【本当なのか?20hl/ha?・・それでも一番出汁的な気品高い美味しさを、今までに無いほどのしなやかさ、柔らかなテクスチュアで迎えてくれる素晴らしいオート=コートです!】

これは飲んでしまいますね~・・そしてアチコチに書いていますが、今までに無くふわっとした柔らかなテクスチュアが心地良いんですよ。
アロマも実に自然。・・あ、徳丸さんが67号で「うれしくなるようなナチュラル感」と評しているのは、ナチュラルワインとして・・と言うよりも「自然さ」と言う意味だと理解しています。
無駄な力が抜けた感じ、リキミの無さとか、自然体から感じられる気品ある美味しさ・・です。ルイ・ユエラン感、さらに上がってます・・(^^;; まだ帰って来てくれないルイ・ユエランと同様な感じ・・と言ったら判っていただけますでしょうか。2013年までの、本当に鄙びた美味しさを感じさせてくれたルイ・ユエランと、少し強さも有った2014年ものとの中間ぐらい・・です。
そしてやはりこのワインは実にシャンボール的です。瑞々しくも伸びやかで、チェリーの美味しさすら、「一番出汁」です・・(^^;;
いつかきっと、ローラン・ルーミエの時代が来る・・そんなことを夢に描いています。是非飲んでみて下さい。とても美味しいです!
以下は以前のレヴューです。
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【滅茶美味しいです!鉄仮面的にドライなのに繊細な表情で大地の香り、チェリーの純な美味しさをシミジミ感とともに伝えてくれます!】

どうでしょう・・素晴らしい色でしょう?・・そうなんですよ・・オート=コート・ド・ニュイなんですが、非常にシャンボールチックで、非常に冷ややかな印象なのに、エネルギー溢れる味わいなんですね。
透明度が非常に高いガラス系のミネラリティが半端なく、やや冷え気味でサーブしやすい冬場には、そんな印象がしっかり感じられるでしょう。甘みなどは・・全く存在しないに近いです。非常なまでのドライさです。しかしそこからやや朴訥とした、ナイーブながらも多彩な要素の顕現が感じられます。
言ってしまえばルイ・ユエランですね。シミジミと、ジンワリと、優しく侵入してくるエキス系のシャンボール。ルイ・ユエランほどシミジミ感は強く無い・・それは上述のガラスとか、氷と表現したくなるややソリッドで冷ややか感満載のミネラリティが強い訳です。ルイ・ユエランはそこまでそれ系のミネラリティが強い訳では無いんですが、「区分け」をするならかなりルイ・ユエラン的であり、ルイ・ユエランをさらにピュアにした感じ・・と言って良いかもしれません。
この素晴らしい色合いですよ・・これが全てを物語っていると思います。まだまだ若いワインなんですが、これは旨いですね~。惚れちゃいます。クロ=ヴージョの大地のニュアンスをささやかにベースにして、シャンボール系のワインが持ちやすい僅かにワイルドねチェリーの果実を、じんわり、ふんわりと感じさせてくれます。たっぷり楽しめること請け合いです!是非飲んでみてください!お勧めします!
以下は以前のレヴューです。
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【クラシカルな手法の造り手が醸すクラシックな味わい!非常に複雑、格はそこまでないにせよ、エシェゾーっぽくて旨いです!】
こんな感じでグラスの写真を掲載するようになって何年か経過しますが、撮っていて良かったですね。記憶はしていると思っていても、咄嗟の瞬間には、
「・・あれ・・?・・どうだったっけか・・」
と言うことになりかねず、でもこんな写真を年代ごとに追えるようにしてあると・・
「そうそう・・ローラン・ルーミエ2013年は・・そうだったね~・・」
と言えるんですね。
まぁ、そうは言っても写真をテイスティングの度に毎度毎度撮るというのも中々に大変でして、何かが映り込んでしまうからファインダーやモニターを見ながら色々と動かしたり、照度が出ないから角度を変えたり、はたまたテカリでどうにもならないから置く位置をやり直したりと・・。
それに今回は写真を撮るのに使用していた iphone がバグりまくってしまい、住所録が飛んでしまうと言うハプニング!
