ピュアで美味しいワインをnoisyがご紹介します。 自然派、ブルゴーニュ、イタリアワインを好きな方は是非ご来訪ください。
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■ セシル・トランブレイ来日記念!
2025年2月19日テイスティングセミナーレポート・・by oisy

 お忍びで・・と言うことでは無かったのですが、この2025年2月にひっそりと忍び足でセシルが来日してくれていました。
 少数人数でテイスティングセミナーを行うので是非・・という事で noisyをご招待してくれたのですが、時はまさに決算真っ最中・・新着も何とかこなさないといけない・・激務中と言うことで noisy は参加を断念・・残念でしたが・・。
 せっかくご招待してくれたので、「noisyは都合付かないけど oisy でも良いか?」と尋ねたら二つ返事でOKが出たので、oisy を派遣することに。
 まぁ・・日本初輸入の時から延々と扱わせていただいて、「こんなに凄い存在になられるとは!」・・とは思っていましたが・・(^^;;
 ただ行かせるのも癪なので、oisyにレポートを書いていただきました。
 1級畑だとばかり思っていたレ・ボーモン・バがグラン・クリュを名乗れる部分を含んでいて驚いた・・とか、醸造の時はどんな風に意識しながら行っているかとか・・
「梗の使用は料理に塩で味をつけるようなもの」
「料理人で例えるなら、プレスは火入れ」
などなど、感触や感覚の部分の細かい部分まで話してくれたようですよ。oisy渾身で書かせていただきました。セシルファンならずとも、ワインにご興味のある方ならきっと必見のコラムです!
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ドメーヌ・ユベール・ラミー

ユベール・ラミー

フランス Domaine Hubert Lamy ブルゴーニュ
● 2017年のユベール・ラミーだけは、どんなことが有っても買わなければならない・・とさえ思います。いや、そう思わされました。なので、絶対に買ってください・・(^^;; 白だけでは無く、赤もです。おそらく、今までに体験したことのない世界を見せつけられたと感じていただけるはずです。そして、アペラシオンにこだわり過ぎたことへの反省さえ、心に浮かぶに違い無いのです。

 2017年のユベール・ラミーのワインの総括としましては、陳腐な言葉の羅列になってしまいそうで怖い部分が相当に有ります。

 何せこの数年、ユベール・ラミーのワインの上昇機運の気配を感じ取ってからは、毎年のように、「前年を超えた」と言ってきました。そして、「物凄いワインだ」とも言っていたはずです。「昇り詰めた」とさえ、どこかに書いたかもしれません。

 しかしそれは noisy の大きな間違い、もしくは見込み違いだったと言わざるを得なくなりました。

 2013年よりも2014年、2014年よりも2015年、2015年よりも2016年と、年を追う毎にその「密度」がもたらす素晴らしい味わいに歓喜の念さえ持ったものです。しかし、2013から2014へ、2014から2015、2015から2016へと、ポテンシャルの上昇率はほぼほぼ同じ割合で上昇していたと感じます。そして2016年もので高見に達したと思ったものです。

 ところが・・それこそが間違いだったんです。2016年ものと2017年ものを比較しようとした場合、

「もうポテンシャルの上昇率が図り切れない!」

とサジを投げざるを得ない感情を持たされてしまった訳です。2013年から毎年20%ずつ上昇し2016年まで来たと仮定したとして、

「では2016年から2017年へのポテンシャル上昇率はどのくらいだろうか?」

と考えた時、もう・・それを図ることは不可能だと感じてしまった訳です。


 それほどまでに凄まじい向上と言わざるを得ません。・・いや、2017年もいろんなことが有ったことは判っています。サン=トーバンは決してすべてが順調だった訳では有りません。遅霜の被害で相当の減収になったと伝わっています。でもそんなネガティヴな出来事も、結果的に見れば、

「図ることさえあきらめざるを得ないほどの凄まじい出来」

になったと言うことなんですね。


 それでもまぁ・・ラミーのシャルドネは、そんなことも有るかもしれないと、薄々は感じられたかもしれませんが、サントネイやシャサーニュのピノ・ノワールがまた、「ひっくり返るほど」素晴らしく、

