ピュアで美味しいワインをnoisyがご紹介します。 自然派、ブルゴーニュ、イタリアワインを好きな方は是非ご来訪ください。
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■ セシル・トランブレイ来日記念!
2025年2月19日テイスティングセミナーレポート・・by oisy

 お忍びで・・と言うことでは無かったのですが、この2025年2月にひっそりと忍び足でセシルが来日してくれていました。
 少数人数でテイスティングセミナーを行うので是非・・という事で noisyをご招待してくれたのですが、時はまさに決算真っ最中・・新着も何とかこなさないといけない・・激務中と言うことで noisy は参加を断念・・残念でしたが・・。
 せっかくご招待してくれたので、「noisyは都合付かないけど oisy でも良いか?」と尋ねたら二つ返事でOKが出たので、oisy を派遣することに。
 まぁ・・日本初輸入の時から延々と扱わせていただいて、「こんなに凄い存在になられるとは!」・・とは思っていましたが・・(^^;;
 ただ行かせるのも癪なので、oisyにレポートを書いていただきました。
 1級畑だとばかり思っていたレ・ボーモン・バがグラン・クリュを名乗れる部分を含んでいて驚いた・・とか、醸造の時はどんな風に意識しながら行っているかとか・・
「梗の使用は料理に塩で味をつけるようなもの」
「料理人で例えるなら、プレスは火入れ」
などなど、感触や感覚の部分の細かい部分まで話してくれたようですよ。oisy渾身で書かせていただきました。セシルファンならずとも、ワインにご興味のある方ならきっと必見のコラムです!
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ドメーヌ・ユドロ=バイエ

ユドロ=バイエ

フランス Domaine Hudelot-Baillet ブルゴーニュ
● 満を持して2020年もののユドロ=バイエ、上級キュヴェをご紹介させていただきます。ご存じの通り今やブルゴーニュワインは全世界で大人気・・になっていますから、価格も上昇、日本へのアロケーションは減って来ています。それに加えて生産は減っていまして、

「ワイン屋泣かせの割り当て減」

は、もはや常識の範囲を超えて来ています。

 それでもユドロ=バイエだけは毎年沢山仕入れさせていただいていた実績を見ていただいているようで、減ってはいますがそれでも何とか・・価格上昇も有って、

「全て販売出来れば昨年同様位の売上は期待できる・・かも・・」

と言う状態です。


 出来としましては、2020年ものの多くのピノ・ノワールが、

「滅茶高質だが複雑性が高く、リリース直後では仕上がり切っていない感じ」

を受けます。一方・・シャルドネの方は、

「2018、2019と続いて素晴らしかったが、2020年もそれ以上の可能性有り!」

と言う印象を受けていますが、このバイエの2020年のシャルドネが実に旨いです!オート=コートのシャルドネなど、「完璧!」と思えるような・・シャルドネの見本と言いたくなる仕上がりで、今飲んでも相当に旨いです。


 今回、上級キュヴェのテイスティングで飲めたのは、

・シャンボール=ミュジニー・ヴィエイユ・ヴィーニュ
・シャンボール=ミュジニー・プルミエ・クリュ・レ・クラ

の2点です。流石にこの入荷数ではボンヌ=マールには手を付けられず、ボルニックは無理・・レ・シャルムまでを開けると利益率が爆下がり・・なので、レ・クラまでに止めさせていただきました。


 しかしバイエのレ・クラ...圧巻に旨いです!・・濃度もしっかり有るんですが質感が・・もの凄いんですね。イメージ的にはルーミエさんのレ・クラにかなり近いものを感じます。以前のバイエは結構に紫が入ったと思うんですが、今は赤黒が中心。そこに僅かに紫が入る感じでして、

「ユドロ=バイエもパワーよりも質感!」

を相当意識して来ていると感じました。是非トライしてみて下さい。未だに1万円台で購入できる高質なシャンボール=ミュジニー1級群はとてもお得だと思います。

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 ユドロ=バイエの下級クラスが2020年ものブルゴーニュの先陣を切って入荷してきました。新型コロナウイルス、そしてロシアによるウクライナ侵攻、東北の地震による電力不安、原油価格の上昇と円安・・の流れの中で、お客様にも・・

「きっと何かしらの光を見せてくれるワインだったら嬉しい・・」

と期待を込めてのテイスティングをさせていただきました。


 やはり、ワインとはそのような「感性」とか「知性」「記憶」に直接訴えかけてくるような側面を持った飲み物ですから、

「あ・・こんな風に変わったんだ!」

のような変化や、

「・・・あれ?・・いつもより・・美味しいかも・・」

と言うような感覚から、様々な想像を掻き立ててくれる訳ですね。


 いつもの味・・それもまた嬉しいものですが、いつもより美味しいと思える感覚・・それはまた格別なものになります。ユドロ=バイエのワインは Noisy wine でも非常に長く扱わせていただいていますから、皆さんもまた・・少なくとも一度は飲まれたことの有る生産者でしょう。

