ピュアで美味しいワインをnoisyがご紹介します。 自然派、ブルゴーニュ、イタリアワインを好きな方は是非ご来訪ください。
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■ セシル・トランブレイ来日記念!
2025年2月19日テイスティングセミナーレポート・・by oisy

 お忍びで・・と言うことでは無かったのですが、この2025年2月にひっそりと忍び足でセシルが来日してくれていました。
 少数人数でテイスティングセミナーを行うので是非・・という事で noisyをご招待してくれたのですが、時はまさに決算真っ最中・・新着も何とかこなさないといけない・・激務中と言うことで noisy は参加を断念・・残念でしたが・・。
 せっかくご招待してくれたので、「noisyは都合付かないけど oisy でも良いか?」と尋ねたら二つ返事でOKが出たので、oisy を派遣することに。
 まぁ・・日本初輸入の時から延々と扱わせていただいて、「こんなに凄い存在になられるとは!」・・とは思っていましたが・・(^^;;
 ただ行かせるのも癪なので、oisyにレポートを書いていただきました。
 1級畑だとばかり思っていたレ・ボーモン・バがグラン・クリュを名乗れる部分を含んでいて驚いた・・とか、醸造の時はどんな風に意識しながら行っているかとか・・
「梗の使用は料理に塩で味をつけるようなもの」
「料理人で例えるなら、プレスは火入れ」
などなど、感触や感覚の部分の細かい部分まで話してくれたようですよ。oisy渾身で書かせていただきました。セシルファンならずとも、ワインにご興味のある方ならきっと必見のコラムです!
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ドメーヌ・ジャン=マリー・ブーズロー

ジャン=マリー・ブーズロー

フランス Domaine Jean-Marie Bouzereau ブルゴーニュ
● ジャン=マリ・ブーズローの2022年ものを中心にご案内いたします。

 リーズナブルながらも充実した味わいを見せて来たジャン=マリ・ブーズローのワインですが・・昨今は半端無い仕上がりを見せているのはご存じの通りです。

 そして2022年ものですが、新規に村名ヴォルネイ、ムルソー・レ・ナルヴォー、ムルソー1級グット・ドールが初登場しました。

 ヴォルネイ(赤)は、A.C.ブルとヴォルネイ1級レ・シャンパンの間に入るアイテムですが、これが入荷したことで・・

「ジャン=マリ・ブーズローのピノ・ノワールと言うワインがミネラリティに長ける素晴らしいポテンシャルを持つ」

と言うことが判りました。

 そしてムルソー1級レ・シャルムと1級レ・ポリュゾがトップ・キュヴェだったものが、同列にグット・ドールが加わり、またムルソーと1級群との間に準1級格トップのレ・ナルヴォーが加わったことで、

「ジャン=マリ・ブーズローのムルソーが、如何にテロワールを具現化し高いポテンシャルを擁しているか?」

も理解させられたんですね。

 この2022年ものを中心とする新アイテムは、どれもトップ生産者としてのポテンシャルを発揮していると感じています。


 そして2022年もの(一部2021年、2020年)は、上級キュヴェほど有り余るポテンシャルからすでに美味しく飲めます。もちろん、最高到達地点は先にはなります。下級キュヴェになるほど・・例えばA.C.ブルクラスですね・・すでに美味しく飲める熟成具合ですが、これからの短期間の熟成でさらに上昇する状況と判断しています。

 リーズナブルなムルソー生産者・・と言うのは大きな間違いだったと・・反省しています。しかし、お客様にも是非飲んで確かめていただきたいと思っており、2022年ものを中心とする今回のジャン=マリ・ブーズローのご照会分は、頑張って価格を出させていただきました。ぜひご検討賜りたくお願い申し上げます。

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 2021年ものを中心にご案内させていただきます。ドメーヌ・ジャン=マリー・ブーズローです。ムルソーでは王道のバレルファルメンテッドなシャルドネです。