「はたしてこれは本当にボーヌのピノ・ノワールなんだろうか?」

「これを飲んでコート・ド・ボーヌのピノ・ノワールと当てられる人はいるのだろうか?」

と思っています。


「少なくともサントネイの赤であると言える人は唯の一人もいないはず!」

と確信しています。


 まさに、ユベール・ラミーの値千金のサン=トーバンのシャルドネの姿を写し取ったかのようなミネラリティに満ち、決して崩れない、綻ばない、貴婦人が如くの美しささえ感じられるピノ・ノワールが、コート・ド・ボーヌに存在したことに、経験したことのない感動と驚きと、伸張して行く可能性がまだまだ残っていることへの恐怖にも似た感情を持ってしまいました。

 しかもこれは、ブルゴーニュの南のドンケツのサントネイで有り、赤は誰も期待していないサン=トーバンとシャサーニュ=モンラッシェなのです。


 その昔のブルゴーニュは、馬で耕作していた・・と言われますが、それは実は・・比較的最近のことです。それ以前は馬も入れなかったほどの「密植状態」であったとされています。

 ユベール・ラミーは、その古い時代と同じ手法を用いることで、その時代さえも超越した、自身の境地に至っていることになります。

 だからこそ、もう・・どんな造り手とも比較することは不可能だと言えるでしょう。陳腐なことになってしまいます。ラミーはラミーのワインで比較するしか、比較対象が無い・・とさえ言えると感じます。

 そしてその感情は、2017年のユベール・ラミーを飲まれた方と、必ずや共有できるはずです。特にシャルドネだけでは無く、ピノ・ノワールも飲まれた方や、2016年以前からラミーを追いかけていらした方なら・・そうなってしまうことは容易に想像出来ます。

 いたるところにラミーの考えや仕事ぶり、そして畑の姿を感じることが出来ます。この・・凄いコルクを見てください!・・思わずメジャーを出して来てしまいましたよ・・。

「57ミリもあるディアム!」

です。


 ここではコルクの説明はしませんが、ラミーが何を感じてそのようにしているのか・・是非飲みながら・・いや、まずその長~~いコルクを抜いてからですが、想像してみて下さい。

 そして外観だけを言うにしても、全てのアイテムに白い「蝋封」が施されています。しかも全然面倒くさく無い、「蝋封をして無い、蝋封が無い」と思ってスクリューを差し、少し上げてから割れた部分を除くだけで済む・・・でも「蝋封」がされています。この辺も是非、色々と楽しみながら、ラミーの意思を感じていただけましたら幸いです。

 素晴らしい2017年でした。とても一言では言い表せませんが、これだけは言えます。

「ユベール・ラミーの2017年だけは見過ごしてはならない!」

 ・・是非後悔の無いようにされてください。お勧めします。


━━━━━
 ユベール・ラミーをご紹介します。非常に評判が高くなってきている造り手ですが、実際noisyも、ここまで成長しているとは 思いませんでした。一推しの生産者です! 

 ユベール・ラミーの2015年ものが到着しつつあります。トップ・キュヴェと赤ワインは次回以降に到着する予定ですので、そちらは後のご案内になろうかと思います。

 また、今回はテイスティングの済んだブルゴーニュ・シャルドネ、サン=トーバンおよびシャサーニュ、ピュリニーのクリマものをご案内させていただきます。

 今回ご紹介させていただくACブルゴーニュ・シャルドネ・レ・シャタイネールやサン=トーバン各種、シャサーニュ村名、ピュリニー村名を全てテイスティングしました。

 樽が溶け込み滑らかで柔らか、とても素晴らしかった2014年に対し、そこによりピュアで繊細な表現が加わったのが2015年と言え、更に密度が上昇して構成が大きくなっているとも言えます。この7アイテムのテイスティングにより、上級キュヴェが物凄いことになっていると想像されます。

 特に、サン=トーバン1級クロ・デュ・メ、1級デリエール・シェ・エドワール、シャサーニュ、ピュリニーの「圧」「密度」の感覚は圧巻で、しかもそこに美しい酸の「伸長」が長くたなびきます。素晴らしいです!