こうなってしまうと誰にも電話できず、電話が掛かって来ても誰からなのかも判らず・・
「こりゃぁ大変だ!」
とばかりに何とか復旧させようともがく・・> itunes のバックアップで戻す-->戻らない!-->ユーティリティーを使う-->何とか古い住所録で復旧!
と・・何とかなったのは良いのですが、慌てていたために、
「その時のバックアップを取らなかった」
ことが災いし、何と・・
「この1週間のテイスティング時の画像が無い!」
と言うハプニングに追い込まれてしまった訳です。
おまけにitunesによる復旧をしたために、パスワードやらwifiの設定やらが消えてしまって、今度はそれも直さなければならないし・・
「この忙しいのに・・どうなってるんだ!」
と・・悲惨な2日を過ごす羽目になってしまいました。
撮った写真の本体も以前の日付のバックアップの復旧のせいで消えてしまっているものの、何故か「モーメント」の写真は残っておりまして、これが画素数は少ないんですが何とかiphoneより取り出すことに成功!・・で、このローラン・ルーミエのオート=コートの写真が掲載出来ている訳です。まぁ・・良かった良かった!かえって画素数が少ない方が、無駄に画素数の多いオリジナルのものよりも結果が良かったりしています。
2013年、2014年のオート=コートの写真と比べると、やはり、
「より熟した2015年!」
で有ることは一目瞭然ですね。
リアルワインガイド第58号で徳丸さんは、
「豊かで・・甘い・・2014年の方がブルゴーニュらしいが美味しいから良いのだ・・」
のような感じの評価文を掲載されています。
しかしながら・・やはりテイスティングの時期の問題だと思うんですが・・
「全く甘く無い・・非常にドライで複雑・・でも確かに2014年の方がオート=コートらしい」
と言う印象なんですね・・。
まぁ、こんな結果は時期が違う(リアルは2017年4月でほぼ1年近く前)し、その間の瓶熟での変化やロットの問題も有りますので仕方が無いと思うんですが、
「ほんのり・・僅かな甘味が有った方が嬉しい」
と思われていらっしゃる方も多いはずですので、そこは敢えて書かせていただきます・・いや、批判じゃないですからね・・テイスティングの結果として、違う結論が出た事実を書かせていただくと言うことですね。リアルワインガイドだって、2014年も2015年も結局同ポイント、同評価ですから。
で、
「少なくとも noisy が販売するロットは全く甘さとしては感じ無い!」
そして以前は甘味として感じられた要素が有ったかもしれないな・・と言う雰囲気は感じますが、味覚的には非常にドライで乾いた感じがします。礫、石ころが乾いた畑を形成しているのが目に浮かぶよう感じ。2014年ものは確かにシャンボール風な・・そして冷ややかなオート=コートのニュアンスだったんですが、2015年は、
「オート=コートと言うよりもプティ・エシェゾー風な複雑さを持つ」
見事な味わいで、思わず愚息と目を合わせて、
「ん~・・良いんじゃないこれ!・・ちと硬めだけど!」
等と言いあってしまいました。
この乾いた感じは村名シャンボールにも同様に有り、非常に複雑で全く甘く無く、シャンボールの方も2014年がシャンボールらしいミネラリティを発揮していたのに対し、2015年は全然違ってました・・まぁ、その辺はシャンボールのコラムで書きますね。
アロマも唯モノでは無い雰囲気で、こりゃぁ・・飲み頃判断は難しいかもしれないが、ポテンシャルを取りつつ飲める人には、かなり「ウケる」味わいかと判断しました。「2015年ものは通好み」・・と思ってください。
非常に本格的な仕上がりでした。年々少なくなって、ついに1ケースです。お早めにご検討くださいませ。
以下は以前のヴィンテージのレヴューです。