 グレートな2019年ものの後の2020年ですから、ある種の期待、そして不安が混じったテイスティングになりましたが、

「想像力を掻き立ててくれる素晴らしい味わいになった2020年!」

と判断させていただきました。

 赤のA.C.ブルとオート=コートは、美しい酸と・・「小粒の葡萄による果皮濃度」・・そして低めに出たアルコール分が特徴で、

「ビターな・・全く甘くない、果皮味中心のとても複雑性の高いピュア味!」

に仕上がっています。

 ですので、

「ユドロ=バイエは・・ちょっと甘いかも・・」

などと思われていた方にも2020年ものはお勧めです。相当・・良い出来かと思っています。


 A.C.ブルのシャルドネは、ユドロ=バイエお得意の高質なバリック由来のトースティなアロマに柑橘が混じる・・

「・・そう、これがバイエのシャルドネ!」

みたいないつも通りの味わいなんですが、酸が非常に美しく伸びやかで、ピュアさを一段と増したかのように思われます。勿論、非常にドライですがエキスがバッチリです。


 そしてどのワインもアルコール分13度と、非常に嬉しい仕上がりです。


 ですので、

「・・あれ?・・ユドロ=バイエ..相当変わったなぁ・・」

と思われる方が多いんじゃないかと想像しています。


 noisy も、太鼓判を押すのは間違い無いのですが、

「この変化がグエンさんの意識の変化によるものか、ヴィンテージ要素が強いのか」

につきましては判断がついておりませんので、少し先に・・上級キュヴェのテイスティング時に延ばさせていただきます。


 ですが、

「非常にドライ!」

な果皮味中心のピノ・ノワールの味わいに、「クラっ」と来てしまう方は多いはず!・・とも踏んでいます。

 これ・・数年寝かせても面白いはずですよ。シャンボール的なワインの濃い果皮エキスがどのように変化して行くのか・・気になりませんか?・・このご時世にも、

「価格アップはほんの少し!」

と言うのも有難いです。是非飲んでみて下さい。超お薦めします!


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ユドロ=バイエの2019年もの上級キュヴェのご案内です。下級キュヴェから物凄いバランスの良い、健康的な美味しさで魅了してくれましたが、上級キュヴェも素晴らしいですね。

 とても健康的で豊かです。でも、以前のユドロ=バイエのような「パワフルさ」は「精緻さ」にしっかり上書きされている感じです。エレガント系・・と言いたくなってしまうくらいですが、この3年ほどの間に「マッチョ感」が無くなり、非常に美しくなった・・しかし、熟成能力、複雑性は確実にアップしていて、本当のシャンボール=ミュジニーの美味しさをピュアに、真ん丸に伝えてくれる素晴らしい出来だと言えます。

 そして気付かなかったんですが、バイエのA.C.ヴォーヌ=ロマネ・・・畑名は「バロット」では無く、「レ・バロー」といつの間にかエージェントさんのHPで修正されていました。バロットじゃ判らないですよね・・で、レ・バローと言う村名畑は、実は、

「あのクロパラの真上!」

なんですね・・。その上、リシュブールとオ・ブリュレの真上でも有るんですよ・・。そもそも余りヴォーヌ=ロマネっぽさが少ない味わいで、「シャンボール..混ざって無い?」みたいな冷ややかで石灰的ミネラルが強い味わいですよね?

 あのワイン、しっかり熟成させたら相当美味しいんじゃないかと思います・・今回も有りますので是非ご検討ください。

 そしてボルニックも入っています。ミュジニーとレ・ザムルーズの間にある小さな畑で、0.01haと言う持ち分ですから本当に少ないです。人気の性か、その見事な味わいの性か、価格は「上昇」しています。

 勿論トップ・キュヴェの「ボンヌ=マール」も入荷しています。15%ほどの値上げです・・もう、ブルゴーニュのグラン・クリュの値上げは仕方が無いと思いますよ。特に秀逸とされているドメーヌのものは、徐々にすべからく10万円以上になってしまうでしょう。日本の経済力が戻ってお給金が増えないと買えなくなってしまいますね。

 今回はシャンボールV.V.とレ・シャルムをテイスティングさせていただきました。美しくも包容力、表現力たっぷりの見事な味わいでした。是非ご検討くださいませ。お勧めいたします。

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 ユドロ=バイエの新ヴィンテージ2018年の上級キュヴェが入ってきました。昨今は新型コロナウイルス感染症や、毎年の恒例のようになってしまった雨や風の被害など、中々にシビアな状況が続いています。ましてや超大国同士のにらみ合い、そして、量のないブルゴーニュワインまでをも爆買いしたり、東南アジアや日本の領土にまで手を出そう、実際に現状を変更してしまうと言うような中華主義の専横で、資本主義経済も先行きが不透明になってしまっています。

 そんな中でのユドロ=バイエの上級キュヴェが入荷して来ましたので、

「・・しばらく飲めなかったボンヌ=マール・・開けちゃうか・・」

と、悪魔のささやきが・・(^^;;


 いや・・本来ならリアルワインガイド第70号には掲載されていたはずのユドロ=バイエ2018年では有りますが、現況はとても現地試飲などは出来ないと言うことで、noisy も駄文を寄稿する羽目になって紙面を汚したくらいですから、バイエのテイスティング記事など掲載もされていない訳で・・。

 それに、いつもなら片手に余るくらいしか入荷しないボンヌ=マールでは有りますが、バイエの入港アイテム全てに12本と書いて発注したところ、

「ボルニック以外は全て12本!」

で受注されたんですね。

 なので、2018年ものはnoisy の新着にボンヌ=マール2018年もテイスティングコメントが載る・・と言う、素晴らしいことになったんですね。


 その分、申し訳ないのですが、いつもどれかは飲んでいる「シャンボール1級」のテイスティングは回避させていただきました。

 ですが・・2018年のユドロ=バイエ、やはり素晴らしいです。グエンさんのワインも確実に変化しています。美味しいのは間違いないし、なによりも・・

「甘く無い」

「強過ぎない」

「ポテンシャル高い」

のがハッキリ判る仕上がりです。


 詳細は各コラムをご覧いただきたいと思いますが、以前にご紹介させていただき好評を得ました、あの「ブルゴーニュ・ピノ・ノワール2018」でさえ、デカンター誌の MW ティム・アトキン氏は90ポイント、付けていました。