 言ってみれば、昔のコント・ラフォンのスタイルが2014年とするならば、近年のビオに変更したコント・ラフォンのスタイルを、そのコント・ラフォン以上に成功させたもの・・とさえ言えるかもしれません。

 さらに誤解を恐れずに言うならば、ユベール・ラミー2015年は、少しバシュレ・モノのスタイルに寄った感じ・・と言えるでしょう。より美しい伸びやかな酸を内包しているから・・です。

 まだ到着して時間がさほどは経っておらず、やや荒れていたと想像されますが、そんなことは全く問題にならないほど密度の有るエキシーな素晴らしいシャルドネでした。是非飲んでみていただけますよう、ご健闘をお願いいたします。



 
Domaine Hubert Lamy / ドメーヌ・ユベール・ラミー
 “ユベール ラミー”の歴史は古く、ドメーヌは1640年に、サントーバン村でブドウの栽培を始めたという記録があります。先代のユベール氏は、彼の父親であるジャン・ラミーの元で働き、1973年に自らドメーヌ ユベール・ラミーを立ち上げました。それまでは主にネゴシアンであったため、自社畑は8ヘクタールほどにすぎませんでした。
90年代にはクロ・ド・ラ・シャトニエール、デリエール・シェ・エドアール、ミュルジェ・デ・ダン・ド・シャン、クロ・デュ・メ、クロ・デ・ザートの畑を購入、賃貸契約で手に入れました。
また、より土壌の特性に合うとしてラ・プランセの区画に植わっていたピノ・ノワールをシャルドネに改植もしました。
 1995年、世界各国でワイン造りとマーケティングを学んだ息子のオリヴィエ氏が、ワイン造りを受け継ぎ、経験を生かした新しい手法で畑から醸造までドメーヌを運営しています。
 今日ではドメーヌは17ヘクタールの畑を所有しており、そのほとんどがAOCワインです。サン・トーバン、ピュリニー・モンラッシェ、サントネ、シャサーニュ・モンラッシェなど…18のアペラシオンから赤・白合わせて毎年10万本ほどのワインを生産しています。そのうち70%は海外に輸出され、残りはフランス国内のワイン商、レストラン、愛好家に回されます。

 ドメーヌを始めた当初は、村の真ん中に位置する小さな醸造所でワインを造っていました。
 1979年、ユベールは実用的な醸造所の建設を始め、1981年に完成させました。
 それから仕事がより効率化され2003年には600㎡から3フロアから成る1200㎡の大きな醸造所にまで拡張することができました。ひとつのフロアは醸造設備(除梗、ベルトコンベア、空圧式プレス機2台、震動式選果台、ラベル貼りなど)です。
ふたつめのフロアはボトル貯蔵庫になっています。そしてもうひとつの地下フロアは赤ワインと白ワインが分けられた樽熟成のためのフロアとなっています。

栽培:葡萄はグイヨ仕立て。5月から8月まで毎月グリーンハーヴェストを施します。この10年の間、化学肥料は一切やらずに有機コンポストに切り替えて土壌を修正してきました。

白ワインの醸造:畑から収穫された葡萄はベルトコンベアでプレス機に入れられます。プレスされたジュースはステンレスタンクで一晩、清澄のために静置されます。翌日、清澄されたジュースは重力によって地下の樽へと導かれます。樽はブルゴーニュの伝統的なバリックではなく300リットルとドゥミ・ミュイと呼ばれる600リットルの樽を用います。
アルコール発酵、マロラクティック発酵ともに樽内で行われます。

赤ワインの醸造:収穫された葡萄は震動式選果台で厳しく振り分けられ、除梗した後にベルトコンベアでセメントタンクに入れられます。そこから3~10日後に約2週間かけてアルコール発酵を行います。
発酵後に不純物を分離するデキュヴァージュを行い、プレスします。ジュースを一晩、清澄のために静置させ、樽に入れるのです。およそ15カ月の樽熟成を終えてワインは瓶詰めされるのです。