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【非常に・・少ないですが、さすがローラン・ルーミエ!ちゃんと仕上げて来ているようです!】
良い色をしていますね・・。2013年のオート=コートと比較すると、やはり色の付きが良いのが判ります。リアルワインガイド第54号によると、奥さんのコリンヌさんは、
「例年はフィルターしないけど2014年オート=コートだけはフィルターした。長熟用のワインにしたかったから」
とコメントしていたようです。
とは言ってもフィルターを掛けたのが判るような気配はまず有りませんで、いつもの良い年のローラン・ルーミエのオート=コートでした。
まるで奇をてらわず、たっぷりなエキスが浮いた表情などと微塵も見せない落ち着いた表情に、やや黒味の有る小果実の群生、穏やかながらふんわりと漂う、まさにブルゴーニュらしい色気を持つアロマが素晴らしいです。クリストフのワインが直情的・・とさえ思えてしまう・・いや、それも非常に美味しいんですが、時に淡い色合い主体の日本食が多い日本人には、
「・・その辺、どうなん?」
と思ってしまうこともアリです。
2014年ものは2アイテムのみのテイスティングでは有りますが、樽の影響がやや強めかな?・・と思われ、いや、樽の要素が強く出ているのでは無いですよ・・その影響です・・ゆっくりとした酸素接触、酸化をやや促されたキュヴェのように思われ、その辺りが「妖艶さ」に出ていると感じられます。
そして、その「塩梅」が絶妙でして、大抵の場合、香りにその影響が出ているとワイン自体は締まって硬くなることが多いんですが、しなやかさとそこからの変化はリニアに出てきますので、
「ん・・ちと硬いかな・・」
と思わせないんですね。
実はリアルの徳丸さんの言葉にもそれが表れていて、2014年のローラン・ルーミエはほとんどが開いており、美味しいったらない・・と申しております。
ドメーヌ・ジョルジュ・ルーミエの歴史から言えばまだ非常に短い・・とも言えるローラン・ルーミエですが、ルーミエ家らしいみごとなエキスを湛えながらも、クリストフ(ジョルジュ)とは違う、油絵具を使用しない洋画・・・むしろ墨絵のグラデュエーションを感じさせる味わいを造りだし、個性を発揮していると言えます。まぁ・・サンマを食した直後にラズベリーケーキはキツイですよね・・。そんな日本人にピッタリのオート=コートです。お勧めします!旨いです。例年の2割減だそうで・・数量も無いです。お早めにどうぞ。

到着直後なんですが新着のご案内に間に合わないので、強引に飲んでしまいました・・。大抵の場合、そんな無理をすると・・特にこのようなエレガント系のピノ・ノワールは良い顔をしてくれないのが普通ですが・・
「淡い色だがエキス感が物凄い!少し早いものの今飲んでも充分に楽しめる、ローラン・ルーミエらしいエレガントな味わい」
でした!
この夏は異常に暑かったですが、noisy が住む辺りは暑いものの、意外にも湿度が低くて「楽」だったですよ。むしろ最近の方が気温は低いものの、湿度が高くてベタベタして・・もしくは、異常に寒さを感じるほどの気温・・だったりします。
こんな季節は「白ワイン」が旨いですよね。セラーから出して、気温が少しずつ品温が上げてくれて、エキス感が膨張してきて、色んな要素を放出してくれます。
このラ・ポワルロットもそんな高級シャルドネなどに共通なエキスのシッカリ感が有って、果皮の繊細な表現と共に感じさせてくれるので、今の季節にも良いと思います。
しかしながら、2013年・・・異常に少ないです。笑っちゃうほど・・です。noisy
が分けて貰った数量が一番多いそうですんで・・何だかな~・・です。
本当は2013年ブルゴーニュ、かなり心配していたんですが、noisy が通常扱っているアイテムはどれも非常に旨いですし、メオ=カミュゼ・フレールも・・素晴らしい出来です。早い段階で完売が予想されますので、お早めにご検討くださいませ。