 思いの外・・良いのでビックリです。収穫量が減ったことが、ネガティヴになっていないんですね。ご当主はこんな風に言っています。

「2021年は春先から早熟傾向だったが、4月初めの霜の影響で区画によっては50~90%の被害が出てしまった場所もあり複雑なヴィンテージとなってしまった。その後も日照が無かったわけではないが雨が多く、収穫は9月中旬で近年では遅めだった。ただ、収穫できた葡萄は厳しく選別した影響もあってとても素晴らしい状態だったが、やはり収穫量は少なくなってしまっている。白はとてもクラシックなタイプでハツラツとした果実味とフレッシュさ、繊細でエレガント。数か月待てばさらに良くなるだろう。赤は比較的軽やかでフレッシュでフルーティ、旨味豊かで飲みやすいが複雑さはなく色調も淡い。比較的早く飲めるタイプになっている。」

 村名ムルソーは滅茶面白かったです。ムルソーと言うワインの本質をまざまざと見せてくれました。

 1級レ・シャルムはやはりエレガントでした。余り2020年と変わらないと感じました。驚いたのは1級レ・ポリュゾで、むしろ2020年よりも良いか?・・などとも思った位です。A.C.ブルもピュアでムルソーに近いニュアンスを持っていて美味しいです。是非ご検討くださいませ。


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 2020年のジャン=マリ・ブーズローです。圧巻でした・・最もリーズナブルな部類の生産者で有りながら、最早、トップクラスと言って良いと思います。滅茶苦茶旨いです!・・海外メディアに気付かれていない分、このとてもお得なドメーヌをご賞味くださいませ。2020年もの、破格の美味しさです!

■ドメーヌによる2020年ものの解説
 2020年はこれまでで最も早熟だったヴィンテージで、8月中に収穫が終わってしまうほどの記録的な早さだった。これほどの葡萄の早熟はワインにフレッシュさと繊細さが欠如するリスクがあったが、葡萄が熟しすぎる前に収穫したことで幸いにもワインのクオリティ、バランス共に素晴らしかった。赤は凝縮した果実味で口当たりは丸くたっぷりとした味わい。白はアルコール度数が赤と同じくらい高くなったが、酸味がしっかり残っているので素晴らしいバランスと飲み口の心地よさ、フレッシュかつリッチでまろやかな旨味がある。どちらも若いうちから楽しむこともできるが、ポテンシャルは非常に高いので熟成させることもできるだろう。

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 著名な生産者が多いムルソーに有って、海外でも・・また日本においてもほぼ無名に近いのに、飲んだらビックリすること間違いない造り手になったとnoisyは思っています。

 その味筋は、

「まさに本流のムルソー味!」

でして、その昔、ドミニク・ラフォンが造り上げた「バリック+ムルソー」の大きい構造の滑らかなムルソーのイメージを、むしろ本家よりも近代風なほんのりなナチュラル感を持って造り上げておりまして、誰もが、

「・・そうそう!・・このイメージ!」

と喜んでしまう・・まさに「王道ムルソー」を感じさせてくれるワインです。

 2019年ものは、濃くもなく薄くもなく、甘く無く、辛く無く、非常に健康的で将来の伸長も楽しみだが、(赤を除いて)今から飲んでも充分に楽しめる見事な出来映えを見せてくれました。

 年々ナチュラル感は増えているように思えますが、決して(ビオ的な)破綻に向かうことなく、安心して飲める・・それ以上に、ワインの持つポテンシャルからの見事なパフォーマンスに、心が躍ること間違いないと思います。

 価格も、海外メディアが存在に気付いていない性もあるのでしょうが、近年人気のムルソーの生産者とするとリーズナブルだと言えます。量的には余り無いんですけどね。2019年もの、非常に良い出来です。是非飲んでみて下さい。


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 来ましたよ~・・ジャン=マリ・ブーズローも、それまでの殻をビリビリに破いて、生まれ変わったかのような「びっちりと濡れた表情」を得た2018年をご紹介させていただきます。2017年ものは手を抜いた訳では有りませんが、テイスティングしないアイテムがあると売れない・・結果に終わったので、