2010年ヴィンテージについて
開花期の天候が良くなかった影響で、非常に少ない生産量となりました。
2010年ヴィンテージの生産量は例年の30%減となります。2010年ヴィンテージは2008年ヴィンテージに似たクラシックな個性の年です。
少ない生産量は結果として、ワインに凝縮感と素晴らしいバランスを与えてくれました。8月はブドウがゆっくりと成熟し、9月上旬には収穫を開始、9月の14日には収穫を終えました。
ワインはフレッシュさと完熟の要素を兼ね備えており、調和を見せてくれます。生産量の低さは、好ましい凝縮感をワインに与えてくれました。


2009年ヴィンテージについて
2009年は素晴らしいヴィンテージになったと言えるでしょう。まさに太陽のヴィンテージで、芳醇かつ力強さをもたらしてくれました。
しかしながら私達は飲み心地の良さだけではなく、ワインがフレッシュさとフィネスを保つように配慮しました。2009年の白は3年から8年の間は熟成するワインでしょう。
しかしむしろ現時点から開放的な黄色い果実のアロマがあり、完熟した果実味が口いっぱいに広がってからフレッシュさを伴った余韻へと続きます。
ワインはそれぞれの区画の土壌に由来するミネラルの特徴を備えています。
2009年の赤は3年から12年の間、熟成するワインです。深みのあるルビー色、黒系果実とスパイスの香りが特徴的で、フレッシュというよりは芳醇な果実味のワインです。
これらはまさに“美食家のためのワイン”なのです。


ドメーヌ・ユベール・ラミー
●ドメーヌ・ユベール・ラミーの土壌サン=トーバンについて
ドメーヌ・ユベール・ラミーの持つ畑は基本的に石灰質が占めています。
サン=トーバンの土壌は大別するとふたつに分けることができます。

ガメイ村を越えサン=トーバン村へと延びる斜面は白色マルヌ土壌から成るほぼ純粋な石灰岩質土壌です。柔らかい石灰岩質土壌のおかげで葡萄の根が深く、よりミネラルを吸い上げることができるのです。洗練されたタイトな味わいの白、ミネラル、石を思わせる風味の赤ワインを産出します。ピュリニー・モンラッシェの土壌と類似しています。
(Derriere chez Edouard: Tremblots)

サン=トーバン村の内側、特級畑モンラッシェの斜面にはより堅牢な石灰岩が広がり、葡萄の根によって石灰岩の断層が散見されます。赤色の泥灰土が多い特級モンラッシェから続く粘土質土壌です。より日照に恵まれた区画で、果実味が増しスケールが大きなワインを産出します。(Clos du Meix : Chateniere)



◆2016年についてラミーからのコメントが届いていないため
Burgundy Reportから転用します。
全てのワインを通して評価している評論家はこれぐらいしか見当たらず…
著者であるビル・ナンソンMW氏は造り手にもワインにも愛情を注ぐような文章で
個人的に好きな評論家の一人です。
他のメディア情報も、若干見受けましたが参考程度にしておきます。


『2016年はシャサーニュ1級マシュレルはありませんが、同じシャサーニュ1級のショーメは
ヘクタールあたり35ヘクトリットル確保出来ました。
父ユベール曰く、2016年はまるで1981年を思い起こさせる霜害だった。
最初の蕾は霜で凍結してしまいましたが、幸運なことに私たちの剪定のお蔭で二番目の蕾は少々の被害で済みました。
ヘクタールあたり15ヘクトリットル、最終的には例年の半分の収穫量になりました。』
数々の造り手の頂点に近い造り手で、この素晴らしいドメーヌの成功基準となる年です。
Burgundy Reportより 意訳:オルヴォー村岡


2017 Saint-Aubin 1er Cru Derriere Chez Edouard Vieilles Vignes Haute densite
サン=トーバン・プルミエ・クリュ・デリエール・シェ・エドゥアール・ヴィエイユ・ヴィーニュ・オート・デンシテ