 そして、ボンヌ=マール・・やっぱり良いですわ・・。数年前までは安過ぎるくらいでしたが、この位は仕方が無いと思える美しさと香しさを見せてくれました。

 シャンボールV.V.2018 も言うこと無しです。2年前までは、少し濃いとか、強いとか、甘めだとか・・そのようなニュアンスは有ったんですが、今はバランスが凄く良くて、飲み進めて行くうちにどんどん綺麗さが前面に出て来ます。村名とすれば、ポテンシャルと合わせて考えると、とてもリーズナブルかな・・と思われます。

 1級の3アイテムは飲めていませんが、メディア評価を覗いた限りにおいては、ポテンシャルはほぼ拮抗、それぞれの個性をしっかり出せているように思います。


 ユドロ=バイエ2018年は、昨年頃よりその「程好く甘くて濃い目」と言うスタイルから、「ドライで美しい」と言うものへ変わっています。ボンヌ=マールでさえ・・無理すれば飲めちゃう外向性を持っています。是非トライしてみてください。


━━━━━
 先日、下級クラスのワインがかなりエレガント系に移行していることをお伝えしましたが、どうやらその方向性は上級キュヴェも同様のようですよ。

 ユドロ=バイエと言えば紫の小果実が滅茶凝縮していて、樽は強く無いもののしっかり掛かり、時には葡萄果実の熟度の高さ由来の甘みと力強さが、

「美味しいけど少し疲れるかも・・」

とか、

「熟したら凄いバランスになるのは判るし、早くから美味しいんだけど・・自分にはちょっとトゥー・マッチかな・・」

とおっしゃるワインファンの方もいらしたと思います。・・まぁ、どこよりも素晴らしく、そしてリーズナブルなボンヌ=マールは別にして・・余り知られてませんが、アドヴォケイトも2012年のボンヌ=マールに97ポイント付けてましたしね。(^^;;


 しかしながら2017年ものは、ヴィンテージ由来なのか、それともスタイルを変更しつつあるのかの判断はまだ時期尚早だとしても、

「以前のスタイルよりもエレガント系になってきているのは間違いない」

と言えるでしょう。noisy も、上級キュヴェを・・沢山は開けられませんでしたが、しっかり確認させていただきました。


 そして2017年ものは、なんと凄い新キュヴェがリリースされているんですよ。樹齢90歳にも及ぶ超ヴィエイユ・ヴィーニュであり、しかも、

「リューディ・レ・ミュジニーG.C.の北(下部)にモロに接し、リューディ・レ・ザムルーズ1er.Cの西(上部)に接する」

 と言う、ブルゴーニュワインファンの心をくすぐる凄いワインです。

 しかも、それまでは余りに少ないので村名V.V.に混ぜられていたと言うんですから!


 こりゃぁもう、何とかして入手するしかないですよね。さらに目の離せなくなってきたユドロ=バイエ・・是非飲んでみてください。


━━━━━
 どうしたんでしょう・・滅茶エレガント系なんですよ・・。ちょっとビックリです。スタイル変更なのか、それともヴィンテージ背景をそのまま切り取ったからなのか・・2018年ものまでそれは判断できないかもしれません。noisy的には非常に好ましいですが、逞しく、濃い目の味わいがお好きな方には残念な結果になったのでしょうか?

 1981年の創業以降ずっとネゴシアンへの販売がほとんどだったこのドメ ーヌが、本格的に自社ビン詰めを開始したのは1998年。フランス空軍のメカニックだったドミニク・ル・グエンが娘婿としてドメ ーヌに参画してからです。醸造学校を修了した後、義父からワイン造りの実際を徹底的に仕込まれながら毎年試行錯誤を繰り返し、2004年に完全に独り立ちしました。

 私たちは2001年ヴィンテージから彼と付き合っているのですが、彼は毎年、ヴィンテージの特徴の差を明らかに上回るペースでワインの品質を向上させてきました。義父の代から10年以上リュット・レゾネ栽培を実践し続けている実質ビオの古樹だらけの畑、ル・グエン自身のセンスと強い意志、上達したワイン造りの腕がすべて一体となり、2004年ヴィンテージ以降、彼のワインはひとつ突き抜けたように思われます。

 いつもニコニコと笑顔を絶やさないドミニクですが、畑で彼と対峙する時、ゾッとするほど真剣な「ヴィニュロンの顔」が表れます。それは、畑仕事の重要性を示すものであることはもちろん、まだまだ改善することが山ほどあるという、己への厳しさの表れでもあります。

