壌サン=トーバンについて
ドメーヌ・ユベール・ラミーの持つ畑は基本的に石灰質が占めています。
サン=トーバンの土壌は大別するとふたつに分けることができます。

ガメイ村を越えサン=トーバン村へと延びる斜面は白色マルヌ土壌から成るほぼ純粋な石灰岩質土壌です。柔らかい石灰岩質土壌のおかげで葡萄の根が深く、よりミネラルを吸い上げることができるのです。洗練されたタイトな味わいの白、ミネラル、石を思わせる風味の赤ワインを産出します。ピュリニー・モンラッシェの土壌と類似しています。
(Derriere chez Edouard: Tremblots)

サン=トーバン村の内側、特級畑モンラッシェの斜面にはより堅牢な石灰岩が広がり、葡萄の根によって石灰岩の断層が散見されます。赤色の泥灰土が多い特級モンラッシェから続く粘土質土壌です。より日照に恵まれた区画で、果実味が増しスケールが大きなワインを産出します。(Clos du Meix : Chateniere)


◆2015年ヴィンテージについて
 早い春はこの2015年ヴィンテージを特徴付けました。温暖で晴れた気候条件はブドウにとって最適でした。衛生的な観点からも素晴らしい収穫への期待が高まりました。乾燥して温暖な夏はブドウの成熟を早めました。収穫は8月26日に開始しました。

 最適な成熟度と良好な衛生状態の理想的な条件が整ったのです。成熟した、香り高いブドウは迅速に醸造所に運び入れられます。キュヴェゾンは何の問題もなく、アルコール発酵も自発的に始まりました。生産量は少なくなってしまいましたが、秋の初めには穏やかにマロラクティック発酵を開始することができました。

 2015年は白ワインにとって素晴らしい年となりました。エルバージュは18から24か月、新樽を使わずにワインにフレッシュさを与えます。非常に晴天だった夏のお蔭で最適に成熟したブドウは、完璧なバランスを見せてくれます。精緻に描かれたアペラシオンの個性によっては熟成能力も非常に高いです。

 赤ワインは果実がとても美しく健全で、全房での醸造に好適でした。深い色調、果実とスパイスの複雑で華やかな香り、集中したアロマと柔らかいタンニン、美しく完熟した果実の表現です。すべてが美しく、まさにブルゴーニュの偉大なワインとなる素質を備えています。


2015 Saint-Aubin 1er Cru Clos de la Chateniere Vieilles Vignes
サン=トーバン・プルミエ・クリュ・クロ・ド・ラ・シャトニエール・ヴィエイユ・ヴィーニュ

13260
自然派
白 辛口
フランス
ブルゴーニュ
サン=トーバン
ドメーヌ・ユベール・ラミー

■エージェント情報
面積:1.25ヘクタール(1992年に購入。) 植密度:11.000本/ha 
畑・土壌:表土は10~20センチ。小石が多く混ざる南向きの石灰質土壌。
標高280~300mに位置する勾配40%の急斜面。樹齢:1964年に植樹。
中世フランスのカシの木を語源とする名前。王族の畑として知られていた区画です。
クロ・ド・ラ・シャトニエールは“ブルゴーニュの中の王の畑”として存在していました。
栽培:グイヨ仕立て。この16年、化学肥料は一切使わず、土壌のためのコンポストを与えています。収穫量は低いです。植密度は高く、畝は1.4メートル間隔。畑はビオもしくはリュット・アンテグレを採用しています。
醸造:手摘み、小さなケースで葡萄を運搬。プヌマティック(空圧)式プレスでゆっくりと圧搾。デブルバージュ(前清澄)せず。300リットルと600リットル(ドゥミ・ミュイ)の樽で発酵。(ヴォージュ産、アリエ産、トロンセ産…新樽比率10%、1,2,3年樽使用)。温度管理をしながら90日間発酵。バトナージュせず。
熟成:熟成がゆっくり進むように低い温度で熟成させます。樽でマロラクティック発酵。23か月熟成後、重力で瓶詰め。
味わい:若々しい輝きに満ちた色調。ミネラル感がありフローラルな香り、フレッシュな果実や柑橘類のアロマがあります。
バランスが非常に優れたヴィンテージとなりました。リッチで美しく、太陽に恵まれたこのテロワールを反映したワインです。
750ML 在庫  完売   ご注文数   本
¥7,490 (外税) 
【情報は更新されていませんが、おそらく密植度も上がっているはず・・】
 昨今のインターネットによる情報は、雑多なものの真贋はさておき、Google などの地図からの、見事な現場写真まで見ることが可能で、全く驚くばかりです。日本に居ながらにして、現地の地勢や日照など、美しい写真とともに閲覧が出来るんですね。