14938
自然派
白 辛口
フランス
ブルゴーニュ
サン=トーバン
ドメーヌ・ユベール・ラミー
オート・デンシテのキュヴェはお一人様どれか1本限定 ラミーの制限の無い他のキュヴェも一緒にご購入ください。
オート・デンシテのキュヴェはお一人様どれか1本限定 ラミーの制限の無い他のキュヴェも一緒にご購入ください。
■エージェント情報
面積:0.68ヘクタール
畑・土壌:標高325メートル。表土10~30センチ。
東南東向きの斜面に位置する粘土石灰質土壌。白色泥灰土に小石が多く乗っている。
斜度:30~40% 樹齢:2001.2010.2015年に植樹。 生産量:690本 
栽培:ヘクタールあたり20.000~30.000本となる密植栽培。
トラクターが使えないためすべての作業が手作業となります。
醸造:手摘み、小さなケースで葡萄を運搬。プヌマティック(空圧)式プレスでゆっくりと圧搾。デブルバージュ(前清澄)せず。300リットルの樽で発酵。温度管理をしながら90日間発酵。バトナージュせず。
熟成:熟成がゆっくり進むように低い温度で熟成させます。樽でマロラクティック発酵。18か月熟成後、重力で瓶詰め。
味わい:若い黄金色。グリルしたヘーゼルナッツや樹木の花、エレガントな香り。香りの要素が多く繊細。深淵でフィネスがあり、別格。美しいミネラルを伴う長い余韻へと続く。
注:こちらのオート・デンシテに関しましては、必ず他のワインと一緒にご注文ください。
 ラミーの名前を世界に知らしめた超密植30000本のサン=トーバンです。説明不要、自分も数えるほどしか飲めていませんが、アタックの強さのようなわかりやすい違いではなく口の中に入れた時の情報量の多さが明らかに違います。
 Allen Medows『このワインのピークを見たいなら我慢が必要です』
 John Gilman『傑出した品質ですが、花が開くまでは数年の時間が必要』
Neal Martin『サン=トーバンに望むすべてを備えている』
Tim Atkin『オリヴィエ・ラミーの広域?レンジで最高のワイン』
750ML 在庫  完売   ご注文数   本
¥20,500 (外税) 
【密植度2万本以上のレアなオート・デンシテ!是非ご自身でお確かめください。】
 希少過ぎてnoisy も飲めない超密植系のキュヴェです。でも、徐々に上がる密植度由来の見事な味わいを、何年もテイスティングで確認していますから、

「濃くなるんじゃないんだよ・・密植由来の味わいは!ノーズやタングで直に感じる密度そのものに表れるから、そこからの膨張感、複雑性、フルさに如実に表れる・・高級感や質感に直結している・・」

などと感じています。ラ・ターシュやロマネ=コンティだって、濃いと感じたことは無いはず・・です・・いや、ヴィンテージによって若干は有るかもしれませんが、濃いワインだとは言えないと思います。

 2016年ものは、勿論ですがデンシテクラスを飲んだわけでは有りませんが、その14000本とかに上がってきたキュヴェと12000本平均程度のものとの差は・・かなり有ると感じています。それが20000本以上になったとしたら・・しかもグラン・クリュや1級でですからね。もの凄いことになるかと思います。

 2017 クリオ=バタール=モンラッシェは、アドヴォケイト96~98Points と、2016年ものから2ポイントも積み上げています。海外も正規品の入るショップではすでに10万円以上ですが、目先の鋭い連中の多いブローカー市場では20万と言った数字が目に入ります・・が、ほとんど出物は有りません。飲んでみたいですね~!密植度25000本!..DRCのほぼ倍の密植度です!

 その他、2つのオート・デンシテは海外の評価が見当たりませんでした。

 しかしながら・・実際、十数アイテムも2017年のユベール・ラミーを飲んでみて感じることは、確かにオート・デンシテは魅力的だとしても・・

「すでに他の畑も超密植にほぼなっていて、その味わいも2016年までと激変しているから・・オート・デンシテのキュヴェじゃなくても充分じゃないか?」

と言うような気持ちもあるんですね。

 それに、アドヴォケイトは2016年のクリオ=バタールから2ポイント、積み上げて上値98ポイントを付けました。

 しかしながらサン=トーバンの2017年の各キュヴェに対し、アドヴォケイトは真摯な態度で向き合った結果の評価を出しているとは、とても思えません。

「サン=トーバンなら・・こんな感じ?・・おっとこれは1級だったか・・じゃ、この位か?」

みたいな・・ね。クロ・ド・ラ・シャトニエールが93ポイント?・・有り得ません。そんなに低く無い。

 2017年から57ミリもあるディアムのコルクをシャルドネ全品に使用しています。飲み頃は今後7~8年間だとしか言及できない、何も判って無いメディアの方が多すぎるような気がします。