「2018年ものは全アイテムのテイスティング!」

をフィネスさんのご協力のもと、行わせていただきました。その結果・・

「まさに甘美甘露!しっとりと濡れた極上の羊羹のようなムルソー!」

を2018年でジャン=マリ・ブーズローは手に入れてました!・・いや~・・美味しいです。極上のムルソーと言って良いでしょう。それも、

「今飲んでも滅茶美味しい!」

ので、リーズナブルなのと合わせて、是非早めに飲んでみていただけますでしょうか。

 また、A.C.ブル・コート=ドールの白も流石に村名ムルソーには届かないものの、その「濡れた表情」と「極上の羊羹」的さは全く同様ですので、ご予算のご都合で是非ご選択いただきたいと思います。

 言ってみれば、あの滅茶リーズナブルで大きなご支持をいただいていたボワイエ・マルトノを超える存在になったと・・言いたいと思います。・・まぁ、ボワイエ・マルトノは濡れた表情は有りませんので酒質の違いは大きいですが、

「この素晴らしさはマルトノ以上!」

とお考えくださいますと幸いです。


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 このところはファンも多くなったジャン=マリ・ブーズローの新ヴィンテージが到着です。2016年ものは大部分がさっさと完売してしまいましてご迷惑をお掛けしましたが、2017年もの今回も、数は有りませんので・・はい。

 今回も「全アイテムテイスティング」で、完全バージョンでお届けいたします。どれも「超お勧め」です。

 そして唯一のピノ・ノワールのA.C.ブルゴーニュ・コート=ドール・ピノ・ノワールですが、前回(昨年)と同様の2017年ものです。実は、コラムは書き直してはいませんが、これもテイスティングしています。チャーミングながらピュアさと滑らかさが特徴の美味しいピノです。ムルソー的な中重量感とヴォルネイ的な煌びやかさの折中感が良いですよ。飲み頃的にはもう少し涼しくなって来てからの方がさらに良いかもしれません。

 シャルドネは2017年もの、全て今から飲んで行けてしまう「柔らかさ」が有ります。「ビオでは無い自然派感」の滲む見事な立ち位置で、本来は「硬さ」「タイトさ」が前面に出やすいムルソー群を近しいものにしています。レ・ポリュゾ・・・なんで売れんかな・・と言うくらいに良いワインです。

 レ・フォラティエール2017年、素晴らしいです!これが白眉なのはもう仕方が無い・・しかもプライスがこれですから、おそらく新作では最安値でしょう!オリヴィエ・ルフレーヴの2/3のプライスですし、ドメーヌ・ルフレーヴ1本で3本購入できるリーズナブルさも魅力です。しかも今から美味しく飲めるほどの仕上がりです。

 良い出来の2017年です。フィネスさんでも人気は年々上がって来ていて、以前より数は微妙になってきました。是非ご検討くださいませ。


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 2017年のACブル赤と、その他は2016年ものの白になりますが、今回初めて「ムルソー・レ・ポリュゾ1級」が入って来ました。これ、豊かで柔らかで丸くて・・実に旨いです。勿論1級レ・シャルムはレ・ポリュゾとは違って、エレガンスをたっぷり感じさせてくれつつ柔らかさも有って・・惚れてしまいました。

 2017年の赤も、ま~・・実に2017年らしい・・んじゃないかな?・・と思ってしまうような健康美を見せてくれますし、2016年もののその他のシャルドネも、おおらかさの中に繊細さをも感じさせてくれる見事な完成度でした。無理な抽出をしない性格なんでしょう・・硬くなりやすいムルソーにおいてはこれ、とても大事です。20年寝かしてから飲むんだったら良いんですけどね。

 と言う訳で、非常にバランス良く柔らかく、テロワールをしっかり感じさせてくれる美味しいムルソーでした。大人気の「ピュリニ=モンラッシェ1級レ・フォラティエール」は、数を減らしてしまうのを避ける意味と、すでにこれだけテイスティングしますとコスト割れしちゃってますんで、今のところ控えています。フィネスさんの場合、また後で少し出てくることが有るので、それを期待してます・・。是非ご検討くださいませ。


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 いや~・・まだまだ知らない素晴らしい造り手がいたもんだと・・慢心していたんだなぁと思わされるような造り手と出会ったような気がします。その名も、

