
例えば、海外メディアの情報を得ようと様々なページを検索したところで、ローラン・ルーミエのワインの評価情報はまず・・出て来ません。価格くらいでしょうか。
例えば、ローラン・ルーミエのボンヌ=マールは、フランス国内では通常23000円位・・タックス込みです。それが香港辺りになると、タックスを別にしてそれに毛が生えた位、日本では代替30000円+アルファ+タックスほどかと思われます。以前、香港は税率が滅茶高かったので、Noisy wine も香港の方の需要が結構ありました。今は・・いや、某大陸の国からのサーバー攻撃が半端無いので、当ページにはアクセスできないようにしているのも有り、非常に静かで反応は有りません。
そもそも某大陸の国が、ブルゴーニュワインの美味しさに気付いてしまったのをきっかけに、価格が暴騰してしまっています。本当に困ったものです。
それに加え、以前は全くノーマークだった「エレガント系」「シミジミ系」「エキス系」のブルゴーニュワインにも、何と高いポイントが付くようになって来ているんですね。ヴァーゼンハウスが良い例です。まぁ、ヴァーゼンハウスはそもそも、始まった当初から騒がれてはいただけに、意味合いは少し違うかもしれません。それでも、リリースされたファーストヴィンテージが届き、彼らもテイスティングしたはずなんですね。それでも彼らは「口を噤んでいた」はずで・・きっと届いたワインのナーバスさに尻込みしていたに違いないと思っています。もっとも3カ月も瓶熟させたら、その本当の姿を見たはずです。
前述の、ローラン・ルーミエの海外メディア評価が見当たらない・・と言うのは、「彼らが色んな意味でまだ辿り着いていない」だけで有って、影響力の有る誰かが一旦、目を付けたらもう・・とんでもないことになってしまうでしょう。
2018年もののシャンボール=ミュジニー・プルミエ・クリュですが、良い色をしていますでしょう?・・思い切り接写してみました。
で、どうでしょうね・・noisy 的には、
「閉じている感じも写っている・・ようにも見える」
んですが・・。どこかに少しでも、「はっちゃけた感じ」が見えるのでしたら、表情拡大時期にいるとも思えますが、少なくとも2018年の収穫もの(2018年9月頃収穫)で、2021年8月後半のテイスティングでちょうど3年と言うことを考え併せれば、そんな印象は正しいと思えてしまいます。noisyにはローラン・ルーミエ節満載で今でも充分に美味しいんですけどね。
村名シャンボール同様、シミジミ系ですが1級もののブレンドだけあって、キュッと締まった果実のニュアンスからこぼれてくる繊細な表情や、果実表現の高質さが感じられます。タイミング的に、「ちょっと締まって来ている感」は有り、中盤以降の膨らみの変化スピードが緩い現状を感じます。ですので・・いや、このクラスをさっさと開けてしまうのはnoisy位でしょうが、少し休息させてからゆっくり楽しむのが良いと感じます。
1級畑レ・ノワロ、レ・グリュアンシェル、レ・グロゼイユをブレンドした希少なワインです。ご検討くださいませ。
以下は以前のレヴューです。
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【結構にレアです。】 レ・ノワロ、レ・グリュアンシェル、レ・グロゼイユをブレンドした1級です。毎年日本に入ってくる訳では無いので、ある意味1級のレ・シャルムより貴重では有ります。
リアルワインガイド第67号は、価格がより高い1級レ・シャルムと全く同じ評価でポテンシャル92ポイント。
実は・・この辺の所有関係が面白くて、北から南にレ・ノワロ、レ・グリュアンシェル、レ・グロゼイユとローランの所有、さらにその南のレ・コンボットをクリストフが所有、さらに南に連なるレ・シャルムをローランが所有・・と、まるでジグソー・パズルが見事に完成する訳ですね。
その上で、クリストフは斜面上部のレ・クラ(レ・フュエの南)を所有している・・そんな感じになっています。ご検討くださいませ。
以下は以前のレヴューです。
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【余り入ってくることのないシャンボールのプルミエです!】 1級のレ・シャルムはほぼ毎年リリースされていますが、3つのリューディのブレンドものの「プルミエ・クリュ」は余り見ないですよね・・。2012年に初登場、たった3樽しかないんですよね。
リアルワインガイド第54号は91 92、 今~2036 と言う高評点で「今でも美味しく飲める」と絶賛しています。
何せ数が少ないので難なんですが、1級レ・シャルムと変わらない評価(レ・シャルムは91+ 92+)で、価格がかなりリーズナブルなことも有り、ぜひお勧めしたいところです。
まだ海外のメディアはローラン・ルーミエには目を付けていませんが、
「これだけ日本食が全世界で受けていて、ローラン・ルーミエが支持されない訳が無い」
ことに気付いてしかるべきです。
まぁ、ワインの世界に住む海外の人間がまだ気付いていないからこそ、このようにリーズナブルなプライスなんだとは言えます。気付いてしまったら、「あっ」という間に1.5倍には成ってしまいますし、正規品以外はとんでもない価格になってしまうます。あのフーリエだって2004年もの村名は、noisy のところも4000円で販売していました。それも正規で今や1万円超えです。海外のネゴシアンから購入すると2万超えですし、クロ・サン=ジャックは10万を超えてしまいます。国内で販売するより海外に持って行った方が利益になるって・・何か変ですが、そんなことをしてしまったらただの悪徳商人ですよね。でも結構・・いや、やめておきます。ただ、これほどエキシーで豊かなシャンボールを造る人を他に知らない・・とだけ言っておきます。是非ご検討ください。レアワインです。
