● 久し振り・・と言うか、ご紹介したことは無かったかもしれません。(出来たらそのうちに昔の奴を・・ご紹介しますね。)長熟型、大樽系バローロの大家、バルトーロ・マスカレッロのご紹介です。

バルトロ・マスカレッロは、ランゲ地方のみならずイタリアのワイン界の中でもカリスマ的な個性を放つ1人であったが2004年に夭逝。娘のマリアテレーザは父の教えの通り、バローロの伝統的なスタイルにこだわり続けている。
カンヌービ、サン・ロレンツォ、ルーエ、ロッケという4つの異なる特性を持つクリュで収穫されたネッビオーロを混醸し、単一のバローロを造る。
厳選されたブドウ、長期間のマセレーションと大樽による熟成を経た彼らのバローロは、長期熟成に耐えうる酒躯を持つに至る。ドルチェットには一次醗酵後、ネッビオーロのヴィナッチャでリッパソを行い、ドルチェットに欠ける要素を補うという伝統的な手法をいまだに採用している。