「ジャン=マリ・ブーズロー」

 Google で調べてみると、あのコント・ラフォンのお隣さんじゃぁ有りませんか・・!・・まぁ、お隣とは言っても、あちらさんのお国ですから、区画が隣・・と言うことですね。日本のように軒先がくっついてるなんてことはありませんが、確実にその間には他の家は有りません。

 ピノ・ノワールもエレガントですし、シャルドネも旨いです。上級は飲めてないんですが、ムルソーは素晴らしいです。それに、今までのムルソーのイメージを変えなければいかんかな?・・と思わせるような、見事なミネラリティの姿をしています。

 ACブルゴーニュでも充分っちゃ充分ですが、ぜひともここはまず「ムルソー」を飲んで欲しいと思います。素晴らしいです!



2016年は4月末の霜で特にシャルドネで被害が出た。
一時的に葡萄の成長もストップしたりしたので成熟は株ごとにまちまちで畑作業がとても複雑で大変だった。収穫量は少なく全く収穫できなかった畑もあったが、収穫した葡萄の状態は厳しかった環境のわりには悪くなく、葡萄が少なかったので時間をかけずに素早く収穫できたのもプラスの要因の1つだ。適度な成熟具合でバランスも良く、柔らかい味わいでタンニンも優しく早くから飲めるが熟成できる能力も十分持っている。


ムルソー村を一望できる景色の良いムルソー ヴィラージュの畑(2016年9月)


2022 Bourgogne Cote-d'Or Pinot Noir
ブルゴーニュ・コート=ドール・ピノ・ノワール

19118
自然派
赤 ミディアムボディ
フランス
ブルゴーニュ
ドメーヌ・ジャン=マリー・ブーズロー

■エージェント情報
 ピノ・ノワール種100%。ヴォルネー村に位置するles Lombois(レ・ロンボワ)」の区画の葡萄を使用。葡萄は1990年に植樹されたものが中で手摘み収穫後、畑と醸造所の選果台で選別してから100%除梗。琺瑯タンクで低温浸漬及びアルコール醗酵を櫂入れをしながら10~14日間行い、旧樽のみの樫樽で16~18ヵ月間熟成しています。ラズベリーのような華やな赤い果実の香り、色調は淡くフルーティでミネラル豊か。タンニンも繊細で若いうちか飲みやすく、赤身肉、ハムやソーセージ、チーズと共に楽しめます。
 ヴォルネー村にある les Lombois(レ・ロンボワ)の畑
750ML 在庫  完売   ご注文数   本
¥4,590 (外税) 
【良く出来たアルコール分12.5度のエレガント系!・・のヴォルネイ村名並みの味わいに・・ほろりとさせられます!素晴らしい出来です。】
 良い出来です。良いだけに・・充実しているだけに、大事に飲んでいただきたい2022年です。

 このレ・ロンボワと言う畑はムルソーとヴォルネイの境界にあり、ジャン=マリの畑はヴォルネイだそうです。なので、真上が「村名ヴォルネイ」のクロ・マルタンに接していまして、しかもシャルドネでも村名を名乗れますので・・その場合は「ムルソー・クロ・マルタン」になるのでしょう。まぁ、この辺りは以前も書かせていただいてますので詳細は省略しますが、