所在村:Chambolle-Musigny
醸造家:Dominique le Guen
所有畑面積:8.53ha
ドメーヌ継承年:1998年
栽培における特記事項:厳格なリュット・レゾネ。除草剤、殺虫剤等は一切使用しない
醸造における特記事項:除梗100%。天然酵母のみで発酵、澱引きはビン詰め前に1回のみ
販売先:フランス国内80%(個人のワイン愛好家1500人以上、カーヴ・ド・ラ・トランザント、ル・グ・デ・ヴィーニュ、レピキュリアンといったフランスの名門ワインショップ、パリやブルゴーニュ、南仏のレストラン(ニースの松嶋啓介シェフの店「ケイズ・パッション」にもオンリスト))、輸出20%(イギリス、ドイツ、アメリカ、カナダ、スイス、オランダ、ベルギー、日本)
掲載実績のある海外メディア:「Guide Hachette」、「Guide Fleurus」、「Bourgogne Aujourd'hui」
参照できる日本のメディア:「リアルワインガイド ブルゴーニュ」(堀晶代著)P19、「リアルワインガイド」第16号P20)


2020 Chambolle-Musigny Vieilles Vignes
シャンボール=ミュジニー・ヴィエイユ・ヴィーニュ

16985
自然派
赤 ミディアムボディ
フランス
ブルゴーニュ
シャンボール=ミュジニー
ドメーヌ・ユドロ=バイエ

■エージェント情報
 デリエール・ル・フール、レ・ナゾワール、レ・バビエール、レ・パ・ド・シャ、レ・モンビの5区画で合計1.13ha。約5%、新樽30%、1回使用樽30%、2回使用樽40%。

注:2018年もの 94 Points Vinous Antonio Galloni 2022 ~ 2040
93 Points Tim Atkin
750ML 在庫  完売   ご注文数   本
¥8,990 (外税) 
【2020年ものらしい深めの濃密さに高い複雑性、ヴィエイユ・ヴィーニュならではの深い味わい・・相当長い熟成も可能でしょう!】
 流れるような美しいディテールを感じさせてくれた2019年ものでした。リリース直後から美味しく飲め、熟成も可能なヴィンテージだったと思います。

 2020年ものはポテンシャルとしますと2019年もの同様、もしくはそれ以上もあるかもしれません。流れるような・・と言う感じではなく、幾つかの丸く非常に小さなカプセルを口内に感じるようなテクスチュアですね。赤や黒の果実にミネラリティがたっぷり、そのそれぞれが非常に多くの細かな要素を含んでいるような感じです。

 ですので飲みにくい訳では有りませんが、2019年の「す~っ・・」と流れて行くような感じではなく、そんな極少のカプセルが味蕾に当たってそのまま流れて行ったり、少し壊れてカプセルの中身を放出したり・・を繰り返す感じです。

 色合いも淡く無く比較的濃密で2019年ものよりは濃いですかね。でも美しい色合いです・・樽の要素はまるで無い訳では有りませんがさほど強くは感じません。石灰系のミネラリティは非常に多く含まれている感じ・・です。

 つまり、

「2020年ものはまだ完全には仕上がり切らないほど、2019年よりもポテンシャルが高い・・可能性が有る」

と思われます。

 ですからニコラ=メオさんもおっしゃっていたように、

「優れた2020年ものをさっさと飲んでしまうのはお勧めしない」

と言うのは「当たり」じゃないかと・・思います。

 相当素晴らしい仕上がりかと感じます。でも少し時間が不足・・なので、秋口まで待って飲むか、5~6年仕舞い込むか・・が良いかと思います。その先は10年以上熟成を続けて、またそこから10年以上、美味しくいただけるでしょう。

 海外メディアの情報が見当たらないのが残念ですが、ポテンシャルで93~94ポイントは付くと思います。是非ご検討くださいませ!お勧めします。


 以下は以前のレヴューです。
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【きっとユドロ=バイエに惚れ直すに違いない!・・素晴らしい質感と素晴らしいテクスチュア・・美しい減衰・・これぞシャンボールのお手本!】
 2019年ヴィンテージ・ブルゴーニュのポジティブな面である「健康で美しい味わい」を、そのままに感じさせてくれる素晴らしいシャンボール=ミュジニーでした!・・これ、嫌いな人がいらっしゃるとしたら・・おそらくブルゴーニュ嫌いじゃないかと思います。

 シャンボールらしい滑らかで絹漉しの素晴らしいテクスチュア、ノーズには適度にソフトな起伏を持つ果実感とミネラリティ・・決して強く無く、しかし中域の節度ある膨らみがまた見事で、そこから非常になだらかな減衰をしつつ無くなって行きます。

 無くなっては行くんですが・・いつまでも「果実感」そのものは存在し続けている感じで、ピュアな印象を長く感じさせてくれるんですね。

 この3年ほど、グエンさんのワインは、その活き活きとした美しいディテールを表現することを増長させてきました。その一方で、やや強かった性格を穏やかなものにして来たとも言えます。

 質感はさらに素晴らしくなっているので、シャンボール=ミュジニー村名としますと、ルーミエさんとほぼ同格なんじゃないかと思いますよ。さらには今までは紫が目立ったんですが、ルーミエさん張りの「赤」も増えて来ました。むしろ複雑性に限ってはグエンさんが上?みたいな印象で、赤果実の表現としてみるとルーミエさんが上・・でしょうか。

 このワインは是非とも飲んでみていただきたいですね・・。ジュヴレとは全く異なる果実主体のシャンボールのワイン、勿論、ミネラリティも相当に異なります。1級クラスと比較してもそん色ないと感じます!是非飲んでみて下さい!超お勧めです!