 感覚的には、オート・デンシテのキュヴェは、数年間、手を付けない方が良いと思いますよ。実際、ピュリニーの密植のキュヴェなどは、もし今、そのワインだけを飲んだとしたら、ポテンシャルを取れずに飲み終えてしまう可能性さえあると思っています。

 ですので、オート・デンシテの各キュヴェの早飲みは厳禁・・です。何日も掛けて楽しむパターンは有ると思います。

 凄い2017年です。2016年までのラミーのワインとは、数段異なると思ってください。ユベール&オリヴィエ・ラミーの新しい世界!・・物凄いです!



 以下は以前のレヴューです。
━━━━━
【ユベール・ラミー、DRCを超える超密植度のトップ・キュヴェ!超希少です!】

 物凄い仕上がりの2014年のユベール・ラミーの何かを飲んだだけで、

「・・トップ・キュヴェは一体、どうなってるんだろう・・」

との疑問が生まれていることでしょう。そしてそれは、「超密植」への期待になり、「オート・デンシテ」を名乗るキュヴェへの渇望に似たものにも変わってくるでしょう。それだけユベール・ラミー2014年の出来は半端無いと言えます。

 ましてやこのトップ・キュヴェのクリオ=バタール=モンラッシェ・オート・デンシテ2014年はたったの一樽未満、295本しか存在しないですから、世界で295人の延べ所有者しか現れないことになります。

 そもそもこのクリオ=バタール=モンラッシェと言うのはどんなワインなのか・・良くはご存知無い方も多いかと思いますので少しだけ説明をさせていただきますと・・

 グラン・クリュを名乗れるモンラッシェの1つで、シャサーニュ=モンラッシェ側(南)に有るレ・クリオと言うパーセルです。元々はバタール=モンラッシェを名乗っていたものですが、レ・クリオは自身のアペラシオンに分割されています。

 グラン・クリュ・✖✖・モンラッシェを名乗れる畑は、モンラッシェ、シュヴァリエ=モンラッシェ、バタール=モンラッシェ、ヴィアンヴニュ=バタール=モンラッシェとこのクリオになります。モンラッシェとバタール=モンラッシェに限っては、ピュリニーとシャサーニュの村に跨っていますが、シュヴァリエとヴィアンヴニュはピュリニー側に、このクリオ=バタールはシャサーニュ側に存在します。

 また、この一連のグラン・クリュの中では最も小さな畑でして、1.6ヘクタールほど、これを約10人の区分所有者が持っていますが、有力な生産者がいないとか、所有する畑が小さ過ぎるとかの影響からか、2000年代までは明らかなポテンシャルを見せるものが余り無かったと言えます。

 とは言え、ル・モンラッシェの斜向かいに接する畑ですから、その実力は高いもので、まぁ・・言葉は良く無いにせよ、適当に造ってもそれなりには仕上がってしまうことが、そんな評価になっていたと言えるのでしょう。

 少なくとも優れたピュリニー=モンラッシェ1級並みの仕上がりにはなりますし、他のグラン・クリュとはやや趣を異にする金属系のミネラリティからの表現が有ります。


 ユベール・ラミーは、この稀有なグラン・クリュを「超密植」と言う困難な作業を実現することで、この畑のポテンシャルを開花させたクリオ=バタール=モンラッシェを造り出したと言え、それがこの「オート・デンシテ」なんですね。

 このクリオ・オート・デンシテは、なんと密植度は「25000本」!です。普通は高くても10000本程度です。

 あの、物凄いモンラッシェを飲まれたことが有れば、きっとその密植度が判るでしょう。そう、ドメーヌ・ド・ラ・ロマネ=コンティのモンラッシェです。

 D.R.C.の畑の密植度は、セレナ・サトクリフさんによると10000~15000本と言われていて、自然な栽培を高密植度の畑から得て、あの素晴らしい一連のグラン・クリュを生んでいる訳です。ユベール・ラミーはそれを知ってか、畑の超密植化に取り組んだ訳ですね・・。今もその努力は続いている訳ですが、徐々にそれが結実し始めたと言うことなのでしょう。

 noisy の仕入先であるエージェントさんには6本だけの入荷だったようです。なので、1/3をいただいた格好になります。これは是非とも飲みたいです!