「シャルドネでも良い葡萄に育てられるだけの石灰的ミネラリティが豊富にあり、それと釣り合うだけの粘土質もある」

と言うことだと理解しています。

 ですからこのA.C.ブル赤は・・

「石灰的ミネラリティが多く含まれている味わい」

です。

 また、それをシャンボール風にも受け取れるほどにエレガントなんですね・・。石灰の硬いミネラルと粘土由来の黒、赤、紫のニュアンスが交錯する味わいです。

 写真を見ていただきましても・・美しいでしょう?・・並みのA.C.ブルだとは・・ちょっと見えないんじゃないでしょうか。

 そして2022年ものはムルソーの赤も届いたんですが・・この出来が余りに素晴らしくて、

「村名ムルソーの赤並みのA.C.ブル!」

とは書けなくなってしまったんですが、

「2022年村名ムルソーと非常に似たタイプ!」

に仕上がっているんですね。

 ちょっと話は横道に入ってしまいますが、そもそもムルソーの赤は今やほとんど造られていません。20~30年前は少ないとは言え、まぁまぁ有りました。

 かのコシュ=デュリもムルソー赤を造っていまして・・(私の記憶が確かならば・・)、

「コシュ=デュリの赤・・飲みたいぞ!」

とばかりに勇んで飲んでみますと・・濃度は有るんですが結構に土むさく・・ちょっと野暮ったさが前面に出ていて・・悪くは無いにせよ・・全然すごくは無かった記憶が有ります。

 なので、ジャン=マリのムルソー赤や、このヴォルネイとムルソーの境界で造られるA.C.ブル赤を飲むと、

「・・シャンボール風にすっごい洗練されている!・・しかもムルソーやヴォルネイを感じさせるディテールもしっかり有る!」

と感じます。


 素晴らしいと思います。冬場は品温が下がりますのでぜひシャンブレして室温に馴染ませ、飲んでみてください。お薦めです!




 以下は以前のレヴューです。
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【12.5度と言うエレガントな表情にベストなアルコール分の中に、ヴォルネイ的な雄大さを表現した見事な味わい!2020年ものの豊かさをちょうど良い感じに表現しています!】

 2020年もののA.C.ブルです。同時にご案内のシャルドネは2021年ですのでお間違いの無いようにされてください。

 エレガントでキラキラした感じのヴォルネイっぽい愛らしいピノ・ノワールです。・・が、その12.5度と言う、もっともブルゴーニュのピノのエレガンスを感じるアルコール度数ですが、

「2020年の豊かさ」

をしっかりアピールしていると言う、「いいとこ取り」な味わいです。

 新樽を使わない、樽による酸化を抑え、酸の伸びやかな美味しさを残した造りです。ヴィンテージが遅れて届くのはその性で少し熟させてからリリースしているのでしょうか・・聞いていないので判りませんが・・。

 色彩も2020年ものらしく、やや濃い目です。この見え方だと13.5度位ありそうな感じに見えますが・・12.5度なんですね・・。エレガントさと適度な凝縮感が同居する味わいです。


 ちなみにこれが12度位まで下がって来ますと・・不思議なんですが、中心点がややボヤけ気味に感じます。でもそれも熟成が進んで来ますと解消されます。

 またこのレ・ロンボワは、ジョアネス・ヴィオロ=ギュイユマールでお馴染みの「クロ・マルタン」直下に接していますので、そのスレンダーさとやや密度の高い感じ、粘土はほんのり感じる程度でそこまで深くない感じが似ている感じもします。

 ユーロが160円にもなり、泣きそうですが・・頑張ってギリギリまで価格を下げてのご案内です。是非ご検討くださいませ。お勧めします!




 以下は以前のレヴューです。
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【ほんの僅かにタイミングは早いですが、12.5度のしなやかで超エレガントなA.C.ブルです!超お勧め!】

 まぁ、「黙ってりゃ売れるのに・・」とは思うんですが、やはりちゃんと書いておかないと・・と思ってしまうんですよね。

「少し早い」

なんて書いた日にゃ、1本も売れないことが今まで何度有ったでしょうか・・。そしていつかお客様の頭からは、そのアイテムは消えてしまうんですね。判っちゃいるんですが、ガッカリさせたくないとも思ってしまう訳です。


 同じアイテムの同じような写真が2枚、アップされていますが、上の写真はA.C.ブルの6月のテイスティング時のもので、下が9月8日です。ほぼ2カ月半~3カ月ほど、開きが有ります。

 何でこんなことになってしまったかと言いますと、他のコラムにも書きましたが、6月のこのワインのテイスティング時に、少し硬さが気になってしまったのが有ったから・・なんですね。