 以下は以前のレヴューです。
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【生のままの果実がエレガントに香るピュアなシャンボール!充実した深くドライな味わい!新生ユドロ=バイエの方向性がバッチリ見えます!】

 「一瞬ルーミエ!」のプレゼンがお客様の心に響いたのか、久々にユドロ=バイエのブルゴーニュ・ピノ・ノワール(2018年)が絶好調です。

 絶好調と言うことは、A.C.ブル・クラスですのですでに飲まれてご確認なさったお客様も多いと言うことでしょう。何人かのお客様からご感想をいただきましたが、

「一瞬ルーミエ!・・確かに・・」

と言う方が多い・・と言うか、ポジティブなご意見以外は届いていないと言うことかもしれませんが、数量的にもそこそこに動いている感触です。

 一時、「甘い」とか「高くなった」と言うことで、それまで6本単位とか、多い方は12本も・・ご購入や、再注文される方の多かったユドロ=バイエのA.C.ブルでしたが、この数年はだいぶ大人しくなっていました。確かに、PC に残っている記録では、2006年ものは2500円ほどでしたし、消費税も変わっていますから、お財布には厳しいと言う方が多くなっても仕方が無いかもしれません。このシャンボールV.V.も2006年もの当時は5500円ほどでのご紹介だったと思われますし、リアルワインガイドで紹介されてからと言うもの、世の中のワイン屋さんが挙って発注するようになってしまいましたので、noisy への入荷が劇的に減ることになり、頭に血が昇った noisy は、

「そんな数ならいらない!」

とその後のお付き合いを止めてしまった後のことで、それでも何とかケース単位での入荷が出来るかどうか・・と言う中で、A.C.ブルだけはある程度確保できていたことも、記憶に残っている原因のひとつでしょう。

 その後はやや濃くなって来まして・・まぁ、温暖化の影響もあるのでしょうが、「少し甘い」と言う感覚から、徐々にワイン屋さんの扱いも減って来て、noisy の扱いは「昔のように戻っただけ」と言うことなのかもしれません。


 2018年の村名シャンボールV.V.は、デリエール・ル・フール、レ・ナゾワール、レ・バビエール、レ・パ・ド・シャ、レ・モンビエをブレンドしていると思われます。

 非常に複雑性の高い・・シンプルなシャンボール村名ワインが多い中で・・味わいで、ブリっと中域に見事な膨らみを持ちつつも、前述の「甘み」は完全に控えられています。

 生の果実を丁寧に濾したジュースのようなニュアンスで、滑らかでふんわり・・そしてそれが余韻まで続いて行きます。

 飲み進めて行きますと・・これも・・ボンヌ=マールと少し似たニュアンスでは有りますが、どんどん「綺麗」に、「繊細な表情」に変化して来ます。

「・・おおっ!」

と一瞬声が出る感じですね。シャンボールV.V.で15分後位から、ボンヌ=マールだと30分位後からです。何か一皮むけたような美しい繊細な表情と、シャンボールならではのハツラツとした香気成分に驚かされます。


 ユドロ=バイエのワインは、変にひねったところが無く、ピュアでジューシー、そしてSo2も多くないと感じられます。飲んだ後が実に楽なんですよ。さすがにボンヌ=マールほどでは無かったですが、

「それなりには飲んだはずなんだけど?・・」

 酔いがとても軽いんですね。



 因みにティム・アトキンさんは93ポイントです。村名で93点は・・結構でしょう?・・あ、あとヴィノスは94ポイントですが、ガローニさんの評価らしいので・・まぁ、93~94ポイント辺りの評価だと思ってください。これは高い評価だと思います。

 飲み頃は、今飲んでもOKです。飲めない訳ではない・・15分ほどで一皮むけますんで。ただし、その時の味わいが最高潮だとは思わないでくださいね。この先半世紀は充分に保つポテンシャルは・・実は有ると思います。(珍しくガローニさんは2020年までの飲み頃だと長めのスパンを評していますが、平気で10年以下の飲み頃を言う方なのでご注意ください。)

 素晴らしい出来になった「一瞬ルーミエ」のユドロ=バイエ、シャンボールV.V.2018です。お勧めします!



 以下は以前のレヴューです。
━━━━━
【赤と紫の小果実がバッチリです!グラマラスさ、力強さが減り、果実の表現がクッキリ。エレガント系への移行が見えるかのようです!】

 レ・ボルニック1級が独り立ちした性で、看板でもあるシャンボールV.V.はどうなってしまったのか・・とご心配もあるかと思います。noisy 的にもその辺りは確認しないといけないなぁ・・と思っていたので、経費的には厳しいんですが、1級レ・クラと共にテイスティングさせていただきました。

 リアルワインガイド第66号でも、2016年ものよりも「今飲んで点」が0.5ポイントアップ、「ポテンシャル点」がそのまま、飲み頃予想がほぼ同様(若干期間が短くなっていますが)と言う評価でした。noisy的にも、比較した場合のポイント評価は同感です。ただ、悪い表現をすれば、よりスリムに、スタイリッシュになって来ていると言う感じでしょうか。noisy的な感覚だとそれが、エレガント系の「縦伸び」してくる味わいに変化している・・と感じます。

 なので、気に入らなかった方々には、「暑苦しさ」が抜け、さらりとした表情の中に、非常に細やかな表現が見えやすくなった、判りやすく見えるようになったと言うことで、お勧めしやすくなったと感じています。

 赤と紫のベリー系小果実が群生し、瑞々しさを持ったナチュラルなピュアアロマがノーズに飛び込んでくる・・中域がそこそこあり、余韻に掛けて穏やかな起伏で微細な表情をノーズと味蕾に感じさせてくる・・そんな感じです。色合いもやや暗めな赤紫の色調が2017年ものの特徴で、それはどのキュヴェも同様です。澄み切っていないように見えるのは、まだ落ち着き切っていない段階でのテイスティングだから・・です・・(^^ すみません。

 非常に美味しくいただきました。流石に1級レ・クラには及びません。レ・クラ...実に美味かった!ファンが多いのも納得できちゃいますが、それはそちらのコラムで・・。是非飲んでみてください。超お勧めです!