 左の写真は、2016年の年末に飲ませていただいた、コント・ラフォンの1970年のモンラッシェです。先代の作品でしょう。以前、たまたま noisy が仕入れたんですが、色合いなどをチェックしているところにお客様がいらっしゃり、脱兎のごとく去って行った貴重なワインなんですが、それをご相伴に預かった訳です。

 46年も経過しているとは思えないほどのピチピチと若い・・しかし、時間の経過でどんどん膨れ上がり、3時間ほどの間では開き切らないと言う・・まさに化け物!・・と言う姿でした。堪能しました・・そして、この畑の潜在能力の凄まじさを垣間見た気がします。

 余分なことを言えば、この頃のボトルのガラスの質は余り透明度が高く無く、ガラス無いの空気の存在故か、濁って見えるんですね・・。

 何となく・・もう死んでそうにも思えるし、いや、そんなはずは無い・・・、きらめくような黄金色が透けて見えるじゃないか!・・と言う自分もいて、葛藤している最中に、お客様がいらした・・そんなシュチュエーションだったんですね・・。ワインって・・本当に奥が深い!

 で、現在のモンラッシェの畑は病気が蔓延していて、樹齢を高くすることが出来ない・・その前に枯れてしまうか、抜かないとならない状況に追い込まれるそうです。

 なので、バタール=モンラッシェやシュヴァリエ、ヴィアンヴニュ、そしてクリオがその代理をしているような感じだとは思いますが、それでもD.R.C.のモンラッシェは素晴らしい!病気に対しては・・どうやっているのか・・判らないですが、少なくとも栽培は、

「密植、自然栽培」

です。


 そして、もう皆さんもご存知のとおり、ユベール・ラミーは密植の葡萄で・・その答えを出しているじゃないですか。飲まれた方なら、きっとご理解いただいていると思います。クリオ=バタール=モンラッシェ・オート・デンシテは295本!・・誰が入手されるのか、noisy も記憶に留めることになるでしょう。



■2014 ピュリニー=モンラッシェ・レ・トランブロット・オート・デンシテ

 こちらもとんでもない・・密植度です。0.1ヘクタールの畑は22000本/ヘクタールですから、1000平方メートル(単純には約32メートルx32メートル)の畑に2200本の葡萄の樹が植わっている計算になります・・・合ってるかな?・・(^^

 これって・・管理が凄いことになっちゃいますよね~・・。ほぼDRCの1.5~2倍ほどの密植度です。世の中にはオート・デンシテでは無いキュヴェも存在しますんでご注意くださいね。評論家さんの評価を探したんですが、シャルドネが大好きなクセにいつもまともな評価になってない方だったので、差し控えますが、まぁまぁなPointsではありました。

 まだ世の中の大半の方が気付いていないんでしょう。リアルワインガイド辺りで評価されてしまうと、今でもオート・デンシテは入手難なのに、どうにもこうにもならなくなるかもしれません。先だっては徳丸さんに、

「2014年が物凄いことになってるユベール・ラミーには行かないんですか?」

と尋ねたところ、

「ん~・・前から行かなくちゃ・・とは思ってるんだけどね~・・」

とのお返事で、安心したような残念なような・・複雑な心持ちでした。


■2014 サン=トーバン・プルミエ・クリュ・デリエール・シェ・エドゥアール・オート・デンシテ

 こちらも普通のキュヴェ・・と言っても、DRCとほぼ同様の14000本と言う密植度のワインも有りますから、何とかゲットされた方は、その比較も楽しめる訳ですね。

 オート・デンシテは何と、20000~30000本と言う・・・超を通り越して「激」かもしれませんね・・まだまだ改植・増殖中なのでしょう!・・ですので、実は・・

「このサン=トーバンが最も高い密植度!」

と言えるんですね~・・怖いですね~!飲みたいですね~!・・是非、お友達になりましょう!


 と言う訳で、超密植のユベール・ラミー2014年、超お勧めいたします。是非ご検討くださいませ!