 で、結局のところはその原因が、

「2018年ものは2020年11月のご案内だった」

と言うことに尽きる訳です。あれだけ最初から美味しさ、柔らかさも有ったものが、これだけ変わってしまうのか?・・と言う部分を実地で確かめたかった訳ですね。


 まぁ、1枚目の色合いは、結果を知っている性かもしれませんが、

「ん・・若いなぁ・・」

みたいな感じが見えるでしょうかね。

 2枚目は、

「ん?・・少しくすんだように見えるか?」

 どうでしょうね・・気温差で少し曇ったように見えるだけかもしれませんが、でも1枚目の色合いよりも少し落ち着いて来たようにも感じるかもしれません。


 2019年ものですが、抜栓後30分もしますとだいぶほぐれて来ます。実にいい感じです。でも、直後はまだ少し硬さがあり平板に感じられるかもしれません。

 アルコール度は12.5度で、エレガントで優しく、シミジミ美味しさが伝わってくるかのようです。この位の度数が良いですね~・・ほんのりヴォルネイっぽい感じも出て来ています。

 飲み頃としましては、さっさと飲みたいのでしたら、早めの抜栓でご対応ください。15分~20分位前に抜いておくと、その後の進捗状況が良くなると思います。

 でも「しっかり美味しくなってから飲みたい!」と思われるようでしたら、やはり去年と同じご案内時・・11月になってからが良いかと思います。

 もっと面白いのは、2本ご購入され、1本はさっさと、もう1本は11月になってから・・noisy の嘘を暴くために飲んでみる・・ようなスタンスも有りかと思いますよ。

 本当にワインの味わいは刻々と変化して行きます。数十分の間、数時間でも、そして数日でも数か月でも数年でも・・です。このピノ・ノワールですが、数年寝かせますと、それなりにコクの強い、充実した、粘性のある味わいになると思います・・が、今はおそらくほぼ、「そのケも取れない」と思います。

 これもかなりエレガントで美味しいピノ・ノワールです。是非飲んでみて下さい!お勧めします。

 


 以下は以前のレヴューです。
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【新樽を使わないピュアでナチュラル感の在る明るい美味しさ、ちょっとヴォルネイっぽい深みも有るA.C.ブルです!】

 垢抜けて来ましたね~。実に良い感じです。2017年までは新鮮な美味しさをアピールしてくれていましたが、新鮮なだけ、健康なだけじゃなくて、実物にも陰影がしっかりついて来た・・その上で酸の美味しさをも感じさせてくれる味わいに仕上がった2018年ものです。

 レ・ロンボワはヴォルネイ=サントノーの下方に有るA.C.ブルの畑ですので、結構に綺麗な赤さを呼び起こす粘土がしっかりしているんじゃないかと踏んでいます。これはヴォルネイらしさのひとつで有るとも言えますが、むしろヴォルネイの北の方はやや茶掛った赤で粘性はさほどは強く無く、中央部から赤みと粘性が出始め、ムルソー村の境界辺りから南へ行くほどに強い粘土の影響が出てくるような組成なのかな?・・と思ってます。

 勿論ですがA.C.ブルの畑ですので、村名ほどの複雑性や、一芸に秀でた部分は無いんですが、一緒にご紹介させていただいているムルソー・ルージュとの共通項は結構に大きく感じられます。

 また、新樽を使わずに旧樽仕上げですので、新樽による穏やかな酸化を拒否したピュアな果実と果実酸の美味しさが活き活きと感じられる味わいで、最近のワインファンの好みにも対応して来ているんじゃないかな・・とも思います。

 これ、値段もリーズナブルですし、美味しいと思うんですが、酸の美味しさに目が行かない方には、酸は強めかな?・・と思います。しかし、やはりワインは酸がしっかりしていないと・・そして熟成、時間経過を考えれば、その位じゃないとダメでしょ・・と思われる方には、正にぴったんこな選択になるかと思います。

 ヴォルネイからムルソーに掛けての赤の美味しさの、素直な一面を見せてくれるピノ・ノワールだと思います。是非ご堪能くださいませ。


以下は以前のレヴューです。
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【2017年ものの先駆けですが、滅茶新鮮、滅茶健康的!2017年は2005年の再来か?・・などと先走って言ってしまいそうになりました!】