 以下は以前のレヴューを掲載しています。
━━━━━
【厚みのあるボディからの赤いベリーの集合体!・・しなやかなテクスチュアからほんのり漏れてくるビターな味わい!素晴らしいです!】

 流石の仕上がりでした。2015年を超えて来ましたね。ま、超えたというより・・そこは「好みの差」になるかもしれません。

 2015年の精緻で美しいスタイルと、2015年の、より厚みのある本格派なスタイルの違い・・と言えるかもしれません。

 リアルワインガイドは2015年ものから「+0.5」ポイント、上乗せしています。noisy 的にも同じようなニュアンスに捉えていますが、より判りやすいのは2016年もので、美しいスタイルだからこそ見えて来ないものが有るのが2015年もの・・かな・・と思います。

 まぁ、ここはワインの評価をする場合には、最も気を付けなくてはならないポイントと言えるんですが、

「綺麗なものほど・・下手をすると ~が少ない と評価しがち」

なんですね。とても陥りやすいので、かなり気を遣う部分です。


 何故って・・10年、15年と経過したときに再テイスティングすると、

「・・そうだった・・。そうなんだよなぁ・・。」

と、その美しさの構成をキッチリ見分けられる能力が不足していた・・とか、その時は見分けるべき環境に無かった・・などと感じる訳です。・・まぁ、散々失敗して今が有る訳で・・いや、今でもやりかねませんけどね。

 また、この素晴らしいシャンボール=ミュジニーV.V.は、豊かな構成を持っていますので、長命じゃないかと思います。ですが今飲んでも・・非常に美味いです。

 2015年ものより、葡萄の熟度は深いでしょう。柔らかくも酸はしっかり有るのは、やはりシャンボールの造り手として、アチコチに畑を持ち、そのブレンドが出来ると言う恵まれた環境故でしょう。

 後半に感じる甘くもビターなニュアンスに構造の深さを感じます。(実際には甘い訳では有りません)ぜひ飲んでみてください!お勧めします!素晴らしいワインです。


 以下は以前のレヴューです。
━━━━━
【とても豊かなまん丸いパレット!芳醇な小果実が凝縮しています!ビッグヴィンテージ!】

 非常に豊かな味わいになった2015年のユドロ=バイエです。ACブルゴーニュの出来も素晴らしく、しかし果実の強靭さから、まだ少し早いか・・と感じるので、むしろコトー・ブルギニヨンの、ガメが混じった感じが、今絶好調に旨いと思わせてくれます。

 2015年ものの上級キュヴェが届き、早速シャンボール=ミュジニーV.V.を飲んでみました。いや・・やっぱりユドロ=バイエらしいシャンボールでした。果実が満載でエキスもキッチリ、酸のバランスもまん丸で、健康的な・・と言うか、それこそ昔は「健康優良児」って言われたんですが・・知らないかな?・・良く小学校の時に健康優良児が表彰されてたんですけどね・・ちょっとだけ太目だけど運動神経も頭も良い感じの子がね・・。いや、noisy はダメでしたよ。太ってはいませんでしたしね・・おっ。。と。

 非常に良く出来ていると思います。「すでに完成しているのか?」と問われるとするなら、「完成にはもう少し掛かるかも・・」と答えますが、今の状態で非常に旨いです。ムンムン系・・ですね。良く香るしほんのりジャミーだしポテンシャルも伝わってくるし・・。シャンボールV.V.は1級レ・シャルムに良く似たニュアンスが有ると感じています。

 でも幾つかの畑をブレンドしているんですが、レ・シャルムにも近い「レ・ボルニック」と言う1級のヴィエイユ・ヴィーニュのリューディの葡萄も入ってまして、この畑は何と、ミュジニーとレザムルーズに接しているんですね。大盤振る舞い・・と言うか、たった0.1ヘクタールだったとしても、

「単独で出して欲しい・・」

とも思っちゃいます。まぁ、そうはできない理由が有るんでしょうけどね。


 リアルワインガイド的には、ユドロ=バイエの2015年は、ボンヌ=マールを除き酸がやや不足気味、果実はたっぷりだがミネラリティが後退している・・との分析ですが、noisy 的には決してそのようにネガティヴなイメージは無く、むしろ「豊かな2015年のシャンボールを見事に表現している」と感じました。

 そもそもシャンボールのワインは、石灰系のカチンと硬いミネラリティが豊富ですから、果実が少ないとかなり硬く感じます。

 まぁ、ルイ・ユエランなどのシミジミ系エキスのワインを皆さんは飲まれていらっしゃるでしょうから判ると思うんですが、基礎的にはやはり「硬質」なミネラリティなんですね。それがタップリ有るので、発酵のコントロールが非常に難しい・・。日本酒でも硬い水の蔵は、「ほっとくと早く湧いてしまう」、つまり発酵温度が高くなり過ぎて(酵母の活動が旺盛で)発酵期間が短くなってしまうので苦労する・・などと言われるように、湧き過ぎないようにしないと荒々しい味わいになってしまいます。