以下は2013年以前のコメントです。
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どうにもならんものはどうにもならんので・・飲んでいません。リアルワインガイドの第50号でしっかりテイスティング出来ているようですので、参考にさせていただきました。
2013年は非常にフルーティな仕上がりになったようで、決して無理をせず、ナチュラルに造ったと言う事かと思います。(ちなみにリアルはオート=コート88 88+ 今~2025 と、前年以上の評価でした。)
シャンボール村名は90 90+ 今~2028 と言う評価。昨年の2012年のご案内の時にはシャンボールを飲んでいますが、リアルの評価的には上を行っているようです。
シャンボール1級レ・シャルムはさすがの91 92 2016~2036。村名とはたった1.5点しか変わらない・・と思うかもしれませんが、この差は非常に大きいんですね。一緒に飲めば「格の違い」をまざまざと見るはずです。極少量です。
クロ=ヴージョは92+ 93+ 2019~2040。2012年は93 94 と言うものだったので、ほぼ同格でしょうか。確かにこのワイン、4~5年経つと激変します。
ボンヌ=マールは93 94 2018~2040 とさすがにトップの評価です。4~5年で一旦飲めるようになるかとは思いますが、しかし硬いと思いますよ。飲み頃はずっ~~~~~~~~~と・・先のはずです。このワインに関しましては申し訳有りませんがセットを組ませていただきました。
余りに無いのでこれしか書きようが無いですね。すみません・・ご検討くださいませ。
以下は以前のコメントです。
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【クロ・ヴージョとはかなり違います・・・】
飲むだけならば良いけれど、シャンボールのワインのテイスティングをして、それも評価や「あんちゃらなんちゃら」とご尤もな意見をするならば・・いや、ついついしてしまうものなんだが、実は本当に注意しなくてはいけない。非常に慎重に細心の注意を普Eってするべきだし言うべきだ。他の村のピノと同様に安易に果実味の強さで判断してはいかんのですね。それは何故か。
いつも言っているように、それはシャンボール特有の強いミネラリティにある。シャルドネで言えばムルソーみたいなもの。滅茶苦茶強いミネラリティに要素は閉じ込められ、飲むタイミングによっては、全てをコーティングしてしまっている。数日後には・・
「・・あれ?・・・同じワインか?」
「・・・前に飲んだのは個体差で悪かったのかな?」
などと、勝手な理由をつけて自分を納得させてしまう。そして判断の悪循環に入る。リリース近辺にしか感じることの無い果実味の強い(やや甘い)ワインを素晴らしいシャンボールだと・・
「勘違いしてしまう。」
しかしながらそこに「気まぐれ型八方超絶すっぴん美人」たるシャンボール=ミュジニー・ワインの本質は無い。
>開けてみて、
「あれ?硬いかな?ちょっと酸が強いけど・・」
そう思ったなら様子を見つつも、その日はコルクを戻して翌日、翌々日・・・、もしくは1週間後に再度トライしてみよう。ビックリするほど違うはず・・。だからnoisyはシャンボールのテイスティングには慎重だ。散々痛い目に遭って来たから安易な判断などはできない。とても難しいが・・とても楽しく、程よく熟しこちらを向いてくれている超絶すっぴん美人のシャンボールほど素晴らしいものは無いと言える程だ。
シャンボールは、まともな生産者のものは、
「村名でさえ50年持つ」と思っていたほうが良い。1級ならなおさらである。
村名シャンボールの方は、ジョルジュ(クリストフ)・ルーミエが真っ赤な果実が中心の所、ローラン・ルーミエは赤に黒が混じる果実が中心です。滋味深く、しっとりしていて、石灰系のミネラルを充分に含んだ華やかなワインです。翌日~翌々日には閉じる方向に向いますが今飲んでもとてもしっとりして美味しい!リアル43号は89+90+ 今~2028。一推しです!
1級レ・シャルムは今飲まないほうが良いでしょう。最低4~5年必要です。 クロ・ヴージョがとても美しい土のニュアンスをしっかり感じさせるのと対照的に、石灰土壌の石と土を感じさせてくれます。これも今飲んでも美味しいですし、長期に渡り貯蔵もOKでしょう。実はこれも・・・少なくって御免なさい!リアル43号の評価は91 92 2016~2036でした。お早めにどうぞ!
Chambolle-Musigny エキス的、とても洗練されたワインです。
黒を含んだ赤の色合いで、均整のとれた緻密さ、重くないけども積層的な密度のある味わい。
ふんわりと香ってくる健全な果実とミネラルのあいまった香り。
豊富な酸やタンニンのひっかかりが無く、まとまっています。
ルイ・ユエラン、ジャンニアールのシャンボールと比べると層の厚さは数段上という風に思います。
またとてもナチュラルな滋味が感じられ、深い奥行き、落ち着きが感じられます。
恐らくクローズ期に入る前にできたテイスティングでしたが、じっくり味わいたいワインでありながら、スル―っと入るワインでしたのでさっさとなくなってしまいました。
ナチュラルな滋味深い味わいと綱渡りのような絶妙なバランス感覚が秀逸なワインです。
これはちょっとハマる味わいですね。。。