 出て来ましたね・・A.O.C.表示では無くA.O.P.表示・・・言わば、

「A.O.C.はフランス国内+ユーロ圏以外の外国向け、A.O.P.はユーロ圏向け」

なのかな・・と思います。ユーロは経済的に結びついた国同士の集まりですが、それぞれの国で法律が異なる部分を統一しはじめていますんで、その一環と言って良いと思います。

 で、2016年ものがまだ出揃っていない段階ですが、2017年もののリリースと言うことになり、noisy も幾つか飲み始めています。2017年ものは、

「ぷりっぷりの新鮮果実が健康的であっけらかんとした、ベクトルの向きの良いニュアンス」

がたっぷり感じられる素晴らしいピノ・ノワールでした!・・これは旨いです。


 まぁ、ちょっとしかめっ面をしながらポテンシャルを取りに行く・・と言うような高質さは持ち合わせませんが、ヴォルネイの軽やかな赤い明るさとムルソー北部のややねっとり感のあるやや黒みの有る重厚さの融合した感じ・・難しいでしょうか?・・実にバランス良く、気持ち良く飲めてしまいました。

 2016年ものの量の無さには泣かされ続けています。普通に販売していると、どうやっても・・前年をクリアできません。少しくらいの値上げでは到底追い付かないんですね。なので、ワイン屋的な財務、金銭面はほぼタッチしていない noisy では有りますが、

「ん~・・どうしよっか~・・これで1本開けちゃうとなぁ・・」

と言うことになってしまいがちでは有る訳です。それでも結局開けてしまうパターンが多いですけどね。

 まぁ、この健康的で深い、美しいルビー色を2015年ものの写真と比較していただけましたらご理解いただけるでしょう。粘土だけに陥りがちなムルソー北部、ヴォルネイ最南部の葡萄を見事に仕上げていると思います。ご検討くださいませ!


 以下は以前のレヴューです。
━━━━━
【この2015年ものは昨今の2千円台ACブルゴーニュ赤で白眉です!クリスタルのような透明度の高いミネラリティと美しいチェリー!】
 いや、これは滅茶美味しいです!今飲んでも最高です。それに、リーズナブルで美味しいルイ・ユエランとかロッシュ・ド・ベレーヌのACブルゴーニュ・ピノ・ノワールとは、また違った風情が楽しませてくれます!コンディションの良さもフィネスさんの輸入で信頼でき、これはもう必買でしょう!

 畑はムルソーとヴォルネイに跨る東側に有ります。皆さんも良くご存知のサントノー=デュ=ミリュー、そしてサントノーの下部です。

 つまり、白ワインだと村名に過ぎないムルソーになるのがそれらサントノーでして、ピノ・ノワールだとヴォルネイ1級になるんですよ。

 そしてヴォルネイ側に入ると、このACブルゴーニュのリューディ、レ・ロンボワの上部が、

「村名ヴォルネイ(ルージュ)」「村名ヴォルネイ(ブラン)」「ACブルゴーニュ(赤・白)」

の3(4)種類で分けられるリューディ、「ル・クロ・マルタン」なんですね。


 まぁ、白のル・クロ・マルタン村名は見たことが無いですが・・・何を言いたいかと言うと、


「シャルドネとピノ・ノワールが非常に交錯した地域で、しかも1級からレジョナルまで3段階にもアペラシオンが分かれている」

と言うことなんです。非常に・・面白いです。


 その性なのか、判りませんが、

「クリスタルのような透明なミネラリティが漲り、チェリーやラズベリーをコーティングしているかのような、ハイトーンな表情」

が楽しめるんですね。


 2013年も美味しかったんですが、いや・・この2015年には全く歯が立たないです。

 しかも、白いミネラリティ・・石灰っぽさも無い訳じゃあ無いにせよ、この硬く透明なミネラリティの美しいこと!2013年はもっと白かったと思いますし・・そしてエキスが綺麗に出ていますんで、グラスを振って飛び出して来るアロマの自然さ、ピュアさが滅茶美味しいです!写真の色合いも実に美しいでしょう?