 そんなタップリ存在する硬質なミネラリティを覆うように果実が存在するのがシャンボール=ミュジニーのワインなんですね。ルーミエさんしかり、グロフィエさんも、ユドロ=バイエさんも・・同様です。要は、

「豊かなヴィンテージ故に瓶熟期間がまだ足りていない」

と言えます。なので、時が来れば一体となり、キッチリしたエキスへと変貌し、その辺りの違和感は無くなると判断しています。

 少なくとも1999年の時のような、やや酸の少ないヴィンテージとは同じでは無いと感じています。それにリキュールのようには成って無いのは、さすがと・・エレガンスも決して欠損していないと思います。


 非常にクリーミーで、滑らか、豊かな味わいでした。このようなヴィンテージですと、ほぼ・・いつ飲んでもガッカリすることは少ないと思いますよ。


 また、今回は上級キュヴェの到着と言うことで、1級レ・クラ、1級レ・シャルム、特級ボンヌ=マールも届いています。毎年出来るだけ1級も飲んでいるんですが、現状、このシャンボールV.V.を飲んでみて安心できたこと、また、余りにテイスティングしなくてはならないアイテムが後ろに沢山控えていることから、1級のテイスティングは留めています。

 ユドロ=バイエらしく、しかも健康で優良なヴィンテージを見事に反映している出来映えです。

 それに、実はほとんどがフランス国内で消費されてしまいますので、ユドロ=バイエのワインは海外には余り出回らないんですね。事実海外からのオファーなどを見ても、リストにユドロ=バイエが掲載されていることはまず・・有りません。

 評価の方も、海外の評価機関になされることは非常に珍しいです。因みに2012年のボンヌ=マールは、アドヴォケイトが95~97Points と「おったまげ~」な評価をしていました。ご検討いただけますと幸いです。


 以下は以前のコメントです。
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【激旨です!2014年は果皮の濃度がもの凄いです!】

 こう見ると、そんなに濃くは見えないんですけどね・・。実際に飲んでみると、

「果皮がめちゃ濃い!」

ことに気付かれるでしょう。


 さすがに1級のレ・シャルムとレ・クラは、2014年に関しては間違えて持って帰らなかったので・・飲んではいないんですが、コトー・ブルギニヨンからして果皮の濃度の凄さが有りました。勿論ですが、ACブルもオート=コートもその傾向にあり、今回、村名シャンボールV.V.をテイスティングして、2014年のユドロ=バイエの味わいの傾向が読めた・・と思っています。


 とにかく果皮の濃度が凄いので、これ、熟したらとんでも無いことになるんじゃないかと思うんですよ。2013年のユドロ=バイエは史上最高の仕上がりで、リアルワインガイドもぶっ飛んだ評価になっていました。

 で、先ほどリアルの2014年の評価を見てみると・・なるほどね・・ほとんど同じように感じてたんじゃないかな・・と推測出来ました。何故って・・

 リアルの評価は、2013年ものについては早くから美味しい、そして現在のポイントが高い、またポテンシャル点も高い・・というものです。2014年については、現在のポイントは0.5点~1点ほど2013年より低く、ポテンシャル点は2013年とほぼ同様か、わずかに低い・・と言うものです。ただしこのシャンボールV.V.に関しては、2013年ものよりも2014年が0.5点、ポテンシャル点も凌駕しています。

 つまり、

「現在の点はわずかに低く、ポテンシャル点はほぼ同様・・もしくは0.5点ほど低い」

と表している訳で、これは、

「現在はやや硬めだけれど熟したら平年以上の味わい」

と判断しているのでしょう。


 もしそうだとするなら全く同感です。2013年はリリース時からとてもバランスに優れ、美味しかったです。2014年は下級クラスになればなるほど、その果皮の濃度の高さが見やすいので、下は今でも美味しいけれど、上のクラスは「まだ仕上がりきらない」と言うことなんですね。

 なので、ユドロ=バイエ的「プチ・ヴァン・ド・ガルド」な2014年・・と言えるかな・・と思います。

 基本的にはいつも美味しい果実感たっぷりのユドロ=バイエと同様です。果皮の濃度が凄いので、今飲むと勿体無い感が出てしまうんですね。素晴らしい仕上がりになっていると思われます。


 1級のレ・シャルム、レ・クラ、グラン・クリュのボンヌ=マールは飲めませんで、是非、リアルワインガイド第54号も仕入れていただいて・・お読みくださると有り難いです。

 また、今回はボンヌ=マールを6本も!・・いただけましたので、お祝いで・・できるだけやりたくないアソートメント・セットを組んでいません。組んではいないが、

「村名以上を1本以上ご購入ください」

と、緩やかなアソートになっています。


 まぁ、やはりボンヌ=マールだけの販売・・と言うのは厳しいんですね・・すみません。それでも、

「生産量は2樽、600本」

ですから、1パーセントもいただいて?いる訳で、他のワインも頑張って売らないと申し訳が立たない・・と妙な義理を感じています。

 素晴らしいヴィンテージになったユドロ=バイエです。是非ともご検討くださいませ。


以下は昨年のコラムより転載しています。
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 いや~・・美しい色ですね~!凛とした赤が強めの紫の色合いに、ググググッと心を引き寄せられてしまいました。