 Google検索で「ブルゴーニュ」と入れ検索し、地図をさらにクリックすると、マップでボーヌの西辺りが出て来ます。ピュリニー=モンラッシェ辺りを拡大し、ル・モンラッシェの南脇の国道を最も拡大すると、右手のそこはサン=トーバン・アン・ルミイィ。

 また少し拡大を戻して西に向かうと、「シャトニエール通り」と名前が有り、マルク・コランの住居が表示されています。

 その辺りがシャトニエールなんですね・・。上の方にも行けて、拡大も出来ます。ここでは「クロ」は、確実に「崩壊防止」「土留め」の役目をしているようですね。

 その一角に、他とは明らかに植密度が違うなぁ・・と見える、「ボウボウに茂った」葡萄畑が有り、もしかしたらここなのかなぁ?・・などと妄想してしまいました・・。石で造られた門も有るんですが、名前が書いて無かったかな・・。でも非常に美しい眺めです。もしお時間などございましたら是非とも、そんな妄想に浸れる瞬間を探しに行かれてはどうでしょうか。思いの外、サン=トーバンのこの辺りは、むしろ日当たりが良いと言うことがご理解いただけるでしょう。ピュリニー=モンラッシェ張りのワインが出来ることの理由のひとつかもしれませんね。

 他のコラムにも掲載しましたが、Youtube にユベール・ラミーのサン=トーバンの畑仕事のビデオが有りましたので、貼っておきますね。

 凄い急な斜度と石ころだらけの乾いた感じが判る映像ですよ。
https://youtu.be/3hs26qjoM2g


 こちらはサン=トーバンのほぼど真ん中にある、実に秀逸な1級畑です。アン・ルミイィと共にサン=トーバンでトップの畑と言われてきました。当然ながら1級格付の畑です。

 モンラッシェの裏側に有る畑なので、日照の角度はややズレてはいますが、まぁ・・ご覧のように凄い傾斜と石ころだらけの乾いた畑です。

 このシャトニエールは、まだ密植の端緒のようですから、11000本/haほどです。

 ですが、この11000本と言うのは、ブルゴーニュではトップクラスの植密度なんですね。ユベール・ラミーでは「ようやく密植化を始めたに過ぎない」訳ですが、ほとんどDRCと変わらない植密度です。

 この高い植密度から、密度の高い葡萄を得て、クロ・ド・ラ・シャトニエールが生まれます。

 今回は12本だけの入荷でして、アン・ルミイィを飲んでしまいましたので・・人気になりそうなシャトニエールはテイスティングしておりません。ユベール・ラミーを追いかけるには、非常に面白い存在です・・何故って、元から素晴らしいと評判の高い畑ですから。

 それを密植化して行くので有れば、年を追うごとの変化を見られますし、また、オート・デンシテを名乗るようになると仮定するならば、そこへの道筋を追える訳です。

 何か・・こう・・落語のオチみたいな文章になっちゃいましたが・・あれ?・・判らない??・・じゃぁ地図でも拡げて答えを探してみてください。

 誰も歩いたことのない、まだ道も出来ていない・・道無き道を行くオリヴィエ、是非応援をお願いいたします。お勧めします!