 実は、この赤を飲むまでは、ACブルのシャルドネを推そうと思っていたところ、余りにこちらが旨いので急遽差し替えました。・・いや、白もリーズナブルで非常に美味しいんですが、赤は安いしコンディション良いし、シツコク無いのに美味しさが全面に出て来るので!

 是非これは飲んでみて欲しいと思います。面白いですね!・・ヴォルネイ~ムルソーの間は、色んな風景が見えると思います。一推しです!



 以下は2013年もののレヴューです。
━━━━━
【エレガントで雅なピノ・ノワールです!リーズナブル!】

 シャルドネのおまけのような感じになりがちなムルソーの造り手の赤ワインでは有るんですが、このACブルの畑はヴォルネイにあるようです。レ・ドレソルと言う区画がどこなのかは判らなかったんですが、まず色合いを見ていただくと判りやすいかな?・・と思います。

 透明感が有って、淡い赤紫・・です。このような場合ですと、ヴィンテージ的に熟さなかったり、もしくは、石灰質がとても強かったりすると淡くなってきます。勿論ですが、普通にちゃんと熟した場合が比較の対象です。

 とても良く熟した・・と言う印象では無く、ほぼピッタリのタイミングで収穫されたことが伺える味わいです。しかも、かなり選別したのかな?・・・大変だっただろうな・・と思ってしまいました。

 チャーミングながらも花や果実が有り、非常にドライでピュアな味わいのピノ・ノワールでした。

 ヴォルネイっぽいか?と聞かれても、

「ん~・・ヴォルネイっぽくも感じない」
と思いますし、むしろ、ヴォルネイの中でも、本来ならシャルドネを植えた方が結果が良いような、石灰の強さを持っていると思います。

 その石灰の強い分、華やかでフラワリーなアロマが有り、伸びやかなのでしょう。

 全体のバランスとするとかなりの高得点です。「~に似ている」と言えるような対象が無いのが残念ですが、例えば元ルフレーヴの醸造長でも有ったピエール・モレのブルゴーニュ・ルージュをやや淡く、少し石灰を強くしたようなイメージです。
 まぁ、ピエール・モレは知らない・・と言われてしまうとは思いますが、ネゴスものは「モレ・ブラン」ドメーヌものは「ピエール・モレ」でリリースされ、時にはACブルでも素晴らしい味わいのものをリリースしてきます。日本国内に来るのは???ですが、かなり前にピーター・ツーストラップものを分けてもらって販売し、その品質に皆さん、随分驚かれたと・・記憶しています。

 そんな訳で・・オマケでは無くて、ぜひ飲んでいただきたい、エレガント系のピノ・ノワールでした。何より安いしお奨めします。


 あとの2アイテムは数量の関係で飲めていませんが、ACブルでこれだけ旨いので、まず問題無いと思います。時間と品物の都合が付けば、いずれ飲んでみたいと思っています。

 ムルソーのルージュは、今となっては非常な貴重品です。基本的にムルソー村の低地に植わっているのがムルソー・ルージュですが、ほとんどがシャルドネに植え替えられています。レ・ドレソルというリューディはヴォルネイ側に寄ったところに有り、接してはいませんがサントノー・デュ・ミリューの下部ですから、こちらはキッチリ、「ヴォルネイ」の味わいがするでしょう。サントノー風のトッピングが有ればかなり良いワインになります。珍しいアペラシオンですので、これもワイン会には持って来い!なアイテムです。・・当たらせないため・・です。

 最後のヴォルネイ・シャンパンはご存知ヴォルネイ1級・・村のほぼ中央に構えています。村の真ん中にあるのに何故か・・ヴォルネイと言うよりもポマール的などっしり重量感さえ有る1級で、あまりヴォルネイっぽくないと言うか、多くのヴォルネイのワインのイメージより少し異質かもしれません。まぁ、例外を覚えた方が身につきやすいのは世の常なのかもしれません。

 そんな訳で、全部は飲めていませんが、非常にリーズナブルかと思います。質も良いです。まだ知らない良い造り手がいたのには驚きでした。ブーズロー家は知ってましたが、違う家でしたし・・ぜひ飲んでみてください。