 何せ・・1級レ・クラですから・・。あれ?・・もしかして冒頭の文章を読まれてない?・・実はそうなんですよ。寄る年波には勝てず、村名V.V.を掴んで自宅に向かったはずが、コルクを抜くまで、それが貴重な「1級レ・クラ」だと言うことに全く気付きもせずに、開けてしまったんですね~。

 ん~、さすがドミニク・ル・グレン!・・村名にも良いコルク使ってるじゃん!・・と思いきや、「PremierCru les Cras」の文字を見た時は、

「・・・やっちまったな!」

と思ったのですが、まぁ・・

「男は黙って」

「全部飲む!」

と決め、カミさんと二人で「ペロッ」と飲んでしまいました。

「いや~・・メッチャ美味しい!」


 そりゃぁそうです。1級レ・クラですから・・本当は村名V.V.の予定だったんすから・・。

 しかし、それにしても旨い。それにちゃんと飲めてしまうんですね~!。リアル50号はこの2013年レ・クラにポテンシャル94点付けてますが、理解出来る評価です。

 香ばしい樽のニュアンスから、根底にシャンボールの滑らかな絹ごしテクスチュアと白く細やかな石灰がマンモス状に有り、むしろジュヴレ的な鉄っぽいミネラリティがその上に基礎を造っています。そこからワイルドベリーやらブラックベリー、チェリーなどのフルーツのニュアンスを、少し厚みのあるボディで表現してくれます。厚いと言ってもブルゴーニュに有って全く違和感の無いもので、エレガンス、質感が伴い、素晴らしく美味しく感じてしまいます。

「・・・素晴らしいな~・・」

と思いつつも、余りにスルスル飲めてしまうので・・

「あ・・明日の分が無い・・」

と思ったのですが・・男は黙って・・を思い出し、結局全部飲んでしまいました!


 まぁ~・・素晴らしいワインでした。この先30年はしっかり持つでしょう。そしてグラン・クリュ・ミュジニーのように、「香りは良いけど味わい・テクスチュアが硬くて・・20年経ってもまだでした!」と言うことは少ないと思います。

 レ・シャルムの方は飲んでいません・・(飲めないですよ~・・少ないんで!)が、リアル50号ではレ・クラに一歩及ばないような評価になっています。レ・クラよりも石灰系ミネラリティや透明度の強いガラスのようなミネラリティがより多い・・つまり硬い質なレ・シャルムは、どうしてもそのような評価になりますが、ある意味・・よりミュジニー的であるとも言えます。香りが強く、硬いワインですね。なので、スタイリッシュな味わいがお好きでしたらレ・シャルム、ふくよかな、やや柔らかみのある味わいが好きならレ・クラと言う様な選択で良いと思います。

 まだまだリーズナブルです!このようなプライスで購入できるシャンボール1級は他にはそうそう見当たらないでしょう!素晴らしい2013年!是非ご検討くださいませ。


以下は2012年の時のコメントです。
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【高くなりましたが・・それでも1級でこのプライス!!ユドロ=バイエのポテンシャルを想像すると信じられない!】

 まぁ、この円安ドル高ユーロ高ですから、さらには、収穫量の少ない年にはほぼ値上がりするブルゴーニュに有って、「有り得ない価格」だと思うユドロ=バイエのシャンボール1級です。

 すでにユドロ=バイエは15年前のルーミエさんの立ち位置には到達し、さらに一歩ずつ前進しているように思いますから、近い将来、気付いた時には入手できないワインになっていることでしょう。長熟ながら、おそらく今すぐ飲むことは問題無いでしょう。夏の間に飲むのが最短で、それ以降は少なくとも2年以上置いてください。ルーミエさんの赤い果実も良いですが、ユドロ=バイエの紫掛かった果実も心を揺さぶります。超お奨めの生産者です!お早めにどうぞ。


以下は以前のコメントです。
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【レ・シャルム飲みました・・・!素晴らしいです!】

 今回は1級レ・シャルムを飲んでみました。村の中央部にある、比較的力強いと言われる1級です。紫・赤の果実が凝縮していて、しかもとても締まっています。余分な・・とか、太めな・・という表現は全く似つかわしくなく、とても筋肉質なのにたっぷりしているんです。エレガンスが有る・・と云うことなのでしょう。酸味も複雑性を持ち、余韻の減衰はとてもリニア!・・長く果実とミネラルのニュアンスを残してくれます。そして、それが実に心地良い!

 時間を経ると、まさに香しい香りを出してきます。艶っぽい、少しエロい感じにも取れます。淑女が熟女か・・その辺りの受け取り方は人それぞれでしょうか。いずれにしても構造もしっかり、コアがバッチリ、膨らみも節度を持ちつつしっかりで、言う事無いです。

 一方のレ・クラはまだ飲んでいません。レ・シャルムより、よりエレガンスに振った味わいになると思います。少し赤い感じが増えるかな?とも想像していますが、こちらもまず間違いの無い選択になるでしょう。リアルではレ・シャルム、レ・クラとも91~92という評価でした。

 どちらも(一方はおそらく・・)嬉しい事ですが、今飲んでもとっても美味しい(はず)です。今はまだ、レ・シャルムを開けた残りを店に置いてありますので、時折香りをチェックしたりしていますが、実に素晴らしいです。2009年、グエンさんは最高のワインを造ったと・・思います。お奨めします!是非ご購入ください!一推しです!